JP3176132U - 自転車の補助装置 - Google Patents

Abstract

【課題】自転車の補助装置の提供。
【解決手段】自転車の補助装置は、押圧手段と該押圧手段と自転車の間に枢接された連動機構とを包含し、該押圧手段は自転車の両側において一つが上に、もう一つが下に設けられ、常態で両側の押圧手段がそれぞれ自転車の騎乗者の両足の大腿裏側の筋肉を押圧し、並びに該連動機構の第１回転軸、第２回転軸及び連接棒セットが、騎乗者の両足の上下の自転車漕ぎ動作に組み合わされ、大腿裏側の筋肉を押圧し、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を減らし、且つ大腿裏側に発生する動作エネルギーを受け止め、騎乗の速度と耐力を増加させられる。
【選択図】図１

Description

本考案は一種の補助装置に係り、特に一種の、自転車漕ぎの動作に組み合わされて大腿裏側筋肉を押圧し、並びに順方向に大腿の押下と小腿の踏込み動作に同時に組み合わされ、これにより大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を軽減すると共に、前進動力を増す自転車の補助装置に関する。

一般に自転車は交通ツールであるほか、運動ツールの機能も有している。これにより、深く大衆に好まれている。自転車は両足で上下にペダルを踏むことで、チェーンを介して車輪を回転させ、自転車が前進する。このような加力方式において、騎乗者は大腿前部筋肉（大腿四頭筋）と小腿筋肉群の運動量が最大となり、相対的にこれらの筋肉群は長時間の運動で疲労を発生し、直接に騎乗者の耐久力と速度に影響が生じる。

周知のとおり、大腿筋肉群は人体の最も有力な筋肉の一つであり、もし自転車漕ぎの過程で、大腿裏側の筋肉を押圧すれば、騎乗者が大腿前部筋肉と小腿筋肉に発生する疲労を軽減するのを助け、並びに余分の動力を発生できる。これを鑑み、本考案者は本考案を創作するに至った。

本考案の主要な目的は、一種の自転車の補助装置を提供することにあり、該補助装置は自転車漕ぎの動作に組み合わされて大腿裏側筋肉を押圧し、これにより、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を軽減し、且つ両足の上下の自転車漕ぎ動作の過程で、順方向に同時に大腿押下げと小腿踏込みの動作に組み合わされ、前進動力を増加し、これにより、騎乗者に発生する疲労感を減らし、並びに騎乗の速度と耐力を増加する。

上述の目的を達成するため、本考案の自転車の補助装置の主要な特徴は、該補助装置が押圧手段と該押圧手段と自転車の間に枢接された連動機構とを包含し、該押圧手段は自転車の両側において一つが上に、もう一つが下に設けられ、常態で両側の押圧手段がそれぞれ自転車の騎乗者の両足の大腿裏側の筋肉を押圧し、並びに該連動機構の第１回転軸、第２回転軸及び連接棒セットが、騎乗者の両足の上下の自転車漕ぎ動作に組み合わされ、大腿裏側の筋肉を押圧し、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を減らし、且つ大腿裏側に発生する動作エネルギーを受け止め、騎乗の速度と耐力を増加させられる。

上述の主要な特徴において、該連接棒セットは、３連接棒セットとされ、第１支持棒、第２支持棒及び第３支持棒を包含し、該第１支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は、自転車のクランクに接近するペダルの軸棒の一端に枢接され、該第２支持棒の一端は同様に該第１回転軸に枢接され、他端は該第２回転軸に枢接され、該第３支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は該押圧手段に枢接される。

本考案の自転車の補助装置の別の特徴は、該連動機構がさらに伝動軸及び２対の傘歯車を具備し、該２対の傘歯車は、それぞれ該第２回転軸とフライホイール軸間に取付けられ、該第１回転軸と該第２回転軸はそれぞれ該連接棒セットに枢接されることにある。

上述の主要な特徴において、該連接棒セットは、２連接棒セットとされ得て、第１支持棒と第２支持棒を具え、該第１支持棒の両端が該第１回転軸と第２回転軸に枢接され、該第２支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は該押圧手段に枢接される。

本考案の自転車の補助装置のまた別の特徴は、該連動機構がさらに伝動軸と２対の傘歯車を具え、該２対の傘歯車は該第２回転軸と該自転車の後輪伝動軸間に取付けられ、該第１回転軸、第２回転軸はそれぞれ該連接棒セットに枢接される。

本考案は、一種の自転車の補助装置を提供し、該補助装置は自転車漕ぎの動作に組み合わされて大腿裏側筋肉を押圧し、これにより、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を軽減し、且つ両足の上下の自転車漕ぎ動作の過程で、順方向に同時に大腿押下げと小腿踏込みの動作に組み合わされ、前進動力を増加し、これにより、騎乗者に発生する疲労感を減らし、並びに騎乗の速度と耐力を増加する。

本考案の補助装置の第１実施例を示し、該補助装置が自転車に取付けられた状態を示す。 本考案の補助装置の第１実施例の動作を示す側面図である。 本考案の補助装置の第１実施例の動作を示す側面図である。 本考案の補助装置の第１実施例の、騎乗者の両腿が押圧手段に置かれた状態を示す。 本考案の補助装置の第２実施例を示し、該補助装置が自転車に取付けられた状態を示す。 本考案の補助装置の第２実施例の動作を示す側面図である。 本考案の補助装置の第２実施例の動作を示す側面図である。 本考案の補助装置の第２実施例の、騎乗者の両腿が押圧手段に置かれた状態を示す。 本考案の補助装置の第３実施例を示し、該補助装置が自転車に取付けられた状態を示す。 本考案の補助装置の第３実施例の動作を示す側面図である。 本考案の補助装置の第３実施例の動作を示す側面図である。 本考案の補助装置の第３実施例の、騎乗者の両腿が押圧手段に置かれた状態を示す。

図１から図４を参照されたい。これらは本考案の補助装置の第１実施例を示す。図１に示されるように、本考案の補助装置は、一般の自転車に取付けられて使用され（三輪車及び其の他のペダリングを動力とする機械、運動器材などにも取付け可能である）、一般の自転車は、フレーム１０、二つのペダル２、二つのクランク３、フライホイール軸４、スプロケット５、チェーン６、後輪軸７等の構成部品を包含する。

図示されるように、本考案の補助装置は、押圧手段８、９及び該押圧手段と自転車１の間に枢接された連動機構を包含する。そのうち、該押圧手段８、９は一つが上に、一つが下に、自転車１のフレーム１０両側に、並びに自転車のサドル１１付近に位置し、腿に快適な感覚を与える材料で製造され、その形状及び大きさは腿の裏側の曲線に合わせて設計され、半分腿を被覆する形式とされ、良好な加力と動作方式を形成する。

該連動機構は該押圧手段８、９と自転車１の間に枢接され、第１実施例中、該連動機構は、第１回転軸８２、９２、第２回転軸８４及び第１支持棒８５、９５、第２支持棒８３、９３及び第３支持棒８１、９１を包含する。該第１支持棒８５、９５の一端は該第１回転軸８２、９２に枢接され、他端は該クランク３に接近するペダル２の軸棒２１の一端に枢接される。該第２支持棒８３、９３の一端は該第１回転軸８２、９２に枢接され、他端は該第２回転軸８４に枢接され、該第３支持棒８１、９１の一端は該第１回転軸８２、９２に枢接され、他端は該押圧手段８、９に枢接される。

説明をしておくべきことは、第１支持棒８５、９５と第２支持棒８３、９３の合計の長さは該第２回転軸８４からペダル２までの距離より大きく、ゆえに、該第１支持棒８５、９５と第２支持棒８３、９３は該ペダル２と同時に運動を行うことができ、該ペダル２が円周運動を行う時に、第１支持棒８５、９５と第２支持棒８３、９３は十分に上下運動を行える。

上述の構造のほか、該押圧手段８、９と該連動機構の間は、実施上、さらに調整装置が設けられてもよく、これにより、該押圧手段が方向と高さの調整機能を具備するものとされる。本実施例について言うと、該第３支持棒８１、９１は長さ、高さ、及び角度がいずれも調整可能な構造に設計され得て、且つ、該第１支持棒８５、９５と第２支持棒８３、９３もまた長さを調整可能な設計とされ得て、これにより、該押圧手段が十分に大腿裏側中心部分から臀部接近位置或いは膝裏位置までの任意の位置に調整可能で、これにより異なる体型の騎乗者に対応する。

上述の構造により、一旦騎乗者が自転車に座ると、両足の大腿裏側がそれぞれ該押圧手段８、９上に置かれる。騎乗者の両足が上下にペダリングすると同時に、該第１支持棒８５、９５、第２支持棒８３、９３、及び第３支持棒８１、９１が大腿押下と小腿踏込みの動作に合わせて動作し、該押圧手段８、９を上下に同時に動作させる。こうして、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を軽減し、且つ十分に騎乗の速度と耐力を増加することができる。

図５から図８は本考案の補助装置の第２実施例であり、本実施例の該補助装置は、同様にフレーム１０’、二つのペダル２’、二つのクランク３’、フライホイール軸４’、スプロケット５’、チェーン６’、後輪軸７’等を包含する一般の自転車に取付けられ、該補助装置は、同様に、押圧手段８’、９’及び該押圧手段と自転車１’の間に枢接された連動機構を包含する。そのうち、該押圧手段８’、９’は一つが上に、一つが下に、自転車１’のフレーム１０’両側に、並びに自転車のサドル１１’付近に位置する。

該連動機構は、第１回転軸８２’、９２’、第２回転軸８４’のほか、さらに伝動軸８５’及び２対の傘歯車８５１’、８５２’、第１支持棒８３’、９３’、第２支持棒８１’、９１’を包含する。

そのうち、該伝動軸８５’はフレーム１０’内部に取付けられ、該２対の傘歯車８５１’、８５２’は、それぞれ該第２回転軸８４’の一端とフライホイール軸４’の一端に取付けられ、該第１回転軸８２’、９２’、第２回転軸８４’はそれぞれ第１支持棒８３’、９３’、第２支持棒８１’、９１’に枢接され、該第１支持棒８３’、９３’の両端はそれぞれ該第１回転軸８２’、９２’と第２回転軸８４’に枢接され、該第２支持棒８１’、９１’の一端は該第１回転軸８２’、９２’に枢接され、他端は該押圧手段８’、９’に枢接される。

このような構造により、一旦騎乗者が自転車に座ると、両足の大腿裏側筋肉がそれぞれ該押圧手段８’、９’上に置かれ、騎乗者の両足が上下にペダリング動作を行うと同時に、該第１支持棒８３’、９３’、第２支持棒８１’、９１’及び伝動軸８５’、及び２対の傘歯車８５１’、８５２’が大腿押下と小腿踏込みの動作に合わせて動作し、該押圧手段８’、９’を上下にペダル２’と同時に動作させ、こうして、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を減らし、且つ騎乗の速度と耐力を増加する。

続いて図９から図１２の本考案の第３実施例を参照されたい。本実施例の該補助装置は、同様にフレーム１０”、二つのペダル２”、二つのクランク３”、フライホイール軸４”、スプロケット５”、チェーン６”、後輪軸７”等を包含する一般の自転車に取付けられ、該補助装置は、同様に、押圧手段８”、９”及び該押圧手段と自転車１”の間に枢接された連動機構を包含する。そのうち、該押圧手段８”、９”は一つが上に、一つが下に、自転車１”のフレーム１０”両側に、並びに自転車のサドル１１”付近に位置する。

該連動機構は、第１回転軸８２”、９２”、第２回転軸８４”のほか、さらに伝動軸８５”及び２対の傘歯車８５１”、８５２”、第１支持棒８３”、９３”、第２支持棒８１”、９１”を包含する。第３実施例の第２実施例との違いは、第３実施例では、一対の該傘歯車８５１”、８５２”が、それぞれ第２回転軸８４”と自転車の後輪伝動軸７１”の間に取付けられたことにあり、該第１回転軸８２”、９２”、第２回転軸８４”はそれぞれ第１支持棒８３”、９３”、第２支持棒８１”、９１”に枢接され、該第１支持棒８３”、９３”の両端はそれぞれ該第１回転軸８２”、９２”と第２回転軸８４”に枢接され、該第２支持棒８１”、９１”の一端は該第１回転軸８２”、９２”に枢接され、他端は該押圧手段８”、９”に枢接されている。

このような構造により、一旦騎乗者が自転車に座ると、両足の大腿裏側筋肉がそれぞれ該押圧手段８”、９”上に置かれ、騎乗者の両足が上下にペダリング動作を行うと同時に、該第１支持棒８３”、９３”、第２支持棒８１”、９１”及び伝動軸８５”、及び２対の傘歯車８５１”、８５２”が大腿押下と小腿踏込みの動作に合わせて動作し、該押圧手段８”、９”を上下にペダル２”と同時に動作させ、こうして、大腿前部筋肉と小腿筋肉の負担を減らし、且つ騎乗の速度と耐力を増加する。

総合すると、本考案の自転車の補助装置は確実に予期された本考案の目的を達成し、実用新案登録の要件を具備する。しかし、以上述べたことは、本考案の実施例にすぎず、本考案の実施の範囲を限定するものではなく、本考案の実用新案登録請求の範囲に基づきなし得る同等の変化と修飾は、いずれも本考案の実用新案登録請求範囲のカバーする範囲内に属するものとする。

１ 自転車
１０ フレーム
２ ペダル
３ クランク
４ フライホイール軸
５ スプロケット
６ チェーン
７ 後輪軸
８、９ 押圧手段
１１ サドル
８２、９２ 第１回転軸
８４ 第２回転軸
８５、９５ 第１支持棒
８３、９３ 第２支持棒
８１、９１ 第３支持棒
８２、９２ 第１回転軸
２１ 軸棒
８４ 第２回転軸
１’ 自転車
２’ ペダル
３’ クランク
４’ フライホイール軸
５’ スプロケット
６’ チェーン
７’ 後輪軸
８’、９’ 押圧手段
１０’ フレーム
１１’ サドル
８２’、９２’ 第１回転軸
８４’ 第２回転軸
８５’ 伝動軸
８５１’、８５２’ 傘歯車
８３’、９３’ 第１支持棒
８１’、９１’ 第２支持棒
１” 自転車
２” ペダル
３” クランク
４” フライホイール軸
５” スプロケット
６” チェーン
７” 後輪軸
８”、９” 押圧手段
１０” フレーム
１１” サドル
８２”、９２” 第１回転軸
８４” 第２回転軸
８５” 伝動軸
８５１”、８５２” 傘歯車
８３”、９３” 第１支持棒
８１”、９１” 第２支持棒
７１” 後輪伝動軸

Claims (9)

1. フレーム、二つのペダル、二つのクランク、フライホイール軸、スプロケット、チェーン、後輪軸を具えた自転車に取り付けられる自転車の補助装置において、
   自転車の両側において一つが上に、もう一つが下に、並びに自転車のサドル付近に位置するように設けられた押圧手段と、
   連動機構であって、該押圧手段と該自転車の間に枢接され、第１回転軸と第２回転軸及び連接棒セットを包含し、該第１回転軸と該第２回転軸はそれぞれ該連接棒セットに枢接され、該連接棒セットの少なくとも一端は該第１回転軸に枢接され、他端は大腿が押下げ小腿が踏み込む動作行程の自転車付近のアセンブリに枢接された上記連動機構と、
   を包含し、騎乗者が自転車に乗る時、両足の大腿裏側筋肉がそれぞれ該押圧手段上に置かれ、騎乗者の両足のペダリング動作により、該連接棒セットが大腿押下と小腿踏込み動作に合わせて動作し、該押圧手段を上下に同時に動作させ、これにより、大腿後部筋肉と小腿筋肉の負担を減らし、且つ騎乗の速度と耐力を増すことを特徴とする、自転車の補助装置。
2. 請求項１記載の自転車の補助装置において、該連接棒セットが３連接棒セットであり、第１支持棒、第２支持棒及び第３支持棒を包含し、該第１支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は、自転車のクランクに接近するペダルの軸棒の一端に枢接され、該第２支持棒の一端は同様に該第１回転軸に枢接され、他端は該第２回転軸に枢接され、該第３支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は該押圧手段に枢接されることを特徴とする、自転車の補助装置。
3. 請求項１記載の自転車の補助装置において、該連動機構がさらに伝動軸及び２対の傘歯車を具備し、該２対の傘歯車は、それぞれ該第２回転軸とフライホイール軸間に取付けられ、該第１回転軸と該第２回転軸はそれぞれ該連接棒セットに枢接されたことを特徴とする、自転車の補助装置。
4. 請求項３記載の自転車の補助装置において、該連接棒セットは、２連接棒セットとされ、第１支持棒と第２支持棒を具え、該第１支持棒の両端が該第１回転軸と第２回転軸に枢接され、該第２支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は該押圧手段に枢接されたことを特徴とする、自転車の補助装置。
5. 請求項１記載の自転車の補助装置において、該連動機構がさらに伝動軸と２対の傘歯車を具え、該２対の傘歯車は該第２回転軸と該自転車の後輪伝動軸間に取付けられ、該第１回転軸、第２回転軸はそれぞれ該連接棒セットに枢接されたことを特徴とする、自転車の補助装置。
6. 請求項５記載の自転車の補助装置において、該連接棒セットは、２連接棒セットとされ、第１支持棒と第２支持棒を具え、該第１支持棒の両端が該第１回転軸と第２回転軸に枢接され、該第２支持棒の一端は該第１回転軸に枢接され、他端は該押圧手段に枢接されたことを特徴とする、自転車の補助装置。
7. 請求項１記載の自転車の補助装置において、該第１支持棒と該第２支持棒の長さの総和は該第２回転軸からペダルまでの距離より大きく、これにより、該第１支持棒と該第２支持棒が該ペダルと同時に動作を行なえ、すなわち該ペダルが円周運動を行う時に、該第１支持棒と該第２支持棒が十分に上下運動を保持できることを特徴とする、自転車の補助装置。
8. 請求項１記載の自転車の補助装置において、該押圧手段は人の腿に快適な材料で製造され、その形状及び大きさは腿の裏側の曲線に合わせて設計され、半分腿を被覆する形式とされることを特徴とする、自転車の補助装置。
9. 請求項１記載の自転車の補助装置において、該第１支持棒と該第２支持棒は長さが調整可能とされ、これにより該押圧手段が臀部接近位置から膝裏位置までの間の任意の位置に調整可能とされて、異なる体型の騎乗者に対応することを特徴とする、自転車の補助装置。

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