JP3176022B2 - 超音波距離計 - Google Patents

超音波距離計

Info

Publication number
JP3176022B2
JP3176022B2 JP15801395A JP15801395A JP3176022B2 JP 3176022 B2 JP3176022 B2 JP 3176022B2 JP 15801395 A JP15801395 A JP 15801395A JP 15801395 A JP15801395 A JP 15801395A JP 3176022 B2 JP3176022 B2 JP 3176022B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
ultrasonic sensor
case body
transmission
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15801395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH095427A (ja
Inventor
康治 松井
純 多保田
慶一 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP15801395A priority Critical patent/JP3176022B2/ja
Priority to US08/668,386 priority patent/US5907521A/en
Publication of JPH095427A publication Critical patent/JPH095427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3176022B2 publication Critical patent/JP3176022B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送信用及び受信用超音波
センサを備えてなる超音波距離計に係り、詳しくは、送
信用超音波センサから受信用超音波センサへと伝わる直
達波の影響を抑制するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の超音波距離計として
は、実開平1−158987号公報で示されているよう
に、被検知物体に向かって超音波を送信する送信用超音
波センサと、被検知物体によって反射された反射波を受
信する受信用超音波センサと、同一表面側に離間して配
置された両超音波センサを一体的に収納して保持する樹
脂製のケース体とを備えて構成されたものがある。そし
て、この超音波距離計では、送信用超音波センサで生じ
た機械的な振動がケース体内部を通ったうえで受信用超
音波センサに対して直接的に伝わることに伴う影響、い
わゆる直達波の影響が受信用超音波センサにおいて生じ
るのを防止すべく、振動を減衰させるための迂回路とな
る凹部をケース体内部の送信用超音波センサ及び受信用
超音波センサ間に予め形成しておくことが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来例
構成とされた超音波距離計を水がかかる環境下で使用し
た際には、ケース体に形成された凹部の内部にまで水が
侵入し、かつ、この凹部が水でもって閉塞されることが
起こるため、振動を減衰させることができなくなり、受
信用超音波センサにおいて直達波の影響が生じてしま
う。すなわち、水の侵入によって振動を減衰させること
ができなくなるのは、ケース体を構成する樹脂の音響イ
ンピーダンスが1.7×106Kg/m2s程度であるの
に対し、水が1.4×106Kg/m2s程度の音響イン
ピーダンスを有しているためである。また、超音波距離
計の組み立て時に用いられる接着剤がケース体の凹部内
に侵入したうえで固化することもあり、凹部を形成して
おいただけでは直達波の影響を抑制することができない
のが現状であった。
【0004】本発明は、これらの不都合に鑑みて創案さ
れたものであって、直達波の影響が生じることを確実に
抑制し得る超音波距離計の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波距離計
は、送信用超音波センサ及び受信用超音波センサと、こ
れらの超音波センサを保持するケース体と、ケース体の
両超音波センサ間であって超音波センサの振動面側に形
成された凹部に設けられた、独立した気泡を含んだ第1
の発泡部材と、送信用超音波センサ及び受信用超音波セ
ンサのケース体内部に保持された部分それぞれの周囲を
も包み込んでいる独立した気泡を含んで作製された第2
の発泡部材とを備え、送信用超音波センサ及び受信用超
音波センサの整合層部分がケース体の表面から外部に突
出してなる超音波距離計であって、ケース体の両超音波
センサ間には外部に向かって突出してなる突起部が設け
られ、第1の発泡部材が突起部内に挟み込こまれている
ことを特徴している。
【0006】
【作用】本発明によれば、独立した気泡を含んで作製さ
れた第1の発泡部材を送信用及び受信用超音波センサ同
士の間に介装しているので、この第1の発泡部材が送信
用超音波センサの機械的な振動を減衰させる迂回路とし
て作用する結果、ケース体内部を伝わる直達波の影響は
確実に抑制されることになる。そして、独立した気泡を
含んでなる第1の発泡部材に対して水や接着剤が侵入す
ることは起こり得ないから、水のかかる環境下での使用
や組み立て時における不都合が発生することもなくな
る。また、送信側超音波センサからケース体内部に対す
る振動伝達のみならず、ケース体内部から受信側超音波
センサへの振動伝達も第2の発泡部材でもって抑制され
る。
【0007】さらに、最も激しく振動する超音波センサ
の整合層部分がケース体の外部に突出しているから、超
音波センサからケース体内部へと伝わる振動が大幅に低
減することになる。そして、ケース体の外部に突出した
送信用及び受信用超音波センサの整合層部分間の振動伝
達、すなわち、空中を通って伝わる直達波までもが突起
部でもって抑制されることになり、直達波の影響をより
一層抑制し得ることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明をより明確に理解するための参
考例(本発明外)と、本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0009】図1は参考例に係る超音波距離計の概略構
成を示す断面図であり、図2は本発明の実施例に係る超
音波距離計の概略構成を示す断面図である。
【0010】参考例及び本発明の実施例に係る超音波距
離計は検知距離範囲が12mm〜30mm程度とされた
ものであり、図1で示すように、被検知物体(図示せ
ず)に向かって超音波を送信する送信用超音波センサ1
と、被検知物体によって反射された反射波を受信する受
信用超音波センサ2と、同一表面側において離間して配
置された両超音波センサ1,2を一体的に収納して保持
する樹脂製のケース体3とを備えている。そして、この
際における送信用及び受信用超音波センサ1,2のそれ
ぞれは、近距離での感度を高めるべく互いのセンサ中心
軸10 ,20 同士が焦点位置L(約17mm)上でもっ
て交差するよう相手方に向かって傾いた姿勢とされたう
えで保持されることになっている。
【0011】また、このケース体3の内部における送信
用超音波センサ1及び受信用超音波センサ2間には、独
立した気泡を含んで作製された板状の発泡部材、例え
ば、密度が0.07g/cm3程度とされた発泡ポリエチ
レンであるところの第1の発泡部材4が設けられてお
り、第1の発泡部材4の一側面はケース体3の表面に露
出している。なお、発泡ポリエチレンの有する音響イン
ピーダンスは、0.2×106Kg/m2s以下である。
さらに、ここでの送信用及び受信用超音波センサ1,2
を構成する整合層部分、すなわち、超音波の送受波面と
なる整合層部分1a,2aの各々はケース体3の表面か
ら外部に突出している。
【0012】さらにまた、これら超音波センサ1,2の
ケース体3内部に保持された部分1b,2bそれぞれの
周囲には、独立した気泡を含んで作製された発泡部材、
つまり第1の発泡部材4と同様の素材を用いて作製され
た第2の発泡部材5が設けられており、これらの部分1
b,2bそれぞれは第2の発泡部材5でもって包み込ま
れている。なお、図中の符号7はケース体3の内部に充
填されたシリコーンゴムなどの充填材、符号8,9は送
信側及び受信側配線用ケーブルであり、送信側超音波セ
ンサ1には送信側配線用ケーブル8が接続され、かつ、
受信側超音波センサ2には受信側配線用ケーブル9が接
続されている。
【0013】以上説明したように、参考例及び本発明の
実施例にかかる超音波距離計では、送信用及び受信用超
音波センサ1,2間に第1の発泡部材4を介装している
ので、この第1の発泡部材4が振動を減衰させる迂回路
として作用することになる。すなわち、送信用超音波セ
ンサ1から出て受信側超音波センサ2に伝わろうとする
振動は、ケース体3及び第1の発泡部材4それぞれの有
する音響インピーダンスが大きく相違しているために
1の発泡部材4を透過せず、図1中の矢印Aで示すよう
に、この第1の発泡部材4を避けるように回り込みなが
ら伝わることになって減衰してしまうのである。なお、
独立した気泡を含んだ発泡部材4に対して、水や接着剤
が侵入し得ないことは勿論である。
【0014】また、超音波センサ1,2のケース体3内
部に保持された部分1b,2bそれぞれを第2の発泡部
材5、つまり第1の発泡部材4とは別の発泡部材5でも
って包み込んでおいた際には、送信側超音波センサ1か
らケース体3内部に対する振動伝達のみならず、ケース
体3内部から受信側超音波センサ2への振動伝達も第2
の発泡部材5でもって抑制されることになる。さらに、
整合層部分1a,2aの各々をケース体3の外部にまで
突出させておけば、これら整合層部分1a,2aが最も
激しい振動を行うのであるから、送信側及び受信側超音
波センサ1,2からケース体3内部へと伝わる振動が大
幅に低減することになる。
【0015】しかしながら、送信用及び受信用超音波セ
ンサ1,2における整合層部分1a,2aをケース体3
の表面から突出させた場合には、これら整合層部分1
a,2a間の空中を通って直達波が伝わることがある。
そして、このような際には、図2で示すような本発明の
実施例に係る構成の採用が有効となる。
【0016】すなわち、この本発明の実施例に係る超音
波距離計は、送信用超音波センサ1及び受信用超音波セ
ンサ2と、同一表面側に離間して配置された両超音波セ
ンサ1,2を保持する樹脂製のケース体3とを具備し、
かつ、送信用及び受信用超音波センサ1,2の整合層部
分1a,2aがケース体3の表面から外部に突出したも
のであり、ケース体3表面における超音波センサ1,2
間には外部に向かって突出してなる突起部10が設けら
れている。そして、この際におけるケース体3内部の送
信用及び受信用超音波センサ1,2間に設けられた第1
発泡部材4の一側面はケース体3の表面から突出した
うえ、突起部10内に挟み込まれている。そこで、この
発明の実施例においては、送信用及び受信用超音波セン
サ1,2の整合層部分1a,2a間における振動伝達、
つまり空中を通る直達波の伝達までもが突起部10でも
って抑制されることになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
独立した気泡を含んで作製された第1の発泡部材を送信
用及び受信用超音波センサ同士の間に介装しているの
で、この発泡部材が振動を減衰させる迂回路として作用
する結果、ケース体内部を伝わる直達波の影響が生じる
ことを確実に抑制することができる。そして、独立した
気泡を含んでなる第1の発泡部材に対して水や接着剤が
侵入することは起こり得ないから、水のかかる環境下で
の使用や組み立て時における不都合が発生することもな
くなる。また、送信側超音波センサからケース体内部へ
と伝わる振動のみならず、ケース体内部から受信側超音
波センサへと伝わる振動をも第2の発泡部材でもって抑
制し得ることになり、直達波の影響が生じることを抑制
することが可能になる。
【0018】さらに、最も激しく振動する超音波センサ
の整合層部分がケース体の外部に突出しているから、超
音波センサからケース体内部へと伝わる振動が大幅に低
減することになる。また、ケース体の外部に突出した送
信用及び受信用超音波センサの整合層部分間の空中を通
って伝わる直達波が突起部でもって抑制されることにな
り、直達波の影響をより一層抑制することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例に係る超音波距離計の概略構成を示す断
面図である。
【図2】本発明の実施例に係る超音波距離計の概略構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 送信用超音波センサ 2 受信用超音波センサ 3 ケース体 4 第1の発泡部材 5 第2の発泡部材 10 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−295983(JP,A) 特開 平5−183996(JP,A) 特開 昭63−13497(JP,A) 特開 平3−264000(JP,A) 実開 平1−158987(JP,U) 実開 昭63−181879(JP,U) 実開 平1−134278(JP,U) 実開 昭55−144481(JP,U) 実公 昭56−18076(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/93 H04R 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用超音波センサ及び受信用超音波セ
    ンサと、これらの超音波センサを保持するケース体と、
    前記ケース体の両超音波センサ間であって超音波センサ
    の振動面側に形成された凹部に設けられた、独立した気
    泡を含んだ第1の発泡部材と、前記送信超音波センサ
    及び受信用超音波センサのケース体内部に保持された部
    分それぞれの周囲をも包み込んでいる独立した気泡を含
    んで作製された第2の発泡部材とを備え、前記送信用超
    音波センサ及び受信用超音波センサの整合層部分がケー
    ス体の表面から外部に突出してなる超音波距離計であっ
    て、前記ケース体の両超音波センサ間には外部に向かって突
    出してなる突起部が設けられ、前記第1の発泡部材が突
    起部内に挟み込こまれている ことを特徴とする超音波距
    離計。
JP15801395A 1995-06-23 1995-06-23 超音波距離計 Expired - Fee Related JP3176022B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15801395A JP3176022B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 超音波距離計
US08/668,386 US5907521A (en) 1995-06-23 1996-06-21 Ultrasonic range finder using ultrasonic sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15801395A JP3176022B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 超音波距離計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH095427A JPH095427A (ja) 1997-01-10
JP3176022B2 true JP3176022B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=15662369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15801395A Expired - Fee Related JP3176022B2 (ja) 1995-06-23 1995-06-23 超音波距離計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3176022B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5332056B2 (ja) * 2008-12-25 2013-11-06 本多電子株式会社 超音波センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH095427A (ja) 1997-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101231868B1 (ko) 초음파 센서
JP2007142967A (ja) 超音波センサ
JP4835366B2 (ja) 超音波センサ
JP2001289939A (ja) 超音波送受信装置及び車両周辺障害物検出装置
KR100946753B1 (ko) 수중 음향센서
JP3991936B2 (ja) 超音波送受波器
JPH10332817A (ja) 超音波振動子およびその超音波振動子を有する超音波センサ
JP3176022B2 (ja) 超音波距離計
JP2001245375A (ja) マイクロホン
JPH09284896A (ja) 超音波送受波器
US20220043147A1 (en) Ultrasonic sensor
JP4131174B2 (ja) 超音波送受波器
JP3528491B2 (ja) 超音波送受波器
JP2001337172A (ja) 超音波検知器
JP2572947Y2 (ja) 車両用超音波送受信装置
JPH099395A (ja) 超音波センサ
JP2659281B2 (ja) 超音波センサ
JPH0453586Y2 (ja)
JPS6349735Y2 (ja)
JPH07318647A (ja) 超音波式対地車速センサ及び超音波発信器
JPS5819907Y2 (ja) 振動ピックアップ型マイクロホン
JP3796969B2 (ja) 超音波センサ
JP7413921B2 (ja) 超音波センサ取付構造
JPH055756Y2 (ja)
JPH02138889A (ja) 超音波送受波器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees