JPH099395A - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

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JPH099395A
JPH099395A JP15801495A JP15801495A JPH099395A JP H099395 A JPH099395 A JP H099395A JP 15801495 A JP15801495 A JP 15801495A JP 15801495 A JP15801495 A JP 15801495A JP H099395 A JPH099395 A JP H099395A
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JP
Japan
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ultrasonic
case body
matching layer
acoustic matching
vibrator
Prior art date
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Pending
Application number
JP15801495A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsui
康治 松井
Jiyun Tahoda
純 多保田
Keiichi Kami
慶一 上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP15801495A priority Critical patent/JPH099395A/ja
Priority to US08/668,386 priority patent/US5907521A/en
Publication of JPH099395A publication Critical patent/JPH099395A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水がかかる環境下で使用する場合であって
も、ケース体内部を伝わる直達波を確実かつ十分に減衰
させることが可能な構成とされた超音波センサの提供を
目的としている。 【構成】 本発明に係る超音波センサは、音響整合層3
及び振動子本体4からなる超音波振動子1と、音響整合
層3の表面のみが外部に露出した超音波振動子1を収納
して保持するケース体2と、このケース体2内部に収納
された超音波振動子1の外周囲を取り囲んで配設された
発泡部材12とを具備しており、この発泡部材12が独
立した気泡を含んだものであることを特徴としている。
なお、この際、超音波振動子1を構成する音響整合層3
のみを、ケース体2の外部に突出させておくことも可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波センサに係り、詳
しくは、超音波振動子の保持構造を改善してケース体内
部を伝わる直達波を減衰させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図示省略しているが、超音波センサのう
ちには、実開平5−74099号公報で示されているよ
うに、音響整合層及び振動子本体からなる超音波振動子
の外周囲をゴムなどの保持部材でもって取り囲んだうえ
で樹脂製のケース体に取り付けた構造を有する超音波セ
ンサ(以下、第1従来例という)があり、この際におけ
る振動子本体は、樹脂からなる音響整合層の裏面に対し
て貼り付けられた圧電振動素子と、圧電振動素子を収納
したうえで音響整合層を支持するアルミニウム製などの
金属筒とを組み合わせたものとなっている。
【0003】あるいはまた、実公平6−22232号公
報で開示されているように、超音波振動子の外周囲と、
この超音波振動子を収納して保持するケース体との間に
発泡性シリコンスポンジ及びエポキシ系などの接着剤を
部分的に配設した構造を有する超音波センサ(以下、第
2従来例という)もある。そして、この超音波センサに
おいては、ケース体の表面に露出した発泡性シリコンス
ポンジの露出面から水分が侵入することを防止すべく、
発泡性シリコンスポンジの露出面に対して防水膜処理を
施すことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの超
音波センサにおける超音波振動子は、圧電振動素子を音
響整合層に貼り付けた構造を有しているのが一般的であ
り、このような構造を採用した際には、超音波が超音波
振動子の全面から出るため、超音波振動子から出た超音
波は直達波となったうえでケース体内部を伝わることに
なる。しかしながら、送信側及び受信側一対の超音波セ
ンサを備えた超音波距離計などにおいて、送信側の超音
波センサから出た直達波がケース体内部を伝わったうえ
で受信側の超音波センサによって検出されたのでは誤動
作が生じ、測定不能というような不都合を招くことにも
なるので、超音波センサを構成するケース体内部におけ
る直達波を有効に減衰させ得る技術の開発が求められて
いる。
【0005】すなわち、超音波はその伝達を担う物質の
音響インピーダンスが変化する箇所で反射され、かつ、
反射された分だけ透過する超音波が減衰することは周知
であるが、第1従来例における保持部材となるゴム材料
は音響整合層やケース体となる樹脂材料と大差ない音響
インピーダンスを有するに過ぎないものであるため、超
音波振動子の外周囲をゴムなどの保持部材でもって取り
囲んだとしても十分な直達波の減衰効果を得ることはで
きないのが現状である。なお、樹脂材料の有する音響イ
ンピーダンスが1.7×106Kg/m2s程度であるの
に対し、ゴム材料の音響インピーダンスは1.4×10
6Kg/m2s程度である。
【0006】また、第2従来例のように、部分的である
にせよ発泡性シリコンスポンジでもって超音波振動子の
外周囲を取り囲んだ際には、少なくとも発泡性シリコン
スポンジを配設した分だけは音響インピーダンスの相違
に基づく直達波の減衰効果が得られることになるが、発
泡性シリコンスポンジの気泡内に水分が侵入した場合に
は音響インピーダンスが樹脂材料と大差ないほど大きく
なる結果、安定した直達波の減衰効果を得ることはやは
り困難であった。そして、水分の侵入を防止するために
は、発泡性シリコンスポンジの露出面に対してわざわざ
防水膜処理を施さねばならず、煩わしい手間を要するこ
とになっていた。なお、発泡性シリコンスポンジ及びエ
ポキシ系接着剤、水の有する音響インピーダンスは、
0.2×106Kg/m2s以下、2.4×106Kg/
2s、1.4×106Kg/m2s程度である。
【0007】本発明は、これらの不都合に鑑みて創案さ
れたものであって、水がかかる環境下で使用する場合で
あっても、ケース体内部を伝わる直達波を確実かつ十分
に減衰させることが可能な構成とされた超音波センサの
提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の超音
波センサは、このような目的を達成するため、音響整合
層及び振動子本体からなる超音波振動子と、音響整合層
の表面のみが外部に露出した超音波振動子を収納して保
持するケース体と、このケース体内部に収納された超音
波振動子の外周囲を取り囲んで配設された発泡部材とを
具備しており、この発泡部材が独立した気泡を含んだも
のであることを特徴とする。
【0009】そして、第2の超音波センサは、音響整合
層及び振動子本体からなる超音波振動子と、音響整合層
のみが外部に突出した超音波振動子の振動子本体を収納
して保持するケース体と、このケース体内部に収納され
た振動子本体の外周囲を取り囲んで配設された発泡部材
とを具備しており、この発泡部材が独立した気泡を含ん
だものであることを特徴としている。
【0010】
【作用】第1の構成によれば、超音波振動子からケース
体内部へ向かって出ようとする超音波は発泡部材でもっ
て反射され、かつ、発泡部材を透過する際に減衰させら
れる結果、ケース体内部を伝わる直達波は減衰している
ことになる。そして、独立した気泡を含んでなる発泡部
材に水などが侵入することは起こり得ないから、水のか
かる環境下での使用においても不都合が発生することは
ない。
【0011】また、第2の構成によれば、最も激しく振
動する超音波振動子の音響整合層がケース体の外部に突
出しており、振動子本体からケース体内部へ出る超音波
そのものが減少しているため、ケース体内部を伝わる直
達波はより一層減衰することになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】第1実施例 図1は本発明の第1実施例に係る超音波センサの構造を
簡略化して示す断面図であり、この実施例に係る超音波
センサは、超音波振動子1と、この超音波振動子1を収
納して保持する樹脂製のケース体2とを具備している。
【0014】そして、ここでの超音波振動子1は、表面
が超音波送受波面となる樹脂製の音響整合層3と、振動
子本体4とを組み合わせて構成されたものであり、振動
子本体4は、音響整合層3の裏面に対して貼り付けられ
た圧電振動素子5と、圧電振動素子5を収納したうえで
音響整合層3の裏面側周縁を支持するアルミニウム製な
どの金属筒6とを備えている。なお、図中の符号7は金
属筒6内に配設されたベース基板、8は圧電振動素子1
の表面電極(図示せず)に対して接続された正(+)側
のリード線、9は圧電振動素子1の裏面電極(図示せ
ず)に接続された負(−)側のリード線、10は配線ケ
ーブル、11はベース基板7の裏面側に充填されたシリ
コーンゴムであり、金属筒6を構成するアルミニウムの
有する音響インピーダンスは14.0×106Kg/m2
s程度である。
【0015】また、この際における超音波振動子1は音
響整合層3の表面のみが外部に露出する状態としたうえ
でケース体2内部に収納されており、超音波振動子1の
外周囲、つまり、超音波振動子1を構成する音響整合層
3の側面と、振動子本体4の側面及び底面とは、独立し
た気泡を含んでなる発泡部材、例えば、密度が0.07
g/cm3程度とされた発泡ポリエチレンなどのような
発泡部材12でもって取り囲まれている。すなわち、ケ
ース体2でもって保持された超音波振動子1の音響整合
層3表面を除く全面に沿っては、0.2×106Kg/
2s以下の音響インピーダンスを有する発泡部材12
が配設されており、この発泡部材12の一端面はケース
体2の表面にまで露出している。なお、ここでは、超音
波振動子1の全面を発泡部材12でもって取り囲むとし
ているが、図1中の仮想線で示すように、ケース体2の
内面から突出した支持部によって振動子本体4を構成す
る金属筒6の側面を支持することも可能である。
【0016】そこで、この第1実施例においては、超音
波振動子1を構成する音響整合層3の側面と振動子本体
4の側面及び底面とからケース体2内部へ向かって出よ
うとする超音波は発泡部材12でもって反射されるとと
もに、この発泡部材12を透過することによって減衰さ
せられたうえでケース体2内部へ出ることになり、超音
波センサを構成するケース体2内部を伝わる直達波は減
衰している。そして、ここでの発泡部材12は独立した
気泡を含んだものであるから、この発泡部材12の一端
面がケース体2の表面に露出していても、発泡部材12
の気泡内に水分などが侵入することは起こり得ないこと
となる。
【0017】第2実施例 図2は、本発明の第2実施例に係る超音波センサの構造
を示す断面図である。なお、この実施例に係る超音波セ
ンサの構造は第1実施例と基本的に異ならないので、図
2において図1と互いに同一となる部品、部分には同一
符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
【0018】本実施例に係る超音波センサは、音響整合
層3及び振動子本体4からなる超音波振動子1と、音響
整合層3のみが外部に突出した超音波振動子1の振動子
本体4を収納して保持するケース体2とを備えたもので
あり、このケース体2の内部に収納された振動子本体4
の外周囲、つまり、その側面及び底面は、独立した気泡
を含んでなる発泡部材12によって取り囲まれている。
すなわち、この際におけるケース体2の内部には、樹脂
材料と音響インピーダンスの大きく異なる振動子本体4
を構成する金属筒6が収納されており、この振動子本体
4とケース体2との間には発泡部材12が介装されてい
る。なお、ここでの金属筒6を構成するアルミニウムの
有する音響インピーダンスが14.0×106Kg/m2
s程度であるのに対し、発泡部材の音響インピーダンス
は0.2×106Kg/m2s以下である。
【0019】そして、この第2実施例では、最も激しく
振動する超音波振動子1の音響整合層3がケース体2の
外部に突出し、かつ、ケース体2内部には振動子本体4
のみしか収納されておらず、しかも、この振動子本体4
を音響インピーダンスの大きく異なる発泡部材12でも
って取り囲んだ構造を採用している結果、振動子本体4
からケース体2内部へ向かって出ようとする超音波の大
部分は発泡部材12でもって反射されることになり、こ
の発泡部材12を透過した超音波は大きく減衰してい
る。そこで、このケース体2の内部を伝わる直達波は、
第1実施例の場合よりも減衰していることになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の超音波センサにおいては、超音波振動子からケース体
内部へと向かって出る超音波が発泡部材でもって反射さ
れ、かつ、この発泡部材を透過して出た超音波が減衰さ
せられている結果、ケース体内部を伝わる直達波は確実
かつ十分に大きく減衰していることになる。そして、独
立した気泡を含んでなる発泡部材に対して水などが侵入
することは起こり得ないから、水のかかる環境下での使
用によっても何ら不都合は生じない。
【0021】また、第2の超音波センサによれば、超音
波送受波面となる超音波振動子の音響整合層がケース体
の外部に突出しているのであるから、ケース体内部に向
かって出る超音波そのものが少なくなるとともに、超音
波振動子の振動子本体を発泡部材でもって取り囲んでい
るため、より一層ケース体内部を伝わる直達波が減衰す
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る超音波センサの構造を簡略化
して示す断面図である。
【図2】第2実施例に係る超音波センサの構造を簡略化
して示す断面図である。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 ケース体 3 音響整合層 4 振動子本体 12 発泡部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響整合層及び振動子本体からなる超音
    波振動子と、音響整合層の表面のみが外部に露出した超
    音波振動子を収納して保持するケース体と、このケース
    体内部に収納された超音波振動子の外周囲を取り囲んで
    配設された発泡部材とを具備しており、この発泡部材が
    独立した気泡を含んだものであることを特徴とする超音
    波センサ。
  2. 【請求項2】 音響整合層及び振動子本体からなる超音
    波振動子と、音響整合層のみが外部に突出した超音波振
    動子の振動子本体を収納して保持するケース体と、この
    ケース体内部に収納された振動子本体の外周囲を取り囲
    んで配設された発泡部材とを具備しており、この発泡部
    材が独立した気泡を含んだものであることを特徴とする
    超音波センサ。
JP15801495A 1995-06-23 1995-06-23 超音波センサ Pending JPH099395A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15801495A JPH099395A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 超音波センサ
US08/668,386 US5907521A (en) 1995-06-23 1996-06-21 Ultrasonic range finder using ultrasonic sensor

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JP15801495A JPH099395A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 超音波センサ

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JPH099395A true JPH099395A (ja) 1997-01-10

Family

ID=15662391

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JP15801495A Pending JPH099395A (ja) 1995-06-23 1995-06-23 超音波センサ

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JP (1) JPH099395A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0881624A2 (en) * 1997-05-30 1998-12-02 Denso Corporation Ultrasonic sensor and its ultrasonic resonator
EP0930607A2 (en) * 1998-01-13 1999-07-21 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ultrasonic sensor

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