JPH0659864B2 - 水中音の計測装置 - Google Patents

水中音の計測装置

Info

Publication number
JPH0659864B2
JPH0659864B2 JP60074884A JP7488485A JPH0659864B2 JP H0659864 B2 JPH0659864 B2 JP H0659864B2 JP 60074884 A JP60074884 A JP 60074884A JP 7488485 A JP7488485 A JP 7488485A JP H0659864 B2 JPH0659864 B2 JP H0659864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underwater sound
ship
sound
vibration
accelerometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60074884A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61232983A (ja
Inventor
肇 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP60074884A priority Critical patent/JPH0659864B2/ja
Publication of JPS61232983A publication Critical patent/JPS61232983A/ja
Publication of JPH0659864B2 publication Critical patent/JPH0659864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水中音の計測装置の改良に関し、船舶のプロ
ペラの回転により発生するキャビテーションノイズ等水
中音を計測するのに利用できる。
〔背景技術とその問題点〕
船舶のプロペラを回転させるとプロペラからキャビテー
ションノイズが発生するが、船舶設計上このキャビテー
ションノイズが影響を及ぼすことからキャビテーション
ノイズ等水中音を計測することが行われている。従来で
は、このキャビテーションノイズを計測する装置として
次のものがある。一例として、第3図に示されるよう
に、船底51に回転可能に設けられたプロペラ52の直
上において、ハイドロホン(水中マイクロホン)53の
受音部が船外に露出されるとともに、ハイドロホン53
の基端は穴の開けられた外板54内に取付けられるも
の、または、ハイドロホン支持金具を外板に溶接等によ
り固定するものがある。また、他の例として、第4図に
示されるように、船底51に設けられたプロペラ52の
直上の船内に、水等の液体入りチャンバ55を設け、こ
の液体入りチャンバ55にハイドホン53の先端が漬け
られるというものがある。
ところが、これらの従来例は次のような問題点がある。
第3図に示されるようなハイドロホン53の受音部を露
出させるものは、船体外板に穴54を設けなければなら
ず、または、ハイドロホン支持金具を外板に溶接等によ
り固定しなければならないことから、外板を傷つけざる
を得ない。これによれば、直接に水中伝播音を拾えるか
らSN比を大とすることができる一方で、逆に、フロー
ノイズ等の自己雑音をも拾ってしまうことからノイズ源
が小さいときは十分な測定ができない。更に、船外に露
出していることから、水中の浮遊物に当たりハイドロホ
ン53が破損されるおそれがある。また、第4図に示さ
れるような液体入りチャンバ55を用いるものでは、船
底外板を傷つけなくて済むという利点はあるものの、プ
ロペラのキャビテーションノイズを直接拾えず小さな音
の測定を行うことが困難である。更に、チャンバ内で音
が共鳴するので測定値の補正が必要となる。その上、船
体の振動の影響を受け適正な測定が行えない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、船底外板を傷つけないとともに、直接
水中音を受音できて適正な計測を行うことのできる水中
音の計測装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明は、船内振動源からの振動が伝達される船底外板
の一部に防振材で区画された区画部を船内側に設け、こ
の区画部内に加速度計を前記外板に取り付けて配置し、
水中音を前記防振材により区画された区画部で受音し、
これによりこの区画部が振動し、この振動を加速度計が
感知して前記目的を達成しようとするものである。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて
説明する。
船舶1の後部船底1Aには、プロペラ2が船舶1の長手
方向に回転可能に取付けられるとともに、このプロペラ
2の船尾方向には舵3が船底外板4に設けられている。
前記プロペラ2の直上には、船底外板4内に本発明に係
る水中音の計測装置5が設けられている。前記計測装置
5は、船底外板4の一部を区画するように設けられた防
振材6と、この防振材6で区画された区画部4Aの略中
央部に設けられた加速度計7と、この加速度計7にコー
ド71を介して接続された計測演算器8及び水中音表示
器9とを備えて構成されている。
前記防振材6は、フェライト、制振鋼等からなり、角柱
状の鋼材60を組合わせて形成される。防振材6は比較
的に重量が大きいので、エンジン(図示せず)等の船内
振動源から発生して外板4に伝達される振動を減衰させ
前記区画部4Aに伝えさせないものである。
前記区画部4Aには、その略中央に加速度計7が外板4
に取り付けられて配置されている。この加速度計7は、
適宜な手段により固定される。水中音を受波したなら
ば、区画部4Aは加速度計7とともに垂直方向に振動す
るようになっている。いわば、区画部4Aは、受音板の
役割を果たすものである。
前記加速度計7の基端は、コード71を介して計測演算
器8及び水中音表示器9に接続されている。前記計測演
算器8には、予めプロジェクタを水中に降し、一定量の
音を周波数毎に出して作成した加速度と音量との校正曲
線が記憶されており、外板4Aとともに加速度計7に生
じた振動による加速度を音量に換算し、更に、この音量
は、水中音表示器9により表示されるようになってい
る。
このような構成において、船舶1に設けられたプロペラ
2を回転させると、プロペラ2からキャビテーションノ
イズが発生し、このキャビテーションノイズに伴って、
ある音量のキャビテーションノイズが発生する。このキ
ャビテーションノイズは、水中を伝播し、区画部4Aに
受波され、ノイズに対応した振動を生ずる。これによ
り、区画部4Aは、加速度計7とともに振動し、この振
動が加速度計7に伝わる。加速度計7は、この振動を加
速度として計測演算器8に伝え、更に、計測演算器8
は、加速度を音量に換算し、水中音表示器9が音量を表
示する。
前述のような本実施例によれば、船底板4に穴をあける
等の傷をつけることがない。従って、傷がつけられた部
分から腐食を生じることがない。また、ハイドロホンが
船底外板4に露出して取付けられていないので、自己雑
音を拾うことなく、ノイズ源が小さくても十分な測定を
行うことができ、更に、露出されたハイドロホンに浮遊
物がかかって適正な測定ができないという不都合もな
い。更に、本実施例は、外板4の区画部4Aを受音板と
して水中音を直接に受音するので、液体入りチャンバ内
で間接的に水中音を受音するときのように、チャンバ内
で音が共鳴して適正な測定ができなくなるという不都合
がなく、更に、この不都合を解消するための測定値の特
別な補正も不要である。その上、船底外板4には、その
内側から防振材6と加速度計7とを設けるものであるか
ら、水中音の計測装置5の構造を従来のものより簡単に
することができる。また、受音板としての外板4の区画
部4Aのまわりには、防振材6が設けてあるので、エン
ジン部等が原因となる振動の影響を受けず、このような
点からも適正な水中音の測定が行える。更に、加速度と
音量との校正曲線を記憶させた計測演算器8及び水中音
表示器9を用いているので、キャビテーションノイズ等
の水中音を音量として直接表示することができる。
なお、前記実施例では、水中音の計測装置5を計測演算
器8および水中音表示器9を含んで構成したが、本発明
では必ずしもこれらを用いることを要せず、加速度計7
に表示部を設けて、加速度を表示させるものであっても
よい。これによって水中音を測定するには、加速度と音
量との校正曲線を表したグラフまたは表を予め用意し、
加速度計7により加速度が表示されたなら、グラフまた
は表により音量に換算して測定する。このように計測演
算器8等を用いなければ、水中音の計測装置5の構造を
簡易なものとすることができる。また、防振材6は、角
柱状の鋼材60を組合わせて略正方形にして外板4の区
画部4Aを区画したが、本発明で中空の角柱、円筒等の
他の形状の鋼材を用い、正方形以外の形に区画部4Aを
区画するものであってもよい。その上、船舶に設けられ
ているフロアとガータとを防振材として用いるものでも
よい。更に、前記実施例では水中音の計測装置5をプロ
ペラ2の直上の船底外板4に設けたが、本発明の水中音
の計測装置はこの場所に限らず、例えば、船底に設けら
れたフィンスタビライザ等キャビテーションノイズが発
生する部分の近傍外板にもけるものであってもよい。
〔発明の効果〕
前述のような本発明によれば、水中音を計測する際に、
船底外板を傷つけないとともに、直接水中音を受音でき
て適正な計測を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例の概略断面図、第2図は
第1図のII-II線に沿う拡大斜視図、第3図及び第4図
は従来の水中音の計測装置を示す概略断面図である。 4…船底外板、4A…区画部、5…水中音の計測装置、
5…防振材、7…加速度計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船内振動源からの振動が伝達される船底外
    板の一部に防振材で区画された区画部を船内側に設け、
    この区画部内に加速度計を前記外板に取り付けて配置し
    たことを特徴とする水中音の計測装置。
JP60074884A 1985-04-08 1985-04-08 水中音の計測装置 Expired - Lifetime JPH0659864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60074884A JPH0659864B2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08 水中音の計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60074884A JPH0659864B2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08 水中音の計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61232983A JPS61232983A (ja) 1986-10-17
JPH0659864B2 true JPH0659864B2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=13560234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60074884A Expired - Lifetime JPH0659864B2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08 水中音の計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0659864B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012201539A1 (de) * 2012-02-02 2013-08-08 Siemens Aktiengesellschaft Gewinnen von Daten über einen Zustand einer Flüssigkeit
CN103592152B (zh) * 2013-11-20 2016-09-21 哈尔滨电机厂有限责任公司 确定模型水轮机转轮叶片进口部位空化的声学方法
KR101879515B1 (ko) * 2016-12-19 2018-07-18 한국해양과학기술원 쌍축선의 실시간 진동 정보와 프로펠러 회전각 조절을 통한 변동압력 저감 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61232983A (ja) 1986-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6370084B1 (en) Acoustic vector sensor
US4477887A (en) Low noise mounting for accelerometer used in marine cable
US6172940B1 (en) Two geophone underwater acoustic intensity probe
JPH0659864B2 (ja) 水中音の計測装置
US5878000A (en) Isolated sensing device having an isolation housing
Chertock Transient Flexural Vibrations of Ship‐Like Structures Exposed to Underwater Explosions
JP2001074840A (ja) 魚群探知機用アタッチメント
CN206918159U (zh) 一种激光陀螺罗经减振装置
JP2730870B2 (ja) 音響変換効率測定法および測定装置
KR20130042891A (ko) 선박의 속도 및 수심 측정장치
JPH02290580A (ja) 水中探知装置
JPH0443827Y2 (ja)
JPH1183989A (ja) 指向性センサーの姿勢保持装置
JPH06144376A (ja) 制振機能をそなえた船体構造
SU1472342A1 (ru) Устройство дл стабилизации гидроакустической антенны на речном судне
KR960016396B1 (ko) 음향 탐지장치
JP2810883B2 (ja) 魚信識別表示装置の振動子センサ
US5434828A (en) Stabilizer for geophone
JPS6050296B2 (ja) 船舶における水温測定方式
CN208125916U (zh) 一种表层声速探头固定保护装置
JP3182494B2 (ja) 魚釣用リールの糸長計測装置
JP2018176985A (ja) 船舶の船体構造及び防振器の製造方法
JPS59217028A (ja) 構造物の防振装置
GB131038A (en) Improved Means for Detecting and Locating Subaqueous Sounds.
Moullin et al. On the periods of a free-free bar immersed in water