JP3114617B2 - 車両用超音波センサ - Google Patents
車両用超音波センサInfo
- Publication number
- JP3114617B2 JP3114617B2 JP08124325A JP12432596A JP3114617B2 JP 3114617 B2 JP3114617 B2 JP 3114617B2 JP 08124325 A JP08124325 A JP 08124325A JP 12432596 A JP12432596 A JP 12432596A JP 3114617 B2 JP3114617 B2 JP 3114617B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- case
- sealing
- ultrasonic sensor
- processing circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーナーソナー等
に用いられる車両用超音波センサに関する。
に用いられる車両用超音波センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両用超音波センサは車両のバン
パーに取り付けられており、その取り付け構造は図３に
示すようになっている。図３において、１は車両のバン
パーであり、２は超音波センサの外枠となるＰＢＴ樹脂
からなるケースであり、３は電圧を印加すると圧電効果
により振動して超音波信号を送信するとともに、該送信
した超音波信号の反射波を受信すると逆圧電効果により
電圧を発生する特性を有する圧電素子からなる振動部材
である。また、４は振動部材３をケース２に収納した際
に振動部材３からケース２への振動の伝達を抑制するシ
リコン樹脂からなる防振部材であり、５は振動部材３が
逆圧電効果により発生した電圧を処理する処理回路であ
り、６は処理回路５をケース２内に気密封止するシリコ
ン樹脂からなる封止部材であり、７はケース２をバンパ
ー１に固定するステンレスからなる固定部材である。な
お、８は処理回路５によって処理された信号を図示しな
いコントローラに送信したり、コントローラから処理回
路５を介して振動部材３に電圧を供給するハーネスであ
る。
パーに取り付けられており、その取り付け構造は図３に
示すようになっている。図３において、１は車両のバン
パーであり、２は超音波センサの外枠となるＰＢＴ樹脂
からなるケースであり、３は電圧を印加すると圧電効果
により振動して超音波信号を送信するとともに、該送信
した超音波信号の反射波を受信すると逆圧電効果により
電圧を発生する特性を有する圧電素子からなる振動部材
である。また、４は振動部材３をケース２に収納した際
に振動部材３からケース２への振動の伝達を抑制するシ
リコン樹脂からなる防振部材であり、５は振動部材３が
逆圧電効果により発生した電圧を処理する処理回路であ
り、６は処理回路５をケース２内に気密封止するシリコ
ン樹脂からなる封止部材であり、７はケース２をバンパ
ー１に固定するステンレスからなる固定部材である。な
お、８は処理回路５によって処理された信号を図示しな
いコントローラに送信したり、コントローラから処理回
路５を介して振動部材３に電圧を供給するハーネスであ
る。
【０００３】この超音波センサでは、所定時間毎に所定
周波数で防振部材３が所定回数振動することにより超音
波信号を送信し、送信した先に障害物が存在すると超音
波信号が障害物にて反射し、この反射波が防振部材３に
て受信波として受信されるようになっている。そして、
受信した反射波に基づく電圧信号をコントローラに送信
し、コントローラ内にて該電圧信号を基準値と比較する
ことにより障害物を検知するようになっている。なお、
振動部材３が超音波信号を送信した後であってもしばら
くはその残響があるため、コントローラは送信終了から
所定時間（残響時間）経過した以後を反射波の受信時間
に設定し、この受信時間に受信された反射波に基づく電
圧信号を基準値と比較するようにしている。
周波数で防振部材３が所定回数振動することにより超音
波信号を送信し、送信した先に障害物が存在すると超音
波信号が障害物にて反射し、この反射波が防振部材３に
て受信波として受信されるようになっている。そして、
受信した反射波に基づく電圧信号をコントローラに送信
し、コントローラ内にて該電圧信号を基準値と比較する
ことにより障害物を検知するようになっている。なお、
振動部材３が超音波信号を送信した後であってもしばら
くはその残響があるため、コントローラは送信終了から
所定時間（残響時間）経過した以後を反射波の受信時間
に設定し、この受信時間に受信された反射波に基づく電
圧信号を基準値と比較するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ケース
２と振動部材３とが氷結した場合には、超音波信号送信
時の振動部材３の振動により、氷およびケース２を介し
て固定部材７に振動が伝達されてしまい、所定の残響時
間が経過した以後の受信時間であっても残響が収まら
ず、正確に障害物を検知することができないという問題
がある。
２と振動部材３とが氷結した場合には、超音波信号送信
時の振動部材３の振動により、氷およびケース２を介し
て固定部材７に振動が伝達されてしまい、所定の残響時
間が経過した以後の受信時間であっても残響が収まら
ず、正確に障害物を検知することができないという問題
がある。
【０００５】そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされ
たものであって、ケースと振動部材とが氷結し、振動部
材の振動時に固定部材に振動が伝達される場合であって
も、速やかに振動を減衰させることを目的とする。
たものであって、ケースと振動部材とが氷結し、振動部
材の振動時に固定部材に振動が伝達される場合であって
も、速やかに振動を減衰させることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の発明では、処理回路をケース内に封止
する弾性体からなる封止部材に固定部材の一部分を浸漬
した構成としているので、ケースと振動部材とが氷結
し、振動部材の振動時に固定部材に振動が伝達される場
合であっても、弾性体である封止部材にて振動は速やか
に減衰される。従って、残響時間を短くして正確に障害
物を検知することができる。
に請求項１記載の発明では、処理回路をケース内に封止
する弾性体からなる封止部材に固定部材の一部分を浸漬
した構成としているので、ケースと振動部材とが氷結
し、振動部材の振動時に固定部材に振動が伝達される場
合であっても、弾性体である封止部材にて振動は速やか
に減衰される。従って、残響時間を短くして正確に障害
物を検知することができる。
【０００７】
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面を
用いて説明する。図１は、本発明の一実施の形態を示す
断面図である。図１において、図３と同じ部材には同じ
番号を付すとともにその説明を省略する。図１におい
て、図３と異なる点は、固定部材７の底部（図１中右
端）を弓の字形状に変形し、その一部分を弾性体である
封止部材６に浸漬した構成にある。このような構成にす
ることにより、ケース２と振動部材３とが氷結し、振動
部材３の振動時に固定部材７に振動が伝達される場合で
あっても、図２の処理回路５からコントローラへの出力
信号波形に示すように、弾性体である封止部材にて振動
は減衰されるので、残響時間を短くすることができる。
従って、障害物にて反射した超音波信号を受信波として
確実に受信して正確に障害物を検知することができる。
用いて説明する。図１は、本発明の一実施の形態を示す
断面図である。図１において、図３と同じ部材には同じ
番号を付すとともにその説明を省略する。図１におい
て、図３と異なる点は、固定部材７の底部（図１中右
端）を弓の字形状に変形し、その一部分を弾性体である
封止部材６に浸漬した構成にある。このような構成にす
ることにより、ケース２と振動部材３とが氷結し、振動
部材３の振動時に固定部材７に振動が伝達される場合で
あっても、図２の処理回路５からコントローラへの出力
信号波形に示すように、弾性体である封止部材にて振動
は減衰されるので、残響時間を短くすることができる。
従って、障害物にて反射した超音波信号を受信波として
確実に受信して正確に障害物を検知することができる。
【０００９】なお、図２中、送信時間および残響時間に
おいて設定されている基準値はハーネス８等の断線を検
出するためのものである。次に、第２の実施形態を説明
する。第２の実施形態では、封止部材に固定部材の一部
分を浸漬する代わりに、固定部材とケースとの間にフォ
ーム材からなる振動吸収部材を介在させることにより振
動を減衰させる。フォーム材としては、厚さ２ｍｍ程度
のクロロプレンフォームあるいはウレタンフォームから
なるテープを採用することができ、これを固定部材７の
全面あるいは一部の面に接着して使用する。
おいて設定されている基準値はハーネス８等の断線を検
出するためのものである。次に、第２の実施形態を説明
する。第２の実施形態では、封止部材に固定部材の一部
分を浸漬する代わりに、固定部材とケースとの間にフォ
ーム材からなる振動吸収部材を介在させることにより振
動を減衰させる。フォーム材としては、厚さ２ｍｍ程度
のクロロプレンフォームあるいはウレタンフォームから
なるテープを採用することができ、これを固定部材７の
全面あるいは一部の面に接着して使用する。
【００１０】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れず、例えば以下に示すごとく種々変形可能である。固
定部材７は、ステンレスのような金属金具に限らず、樹
脂を用いても良い。また、封止部材６に浸漬する形状と
なっていればどのような形状であっても良い。
れず、例えば以下に示すごとく種々変形可能である。固
定部材７は、ステンレスのような金属金具に限らず、樹
脂を用いても良い。また、封止部材６に浸漬する形状と
なっていればどのような形状であっても良い。
【００１１】封止部材６は処理回路５を気密封止できる
弾性体であればどのような材料を用いても良い。振動吸
収部材はフォーム材のかわりにゴムを用いても良い。
弾性体であればどのような材料を用いても良い。振動吸
収部材はフォーム材のかわりにゴムを用いても良い。
【図１】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図２】処理回路５からコントローラへの出力信号波形
である。
である。
【図３】従来の一実施の形態を示す断面図である。
２ ケース ３ 振動部材 ５ 処理回路 ６ 封止部材 ７ 固定部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−194380（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−43422（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−92007（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−35600（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−240890（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−126488（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−171373（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−30409（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−135300（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−146078（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−166585（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−97784（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−56290（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01S 7/521 H04R 17/00 330
Claims (4)
- 【請求項１】 超音波信号を送信するとともに、該送信
した超音波信号の反射波を受信する振動部材（３）と、 前記振動部材によって受信された反射波を処理する処理
回路（５）と、 前記振動部材を収納するケース（２）と、 前記処理回路を前記ケース内に封止する弾性体からなる
封止部材（６）と、 前記ケースを車体に固定する固定部材（７）とを備えた
車両用超音波センサにおいて、 前記固定部材の一部分を前記封止部材に浸漬した構成と
したことを特徴とする車両用超音波センサ。 - 【請求項２】 前記封止部材はシリコン樹脂であること
を特徴とする請求項１に記載の車両用超音波センサ。 - 【請求項３】 前記振動部材は圧電素子であることを特
徴とする請求項１に記載の車両用超音波センサ。 - 【請求項４】 前記固定部材はステンレスであることを
特徴とする請求項１に記載の車両用超音波センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08124325A JP3114617B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 車両用超音波センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08124325A JP3114617B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 車両用超音波センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09304511A JPH09304511A (ja) | 1997-11-28 |
| JP3114617B2 true JP3114617B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=14882552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08124325A Expired - Lifetime JP3114617B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 車両用超音波センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3114617B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4251790B2 (ja) * | 2001-06-19 | 2009-04-08 | 三菱電機株式会社 | 超音波障害物検出装置およびその組立方法 |
| JP2012021782A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Panasonic Corp | 超音波流量計測ユニット |
| JP5741703B2 (ja) * | 2011-10-21 | 2015-07-01 | 株式会社村田製作所 | 超音波トランスデューサー |
| JP2013108857A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Panasonic Corp | 車両用障害物検知装置 |
| DE102014109797A1 (de) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | Ultraschallsensoreinrichtung für ein Kraftfahrzeug, Kraftfahrzeug und Verfahren zur Montage einer Ultraschallsensoreinrichtung |
| JP7099180B2 (ja) * | 2018-08-28 | 2022-07-12 | トヨタ自動車株式会社 | 周辺情報検出センサの配設構造 |
-
1996
- 1996-05-20 JP JP08124325A patent/JP3114617B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09304511A (ja) | 1997-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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