JP2659281B2 - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

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JP2659281B2
JP2659281B2 JP3006324A JP632491A JP2659281B2 JP 2659281 B2 JP2659281 B2 JP 2659281B2 JP 3006324 A JP3006324 A JP 3006324A JP 632491 A JP632491 A JP 632491A JP 2659281 B2 JP2659281 B2 JP 2659281B2
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JP
Japan
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ultrasonic
housing
opening
ultrasonic vibrator
air layer
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JP3006324A
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English (en)
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JPH04238496A (ja
Inventor
真武 宇野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を送受信して障
害物を検知する超音波センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波を送受信して障害物を検知
するこの種の超音波センサは、第3図および第4図に示
すように、超音波振動子1と、超音波放射用の開口2a
を有し超音波振動子1を囲む緩衝部材2とを成形品より
なるハウジング3に収納して構成され、超音波振動子1
にて、開口2aを介して超音波を送信するとともに障害
物からの反射波を受信するようになっていた。図中、5
は送信信号および受信信号を入出力するシールド線、6
は超音波振動子1の後部からの音の出入りを防止する吸
音材である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例にあっては、図5(a)に示すようなトーンバー
スト波で超音波振動子を駆動させた場合、開口2aを介
して超音波振動子1の放射面から空中に超音波が放射さ
れるが、このとき同時に、超音波振動子1の側面から放
射された超音波が緩衝部材2を伝播してハウジング3で
反射され、再び緩衝部材2を介して伝播されて超音波振
動子1で受信されることになり、残響特性が劣化すると
いう問題があった。すなわち、図5(a)に示すトーン
バースト信号で超音波振動子1を駆動したとき、超音波
振動子1自体の残響特性によって図5(c)のような比
較的短い残響時間t1 であるべきが、図5(b)のよう
に、残響時間t1 が不安定になるとともに、長くなって
しまい、この残響音があるときには障害物からの反射波
を識別できないことになるので、近距離測距性能が損
れるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、ハウジングによる反射波の影響を少なくして
残響特性を改善することにより、近距離測距性能が損な
われることがない超音波センサを提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、超音波振動子と、超音波送受信用の開
口を有し超音波振動子を囲む緩衝部材とを成形品よりな
るハウジングに収納して成る超音波センサにおいて、
衝部材の外面の上記開口側端部に係合部を突設し、ハウ
ジングの開口部周縁に係合部を取り付けることによって
超音波振動子の少なくとも側面に対応する部分の緩衝部
材の外面とハウジングの内側面との間に超音波振動子を
取り囲む空気層を形成したものである。
【0006】
【作用】緩衝部材の外面の上記開口側端部に係合部を突
設し、ハウジングの開口部周縁に係合部を取り付けるこ
とによって超音波振動子の少なくとも側面に対応する部
分の緩衝部材の外面とハウジングの内側面との間に超音
波振動子を取り囲む空気層を形成したので、超音波振動
子を取り囲む空気層を超音波振動子の全周に亘って設け
ることができ、この空気層にて超音波振動子の全周から
ハウジング方向へ伝達される超音波を阻止してハウジン
グによる反射波の影響を少なくすることによって残響特
性を改善することができる。また緩衝部材の外面の上記
開口側端部に係合部を突設し、ハウジングの開口部周縁
に係合部を取り付けることによってハウジングの開口を
緩衝部材で塞いで緩衝部材とハウジングの間からハウジ
ング内に水を浸入させないようにすることができる。
【0007】
【実施例】図1および図2は本発明一実施例を示すもの
で、超音波振動子1と、超音波送受信用の開口2aを有
し超音波振動子1を囲む緩衝部材2とを成形品よりなる
ハウジング3に収納して成る従来例と同様の超音波セン
サにおいて、超音波振動子1の少なくとも側面に対応す
る部分(実施例では、超音波振動子1の底面の周辺部に
対応する部分を含む)の緩衝部材2の外面とハウジング
3の内側面との間に超音波振動子1を取り囲むような空
気層4が形成されるように該緩衝部材2の形状を設定し
たものである。緩衝部材2は上端部に形成された係合部
2bによってハウジング3の開口部周縁の溝3aに取り
付けられている。
【0008】いま、実施例にあっては、超音波振動子1
を囲むように緩衝部材2を配置して成形品よりなるハウ
ジング3に収納した超音波センサにおいて、超音波振動
子1の少なくとも側面に対応する部分の緩衝部材2の外
面とハウジング3の内側面との間に超音波振動子1を取
り囲むような空気層4を形成しており、この空気層4に
より、超音波振動子1からハウジング3方向へ伝達され
る超音波が阻止(抑制あるいは遮断)される。したがっ
て、ハウジング3により反射されて超音波振動子1で受
信される反射波を大幅に少なくすることができ、図5
(c)と同様の安定した短い残響時間の残響特性を得る
ことができ、近距離測距性能が損なわれることがない。
また、外的要因によるハウジング3の振動も空気層4に
よって阻止されて超音波振動子1に伝達されることがな
いので、外的な振動によるノイズによる誤動作も防止で
きることになる。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されており、
緩衝部材の外面の上記開口側端部に係合部を突設し、ハ
ウジングの開口部周縁に係合部を取り付けることによっ
超音波振動子の少なくとも側面に対応する部分の緩衝
部材の外面とハウジングの内側面との間に超音波振動子
を取り囲む空気層を形成したので、超音波振動子を取り
囲む空気層を超音波振動子の全周に亘って設けることが
でき、この空気層にて超音波振動子の全周からハウジン
グ方向へ伝達される超音波を阻止してハウジングによる
反射波の影響を少なくすることによって残響特性を改善
することができるものであり、この残響特性の改善によ
って近距離測定性能が損なわれないようにすることがで
きるものである。また緩衝部材の外面の上記開口側端部
に係合部を突設し、ハウジングの開口部周縁に係合部を
取り付けることによってハウジングの開口を緩衝部材で
塞いで緩衝部材とハウジングの間からハウジング内に水
を浸入させないようにすることができ、防水性能を高め
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例を示す一部破断せる側面図であ
る。
【図2】同上の正面図である。
【図3】従来例の一部破断せる側面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】従来例および本発明の動作説明図である。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 緩衝部材2a 開口 2b 係合部 3 ハウジング 4 空気層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子と、超音波送受信用の開口
    を有し超音波振動子を囲む緩衝部材とを成形品よりなる
    ハウジングに収納して成る超音波センサにおいて、緩衝
    部材の外面の上記開口側端部に係合部を突設し、ハウジ
    ングの開口部周縁に係合部を取り付けることによって
    音波振動子の少なくとも側面に対応する部分の緩衝部材
    の外面とハウジングの内側面との間に超音波振動子を取
    り囲む空気層を形成して成ることを特徴とする超音波セ
    ンサ。
JP3006324A 1991-01-23 1991-01-23 超音波センサ Expired - Lifetime JP2659281B2 (ja)

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JPH04238496A JPH04238496A (ja) 1992-08-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012077224A1 (ja) 2010-12-10 2012-06-14 三菱電機株式会社 空中超音波センサ
CN103843366B (zh) * 2011-10-04 2016-11-02 株式会社村田制作所 超声波传感器及其制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6266975A (ja) * 1985-09-18 1987-03-26 Nec Corp 抵抗リボン式印字装置用リボン

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