JP3220513B2 - 開放型超音波マイクロホン - Google Patents
開放型超音波マイクロホンInfo
- Publication number
- JP3220513B2 JP3220513B2 JP13299992A JP13299992A JP3220513B2 JP 3220513 B2 JP3220513 B2 JP 3220513B2 JP 13299992 A JP13299992 A JP 13299992A JP 13299992 A JP13299992 A JP 13299992A JP 3220513 B2 JP3220513 B2 JP 3220513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic microphone
- terminal block
- type ultrasonic
- piezoelectric element
- cylindrical body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開放型超音波マイクロホ
ン、殊に送受波兼用型のものに関する。
ン、殊に送受波兼用型のものに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭56−42499号公報に示され
ている開放型超音波マイクロホンは、図3に示すよう
に、円盤状に形成されたアルミニウム材またはその他の
金属材からなる振動板1と、この振動板1の一面に貼り
合わせられたPZT系圧電セラミクス等からなる圧電素
子2と、上記振動板1の他面中央に頂点側が固着される
円錐状共振子3と、上記圧電素子2への入出力用端子4
1,42を保持した端子台4と、これらを収納するとと
もに一端開口側に上記端子台4が固着され、他端開口側
にカラー6との間で金属製防塵用ネット7が挟持配設さ
れた筒体5とからなるものとして形成されている。両面
が電極となっている圧電素子2は、その一面がリード線
43を介して入出力用端子41に接続され、振動板1に
接着剤で固定された他面は、振動板1とリード線44と
を介して入出力用端子42に接続されている。図中8は
圧電素子2と端子台4との間に設けられて圧電素子2や
振動板1の振動が端子台4に伝わるのを防いでいる防振
材で、シリコン樹脂で形成されている。
ている開放型超音波マイクロホンは、図3に示すよう
に、円盤状に形成されたアルミニウム材またはその他の
金属材からなる振動板1と、この振動板1の一面に貼り
合わせられたPZT系圧電セラミクス等からなる圧電素
子2と、上記振動板1の他面中央に頂点側が固着される
円錐状共振子3と、上記圧電素子2への入出力用端子4
1,42を保持した端子台4と、これらを収納するとと
もに一端開口側に上記端子台4が固着され、他端開口側
にカラー6との間で金属製防塵用ネット7が挟持配設さ
れた筒体5とからなるものとして形成されている。両面
が電極となっている圧電素子2は、その一面がリード線
43を介して入出力用端子41に接続され、振動板1に
接着剤で固定された他面は、振動板1とリード線44と
を介して入出力用端子42に接続されている。図中8は
圧電素子2と端子台4との間に設けられて圧電素子2や
振動板1の振動が端子台4に伝わるのを防いでいる防振
材で、シリコン樹脂で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この開放型超音波マイ
クロホンを、自動扉用の人体検知センサーや駐車場にお
ける車検知センサーとして送受波兼用で用いる場合、残
響特性が問題となる。つまり送信時の残響が早期になく
ならないと、被検知物体までの距離が近距離となった
時、被検知物体からの反射波形と残響波形との識別が不
可能となり、結果として物体検知ができなくなってしま
う。
クロホンを、自動扉用の人体検知センサーや駐車場にお
ける車検知センサーとして送受波兼用で用いる場合、残
響特性が問題となる。つまり送信時の残響が早期になく
ならないと、被検知物体までの距離が近距離となった
時、被検知物体からの反射波形と残響波形との識別が不
可能となり、結果として物体検知ができなくなってしま
う。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは残響時間が短くて近距
離物体の検知能力が高い開放型超音波マイクロホンを提
供するにある。
であり、その目的とするところは残響時間が短くて近距
離物体の検知能力が高い開放型超音波マイクロホンを提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、円盤
状に形成された振動板と、この振動板の一面に貼り合わ
せられた圧電素子と、上記振動板の他面に固着される円
錐状共振子と、上記圧電素子への入出力用端子を保持し
た端子台と,これらを収納するとともに一端開口側に上
記端子台が固着され、他端開口側に防塵用ネットが配設
された筒体を備えた開放型超音波マイクロホンにおい
て、筒体内に位置して防塵用ネットを位置決めしている
カラーと防塵用ネットとの間に防振材を挟持しているこ
とに特徴を有するものである。
状に形成された振動板と、この振動板の一面に貼り合わ
せられた圧電素子と、上記振動板の他面に固着される円
錐状共振子と、上記圧電素子への入出力用端子を保持し
た端子台と,これらを収納するとともに一端開口側に上
記端子台が固着され、他端開口側に防塵用ネットが配設
された筒体を備えた開放型超音波マイクロホンにおい
て、筒体内に位置して防塵用ネットを位置決めしている
カラーと防塵用ネットとの間に防振材を挟持しているこ
とに特徴を有するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、防振材がカラーや防塵用ネッ
トや筒体の励振を防いで、残響を早期に減衰させる。
トや筒体の励振を防いで、残響を早期に減衰させる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
る。なお、前記従来例と異なる部分のみについて説明す
る。従来例と実質的に同一の部材には同じ番号を付して
いる。図1に示す実施例においては、円筒状のカラー6
の先端縁と防塵用ネット7との間に柔軟性を有している
防振材9を挟持して、カラー6や防塵用ネット7及び筒
体5の励振を防ぎ、受信時のタイミングまでに残響を減
衰させて、受波信号の検出をしやすくしている。
る。なお、前記従来例と異なる部分のみについて説明す
る。従来例と実質的に同一の部材には同じ番号を付して
いる。図1に示す実施例においては、円筒状のカラー6
の先端縁と防塵用ネット7との間に柔軟性を有している
防振材9を挟持して、カラー6や防塵用ネット7及び筒
体5の励振を防ぎ、受信時のタイミングまでに残響を減
衰させて、受波信号の検出をしやすくしている。
【0008】図2に示す実施例においては、円筒状のカ
ラー6の先端縁と防塵用ネット7との間に防振材9を配
置するとともに、端子台4における圧電素子2や振動板
1が取り付けられる側の面に吸音材10を取り付けて、
筒体5内に発生する多重回反射の発生を吸音材10で防
ぎ、受信時のタイミングまでに多重回反射を減衰させ
て、受波信号の検出をしやすくしている。なお、吸音材
10は入出力用端子41,42の付近のみでもよいが、
円周方向全周に設けるのが好ましい。
ラー6の先端縁と防塵用ネット7との間に防振材9を配
置するとともに、端子台4における圧電素子2や振動板
1が取り付けられる側の面に吸音材10を取り付けて、
筒体5内に発生する多重回反射の発生を吸音材10で防
ぎ、受信時のタイミングまでに多重回反射を減衰させ
て、受波信号の検出をしやすくしている。なお、吸音材
10は入出力用端子41,42の付近のみでもよいが、
円周方向全周に設けるのが好ましい。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明においては、筒体内
に位置して防塵用ネットを位置決めしているカラーと防
塵用ネットとの間に挟持している防振材がカラーや防塵
用ネットや筒体の励振を防ぐために、残響が早期に減衰
するものであり、従って近距離物体からの反射波の受波
に際して残響波形が影響することがなくなり、近距離検
知性能の向上を図ることができる。
に位置して防塵用ネットを位置決めしているカラーと防
塵用ネットとの間に挟持している防振材がカラーや防塵
用ネットや筒体の励振を防ぐために、残響が早期に減衰
するものであり、従って近距離物体からの反射波の受波
に際して残響波形が影響することがなくなり、近距離検
知性能の向上を図ることができる。
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】他の実施例の断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
1 振動板 2 圧電素子 3 共振子 4 端子台 5 筒体 6 カラー 7 防塵用ネット 9 防振材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 17/00 330 F16F 15/04 G10K 11/16 H04R 17/10 330
Claims (2)
- 【請求項1】 円盤状に形成された振動板と、この振動
板の一面に貼り合わせられた圧電素子と、上記振動板の
他面に固着される円錐状共振子と、上記圧電素子への入
出力用端子を保持した端子台と,これらを収納するとと
もに一端開口側に上記端子台が固着され、他端開口側に
防塵用ネットが配設された筒体を備えた開放型超音波マ
イクロホンであって、筒体内に位置して防塵用ネットを
位置決めしているカラーと防塵用ネットとの間に防振材
を挟持していることを特徴とする開放型超音波マイクロ
ホン。 - 【請求項2】 端子台の圧電素子や振動板が配された側
の一面に吸音材を配設していることを特徴とする請求項
1記載の開放型超音波マイクロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13299992A JP3220513B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 開放型超音波マイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13299992A JP3220513B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 開放型超音波マイクロホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05328496A JPH05328496A (ja) | 1993-12-10 |
JP3220513B2 true JP3220513B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=15094424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13299992A Expired - Fee Related JP3220513B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 開放型超音波マイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3220513B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5677780B2 (ja) * | 2010-07-28 | 2015-02-25 | 日本セラミック株式会社 | 超音波送受信器 |
-
1992
- 1992-05-26 JP JP13299992A patent/JP3220513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05328496A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010731 |
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