JPH0464596B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0464596B2
JPH0464596B2 JP9042387A JP9042387A JPH0464596B2 JP H0464596 B2 JPH0464596 B2 JP H0464596B2 JP 9042387 A JP9042387 A JP 9042387A JP 9042387 A JP9042387 A JP 9042387A JP H0464596 B2 JPH0464596 B2 JP H0464596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
piezoelectric element
elastic material
open end
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9042387A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63255680A (ja
Inventor
Yoshinori Yamazaki
Seishiro Yamakawa
Michimasa Tsuzaki
Shoichi Oka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9042387A priority Critical patent/JPS63255680A/ja
Publication of JPS63255680A publication Critical patent/JPS63255680A/ja
Publication of JPH0464596B2 publication Critical patent/JPH0464596B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、超音波センサーに用いられる超音波
振動子に関するものである。
(背景技術) 超音波を発信し、その反射波を受信して物体の
存在を検知したり、或いは、反射波が受信される
までの時間を測定して、物体までの距離を測定す
る超音波センサーは、広く用いられている。例え
ば、自動ドアや玄関チヤイムなどを作動させるた
めの人体検知センサーや、駐車場において車の有
無を確認したり、ロボツトの目として障害物の検
出するためのセンサーなど、幅広い応用がある。
また、近年、特に自動車関係への応用のニーズが
高まってきており、その一つが車周辺の障害物を
検知するセンサーである。また、路面の凹凸を超
音波センサーで検知し、車輪のサスペンシヨンを
調整して乗り心地を良くするといつた応用例も提
案されている。このような用途に用いられる超音
波センサーへの要求特性は小形でスペースを取ら
ないこと、近距離を測定できること、防滴タイプ
であることなどである。ここで、防滴タイプとい
う課題は、センサーを完全シールドすれば良いの
で、容易に達成することができる。しかしなが
ら、小型でスペースを取らないという課題と、近
距離を測定できるという課題は、超音波振動子を
低残響化しなければ解決されない。
第3図に超音波センサーの原理を示す。第3図
aは送信印加電圧の波形を示し、第3図bは受信
信号の波形を示す。T1は送信時間であり、送信
印加電圧により超音波振動子を励振している時間
である。また、T2は残響時間であり、送信印加
電圧により超音波振動子を振動させて超音波の発
信を開始し、その後、送信印加電圧を遮断して超
音波振動子の振動が無くなるまでの時間である。
T3は反射時間であり、超音波が対象物で反射し
て、帰って来るまでの時間である。対象物までの
距離lは、反射時間T3で決まり、周囲温度をt
〔℃〕とすると、 l=(331+0.6t)T3/2 〔m〕 となる。つまり、残響時間T2が長いと、反射時
間T3の小さい近距離は測れないことになる。
また、従来、超音波センサーは送波用と受波用
の振動子をペアーにして使用し、送波用の振動子
の残響が受波用の振動子に影響を与えないように
して、残響の問題を解決していた。しかし、車載
用の超音波センサーでは、大きなスペースを取れ
ないので、1個の超音波振動子で送・受波できる
ことが要求され、そのためにも低残響化は重要で
あり、過去にも種々の試みがなされている。
第4図は、特開昭60−227598号公報に開示され
た超音波振動子の断面図である。一端が開放され
た円錐台形筒状の振動板2の内底面には、圧電素
子1が接合されている。上記振動板2の開放端に
は、端子4を貫通保持した端子台5が配されてい
る。端子台5と、振動板2のテーパ状側面部2b
並びに開放端側側面部2aとの間には、シリコン
ゴム等の弾性材6を介在させている。一方の端子
4はリード線3により、圧電素子2の一方の電極
面に接続され、他方の端子4はリード線3と振動
板2を介して圧電素子2の他方の電極面に接続さ
れる。第5図は他の従来例の断面図であり、外ケ
ースを兼ねた端子台5と振動板2のテーパ状側面
部2bの内外両面との間に弾性材6を介在させて
いる。
このような構造の超音波振動子を、送受兼用形
の超音波センサーに用いた場合には、弾性材6に
より、振動板2の側面部2a,2bの残響振動が
吸収されるので、残響時間T2は従来品の1/2以下
になるとされている。しかしながら、この従来例
にあつては、弾性材6と振動板2の側面部2a,
2bとの接触状態が、弾性材6の成型精度などに
微妙に影響を受け、安定した性能が得られないと
いう欠点がある。
(発明の目的) 本発明は上述のような点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、低残響の性能
を安定して得ることができる超音波振動子を提供
するにある。
(発明の開示) 本発明に係る超音波振動子にあつては、上記の
目的を達成するために、第1図又は第2図に示す
ように、中空の円錐台における径が大きい側を開
放され、その開放端に径が広がらない延出部を備
え、且つ、この延出部の全部又は開放端側の一部
を前記中空の円錐台の内側に向けて曲成した曲成
部8を有して成る振動板2と、 前記振動板2の径が小さい側の円形の内底面に
接合される圧電素子1と、 前記曲成部8から持続的に加圧力を加えられ
て、前記振動板2における前記圧電素子1が接合
された内底面に対して傾斜しているテーパー状の
内面に接触し、且つ、前記圧電素子1には接触し
ないように配された弾性材6とを有することを特
徴とするものである。
本発明にあつては、このように、中空円錐台状
の振動板2の径の大きい側を開放端とし、この開
放端に設けた延出部を内側に曲成して、この曲成
部8により弾性材6に持続的に加圧力を加えて、
弾性材6を中空円錐台状の振動板2のテーパー状
の内面に接触させているので、弾性材6と振動板
2のテーパー状の内面との接触状態は、弾性材6
の成型精度などには余り影響されることなく、安
定した接触状態が持続的に得られるものであり、
したがつて、低残響の性能を安定して得ることが
できるものである。
第1図は本発明の一実施例の断面図である。本
実施例にあつては、保護ケースを兼ねる振動板2
は、一端が開放された円錐台形状となつており、
その内底面には、PZT系の圧電セラミツクス等
よりなる圧電素子1が、例えばエポキシ系の接着
剤を用いて貼り付けられている。圧電素子1の振
動により振動板2の前面が振動し、超音波が発生
する。
振動板2は、例えばアルミニウム製であり、圧
電素子1の一方の電極は、この振動板2とリード
線3を介して一方の端子4に接続されている。圧
電素子1の他方の電極は、リード線3を介して他
方の端子4に直接接続されている。各端子4は絶
縁物よりなる端子台5に貫通され保持されてい
る。端子台5と振動板2の内側面との間には、弾
性材6が収容されている。この弾性材6は、シリ
コンゴムのような防振ゴムよりなり、振動板2の
振動面以外の部分に接触して、振動板2の不要な
振動を抑制するものである。なお、弾性材6が圧
電素子1に接触すると出力音圧や受波感度が低下
するので、圧電素子1の周囲には、弾性材6が充
填されない空間部を設けてある。
振動板2の開放端側には、径が広がらない延出
部を設けてあり、この延出部の全体は、内側に曲
成されて、端子台5の周縁部を圧接する曲成部8
となつている。弾性材6は端子台5を介して曲成
部8からの圧接力を均一に受け、振動板2の内側
面に均一に圧接される。つまり、本実施例にあつ
ては、振動板2の裏面側より弾性材6を振動板2
の内側面に向けて押し上げて、振動板2に接触せ
しめ、さらに、弾性材6に対し持続的に圧力を加
えた状態で振動板2と接触させることにより防振
効果を持続させている。なお、曲成部8で囲まれ
る部分には、端子台5の表面を覆うように、弾性
体よりなる充填材7が充填されている。この充填
材7は端子4の振動を防止すると共に、超音波振
動子のシーリング材としても作用している。
第2図は本発明の他の実施例の断面図である。
本実施例にあつては、一端が開放された円錐台形
状の振動板2における開放端側に円筒状の延出部
を設けて、振動板2の軸方向の長さを長くしてあ
る。そして、この延出部の開放端側の一部は内側
に曲成されて、端子台5の周縁部を圧接する曲成
部8となつている。本実施例の構造にあつては、
振動板2の内部における弾性材6の充填量が多く
なるので、振動板2の側面の振動を有効に低減さ
せることができる。
(発明の効果) 本発明にあつては、上述のように、中空円錐台
状の振動板の径の小さい側の内底面に圧電素子を
接合し、径の大きい側を開放端とし、この開放端
に設けた延出部の全部又は開放端側の一部を内側
に曲成して、この曲成部により弾性材に持続的に
加圧力を加えて、弾性材を中空円錐台状の振動板
のテーパー状の内面に接触させているので、弾性
材は振動板における振動を抑制すべきテーパー状
の内面に対して持続的に安定して接触するもので
あり、安定した防振効果が持続的に得られるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は
本発明の他の実施例の断面図、第3図は超音波セ
ンサーの原理説明図、第4図は従来例の断面図、
第5図は他の従来例の断面図である。 1は圧電素子、2は振動板、6は弾性材、8は
曲成部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中空の円錐台における径が大きい側を開放さ
    れ、その開放端に径が広がらない延出部を備え、
    且つ、この延出部の全部又は開放端側の一部を前
    記中空の円錐台の内側に向けて曲成した曲成部を
    有して成る振動板と、 前記振動板の径が小さい側の円形の内底面に接
    合される圧電素子と、 前記曲成部から持続的に加圧力を加えられて、
    前記振動板における前記圧電素子が接合された内
    底面に対して傾斜しているテーパー状の内面に接
    触し、且つ、前記圧電素子には接触しないように
    配された弾性材とを有することを特徴とする超音
    波振動子。
JP9042387A 1987-04-13 1987-04-13 超音波振動子 Granted JPS63255680A (ja)

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JP9042387A JPS63255680A (ja) 1987-04-13 1987-04-13 超音波振動子

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Publication Number Publication Date
JPS63255680A JPS63255680A (ja) 1988-10-21
JPH0464596B2 true JPH0464596B2 (ja) 1992-10-15

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JP9042387A Granted JPS63255680A (ja) 1987-04-13 1987-04-13 超音波振動子

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TWI456168B (zh) * 2012-02-21 2014-10-11 組裝模組、超聲波感測裝置及其製造方法
DE102015216200A1 (de) * 2015-08-25 2017-03-02 Robert Bosch Gmbh Akustischer Sensor mit einem Gehäuse und einem an diesem Gehäuse angeordneten Membranelement

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JPS63255680A (ja) 1988-10-21

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