JPH0543422Y2 - - Google Patents
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- JPH0543422Y2 JPH0543422Y2 JP1987160450U JP16045087U JPH0543422Y2 JP H0543422 Y2 JPH0543422 Y2 JP H0543422Y2 JP 1987160450 U JP1987160450 U JP 1987160450U JP 16045087 U JP16045087 U JP 16045087U JP H0543422 Y2 JPH0543422 Y2 JP H0543422Y2
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- piezoelectric vibrator
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、圧電振動子を用いた空中超音波トラ
ンスジユーサに関し、圧電振動子で発生した超音
波の反射体からの反射波を同一の圧電振動子で受
信することにより、反射体との間の距離情報を得
るものに関する。
ンスジユーサに関し、圧電振動子で発生した超音
波の反射体からの反射波を同一の圧電振動子で受
信することにより、反射体との間の距離情報を得
るものに関する。
圧電振動子の拡がり振動モードまたは厚み縦振
動モード利用した超音波トランスジユーサが知ら
れている。この空中超音波トランスジユーサで
は、空気と圧電振動体との音響インピーダンスを
調整するために、圧電振動体に音響整合体が貼り
付けられている。音響整合体は、たとえば、エポ
キシ樹脂やウレタン系樹脂のような合成樹脂中
に、ガラスや有機物からなるマイクロバルーンを
混在させることにより形成されている。そして、
この音響整合体に、金属あるいは樹脂からなるケ
ースを固定し、該ケース内に圧電セラミツク体が
囲繞されるように構成されている。
動モード利用した超音波トランスジユーサが知ら
れている。この空中超音波トランスジユーサで
は、空気と圧電振動体との音響インピーダンスを
調整するために、圧電振動体に音響整合体が貼り
付けられている。音響整合体は、たとえば、エポ
キシ樹脂やウレタン系樹脂のような合成樹脂中
に、ガラスや有機物からなるマイクロバルーンを
混在させることにより形成されている。そして、
この音響整合体に、金属あるいは樹脂からなるケ
ースを固定し、該ケース内に圧電セラミツク体が
囲繞されるように構成されている。
空中超音波トランスジユーサでは、上記のよう
な構造において、圧電セラミツク体にトーンバー
スト波を引加し、超音波を発生させる。該超音波
は音響整合体を通過して被検知物に向かつて伝搬
され、被検知物により反射される。被検知物で反
射された超音波を、同一の圧電セラミツク体で検
出することにより、被検知物との間の距離情報を
得ることができる。
な構造において、圧電セラミツク体にトーンバー
スト波を引加し、超音波を発生させる。該超音波
は音響整合体を通過して被検知物に向かつて伝搬
され、被検知物により反射される。被検知物で反
射された超音波を、同一の圧電セラミツク体で検
出することにより、被検知物との間の距離情報を
得ることができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
送信・受信を同一の圧電セラミツク体で行う超
音波トランスジユーサでは、パルス波を入力した
時に生じた残響が超音波トランスジユーサ内に残
存している。その結果、近距離計測の場合には、
被検知物により反射された超音波に基づく受信信
号が、この残響中に埋もれてしまい、近距離計測
を行うことが現実には不可能であつた。
音波トランスジユーサでは、パルス波を入力した
時に生じた残響が超音波トランスジユーサ内に残
存している。その結果、近距離計測の場合には、
被検知物により反射された超音波に基づく受信信
号が、この残響中に埋もれてしまい、近距離計測
を行うことが現実には不可能であつた。
よつて、本考案の目的は、送信・受信を同一の
圧電振動体で行う空中超音波トランスジユーサに
おいて、より近距離の計測を行うことを可能とす
るものを提供することにある。
圧電振動体で行う空中超音波トランスジユーサに
おいて、より近距離の計測を行うことを可能とす
るものを提供することにある。
本考案の空中超音波トランスジユーサは、送信
及び受信の双方を同一の圧電振動子で行う型式の
空中超音波トランスジユーサであつて、板状の音
響整合体と、音響整合体の一方面に接着されてお
り、かつ圧電セラミツク体の両面に電極を形成し
てなる圧電振動子と、音響整合体の圧電振動子が
接着された一方面側において、圧電振動子を囲繞
するように該一方面に固着された筒状ケースとを
備える。
及び受信の双方を同一の圧電振動子で行う型式の
空中超音波トランスジユーサであつて、板状の音
響整合体と、音響整合体の一方面に接着されてお
り、かつ圧電セラミツク体の両面に電極を形成し
てなる圧電振動子と、音響整合体の圧電振動子が
接着された一方面側において、圧電振動子を囲繞
するように該一方面に固着された筒状ケースとを
備える。
そして、音響整合体および筒状ケースの側面に
は、粘弾性材料層が付与されており、該粘弾性材
料層を音響整合体および筒状ケースの外面に保持
するために、粘弾性材料層の周囲に拘束材が貼り
付けられていることを特徴とするものである。
は、粘弾性材料層が付与されており、該粘弾性材
料層を音響整合体および筒状ケースの外面に保持
するために、粘弾性材料層の周囲に拘束材が貼り
付けられていることを特徴とするものである。
超音波発生時の振動は、筒状ケースおよび音響
整合層の周囲に付与された粘弾性材料層内部の粘
性抵抗により、その振動エネルギが熱エネルギに
変換される。その結果、初期振動が吸収されるの
で送信に際して発生した残響を極めて小さくする
ことが可能とされている。従つて、同一の圧電振
動子において反射信号を受信するに際し、上記残
響が極めて小さくされているため、該残響の影響
を受けることなく受信することができる。すなわ
ち、本考案では、筒状ケースおよび音響整合体の
周囲に粘弾性材料層を付与することにより、残響
を小さくし、それによつてより近い距離にある被
検知物からの反射波の測定を可能としている。
整合層の周囲に付与された粘弾性材料層内部の粘
性抵抗により、その振動エネルギが熱エネルギに
変換される。その結果、初期振動が吸収されるの
で送信に際して発生した残響を極めて小さくする
ことが可能とされている。従つて、同一の圧電振
動子において反射信号を受信するに際し、上記残
響が極めて小さくされているため、該残響の影響
を受けることなく受信することができる。すなわ
ち、本考案では、筒状ケースおよび音響整合体の
周囲に粘弾性材料層を付与することにより、残響
を小さくし、それによつてより近い距離にある被
検知物からの反射波の測定を可能としている。
第1図は、本考案の一実施例を説明するための
断面図である。この空中超音波トランスジユーサ
1では、円板状の音響整合体2の一方面に、両面
に電極が形成された圧電セラミツク体3よりなる
圧電振動子が貼り付けられている。音響整合体2
は、たとえばエポキシ樹脂やウレタン系樹脂等
に、ガラスや有機物からなるマイクロバルーンを
混在させた構造を有し、空気との音響インピーダ
ンスを調整するために設けられているものであ
る。
断面図である。この空中超音波トランスジユーサ
1では、円板状の音響整合体2の一方面に、両面
に電極が形成された圧電セラミツク体3よりなる
圧電振動子が貼り付けられている。音響整合体2
は、たとえばエポキシ樹脂やウレタン系樹脂等
に、ガラスや有機物からなるマイクロバルーンを
混在させた構造を有し、空気との音響インピーダ
ンスを調整するために設けられているものであ
る。
音響整合体2の圧電セラミツク体3が貼り付け
られている側の一方面には、圧電セラミツク体3
を囲繞するように円筒状の筒状ケース4が固着さ
れている。筒状ケース4は、合成樹脂や金属など
の剛性材料により構成することができる。
られている側の一方面には、圧電セラミツク体3
を囲繞するように円筒状の筒状ケース4が固着さ
れている。筒状ケース4は、合成樹脂や金属など
の剛性材料により構成することができる。
筒状ケース4の他方開口は、端子板5で閉成さ
れており、該端子板5からピン端子6,7がセン
サ外へ引き出されている。ピン端子6,7は、圧
電セラミツク体3の電極に電気的に接続されたリ
ード線8,9に、それぞれ、電気的に接続されて
いる。端子板5の下方は、封止樹脂10により封
止されている。
れており、該端子板5からピン端子6,7がセン
サ外へ引き出されている。ピン端子6,7は、圧
電セラミツク体3の電極に電気的に接続されたリ
ード線8,9に、それぞれ、電気的に接続されて
いる。端子板5の下方は、封止樹脂10により封
止されている。
上述した構造は、従来の空中超音波トランスジ
ユーサと同様のものである。本実施例の特徴は、
音響整合体2および筒状ケース4の周囲に粘弾性
材料層11および拘束材12が配されていること
にある。本実施例では、拘束材12は、合成樹脂
からなる基材テープよりなり、該基材テープの一
方面に粘弾性材料層11としての粘着材が付与さ
れた粘着テープを音響整合体2および筒状ケース
4の周囲に巻回することにより貼り付けられてい
る。
ユーサと同様のものである。本実施例の特徴は、
音響整合体2および筒状ケース4の周囲に粘弾性
材料層11および拘束材12が配されていること
にある。本実施例では、拘束材12は、合成樹脂
からなる基材テープよりなり、該基材テープの一
方面に粘弾性材料層11としての粘着材が付与さ
れた粘着テープを音響整合体2および筒状ケース
4の周囲に巻回することにより貼り付けられてい
る。
粘弾性材料層11は、圧電セラミツク体3で発
生した超音波に基づく振動エネルギを内部の粘性
抵抗により熱エネルギに変換し、それによつて振
動を吸収する機能を果たす。よつて、送信の際に
発生された超音波に基づく振動が効果的に吸収さ
れるため、この空中超音波トランスジユーサ1で
は残響が従来の空中超音波トランスジユーサに比
べて極めて小さくなることがわかる。その結果、
近距離計測を行つた場合、受信信号が残響中に埋
もれにくく、より近い距離の被検知物との間の距
離を正確に測定することができる。
生した超音波に基づく振動エネルギを内部の粘性
抵抗により熱エネルギに変換し、それによつて振
動を吸収する機能を果たす。よつて、送信の際に
発生された超音波に基づく振動が効果的に吸収さ
れるため、この空中超音波トランスジユーサ1で
は残響が従来の空中超音波トランスジユーサに比
べて極めて小さくなることがわかる。その結果、
近距離計測を行つた場合、受信信号が残響中に埋
もれにくく、より近い距離の被検知物との間の距
離を正確に測定することができる。
なお、粘弾性材料層11中の粘性抵抗により振
動エネルギを吸収するものであるため、粘性は高
いほど好ましい。また、シリコンゴムのように弾
性のみを有する材料は、かえつて残響を大きくす
るため用いることができない。
動エネルギを吸収するものであるため、粘性は高
いほど好ましい。また、シリコンゴムのように弾
性のみを有する材料は、かえつて残響を大きくす
るため用いることができない。
粘弾性材料層11を構成する材料例としては、
市販の粘着テープを用いることができる。たとえ
ば、スコツチ社製の商品名「粘着フオームテー
プ」の名の下に市販されているものを用いること
ができる。その他、種々の粘着テープを用い得る
ことは言うまでもない。
市販の粘着テープを用いることができる。たとえ
ば、スコツチ社製の商品名「粘着フオームテー
プ」の名の下に市販されているものを用いること
ができる。その他、種々の粘着テープを用い得る
ことは言うまでもない。
また、粘弾性材料の例としては、粘着テープに
塗布されている粘着剤の他、任意のアクリル系接
着材のような合成樹脂系接着材、あるいはゴム系
の接着剤を適宜用いることができる。
塗布されている粘着剤の他、任意のアクリル系接
着材のような合成樹脂系接着材、あるいはゴム系
の接着剤を適宜用いることができる。
さらに、拘束材12についても、ポリウレタン
系や塩化ビニル系あるいはポリエステル系などの
種々の合成樹脂材料からなるものを用いることが
できる。さらに、上記実施例のように、予め粘着
テープとされているものを用いずともよく、粘弾
性材料層11を音響整合体2および筒状ケース4
の周囲に塗布した後に、拘束材12を巻回あるい
は貼り付けてもよい。
系や塩化ビニル系あるいはポリエステル系などの
種々の合成樹脂材料からなるものを用いることが
できる。さらに、上記実施例のように、予め粘着
テープとされているものを用いずともよく、粘弾
性材料層11を音響整合体2および筒状ケース4
の周囲に塗布した後に、拘束材12を巻回あるい
は貼り付けてもよい。
次に、具体例な実験結果につき説明する。
第2図に示すように、空中超音波トランスジユ
ーサ1にトーンバースト発生器からトーンバース
ト波を引加し、超音波を発生させる。この空中超
音波トランスジユーサ1に6cmの距離を隔てて被
検知物として6mm×6mmのアルミニウム板13を
配置し、該アルミニウム板13からの反射波を空
中超音波トランスジユーサ1で受信した。引加し
たトーンバースト波は、入力波数;30波、入力電
圧;19Vppのものである。結果を、第3図に示
す。
ーサ1にトーンバースト発生器からトーンバース
ト波を引加し、超音波を発生させる。この空中超
音波トランスジユーサ1に6cmの距離を隔てて被
検知物として6mm×6mmのアルミニウム板13を
配置し、該アルミニウム板13からの反射波を空
中超音波トランスジユーサ1で受信した。引加し
たトーンバースト波は、入力波数;30波、入力電
圧;19Vppのものである。結果を、第3図に示
す。
比較のために、粘弾性材料層11および拘束材
12を有しない従来構造の超音波トランスジユー
サにつき、同一条件で測定を行つた。結果を第4
図に示す。第3図および第4図の比較から、本実
施例の空中超音波トランスジユーサ1では、残響
が小さく、従つて受信信号を明確に識別し得るの
に対し、従来例では、受信信号が残響中に埋もれ
てしまうことがわかる。
12を有しない従来構造の超音波トランスジユー
サにつき、同一条件で測定を行つた。結果を第4
図に示す。第3図および第4図の比較から、本実
施例の空中超音波トランスジユーサ1では、残響
が小さく、従つて受信信号を明確に識別し得るの
に対し、従来例では、受信信号が残響中に埋もれ
てしまうことがわかる。
次に、残響特性についての測定結果を説明す
る。上記した従来例、上記実施例並びに上記実施
例と同一の構造において粘弾性材料層をシリコン
ゴムで構成した比較例につき、残響時間を測定し
た。結果を、第5図に示す。第5図では、従来例
の残響時間を1として、比較例および実施例の残
響時間を規格化して示している。
る。上記した従来例、上記実施例並びに上記実施
例と同一の構造において粘弾性材料層をシリコン
ゴムで構成した比較例につき、残響時間を測定し
た。結果を、第5図に示す。第5図では、従来例
の残響時間を1として、比較例および実施例の残
響時間を規格化して示している。
第5図から、シリコンゴムを付与した比較例で
は、従来例よりも1.4倍も残響時間が長くなるが、
本実施例では、0.7倍と短縮されていることがわ
かる。
は、従来例よりも1.4倍も残響時間が長くなるが、
本実施例では、0.7倍と短縮されていることがわ
かる。
なお、絶対的数値で示すと、−60dBのレベルに
なるまでの残響時間は、従来例では250μs、比較
例では350μs、実施例では170μsであつた。
なるまでの残響時間は、従来例では250μs、比較
例では350μs、実施例では170μsであつた。
また、上記実施例では、音響整合体2および筒
状ケース4をそれぞれ、円板状および円筒体の形
状のもので構成したが、角板状および角筒体など
任意の形状を有するもので構成することができ、
その場合、粘弾性材料11および拘束材12は内
側の音響整合体2および筒状ケース4の外形に応
じて変更され得る。
状ケース4をそれぞれ、円板状および円筒体の形
状のもので構成したが、角板状および角筒体など
任意の形状を有するもので構成することができ、
その場合、粘弾性材料11および拘束材12は内
側の音響整合体2および筒状ケース4の外形に応
じて変更され得る。
本考案では、音響整合体および筒状ケースの周
囲に粘弾性材料層が付与されているので、パルス
波入力により圧電セラミツク体で発生した残響は
粘弾性材料層内の粘性抵抗により熱エネルギに変
換される。従つて、残響時間が効果的に短縮され
得る。その結果、送信に際して発生した残響が速
やかに減衰されるので、同じ圧電振動子による受
信に際して上記残響の影響が著しく低減される。
よつて、近距離計測の場合であつても、受信信号
が残響中に埋もれ難いため、より近い距離の計測
を正確に行うことが可能となる。
囲に粘弾性材料層が付与されているので、パルス
波入力により圧電セラミツク体で発生した残響は
粘弾性材料層内の粘性抵抗により熱エネルギに変
換される。従つて、残響時間が効果的に短縮され
得る。その結果、送信に際して発生した残響が速
やかに減衰されるので、同じ圧電振動子による受
信に際して上記残響の影響が著しく低減される。
よつて、近距離計測の場合であつても、受信信号
が残響中に埋もれ難いため、より近い距離の計測
を正確に行うことが可能となる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は実施例および従来例の特性を測定するための
装置を略図的に示す図、第3図は実施例の特性を
示す図、第4図は従来例の特性を示す図、第5図
は従来例、実施例および比較例の残響時間を説明
するための図である。 図において、1は空中超音波トランスジユー
サ、2は音響整合体、3は圧電セラミツク体、4
は筒状ケース、11は粘弾性材料層、12は拘束
材を示す。
図は実施例および従来例の特性を測定するための
装置を略図的に示す図、第3図は実施例の特性を
示す図、第4図は従来例の特性を示す図、第5図
は従来例、実施例および比較例の残響時間を説明
するための図である。 図において、1は空中超音波トランスジユー
サ、2は音響整合体、3は圧電セラミツク体、4
は筒状ケース、11は粘弾性材料層、12は拘束
材を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 送信及び受信の双方を同一の圧電振動子で行
う空中超音波トランスジユーサであつて、 板状の音響整合体と、 前記音響整合体の一方面に接着されており、
かつ圧電セラミツク体の両面に電極を形成して
なる圧電振動子と、 前記音響整合体の圧電振動子が接着されてい
る一方面側において、前記圧電振動子を囲繞す
るように該一方面に固着された筒状ケースと、 前記音響整合体及び筒状ケースの側面に付与
された粘弾性材料層と、 前記粘弾性材料層を音響整合体及び筒状ケー
スの外面に保持するために、前記粘弾性材料層
の周囲に貼り付けられた拘束材とを備えること
を特徴とする空中超音波トランスジユーサ。 (2) 前記粘弾性材料層及び拘束材は、粘弾性材料
が基材の一方面に付与された粘着テープにより
構成されている、実用新案登録請求の範囲第1
項記載の空中超音波トランスジユーサ。 (3) 前記板状の音響整合体が円板状の形状を有
し、前記筒状ケースは該円板と同一外径の円筒
体よりなる、実用新案登録請求の範囲第1項ま
たは第2項記載の空中超音波トランスジユー
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987160450U JPH0543422Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987160450U JPH0543422Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0166082U JPH0166082U (ja) | 1989-04-27 |
JPH0543422Y2 true JPH0543422Y2 (ja) | 1993-11-01 |
Family
ID=31442528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987160450U Expired - Lifetime JPH0543422Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543422Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4432245B2 (ja) * | 2000-06-02 | 2010-03-17 | パナソニック電工株式会社 | 超音波振動子 |
JP2002204498A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 超音波センサ |
JP5214197B2 (ja) * | 2007-08-28 | 2013-06-19 | 日本セラミック株式会社 | 超音波送受波器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418897U (ja) * | 1977-07-07 | 1979-02-07 |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP1987160450U patent/JPH0543422Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418897U (ja) * | 1977-07-07 | 1979-02-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0166082U (ja) | 1989-04-27 |
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