JP3175952B2 - 電子部品用リ−ドの半田付け装置 - Google Patents

電子部品用リ−ドの半田付け装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂封止半導体装置等
の電子部品のリ−ドに半田付けする半田付け装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品のリ−ドに半田付けする
ための半田付け装置の構成を、図6及び図7に示す。ま
ず、半田を蓄えるための半田槽57を有する。この半田
槽57の中に、半田を溶かすためのヒ−タ54と、半田
の温度を調整するための温度調整器63及びダクト60
とが設けられている。このダクト60の吸い込み口59
側にあり及びダクト60の中に、モ−タにより回転する
押し込み用プロペラ58が形成される。ダクト60の噴
出し口61側のダクト60の上部に、フレ−ム51に半
田付けするための転写ロ−ラ53が備えられている。フ
レ−ム51を両面から半田付けするために、同じ装置が
対称に構成されている。
【0003】この様なフレ−ムを軸とした左右対称の構
成の半田付け装置であるので、片側の機構に注目して説
明する。半田槽57に蓄えられた溶融半田55は、ヒ−
タ54と温度調整器63により一定の温度に保たれてい
る。また、溶融半田55の表面部分は酸化膜56に覆わ
れている。酸化されていない溶融半田55は、回転して
いる押し込み用プロペラ58により噴流され、吸い込み
口59から吸い込まれ、ダクト60を通過し、噴き出し
口61より噴き出される。
【0004】そして噴き出された溶融半田55は、噴き
出し口61の液面より高い所で回転している転写ロ−ラ
53に、触れ付着する。転写ロ−ラ53に付着した溶融
半田55は、フレ−ム送り52で送られているフレ−ム
51に転写され半田付けされる。半田膜の厚みの調整
は、転写ロ−ラ53の回転スピ−ドとフレ−ム51の送
りスピ−ドを変えることにより行われる。半田槽57へ
の半田の補給の方法は、細長い板状の半田が、定期的に
継ぎ足される。
【0005】ここで、噴き出し口61には、常時、酸化
されていない溶融半田55が噴き出されている。また、
フレ−ム51に半田付けをした後に残った溶融半田55
は、半田槽57に戻り、再度噴流されて使用されてい
る。ところで、半田には母材を溶かす性質があるため、
半田付け後に残った半田にはフレ−ムの材質が溶けてい
る。従って、母材であるフレ−ム51の材質が混じって
いる溶融半田55が循環されるため、半田の材質を悪化
する。
【0006】そのため、定期的な半田の交換を必要とす
る。先ず、半田槽57内に溶融半田55が満ちた状態
で、モ−タを含む押し込み用プロペラ58を取り外し溶
融半田55を抜き取る。その後、新しい溶融半田55を
供給し、押し込み用プロペラ58が取り付けられる。
【0007】このように、定期的な半田の交換は面倒で
あり、半田槽57が大きいため交換する溶融半田55の
量も多く、半田が無駄になる。そのうえ、高温作業のた
め危険であり、装置が大型で複雑なため多くの調整を必
要とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、一度半
田付けに使用され残った半田は再度噴流されて使用され
る。そのため、フレ−ムの材質が混じっている半田が循
環されるので、半田の材質が悪化する。また、半田の定
期的交換の際に、多くの無駄な半田が発生する。半田の
交換作業は、高温作業のため危険であり、噴流機構や回
転ロ−ラ等に伴い装置が複雑なため調整が難しい。また
装置が大型である。本装置は、上記欠点を解決するため
のものであり、装置の小型化及び低価格化を行う。ま
た、半田交換費用を削減することが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フレー
ムはシュート上を移動する時、半田だめを通過しフレー
ムの必要範囲に垂直に半田付けをされる。半田だめは、
上部材と下部材に挟まれた部分であり、半田の表面張力
により半田が蓄えられている。上部材の内部には、第一
の半田だめ及び該第一の半田だめに連なる2つの第二の
半田だめがある。第一の半田だめには、液面センサーに
より制御され、自動的にワイヤー半田が供給される。ワ
イヤー半田はヒータにより溶かされ、温度調節器で一定
の温度に保たれる。第二の半田だめのは狭く、例えば
0.05〜1.0mmの寸法である。第二の半田だめの
下方に半田だめがある。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、フレームが半田だめを通
過し半田付けされても、半田だめには常に一定量の半田
が満ちている。第二の半田だめのが狭いためにおこる
毛細管現象の作用により、減った半田の量だけ直ぐに半
田だめに補充される。よって、半田付けにより使用した
量だけ下から吸い上げる方式であるから、従来のように
循環され母材が溶けた半田でないので、良質の半田が半
田付けに使用される。
【0011】また、従来の半田の質の悪化による定期的
な半田の交換が不要となったり、ロ−ル状に長く巻かれ
たワイヤ−半田であるため、半田交換費用を大幅に低減
できる。さらに、噴流機構や回転ロ−ラ等複雑な機構が
なくなったので、装置が小型化され、低価格になる。
【0012】
【実施例】先ず、図1乃至図4を参照して本発明の一実
施例を説明する。
【0013】以下、図1により本装置の概略を説明す
る。半田付けする部分は、上部材6と下部材25に挟ま
れた半田だめ15の部分である。上部材6に含まれる液
だめ上型形状7と下部材25に含まれる液だめ下型形状
8で挟まれた部分に、半田の表面張力を利用して常時一
定量の半田が溜められている半田だめ15が形成され
る。半田だめ15は、上部材6に連結された下型駆動シ
ャフト10を用いて下側に、下部材25に連結された上
型駆動シャフト9を用いて上側にそれぞれ動かし、上下
に分割される。半田だめ15の厚みは、フレ−ムの厚み
に応じて、上部材6に接続されている調整ねじ16で、
液だめ上型形状7と液だめ下型形状8との隙間21(図
2)を変えて調整される。フレ−ム1を滑らかに移動さ
せるためのシュ−ト2は、下部材25の両端にそれぞれ
平行に取り付けられている。
【0014】次に、図2及び図3を参照して、上部材6
の内部の機構と、第一の半田だめ3及び第二の半田だめ
17の形状の詳細を説明する。上部材6の内部に、溶融
半田11を蓄えるための第一の半田だめ3、及び該第一
の半田だめ3に連なりかつ半田だめ15に溶融半田11
を供給するための輸送管となる2つの第二の半田だめ1
7が含まれる。その第一の半田だめ3の内部に、溶融半
田11の温度を調整するための温度調整器5とワイヤ−
半田19及び第一の半田だめ3の半田の高さ(量)を検
出するための液面センサ−18が上部材6の外部より挿
入されている。ロ−ラ20により送られたワイヤ−半田
19は、液面センサ−18の指定の高さになるように、
ヒ−タ4により溶かされ溶融半田11となる。その溶融
半田11の温度は、温度調整器5により一定に保たれ
る。
【0015】第二の半田だめ17は狭い、例えば0.4
mmのであり、半田だめ15に半田を供給するための
噴き出し口14を含む。第一の半田だめ3と第二の半田
だめ17は、上部材に含まれるゲート23により隔てら
れている。しかし上方において、第一の半田だめ3と第
二の半田だめ17はつながっており、それらの溶融半田
11の液面は同一の高さであり、酸化膜12で覆われて
いる。
【0016】また、噴き出し口14を基準に、ゲ−ト2
3の高さをd1、第一の半田だめ3の底面の高さをd2
とする。すると、d1>d2>0である。溶融半田11
の流れ方向は、矢印に示すように、第一の半田だめ3よ
りゲ−ト23を越え、第二の半田だめ17を通り噴き出
し口14から半田だめ15への方向である。半田だめ1
5の溶融半田11の温度は、第一の半田だめ3の溶融半
田11と同一温度に保たれている。
【0017】半田付けの手順はフレーム1が一定の速度
でシュート2を滑り、隙間21の半田だめ15を通過す
るときに半田付けされてシュート2に出て行く。半田付
けに伴い、半田だめ15への半田の供給は、第二の半田
だめ17が0.4mmののために生じる毛細管現象を
利用して、第一の半田だめ3内の溶融半田11を、減っ
た量だけを直ぐ補充するシステムである。
【0018】フレ−ムに半田付けされる範囲は、X方向
では液だめ上型形状7と液だめ下型形状8の幅で、Y方
向ではフレ−ムを流しながら半田付けするためフレ−ム
の長さまで半田付けができる。半田膜の厚みの調整は、
フレ−ム1の送りスピ−ドを変えることにより行える。
【0019】本発明の第2実施例を図5に示す。第1の
実施例と異なるのは、第一の半田だめ3とゲ−ト23の
間に案内板24を設け、第一の半田だめ3と第二の半田
だめ17に液面差26を設けたことである。
【0020】噴き出し口14を基準にすると、第二の半
田だめ17の高さは第一の半田だめ3の高さより液面差
26分だけ低い。それによって、第二の半田だめ17内
の溶融半田11には酸化膜が発生せず、第一の半田だめ
3内の溶融半田11上に酸化膜12が発生するのみにと
どまり、第1の実施例に比べて酸化膜の発生する面積が
減少できる。また、液面差26を設けたことにより半田
の流れが良くなる。
【0021】本発明は、溶融半田11を半田付けにより
使った分だけ下から吸い出す方式のために半田だめに溶
け込まなくなった。このために、定期的に行なっていた
半田の交換が不要になる。
【0022】長期間使用していると、半田から折出物が
序々に第一の半田だめ3に沈殿するために交換作業が必
要である。しかし、噴流機構がなくなり、半田だめのサ
イズが小さくなったことにより短時間でしかも安全に行
なえる。
【0023】本装置は、半田だめが小さいためにロ−ル
状に長く巻かれたワイヤ−半田で自動供給できる。これ
により価格が安く、また、交換頻度も少なくなる。本装
置による半田付けはフレ−ム流れ方向の逆方向でも行な
えるため、半田付けのやり直しもできる。
【0024】
【発明の効果】従来の半田膜の厚みの調整は、回転ロ−
ラの回転スピ−ドとフレ−ムの送りスピ−ドを変えなが
ら行なっていたため、時間もかかり技術的にも難しい。
本発明により、フレ−ムの送りスピ−ドを変えるだけ
で、簡単になった。
【0025】また、フレ−ムの材質が溶けた質の悪い半
田が循環することなく、半田付けに使用した量だけを下
から吸い出すために質の良い半田が常に供給されるた
め、定期的に行なっていた半田の交換が不要である。
【0026】従来細長い板状の半田を定期的に継ぎ足し
をしたが、ロ−ル状に長く巻かれたワイヤ−半田で自動
供給でき、これにより価格が安く、補給のための半田の
交換頻度も少なくなる。さらに、噴流機構や回転ロ−ラ
が無くなり、小型化された半田付け装置のため、複数の
半田付け装置が設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の構成を示す概略図であ
る。
【図2】図1におけるA−Aにおける断面図である。
【図3】図2におけるB−Bにおける断面図である。
【図4】図3においてリ−ドフレ−ムを半田付けすると
きの断面図である。
【図5】本発明の第二実施例における特徴を表す部分の
断面図である。
【図6】従来の半田付け装置の構成を示す概略図であ
る。
【図7】図6におけるA−Aにおける断面図である。
【符号の説明】
1…フレ−ム、2…シュ−ト、3…第一の半田だめ、4
…ヒ−タ 5…温度調整器、6…上部材、7…液だめ上型形状、8
…液だめ下型形状 9…上型駆動シャフト、10…下型駆動シャフト、11
…溶融半田 12…酸化膜、14…噴き出し口、15…半田だめ、1
6…調整ネジ 17…第二の半田だめ、18…液面センサ−、19…ワ
イヤ−半田 20…ロ−ラ、21…隙間、23…ゲ−ト、24…案内
板、25…下部材 26…液面差
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/02 H05K 3/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部材と、該上部材の下方にありフレー
    ムに半田付けする部分となる下部材と、該下部材の両側
    に水平にあり上記フレームを送るためのシュートとから
    なる半田付け装置において、 上記上部材の内部にあって、半田が供給される第の半
    田だめと、該第の半田だめに連なる第の半田だめと
    を有する供給半田だめと、 上記上部材と上記下部材に挟まれ、上記供給半田だめか
    ら溶融半田が供給される半田付け用半田だめとを具備す
    ことを特徴とする半田付け装置。
  2. 【請求項2】 上記第二の半田だめは2つからなり、上
    記第二の半田だめの幅はそれぞれ0.05〜1.0mm
    であり、上記第一の半田だめと上記第二の半田だめの間
    は上記上部材に含まれる障壁により下部が隔てられ上部
    が連なることを特徴とする請求項1記載の半田付け装
    置。
  3. 【請求項3】 上記第一の半田だめと上記障壁の間に上
    記上部材に含まれる上記障壁とは異なる障壁があり、上
    記第一の半田だめに供給されている上記溶融半田の液面
    より上記第二の半田だめに供給されている上記溶融半田
    の液面が低いことを特徴とする請求項2記載の半田付け
    装置。
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