JPH10193095A - 半田付け条件検索装置及び自動半田付け装置 - Google Patents

半田付け条件検索装置及び自動半田付け装置

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JPH10193095A
JPH10193095A JP37797A JP37797A JPH10193095A JP H10193095 A JPH10193095 A JP H10193095A JP 37797 A JP37797 A JP 37797A JP 37797 A JP37797 A JP 37797A JP H10193095 A JPH10193095 A JP H10193095A
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soldering
substrate
molten solder
input
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JP37797A
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Yasuo Akao
泰雄 赤尾
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NITSUKU KK
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NITSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の種類等に関する生産条件と、自動半田
付け装置の基板搬送装置及び溶融半田槽の設定に関する
自動半田付け装置設定条件を入力すると、半田付け条件
を検索する半田付け条件検索装置を提供する。 【解決手段】溶融半田噴出装置、溶融半田槽、基板搬送
装置、及び前記基板予熱ヒータを有する自動半田付け装
置における半田付け条件を記憶する第1の記憶手段と、
前記基板の生産条件と自動半田付け装置設定条件を入力
する第1の入力手段と、前記入力条件に対応する前記半
田付け条件を検索する第1の演算手段と、検索された半
田付け条件を表示する第1の表示手段とを有する半田付
け条件検索装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半田付け条件検索
装置に関し、特に、溶融半田噴出装置を備える溶融半田
槽と、半田付けしようとする基板の下面を前記溶融半田
噴流の波頭に接触させつつ前記溶融半田槽上方を通過す
るように前記基板を搬送する基板搬送装置とを有する所
謂ウェーブ半田付け式自動半田付け装置における各部分
の設定条件を検索する半田付け条件検索装置に関し、更
に詳しくは、ある特定の基板及びその基板の半田付け速
度等に関する生産条件、及び前記基板搬送装置と前記溶
融半田槽との設定に関する自動半田付け装置設定条件を
入力すると、前記自動半田付け装置における、基板の予
熱温度と前記溶融半田噴出装置での溶融半田噴流の形成
に関する半田付け条件とを自動的に検索する半田付け条
件検索装置に関する。
【0002】本発明は、又、前記自動半田付け装置を用
いた半田付けで生じた半田付け不良の種類を入力する
と、この半田付け不良を解消するのに最適な半田付け条
件を自動的に検索する半田付け条件検索装置に関する。
【0003】本発明は、更に、自動半田付け装置に関
し、特に前記入力された自動半田付け装置設定条件、及
び検索された半田付け条件等に従って、前記溶融半田噴
出装置、溶融半田槽、基板搬送装置、及び基板予熱ヒー
タが自動的に設定される自動半田付け装置に関する。
【0004】
【従来の技術】各種部品が搭載された基板を自動的に半
田付けする自動半田付け装置としては、従来から、ウェ
ーブ半田付け式自動半田付け装置が広く用いられてき
た。
【0005】ウェーブ半田付け式自動半田付け装置とし
ては、開口部がスロット状である溶融半田ノズルを有す
る、上方に溶融半田を噴出する溶融半田噴出装置と、内
側に溶融半田を貯留してなるとともに、前記溶融半田噴
出装置を備える溶融半田槽と、この溶融半田槽の上方に
設けられた基板搬送装置とを有する装置が一般に用いら
れていた。
【0006】前記ウェーブ半田付け式自動半田付け装置
においては、溶融半田ノズルから上方に噴出する溶融半
田によって溶融半田噴流が形成される。
【0007】半田付けしようとする基板は、その下面が
前記溶融半田噴流の頂部即ち波頭と接触するように、基
板搬送装置によって搬送される。これにより、前記基板
下面の要半田付け箇所が半田付けされる。前記ウェーブ
半田付け式自動半田付け装置においては、一般的に、前
記溶融半田ノズルの開口部は、基板が搬送される方向に
対して交差する方向、特に直角な方向に設けられてい
た。一方、前記基板搬送装置は、半田付けしようとする
基板がその下面で前記溶融半田噴流の波頭に接触するよ
うに搬送され、且つ搬送方向に沿って斜め上方に上昇し
ていくように、前記基板の搬送方向に沿って斜め上方に
傾けて取りつけられていた。
【0008】しかし、基板の実装密度が高くなるにつ
れ、かかる自動半田付け装置においては、所謂ブリッ
ジ、ツララ、及びボタツキと称する半田付け不良が発生
し易くなるという問題が目立つようになった。
【0009】半田付け不良を低減させることを目的とし
て、前記自動半田付け装置において、前記基板の搬送方
向に沿って前記溶融半田噴出装置を2基並べ、これらの
溶融半田噴出装置のそれぞれについて溶融半田槽を設け
た所謂2槽2噴流式の自動半田付け装置が提案された
(特公昭60−51940号公報)。
【0010】更に、前記自動半田付け装置において、前
記基板を迎える側の溶融半田噴出装置(以下「1次噴流
装置」という。)と、前記基板を見送る側の溶融半田噴
出装置(以下「2次噴流装置」という。)との間で溶融
半田噴流の流れを変えることも行われてきた。例えば、
1次噴流装置においては、多数の小翼を周方向及び長手
方向に固着してなる回転軸であるターブレントシャフト
を、頂部に設けられたスロット状の開口の近傍に、前記
開口の長手方向に沿って設け、このターブレントシャフ
トを回転させることによって溶融半田噴流を乱流とし、
基板下面にむらなく溶融半田が当たるようにし(特公平
5−85262号公報)、一方、2次噴流装置において
は、溶融半田噴流を層流の状態で噴出させること等が提
案された。
【0011】更に、溶融半田ノズルが、基板が搬送され
る方向に対して略45°の角度をなすように開口してい
る自動半田付け装置、(特公平6−86003号公
報)、及び基板が搬送される方向に対して直角方向にお
ける基板搬送装置の傾きを調節できるようにした自動半
田付け装置も提案された(特公平3−5909号公報及
び特公平6−91312号公報)。
【0012】前記のウェーブ半田付け式自動半田付け装
置を用いて半田付けする場合においては、半田付けをし
ようとする基板の種類、半田付け速度、及び生産数量に
応じて、使用する半田の組成・温度、及びフラックスの
比重・固形分濃度等を決定すると同時に、前記自動半田
付け装置における基板搬送装置の勾配、入口高さ、及び
基板搬送速度、基板の予熱の有無及び基板を予熱する場
合の予熱温度、並びに前記1次噴流装置及び2次噴流装
置の高さ、1次噴流装置及び2次噴流装置からの溶融半
田噴出の有無、及びこれらの1次噴流装置及び2次噴流
装置の頂部から溶融半田が噴出する高さである溶融半田
噴出高さ等の設定項目について、それぞれ適宜設定する
必要がある。
【0013】又、前記自動半田付け装置の運転中におい
ても、半田付けされた基板に半田付け不良個所が多い場
合には、半田付けの結果を見ながら、半田及びフラック
スについての条件、及び自動半田付け装置における上記
項目の設定を変更する必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来は、オペレータ
が、取扱説明書を参考にして、使用する半田及びフラッ
クスについての条件を決定するとともに、自動半田付け
装置における設定を行っていた。したがって、半田付け
する基板の種類を変えるときは、オペレータはその都度
同じ作業を繰り返さなければならなかった。更に、自動
半田付け装置の運転中における半田及びフラックスにつ
いての条件変更、及び自動半田付け装置の設定変更も、
オペレータが、半田付けされた基板を目で観察しつつ、
半田及びフラックスについての条件及び自動半田付け装
置の設定条件と、半田付け結果との間の関係を判断しつ
つ行っていた。
【0015】しかしながら、電子機器製造工場において
は、数台〜十数台の自動半田付け装置についてオペレー
タを1人配置する場合が一般的となってきているから、
始業時に、取扱説明書を参考にしつつ、受け持ちの自動
半田付け装置の設定を行うことは、オペレータにとって
大きな負担であった。
【0016】更に、自動半田付け装置の運転中に、基板
に半田付け不良が生じた場合であっても、相当な数の基
板が半田付けされた後になって初めてオペレータが半田
付け不良を発見することが屡々であった。更に、半田付
け不良を発見した場合には、半田及びフラックスの条件
及び自動半田付け装置の設定を変更しては基板の半田付
けを繰り返し、最適な条件及び設定条件を見出していた
から、この間にも何枚もの不良品が発生していた。又、
この間は、装置をかなりの時間停止する必要があり、生
産ラインのバランスを崩すことも屡々あった。
【0017】本発明は、基板の種類及び半田付け速度に
関する生産条件、並びに前記自動半田付け装置における
基板搬送装置及び溶融半田槽の設定に関する自動半田付
け装置設定条件を入力することにより、基板の予熱と溶
融半田噴出装置における溶融半田噴流の形成とに関する
半田付け条件を検索することができる半田付け条件検索
装置を提供することを目的とする。又、半田付け不良の
種類に関する半田付け不良情報を入力することにより、
前記半田付け不良に対する対策を自動的に検索できる半
田付け条件検索装置を提供することをも目的とする。更
に、前記入力された生産条件及び自動半田付け装置設定
条件、並びに検索された半田付け条件に合わせて、各部
分が自動的に設定される自動半田付け装置を提供するこ
とも目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的とする半田付け条件検索装置は、(1) 溶融半
田を上方に噴出して溶融半田噴流を形成する溶融半田噴
出装置を備える溶融半田槽と、半田付けしようとする基
板の下面を前記溶融半田噴流の波頭に接触させつつ前記
溶融半田槽上方を通過するように前記基板を搬送する基
板搬送装置と、前記基板を予熱する予熱ヒータとを有す
る自動半田付け装置における、基板の予熱温度と前記溶
融半田噴出装置における溶融半田噴流の形成とに関する
半田付け条件を記憶してなる第1の記憶手段と、前記基
板及び前記基板の半田付け速度に関する生産条件、並び
に前記基板搬送装置及溶融半田槽の設定に関する自動半
田付け装置設定条件を入力する第1の入力手段と、前記
第1の入力手段によって入力された生産条件及び自動半
田付け装置設定条件に対応する前記半田付け条件を前記
第1の記憶手段から検索する第1の演算手段と、前記第
1の記憶手段から検索された半田付け条件を表示する第
1の表示手段とを有することを特徴とする半田付け条件
検索装置、(2) 前記(1)における生産条件が、前
記基板の種類、材質、及び寸法に関する条件、並びに前
記基板搬送装置が基板を搬送する速度に関する条件から
選択された1以上の条件を含む(1)に記載の半田付け
条件検索装置、(3) 前記(1)における半田付け条
件を記憶してなる第1の記憶手段と、前記(1)におけ
る生産条件及び自動半田付け装置設定条件を入力する第
1の入力手段と、前記第1の入力手段によって入力され
た生産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応する前
記半田付け条件を前記第1の記憶手段から検索する第1
の演算手段と、前記自動半田付け装置による基板の半田
付けにおいて発生した半田付け不良の種類を入力する第
2の入力手段と、前記第2の入力手段によって入力され
た半田付け不良を解消するのに最も適切な半田付け条件
を前記第1の記憶手段から検索する第2の演算手段と、
前記第1の演算手段又は第2の演算手段によって検索さ
れた半田付け条件を表示する第1の表示手段とを有する
ことを特徴とする半田付け条件検索装置、(4) 前記
(3)における自動半田付け装置によって半田付けされ
た基板の下面を撮影する撮像手段と、前記撮像手段から
の画像信号を表示する第3の表示手段とを更に有する
(3)に記載の半田付け条件検索装置、及び(5) 前
記(3)における第2の入力手段が、前記請求項4にお
ける撮像手段と、前記撮像手段からの画像信号を分析し
て半田付け不良に関する情報を出力する第3の演算手段
とを有してなる(3)に記載の半田付け条件検索装置で
ある。
【0019】そして、前記課題を解決することを目的と
する自動半田付け装置は、(1) 前記自動半田付け装
置における基板の予熱温度と前記自動半田付け装置が有
する溶融半田噴出装置における溶融半田噴流の形成とに
関する半田付け条件を記憶してなる第1の記憶手段と、
前記(1)における生産条件及び自動半田付け装置設定
条件を入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段
によって入力された生産条件及び自動半田付け装置設定
条件に対応する前記半田付け条件を前記第1の記憶手段
から検索する第1の演算手段と、前記第1の入力手段に
入力されてなる生産条件と自動半田付け装置設定条件、
及び前記第1の演算手段によって検索されてなる半田付
け条件に従って、前記自動半田付け装置が有する基板搬
送装置、溶融半田槽、基板予熱ヒータ、及び溶融半田噴
出装置を調整する自動半田付け装置設定手段とを有する
ことを特長とする自動半田付け装置、及び(2) 前記
半田付け条件を記憶してなる第1の記憶手段と、前記生
産条件及び自動半田付け装置設定条件を入力する第1の
入力手段と、前記第1の入力手段によって入力された生
産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応する前記半
田付け条件を前記第1の記憶手段から検索する第1の演
算手段と、前記自動半田付け装置による基板の半田付け
において発生した半田付け不良の種類を入力する第2の
入力手段と、前記第2の入力手段によって入力された半
田付け不良を解消するのに最も適切な半田付け条件を前
記第1の記憶手段から検索する第2の演算手段と、前記
第1の入力手段に入力されてなる生産条件と自動半田付
け装置設定条件、及び前記第1の演算手段又は第2の演
算手段によって検索された半田付け条件に従って、前記
自動半田付け装置が有する基板搬送装置、溶融半田槽、
基板予熱ヒータ、及び溶融半田噴出装置を調整する自動
半田付け装置設定手段とを有することを特長とする自動
半田付け装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】上述のように、本発明の半田付け
条件検索装置の第1の態様は、溶融半田を上方に噴出し
て溶融半田噴流を形成する溶融半田噴出装置を備える溶
融半田槽と、半田付けしようとする基板の下面を前記溶
融半田噴流の波頭に接触させつつ前記溶融半田槽上方を
通過するように前記基板を搬送する基板搬送装置と、前
記基板を予熱する基板予熱ヒータとを有する自動半田付
け装置における、基板の予熱温度と前記溶融半田噴出装
置での溶融半田噴流の形成に関する半田付け条件を記憶
してなる第1の記憶手段と、前記基板と前記基板の半田
付け速度とに関する生産条件、及び前記基板搬送装置及
溶融半田槽の設定に関する自動半田付け装置設定条件を
入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段によっ
て入力された生産条件及び自動半田付け装置設定条件に
対応する前記半田付け条件を前記第1の記憶手段から検
索する第1の演算手段と、前記第1の記憶手段によって
検索された半田付け条件を表示する第1の表示手段とを
有することを特徴とする半田付け条件検索装置である。
【0021】そして、本発明の半田付け条件検索装置の
第2の態様は、前記第1の入力手段、第1の記憶手段、
第1の演算手段、及び第1の表示手段の他に、自動半田
付け装置を用いた半田付けにおいて生じた半田付け不良
の種類を入力する第2の入力手段と、前記第2の入力手
段によって入力された半田付け不良情報を解消するのに
最も適切な半田付け条件を前記第2の記憶手段から呼び
出す第2の演算手段とを有することを特徴とする半田付
け条件検索装置である。
【0022】以下、本発明の半田付け条件検索装置につ
いて具体例を挙げて説明する。
【0023】図1は、本発明の半田付け条件検索装置に
おいて、前記第1の記憶手段と、前記第1及び第2の入
力手段と、前記第1及び第2の演算手段とを全て備えて
なる半田付け条件検索装置の一例を示す全体図、及びこ
の半田付け条件検索装置と自動半田付け装置との関係を
示す概略図である。図1において、右上に自動半田付け
装置Sを示し、左下に半田付け条件検索装置PCを示
し、左上に半田付け条件検索装置PCが有する後述の表
示装置における表示例を示す。
【0024】図2は、図1に示された半田付け条件検索
装置PCのハードウェア構成を示すハードウェア構成図
である。
【0025】図1において、自動半田付け装置Sは、1
次噴流装置S11と2次噴流装置S12を備える溶融半田槽
1 と、半田付けしようとする基板Pの下面を前記1次
噴流装置S11と2次噴流装置S12とがそれぞれ形成する
溶融半田噴流の波頭に接触させつつ前記溶融半田槽S1
上方を通過するように前記基板Pを搬送するコンベアS
2 とを有してなる。1次噴流装置S11は、基板Pの搬送
方向αに沿って前方に設けられてなる溶融半田噴出装置
であり、2次噴流装置S12は、後方即ち基板Pを見送る
側に設けられてなる溶融半田噴出装置である。尚、図1
中αは基板Pの搬送方向を示す。コンベアS2 の下方
の、コンベア入口S21と溶融半田槽S1 との間には、前
方から順に第1基板予熱ヒータS51及び第2基板予熱ヒ
ータS52とが設けられてなる。コンベア出口S22近傍の
コンベアS2 下方には、前記基板Pが搬送される面であ
る搬送面を臨むように高解像度マイクロスコープ6Aが
設けられてなる。溶融半田槽S1 は、図1に図示されな
いヒータで加熱されてなる。この溶融半田槽S1 の内側
には、半田付けに用いる半田が溶融した状態で貯留され
てなる。そして、溶融半田槽S1 はボール螺子S13によ
って上下し得るように構成されてなる。
【0026】1次噴流装置S11と2次噴流装置S12
は、何れも頂部にスリット状の半田噴出口を有し、且つ
この半田噴出口が、前記基板PがコンベアS2 によって
搬送される方向αに対して略90°の角度をなすように
溶融半田槽S1 に固定されてなる。1次噴流装置S11
2次噴流装置S12とは、図示されない遠心ポンプをそれ
ぞれ有してなり、これらの遠心ポンプによって、溶融半
田槽S1 に貯留されてなる溶融半田が吸い上げられ、1
次噴流装置S11の半田噴出口と2次噴流装置S12の半田
噴出口とから、それぞれ1次噴流及び2次噴流として噴
出する。以下、1次噴流装置S11から噴出する溶融半田
噴流を「1次噴流」といい、2次噴流装置S12から噴出
する溶融半田噴流を「2次噴流」ということとする。こ
れらの遠心ポンプは、何れも独立に吐出量を制御するこ
とができる。そしてこれらの遠心ポンプからの吐出量を
制御することによって、1次噴流装置S11の半田噴出口
から1次噴流の波頭までの高さである1次噴流高さ、及
び2次噴流装置S12の半田噴出口から2次噴流の波頭ま
での高さである2次噴流高さを調節することができる。
【0027】1次噴流装置S11の半田噴出口の近傍に
は、前記半田噴出口の長手方向に沿ってターブレントシ
ャフトが設けられてなる。
【0028】一方、1次噴流装置S11及び2次噴流装置
12の半田噴出口の頂部には、前記半田噴出口の長手方
向に沿った一対の相対向するそれぞれの縁部から外側に
延在する板状の部材である溶融半田噴流フォーマが設け
られてなる。これらの溶融半田噴流フォーマのうち、前
方の縁部から外側に延在してなる溶融半田噴流フォーマ
を以下「前方フォーマ」といい、後方の縁部から外側に
延在する溶融半田噴流フォーマを以下「後方フォーマ」
という。前記1次噴流装置S11の前方フォーマ及び後方
フォーマは、何れも前後方向に沿って上に凸に湾曲して
なり、1次噴流装置S11の半田噴出口から噴出した1次
噴流は、前記ターブレントシャフトに接触し、前記前方
フォーマ及び後方フォーマを伝わって溶融半田槽S1
に流下する。一方、2次噴流装置S12においては、前方
フォーマは、前後方向に沿って上に凸に湾曲してなり、
2次噴流装置S11の半田噴出口から噴出した2次噴流
は、この前方フォーマを伝わって溶融半田槽S1 内に流
下する。一方、後方フォーマは、後端部に溶融半田を堰
き止める堰状部材を備え、且つ前記溶融半田噴出口の縁
部に対して回動可能に形成されてなる。尚、図中S121
は、2次噴流装置が有する後方フォーマを示す。
【0029】コンベアS2 は、基板Pが搬送される搬送
面の両側に各1基設けられてなる2基のチェーンコンベ
アを有し、このチェーンコンベアが有するチェーンの駒
には、それぞれ、基板を掴む搬送爪が設けられてなる。
基板は前記搬送爪で掴まれて搬送される。但し、図1に
おいては前記搬送爪は図示されていない。又、コンベア
2 は、図1に示されていないレールに取り付けられて
なり、このレールは、ボール螺子S41及びボール螺子S
42によって支持されてなるので、ボール螺子S41及びボ
ール螺子S42の高さを調節することによって、コンベア
2 の入口S21の高さ及び出口S22の高さを調節するこ
とができる。コンベアS2 の下方には、第1基板予熱ヒ
ータS51及び第2基板予熱ヒータS52が固定されてな
る。尚、コンベアS2 の前方には、コンベアS2 に基板
Pを受け渡すインサートコンベアS3 が設けられてな
る。
【0030】前記の自動半田付け装置Sにおいては、前
記インサートコンベアS3 の入口S31の高さであるパス
ライン高さHPLは例えば床面から750mmというよう
に機種ごとに決まっている。そして、調整すべき項目と
しては、前記コンベアS2 の勾配、コンベアS2 の入口
21及び出口S22の高さ、及び基板Pの搬送速度、第1
基板予熱ヒータS51及び第2基板予熱ヒータS52の設定
温度、1次噴流装置S11における1次噴流の有無及び高
さ、2次噴流装置S12における2次噴流の有無及び高
さ、溶融半田槽S1 の高さ、並びに2次噴流装置S12
有する後方フォーマS121 の水平面に対する角度があ
る。
【0031】以下、半田付け条件検索装置PCについて
説明する。
【0032】半田付け条件検索装置PCにおいては、図
2のハードウェア構成図にも示されてなるように、装置
全体を統括的に制御する、中央演算装置(CPU)を備
える主制御部1と、記憶装置2と、入出力制御部3と、
キーボード4aと、マウス4bと、ディスプレー5A
と、プリンタ5Bと、前記高解像度マイクロスコープ6
Aからの画像信号を処理する画像処理装置6Bを有す
る。前記制御部1には、記憶装置2が接続され、更に入
出力制御部3を介してキーボード4a及びマウス4bと
ディスプレー5Aとプリンタ5Bと前記画像処理装置6
Bとが接続されてなる。
【0033】主制御部1は、オペレーティング・システ
ム等の制御プログラム13、主プログラム12、及び入
力された生産条件及び自動半田付け装置設定条件等に関
するデータ等を一時格納するメモリ11を有してなる。
ここで、前記主プログラム12は、入力された生産条件
及び自動半田付け装置設定条件に関するデータに対応し
てどのような指示及び質問を出力するかという手順、前
記入力された生産条件及び自動半田付け装置設定条件に
対応して後述する標準半田付け条件を検索し出力する手
順、及び入力された半田付け不良の種類に対応して、こ
の半田付け不良を解消するのに最適な半田付け条件を検
索する手順等を規定してなるプログラムである。
【0034】記憶装置2は、磁気ディスク及びフロッピ
ーディスクを備えてなり、基板予熱温度、1次噴流の形
成に関する1次噴流条件、及び2次噴流の形成に関する
2次噴流条件を含む半田付け条件に関するデータが記憶
されてなるファイルI、半田付けしようとする基板の長
さと前記コンベアS2 における基板と基板との間の間隔
と後述するタクトタイムとから前記コンベアS2 の搬送
速度を計算する関係式、前記自動半田付け装置における
パスラインの高さHPLとコンベア勾配θとからコンベア
2 の入口の高さS21及び出口の高さS22を計算する関
係式、前記コンベア勾配θとパスライン高さHPLとから
溶融半田槽S1 の高さを計算する関係式、及び前記コン
ベア勾配θと2次噴流の噴流高さとから後述するピール
バックポイントを計算する関係式が記憶されてなるファ
イルII、並びに、入力された生産条件及び自動半田付け
設定条件と、前記主プログラム12で検索された半田付
け条件とを1つの組として保存するマスタファイルであ
るファイルIII が格納されてなる。
【0035】ファイルIには、基板予熱温度に関するデ
ータとして、第1基板予熱ヒータS51の設定温度(10
0〜450℃)及び第2基板予熱ヒータS52の設定温度
(100〜450℃)が記憶され、1次噴流条件に関す
るデータとして、1次噴流装置における半田温度(23
5〜280℃)、1次噴流高さ(遠心ポンプ回転数で1
0〜60Hz)、1次噴流と基板との接触深さ(0〜1
t(tは基板の厚さ))、及びターブレントシャフトの
回転数(10〜60Hz)が記憶されてなる。そして、
2次噴流条件に関するデータとして、2次噴流装置にお
ける半田温度(235〜280℃)、2次噴流高さ(遠
心ポンプ回転数で10〜60Hz)、2次噴流と基板と
の接触深さ(0〜1t(tは基板の厚さ))、及び後方
フォーマの水平面に対する角度(−5°〜+5°)が記
憶されてなる。
【0036】入出力制御部3は、後述するようにキーボ
ード4a及びマウス4bから入力された生産条件及び自
動半田付け装置設定条件に関するデータの、主制御部1
又はディスプレー5Aへの転送、及び前記主制御部1か
ら出力された指示と質問とデータとのディスプレー5A
又はプリンタ5Bへの転送等を制御する機能を有する部
分である。
【0037】キーボード4a及びマウス4bは、生産条
件に関するデータ、自動半田付け装置設定条件に関する
データ、及び半田付け不良の種類についてのデータ等
を、前記入出力制御部3を通じて主制御部1に入力する
装置である。前記各データは、仮名、漢字、アルファベ
ット、数字等からなる情報として、キーボード又はマウ
スから入力される。
【0038】以下、キーボード4a及びマウス4bを通
して入力し得る生産条件及び自動半田付け装置設定条件
に関するデータについて説明する。
【0039】生産条件に関するデータとしては、半田付
けしようとする基板の図番、種類、材質、基板下面のリ
ード長さ、及び半田付け速度に関するデータが含まれ
る。具体的には、基板の図番に関するデータには、半田
付けしようとする基板に関する図面の整理番号等が含ま
れる。基板の種類に関するデータには、半田付けすべき
基板がディスクリート型の基板か又はチップ混載型の基
板かという基板の形式に関するデータが含まれる。基板
の材質に関するデータには、半田付けすべき基板が紙・
フェノール樹脂積層板か、紙・エポキシ樹脂積層板か、
ガラス布・エポキシ樹脂積層板か、等の基板の材質に関
するデータが含まれる。基板の寸法に関するデータに
は、前記基板の長さ及び幅についてのデータが含まれ
る。尚、この例の半田付け条件検索装置においては、入
力し得る基板の幅は最大350mmである。下面のリー
ド長さに関するデータには、前記基板に搭載されてなる
電子部品が有する足の前記基板の裏面からの突出長さが
含まれ、この例の半田付け条件検索装置において入力し
得る最大値は10mmである。基板の半田付け速度に関
するデータには、前記自動半田付け装置SのコンベアS
2 が基板を搬送する搬送速度が含まれる。
【0040】自動半田付け装置設定条件に関するデータ
としては、パスライン高さHPL(750mm)及び前記
コンベアS2 の勾配(0〜6°)、前記コンベアS2
入口S21及び出口S22の高さ、及び溶融半田槽S1 の高
さが含まれる。尚、後述のように、パスライン高さHPL
及び前記コンベアS2 の勾配が入力されると、これらの
数値から、コンベアS2 の入口S21及び出口S22の高
さ、及び溶融半田槽S1の高さが計算される。
【0041】更に、前記キーボード4a及びマウス4b
からは、前記高解像度マイクロスコープ6Aからの画像
信号を後述するディスプレー5Aに出力すべき旨のオペ
レータからの指示を前記主制御部1に入力することもで
きる。
【0042】ディスプレー5Aは、前記キーボード4a
及びマウス4bから入力された生産条件及び自動半田付
け装置設定条件に関するデータ、前記主制御部1から出
力された、半田付け条件についてのデータ、各種質問、
及び指示等の出力、並びに前記高解像度マイクロスコー
プ6Aから画像処理装置6Bを通して出力された画像を
表示するディスプレーであり、通常のカラーディスプレ
ー管が用いられてなる。
【0043】プリンタ5Bは、前記主制御部1から出力
された各種条件についてのデータを出力するプリンタで
ある。
【0044】高解像度マイクロスコープ6Aは、固体撮
像素子を用いた撮像装置であり、半田付け後の基板の下
面を撮影するのに用いられる。図1に示された半田付け
条件検索装置においては、対角が15°であり、且つ被
写界深度が12mmである高解像度マイクロスコープが
用いられてなる。
【0045】前記高解像度マイクロプローブ6Aから出
力された画像信号は、画像処理装置6Bにおいて、41
万の画素に分解され、前記入出力制御部を通してディス
プレー5Aに転送され、ディスプレー5A上で画像とし
て表示される。尚、画像処理装置6Bは、電子シャッタ
を有してなり、この電子シャッタのシャッタスピード
を、off、1/100秒、及び1/500秒に切り替
え得るように構成されてなる。
【0046】図1及び図2に示された半田付け条件検索
装置において、主制御部1は、本発明の半田付け条件検
索装置における第1及び第2の演算手段に対応し、記憶
装置2は、本発明の半田付け条件検索装置における第1
の記憶手段に対応する。そしてキーボード4a及びマウ
ス4bは、本発明の半田付け条件検索装置における第1
の入力手段及び第2の入力手段に対応する。ディスプレ
ー5A及びプリンタ5Bは、本発明の半田付け条件検索
装置における第1の表示手段に対応する。そして、高解
像度マイクロスコープ6Aは、本発明の半田付け条件検
索装置における撮像手段に対応する。
【0047】そして、図1及び図2に示された上記自動
半田付け装置Sが有する溶融半田槽S1 は、前記請求項
1における自動半田付け装置が有する溶融半田槽に対応
し、1次噴流装置S11及び2次噴流装置S12は、前記請
求項1における自動半田付け装置が有する溶融半田噴出
装置に対応し、コンベアS2 は、前記請求項1における
自動半田付け装置が有する基板搬送装置に対応する。そ
して、第1基板予熱ヒータS51と第2基板予熱ヒータS
52とは、前記請求項1における自動半田付け装置が有す
る基板予熱ヒータに対応する。
【0048】図1の半田付け条件検索装置PCと自動半
田付け装置Sとの関係は次の通りである。
【0049】即ち、半田付けしようとする基板の構成と
前記基板の半田付け速度とに関する生産条件、並びに前
記コンベアS2 及溶融半田槽S1 の設定に関する自動半
田付け装置設定条件をキーボード4a及びマウス4bか
ら入力すると、図1において左上に示されるように、前
記自動半田付け装置における基板の予熱温度と前記溶融
半田噴出装置での溶融半田噴流の形成に関する半田付け
条件が、前記生産条件及び自動半田付け装置設定条件と
ともにディスプレー5Aに表示される。オペレータは、
前記ディスプレー5Aに表示された自動半田付け装置設
定条件及び半田付け条件に合わせて、ボール螺子S13
上下させて溶融半田槽S1 の高さを設定し、ボール螺子
41及びS42を上下させてコンベアS2 の入口及び出口
の高さ及び勾配を設定する。そして、第1基板予熱ヒー
タS51及び第2基板予熱ヒータS52の温度を設定して基
板の予熱温度を設定し、1次噴流装置S11が有する遠心
ポンプと2次噴流装置S12が有する遠心ポンプとのそれ
ぞれの回転数を調整して、それぞれの溶融半田噴出装置
の溶融半田噴出高さを設定する。
【0050】以下、図1及び図2に示された半田付け条
件検索装置の動作について説明する。
【0051】前記キーボード4a及びマウス4bと、主
制御部1と、記憶装置2と、ディスプレー5Aとの間の
各種情報の流れを図3に示し、前記主制御部1が有する
主プログラム12の作動手順を図4の流れ図に示す。
【0052】オペレータは、まず最初に、生産条件に関
する基板の図番、種類、材質、及び寸法(長さ・幅)、
基板下面のリード長さ、並びにコンベア速度のデータを
キーボード4a及びマウス4bに入力する。キーボード
4a及びマウス4bにこれらのデータが入力されると、
入力されたデータは、入出力制御部3によって主制御部
1とディスプレー5Aとに送られ、ディスプレー5Aで
表示される。
【0053】キーボード4a及びマウス4bから主制御
部1に転送された前記データは、前記主制御部1が有す
るメモリ11に一時的に格納される。
【0054】一方、主プログラム12は、コンベア速度
を詳細に検討するか否かを問う質問を出力する。出力さ
れた質問は、入出力制御部3を通してディスプレー5A
に表示される。
【0055】オペレータが、前記質問に対する回答をキ
ーボード4a及びマウス4bに入力すると、入力された
回答は、主プログラム12に転送される。主プログラム
12は、この回答について判別を行い、もし前記回答が
「Yes」であれば、主プログラム12は、基板と基板
の間の間隔及びタクトタイムを入力すべき旨の指示を出
力する。出力された指示は、入出力制御部3を通してデ
ィスプレー5Aに表示される。
【0056】前記指示に従い、オペレータが、基板と基
板の間の間隔及びタクトタイムの数値をキーボード4a
及びマウス4bに入力すると、これらの数値は、主プロ
グラム12に転送される。主プログラム12は、前記数
値が転送されると、前記メモリ11から、基板の長さの
データを呼び出し、次いで、記憶装置2に格納されてな
るファイルIIから、基板長さ、コンベア速度、及びタク
トタイムからコンベア速度を計算する式(1)の関係式 Tt =[(L1 +L2 )/V]・60/1000 ・・・(1) (但し、L1 は基板の搬送方向の長さ(mm)を示し、L
2 は基板の間隔(mm)を示し、Vはコンベア速度(m/
分)を示し、Tt はタクトタイム(秒)を示す。]を呼
び出し、この関係式を用いてコンベア速度を計算する。
そして、前記コンベア速度の計算値が、オペレータが最
初にキーボード4a及びマウス4bに入力したコンベア
速度即ちコンベア速度の初期値と異なっている否かを判
別し、もし、前記コンベア速度の計算値がコンベア速度
の初期値と異なる場合は、前記初期値を計算値で置換す
べき旨の指令と前記計算値とを出力する。主プログラム
12から前記指令が出力された場合は、入出力制御部3
は、コンベア速度の初期値に代えて前記コンベア速度の
計算値を表示すべき旨の指令をディスプレー5Aに出力
し、ディスプレー5Aは、入出力制御部3からの前記指
令を受けて、コンベア速度の初期値に代えて前記コンベ
ア速度の計算値を表示する。
【0057】生産条件がこのようにして決定されると、
主プログラム12は、この生産条件のデータにワーク番
号を付与し、これを、記憶装置2が有するマスタファイ
ルであるファイルIII に収納する旨、記憶装置2に指令
する。記憶装置2はこの指令を受けて、前記データをフ
ァイルIII に収納する。
【0058】一方、コンベア速度を詳細に検討するか否
かの質問に対してオペレータが「No」の回答を入力し
た場合には、上述したようなコンベア速度の検討は行わ
れず、オペレータが入力した生産条件のデータに直ちに
ワーク番号が付与され、前記ファイルIII に収納され
る。
【0059】生産条件のデータが前記ファイルIII に収
納されると、主プログラム12は、自動半田付け設定条
件としてパスライン高さHPLとコンベア勾配θとを入力
すべき旨の指示を、入出力制御部3を通してディスプレ
ー5Aに出力する。そして、オペレータが、この指示に
基づいてパスライン高さHPLのデータとコンベア勾配θ
のデータとをキーボード4a及びマウス4bで入力する
と、入力されたデータは、入出力制御部3によって主制
御部1とディスプレー5Aとに送られ、ディスプレー5
Aで表示される。
【0060】キーボード4a及びマウス4bから主制御
部1に転送された前記データは、前記主制御部1が有す
るメモリ11に一時的に格納される。
【0061】主プログラム12は、パスライン高さHPL
のデータとコンベア勾配θのデータとを前記メモリ11
から呼び出し、且つ、記憶装置に格納されてなるファイ
ルIIから、 コンベア入口高さ、コンベア出口高さ、
及び溶融半田槽高さを求める関係式を呼び出す。これら
の関係式は、下記の式(2)〜(4): HS21=575・tanθ+HPL ・・・(2) HS22=2665・tanθ+HPL ・・・(3) HS1 =2256・tanθ+HPL ・・・(4) で示される。但し、式(2)〜(4)において、HS21
とHS22とは、それぞれコンベア入口高さ(mm)とコン
ベア出口高さ(mm)とを示し、HS1 は溶融半田槽高さ
(mm)を示す。そして、インサートコンベアS3 の長さ
は575mmであり、インサートコンベアS3 の入口S
31からコンベアS2 の出口S22までの長さは2665m
mであり、インサートコンベアS3 の入口S31から溶融
半田槽S1の前方の面までの距離は2256mmであ
る。但し、前記インサートコンベアS3 の長さ、インサ
ートコンベアS3 の入口S31からコンベアS2 の出口S
22までの長さ、及びインサートコンベアS3 の入口S31
から溶融半田槽S1 の前方の面までの距離は、自動半田
付け装置の機種が異なれば当然変化するから、これらの
長さ及び距離については、機種毎にその機種に合った数
値を入力する必要がある。
【0062】主プログラム12は、パスライン高さHPL
のデータとコンベア勾配θのデータとから、前記式
(2)〜(4)に従ってコンベア入口高さ、コンベア出
口高さ、及び溶融半田槽高さの値を求め、これらの値を
自動半田付け装置設定条件として出力すると同時に、記
憶装置2に対し、ファイルIII の前記ワーク番号に対応
するアドレスに、前記入力されたパスライン高さHPL
びコンベア勾配θと、前記計算されたコンベア入口高
さ、コンベア出口高さ、及び溶融半田槽高さの値とを、
自動半田付け装置設定条件として収納すべき旨の指示を
出力する。
【0063】主プログラム12は、更に、前記生産条件
と自動半田付け装置設定条件との下で半田付けが最も良
好に行い得る半田付け条件である標準半田付け条件に最
も近い半田付け条件を、記憶装置2のファイルIから検
索する。ここで、前記標準半田付け条件としては、経験
的に求められた標準半田付け条件を用い、どの生産条件
及び自動半田付け装置設定条件と、どの標準半田付け条
件とが対応するかという関係については、主プログラム
12に予めプログラミングされてなる。
【0064】主プログラム12は、前記標準半田付け条
件に最も近い半田付け条件を前記対応関係に従ってファ
イルIから呼び出すと同時に、溶融半田槽高さ、1次噴
流装置、及び2次噴流装置を微調整するか否かについて
の質問を出力する。
【0065】ディスプレー5Aに表示された、溶融半田
槽高さ、1時噴流装置、及び2時噴流装置を微調整する
か否かについての前記質問に対して、オペレータがキー
ボード4a及びマウス4bから「Yes」の回答を入力
すると、この回答は、入出力制御部3を通って主プログ
ラム12に転送される。主プログラム12は、前記入力
が転送されると、以下の手順に従って、溶融半田槽高
さ、1次噴流装置、及び2次噴流装置の微調整について
指示を出力する。この手順を図5の流れ図に示す。
【0066】まず、主プログラム12は、1次噴流装置
の有するターブレントシャフトがコンベアS2 の搬送爪
に接触していないか否かを問う質問を出力する。出力さ
れた質問は、入出力装置3を通してディスプレー5Aに
表示される。
【0067】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記質問に従って、前記ターブレントシャフトがコ
ンベアS2 の有する搬送爪に接触していないか否かを目
視で観察し、もし、前記ターブレントシャフトがコンベ
アS2 の有する搬送爪に接触しているときは「Yes」
の回答をキーボード4a及びマウス4bから入力し、前
記ターブレントシャフトがコンベアS2 の有する搬送爪
に接触していないときは「No」の回答をキーボード4
a及びマウス4bから入力する。
【0068】「Yes」の回答が入力された場合は、前
記主プログラム12は、溶融半田槽S1 の高さを低くす
べき旨の指示を出力する。この指示は、入出力装置3を
通してディスプレー5Aに転送され、ディスプレー5A
において前記質問と一緒に表示される。
【0069】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記指示に従って、溶融半田槽の高さを徐々に下
げ、前記ターブレントシャフトがコンベアS2 の搬送爪
に接触しなくなったら、「No」 の回答をキーボード4
a及びマウス4bから入力する。 一方、「No」の回
答が入力された場合は、前記主プログラム12は、2次
噴流装置が有する後方フォーマがコンベアS2 の搬送爪
に接触するか否かを問う質問を出力する。出力された質
問は、入出力装置3を通してディスプレー5Aに表示さ
れる。
【0070】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記質問に従って、前記後方フォーマがコンベアS
2 の搬送爪に接触していないか否かを目視で観察し、も
し、前記後方フォーマがコンベアS2 の搬送爪に接触し
ているときは「Yes」の回答をキーボード4a及びマ
ウス4bから入力し、前記後方フォーマがコンベアS2
の搬送爪に接触していないときは「No」の回答をキー
ボード4a及びマウス4bから入力する。
【0071】前記質問に対し「Yes」の回答が入力さ
れた場合は、前記主プログラム12は、前記後方フォー
マの高さを低くすべき旨の指示を出力する。この指示
は、入出力装置3を通してディスプレー5Aに転送さ
れ、ディスプレー5Aにおいて、前記質問と一緒に表示
される。
【0072】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記指示に従って、後方フォーマの高さを徐々に下
げ、後方フォーマがコンベアS2 の搬送爪に接触しなく
なったら、前記質問に対して「No」 の回答をキーボー
ド4a及びマウス4bから入力する。
【0073】前記質問に対して「No」の回答が入力さ
れた場合は、前記主プログラム12は、1次噴流装置及
び2次噴流装置が有する遠心ポンプをonとすべき旨の
指示を出力する。出力された指示は、入出力装置3を通
してディスプレー5Aに表示される。
【0074】オペレータが、前記指示に従い前記遠心ポ
ンプをonにし、その旨をキーボード4a及びマウス4
bから入力すると、主プログラム12は、1次噴流と2
次噴流とが何れもコンベアS2 下面、具体的には前記コ
ンベアS2 が有する搬送爪に接触しているか否かを問う
質問を出力し、出力された質問は、入出力装置3を通し
てディスプレー5Aに表示される。
【0075】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記質問に従い、1次噴流の波頭と2次噴流の波頭
とが何れもコンベアS2 が有する搬送爪に接触している
か否かを観察し、1次噴流の波頭と2次噴流の波頭とが
何れもコンベアS2 が有する搬送爪と接触しているか、
又は前記搬送爪の高さを越えているときは、「Yes」
の回答をキーボード4a及びマウス4bから入力し、1
次噴流又は2次噴流の何れかが前記搬送爪に接触してい
ないときは、「No」の回答をキーボード4a及びマウ
ス4bから入力する。
【0076】前記質問に対し「No」の回答が入力され
たときは、主プログラム12は、前記遠心ポンプの回転
数を増加すべき旨の指示を出力し、出力された指示は、
入出力装置3を通してディスプレー5Aに表示される。
【0077】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた指示に従い、前記遠心ポンプの回転数を増加させる
べく、前記遠心ポンプを回転させるモータを制御するイ
ンバータを制御する。そして、1次噴流の波頭と2次噴
流の波頭との何れもコンベアS2 が有する搬送爪に接触
したことを確認したら、「Yes」の回答をキーボード
4a及びマウス4bから入力する。
【0078】前記質問に対し「Yes」の回答が入力さ
れたら、主プログラム12は、1次噴流と2次噴流とが
何れもコンベアS2 下面の高さを越えているか否かを問
う質問を出力し、この質問は、入出力装置3を通してデ
ィスプレー5Aに表示される。
【0079】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記質問に従い、1次噴流の波頭と2次噴流の波頭
とが何れもコンベアS2 が有する搬送爪の高さを越えて
いるか否かを観察し、少なくとも1次噴流の波頭と2次
噴流の波頭との何れかが一方が前記搬送爪の高さを越え
ているときは、「Yes」の回答をキーボード4a及び
マウス4bから入力し、1次噴流の波頭及び2次噴流の
波頭の何れも前記搬送爪の高さを越えていないときは、
「No」の回答をキーボード4a及びマウス4bから入
力する。
【0080】前記質問に対し「Yes」の回答が入力さ
れたときは、主プログラム12は、前記遠心ポンプの回
転数を減少すべき旨の指示を出力し、出力された指示
は、入出力装置3を通してディスプレー5Aに表示され
る。
【0081】オペレータは、ディスプレー5Aに表示さ
れた指示に従い、前記遠心ポンプの回転数を減少させる
べく、前記遠心ポンプを回転させるモータを制御するイ
ンバータを制御する。そして、1次噴流の波頭の高さと
2次噴流の波頭の高さとの何れも前記搬送爪の高さとほ
ぼ同一になったことを確認したら、「No」の回答をキ
ーボード4a及びマウス4bから入力する。
【0082】前記質問に対し「No」の回答が入力され
たときは、主プログラム12は、微調整後の溶融半田槽
高さと、1次噴流装置が有する遠心ポンプの回転数と、
2次噴流装置の遠心ポンプの回転数と、2次噴流装置の
有する後方フォーマの水平面に対する角度とを入力する
か否かを問う質問を出力し、この質問は、入出力装置3
を通してディスプレー5Aに表示される。
【0083】オペレータがこの質問に対し「Yes」の
回答を入力したときは、前記主プログラム12は、微調
整後の溶融半田槽高さと、1次噴流装置が有する遠心ポ
ンプの回転数と、2次噴流装置が有する遠心ポンプの回
転数及び後方フォーマの水平面に対する角度とを入力す
べき旨の指示を出力し、この指示は、入出力装置3を通
してディスプレー5Aに表示される。
【0084】オペレータが、ディスプレー5Aに表示さ
れた前記指示に従い、微調整後の溶融半田槽高さと、1
次噴流装置が有する遠心ポンプの回転数と、2次噴流装
置が有する遠心ポンプの回転数及び後方フォーマの水平
面に対する角度とをキーボード4a及びマウス4bから
入力すると、前記ディスプレー5Aにそれまで表示され
ていたこれらのデータは、新たに入力されたデータによ
って置き換えられる。それと同時に、主プログラム12
からは、テスト基板で半田付けすべき旨の指示と、テス
ト基板における半田付け不良の有無について問う質問が
出力され、この指示と質問とは、入出力装置3を通して
ディスプレー5Aに表示される。そして、同時に前記高
解像度マイクロスコープ6Aからの画像がディスプレー
5A上に表示される。
【0085】尚、主プログラム12から出力された、溶
融半田槽高さ、1次噴流装置、及び2次噴流装置を調整
するか否かに関する前記質問に対して、オペレータが
「No」の回答をキーボード4a及びマウス4bから入
力した場合には、テスト基板で半田付けすべき旨の指示
と、テスト基板における半田付け不良の有無について問
う質問とが、主プログラム12から出力され、入出力3
を通してディスプレー5Aに表示される。そして、同時
に、前記高解像度マイクロスコープ6Aからの画像がデ
ィスプレー5A上に表示される。
【0086】オペレータは、前記指示に従い、先に入力
した生産条件にある通りの図番、種類、材質、及び寸法
を有するテスト基板について、自動半田付け装置Sを用
いて先に入力したコンベア速度で半田付けを行う。そし
て、前記高解像度マイクロスコープ6Aが撮影した半田
付け後のテスト基板下面の画像をディスプレー5A上で
観察し、テスト基板下面上の半田付け不良の有無及び種
類を判断する。そして、半田付け不良が見られた場合に
は、半田付け不良の有無について問う前記質問に対して
「Yes」の回答を、半田付け不良が見られなかった場
合には「No」の回答を前記キーボード4a及びマウス
4bから入力する。
【0087】前記質問に対して、キーボード4a及びマ
ウス4bから「Yes」の回答が入力されたときには、
主プログラム12は、半田付け条件を微調整するか否か
を問う質問を出力する。そして、半田付け条件を微調整
するか否かを問う質問に対して「Yes」の回答がなさ
れると、図6の流れ図に示された手順に従って、半田付
け条件を微調整すべき旨の指示を出力する。
【0088】以下、半田付け条件を微調整すべき旨の指
示を出力する手順を、図6に沿って説明する。
【0089】主プログラム12は、前記半田付け条件を
微調整するか否かを問う質問に対して「Yes」の回答
を受け取ると、半田不足によって生じる半田付け不良で
ある、半田瘠せ、未半田、及びピンホールの有無を問う
質問を出力する。この質問は、入出力装置3を通してデ
ィスプレー5Aに表示される。ここで、半田瘠せとは、
基板下面に突出した電子部品の足の回りに十分に半田が
回らない半田付け不良をいい、未半田とは、基板下面に
突出した電子部品の足の回りに半田が回らない半田付け
不良をいい、ピンホールとは、基板下面に突出した電子
部品の足の回りの半田付着部にピンホールが存在する半
田不良をいう。
【0090】テスト基板の半田付けにおいて、半田瘠
せ、未半田、及びピンホールのうちの少なくとも何れか
1つが見られたときは、オペレータは、前記の質問に対
して「Yes」の回答を入力する。
【0091】そして、前記の質問に対し「Yes」の回
答が入力された場合は、主プログラム12は、最初の生
産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応して検索さ
れた半田付け条件における1次噴流高さの値及びターブ
レントシャフト回転数よりも高い1次噴流高さの値とタ
ーブレントシャフト回転数とを記憶装置2に格納されて
なるファイルIから検索する。
【0092】ここで、前記自動半田付け装置Sにおいて
は、1次噴流で基板の下面に半田を盛りつけ、2次噴流
で、基板の下面に付着した余分の半田を取り去り、これ
によって基板下面に突出した電子部品の足の回りに形成
された半田フィレットが整形されると同時に、半田ブリ
ッジ、半田つらら、及び半田つの等が除去されること、
及び、半田瘠せ、未半田、及びピンホールは、何れも1
次噴流で基板の下面に半田が十分に盛りつけられないこ
とによって生じることが経験的に知られてなる。したが
って、主プログラム12は、半田付け不良の種類として
半田瘠せ、未半田、及びピンホールの少なくとも何れか
1つが入力されたときは、記憶装置2のファイルIか
ら、より高い1次噴流高さの値及びターブレントシャフ
ト回転数を検索するようなプログラムを有してなる。そ
して、このプログラムにおいては、1回の検索当たり、
1次噴流高さについては1次噴流装置S11が有する遠心
ポンプの回転数について1Hz刻みで、ターブレントシ
ャフト回転数については1Hz刻みで検索するようにプ
ログラムされてなる。
【0093】主プログラム12は、1回検索を終了する
毎に、新たな1次噴流装置S11の遠心ポンプ回転数及び
ターブレントシャフト回転数の数値を出力し、入出力制
御部3に対して、この数値をディスプレー5Aに転送す
る旨指令する。入出力制御部3は、前記指令を受けて、
主プログラム12から新たに出力された数値をディスプ
レー5Aに転送し、ディスプレー5Aは、この数値を表
示する。オペレータは、ディスプレー5Aに表示された
数値に合わせて、自動半田付け装置Sの有する1次噴流
装置S11の遠心ポンプ回転数及びターブレントシャフト
回転数を調整する。
【0094】そして、1次噴流装置S11の遠心ポンプ回
転数及びターブレントシャフト回転数を調整することに
よって半田瘠せ、未半田、及びピンホールの何れも全て
消失したとき、又は最初のテスト基板半田付けにおいて
も半田瘠せ、未半田、及びピンホールの何れも見られな
かったときは、オペレータは、半田瘠せ、未半田、及び
ピンホールの有無を問う前記質問に対して「No」の解
答をキーボード4a及びマウス4bから入力する。 キ
ーボード4a及びマウス4bから「No」の解答が入力
された場合には、主プログラム12は、今度は、半田ブ
リッジ、半田つらら、及び半田つのの有無を問う質問を
出力する。この質問は、入出力制御部3を通してディス
プレー5Aに表示される。
【0095】テスト基板の半田付けにおいて、半田ブリ
ッジ、半田つらら、及び半田つののうちの少なくとも何
れか1つが見られたとき、又は前記1次噴流装置S11
遠心ポンプ回転数及びターブレントシャフト回転数の調
整によって新たに半田ブリッジ等が発生したときは、オ
ペレータは、前記の質問に対して「Yes」の回答を入
力する。ここで、半田ブリッジは、基板下面に突出した
電子部品の足同士が半田で短絡される半田付け不良をい
い、半田つららは、前記電子部品の足の側面に半田がつ
らら状に付着する半田付け不良をいい、半田つのは、前
記電子部品の足の端部に半田が角状に付着する半田付け
不良をいう。
【0096】そして、この質問に対し「Yes」の回答
が入力された場合は、主プログラム12は、最初の生産
条件及び自動半田付け装置設定条件に対応して検索され
た半田付け条件における2次噴流高さよりも低い2次噴
流高さの値を、記憶装置2に格納されてなるファイルI
から検索する。
【0097】ここで、前記自動半田付け装置Sにおいて
は、半田ブリッジ、半田つらら、及び半田つのは、何れ
も1次噴流によって基板の下面に盛りつけられた半田が
2次噴流によって十分に取り去られず、逆に2次噴流に
よって更に余分の半田が盛り付けられることによって生
じること、及び半田ブリッジ等は、基板と2次噴流との
接触をより浅くすれば減少することが経験的に知られて
なる。したがって、主プログラム12は、半田付け不良
の種類として半田ブリッジ、半田つらら、及び半田つの
の少なくとも何れか1つが入力されたときは、記憶装置
2のファイルIから、より低い2次噴流高さの値を検索
するようなプログラムを有してなる。そして、このプロ
グラムにおいては、1回の検索当たり、2次噴流高さに
ついて2次噴流装置S12が有する遠心ポンプの回転数を
1Hz刻みで減少させて半田付け条件を検索するように
プログラムされてなる。
【0098】主プログラム12は、1回検索を終了する
毎に、新たな2次噴流装置S12の遠心ポンプ回転数の数
値を出力し、入出力制御部3に対して、この数値をディ
スプレー5Aに転送する旨指令する。入出力制御部3
は、前記指令を受けて、主プログラム12から出力され
た新たな数値をディスプレー5Aに転送し、ディスプレ
ー5Aは、この数値を表示する。オペレータは、ディス
プレー5Aに表示された数値に合わせて、自動半田付け
装置Sの有する2次噴流装置S12の遠心ポンプ回転数を
調整する。
【0099】そして、2次噴流装置S12の遠心ポンプ回
転数を調整して半田瘠せ、未半田、及びピンホールの何
れも全て消失したとき、又はテスト基板による最初の半
田付けにおいて、半田瘠せ、未半田、及びピンホールの
何れも最初から見られなかったときは、オペレータは、
前記の半田瘠せ、未半田、及びピンホールの有無を問う
質問に対して「No」の解答をキーボード4a及びマウ
ス4bから入力する。
【0100】一方、前記の半田瘠せ、未半田、及びピン
ホールの有無を問う質問に対し、再び「Yes」の回答
が入力されると、主プログラム12は、半田ブリッジ、
半田つらら、及び半田つのが減少したか否かを問う質問
を出力する。この質問は、入出力制御部3を通してディ
スプレー5Aに表示される。前記指示に従って自動半田
付け装置を調整したことによって半田ブリッジ等が減少
したときは、オペレータは、前記の質問に対して「Ye
s」の解答をキーボード4a及びマウス4bから入力す
る。
【0101】このときは、主プログラム12は、前記の
手順で再び半田付け条件の検索を行う。
【0102】一方、半田ブリッジ等が減少しなかったと
きは、オペレータは、前記の質問に対して「No」の解
答をキーボード4a及びマウス4bから入力する。この
とき、主プログラム12は、半田付け条件を更に詳細検
討を行うか否かを問う質問を出力する。主プログラム1
2から出力された前記質問は、何れも入出力装置3を通
してディスプレー5Aに表示される。
【0103】この質問に対して「Yes」の回答が入力
されると、主プログラム12は、2次噴流装置S12にお
いて、実際の2次噴流高さh、2次噴流高さの標準設定
値a、コンベアS2 の勾配θ、及び前方フォーマS122
が有するアールの半径rから、2次噴流と基板が接触す
る部分の長さである接触長さAと、2次噴流と基板が接
触する接触深さdと、接触時間Tとを計算し、これらの
値が基準以内であるか否かを判定する。ここで、自動半
田付け装置を用いた半田付けにおいては、半田付け不良
の有無は、基板が溶融半田面を離れる瞬間における、基
板と溶融半田面とのなす角度、基板と溶融半田面との間
の相対速度、及び基板と溶融半田面との間に働く界面張
力等の基板と溶融半田面との間の界面状態によって決ま
ってくる。主プログラム12は、この界面状態を基準に
して、接触長さAと、接触深さdと、接触時間Tと、ピ
ールバックポイントPP とが基準以内であるか否を判断
するようにプログラムされてなる。
【0104】以下、実際の2次噴流高さh、2次噴流高
さの標準設定値a、コンベアS2 の勾配θ、及び前方フ
ォーマS122 が有するアールの半径rと、接触長さA、
接触深さd、及び接触時間Tとの間の関係を図7に示
す。
【0105】ここで、図7は、2次噴流装置S12から噴
出する2次噴流に基板Pが接触した状態を示す概略図で
ある。
【0106】ここで、2次噴流Fが、図7に示したよう
に、2次噴流装置S12が有する前方フォーマS122 に沿
って円形の断面を描いて流下すると仮定すると、前記接
触長さAは、円を横切る弦と仮定でき、前記前方フォー
マS122 の半径rの原点oとなす頂角は2θと見做され
る。よって、前記接触長さAは、下記の式(5): A=2(r+h)・sinθ+[(h−a)/sinθ] ・・・(5) によって近似的に計算される。
【0107】一方、接触深さdは、下記の式(6): d=(h−a)・cosθ ・・・(6) によって近似的に計算される。
【0108】そして、接触時間Tは、下記式(7): T=(A・0.06)/V (Vはコンベア速度)・・・(7) で計算される。
【0109】基板が2次噴流Fから離れる点であるピー
ルバックポイントPp については、下記の式(8): Pp =(h−a)/tanθ ・・・(8) で計算される。
【0110】前記主プログラム12は、上述のようにし
て計算した接触深さd、及び接触時間Tが基準内である
か否かを判定する。ここで、接触深さdについては、基
板の厚さt以下である場合を基準内とし、接触時間Tに
ついては1秒以下である場合を基準内とする。主プログ
ラム12は、接触深さdが基準外であった場合には、2
次噴流高さhを低くすべき旨の指示を出力し、接触時間
Tが基準外であった場合には、コンベア速度Vを高くす
べき旨の指示を出力する。そして、オペレータが前記指
示に従って新たな2次噴流高さh及びコンベア速度Vを
キーボード4a及びマウス4bから入力したときは、主
プログラム12は、あらためて接触深さd及び接触時間
Tを計算し、これらの値が基準内であるか否かを判定す
る。
【0111】もし、オペレータが新たに入力した2次噴
流高さh及びコンベア速度Vを用いて計算された接触深
さd及び接触時間Tが基準外であった場合には、前記主
プログラム12は、ピールバックポイントPp を変更す
べき旨の指示を出力する。
【0112】前記半田ブリッジ等があるか否かを問う質
問に対して「No」の回答が入力されたときは、主プロ
グラム12は、半田付けのばらつきがあるか否かを問う
質問を出力する。
【0113】オペレータは、テスト基板の半田付けにお
いて半田付けのばらつきが見られるとき、及び自動半田
付け装置を調整したことによって半田付けのばらつきが
新たに発生したときは、前記の質問に対し「Yes」の
回答をキーボード4a及びマウス4bから入力する。
【0114】ここで、半田付けのばらつきとは、一定の
半田付け状態が得られない半田付け不良をいう。そし
て、自動半田付け装置Sにおいて、2次噴流装置が有す
る後方フォーマ後端とコンベアS2 の搬送爪との間隔が
過大又は過小であるとき、2次噴流装置が有する溶融半
田噴出ノズルの長手方向の周縁部と前記コンベアS2
面とが平行でないとき、及び基板に反りがあるときに半
田付けのばらつきが生じることが、経験的に知られてな
る。そこで、前記質問に対して「Yes」の回答が入力
された場合には、主プログラム12は、記憶装置2に格
納されてなるファイルIII から、半田付けのばらつきに
対する対策として記憶されてなる、2次噴流装置が有す
る後方フォーマとコンベアS2 の搬送爪との間隔、即ち
後方フォーマ角度の検討、2次噴流装置が有する溶融半
田噴出ノズルの長手方向の周縁部と前記コンベアS2
面との間の平行度の検討、及び基板の反りの有無の検討
を呼び出す。そして、前記各項目について検討すべき旨
の指示を出力し、入出力制御部3に対して、前記指示を
ディスプレー5Aに転送する旨指令する。入出力制御部
3は、前記指令を受けて、主プログラム12からの前記
指示をディスプレー5Aに転送し、ディスプレー5A
は、この指示を前記半田付けのばらつきがあるか否かを
問う質問と一緒に表示する。尚、図6には、前記各項目
のうち、後方フォーマ角度についての検討のみ示した。
【0115】自動半田付け装置において前記各項目につ
いて検討及び調整を行って半田付けのばらつきが消失し
たときは、オペレータは、前記質問に対して「No」の
回答を入力する。これによって、半田付け条件の微調整
は終了する。
【0116】半田付け条件の微調整が終了した後、又は
前記半田付け不良の有無を問う質問に対して「No」の
回答が入力されたときには、主プログラム12は、半田
付け条件を保存するか否かを問う質問を出力する。そし
て、この質問に対し、「Yes」の回答がなされると、
主プログラム12は、記憶装置2に対して、ファイルに
前記半田付け条件を収納すべき旨の指令を出力し、記憶
装置2は、主プログラム12からの前記指令を受けて、
ファイルIII の前記ワーク番号に対応するアドレスに、
収納する生産条件及び自動半田付け装置設定条件と一緒
に前記半田付け条件を収納する。
【0117】オペレータが、自動半田付け装置Sの設定
が完全に終了した後に、前記高解像度マイクロスコープ
6Aからの画像を前記ディスプレー5Aに表示すべき旨
の指示をキーボード4aから入力すると、前記主プログ
ラム12は、この指示を受けて、高解像度マイクロスコ
ープ6Aから画像処理装置6Bを通って出力された画像
信号を前記ディスプレー5Aに転送する旨の指令を入出
力制御部3に出力する。前記入出力制御部3は、前記指
令を受け、高解像度マイクロスコープ6Aから画像処理
装置6Bを通って出力された画像信号をディスプレー5
Aに転送する。これにより、前記高解像度マイクロスコ
ープ6Aで撮影された半田付け後における基板の下面の
画像がディスプレー5A上に表示される。オペレータは
この画像を見ることによって基板の半田付け状態を監視
することができる。
【0118】高解像度マイクロスコープ6Aからの画像
がディスプレー5A上に表示されると、主プログラム1
2は、基板の半田付け不良の有無について問う質問を再
び出力する。この質問は、入出力制御部3を通してディ
スプレー5Aに転送され、ディスプレー5Aにおいて、
前記半田付け後における基板の下面の画像と一緒に表示
される。オペレータは、前記画像において半田付け不良
を発見したときは、ディスプレー5Aに表示された前記
質問に対して、キーボード4aを通して「Yes」と入
力する。前記質問に対して「Yes」の回答が入力され
たときは、主プログラム12は、半田付け条件を微調整
するか否かを問う質問を再び出力し、この質問に対して
も「Yes」の回答が入力されたら、図6に示された手
順に従って各種の質問及び指示を出力する。
【0119】以下、本発明の半田付け条件検索装置の各
構成要素について詳しく説明する。本発明の半田付け条
件検索装置が対象とする自動半田付け装置には、溶融半
田噴出装置を備える溶融半田槽と、前記溶融半田槽の上
方に設けられてなる基板搬送装置と、前記基板を予熱す
る基板予熱ヒータとを有する自動半田付け装置が含まれ
る。
【0120】ここで、溶融半田槽は、半田付けに用いら
れる半田を溶融状態で貯留する槽であり、ヒータ等によ
って加熱されてなる。そして、溶融半田槽の内部には、
溶融半田噴出装置が設けられてなる。
【0121】溶融半田噴出装置は、前記溶融半田槽内に
貯留されてなる溶融半田を上方に噴出して半田噴流を形
成する装置であり、頂部にスロット状の開口部である半
田噴出口を有する溶融半田ノズルと、前記溶融半田槽内
の溶融半田を吸引し、この溶融半田を前記溶融半田ノズ
ルに送入するポンプとを有してなる。溶融半田噴出装置
が噴出する溶融半田噴流の噴出高さは、例えば前記ポン
プの吐出量を調整することによって増減することができ
る。
【0122】基板搬送装置は、前記溶融半田噴出装置に
よって形成されてなる半田噴流の波頭に半田付けしよう
とする基板の下面を接触させつつ前記溶融半田槽上方を
通過するように前記基板を搬送する搬送装置であり、チ
ェーンコンベア等が用いられる。基板搬送装置としてチ
ェーンコンベアを用いる場合には、前記チェーンコンベ
アは、基板が搬送される面である基板搬送面の両側に位
置するように設けることができる。
【0123】基板予熱ヒータは、半田付けしようとする
基板、とくに前記基板の下面を予熱するヒータであり、
通常の管状ヒータ及び面状ヒータ等が用いられる。基板
予熱ヒータは、前記溶融半田槽の前方であって、前記基
板搬送面の下方の位置に設けるのが好ましい。
【0124】本発明における第1の記憶手段は、半田付
け条件に関するデータを記憶する手段である。このよう
な第1の記憶手段には各種の記憶装置が用いられるが、
磁気テープ、磁気ディスク、プロッピーディスク、及び
光ディスクが、記憶容量が大きい点から好ましい。
【0125】前記半田付け条件には、半田付けしようと
する基板の予熱温度に関する条件、及び前記溶融半田噴
出装置における溶融半田噴流の形成に関する条件が含ま
れる。
【0126】基板の予熱温度に関する条件には、例え
ば、前記基板予熱ヒータの設定温度があり、具体的に
は、100〜450℃程度の範囲の設定温度とすること
ができる。
【0127】溶融半田噴流の形成に関する条件には、溶
融半田噴出装置における溶融半田噴出高さが含まれ、
又、前記溶融半田噴出装置が、水平面に対する角度が変
更できる溶融半田噴流フォーマを有してなる場合は、水
平面に対する前記溶融半田噴流フォーマの角度も含まれ
る。更に、溶融半田ノズル頂部の開口部近傍にターブレ
ントシャフトが設けられてなる場合は、前記ターブレン
トシャフトの回転数も前記条件に含まれる。
【0128】溶融半田噴出高さについては、高さの単位
mm、cm,又はm等で、前記第1記憶手段に記憶させ
てもよく、又、前記溶融半田噴出装置が有してなる遠心
ポンプの回転数として記憶させてもよい。又、前記溶融
半田噴流フォーマの角度については、溶融半田噴流フォ
ーマの水平面に対する角度、又はこの溶融半田噴流フォ
ーマが水平位置である場合の後端部の高さを基準とし
た、溶融半田噴流フォーマ後端部の高さ(mm)として
記憶させてもよい。
【0129】尚、自動半田付け装置において、基板搬送
装置が、ほぼ全長に亙って、内部に1以上の窒素ガス吹
き出し口を有し、且つ基板の入口及び出口が設けられて
なる箱状の覆いである窒素チャンバーで覆われてなる場
合は、前記窒素チャンバー内部の酸素濃度、窒素ガス濃
度、窒素ガスを吹き出すべき窒素ガス吹き出し口、及び
窒素ガス流速等から選択される1以上の項目に関する情
報も、前記半田付け条件として記憶させることができ
る。
【0130】次に第1の入力手段について説明する。
【0131】第1の入力手段は、本発明の半田付け条件
検索装置に基板生産管理情報を入力する手段であって、
キーボード、マウス、ライトペン、ジョイスティック、
トラックボール等の入力装置を用いることができ、又、
これらの入力装置を2以上組み合わせて用いることもで
きる。
【0132】前記第1の入力装置によって入力されるデ
ータには、生産条件に関するデータ、及び自動半田付け
装置設定条件に関するデータが含まれる。
【0133】ここで、生産条件としては、基板の生産計
画に関するデータを入力することができ、このようなデ
ータとしては、例えば、半田付けすべき基板の種類、材
質、寸法、及び半田付け速度に関するデータが含まれ
る。
【0134】半田付けすべき基板の種類に関するデータ
には、この基板がディスクリート型かチップ混載型かと
いう基板の形式に関するデータ、基板が片面印刷基板
か、両面印策基板か、それとも多層印刷基板かという基
板の構造に関するデータが含まれる。
【0135】基板の材質に関するデータには、基板が紙
・フェノール樹脂積層板か、紙・エポキシ樹脂積層板
か、それともガラス布・エポキシ樹脂積層板かという基
板の材質に関するデータが含まれる。
【0136】そして、基板の半田付け速度に関するデー
タは、前記基板搬送装置における基板搬送速度として入
力してもよく、前記基板を何秒間〜何分間で半田付けす
るかというタクトタイムとして入力してもよく、単位時
間当たり基板の半田付け枚数として入力してもよい。
【0137】更に、生産条件としては、前記基板の図面
の番号である図番、及び前記基板の下面から突出した電
子部品の足の長さも入力することができる。
【0138】前記生産条件のデータは、仮名、漢字、ア
ルファベット、数字から選ばれる要素から構成されるデ
ータの組として前記入力手段から入力することができ
る。
【0139】前記入力手段から入力されるデータには、
他に自動半田付け装置設定条件に関するデータが含まれ
る。ここで、自動半田付け装置設定条件としては、例え
ば、基板搬送装置の設定条件、及び溶融半田槽の設定条
件等が含まれる。基板搬送装置の設定に関するデータと
しては、例えば、前記基板搬送装置の勾配、入口高さ、
及び出口高さ等を入力することができる。又、基板搬送
速度についても、前記生産条件の1つとして入力する代
わりに、基板搬送装置の設定条件の1つとして入力して
もよい。一方、溶融半田槽の設定に関するデータとして
は、例えば溶融半田槽の高さ等を入力することができ
る。この他には、溶融半田槽における半田温度等を入力
してもよい。
【0140】次に、第1の演算手段について説明する。
【0141】第1の演算手段としては、演算機能を有す
る装置であればどのような装置も用いることができる。
このような装置としては、例えば中央処理装置(CP
U)等がある。
【0142】第1の演算手段は、前記入力手段から入力
された生産条件及び自動半田付け装置設定条件の下で半
田付けを行ったときに最も半田付け不良の出現率が少な
い半田付け条件を検索する手段である。
【0143】第1の演算手段において、このような半田
付け条件を検索する方法としては、例えば次のような方
法がある。
【0144】前記第1の演算手段に、種々の生産条件及
び自動半田付け装置設定条件と、半田付け不良の出現率
が少ない最適半田付け条件との間の関係を、予めプログ
ラミングする。生産条件、自動半田付け装置設定条件、
及び最適半田付け条件との間の関係は、所謂ウェーブ半
田付け式自動半田付け装置での半田付けにおいて経験的
に求められた関係を用いることができる。
【0145】前記第1の演算手段は、生産条件及び自動
半田付け装置設定条件が入力されると、前記プログラミ
ングに従って、最も最適半田付け条件に近い半田付け条
件を前記第1の記憶手段から検索する。
【0146】第1の演算手段は、この他、前記第1の入
力手段を通して前記生産条件及び自動半田付け装置設定
条件についてのデータを入力する際、まず、最初に入力
すべきデータの種類についての指示を出力し、データが
入力されたら次に入力すべきデータの種類についての指
示を出力する機能を有していてもよい。又、第1の演算
手段は、次の入力すべきデータの種類についての指示を
出力する機能の代わりに、次に入力すべきデータについ
て入力の有無を問う質問を出力してもよい。第1の演算
手段は、更に、前記生産条件及び自動半田付け装置設定
条件についてのデータの内の一部が入力されると、残り
のデータについて自動的に計算して設定する機能を有し
てもよい。
【0147】前記第1演算手段から検索された半田付け
条件のデータは、第1の表示手段を通して表示される。
この他、前記第1演算手段が、前記各種の指示及び質問
を出力する機能を有してなる場合は、これらの指示及び
質問も、第1の表示手段を通して表示することができ
る。
【0148】第1の表示手段としては、各種の表示装置
を用いることができる。このような表示装置としては、
例えばブラウン管、プラズマディスプレー、及び液晶デ
ィスプレー等がある。更に、出力結果等を各種プリンタ
を通して印刷させるように構成してもよい。
【0149】本発明の半田付け条件検索装置は、更に自
動半田付け装置を用いた半田付けにおいて生じた半田付
け不良の種類を入力する第2の入力手段、及び入力され
た半田付け不良を解消するのに最適な半田付け条件を検
索する第2の演算手段を有してもよい。
【0150】ここで、前記第2の入力装置から入力し得
る半田付け不良の種類としては、前記の基板下面に突出
した電子部品の足の回りに十分に半田が回らない半田瘠
せ、基板下面に突出した電子部品の足の回りに半田が回
らない未半田、基板下面に突出した電子部品の足の回り
の半田付着部にピンホールが存在するピンホール、基板
下面に突出した電子部品の足同士が半田で短絡される半
田ブリッジ、前記電子部品の足の側面に半田がつらら状
に付着する半田つらら、前記電子部品の足の側面に半田
が角状に付着する半田つの、及び一定の半田付け状態が
得られない半田付けのばらつきを挙げることができる。
【0151】前記第2の入力手段としては、前記第1の
入力手段と同様に、キーボード、マウス、ライトペン、
ジョイスティック、トラックボール等の入力装置を用い
ることができ、又、これらの入力装置を2以上組み合わ
せて用いることもできる。第2の入力手段に前記の入力
装置を用いた場合には、「半田瘠せ」、「未半田」、
「ピンホール」、「半田ブリッジ」、「半田つらら」、
「半田つの」、及び「半田付けのばらつき」等の半田付
け不良の名称を、仮名、漢字、アルファベット、数字等
を組み合わせて入力するように第2の入力手段を構成し
てもよく、又、前記の半田付け不良の名称を前記第1の
表示手段に表示し、実際に出現した半田付け不良の名称
の位置にライトペン又はカーソル等を合わせることによ
って半田付け不良の種類を入力するように構成してもよ
い。
【0152】尚、第2の入力手段として前記キーボード
等の入力装置を用いる場合は、第2の入力手段を第1の
入力手段と兼用してもよい。
【0153】更に、前記第2の入力手段は、前記自動半
田付け装置の溶融半田槽後方に、前記基板搬送面に臨む
ように設けられた、半田付け後の基板下面を撮影する撮
像手段を有していてもよい。撮像手段としては、固体撮
像素子を用いた高解像度マイクロスコープ及び撮像管を
用いたテレビカメラ等が用いられる。
【0154】前記撮像手段を有する第2の入力手段の例
としては、前記撮像手段と前記キーボード等とを有する
第2の入力手段の組み合わせがある。この第2の入力手
段においては、撮像手段からの画像信号を、前記第1の
表示手段例えばディスプレーに出力し、半田付け不良の
種類については、前記キーボード等を通じて入力するよ
うに構成してもよい。
【0155】更に、第2の入力手段は、前記撮像手段の
ほか、前記撮像手段からの画像信号を分析して半田付け
不良の有無及び種類の判別をする第3の演算手段とを有
してもよい。第2の入力手段が前記第3の演算手段を有
する場合には、前記キーボード等を通さずに、半田付け
不良の種類が後述する第2の演算手段に自動的に入力さ
れるように構成してもよい。
【0156】本発明においては、第2の演算手段は、前
記第2の入力手段によって入力された半田付け不良の種
類に対応して、この半田付け不良を解消するのに最適な
半田付け条件を、前記第1の記憶手段から検索する手段
である。
【0157】ここで、自動半田付け装置が、基板が搬送
される方向に、前方から、1次噴流装置と2次噴流装置
の2つの溶融半田噴流装置を有してなる場合は、上述し
たように、1次噴流で基板の下面に半田を盛りつけ、2
次噴流で、基板の下面に付着した余分の半田を取り去
り、これによって基板下面に突出した電子部品の足の回
りに形成された半田フィレットを整形すると同時に、半
田ブリッジ、半田つらら、及び半田つの等を除去すると
いう順序で半田付けが行われることが経験的に知られて
なる。そして、半田瘠せ、未半田、及びピンホールは、
何れも1次噴流で基板の下面に半田が十分に盛りつけら
れないことによって生じること、及び半田ブリッジ、半
田つらら、及び半田つのは、何れも1次噴流によって基
板の下面に盛りつけられた半田が2次噴流によって十分
に取り去られず、却って余分の半田が盛り付けられるこ
とによって生じることが経験的に知られてなる。よっ
て、前記第2の演算手段は、半田付け不良の名称とし
て、「半田瘠せ」、「未半田」、又は「ピンホール」が
入力されたときは、1次噴流高さが高くなる半田付け条
件を検索し、半田付け不良の名称として、「半田ブリッ
ジ」、「半田つらら」、及び「半田つの」が入力された
ときは、2次噴流によって余分の半田が盛り付けられな
いようにすべく、2次噴流高さが低くなる半田付け条件
を検索するように構成することができる。
【0158】尚、第2の演算手段としては、演算機能を
有する装置であればどのような装置も用いることができ
る。このような装置としては、例えば中央処理装置(C
PU)等がある。
【0159】第2の演算手段によって検索された半田付
け条件も、前記第1の表示装置によって表示することが
できる。
【0160】本発明には、前記半田付け条件検索装置の
ほか、前記第1の入力手段に入力された生産条件及び自
動半田付け装置設定条件、並びに前記第1又は第2の演
算手段によって検索されてなる半田付け条件に従って、
自動半田付け装置が有する基板搬送装置、溶融半田槽、
溶融半田噴出装置、及び基板予熱ヒータを調整する自動
半田付け装置設定手段を付加してなる自動半田付け装置
も含む。
【0161】前記自動半田付け装置における自動半田付
け装置設定手段は、例えば溶融半田噴出装置の遠心ポン
プの回転数を調整する溶融半田噴流高さ調整装置と、後
方フォーマの角度を調整する後方フォーマ調整装置と、
基板予熱ヒータの温度調整を行う基板予熱ヒータ調整装
置と、自動半田付け装置が有する基板搬送装置の入口高
さと出口高さを調整する基板搬送装置設定装置と、基板
搬送装置の基板搬送速度を調整する基板搬送速度調整手
段と、溶融半田槽の高さを自動的に設定する溶融半田槽
高さ調整手段とを有する。
【0162】前記溶融半田噴流高さ調整装置としては、
インバータ等を用いることができ、後方フォーマ調整装
置としてはサーボモータ又はパルスモータ等を用いるこ
とができ、基板予熱ヒータ調整装置としては、インバー
タ、位相制御装置、又は可変抵抗器等の電圧制御装置が
用いられる。前記基板搬送装置設定装置としては、基板
搬送装置の入口及び出口近傍を、サーボモータ又はパル
スモータ等によって回転するボール螺子で支持し、サー
ボモータ又はパルスモータ等の回転によって基板搬送装
置の入口及び出口における支持高さを変更する装置を用
いることができる。又、基板搬送速度調整装置として
は、基板搬送装置を駆動するモータを速度制御し得る装
置ならどのような装置も用いられるが、具体的には、イ
ンバータ、位相制御装置、チョッパ制御装置等が用いら
れる。更に、溶融半田槽高さ調整装置としては、サーボ
モータ又はパルスモータ等によって回転するボール螺子
を用いることができる。
【0163】
【発明の効果】本発明によって、基板の種類及び半田付
け速度に関する生産条件、並びに前記自動半田付け装置
における基板搬送装置及び溶融半田槽の設定に関する自
動半田付け装置設定条件を入力することにより、基板の
予熱と溶融半田噴出装置における溶融半田噴流の形成と
に関する半田付け条件を検索することができる半田付け
条件検索装置、及び半田付け不良の種類に関する半田付
け不良情報を入力することにより、前記半田付け不良に
対する対策を自動的に検索できる半田付け条件検索装置
が提供される。
【0164】本発明によって提供される半田付け条件検
索装置を用いることにより、自動半田付け装置の設定作
業及び設定変更作業に要する時間が大幅に短縮されると
同時に、オペレータの負担が大幅に軽減され、又、オペ
レータ間の個人差も解消される。更に、撮像手段を有す
る半田付け条件検索装置においては、半田付け作業の状
態を第1の表示装置上で連続的に監視できるから、半田
付け不良が生じた場合に直ちに対策をとることができ
る。よって、連続して半田付け不良が発生することを防
止できる。
【0165】更に、前記入力された生産条件及び自動半
田付け装置設定条件、並びに検索された半田付け条件に
合わせて、各部分が自動的に設定される自動半田付け装
置も提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の記憶手段、第1及び第2の入力
手段、並びに第1及び第2の演算手段を備えてなる本発
明の半田付け条件検索装置の一例を示す全体図である。
【図2】図2は、図1に示された半田付け条件検索装置
のハードウェア構成を示すハードウェア構成図である。
【図3】図3は、図1に示された半田付け条件検索装置
における各種情報の流れを示す流れ図である。
【図4】図4は、図1に示された半田付け条件検索装置
における主制御部1が有する主プログラム12の作動手
順を示す流れ図である。
【図5】図5は、主プログラム12が、溶融半田槽高
さ、1次噴流装置、及び2次噴流装置の微調整について
指示を出力する手順を示す流れ図である。
【図6】図6は、主プログラム12が、半田付け不良を
解消し得るように半田付け条件を微調整する指示を出力
する手順を示す流れ図である。
【図7】図7は、2次噴流装置から噴出する2次噴流に
基板が接触した状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1・・・主制御部、2・・・記憶装置、3・・・入出力
制御部、4a・・・キーボード、4b・・・マウス、5
A・・・ディスプレー、5B・・・プリンタ、6A・・
・高解像度マイクロスコープ、6B・・・画像処理装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融半田を上方に噴出して溶融半田噴流
    を形成する溶融半田噴出装置を備える溶融半田槽と、半
    田付けしようとする基板の下面を前記溶融半田噴流の波
    頭に接触させつつ前記溶融半田槽上方を通過するように
    前記基板を搬送する基板搬送装置と、前記基板を予熱す
    る予熱ヒータとを有する自動半田付け装置における、基
    板の予熱温度と前記溶融半田噴出装置における溶融半田
    噴流の形成とに関する半田付け条件を記憶してなる第1
    の記憶手段と、前記基板及び前記基板の半田付け速度に
    関する生産条件、並びに前記基板搬送装置及溶融半田槽
    の設定に関する自動半田付け装置設定条件を入力する第
    1の入力手段と、前記第1の入力手段によって入力され
    た生産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応する前
    記半田付け条件を前記第1の記憶手段から検索する第1
    の演算手段と、前記第1の記憶手段から検索された半田
    付け条件を表示する第1の表示手段とを有することを特
    徴とする半田付け条件検索装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1における生産条件が、前記
    基板の種類、材質、及び寸法に関する条件、並びに前記
    基板搬送装置が基板を搬送する速度に関する条件から選
    択された1以上の条件を含む請求項1に記載の半田付け
    条件検索装置。
  3. 【請求項3】 溶融半田を上方に噴出して溶融半田噴流
    を形成する溶融半田噴出装置を備える溶融半田槽と、半
    田付けしようとする基板の下面を前記溶融半田噴流の波
    頭に接触させつつ前記溶融半田槽上方を通過するように
    前記基板を搬送する基板搬送装置と、前記基板を予熱す
    る予熱ヒータとを有する自動半田付け装置における、基
    板の予熱温度と前記溶融半田噴出装置における溶融半田
    噴流の形成とに関する半田付け条件を記憶してなる第1
    の記憶手段と、前記基板及び前記基板の半田付け速度に
    関する生産条件、並びに前記基板搬送装置及溶融半田槽
    の設定に関する自動半田付け装置設定条件を入力する第
    1の入力手段と、前記第1の入力手段によって入力され
    た生産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応する前
    記半田付け条件を前記第1の記憶手段から検索する第1
    の演算手段と、前記自動半田付け装置による基板の半田
    付けにおいて発生した半田付け不良の種類を入力する第
    2の入力手段と、前記第2の入力手段によって入力され
    た半田付け不良を解消するのに最も適切な半田付け条件
    を前記第1の記憶手段から検索する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段又は第2の演算手段によって検索さ
    れた半田付け条件を表示する第1の表示手段とを有する
    ことを特徴とする半田付け条件検索装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3における自動半田付け装置
    によって半田付けされた基板の下面を撮影する撮像手段
    と、前記撮像手段からの画像信号を表示する第3の表示
    手段とを更に有する請求項3に記載の半田付け条件検索
    装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項3における第2の入力手段
    が、前記請求項4における撮像手段と、前記撮像手段か
    らの画像信号を分析して半田付け不良の種類に関する情
    報を出力する第3の演算手段とを有してなる請求項3に
    記載の半田付け条件検索装置。
  6. 【請求項6】 溶融半田を上方に噴出して溶融半田噴流
    を形成する溶融半田噴出装置を備える溶融半田槽と、半
    田付けしようとする基板の下面を前記溶融半田噴流の波
    頭に接触させつつ前記溶融半田槽上方を通過するように
    前記基板を搬送する基板搬送装置と、前記基板を予熱す
    る予熱ヒータとを有する自動半田付け装置における、基
    板の予熱温度と前記溶融半田噴出装置における溶融半田
    噴流の形成とに関する半田付け条件を記憶してなる第1
    の記憶手段と、前記基板及び前記基板の半田付け速度に
    関する生産条件、並びに前記基板搬送装置及溶融半田槽
    の設定に関する自動半田付け装置設定条件を入力する第
    1の入力手段と、前記第1の入力手段によって入力され
    た生産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応する前
    記半田付け条件を前記第1の記憶手段から検索する第1
    の演算手段と、前記第1の入力手段に入力されてなる生
    産条件と自動半田付け装置設定条件、及び前記第1の演
    算手段によって検索されてなる半田付け条件に従って、
    前記自動半田付け装置が有する基板搬送装置、溶融半田
    槽、基板予熱ヒータ、及び溶融半田噴出装置を調整する
    自動半田付け装置設定手段とを有することを特長とする
    自動半田付け装置。
  7. 【請求項7】 溶融半田を上方に噴出して溶融半田噴流
    を形成する溶融半田噴出装置を備える溶融半田槽と、半
    田付けしようとする基板の下面を前記溶融半田噴流の波
    頭に接触させつつ前記溶融半田槽上方を通過するように
    前記基板を搬送する基板搬送装置と、前記基板を予熱す
    る予熱ヒータとを有する自動半田付け装置における、基
    板の予熱温度と前記溶融半田噴出装置における溶融半田
    噴流の形成とに関する半田付け条件を記憶してなる第1
    の記憶手段と、前記基板及び前記基板の半田付け速度に
    関する生産条件、並びに前記基板搬送装置及溶融半田槽
    の設定に関する自動半田付け装置設定条件を入力する第
    1の入力手段と、前記第1の入力手段によって入力され
    た生産条件及び自動半田付け装置設定条件に対応する前
    記半田付け条件を前記第1の記憶手段から検索する第1
    の演算手段と、前記自動半田付け装置による基板の半田
    付けにおいて発生した半田付け不良の種類を入力する第
    2の入力手段と、前記第2の入力手段によって入力され
    た半田付け不良を解消するのに最も適切な半田付け条件
    を前記第1の記憶手段から検索する第2の演算手段と、
    前記第1の入力手段に入力されてなる生産条件と自動半
    田付け装置設定条件、及び前記第1の演算手段又は第2
    の演算手段によって検索された半田付け条件に従って、
    前記自動半田付け装置が有する基板搬送装置、溶融半田
    槽、基板予熱ヒータ、及び溶融半田噴出装置を調整する
    自動半田付け装置設定手段とを有することを特長とする
    自動半田付け装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007085904A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Wing Systems:Kk 半田不良検査装置
WO2010087343A1 (ja) * 2009-01-27 2010-08-05 千住金属工業株式会社 駆動制御装置、噴流はんだ槽及び自動はんだ付け装置
JP2011228635A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Panasonic Corp ポイント半田ncデータ作成方法と自動半田装置
CN109317779A (zh) * 2018-11-24 2019-02-12 苏州旗开得电子科技有限公司 一种波峰焊接系统

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