JP3175837U - 高強度のエレベータのフレーム構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性及び強度を確保することができる上、組み立て易く、人的コストを節減することができる高強度のエレベータのフレーム構造を提供する。
【解決手段】高強度のエレベータのフレーム構造1は、複数の主ロッド10及び複数の側板13を備える。主ロッド10は、フレームの四隅に配置される。複数の主ロッド10と、主ロッド10に接続された複数の側板13とにより、フレームを配置する立体空間が形成される。主ロッド10、フレーム及び側板13により、槽状の空間が形成される。側板13の各階層に対応する位置には、出口が設けられる。主ロッド10の底部には、複数の締結孔12を有する台座11が設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】高強度のエレベータのフレーム構造1は、複数の主ロッド10及び複数の側板13を備える。主ロッド10は、フレームの四隅に配置される。複数の主ロッド10と、主ロッド10に接続された複数の側板13とにより、フレームを配置する立体空間が形成される。主ロッド10、フレーム及び側板13により、槽状の空間が形成される。側板13の各階層に対応する位置には、出口が設けられる。主ロッド10の底部には、複数の締結孔12を有する台座11が設けられる。
【選択図】図1
Description
本考案は、高強度のエレベータのフレーム構造に関するものであり、さらに詳しくは、主ロッド、複数の側板及びフレームにより形成された槽状の空間にコンクリートを注入することにより、フレームの周囲の強度を高めることができる高強度のエレベータのフレーム構造に関するものである。
エレベータは、高層ビルが多い都市において、必要不可欠な装置の一つである。
一般に、従来のエレベータは、まず型枠にコンクリートを打設してエレベータシャフト及び機械室を製作する必要がある。このため、施工工程が複雑であるという問題を有する。特に、限られた空間内で全ての部品を用いて施工する必要があるため、危険性が高く、労力及び時間のロスを招き、コストが高くなるという問題も指摘されてきた。
すなわち、従来のエレベータの構造については、以下(1)及び(2)の問題点を有する。
(1)従来の施工方式は、工程数が多い上、工程の大部分を施工現場で行う必要があるため、多数の部品の調達及び搬送等を要し、煩雑である。
(2)従来の施工方式は、労力及び作業時間のロスを招き、コストが高い。
(1)従来の施工方式は、工程数が多い上、工程の大部分を施工現場で行う必要があるため、多数の部品の調達及び搬送等を要し、煩雑である。
(2)従来の施工方式は、労力及び作業時間のロスを招き、コストが高い。
かかる状況下において、特開2010−30736号公報(以下、「特許文献1」という。)には、免震装置上の上部構造体の基礎部分を構築した時点で、エレベータシャフトの構築用鉄骨を吊り降ろし、エレベータシャフトの鉄骨フレームを組み立て、エレベータシャフトの床を施工の上、エレベータシャフトの壁としてALC等のプレキャスト板を取り付けるエレベータシャフトの構築方法が記載されている。しかし、施工現場での複数の工程を要するものであり、前記の問題点を解消しているものではない。
特開2010−30736号公報
従って、本考案の課題は、工程数を低減させることが可能であり、安全性にも優れ、また、強度を確保することができる高強度のエレベータのフレーム構造を提供することにある。
また、本考案のもう一つの課題は、組み立て易く、人的コストを節減することができる高強度のエレベータのフレーム構造を提供することにある。
そこで、本考案者は、前記の本考案の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、後記の構造からなるエレベータのフレームの部材を設置現場ではなく、製作工場で組み立てた後、搬送した後、設置することにより上記問題点を解決できることに着目し、かかる知見に基いて本考案に想到するに至った。
かくして、前記課題を解決するために、本考案によれば、複数の主ロッド及び複数の側板を備えた高強度のエレベータのフレーム構造であって、
前記主ロッドは、フレームの四隅に配置され、複数の前記主ロッドと、前記主ロッドに接続された複数の前記側板とにより、前記フレームを配置する立体空間が形成され、
前記主ロッド、前記フレーム及び前記側板により、槽状の空間が形成され、
前記側板の各階層に対応する位置には、出口が設けられ、前記主ロッドの底部には、複数の締結孔を有する台座が設けられることを特徴とする高強度のエレベータのフレーム構造
が提供される。
前記主ロッドは、フレームの四隅に配置され、複数の前記主ロッドと、前記主ロッドに接続された複数の前記側板とにより、前記フレームを配置する立体空間が形成され、
前記主ロッド、前記フレーム及び前記側板により、槽状の空間が形成され、
前記側板の各階層に対応する位置には、出口が設けられ、前記主ロッドの底部には、複数の締結孔を有する台座が設けられることを特徴とする高強度のエレベータのフレーム構造
が提供される。
前記主ロッドの前記台座に設けられた前記締結孔に貫設されるボルトが予め埋設されたベースをさらに備えることが好ましい。
前記主ロッド、複数の前記側板及び前記フレームにより形成された槽状の空間には、前記フレームの周囲の強度を高めるコンクリートが注入されることが好ましい。
前記主ロッドは鋳造品又は圧延品であることが好ましい。
前記主ロッドは山形鋼、角鋼、口形鋼、H形鋼又は丸鋼であることが好ましい。
本考案の高強度のエレベータのフレーム構造は、工程数を低減させることができ、また、安全性にも優れたものであり、さらに、強度を確保することができる上、組立が容易であり
、人的コストを節減することができる。
、人的コストを節減することができる。
以下、本考案の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、これによって本考案が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の第1実施形態に係るエレベータのフレーム構造1は、少なくとも複数の主ロッド10及び複数の側板13から構成される。
図1及び図2を参照する。図1及び図2に示すように、本考案の第1実施形態に係るエレベータのフレーム構造1は、少なくとも複数の主ロッド10及び複数の側板13から構成される。
(第2実施形態〜第5実施形態)
複数の主ロッド10は、圧延又は鋳造された山形鋼、角鋼、口形鋼、H形鋼又は丸鋼の棒鋼(図4〜図8参照。)であり、四隅に配置されている。主ロッド10は、運搬車両で搬送することができる長さ(約12メートル〜13メートル)に限定され、横断面が矩形状であるものが好ましい。主ロッド10には台座11が設けられている。台座11には、ベース3に予め埋設されたボルト311が貫設される複数の締結孔12が設けられている(図3参照。)。
複数の主ロッド10は、圧延又は鋳造された山形鋼、角鋼、口形鋼、H形鋼又は丸鋼の棒鋼(図4〜図8参照。)であり、四隅に配置されている。主ロッド10は、運搬車両で搬送することができる長さ(約12メートル〜13メートル)に限定され、横断面が矩形状であるものが好ましい。主ロッド10には台座11が設けられている。台座11には、ベース3に予め埋設されたボルト311が貫設される複数の締結孔12が設けられている(図3参照。)。
複数の側板13は、溶接により主ロッド10の側辺に接続されている。主ロッド10及び側板13により、長方体が形成されている。側板13は、スチールからなり、高さが主ロッド10と同じである。
エレベータのフレーム構造1には、複数の壁板21からなるフレーム2が固定されている(図3〜図8参照)。壁板21は、一列に配列された複数のC形鋼211からなり、溶接により主ロッド10に接続されている。C形鋼211には、外に向かう開口部212が設けられている。主ロッド10及びフレーム2により、立体空間が形成されている。コンクリート14は、主ロッド10、複数の側板13及びフレーム2により形成された槽状の空間に注入され、フレーム2の周囲の強度を高める。側板13の建築物の各階層に対応する位置には、出口131が設けられている。エレベータのフレーム構造1全体はベース3内に配置される。ベース3は、建築物の基礎の一部分であり、1階に凹設されている。ベース3には、長さ及び広さがエレベータのフレーム構造1と同じである内部空間31が設けられている。内部空間31の底面には、複数のボルト311が予め埋設されている。複数のボルト311は、主ロッド10の台座11に設けられた締結孔12に貫設されて固定される。
本考案の部材は、全て工場で製造されて組み立てられる。工場は、空間が十分に広く、設備が整っているため、労力を集中させると、短時間で効率よく作業することができる。部材は、製造されて組み立てられた後、建築物の施工現場まで運搬され、吊り下げられる。コンクリート14は、組み立てられた部材により形成された槽状の空間に注入される。このように、本考案は、作業効率を高めてコストを節減することができる。
以上、本考案の好適な実施形態を前述の通り開示したが、これらは決して本考案を限定するものではない。本考案の主旨と領域を逸脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の実用新案登録請求の範囲は、このような変更や修正を含めて広く解釈されるべきである。
1 エレベータのフレーム構造
2 フレーム
3 ベース
10 主ロッド
11 台座
12 締結孔
13 側板
14 コンクリート
21 壁板
31 内部空間
131 出口
211 C形鋼
212 開口部
311 ボルト
2 フレーム
3 ベース
10 主ロッド
11 台座
12 締結孔
13 側板
14 コンクリート
21 壁板
31 内部空間
131 出口
211 C形鋼
212 開口部
311 ボルト
Claims (5)
- 複数の主ロッド及び複数の側板を備えた高強度のエレベータのフレーム構造であって、
前記主ロッドは、フレームの四隅に配置され、
複数の前記主ロッドと、前記主ロッドに接続された複数の前記側板とにより、前記フレームを配置する立体空間が形成され、
前記主ロッド、前記フレーム及び前記側板により、槽状の空間が形成され、
前記側板の各階層に対応する位置には、出口が設けられ、
前記主ロッドの底部には、複数の締結孔を有する台座が設けられることを特徴とする高強度のエレベータのフレーム構造。 - 前記主ロッドの前記台座に設けられた前記締結孔に貫設されるボルトが予め埋設されたベースをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の高強度のエレベータのフレーム構造。
- 前記主ロッド、複数の前記側板及び前記フレームにより形成された槽状の空間には、前記フレームの周囲の強度を高めるコンクリートが注入されることを特徴とする請求項1に記載の高強度のエレベータのフレーム構造。
- 前記主ロッドは鋳造品又は圧延品であることを特徴とする請求項2に記載の高強度のエレベータのフレーム構造。
- 前記主ロッドは山形鋼、角鋼、口形鋼、H形鋼又は丸鋼であることを特徴とする請求項2に記載の高強度のエレベータのフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001347U JP3175837U (ja) | 2012-03-12 | 2012-03-12 | 高強度のエレベータのフレーム構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012001347U JP3175837U (ja) | 2012-03-12 | 2012-03-12 | 高強度のエレベータのフレーム構造 |
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JP3175837U true JP3175837U (ja) | 2012-05-31 |
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JP2012001347U Expired - Fee Related JP3175837U (ja) | 2012-03-12 | 2012-03-12 | 高強度のエレベータのフレーム構造 |
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JP (1) | JP3175837U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109592536A (zh) * | 2019-02-14 | 2019-04-09 | 河北天振工程技术有限公司 | 波纹钢电梯井道 |
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