JP3175643B2 - 油入変圧器のケースとその製造方法 - Google Patents
油入変圧器のケースとその製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一側面
を波形放熱面とする油入変圧器のケースとその製造方法
に関するものである。
を波形放熱面とする油入変圧器のケースとその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の油入変圧器のケースを図15ない
し図17に沿って説明する。図15は前記油入変圧器の
ケースを示し、図16は上端枠14を示し、図17は波
形放熱器15を示すものである。この従来の油入変圧器
のケースは上端枠14にパッキング14−1と枠部14
−2とを備えている。また、波形放熱器15は薄鋼板を
連続的に波形に折曲げて、各側面に溶接し、四側面とも
コーナ部で溶接して筒形ケースとし、この筒形ケースと
上端枠14と底板部16を図15のように溶接して油入
変圧器のケースを油密に形成したものである。
し図17に沿って説明する。図15は前記油入変圧器の
ケースを示し、図16は上端枠14を示し、図17は波
形放熱器15を示すものである。この従来の油入変圧器
のケースは上端枠14にパッキング14−1と枠部14
−2とを備えている。また、波形放熱器15は薄鋼板を
連続的に波形に折曲げて、各側面に溶接し、四側面とも
コーナ部で溶接して筒形ケースとし、この筒形ケースと
上端枠14と底板部16を図15のように溶接して油入
変圧器のケースを油密に形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
油入変圧器のケースでは波形放熱器15の大きなものに
あっては工法上の制限からケースの構成が波形放熱器と
ケース本体を別々に製作したものを溶接にて一体化する
のが一般的であり、このため溶接個所が多くなるという
問題や多くの溶接歪みが生ずることから溶接後に多大な
歪み除去処理の必要があった。また、製作しやすいケー
ス構造そして放熱効率の良いケース構造が要求されてい
た。
油入変圧器のケースでは波形放熱器15の大きなものに
あっては工法上の制限からケースの構成が波形放熱器と
ケース本体を別々に製作したものを溶接にて一体化する
のが一般的であり、このため溶接個所が多くなるという
問題や多くの溶接歪みが生ずることから溶接後に多大な
歪み除去処理の必要があった。また、製作しやすいケー
ス構造そして放熱効率の良いケース構造が要求されてい
た。
【0004】本発明は、上記各課題を解決すると共に小
形化を可能とする油入変圧器のケースとその製造方法を
提供することを目的とする。
形化を可能とする油入変圧器のケースとその製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の第1手段は、少なくとも、筒形ケースの
一側面の上端から下端まで同一の波形放熱面を有すると
共にケース上端部はカバーをケース下端部には底板を設
け、筒形ケースの上下端部は波形の端面に沿ってケース
全周パッキングを配設し、カバーまたは底板と前記筒形
ケースとの間を油密構造とするため、上端側のパッキン
グはゴムまたは合成樹脂性の弾性体とし、下端側のパッ
キングは鉛等の軟らかい金属製パッキングであって、筒
形ケース上端部を全周に亘って外側に折返し、この折返
しの端面に沿って係止するカバー締付けナットを配設
し、前記ナットとボルトでカバーをパッキングを介して
筒形ケースの上端部に締付けるように構成し、筒形ケー
ス下端の構成も同様に外側に折返し、この折返しの端面
に沿って係止する底板締め付けナットを配設し、前記ナ
ットとボルトで底板をパッキングを介して前記筒形ケー
スの下端部に締付けるようにしたものである。
めに、本発明の第1手段は、少なくとも、筒形ケースの
一側面の上端から下端まで同一の波形放熱面を有すると
共にケース上端部はカバーをケース下端部には底板を設
け、筒形ケースの上下端部は波形の端面に沿ってケース
全周パッキングを配設し、カバーまたは底板と前記筒形
ケースとの間を油密構造とするため、上端側のパッキン
グはゴムまたは合成樹脂性の弾性体とし、下端側のパッ
キングは鉛等の軟らかい金属製パッキングであって、筒
形ケース上端部を全周に亘って外側に折返し、この折返
しの端面に沿って係止するカバー締付けナットを配設
し、前記ナットとボルトでカバーをパッキングを介して
筒形ケースの上端部に締付けるように構成し、筒形ケー
ス下端の構成も同様に外側に折返し、この折返しの端面
に沿って係止する底板締め付けナットを配設し、前記ナ
ットとボルトで底板をパッキングを介して前記筒形ケー
スの下端部に締付けるようにしたものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】さらに、本発明の第7手段は、少なくと
も、筒形ケースの一側面の上端から下端まで同一の波形
放熱面を有すると共にケース上端部はカバーをケース下
端部には底板を設け、筒形ケースの下端とケース内周に
装着する波形底板とをケース内周に沿って全周に亘り溶
接して油密構造としたものであって、筒形ケースの下端
を全周に亘って内側に折返し、この折返し端面に底板を
乗せて底側からケースと底板を溶接して油密構造とした
ものである。
も、筒形ケースの一側面の上端から下端まで同一の波形
放熱面を有すると共にケース上端部はカバーをケース下
端部には底板を設け、筒形ケースの下端とケース内周に
装着する波形底板とをケース内周に沿って全周に亘り溶
接して油密構造としたものであって、筒形ケースの下端
を全周に亘って内側に折返し、この折返し端面に底板を
乗せて底側からケースと底板を溶接して油密構造とした
ものである。
【0012】また、本発明の第3手段は、筒形ケースの
内側に折返した鋼板端部をくの字方に外方に曲げておき
パッキングを介在するものにあっては締付けナットの掛
止面とし、底板を溶接するものにあっては底板とケース
の突合わせ面としたものである。
内側に折返した鋼板端部をくの字方に外方に曲げておき
パッキングを介在するものにあっては締付けナットの掛
止面とし、底板を溶接するものにあっては底板とケース
の突合わせ面としたものである。
【0013】さらに、本発明の油入変圧器のケースの製
造方法は、筒形ケースと底板を溶接するのに底板を溶接
用治具台の上に乗せると共に、筒形ケースの下端を上に
して底板に被せて底板の外周部とケース下端の折返し端
とが密接するようにして上側からケースと底板をケース
内周に沿って全周に亘って溶接することを特徴とするも
のである。
造方法は、筒形ケースと底板を溶接するのに底板を溶接
用治具台の上に乗せると共に、筒形ケースの下端を上に
して底板に被せて底板の外周部とケース下端の折返し端
とが密接するようにして上側からケースと底板をケース
内周に沿って全周に亘って溶接することを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1手段は、油入変圧器
の筒形ケースを薄鋼板にて、少なくとも筒形ケースの1
側面が波形放熱面を形成し、その波形放熱面はケースの
上端から下端まで同一の形状とし、前記筒形ケースの上
端にカバーを、前記筒形ケースの下端には底板を取付
け、筒形ケースの上端と下端の波形端面に沿ってケース
全周にパッキングを介在してカバーと底板とを油密に取
付け、かつ上端側のパッキングはゴムまたは合成樹脂性
の弾性体とし、下端側のパッキングは鉛製等の軟らかい
金属製としたものであって、筒形ケースの上端部を全周
に亘って外側に折返し、この折返しの端面に形成したカ
バー締付けナットを備え、かつ筒形ケースの下端部を全
周に亘って外側に折返し、この折返しの端面に引っ掛か
るように形成した底板締付けナットを波形放熱面の外面
間中心線上に備えたもので、端部を折返しにすることで
強度を大にし、波形放熱面の外面間中心線上にパッキン
グ締付用ナットを備えたことによりパッキング締付効果
を高めると同時に締付けナットを取付けるための他の部
材を特別に用意せずともよいという作用を有するもので
ある。
の筒形ケースを薄鋼板にて、少なくとも筒形ケースの1
側面が波形放熱面を形成し、その波形放熱面はケースの
上端から下端まで同一の形状とし、前記筒形ケースの上
端にカバーを、前記筒形ケースの下端には底板を取付
け、筒形ケースの上端と下端の波形端面に沿ってケース
全周にパッキングを介在してカバーと底板とを油密に取
付け、かつ上端側のパッキングはゴムまたは合成樹脂性
の弾性体とし、下端側のパッキングは鉛製等の軟らかい
金属製としたものであって、筒形ケースの上端部を全周
に亘って外側に折返し、この折返しの端面に形成したカ
バー締付けナットを備え、かつ筒形ケースの下端部を全
周に亘って外側に折返し、この折返しの端面に引っ掛か
るように形成した底板締付けナットを波形放熱面の外面
間中心線上に備えたもので、端部を折返しにすることで
強度を大にし、波形放熱面の外面間中心線上にパッキン
グ締付用ナットを備えたことによりパッキング締付効果
を高めると同時に締付けナットを取付けるための他の部
材を特別に用意せずともよいという作用を有するもので
ある。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】また、本発明の第2手段は、油入変圧器の
筒形ケースを薄鋼板にて、少なくとも筒形ケースの1側
面が波形放熱面を形成し、その波形放熱面はケースの上
端から下端まで同一の形状とし、前記筒形ケースの上端
にカバーを、前記筒形ケースの下端には底板を取付け、
筒形ケースの下端にケース下端内周に装着可能な波形の
底板を波形放熱面の波形に内周に沿って全周溶接し油密
ケース構造としたものであって、筒形ケースの下端を全
周に亘って内側に折返し、この折返した波形端面にケー
ス下端の波形内周面に装着可能な波形面を有する底板を
乗せて底側から筒形ケースと底板を溶接して油密構造と
したもので、端部を折返しにすることで強度を大にする
という作用を有するものである。
筒形ケースを薄鋼板にて、少なくとも筒形ケースの1側
面が波形放熱面を形成し、その波形放熱面はケースの上
端から下端まで同一の形状とし、前記筒形ケースの上端
にカバーを、前記筒形ケースの下端には底板を取付け、
筒形ケースの下端にケース下端内周に装着可能な波形の
底板を波形放熱面の波形に内周に沿って全周溶接し油密
ケース構造としたものであって、筒形ケースの下端を全
周に亘って内側に折返し、この折返した波形端面にケー
ス下端の波形内周面に装着可能な波形面を有する底板を
乗せて底側から筒形ケースと底板を溶接して油密構造と
したもので、端部を折返しにすることで強度を大にする
という作用を有するものである。
【0020】また、本発明の第3手段は、波形端面を折
返した筒形ケースの鋼板端部をさらにくの字形に折曲し
ておきパッキングを使用して油密にものにあっては締付
けナットの掛止面とし、底板を溶接するものにあっては
底板とケースの突合わせ面としたものであり、底板溶接
の重ね合わせに対する寸法精度に祐度をもたせるととも
に、底板を底から位置決めすることが容易となり、かつ
ケースの下端部の強度を高め、底板を浮かしているので
移動時に底板に傷が付かないという作用を有する。
返した筒形ケースの鋼板端部をさらにくの字形に折曲し
ておきパッキングを使用して油密にものにあっては締付
けナットの掛止面とし、底板を溶接するものにあっては
底板とケースの突合わせ面としたものであり、底板溶接
の重ね合わせに対する寸法精度に祐度をもたせるととも
に、底板を底から位置決めすることが容易となり、かつ
ケースの下端部の強度を高め、底板を浮かしているので
移動時に底板に傷が付かないという作用を有する。
【0021】つぎに、本発明の油入変圧器のケースの製
造方法は、筒形ケースの下端を全周に亘って内側に折返
し、この折返した端面にケース下端内周に装着可能な波
形端面を有する底板を乗せて底側からケースと底板を溶
接するため、底板より小さく、かつ筒形ケース長より高
い溶接用治具台上に底板を乗せ、つぎにケースを上下逆
にして底板に被せるような状態として上からケース下端
の折返し端と底板とを筒形ケース全周に亘って溶接する
ことを特徴とするもので、筒形ケースの下端の折返しを
浅くすることで上側からの溶接が容易となり自動溶接に
適した構造とすることができるという作用を有する。
造方法は、筒形ケースの下端を全周に亘って内側に折返
し、この折返した端面にケース下端内周に装着可能な波
形端面を有する底板を乗せて底側からケースと底板を溶
接するため、底板より小さく、かつ筒形ケース長より高
い溶接用治具台上に底板を乗せ、つぎにケースを上下逆
にして底板に被せるような状態として上からケース下端
の折返し端と底板とを筒形ケース全周に亘って溶接する
ことを特徴とするもので、筒形ケースの下端の折返しを
浅くすることで上側からの溶接が容易となり自動溶接に
適した構造とすることができるという作用を有する。
【0022】以下本発明の実施の形態について図1ない
し図14に沿って詳細に説明する。つぎに、本発明の実
施の形態につき、図1(a)(b)(c)ないし図14
に沿って説明する。
し図14に沿って詳細に説明する。つぎに、本発明の実
施の形態につき、図1(a)(b)(c)ないし図14
に沿って説明する。
【0023】(実施の形態1)図1(a)(b)(c)
はそれぞれ本発明の実施の形態1における油入変圧器の
ケースを構成するカバー、筒形ケース、底板を示すもの
である。図2は締付けナットを波形放熱面に溶接により
取付けた構造をケース上端または下端側から見た状態を
拡大して示す。図3はケース上端部(または下端部)の
ケースとカバー(または底板)の締付け状態を示すもの
である。本実施の形態1では図1(a)(b)(c)を
組合せることにより、筒形ケース1の3側面に波形放熱
器面1−2を備え、他の1側面に変圧器の2次側ブッシ
ング碍子(図示せず)を備えた油入変圧器のケースを構
成することができる。ここでケース1は薄鋼板を連続的
に波形状に折曲げて3側面の波形放熱面1−2を形成す
るとともに他の1側面をブッシング碍子(図示せず)を
設置する平面部1−1を一体的に形成し、溶接個所は平
面部1−1の縦方向に溶接線1−1−1で溶接し四角形
の筒形ケース1を構成したものである。なお、ここで筒
形ケース1は薄鋼板を連続形成としたが当然大きさによ
っては縦方向に分割形成する場合もあり得る。ところ
で、形成された筒形ケース1の平面部1−1には2次側
ブッシング碍子(図示せず)の取付孔1−1−2が設け
られており、筒形ケースの上端部近傍と下端部近傍には
波形放熱面1−2の波形面間に垂直方向に図2のように
締付けナット1−3を、平面部1−1にも同様な締付け
ナット1−3が溶接により取付けられている。つぎにカ
バー2および底板3は筒形ケース1の最大寸法より大き
く筒形ケース全体に被さる広さに形成されており、カバ
ー2には1次側ブッシング碍子(図示せず)の取付け孔
2−1とカバー締付けボルト孔2−2が設けられてい
る。一方、底板3にも底板締付けボルト孔3−1が設け
られている。つぎにケース上端側パッキング4は図3の
ように筒形ケース上端の薄鋼板端面にパッキング4の逆
U字形溝が嵌り込むようケース全周に亘って装着され、
ケース下端側パッキング5も図2を天地逆にした状態で
筒形ケース1の下端の薄鋼板端面に下端側パッキング5
のU字形溝が嵌り込むようケース全周に装着され、そし
て上端側ではカバー2を、下端側では底板3を締付けボ
ルト6で締付けナット1−3に締付けて油密構造となる
ようにしたものである。以上のように、本実施の形態1
によれば、従来例に比しきわめて単純化されたケースを
得ることができるものである。
はそれぞれ本発明の実施の形態1における油入変圧器の
ケースを構成するカバー、筒形ケース、底板を示すもの
である。図2は締付けナットを波形放熱面に溶接により
取付けた構造をケース上端または下端側から見た状態を
拡大して示す。図3はケース上端部(または下端部)の
ケースとカバー(または底板)の締付け状態を示すもの
である。本実施の形態1では図1(a)(b)(c)を
組合せることにより、筒形ケース1の3側面に波形放熱
器面1−2を備え、他の1側面に変圧器の2次側ブッシ
ング碍子(図示せず)を備えた油入変圧器のケースを構
成することができる。ここでケース1は薄鋼板を連続的
に波形状に折曲げて3側面の波形放熱面1−2を形成す
るとともに他の1側面をブッシング碍子(図示せず)を
設置する平面部1−1を一体的に形成し、溶接個所は平
面部1−1の縦方向に溶接線1−1−1で溶接し四角形
の筒形ケース1を構成したものである。なお、ここで筒
形ケース1は薄鋼板を連続形成としたが当然大きさによ
っては縦方向に分割形成する場合もあり得る。ところ
で、形成された筒形ケース1の平面部1−1には2次側
ブッシング碍子(図示せず)の取付孔1−1−2が設け
られており、筒形ケースの上端部近傍と下端部近傍には
波形放熱面1−2の波形面間に垂直方向に図2のように
締付けナット1−3を、平面部1−1にも同様な締付け
ナット1−3が溶接により取付けられている。つぎにカ
バー2および底板3は筒形ケース1の最大寸法より大き
く筒形ケース全体に被さる広さに形成されており、カバ
ー2には1次側ブッシング碍子(図示せず)の取付け孔
2−1とカバー締付けボルト孔2−2が設けられてい
る。一方、底板3にも底板締付けボルト孔3−1が設け
られている。つぎにケース上端側パッキング4は図3の
ように筒形ケース上端の薄鋼板端面にパッキング4の逆
U字形溝が嵌り込むようケース全周に亘って装着され、
ケース下端側パッキング5も図2を天地逆にした状態で
筒形ケース1の下端の薄鋼板端面に下端側パッキング5
のU字形溝が嵌り込むようケース全周に装着され、そし
て上端側ではカバー2を、下端側では底板3を締付けボ
ルト6で締付けナット1−3に締付けて油密構造となる
ようにしたものである。以上のように、本実施の形態1
によれば、従来例に比しきわめて単純化されたケースを
得ることができるものである。
【0024】(実施の形態2)つぎに、実施の形態2に
つき、図4(a)(b)に沿って説明する。図4(a)
(b)は本発明の実施の形態2における油入変圧器のケ
ースを分解してカバーと筒形ケース・底板をそれぞれ示
すものである。筒形ケース1Bは実施の形態1と最初は
その形状は同じであるが、ケースの筒形成型後に図5の
ように波形放熱面1−2の下端を圧接した後、同下端面
を油密に溶接して圧接溶接端1−2−1を形成すること
により、底板7と圧接溶接端1−2−1の谷部を含むケ
ース下端での溶接により締付けナットが大幅に削減され
るものである。以上のように、筒形ケース1Bは、その
上端部は実施の形態1と同様にカバー2を図3のように
パッキング4を介して筒形ケース1Bの締付けナット1
−3に締付けボルト6にて締付けられ油密構造とし、一
方ケース下端はケースの平面部1−1および波形放熱面
1−2の下端部端面の谷部に突合わせるようにした底板
7の端面と溶接線7−1にて溶接されるよう構成したも
のである。以上に説明したように、本実施の形態2のケ
ースには、実施の形態1の下端部のような高度な加工組
立技術を要せずに、さらに単純化された構造の油入変圧
器のケースを得ることができたものである。
つき、図4(a)(b)に沿って説明する。図4(a)
(b)は本発明の実施の形態2における油入変圧器のケ
ースを分解してカバーと筒形ケース・底板をそれぞれ示
すものである。筒形ケース1Bは実施の形態1と最初は
その形状は同じであるが、ケースの筒形成型後に図5の
ように波形放熱面1−2の下端を圧接した後、同下端面
を油密に溶接して圧接溶接端1−2−1を形成すること
により、底板7と圧接溶接端1−2−1の谷部を含むケ
ース下端での溶接により締付けナットが大幅に削減され
るものである。以上のように、筒形ケース1Bは、その
上端部は実施の形態1と同様にカバー2を図3のように
パッキング4を介して筒形ケース1Bの締付けナット1
−3に締付けボルト6にて締付けられ油密構造とし、一
方ケース下端はケースの平面部1−1および波形放熱面
1−2の下端部端面の谷部に突合わせるようにした底板
7の端面と溶接線7−1にて溶接されるよう構成したも
のである。以上に説明したように、本実施の形態2のケ
ースには、実施の形態1の下端部のような高度な加工組
立技術を要せずに、さらに単純化された構造の油入変圧
器のケースを得ることができたものである。
【0025】(実施の形態3)つぎに、実施の形態3に
つき、図6(a)(b)に沿って説明する。図6(a)
(b)は本発明の実施の形態3における油入変圧器のケ
ースを構成するカバーとケース・底板を示すものであ
る。筒形ケース1は実施の形態1とその構成は全く同じ
であり、違いは実施の形態1で設けたケース下端での締
付けナット1−3が不要であることである。以上のよう
に、ケースの上端部は実施の形態1と同様にカバー2を
図3のように、パッキング4を介して筒形ケース1に溶
接された締付けナット1−3に締付けボルト6にて締付
けられた油密構造とし、一方ケース下端は台形の底板8
の上面8−1に置いた状態でケース下端の端面外周の全
周に亘って溶接線8−2が油密に溶接されるよう構成し
たものである。以上に説明したように、本実施の形態の
ケースは、筒形ケースは実施の形態1のままでよく、実
施の形態2のようにケース下端面の波形放熱面について
の圧接形成も不要となるもので、より単純化された構造
の油入変圧器のケースを提供することができるものであ
る。
つき、図6(a)(b)に沿って説明する。図6(a)
(b)は本発明の実施の形態3における油入変圧器のケ
ースを構成するカバーとケース・底板を示すものであ
る。筒形ケース1は実施の形態1とその構成は全く同じ
であり、違いは実施の形態1で設けたケース下端での締
付けナット1−3が不要であることである。以上のよう
に、ケースの上端部は実施の形態1と同様にカバー2を
図3のように、パッキング4を介して筒形ケース1に溶
接された締付けナット1−3に締付けボルト6にて締付
けられた油密構造とし、一方ケース下端は台形の底板8
の上面8−1に置いた状態でケース下端の端面外周の全
周に亘って溶接線8−2が油密に溶接されるよう構成し
たものである。以上に説明したように、本実施の形態の
ケースは、筒形ケースは実施の形態1のままでよく、実
施の形態2のようにケース下端面の波形放熱面について
の圧接形成も不要となるもので、より単純化された構造
の油入変圧器のケースを提供することができるものであ
る。
【0026】(実施の形態4)つぎに、本発明の実施の
形態4につき、図7(a)(b)(c)に沿って説明す
る。図7(a)(b)(c)は本発明の実施の形態4に
おける油入変圧器のケースを構成するカバーと筒形ケー
スと底板を示すものである。図8はケース下端部と底板
との溶接状態を示すものである。図7(a)(b)
(c)で筒形ケース1とカバー2とは実施の形態1とそ
の構成は全く同じであり、違いは底板9の形状でありケ
ース内周に装着可能な波形端面を有する底板としたこと
であり、この底板9はケース1の波形内周面に沿って底
部から図8のように溶接線9−1に沿って全周溶接し油
密構造としたものである。以上に説明したように、本実
施の形態4のケースは、筒形ケース1は実施の形態1の
ままでよく、実施の形態2のようにケース下端部の波形
放熱面1−2についての圧接形成も不要となるもので、
さらに底板9は底部から10mm程度内側に配設されて
おり、底部からのケース内周に対する溶接加工のための
溶接ワイヤの位置決めがしやすく、実施の形態3のケー
ス外周溶接のように波形面谷部のように狭くて、奥深い
個所(例えば100mm程度)に対するような溶接条件
の厳しい実施の形態3に比し、溶接加工が容易となると
ともにきわめて単純化された構造の油入変圧器のケース
を提供することができるものである。
形態4につき、図7(a)(b)(c)に沿って説明す
る。図7(a)(b)(c)は本発明の実施の形態4に
おける油入変圧器のケースを構成するカバーと筒形ケー
スと底板を示すものである。図8はケース下端部と底板
との溶接状態を示すものである。図7(a)(b)
(c)で筒形ケース1とカバー2とは実施の形態1とそ
の構成は全く同じであり、違いは底板9の形状でありケ
ース内周に装着可能な波形端面を有する底板としたこと
であり、この底板9はケース1の波形内周面に沿って底
部から図8のように溶接線9−1に沿って全周溶接し油
密構造としたものである。以上に説明したように、本実
施の形態4のケースは、筒形ケース1は実施の形態1の
ままでよく、実施の形態2のようにケース下端部の波形
放熱面1−2についての圧接形成も不要となるもので、
さらに底板9は底部から10mm程度内側に配設されて
おり、底部からのケース内周に対する溶接加工のための
溶接ワイヤの位置決めがしやすく、実施の形態3のケー
ス外周溶接のように波形面谷部のように狭くて、奥深い
個所(例えば100mm程度)に対するような溶接条件
の厳しい実施の形態3に比し、溶接加工が容易となると
ともにきわめて単純化された構造の油入変圧器のケース
を提供することができるものである。
【0027】(実施の形態5)つぎに、本発明の実施の
形態5につき、図9(a)(b)と図10に沿って説明
する。図9(a)(b)は本発明の実施の形態5におけ
る油入変圧器のケースを構成するカバーと筒形ケースを
示すものである。図9(b)に示す筒形ケース10は図
1の筒形ケース1の上端部を、図10のように外側に帯
状に全周に亘って折返したものであり、折返し部10−
1カバー締付けナット11の係止状態を示すものであ
る。このナット11は筒形ケース10の波形位置の折返
し部10−1の折返し端面10−2にナット11の外周
が係止するようになっており、一方筒形ケース10の平
面である折返し端面10−2は実施の形態1と同様にカ
バー締付けナット1−3が溶接されている。したがって
筒形ケース10とカバー2を図1に示すパッキング4を
介して締付けボルト6によって前記締付けナット11を
締付けると折返し端面10−2がストッパーの役割を果
たすことになり、波形放熱面でのナットの溶接が不要と
なり、さらにケース端面を折返すことでケース端部の強
度を向上させることにもなる。
形態5につき、図9(a)(b)と図10に沿って説明
する。図9(a)(b)は本発明の実施の形態5におけ
る油入変圧器のケースを構成するカバーと筒形ケースを
示すものである。図9(b)に示す筒形ケース10は図
1の筒形ケース1の上端部を、図10のように外側に帯
状に全周に亘って折返したものであり、折返し部10−
1カバー締付けナット11の係止状態を示すものであ
る。このナット11は筒形ケース10の波形位置の折返
し部10−1の折返し端面10−2にナット11の外周
が係止するようになっており、一方筒形ケース10の平
面である折返し端面10−2は実施の形態1と同様にカ
バー締付けナット1−3が溶接されている。したがって
筒形ケース10とカバー2を図1に示すパッキング4を
介して締付けボルト6によって前記締付けナット11を
締付けると折返し端面10−2がストッパーの役割を果
たすことになり、波形放熱面でのナットの溶接が不要と
なり、さらにケース端面を折返すことでケース端部の強
度を向上させることにもなる。
【0028】(実施の形態6)つぎに、本発明の実施の
形態6につき、図11に沿って説明する。図11は実施
の形態6のケースの下端を示すものであり、筒形ケース
1Dは下端が実施の形態5と反対に図11の折返し部1
2−1のように内側に折返してあり、その折返し端面の
上に実施の形態4の底板9が乗るようにしてあり、同状
態で筒形ケース1Dと底板9は底側から溶接したもので
ある。以上のように、実施の形態6では筒形ケース1D
を構成することで実施の形態4での溶接時の底板9の位
置決めが容易となることや筒形ケース1Dと底板9間の
隙間祐度が大きくとれ油密溶接を容易にするものであ
る。
形態6につき、図11に沿って説明する。図11は実施
の形態6のケースの下端を示すものであり、筒形ケース
1Dは下端が実施の形態5と反対に図11の折返し部1
2−1のように内側に折返してあり、その折返し端面の
上に実施の形態4の底板9が乗るようにしてあり、同状
態で筒形ケース1Dと底板9は底側から溶接したもので
ある。以上のように、実施の形態6では筒形ケース1D
を構成することで実施の形態4での溶接時の底板9の位
置決めが容易となることや筒形ケース1Dと底板9間の
隙間祐度が大きくとれ油密溶接を容易にするものであ
る。
【0029】(実施の形態7)つぎに、本発明の実施の
形態7について図12と図13に沿って説明する。図1
2は実施の形態7のケース13の上端を、図13はケー
ス13の下端の部分を示すものであり、実施の形態5,
6で筒形ケース1Eの端部を外側または内側に折返した
折返し部13−1,13’−1の鋼板端面部を図12の
ようにさらにくの字にケース全周に亘り、折曲げて係止
端部13−2,13’−2を形成したものである。した
がって、この実施の形態7によれば、実施の形態5に比
し、カバー締付けナット11との掛止面が多くなり締付
けが確実となって信頼性の高いケース構造とすることが
でき、実施の形態6に比し、底板9との掛止面が多くな
って、より油密な溶接が容易となり信頼性の高い油入変
圧器のケースを提供するものである。
形態7について図12と図13に沿って説明する。図1
2は実施の形態7のケース13の上端を、図13はケー
ス13の下端の部分を示すものであり、実施の形態5,
6で筒形ケース1Eの端部を外側または内側に折返した
折返し部13−1,13’−1の鋼板端面部を図12の
ようにさらにくの字にケース全周に亘り、折曲げて係止
端部13−2,13’−2を形成したものである。した
がって、この実施の形態7によれば、実施の形態5に比
し、カバー締付けナット11との掛止面が多くなり締付
けが確実となって信頼性の高いケース構造とすることが
でき、実施の形態6に比し、底板9との掛止面が多くな
って、より油密な溶接が容易となり信頼性の高い油入変
圧器のケースを提供するものである。
【0030】(実施の形態8)つぎに、本発明の製造方
法を実施した実施の形態8について、図14に沿って説
明する。図14は筒形ケース1Eの下端と底板9とを溶
接する状態を示すもので、底板9の底面より小さい溶接
用治具台Dを用意してこの溶接用治具台D上に底板9を
乗せてから筒形ケース1Eを上下逆にして前記底板9に
被せて底板9と筒形ケース1Eの下端の係止端部13−
2の端面を当接させた状態として上側から筒形ケース1
Eの下端と底板9を全周に亘って油密に溶接するように
したものであり、この溶接方法は筒形ケース1Eの下端
折返しを浅くすることにより波形端面に沿った複雑な溶
接を可能にするものである。
法を実施した実施の形態8について、図14に沿って説
明する。図14は筒形ケース1Eの下端と底板9とを溶
接する状態を示すもので、底板9の底面より小さい溶接
用治具台Dを用意してこの溶接用治具台D上に底板9を
乗せてから筒形ケース1Eを上下逆にして前記底板9に
被せて底板9と筒形ケース1Eの下端の係止端部13−
2の端面を当接させた状態として上側から筒形ケース1
Eの下端と底板9を全周に亘って油密に溶接するように
したものであり、この溶接方法は筒形ケース1Eの下端
折返しを浅くすることにより波形端面に沿った複雑な溶
接を可能にするものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の第1手段によれば、波形放熱面
が鋼板を連続的に折曲げられて筒形ケースに一体に形成
され、したがって溶接線は筒形にするための縦方向の溶
接だけとなり従来の構造に比し最小の溶接となり、この
ため溶接ひずみも少なく、かつ筒ケースの上端および下
端の波形形状が同じでありきわめて簡単に筒形ケースを
得ることができることや波形放熱面がケース上端から下
端まで構成されるため同じ波形断面とすれば当然縦方向
に放熱面積が増えただけ放熱効果も多くなることや放熱
効果を同じにした場合は波形放熱面の波形面を小さくで
き、したがってケースを小型化することができるという
効果を奏する。また、ケースと底板間を油密構造とする
ための硬い金属パッキングによる高度な工法技術を必要
とせず鉛等の軟らかい金属パッキングによる容易な工法
技術によって油密構造を得ることができ、大幅に溶接個
所を削減させるという効果を奏する。さらに、ケース上
端および下端部の鋼板を折返すことによって筒形ケース
とカバー間または筒形ケースと底板間のパッキングを介
しての締付けに必要な締付けナットを折返し部の端面に
引っ掛かる構造としたことによってカバー締付けナット
を筒形ケースに特別に溶接によって固定する必要がない
ことや折返し部は筒形ケースの端部の補強となる効果を
奏する。
が鋼板を連続的に折曲げられて筒形ケースに一体に形成
され、したがって溶接線は筒形にするための縦方向の溶
接だけとなり従来の構造に比し最小の溶接となり、この
ため溶接ひずみも少なく、かつ筒ケースの上端および下
端の波形形状が同じでありきわめて簡単に筒形ケースを
得ることができることや波形放熱面がケース上端から下
端まで構成されるため同じ波形断面とすれば当然縦方向
に放熱面積が増えただけ放熱効果も多くなることや放熱
効果を同じにした場合は波形放熱面の波形面を小さくで
き、したがってケースを小型化することができるという
効果を奏する。また、ケースと底板間を油密構造とする
ための硬い金属パッキングによる高度な工法技術を必要
とせず鉛等の軟らかい金属パッキングによる容易な工法
技術によって油密構造を得ることができ、大幅に溶接個
所を削減させるという効果を奏する。さらに、ケース上
端および下端部の鋼板を折返すことによって筒形ケース
とカバー間または筒形ケースと底板間のパッキングを介
しての締付けに必要な締付けナットを折返し部の端面に
引っ掛かる構造としたことによってカバー締付けナット
を筒形ケースに特別に溶接によって固定する必要がない
ことや折返し部は筒形ケースの端部の補強となる効果を
奏する。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】また、本発明の第2手段によれば、波形放
熱面が鋼板を連続的に折曲げられて筒形ケースに一体に
形成され、したがって溶接線は筒形にするための縦方向
の溶接だけとなり従来の構造に比し最小の溶接となり、
このため溶接ひずみも少なく、かつ筒ケースの上端およ
び下端の波形形状が同じでありきわめて簡単に筒形ケー
スを得ることができることや波形放熱面がケース上端か
ら下端まで構成されるため同じ波形断面とすれば当然縦
方向に放熱面積が増えただけ放熱効果も多くなることや
放熱効果を同じにした場合は波形放熱面の波形面を小さ
くでき、したがってケースを小型化することができると
いう効果を奏する。また、波形放熱面を有するケースの
下端部に近い位置に波形端面を有する底板を位置決めし
てケース内側の底板の下側から全周に亘って溶接するも
のであるため、溶接位置までの距離は浅く、かつ一定と
なり自動溶接にも適した構造となる優れた効果を奏す
る。さらに、ケース下端を内側に折返した折返し部によ
って筒形ケースの波形放熱面に沿うように底板を乗せる
ことができ筒形ケースと底板の隙間の寸法誤差を溶接に
よって吸収して油密溶接の品質を向上させるとともに折
返し寸法が波形放熱面の波形寸法に比し小さく、したが
って溶接作業が容易となり、かつ底部からの溶接作業を
可能とすることや底板を筒形ケースが底部から浮かすこ
とにより折返し部がスカート部としての放熱効果を奏す
るものである。
熱面が鋼板を連続的に折曲げられて筒形ケースに一体に
形成され、したがって溶接線は筒形にするための縦方向
の溶接だけとなり従来の構造に比し最小の溶接となり、
このため溶接ひずみも少なく、かつ筒ケースの上端およ
び下端の波形形状が同じでありきわめて簡単に筒形ケー
スを得ることができることや波形放熱面がケース上端か
ら下端まで構成されるため同じ波形断面とすれば当然縦
方向に放熱面積が増えただけ放熱効果も多くなることや
放熱効果を同じにした場合は波形放熱面の波形面を小さ
くでき、したがってケースを小型化することができると
いう効果を奏する。また、波形放熱面を有するケースの
下端部に近い位置に波形端面を有する底板を位置決めし
てケース内側の底板の下側から全周に亘って溶接するも
のであるため、溶接位置までの距離は浅く、かつ一定と
なり自動溶接にも適した構造となる優れた効果を奏す
る。さらに、ケース下端を内側に折返した折返し部によ
って筒形ケースの波形放熱面に沿うように底板を乗せる
ことができ筒形ケースと底板の隙間の寸法誤差を溶接に
よって吸収して油密溶接の品質を向上させるとともに折
返し寸法が波形放熱面の波形寸法に比し小さく、したが
って溶接作業が容易となり、かつ底部からの溶接作業を
可能とすることや底板を筒形ケースが底部から浮かすこ
とにより折返し部がスカート部としての放熱効果を奏す
るものである。
【0038】また、本発明の第3手段によれば、折返し
部の端部をくの字形に折曲し係止端部を形成することに
よりパッキング締付けナットと筒形ケース端面との引っ
掛かりを多くして締付けを確実なものとし、第2手段を
用いれば底板との重ね合せ部を多くして底板と筒形ケー
スの寸法誤差に対する祐度をより多くして溶接加工を容
易にするという効果を奏する。
部の端部をくの字形に折曲し係止端部を形成することに
よりパッキング締付けナットと筒形ケース端面との引っ
掛かりを多くして締付けを確実なものとし、第2手段を
用いれば底板との重ね合せ部を多くして底板と筒形ケー
スの寸法誤差に対する祐度をより多くして溶接加工を容
易にするという効果を奏する。
【0039】さらに、本発明の製造方法は第2手段また
は第3手段の筒形ケースと底板との溶接を底板の底面側
を上にして行うため溶接状態を容易に確認でき、信頼性
の高い溶接とすることができることやケースの上側から
溶接することは溶接トーチの移動も容易となり、したが
って自動溶接にも適した環境を提供する優れた効果を奏
するものである。
は第3手段の筒形ケースと底板との溶接を底板の底面側
を上にして行うため溶接状態を容易に確認でき、信頼性
の高い溶接とすることができることやケースの上側から
溶接することは溶接トーチの移動も容易となり、したが
って自動溶接にも適した環境を提供する優れた効果を奏
するものである。
【図1】(a)本発明の実施の形態1における油入変圧
器のケースに用いるカバーの斜視図 (b)同筒形ケースの斜視図 (c)同底板の一部斜視図
器のケースに用いるカバーの斜視図 (b)同筒形ケースの斜視図 (c)同底板の一部斜視図
【図2】同筒形ケースの波形放熱面と締付けナットを示
す一部拡大上面図
す一部拡大上面図
【図3】同筒形ケースとカバーまたはケースと底板の取
付け状態を示す一部拡大断面図
付け状態を示す一部拡大断面図
【図4】(a)同実施の形態2の油入変圧器のケースの
カバーを示す斜視図 (b)同カバーのA部拡大断面図 (c)同カバーを外した筒形ケースと底板を示す斜視図 (d)同底板の斜視図 (e)同底板のB部拡大断面図
カバーを示す斜視図 (b)同カバーのA部拡大断面図 (c)同カバーを外した筒形ケースと底板を示す斜視図 (d)同底板の斜視図 (e)同底板のB部拡大断面図
【図5】同実施の形態2の筒形ケースの波形放熱面を示
す一部拡大斜視図
す一部拡大斜視図
【図6】(a)同実施の形態3における油入変圧器のケ
ースのカバーを示す斜視図 (b)同カバーを外した状態を示す筒形ケースと底板の
斜視図
ースのカバーを示す斜視図 (b)同カバーを外した状態を示す筒形ケースと底板の
斜視図
【図7】(a)同実施の形態4における油入変圧器のケ
ースのカバーを示す斜視図 (b)同筒形ケースの斜視図 (c)同底板を示す一部斜視図
ースのカバーを示す斜視図 (b)同筒形ケースの斜視図 (c)同底板を示す一部斜視図
【図8】同筒形ケースと底板の関係を示す一部断面図
【図9】(a)本発明の実施の形態5における油入変圧
器のケースに用いるカバーの斜視図 (b)同筒形ケースの斜視図
器のケースに用いるカバーの斜視図 (b)同筒形ケースの斜視図
【図10】同実施の形態5のケース上端の一部拡大断面
図
図
【図11】同実施の形態6のケース下端の一部拡大断面
図
図
【図12】同実施の形態7のケース上端の一部拡大断面
図
図
【図13】同実施の形態7のケース下端の一部拡大断面
図
図
【図14】本発明の油入変圧器のケースの製造方法を実
施したケース下端、底板および溶接用治具台の関係を示
す一部断面図
施したケース下端、底板および溶接用治具台の関係を示
す一部断面図
【図15】従来例の油入変圧器のケースを示す一部斜視
図
図
【図16】従来例のケースの上端枠の斜視図
【図17】従来例の波形放熱器の斜視図
1A〜1E 筒形ケース 1〜2 波形放熱面 2 カバー 3 実施の形態1の底板 4 カバー用パッキング 5 底板用パッキング 6 締付けボルト 7 実施の形態2の底板 8 実施の形態3の底板 9 実施の形態4の底板 10−1 折返し部 10−2 折返し端面 11 カバー用締付けナット 12−1 折返し部 13−1,13’−1 折返し部 13−2,13’−2 係止端部 D 溶接用治具台
Claims (4)
- 【請求項1】 油入変圧器の筒形ケースを薄鋼板にて、
少なくとも1側面に波形放熱面を一体形成し、その波形
放熱面は筒形ケースの上端から下端まで同一の波形放熱
面を有する形状とし前記筒形ケースの上端と下端にそれ
ぞれカバーと底板を取付け、前記筒形ケースの上端と下
端部の各波形端面に沿って筒形ケース全周にパッキング
を配設し、カバーまたは底板と前記筒形ケースとの間を
油密構造とし、上端側のパッキングはゴムまたは合成樹
脂性の弾性体とし、下端側のパッキングは鉛等の軟らか
い金属パッキングとした油入変圧器のケースであって、
前記筒形ケースの上端部を全周に亘って外側に折り返
し、その折返し端面に引っ掛かるように形成したカバー
締付けナットを備え、かつ筒形ケースの下端部を全周に
亘って外側に折返し、その折返し端面に引っ掛かるよう
に形成した底板締付けナットを備えた油入変圧器のケー
ス。 - 【請求項2】油入変圧器の筒形ケースを薄鋼板にて、少
なくとも1側面に波形放熱面を一体形成し、その波形放
熱面は筒形ケースの上端から下端まで同一の波形放熱面
を有する形状とし前記筒形ケースの上端と下端にそれぞ
れカバーと底板を取付け、前記筒形ケースの下端内周に
装着可能な波形の端面を有する底板を波形内周に沿って
全周溶接し油密構造とした油入変圧器のケースであっ
て、前記筒形ケースの下端を全周に亘って内側に折返
し、その折返し端面にケース下端内周に装着可能な波形
の底板を乗せて底側からケースと底板を溶接して油密構
造とした油入変圧器のケース。 - 【請求項3】 筒形ケースの上端または下端部を内側に
折返し、さらに端部をくの字形に折曲して係止端部を形
成し、カバーまたは底板と筒形ケースとの間にパッキン
グを介在するものにあっては締付けナットの掛止面と
し、底板を溶接するものにあっては底板と筒形ケースの
突合せ面とした油入変圧器のケース。 - 【請求項4】 筒形ケース下端を全周に亘って内側に折
返した端面に筒形ケースの下端内周に装着可能な波形縁
部を有する底板を乗せて筒形ケースと底板を溶接するた
め底板より小さく、かつ筒形ケース長より高い溶接用治
具台を設け、この溶接用治具台上に底板を乗せ、つぎに
筒形ケースを上下逆にして底板に被せるよ うな状態とし
て上から筒形ケースの下端の折返し端と底板とを筒形ケ
ースの全周に亘って溶接することを特徴とする油入変圧
器のケースの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16824597A JP3175643B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 油入変圧器のケースとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16824597A JP3175643B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 油入変圧器のケースとその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1116740A JPH1116740A (ja) | 1999-01-22 |
| JP3175643B2 true JP3175643B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=15864458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16824597A Expired - Fee Related JP3175643B2 (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 油入変圧器のケースとその製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3175643B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110223831A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-10 | 厦门伊科电子有限公司 | 一种低功耗电子变压器 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2003203619A1 (en) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Puretec Co., Ltd | Method and device for cooling high voltage transformer for microwave oven |
| US7253383B2 (en) * | 2002-12-03 | 2007-08-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Transformer assembly for microwave oven, method for manufacturing the same, and microwave oven having the same |
| KR20040049216A (ko) | 2002-12-05 | 2004-06-11 | 삼성전자주식회사 | 전자레인지 |
| KR100434765B1 (ko) * | 2004-01-12 | 2004-06-09 | 이종문 | 변압기 장치 및 변압기 장치의 제조방법 |
| KR100961255B1 (ko) | 2007-12-26 | 2010-06-03 | 주식회사 효성 | 변압기용 소음저감장치 |
| KR100971361B1 (ko) * | 2008-04-29 | 2010-07-20 | 허민행 | 지상변압기 케이스 |
| KR100954064B1 (ko) * | 2009-09-18 | 2010-04-20 | 박광현 | 지중 변압기 케이스 |
| KR200474300Y1 (ko) * | 2012-12-28 | 2014-09-05 | 엘에스산전 주식회사 | 변압기 외함의 밀봉 구조 |
| CN103337337B (zh) * | 2013-06-08 | 2015-10-28 | 浙江置电非晶电气有限公司 | 一种变压器箱体结构 |
| JP6253963B2 (ja) * | 2013-11-28 | 2017-12-27 | 株式会社日立産機システム | 静止機器 |
| JP6694798B2 (ja) * | 2016-11-07 | 2020-05-20 | 株式会社日立産機システム | 静止誘導機器 |
| CN107846818A (zh) * | 2017-11-06 | 2018-03-27 | 佛山市鸿盛智能科技有限公司 | 一种浸油式工业微波变频电源 |
| JP7215990B2 (ja) * | 2019-12-13 | 2023-01-31 | 株式会社日立産機システム | 立体鉄心変圧器 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16824597A patent/JP3175643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110223831A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-10 | 厦门伊科电子有限公司 | 一种低功耗电子变压器 |
| CN110223831B (zh) * | 2019-07-03 | 2020-12-01 | 厦门伊科电子有限公司 | 一种低功耗电子变压器 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1116740A (ja) | 1999-01-22 |
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