JP3175107U - クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】座り心地及び快適性を損なうことなく着座者の姿勢を安定させることができるクッションを提供する。
【解決手段】クッション10を、布製の表基布と裏基布とを縫合して袋体として形成する。クッション10を糸で縫い込まれた縫合部13によって境界部分を形成して、尻受け部14と、抜き部15と、ホールド部16と、腿受け部17と、被挟持部18とを備える構成とし、表裏両面を着座可能とする。乗り物のシートの背もたれ部と腰かけ部とに挟持される被挟持部18を有する構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】クッション10を、布製の表基布と裏基布とを縫合して袋体として形成する。クッション10を糸で縫い込まれた縫合部13によって境界部分を形成して、尻受け部14と、抜き部15と、ホールド部16と、腿受け部17と、被挟持部18とを備える構成とし、表裏両面を着座可能とする。乗り物のシートの背もたれ部と腰かけ部とに挟持される被挟持部18を有する構成とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、乗り物の座席や椅子等に取付けられるクッションに関するものである。
長時間着座する際に用いられるシートクッションとして、特許文献1に記載されたものがあった。
これによると、パッド材の表面に略コ字状の中抜き部を有するエアーマットが配置され、略コ字状の中抜き部は、着座者の尻部の左右一対の座骨結節部と尾骨部とを結ぶ略コ字状と対応する形状に形成されていた。エアーマットにエアーポンプ及びコントローラが連結され、エアーマットに所定時間毎にエアーの供給・排気が可能となっていた。エアーマットは、パッド材の表面に形成された凹部に収納され、エアーマットにエアーを供給した状態で、エアーマットをパッド材の表面から突出させる構成とされていた。
しかし、上記に示す従来のシートクッションでは、中抜き部により着座者の座り心地及び快適性を向上させることができるが、エアーマットがパッド材の表面から突出しているので、その上に着座する着座者の姿勢が安定しないおそれがあった。
本考案は、上記事情に鑑み、座り心地及び快適性を損なうことなく着座者の姿勢を安定させることができるクッションを提供することを目的とする。
請求項1記載の考案のクッションでは、縦断面視において尻受け部より着座者が着座する側の高さを高く形成されたホールド部を、尻受け部の外周縁部と連接する構成にしている。
尻受け部より高さを高く形成されたホールド部により、着座者の尻部からの荷重を尻受け部で緩和させつつ、着座者の尻部が尻受け部から移動するのを制限可能となるので、座り心地及び快適性を損なうことなく着座者の姿勢を安定させることができる。
また、尻受け部又は/及びホールド部と連接して、尻受け部より着座者が着座する側の高さを低く形成され、着座者の大腿部が乗せられる腿受け部を有することとしてもよい。
これにより、着座者の姿勢を安定させつつ、腿受け部により着座者の大腿部の荷重を緩和して、着座者の大腿部のしびれ等を減少させ座り心地及び快適性を高めることができる。
また、ホールド部の着座者が着座した際の背面側から延設され、乗り物のシートの背もたれ部と腰かけ部とに挟持される被挟持部を有する構成とすれば、クッション自体の移動を抑制することが可能となる。
また、ホールド部を、尻受け部より硬く形成すれば、着座者の尻部の尻受け部からの移動の制限が確実なものとなり、着座者の姿勢の安定性向上に寄与する。
また、縦断面視における中心線からの高さを、尻受け部よりホールド部のほうを高く形成して、着座者が表裏面に着座可能に形成すれば、リバーシブル仕様として使用することができる。
また、ホールド部と尻受け部との境界部分を、ホールド部及び尻受け部に対して厚みを薄く形成し、ホールド部が尻受け部に対して傾斜可能に形成すれば、ホールド部の尻受け部に対する高さが傾斜することにより増すことになるので、着座者の尻部の尻受け部からの移動を制限して着座者の姿勢を安定させることに寄与する。
本考案の一実施形態のクッションについて図面に基づいて説明する。以下の説明において、図1紙面における上下を前後方向、図1紙面における左右を左右方向、図1紙面における手前方向を表、紙面奥方向を裏とする。
クッション10は、図1、2、3に示すように、布製の表基布11と裏基布12とを縫合して袋体として形成されている。クッション10は、尻受け部14と、抜き部15と、ホールド部16と、腿受け部17と、被挟持部18と、を備え、糸で縫い込まれた縫合部13によって各境界部分が形成され、表裏両面が着座可能となっている。
尻受け部14は、平面視において、クッション10の中央部周辺に着座者Pの尻部を乗せることが可能な角型のドーナツ形状に形成されている。尻受け部14の内部には、詰め物として球状に形成された発泡スチロール14aが詰められ、尻受け部14の縦断面視における断面形状は略長円状に形成されている。
抜き部15は、着座者Pの尻部の接触を低減させるように、表基布11と裏基布12とが重ね合わされて、尻受け部14の中央部に位置する有底孔として形成されている。
ホールド部16は、平面視において、尻受け部14の外周縁部に前側が開放したコの字状に配設され、縦断面視において、表側の尻受け部14に対して中心線Cからの高さを高く形成されている。ホールド部16の内部には、詰め物として球状に形成された発泡スチロール16aが、尻受け部14に対して充填密度を高めて詰められてホールド部16の縦断面視における断面形状は略長円状に形成され、尻受け部14より接触感を硬く形成されている。
ホールド部16と尻受け部14との境界部分は、糸で縫い込まれた縫合部13によってホールド部16及び尻受け部14に対して中心線Cからの高さ(厚み)が薄く形成されている。ホールド部16及び尻受け部14の縫合部13の近傍部分は、縦断面視において略半円弧状に形成され、ホールド部16が尻受け部14に対して傾斜可能に形成されている。
腿受け部17は、尻受け部14及びホールド部16と後ろ側で連接して、着座者Pの大腿部が乗せられるように尻受け部14より高さを低く形成されている。腿受け部17の内部には、詰め物として直方体状に形成されたウレタン17aが詰められている。
腿受け部17とホールド部16、腿受け部17と尻受け部14との境界部分は、糸で縫い込まれた縫合部13によって腿受け部17、ホールド部16及び尻受け部14に対して厚みが薄く形成され、腿受け部17及びホールド部16の縫合部13の近傍部分は、縦断面視において略半円弧状に形成され、腿受け部17がホールド部16及び尻受け部14に対して傾斜可能に形成されている。
被挟持部18は、表基布11と裏基布12とが重ね合わされた薄片状の薄片部18aと、薄片部18aに対して厚みを持たせて円柱状に形成された膨満部18bと、を有してホールド部16から後ろ側(着座者Pが着座した際の背面側)に延設されている。18bの内部には、詰め物として球状に形成された発泡スチロール18cが詰められている。
クッション10の作用について説明する。乗り物のシート20の背もたれ部21と腰かけ部22の境界部分に被挟持部18を導入する。奥側で膨満部18bが背もたれ部21と腰かけ部22とに挟持され圧接状態になる。薄片部18aは厚みが薄いため、導入側の背もたれ部21と腰かけ部22が弾性復帰により壁状態になり、膨満部18bが引き出されるのを抑制することができる。
シート20にクッション10がセットされ、尻受け部14に着座者Pの尻部が乗せられると、尻受け部14は、着座者Pの尻部の荷重により変形して荷重を受け止める。この際、抜き部15は、有底孔に形成されているのでそのスペースにより着座者Pの尻部の接触を低減させる。着座者Pの着座後には、尻受け部14に対して中心線Cからの高さを高く及び硬く形成されたホールド部16により、着座者Pの尻部の後及び左右方向への移動が制限される。そして、クッション10の尻受け部14が腰かけ部22側に沈み込むことでホールド部16が傾斜して、ホールド部16の尻受け部14に対する中心線Cからの高さがさらに増す。
クッション10では、縦断面視において尻受け部14より着座者Pが着座する側の高さを高く形成されたホールド部16を、尻受け部14の外周縁部と連接する構成にしている。
尻受け部14より高さを高く形成されたホールド部16により、着座者Pの尻部からの荷重を尻受け部14で緩和させつつ、着座者Pの尻部が尻受け部14から移動するのを制限可能となるので、座り心地及び快適性を損なうことなく着座者Pの姿勢を安定させることができる。
また、尻受け部14及びホールド部16と連接して、尻受け部14より着座者Pが着座する側の高さを低く形成して、着座者Pの大腿部が乗せられる腿受け部17を有している。
着座者Pの姿勢を安定させつつ、腿受け部17により着座者Pの大腿部の荷重を緩和して、着座者Pの大腿部のしびれ等を減少させ座り心地及び快適性を高めることができる。
また、ホールド部16の着座者Pが着座した際の背面側から延設され、乗り物のシート20の背もたれ部21と腰かけ部22とに挟持される被挟持部18を有する構成とすれば、クッション10自体の移動を抑制することが可能となる。
また、ホールド部16を、尻受け部14より硬く形成すれば、着座者Pの尻部の尻受け部14からの移動の制限が確実なものとなり、着座者Pの姿勢の安定性向上に寄与する。
また、縦断面視における中心線Cからの高さを、尻受け部14よりホールド部16のほうを高く形成して、着座者Pが表裏面に着座可能に形成すれば、リバーシブル仕様として使用することができる。
また、ホールド部16と尻受け部14との境界部分を、ホールド部16及び尻受け部14に対して厚みを薄く形成し、ホールド部16が尻受け部14に対して傾斜可能に形成すれば、ホールド部16の尻受け部14に対する高さが傾斜することにより増すことになるので、着座者Pの尻部の尻受け部14からの移動を制限して着座者Pの姿勢を安定させることに寄与する。
なお、尻受け部14、ホールド部16、腿受け部17、被挟持部18に詰められる詰め物は上記のものには限定されない、例えば、そば殻、羽毛、プラスチックパイプ等、既存のクッションに詰められているものを適用することができる。
また、表基布11と裏基布12は、上記のものには限定されない、例えば、皮、合成樹脂等既存のものを用いることができる。
また、クッション10の形状も、上記のものには限定されない、例えば、平面視において、略多角形状、略円形状等、載置される椅子、座席の形状に対応させることができる。
また、抜き部15は、尻受け部14の中央部に位置する貫通孔として形成することもできる。
また、ホールド部16は、尻受け部14の外周縁部の全部と連接させることもできる。
また、腿受け部17は、尻受け部14又はホールド部16と連接させることもできる。
また、腿受け部17は、尻受け部14に対して低く形成されているが、上記のものには限定されない。尻受け部14に対して高く形成したり、尻受け部14に対して接触感を硬く形成したりしてもよい。
また、尻受け部14と、抜き部15と、ホールド部16と、腿受け部17と、をクッション10の表面又は裏面のみに形成することもできる。
また、クッション10の平面視における外周縁部に椅子、座席等に取付ける紐、ゴム紐等の取付部材を配設することもできる。
10 クッション
14 尻受け部
15 抜き部
16 ホールド部
17 腿受け部
18 被挟持部
20 シート
21 背もたれ部
22 腰かけ部
C 中心線
P 着座者
14 尻受け部
15 抜き部
16 ホールド部
17 腿受け部
18 被挟持部
20 シート
21 背もたれ部
22 腰かけ部
C 中心線
P 着座者
Claims (6)
- 着座者の尻部が乗せられる尻受け部と、平面視において前記尻受け部の中央部に位置して有底孔又は貫通孔として形成された抜き部と、を備えるクッションであって、
前記尻受け部の外周縁部と連接され、縦断面視において前記尻受け部より前記着座者が着座する側の高さを高く形成されたホールド部を有することを特徴とするクッション。 - 前記尻受け部又は/及び前記ホールド部と連接して、前記尻受け部より前記着座者が着座する側の高さを低く形成され、前記着座者の大腿部が乗せられる腿受け部を有することを特徴とする請求項1記載のクッション。
- 前記ホールド部の前記着座者の着座した際の背面側から延設され、乗り物のシートの背もたれ部と腰かけ部とに挟持される被挟持部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のクッション。
- 前記ホールド部は、前記尻受け部より硬く形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のクッション。
- 縦断面視における中心線からの高さが、前記尻受け部より前記ホールド部のほうが高く形成され、
着座者が表裏面に着座可能に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のクッション。 - 前記ホールド部と前記尻受け部との境界部分が、前記ホールド部及び前記尻受け部に対して厚みが薄く形成され、前記ホールド部が前記尻受け部に対して傾斜可能に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のクッション。
Priority Applications (1)
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JP2012000677U JP3175107U (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | クッション |
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2012
- 2012-02-09 JP JP2012000677U patent/JP3175107U/ja not_active Expired - Fee Related
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