JP3174994U - 消毒保管機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の処理室の各々について、最適な制御を行うことができ、これにより、消費エネルギを低減できる消毒保管機を提供する。
【解決手段】消毒保管機は、消毒すべき器具が収納される複数の処理室と、複数の処理室をそれぞれ加熱する加熱源を有する複数の加熱手段と、複数の処理室の温度をそれぞれ測定する複数の温度測定手段と、複数の温度測定手段により測定した複数の処理室の温度と予め設定された消毒温度とを比較すると共に予め設定された消毒時間とに応じて、複数の加熱手段の各々を個別に制御する操作制御手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は、加熱により食器、調理器具及び備品等の消毒を行う消毒保管機に関する。
食器、調理器具及び備品等の器具の消毒は、一般に、消毒保管機の処理室内の温度を、加熱された空気や蒸気を循環させることによって、所定時間の間、所定温度に維持することで行われる。この場合、加熱の熱源として、電気ヒータやガス等があり、モータによって回転するファンにより、加熱された空気や蒸気が循環され、処理室内部の温度を上げることができる。
このような消毒保管機は、単一の処理室で構成することが一般的であるが、食器、調理器具及び備品等を種類別に分けて処理できるように、2つの処理室で構成される場合もある。例えば、特許文献1には、2つの処理室を備えた消毒保管機が開示されている。
特開平10−5066号公報
しかしながら、特許文献1に記載の消毒保管機は、2つの処理室を有してはいるものの、単一の操作盤(操作制御ユニット)しか備えておらず、この操作盤が2つの処理室を同一の温度及び時間で共通制御するため、それぞれの処理室の使用状態に合わせて最適な制御を行うことができず、消費エネルギを低減することができないという問題点があった。
また、2つの処理室の現在温度及び消毒時間を別個にかつ同時に表示することができないという問題点があった。
さらに、従来の消毒保管機は、ヒータのオンオフ制御の際に、設定温度に達するまで100%の出力で制御しているため、オフになった後に温度のオーバーシュートが発生したり、消毒時間内で同じようなオーバーシュートを繰り返す等の問題点も有していた。
従って、本考案は従来技術の上述した問題点を解消するものであり、本考案の目的は、複数の処理室の各々について、最適な制御を行うことができ、これにより、全体としての消費エネルギを低減することができる消毒保管機を提供することにある。
本考案によれば、消毒保管機は、消毒すべき器具が収納される複数の処理室と、複数の処理室をそれぞれ加熱する加熱源を有する複数の加熱手段と、複数の処理室の温度をそれぞれ測定する複数の温度測定手段と、複数の温度測定手段により測定した複数の処理室の温度と予め設定された消毒温度とを比較すると共に予め設定された消毒時間とに応じて、複数の加熱手段の各々を個別に制御する操作制御手段とを備えている。
操作制御手段は、測定した複数の処理室の温度と予め設定された消毒温度と比較した結果と、予め設定された消毒時間とに応じて、複数の加熱手段の各々を個別に制御する。これにより、複数の処理室の各々について、独立して最適な制御を行うことができ、消費エネルギを低減できる。
操作制御手段は、複数の処理室の設定すべき消毒温度及び消毒時間を入力可能な操作部と、表示部とを備え、この表示部は複数の処理室の現在温度、消毒時間及び残り運転時間を表示可能であることが好ましい。これにより、複数の処理室に対して、異なる消毒温度及び/又は消毒時間を設定することが可能となり、かつ、複数の処理室のそれぞれの現在温度、消毒時間及び残り運転時間を確認することが可能となる。
表示部は、運転終了毎に消費電力量を表示可能であることが好ましい。これにより、各消毒処理運転に対して、消費電力量を把握することが可能となる。
また、操作制御手段は、複数の処理室の表面及び裏面にそれぞれ設けられていることが好ましい。これにより、消毒保管機の両面で運転制御及び表示を行うことが可能となる。
また、操作制御手段は、複数の処理室に着脱可能に設けられ、取り外した状態において有線による遠隔操作及び制御が可能であることが好ましい。これにより、操作制御手段を外した状態で消毒温度及び/又は消毒時間等の設定を行うことができ、操作が便利になる。
また、操作制御手段は、複数の処理室の各々における温度が予め設定された消毒温度に到達した後は、複数の加熱手段の各々を全出力より小さい所定値の駆動出力でオンオフ制御するように構成されていることが好ましい。これにより、温度のオーバーシュートを改善することができ、消費エネルギを低減することが可能となる。
また、操作制御手段は、複数の温度測定手段により測定した複数の処理室の温度と予め設定された温度とを比較し、複数の加熱手段を個別に又は共通に制御する選択手段をさらに備えていることが好ましい。これにより、必要に応じて、複数の加熱手段を個別に又は共通に制御することを選択可能となる。
また、操作制御手段は、外部記憶装置を装着可能なインターフェースをさらに備え、インターフェースに装着された外部記憶装置に対するデータの記録及び読出しを行う機能を有すると共に、読出したデータで消毒温度及び消毒時間を含む初期設定を行う機能を有することが好ましい。これにより、運転履歴(運転時間、庫内温度推移等)を保存することができ、かつ初期設定が容易にできる。
本考案によれば、消毒保管機は、複数の温度測定手段により測定した複数の処理室の温度と予め設定された消毒温度と比較した結果と、予め設定された消毒時間とに応じて、複数の加熱手段の各々を個別に制御することで、複数の処理室の各々について、最適な制御を行うことができ、これにより、消費エネルギを低減できる。
本考案の一実施形態における消毒保管機の構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示した消毒保管機の操作制御ユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示した消毒保管機の操作制御ユニットの構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示した消毒保管機の操作制御ユニットの表示制御処理の一例を示すフローチャートである。 図1に示した消毒保管機の操作制御ユニットの運転制御処理の一例を示すフローチャートである。 図1に示した消毒保管機の操作制御ユニットの温度制御処理を示すサブルーチンである。 図1に示した消毒保管機の操作制御ユニットの温度制御方法を概念的に示す説明図である。
以下、本考案に係る消毒保管機の実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本考案の一実施形態における2室式の消毒保管機100の構成を示しており、図2は消毒保管機100の操作制御手段である操作制御ユニット60の外観の一例を示しており、図3は操作制御ユニット60の構成を示している。
図1〜図3に示すように、本実施形態の消毒保管機100は、2つの互いに独立した処理室10a及び10bと、これら処理室10a及び10bをそれぞれ加熱する加熱源である電気ヒータ20a及び20bと、処理室10a及び10bにそれぞれ空気を循環させるためのファン30a及び30bと、ファン30a及び30bをそれぞれ駆動するモータ40a及び40bと、処理室10a及び10bの温度測定手段である温度センサ50a及び50bと、操作制御手段である操作制御ユニット60とを備えている。
消毒保管機100は、2つの処理室10a及び10bそれぞれについて、操作制御ユニット60により別個に制御可能な第1の系統と第2の系統とを備えている。第1の系統は、処理室10aと、ヒータ20aと、ファン30aと、モータ40aと、温度センサ50aとを備えており、第2の系統は、処理室10bと、ヒータ20bと、ファン30bと、モータ40bと、温度センサ50bとを備えている。ヒータ20aと、ファン30aと、モータ40aとは、第1の系統の加熱手段を構成しており、ヒータ20bと、ファン30bと、モータ40bとは、第2の系統の加熱手段を構成している。消毒保管機100の処理室10a及び10bの前面上部には、警報を解除するための警報リセットスイッチ70a及び70bがそれぞれ設けられている。
処理室10a及び10bは、互いに独立して形成された2つの加熱空間であり、本実施形態では、互いに連結して配置されている。処理室10aの前面上部には処理室10bの制御をも行う操作制御ユニット60が設けられている。処理室10a及び10bの上方には、ヒータ20a及び20b、ファン30a及び30b、モータ40a及び40bがそれぞれ配置されている。
ヒータ20a及び20bは、シースヒータであり、例えば、ニクロム線が金属パイプで包まれた構造になっている。また、ヒータ20a及び20bは、それぞれ処理室10a及び10bの上方に設けられているファン30a及び30bの周辺に配置されている。
ファン30a及び30bは、加熱源であるヒータ20a及び20bによって加熱された空気を処理室10a及び10b内にそれぞれ循環させ、これら処理室10a及び10b全体に渡って加熱し、かつ温度の均一化を図るものである。
モータ40a及び40bは、ファン30a及び30bをそれぞれ駆動するものであり、ファン30a及び30bの上方に配置されている。また、モータ40a及び40bは、操作制御ユニット60に電気的に接続されており、この操作制御ユニット60によってそれらの回転が制御される。
温度センサ50a及び50bは、サーミスタであり、処理室10a及び10b内にそれぞれ設置され、処理室10a及び10bの室内温度をそれぞれ別個に検出する。温度センサ50a及び50bによって検出された信号は、操作制御ユニット60に入力される。なお、処理室10a及び10bの室内温度を検出するための温度センサ50a及び50b以外に、ファン30a及び30bの吹き出し口にも温度センサを配置することが望ましい。
操作制御ユニット60は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、クロック回路64と、操作部65と、表示部66とを少なくとも備えている。CPU61はROM62に格納された制御プログラムに従って、RAM63をワークエリアとして使用しながら、消毒保管機100の全体の動作を制御する。また、クロック回路64は、CPU61を動作させる基本的なクロックを発生させるものである。また、操作制御ユニット60は、外部記憶装置を装着可能なインターフェースとしてのUSBポートPをさらに備える。外部記憶装置としてのUSBメモリ67はUSBポートPに着脱可能に接続される。なお、外部記憶装置として、SDカードを用いてもよい。この場合、インターフェースとしてSDカードに対応するものを用いる。
操作部65は、消毒温度、消毒時間、表示部66の表示内容の切り替え指示、及び消毒保管機100の運転開始又は停止の指示等を入力するためのものである。具体的には、この操作部65として、設定ボタン651、アップボタン652、ダウンボタン653、表示切替ボタン654、運転予約ボタン655、ウォームボタン656、システムボタン657、及び運転/停止ボタン658等が設けられている。ここで、設定ボタン651は、消毒温度及び、消毒時間等を設定する際に、設定モードに進入するためのものである。アップボタン652及びダウンボタン653は、温度及び時間のアップ及びダウンを入力するためのものである。予約ボタン655は、消毒処理を行う予定の曜日及び、時間を入力する予約モードに切り替えるものである。ウォームボタン656は、処理室10a及び10bの室内温度を消毒温度以下の所定温度に保持する指示を入力するものである。また、システムボタン657は、制御するシステムを選択するためのものであり、例えば、第1の系統及び第2の系統を個別に制御するシステム、又は第1の系統及び第2の系統を共通に制御するシステム等の選択を行うためのものである。
表示部66は、LEDを用いた温度表示画面661と、時間及び運転終了毎の消費電力量(kWh)の表示画面662と、点灯又は消灯で運転状態(例えば、完了、加熱、ECO)を表示するLED663、664及び665とを備える。また、表示部66は、選択により2つの処理室10a及び10bの現在温度、消毒時間及び残り運転時間をそれぞれ表示することができる。表示画面662に表示される消費電力量値は、操作制御ユニット60に設けられた電流センサの検出結果に基づいて求められる。なお、消費電力量が所定値以下の場合、「ECO」LED665が点灯する。運転終了時には、「完了」LEDが点灯する。また、加熱中には、「加熱」LEDが点灯する。
次に、本実施形態における消毒保管機100の消毒処理における操作及び制御動作を、図4〜図6のフローチャート及び図7の概念図を参照して説明する。図4は操作制御ユニット60の表示制御処理の一例を示しており、図5は操作制御ユニット60の運転制御処理の一例を示しており、図6は操作制御ユニット60の温度制御処理を示しており、図7は操作制御ユニットの温度制御方法を概念的に示している。
最初に、消毒保管機100の操作制御ユニット60の表示制御の処理過程を説明する。
操作制御ユニット60の表示制御の処理過程は、図4に示すように、まず、消毒保管機100に何らかの故障や不都合が発生して警報中であるか否かを判断する(ステップS11)。ステップS11において、警報中であると判断された場合は、警報表示を行う(ステップS12)。警報表示は、例えば温度表示画面661及び/又は時間表示画面662が点滅することによって行われる。警報リセットスイッチのランプが点滅することによって行われる場合もある。次いで、警報が解除されたか否かを判断する(ステップS13)。ここで、警報が解除されていないと判断された場合は、ステップS11に戻り、警報中であるかを繰り返し判断する。一方、警報が解除された場合は、ステップS14に進む。また、ステップS11で、警報中ではないと判断された場合も、ステップS14に進む。
次いで、消毒保管機100が運転中であるか否かを判断する(ステップS14)。ステップS14において運転中であると判断された場合は、第1の系統(処理室10aの系統)が運転中であるか否かを判断する(ステップS15)。ステップS15において、第1の系統が運転中であると判断された場合は、第1の系統の温度及び残時間を表示する(ステップS16)。一方、ステップS15において、第1の系統が運転中ではないと判断された場合は、ステップS17に進み、第2の系統(処理室10bの系統)が運転中であるか否かを判断する。ステップS17において、第2の系統が運転中であると判断された場合は、第2の系統の温度及び残時間を表示する(ステップS18)。その後、ステップS14に戻り、上記処理を繰り返す。ステップS17において、第2の系統が運転中ではないと判断された場合も、ステップS14に戻り、上記の処理を繰り返す。
一方、ステップS14において、運転中ではないと判断された場合は、次いで、設定中であるか否かを判断する(ステップS19)。ここで、設定中であると判断された場合は、設定表示を行う(ステップS20)。次いで、設定完了か否かを判断する(ステップS21)。ここで、設定が完了していないと判断された場合は、ステップS20に戻り、そして、ステップS20及びS21を繰り返す。一方、ステップS21で、設定が完了したと判断された場合は、待機状態表示を行う(ステップS22)。次いで、運転開始の指示があったか否かを判断する(ステップS23)。ここで、運転開始の指示がない場合は、ステップS22に戻り、そして、ステップS22及びS23の処理を繰り返す。ステップS23において、運転開始の指示があったと判断された場合は、ステップS14に戻り、上記の処理を繰り返す。
一方、ステップS19において、設定中ではないと判断された場合は、運転停止/運転完了を表示する(ステップS24)。例えば、「完了」のLED663が点灯し、消費電力量を表示する。次いで、電源がオフになったか否かを判断する(ステップS25)。ここで、電源がオフではないと判断された場合は、所定時間間隔で繰り返し判断を行い、電源がオフになったと判断された場合は、表示制御の動作を終了する。
以下、消毒保管機100における操作制御ユニット60の運転制御処理を説明する。
操作制御ユニット60の運転制御処理は、図5に示すように、まず、スタートした後、USBメモリが装着されているか否かを判断する(ステップS31)。USBメモリがないと判断された場合は、ステップS32へ進む。ステップS32では、運転モード、消毒温度、時間等の設定を行う。USBメモリがあると判断された場合は、ステップS33へ進む。ステップS33では、USBメモリに記録されている設定データを読み込み、設定データの書き換えを行う。次に、運転モードが個別運転モードであるか又は共通運転モードであるかを示すデータ、温度データ、及び時間データ等の設定データを読み込み、個別運転モードであるか否かを判断する(ステップS34)。個別運転モードであると判断された場合は、ステップS35へ進む。ステップS35では、第1の系統(処理室10aの系統)の運転モードか否かを判断する。第1の系統の運転モードであると判断された場合は、第1の系統を運転開始する(ステップS36)。即ち、処理室10aのファンをオンとし、さらに処理室10aの温調をオンとして、この処理室10aの加熱(消毒処理)を行う(後述する図6参照)。加熱終了後、処理室10aの余熱排除を行う(ステップS37)。即ち、処理室10aについて、ファン30aのみをオンの状態のままとし、温調をオフとする。次いで、予め設定された所定時間を経過したか否かを判断する(ステップS38)。所定時間を経過したと判断された場合は、この処理室10aのファン30aをオフとする(ステップS39)。これにより、第1の系統である処理室10aの運転が完了する。
ステップS35において第1の系統(処理室10aの系統)の運転モードでないと判断された場合、第2の系統の(処理室10bの系統)の運転モードであると判断し、この第2の系統を運転開始する(ステップS41)。即ち、処理室10bのファンをオンとし、処理室10bの温調をオンとして、この処理室10bの加熱(消毒処理)を行う(後述する図6参照)。加熱終了後、処理室10bの余熱排除を行う(ステップS42)。即ち、処理室10bについて、ファン30bのみをオンの状態のままとし、温調をオフとする。次いで、予め設定された所定時間を経過したか否かを判断する(ステップS43)。所定時間を経過したと判断された場合は、この処理室10bのファン30bをオフとする(ステップS44)。これにより、第2の系統の運転が完了する。
その後、第1及び第2の両系統の運転が完了したか否かを判断する(ステップS45)。両系統の運転が完了していないと判断された場合は、ステップS35へ戻り、上記の処理を繰り返す。ステップS45において両系統の運転が完了したと判断された場合は、ステップS46において運転を完了し、今回の消毒処理運転における消費電力量を表示する。次いで、運転履歴(運転時間、庫内温度推移等)のデータを内蔵メモリ(例えば、RAM63)に記録し、保存する(ステップS47)。次いで、電源がオフになったか否かを判断する(ステップS48)。ここで、電源がオフではないと判断された場合は、待機状態にする(ステップS49)。一方、電源がオフになったと判断された場合は、制御の動作を終了する。なお、運転履歴をUSBメモリ67に保存する必要がある場合は、操作部65のデータ転送ボタン(図示せず)を操作することで内蔵メモリに記録されたデータをUSBメモリ67に転送することが可能である。また、専用のデータ転送ボタンを設けずに、他の操作ボタンに同様な機能を持たせて兼用するようにしてもよい。
なお、ステップS34において、個別運転モードではないと判断された場合は、ステップS51に進む。ステップS51においては、第1及び第2の系統を運転開始する。即ち、処理室10a及び10bのファンをオンとし、処理室10a及び10bの温調をオンとして、これら処理室10a及び10bの加熱(消毒処理)を行う(後述する図6参照)。加熱終了後、処理室10a及び10bの余熱排除を行う(ステップS52)。即ち、処理室10a及び10bについて、ファン30a及び30bのみをオンの状態のままとし、温調をオフとする。次いで、予め設定された所定時間を経過したか否かを判断する(ステップS53)。所定時間を経過したと判断された場合は、これら処理室10a及び10bのファン30a及び30bをオフとする(ステップS54)。これにより、第1及び第2の系統の運転が完了する。次いで、ステップS46へ進み、上述したステップS46〜S49の動作を行う。
以下、操作制御ユニット60の温度制御の処理過程を説明する。
上述した温度制御処理のステップS36、S41及びS51における処理内容が、図6に示されている。まず、ヒータの駆動出力を最大出力である100%に設定すると共に、初期の温度上昇処理であることを示す初回フラグをオンに設定する(ステップS301)。次いで、処理室10a及び/又は10bにおけるファン30a及び/又は30bをオンとする(ステップS302)。
次いで、初回フラグがオンであるかどうか判断する(ステップS303)。初回フラグがオンの場合、即ち、初期の温度上昇処理である場合はそのままステップS305へ進み、初回フラグがオンではない場合は、駆動出力を最大出力より小さい所定値、例えば最大出力の20%の値に設定する(ステップS304)。従って、図7に示すように、初期の温度上昇処理では、100%の駆動出力でヒータが駆動され、それ以降の温度上昇処理では20%駆動出力でヒータがオンオフ駆動制御されることとなる。その結果、消毒温度が正確に制御され、オーバーシュートの発生を確実に抑止することが可能となる。
次に、このように設定された駆動出力で、ヒータ20a及び/又は20bをオンとする(ステップS305)。次いで、処理室10a及び/又は10b内の温度が予め設定された消毒温度90℃よりやや高い上限閾値(例えば92℃)以上となったか否かを判断する(ステップS306)。処理室10a及び/又は10b内温度が92℃に達していない場合は、ステップS303へ戻り、上述した処理を繰り返す。
処理室10a及び/又は10b内の温度が上限閾値(例えば92℃)以上となったと判断された場合は、ヒータ20a及び/又は20bをオフとすると共に初回フラグをオフに設定する(ステップS307)。次いで、処理室10a及び/又は10b内の温度が予め設定された消毒温度90℃よりやや低い下限閾値(例えば88℃)以下となったか否かを判断する(ステップS308)。処理室10a及び/又は10b内温度が88℃以下の場合は、ステップS303へ戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS308において、処理室10a及び/又は10b内温度が88℃以下ではない場合は、加熱時間が所定時間を経過したか、逆に言えば、残時間がゼロとなったか否かを判断する(ステップS309)。ここで、所定時間経過していない(残時間がゼロではない)と判断された場合、ステップS303に戻り、上記処理を繰り返す。ステップS309において、加熱時間が所定時間経過した(残時間がゼロである)と判断された場合、操作制御ユニット60のこの温度制御処理を終了し、次のステップである(ステップS37、S42又はS52)へ進む。なお、消毒温度の上限閾値及び下限閾値は、温調の調整感度に応じて設定しても良いし、これに関係なく、任意に設定しても良い。
以上説明したように、本実施形態の消毒保管機100の操作制御ユニット60は、2つの温度測定手段(温度センサ50a及び50b)により測定した2つの処理室10a及び10bの温度と予め設定された消毒温度と比較し、2つの加熱手段(ヒータ20a及び20b、ファン30a及び30b)を個別に制御するように構成されているため、2つの処理室10a及び10bの各々について、最適な温度制御を行うことができ、これにより、消費エネルギを確実に低減することができる。
また、操作制御ユニット60の操作部65は消毒温度及び消毒時間を入力可能であり、表示部66は2つの処理室10a及び10bの現在温度、消毒時間及び残り運転時間をそれぞれ表示するように構成されている。従って、2つの処理室10a及び10bに対して、同一の又は互いに異なる消毒温度及び消毒時間をそれぞれ設定できると共に、2つの処理室10a及び10bそれぞれの現在温度、消毒時間及び残り運転時間を別個に確認することができる。
さらに、操作制御ユニット60の表示部66は、消毒処理運転終了毎に消費電力量を表示するように構成されているため、各消毒処理運転に対しての消費電力量を把握することができる。
上述した実施形態においては、操作制御ユニット60が消毒保管機100の表面にのみ設置されているが、操作制御ユニット60を消毒保管機10の裏面にも設置することにより、消毒保管機100の両面で運転制御及び表示を行うことができる。
また、操作制御ユニット60を消毒保管機100に着脱自在に設け、取り外した状態において有線による遠隔操作及び制御が可能なように構成することにより、消毒保管機100の運転並びに消毒温度及び消毒時間等の設定を遠隔で行うことができ、より利便性が向上する。
さらにまた、操作制御ユニット60は、処理室10a及び10bの温度が予め設定された温度に到達した後、加熱手段(ヒータ20a、20b)の駆動出力を最大出力より小さい所定値、例えば最大出力の20%の値とし、小さい駆動出力でヒータをオンオフ駆動制御しているため、消毒温度が正確に制御され、オーバーシュートの発生を確実に抑止することが可能となる。
操作制御ユニット60は、第1の系統(処理室10a)及び第2の系統(処理室10b)を共通に制御することもできるし、個別に制御することもできる。しかもこれら制御を選択することができ、個別制御する場合は、第2の系統(処理室10b)を運転するか否かも選択することができる。
なお、上述した実施形態においては、消毒保管機100として、2つの処理室10a及び10bの第1の系統及び第2の系統の2つの系統を例にあげて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、3つ以上の処理室、即ち、3つ以上の系統としてもよい。
また、上述した実施形態においては、操作制御ユニット60を消毒保管機100から取り外した状態で有線によって遠隔操作及び制御可能としているが、本考案はこれに限定されるものではなく、操作制御ユニットに無線通信機能を持たせ、無線で遠隔操作及び制御可能に構成してもよい。
本考案は、給食センタや食堂等において、食器、調理器具及び備品等の消毒を行う消毒保管機の消費エネルギを低減させる目的に利用できる。
10a、10b 処理室
20a、20b ヒータ
30a、30b ファン
40a、40b モータ
50a、50b 温度センサ
60 操作制御ユニット
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 クロック回路
65 操作部
66 表示部
67 USBメモリ
70a、70b 警報リセットスイッチ
100 消毒保管機
651 設定ボタン
652 アップボタン
653 ダウンボタン
654 切替ボタン
655 予約ボタン
656 ウォームボタン
657 システムボタン
658 運転/停止ボタン
661 温度表示画面
662 時間表示画面
663、664、665 LED
P USBポート

Claims (8)

  1. 消毒すべき器具が収納される複数の処理室と、
    前記複数の処理室をそれぞれ加熱する加熱源を有する複数の加熱手段と、
    前記複数の処理室の温度をそれぞれ測定する複数の温度測定手段と、
    前記複数の温度測定手段により測定した前記複数の処理室の温度と予め設定された消毒温度とを比較すると共に予め設定された消毒時間とに応じて、前記複数の加熱手段の各々を個別に制御する操作制御手段とを備えていることを特徴とする消毒保管機。
  2. 前記操作制御手段は、前記複数の処理室の設定すべき消毒温度及び消毒時間を入力可能な操作部と、表示部とを備え、
    前記表示部は、前記複数の処理室の現在温度、消毒時間及び残り運転時間を表示可能であることを特徴とする請求項1に記載の消毒保管機。
  3. 前記表示部は、運転終了毎に消費電力量を表示可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の消毒保管機。
  4. 前記操作制御手段は、前記複数の処理室の表面及び裏面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の消毒保管機。
  5. 前記操作制御手段は、前記複数の処理室に着脱可能に設けられ、取り外した状態において有線による遠隔操作及び制御が可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の消毒保管機。
  6. 前記操作制御手段は、前記複数の処理室の各々における温度が予め設定された消毒温度に到達した後は、前記複数の加熱手段の各々を全出力より小さい所定値の駆動出力でオンオフ制御するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の消毒保管機。
  7. 前記操作制御手段は、前記複数の温度測定手段により測定した前記複数の処理室の温度と予め設定された温度とを比較し、前記複数の加熱手段を個別に又は共通に制御する選択手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の消毒保管機。
  8. 前記操作制御手段は、外部記憶装置を装着可能なインターフェースをさらに備え、前記インターフェースに装着された外部記憶装置に対するデータの記録及び読出しを行う機能を有すると共に、読出したデータで消毒温度及び消毒時間を含む初期設定を行う機能を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の消毒保管機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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