JP3174385B2 - シーツロール機に用いるスプリングパッド - Google Patents

シーツロール機に用いるスプリングパッド

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JP3174385B2
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岫甫 元田
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三愛工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシーツロール機に用いる
スプリングパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に示す従来のスプリングパ
ッド1aは、帯板2aと、コイルスプリング3aとから
なる。帯板2aには、コイルスプリング3aが巻回した
状態で一連に取付けられており、帯板上に立ち上がって
いるスプリング部31aが等間隔を置いて連結部32a
で連続されている。そしてスプリングパッド1aは、シ
ーツ、テーブルクロスなど幅の広い平物状の洗濯物をプ
レスして仕上げるために使用するシーツロール機のロー
ルの外周面に巻かれ、ロール外周面全面を覆っている。
ロールに対するスプリングパッド1aの巻き付け方は、
スプリングパッドの巻き初めの一端部をロールの片側に
固定してから、人手により又は機械的にスプリングパッ
ドにテンションを与えながら螺旋状に巻き締めて行き、
スプリングパッドの巻き終りの他端部を両端にフックの
付いたテンションスプリングの一方に引掛けて、もう一
方はロールのもう一方の片側に止めるものである。な
お、巻き終えたスプリングパッド1aの表面はフェルト
カバー(ロールカバー)で被覆される。また、洗濯物の
仕上げ作業は、蒸気又は熱媒体オイル(以下「熱源」と
いう。)を供給して加熱したベッド(チェストともい
う。)とロールとの間で洗濯物をロールまたはベッドの
押圧によりプレスしながら乾燥、仕上げ(しわのばし)
を行い、洗濯物に含まれている残留水分が加熱されたベ
ッドに押圧されて水蒸気となって排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スプリングパッド1a
上に位置しているフェルトカバーは、ロールの円周に接
する加熱ベッドに加圧接触して回転する摩擦により、ロ
ールの両側から内方(フェルトカバーの幅方向)に向か
って引き寄せられ、このためにフェルトカバーの下方の
スプリングパッドの巻き終り端部側も同じ方向に引寄せ
られ、このためにロールの表面に位置しているスプリン
グパッドにおいては、その長さ方向に移動することにな
り、特にテンションスプリングに止められているスプリ
ングパッドの巻き終り端部が中心方向に移動し、この結
果この巻き終り端部側のロールの片側がスプリングパッ
ドがない状態となり、この片側に対応する洗濯物の一部
が十分仕上げされない問題があった。また図7に示すよ
うにコイルスプリング3aの外周部は帯板の側辺より突
出しているが、経時的にスプリングパッドが巻き締まり
して長手方向に移動しコイルスプリング3a同士が図8
のようにより多く中心方向に移動し、そのため巻き終り
端部にスプリングがない状態になるという問題があっ
た。
【0004】この発明の目的は、フェルトカバーにテン
ションがかかつても、長さ方向や幅方向に位置ずれしな
いスプリングパッドを提供することにある。この発明の
他の目的は、ロールに対してきつく巻き付けることがで
きて、位置ずれしないスプリングパッドを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスプリン
グパッドの特徴は、ロールに巻回する帯板と、この帯板
に取付けられているコイルスプリングとからなり、上記
帯板側辺部には突部と切欠きとがそれぞれ形成されてい
るところにある。切欠きは、帯板上にスプリング部が間
隔を置いて連続して配設されているコイルスプリングを
帯板に位置保持している。スプリングパッドの幅方向の
ずれの防止をより一層確実なものにするために、突部を
上記切欠きに位置しているコイルスプリングの外周部ま
で突出しているかそれよりさらに外方に突出する構成と
することが望ましい。コイルスプリングが帯板に一体的
に取付けられるようにるために、切欠きの内底部をコイ
ルスプリングに沿う円弧状に形成することがよい。
【0006】この発明に係るスプリングパッドの他の特
徴は、上記突部に巻付け機用の掛止め凹部を形成してあ
ることにある。
【0007】
【作用】コイルスプリングに対して帯板の長手方向の押
圧力が加わっても、コイルスプリングは切欠きによって
その位置が保持されているので、スプリングパッドの長
さ方向の移動が阻止され、また隣接するスプリングパッ
ドの突部が当接することにより、スプリングパッドは、
その幅方向の移動が阻止される。突部に形成されている
巻付け機用の掛止め凹部は、スプリングパッドにテンシ
ョンを与える巻付け機の例えばギアに掛け止められ、巻
付け機にブレーキ機構を付けることによりスプリングパ
ッドに確実にテンションが及ぶ。
【0008】
【実施例】図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1及び図2において、スプリングパッド1は、帯板2
と、この帯板に巻いてあるコイルスプリング3とからな
る。
【0009】コイルスプリング3は、帯板2上にスプリ
ング部31が所定高さ立ち上がっており、各スプリング
部が連結部32で連続されて、一連となって帯板に取付
けられている。
【0010】ところで、帯板2は、ステンレス製又は亜
鉛メッキ鉄板等の板体を使用しており、ロール4(図
5)の外周面に巻いて、全周面を被覆するものである。
そして帯板2には、図1〜図3に示すように両側辺に、
その長手方向に沿って等間隔にかつ幅方向には対向して
突部21、…を突設し、長さ方向に対向する突部間は切
欠き22、…となっており、突部21の基部の一側が切
欠きとほぼ直角に交わる角部24となっており、他側が
鋭角に交わって連なっている。
【0011】各切欠き22は、帯板2上のコイルスプリ
ング3を位置保持するためのものであって、連結部32
がそれぞれの切欠きに掛け回され、角部24の存在によ
り掛け止められている。このためにスプリング部31に
対して第1図左右方向から押圧力が作用しても、切欠き
22の縁部221が連結部32に対してストッパの機能
をしてコイルスプリング3のずれがが阻止される。切欠
き22の内底部222をスプリング部31の外周に沿う
円弧状に形成して、コイルスプリング3の移動阻止を確
実なものにしている。また突部21は、スプリング部3
1の外周部と等しい位置まで又はさらに外方に伸びる
(図示の例では等しい位置に設定する)構成として、隣
接するスプリングパッド1の突部21と切欠き22に位
置するコイルスプリング3の外周部とがほぼ同一平面上
に(図2ではコイルスプリングの外周部が幾分下方に位
置している。)位置していることが望ましい。
【0012】図1、図2及び図4に示すように、突部2
1には、その先端部から切込んだ巻付け機用の掛止め凹
部211を形成してある。掛止め凹部211は、帯板2
にテンションを与えて巻付ける巻付け機のギアの形状に
対応するためにV字状に形成されている。
【0013】また帯板2の中間部であって、幅方向に対
向する切欠き22の間には、円形の通気孔23を打抜い
てある。通気孔23は、帯板2をロール4(図5)に固
定するための固定手段としても利用可能である。
【0014】図5に示すようにコイルスプリング3のス
プリング部31上をフェルトカバー5で覆っている。ま
た熱源により加熱したベッド6の加圧面61は、その曲
率半径とロール4の外周の半径とを一致させてある。ロ
ール4が矢印方向に回転して洗濯物7を加圧面に引き込
んで、加熱されたベッド6でプレスをし、洗濯物は反対
側に送り出される。
【0015】洗濯物に残っている水分は、加熱されたベ
ッド6において水蒸気となって、フェルトカバー5を通
過し、スプリングパッド1の帯板2の通気孔23を経
て、さらにロール4の通気孔を経て、ロールの中心部か
ら排出される。
【0016】ロール4にスプリングパッド1を巻くに
は、帯板2の巻き初め端部をロールの片側に固定して、
巻き付け機により突部21の掛止め凹部211を利用し
てテンションを機械的に与えながら巻き付けて行く。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、コイルスプリングに
対して帯板の長手方向の押圧力が加わっても、コイルス
プリングは切欠きによってその位置が保持されているの
で、コイルスプリングは、その長さ方向の移動が阻止さ
れ、しかも隣接するスプリングパッドの突部が当接する
ことにより、その幅方向の移動が阻止されるので、スプ
リングパッドの位置ずれを確実に防止できる。
【0018】突部は、切欠きに位置しているコイルスプ
リングの外周部まで突出しているかそれよりさらに外方
に突出するようにすることにより、スプリングパッドの
幅方向のずれをより一層防止できる。切欠きをその内底
部がコイルスプリングに沿う円弧状に形成することによ
り、コイルスプリングと帯板とが一体となった状態で取
付けられ、コイルスプリングの位置ずれ防止を効果的な
ものとすることができる。
【0019】また突部に形成されている巻付け機用の掛
止め凹部は、スプリングパッドにテンションを与える巻
付け機の例えばギアに掛け止められ、巻付け機又は亜鉛
メッキ鉄板等によりスプリングパッドに確実にテンショ
ンが及ぶので、スプリングパッドはロールにきつく巻き
付けられ、位置ずれが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスプリングパッドの一部を示す一部省
略平面図である。
【図2】本発明のスプリングパッドの一部の裏面図であ
る。
【図3】図1A−A線断面図であって、コイルスプリン
グを省略している図である。
【図4】図1B−B線断面図であって、コイルスプリン
グを省略している図である。
【図5】本発明のシーツロール機を示す一部断面側面図
である。
【図6】従来例のスプリングパッドの一部の平面図であ
る。
【図7】従来例のスプリングパッドの一部の裏面図であ
る。
【図8】従来例のスプリングがはまり込んだ状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 スプリングパッド 2 帯板 21 突部 211 掛止め凹部 22 切欠き 222 内底部 24 角部 3 コイルスプリング 31 スプリング部 32 連結部 ロール ロールカバー(フェルトカバー)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーツロール機のロールの外周面に巻か
    れ、表面はロールカバーで被覆されるスプリングパッド
    であって、 帯板と、この帯板に巻いてあるコイルスプリングとから
    なり、 上記帯板の側辺部には、その長手方向に沿って突部と切
    欠きが交互に 形成してあり、 上記切欠きは、上記帯板上に間隔を置いて連続して配設
    されている上記コイルスプリングを位置保持するもので
    あることを特徴とするシーツロール機に用いるスプリン
    グパッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記突部は、上記
    欠きに位置している上記コイルスプリングの外周部まで
    突出しているかそれよりさらに外方に突出していること
    を特徴とするシーツロール機に用いるスプリングパッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記切欠きは、その
    内底部がコイルスプリングに沿う円弧状に形成されてい
    ることを特徴とするシーツロール機に用いるスプリング
    パッド。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記突部に巻付け機
    用の掛止め凹部を形成してあることを特徴とするシーツ
    ロール機に用いるスプリングパッド。
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