JP2532673Y2 - トナー定着装置 - Google Patents

トナー定着装置

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Publication number
JP2532673Y2
JP2532673Y2 JP40580090U JP40580090U JP2532673Y2 JP 2532673 Y2 JP2532673 Y2 JP 2532673Y2 JP 40580090 U JP40580090 U JP 40580090U JP 40580090 U JP40580090 U JP 40580090U JP 2532673 Y2 JP2532673 Y2 JP 2532673Y2
Authority
JP
Japan
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belt
fixing device
toner
endless belt
groove
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP40580090U
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English (en)
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JPH0493867U (ja
Inventor
研一 岩崎
貢 浜崎
Original Assignee
リコーユニテクノ株式会社
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Publication date
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、PPC複写機等のトナ
ー定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】支承ロールに掛け渡されたベルトの蛇行
を防止する手段として、例えば図5に示すように、回転
自在なフランジ部材1を設け、エンドレスベルト2が蛇
行した際、前記フランジ部材1と接触することにより、
エンドレスベルト2の蛇行を規制するものがあるが、こ
の場合、エンドレスベルトの端部とフランジ部材との間
に擦れが生じ、エンドレスベルトの寿命を著しく減少さ
せると云う不具合が生じる。
【0003】また、エンドレスベルトの軸方向の両端部
をロール3より突出させ、エンドレスベルトの突出部を
内周方向へ突起させたエンドレスベルトも公知である
が、この場合、エンドレスベルトの突起部が弾性ゴムで
あるため、ロールの外周部へベルト突起部が乗り上がる
事態が生じ、エンドレスベルトは蛇行する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、エンドレス
ベルトの蛇行を防止することにより、エンドレスベルト
の寿命を向上させ、且つ、エンドレスベルトの蛇行によ
り発生する転写紙のシワ、寄りを防止することが可能な
トナー定着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ベルト端部の
突起部へ伸縮性の少ないワイヤを嵌め込むことにより、
エンドレスベルトの支承ロールへの乗り上りを防止する
もので、その構成は下記のようになっている。
【0006】(1) 定着ローラと、定着ローラへ圧接
するベルトとの間に、トナー像を有する画像担持体を通
過させてトナー像の定着を行うトナー定着装置に於い
て、定着ローラに圧接するベルトを支承する少なくとも
2本のロールの軸方向側面より幅広で、且つ、その幅広
部分がロール軸外周部より内方に突出した突出部を形成
してなるエンドレス弾性ベルトに、その内方突起部にベ
ルト表面側より始まる切目を有する環状溝をベルト全周
に設け、該溝部へ、少なくともエンドレスベルトの外周
長よりも短かく、且つ、ループ方向に対して伸縮性の少
ないワイヤを嵌め込んでベルトとしてなるトナー定着装
置。
【0007】(2) 溝部へループ方向に対して伸縮性
の少ないワイヤを嵌め込んだ後に、その溝への切目を接
着又は溶着等により塞いでなる上記(1)記載のトナー
定着装置。
【0008】
【作用】本考案によれば、エンドレスベルトを支承して
いるロールに対して、ベルトの外周部より内側に突出し
た内方突起部へ、伸縮性の少ないエンドレスワイヤを嵌
め込み構成してあるので、ベルト両側の内方突起部が、
その周方向長さが伸びることができないので、ロール端
部よりロール表面に乗り上がることができなくされてい
る。このため、ロール端部に規制されて、ベルト端部が
ロール表面に乗り上がることができないので、エンドレ
スベルトの蛇行が防止される。
【0009】
【実施例】図1は、本考案を実施した定着装置の側面図
で、第2図はエンドレスベルト支承ロールの部分の断面
図である。図1において、定着ローラ4と、定着ローラ
4の外周面へ一定のニップ幅を維持してなるエンドレス
ベルト5(シリコンゴムベルト)のループ内周部は、2
本のロール6、7により一定のテンションが与えられて
支承されている。前記エンドレスベルト5のロール6、
7の軸方向の両端部は、ループ内周方向に伸びる突起部
8を有し、この突起部8は、ベルトの外周面5aから突
起部8断面中心付近迄、図4(a)に示すように、切目
9が形成され、その終点部は袋状の環状溝10に構成され
ている。前記袋状の環状溝10へ伸縮性が少なく、ループ
形状に対しての柔軟性を備えたワイヤ11(ステンレスワ
イヤ)が嵌め込まれている。前記エンドレスベルト5
は、定着ローラ4と一定のニップ巾を維持しながら定着
ローラ4により駆動されて移動することにより、ロール
6、7もエンドレスベルト5により回転力が与えられて
回転し、上流側から進入した転写紙12が定着ローラ4と
エンドレスベルト5の間を通過する時に、熱定着が行わ
れる。
【0010】なお、切目9は、図4(b)に示すよう
に、エンドレスベルト5側周面5b側より形成してもよ
く、また、図4(c)に示すように、ワイヤ11の装着後
接着剤で接着13してもよい。
【0010】
【考案の効果】図1に示すロール6、7により、エンド
レスベルト5はガイドされ、定着ローラ1からの回転力
により回転するが、この際ロール6、7と定着ローラ4
との間で軸方向の滑りが生じ、エンドレスベルト2に蛇
行力が生じ、ロール6、7からエンドレスベルト5が外
れる方向の力が生じても、エンドレスベルト5の両側端
部突起8には、ワイヤ11が嵌め込まれていて伸長できな
いため、ロール6、7の側端部に乗り上げることができ
ず、したがって、エンドレスベルト5がロール6、7の
軸方向に変位しないので、エンドレスベルト5の蛇行が
防止でき、トナー定着における転写紙のシワ発生を防止
できる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトナー定着装置の構成を示す側面
図。
【図2】本考案によるベルトを装着したローラを示す断
面図。
【図3】本考案によるベルトに用いる柔軟性ワイヤを示
す図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図4】本考案による弾性ベルト端部の断面図で、
(a)(b)はワイヤを嵌入する溝の構成を示し、
(c)はワイヤ嵌入後に切目を接着した状態を示してい
る。
【図5】従来例の一例を示すロール部分の断面図。
【符号の説明】
4 定着ローラ 5 エンドレスベルト 6 支承ロール 7 支承ロール 8 内方突起部 9 切目 10 環状溝 11 エンドレスワイヤ 12 転写紙 13 接着部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと、定着ローラへ圧接するベ
    ルトとの間に、トナー像を有する画像担持体を通過させ
    てトナー像の定着を行うトナー定着装置に於いて、定着
    ローラに圧接するベルトを支承する少なくとも2本のロ
    ールの軸方向側面より幅広で、且つ、その幅広部分がロ
    ール軸外周部より内方に突出した突出部を形成してなる
    エンドレス弾性ベルトに、その内方突起部にベルト表面
    側より始まる切目を有する環状溝をベルト全周に設け、
    該溝部へ、少なくともエンドレスベルトの外周長よりも
    短かく、且つ、ループ方向に対して伸縮性の少ないワイ
    ヤを嵌め込んでベルトとしたことを特徴とするトナー定
    着装置。
  2. 【請求項2】 溝部へループ方向に対して伸縮性の少な
    いワイヤを嵌め込んだ後に、溝部の切目を接着又は溶着
    等により塞いだことを特徴とする請求項1記載のトナー
    定着装置。
JP40580090U 1990-12-29 1990-12-29 トナー定着装置 Expired - Lifetime JP2532673Y2 (ja)

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JP40580090U JP2532673Y2 (ja) 1990-12-29 1990-12-29 トナー定着装置

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Publication Number Publication Date
JPH0493867U JPH0493867U (ja) 1992-08-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50107884D1 (de) * 2000-05-18 2005-12-08 Eastman Kodak Co Wendeeinrichtung
JP4634830B2 (ja) * 2005-03-14 2011-02-16 京セラミタ株式会社 定着装置

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JPH0493867U (ja) 1992-08-14

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