JP3173599B2 - 放射性核種を含む黒鉛廃材の焼却処理方法 - Google Patents

放射性核種を含む黒鉛廃材の焼却処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉内で使用さ
れた後に廃棄処分される黒鉛減速材等の、放射性核種を
含む黒鉛廃材を焼却処理する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の黒鉛廃材は粉砕して微粒
子化した後に、流動床式焼却炉で焼却されていた。この
流動床式焼却炉は容器内に多孔板などのような整流板を
有し、この多孔板の孔から加熱された酸素又は空気が吹
き上げられるように構成される。この焼却炉の容器に黒
鉛廃材の微粒子群を入れると、これらの微粒子群が上記
加熱酸素等により浮遊し、懸濁状態になって焼却され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の黒
鉛廃材の粉砕後に流動床式焼却炉により焼却する方法で
は、黒鉛廃材を粉砕したときに、放射性核種を含む微粒
子群が大気中に放散されるのを防止するために密閉容器
内で粉砕しなければならず、粉砕装置が複雑になる不具
合があった。また黒鉛廃材の微粒子群は可燃性物質であ
り、この微粒子群が空気中に浮遊すると、粉塵爆発を発
生するおそれがあるため、爆発防止対策を講じなければ
ならない問題点もあった。本発明の目的は、黒鉛廃材を
微粒子化せずに、そのまま或いはブロック状に破砕する
だけで、焼却して減容処理することができるので、粉塵
爆発を防止できるとともに焼却工数を低減できる、放射
性核種を含む黒鉛廃材の焼却処理方法を提供することに
ある。本発明の別の目的は、黒鉛廃材の焼却後に残った
焼却灰に含まれる放射性核種を比較的容易に除染でき、
溶融炉内の耐火物交換等の保守作業における被曝低減を
図ることができる、放射性核種を含む黒鉛廃材の焼却処
理方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、原子炉内で使用されて廃棄処分され
る黒鉛廃材11を溶融炉16内にそのまま又はブロック
状に破砕して収容する工程と、溶融炉16内に酸素又は
空気を供給しながら黒鉛廃材11を誘導加熱コイル14
及び誘導熱プラズマトーチ13により加熱して燃焼させ
る工程と、燃焼により生成した黒鉛廃材11の焼却灰が
溶融炉16内に残った状態で、誘導熱プラズマトーチ1
3により電離して加熱したフッ素ガス又は塩素ガスを誘
導熱プラズマトーチ13から焼却灰に向って放出するこ
とにより、焼却灰中の放射性核種をそのフッ化物又は塩
化物に変換して揮発させる工程とを含む黒鉛廃材の焼却
処理方法である。
【0005】この請求項1に記載された黒鉛廃材の焼却
処理方法では、黒鉛廃材11を微粒子化せずに、そのま
ま或いはブロック状に破砕するだけで、焼却して減容処
理することができるので、焼却工数を低減できるととも
に粉塵爆発の発生を防止できる。また黒鉛廃材11の焼
却後に残った焼却灰に含まれる放射性核種をそのフッ化
物又は塩化物に変換して揮発させることができるので、
焼却灰に含まれる放射性核種を比較的容易に除染でき、
溶融炉16内の耐火物交換等の保守作業における被曝低
減を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、黒鉛廃材11は
この実施の形態では原子炉内で使用された後に廃棄処分
される黒鉛減速材であり、この黒鉛廃材11は焼却処理
装置12で焼却処理される。また使用済みの黒鉛廃材の
全体形状が小さい場合には、図示しないがそのまま焼却
処理装置12に投入される。黒鉛廃材が大きい場合に
は、図示するように破砕して所定の大きさの小円筒状の
黒鉛廃材11にした後に焼却処理装置12に投入され
る。上記焼却処理装置12では加熱源として誘導熱プラ
ズマトーチ13及び誘導加熱コイル14が併用される。
焼却処理装置12は黒鉛廃材11を収容可能な溶融炉1
6と、溶融炉16の周囲に設けられた上記誘導加熱コイ
ル14と、溶融炉16内の黒鉛廃材に対向して設けられ
た上記誘導熱プラズマトーチ13と、溶融炉16の底部
に形成された排出口16aを開閉するバルブ17とを備
える。
【0007】溶融炉16は上記黒鉛廃材11を収容可能
に形成された椀状のロア炉体18と、このロア炉体18
に被せられた伏せ椀状のアッパ炉体19とを有する。ロ
ア炉体18及びアッパ炉体19は耐熱性を有するマグネ
シア系若しくはアルミナ系の耐火物等により形成され、
ロア炉体18及びアッパ炉体19の外面はロア断熱壁2
1及びアッパ断熱壁22によりそれぞれ被覆される。ア
ッパ炉体19の外周面にはガス排出管23の一端が接続
され、ガス排出管23の他端には排ガス浄化装置(図示
せず)を介してブロワ(図示せず)に接続される。
【0008】排ガス処理装置は図示しないが未燃焼のカ
ーボンや一酸化炭素、水素等を燃焼させる二次燃焼器
と、二次燃焼器から出る排ガスを水スプレーにより冷却
する冷却塔と、粉塵及びダスト状のダイオキシンを除去
するセラミックフィルタ又はバグフィルタと、放射性核
種を殆ど全てを取除くHEPA(High Efficiency Part
iculate Air)フィルタと、塩化ビニールやゴムの燃焼
による塩化水素や硫黄酸化物を中和するアルカリスクラ
バと、溶融炉16内でのプラズマ燃焼による窒素酸化物
を取除く脱硝塔とを有する。またアッパ炉体19の上面
には黒鉛廃材11を投入可能な投入筒24が接続され、
この投入筒24の上端の投入口は蓋24aにより開放可
能に閉止される。投入筒24の外周面は筒断熱壁24b
により被覆される。図1の符号26はアッパ炉体19に
設けられ溶融炉16内の黒鉛廃材12の焼却状況を監視
するための覗き窓である。
【0009】誘導加熱コイル14はロア炉体18の外周
面を囲むようにロア断熱壁21内に埋設され、図示しな
いが高周波電源に電気的に接続される。また誘導熱プラ
ズマトーチ13はアッパ断熱壁22の外周面にロア炉体
18内に向って取付けられ、図では1個しか示していな
いがアッパ炉体19の軸心に対して等間隔に複数個取付
けられることが好ましい。プラズマトーチ11は図2に
詳しく示すように、アッパ断熱壁22の外周面に取付け
られたベース板27と、このベース板27上に立設され
た小径セラミック管28と、この小径セラミック管28
に遊嵌され小径セラミック管28より大径の大径セラミ
ック管29と、大径セラミック管29に嵌入して下端を
ベース板27に取付けることにより大径セラミック管2
9の中央部を保持する中央保持具33と、大径セラミッ
ク管29の上部に嵌入され下端が中央保持具33の上面
に取付けられた上部保持具34と、下端が小径セラミッ
ク管28の上端に臨むように上部保持具34に挿通され
所定のガスを小径セラミック管28内に導入するガス導
入管36a,36bとを有する。
【0010】アッパ断熱壁22及びベース板27には同
一孔心を有するテーパ状の放出孔22a及び連通孔27
aがそれぞれ形成され、アッパ炉体19には上記放出孔
22a及び連通孔27aを臨む大径の孔19aが形成さ
れる。上記ガス導入管36a,36bから小径セラミッ
ク管28内に導入される所定のガスは、黒鉛廃材11の
燃焼時には酸素又は空気であり、黒鉛廃材11の燃焼後
に残った焼却灰に含まれる放射性核種の除去時にはフッ
素ガス又は塩素ガスである。大径セラミック管29の下
部にはトーチ用誘導コイル37が巻回され、このコイル
37は高周波電源38に電気的に接続される。またベー
ス板27には小径セラミック管28と大径セラミック管
29との間に形成された冷却水通路39の下端に連通す
る供給通路27bが形成され、上部保持具34には冷却
水通路39の上端に連通する排出通路34aが形成され
る。
【0011】供給通路27bにはポンプ(図示せず)に
より冷却水タンク(図示せず)の冷却水が供給され、冷
却水通路39及び排出通路34aを通った冷却水は冷却
器(図示せず)を通って冷却水タンクに戻るように構成
される。この冷却水は小径セラミック管28又は大径セ
ラミック管29が割れた場合の水漏れを防ぐために、大
気圧よりも低い圧力で循環する。ガス導入管36a,3
6bの基端は上記酸素又は空気を貯留する第1タンク
(図示せず)と、上記フッ素ガス又は塩素ガスを貯留す
る第2タンクとに接続され、図示しない開閉弁により酸
素又は空気或いはフッ素ガス又は塩素ガスのいずれかを
小径セラミック管28に導入するように切換え可能に構
成される。図2の符号41はプラズマトーチ13を覆う
電磁シールド部材である。
【0012】図1に戻って、排出口16aは黒鉛廃材1
1の燃焼時に溶融炉16内に酸素又は空気を供給するた
めと、溶融炉16内に残った焼却灰を排出するために設
けられ、バルブ17は溶融炉16の下面に取付けられ
る。バルブ17はスライドバルブである。このバルブ1
7は図3及び図4に詳しく示すように、溶融炉16の下
面に取付けられ排出口16aに連通するベース孔43a
を有するベース板43と、排出口16a及びベース孔4
3aに挿入されノズル孔44aを有するインサートノズ
ル44と、ベース板43の下面に取付けられたボトムプ
レート46及びシールプレート47と、ボトムプレート
46及びシールプレート47間に摺動可能に挿入された
スライドプレート48と、ベース板43に取付けられス
ライドプレート48を駆動する油圧シリンダ49とを有
する。ボトムプレート46及びシールプレート47には
ノズル孔44aに連通する孔46a,47aがそれぞれ
形成される。スライドプレート48には上記孔46a,
47aに連通可能な連通孔48aと、連通孔48a近傍
にノズル孔44aに向って酸素又は空気を吹込み可能な
多数の小孔(図示せず)とが形成される。これらの小孔
はスライドプレート48内に形成された吹込み通路48
bを介して図示しない酸素タンク又は空気タンクに接続
される。またスライドプレート48は連結具50を介し
て油圧シリンダ49のピストン49aに接続される。油
圧シリンダ49のピストン49aを突出させると排出口
16aがスライドプレート48により閉止されかつ上記
小孔が排出口16aに臨み、ピストン49aを引込むと
排出口16aがスライドプレート48の連通孔48aに
連通して開放されるように構成される。図3及び図4の
符号51はシュート孔51aを有するシュートノズルで
ある。
【0013】なお、この実施の形態では、黒鉛廃材とし
て黒鉛減速材を挙げたが、放射性核種を含む黒鉛製の部
品であれば、廃棄物の焼却炉若しくは溶融炉の黒鉛耐火
物、或いは核融合炉の耐熱壁等でもよい。これらの黒鉛
廃材は角ブロック状に破砕した後に焼却処理装置に投入
されることが好ましい。また、この実施の形態では、連
通孔をボトムプレート、スライドプレート及びシールプ
レートの3枚で閉止するバルブを挙げたが、ボトムプレ
ート及びシールプレートの2枚で閉止するバルブでもよ
い。更に、この実施の形態では、バルブを油圧シリンダ
により駆動したが、エアシリンダ又はその他のアクチュ
エータにより駆動してもよい。
【0014】このように構成された焼却処理装置を用い
て黒鉛廃材を焼却処理する方法を説明する。先ずバルブ
17を閉止した状態で(図3)排出口16に砂52を充
填し、スライドプレート48の吹込み通路48bを通っ
て小孔(図示せず)から酸素又は空気を溶融炉16内に
連続的に吹込む。次いで蓋24b(図1)をあけて溶融
炉16内に黒鉛廃材11を投入した後に蓋24bを閉じ
る。この状態で誘導加熱コイル14に高周波電圧を印加
すると、溶融炉16内の黒鉛廃材11に電磁誘導により
誘導電流が流れ、このとき発生するジュール熱により黒
鉛廃材11が燃焼する。
【0015】一方、誘導熱プラズマトーチ13の供給通
路27b、冷却水通路39及び排出通路34aに冷却水
を流し、ガス導入管36a,36bから小径セラミック
管28内に酸素又は空気を流した後、誘導熱プラズマト
ーチ13に高周波電圧を印加して上記酸素又は空気を電
離させ、この電離した酸素又は空気をトーチ用誘導コイ
ル37で誘導加熱すると、約10000℃の高温のプラ
ズマガス13aが発生し、このガス13aが連通孔27
a、放出孔22a及び大径の孔19aを通って溶融炉1
6内に放出される。このプラズマガス11aは溶融炉1
6に放出されると約3000℃になるが、この高温のプ
ラズマガス13aの熱により上記黒鉛廃材11が更に速
やかに燃焼する、即ち黒鉛廃材11の燃焼は促進され
る。黒鉛廃材11の燃焼時に発生するガスはガス排出管
23を通って排ガス処理装置(図示せず)に導かれて浄
化された後、ブロワ(図示せず)により排気される。
【0016】更に上記黒鉛廃材11の燃焼が完了する
と、溶融炉16内には黒鉛廃材11の焼却灰が少量だけ
残る。この焼却灰にはコバルト60等の放射性核種が含
まれる。そこでスライドプレート48の吹込み通路48
bからの酸素又は空気の溶融炉16内への吹込みを停止
し、かつガス導入管36a,36bから小径セラミック
管28内への酸素又は空気の供給を停止した後に、ガス
導入管36a,36bから小径セラミック管28内にフ
ッ素ガス又は塩素ガスを流した後に、誘導熱プラズマト
ーチ11に高周波電圧を印加して上記フッ素ガス又は塩
素ガスを電離させ、この電離したフッ素ガス又は塩素ガ
スをトーチ用誘導コイル37で誘導加熱する。
【0017】このとき約10000℃の高温のプラズマ
ガス11aが発生し、連通孔27a、放出孔22a及び
大径の孔19aを通って溶融炉16内に放出される。こ
のプラズマガス11aは溶融炉16に放出されると約3
000℃になるが、この高温のプラズマガス11aは上
記放射性核種と反応してその放射性核種をそのフッ化物
又は塩化物に変換して揮発させる。この揮発した放射性
核種のフッ化物又は塩化物はガス排出管23を通って排
ガス処理装置に導かれて浄化された後、ブロワにより排
気される。この結果、上記焼却灰に含まれる放射性核種
は減少する、即ち焼却灰の放射能レベルが低下するの
で、溶融炉16内の耐火物交換等の保守作業における被
曝低減を図ることができる。なお、溶融炉16内の焼却
灰が所定量に達すると、バルブ17を油圧シリンダ49
により摺動し、スライドプレート48の連通孔48aが
排出口16aに連通する(図4)。このとき先ず砂52
がシュートノズル51のシュート孔51aから排出さ
れ、続いて放射能レベルが低下した焼却灰が排出され
る。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、溶
融炉内に酸素等を供給しながら黒鉛廃材を誘導加熱コイ
ル及び誘導熱プラズマトーチにより加熱して燃焼させ、
溶融炉内に黒鉛廃材の焼却灰が残った状態で、誘導熱プ
ラズマトーチにより電離して加熱したフッ素ガス又は塩
素ガスを焼却灰に向って放出することにより、焼却灰中
の放射性核種をそのフッ化物又は塩化物に変換して揮発
させたので、放射性核種を含む微粒子群が大気中に放散
されるのを防止するために密閉容器内で粉砕しなければ
ならない、従来の黒鉛廃材を微粒子化して焼却する方法
と比較して、本発明では、黒鉛廃材を微粒子化せずに、
そのまま或いはブロック状に破砕するだけで、焼却して
減容処理することができ、焼却工数を低減できる。
【0019】また粉塵爆発を発生するおそれがあるた
め、爆発防止対策を講じなければならない、従来の黒鉛
廃材を微粒子化して焼却する方法と比較して、本発明で
は、黒鉛廃材を微粒子化せずにそのまま或いはブロック
状に破砕するだけで済むので、粉塵爆発が発生すること
はない。更に本発明では、黒鉛廃材の焼却後に残った焼
却灰に含まれる放射性核種をそのフッ化物又は塩化物に
変換して揮発させることができるので、焼却灰に含まれ
る放射性核種を比較的容易に除染できる。この結果、溶
融炉内の耐火物交換等の保守作業における被曝低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の黒鉛廃材を焼却処理する装置
の縦断面図。
【図2】図1のA部拡大断面図。
【図3】図1のB部拡大断面図。
【図4】バルブのスライドプレートをスライドして溶融
炉の排出口が開放された状態を示す図3に対応する断面
図。
【符号の説明】
11 黒鉛廃材 13 誘導熱プラズマトーチ 14 誘導加熱コイル 16 溶融炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F23J 1/00 G21F 9/02 501Z G21F 9/02 501 9/30 551K 9/30 551 B09B 3/00 303J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 9/32 G21F 9/30 G21F 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内で使用されて廃棄処分される黒
    鉛廃材(11)を溶融炉(16)内にそのまま又はブロック状に
    破砕して収容する工程と、 前記溶融炉(16)内に酸素又は空気を供給しながら前記黒
    鉛廃材(11)を誘導加熱コイル(14)及び誘導熱プラズマト
    ーチ(13)により加熱して燃焼させる工程と、 前記燃焼により生成した黒鉛廃材(11)の焼却灰が前記溶
    融炉(16)内に残った状態で、前記誘導熱プラズマトーチ
    (13)により電離して加熱したフッ素ガス又は塩素ガスを
    前記誘導熱プラズマトーチ(13)から前記焼却灰に向って
    放出することにより、前記焼却灰中の放射性核種をその
    フッ化物又は塩化物に変換して揮発させる工程とを含む
    黒鉛廃材の焼却処理方法。
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