JP3173351U - 髪編み具 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造を有し、操作が簡単で壊れにくい髪編み具を提供する。
【解決手段】髪編み具1は、棒状の髪編み杵11と、髪編み杵11に並列される複数の髪止め杵12,13,14と、髪編み杵11の略中央から延出する仕切り部2と、髪編み杵11の両端部から延出し、先端に仕切り部2側へ突出する係止爪3aを有する押え部3とを有する。さらに、髪編み杵11及び複数の髪止め杵12,13,14のうち隣り合う杵を連結する複数の連結杵21,22,23とを備え、複数の髪止め12,13,14と複数の連結杵21,22,23とで蛇行線を形成している。
【選択図】図1
【解決手段】髪編み具1は、棒状の髪編み杵11と、髪編み杵11に並列される複数の髪止め杵12,13,14と、髪編み杵11の略中央から延出する仕切り部2と、髪編み杵11の両端部から延出し、先端に仕切り部2側へ突出する係止爪3aを有する押え部3とを有する。さらに、髪編み杵11及び複数の髪止め杵12,13,14のうち隣り合う杵を連結する複数の連結杵21,22,23とを備え、複数の髪止め12,13,14と複数の連結杵21,22,23とで蛇行線を形成している。
【選択図】図1
Description
この考案は、髪を編むための髪編み具に関する。
従来、髪の毛の編み込みを補助する髪編み具が各種提案されおり、例えば、特許文献1では、2枚重ねたプラスチック板の左右両端をそれぞれバタフライ状に開閉できるよう2枚のプラスチック板の中央部を一対の蝶つがいで連結した頭髪編み器が提案されている。
しかし、特許文献1の頭髪編み器は、蝶つがい部を開閉して髪の束を繰り返し出し入れする必要が有るため、操作が煩雑であり、また、プラスチック板を蝶つがいで止める構造のため、重くて化粧ポーチ等に入れて持ち歩くには不向きである。さらに、作動部を備えるため壊れやすいという問題が有る。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、構造が単純で簡単に操作できるとともに壊れにくく、軽量で化粧ポーチ等に入れて持ち運ぶことができる髪編み具の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、髪を編む込むための髪編み具であって、略棒状をなし第1の方向に延びる髪編み杵と、前記髪編み杵の前記第1の方向の略中央から前記第1の方向に垂直な第2の方向の一側へ延出する仕切り部と、前記髪編み杵の両端部から前記第2の方向の一側へ延出する押え部と、略棒状をなし前記第1の方向に延びるとともに前記髪編み杵の前記第2の方向の他側に並列される複数の髪止め杵と、棒状をなし前記第2の方向に延び、前記髪編み杵及び前記複数の髪止め杵のうち隣接する2つの杵を連結する複数の連結杵と、を備え、前記複数の髪止め杵及び複数の連結杵が、蛇行線を形成していることを特徴とする。
本考案の髪編み具は、このように簡単な構造を備えるため、簡単な操作で髪を編むことができるとともに軽量であり、作動部を有さないため、壊れにくい。
本考案の髪編み具は、前記押え部が、先端部に前記仕切り部側へ突出する係止爪を有することが好ましい。これにより、髪押え部で押えた髪を、より外れにくくすることができる。
本考案の髪編み具によれば、構造が簡単なため、簡単な操作で髪を編むことができるとともに壊れにくく、軽量なため、化粧ポーチ等に入れて持ち運ぶことができる。
以下、本考案の髪編み具の実施形態について詳述する。ただし、本考案の髪編み具は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本考案の第1実施形態に係る髪編み具1である。髪編み具1は、樹脂により一体成型され、髪編み杵11と、第1から第3の髪止め杵12,13,14と、仕切り部2と、一対の押え部3,3と、第1から第3の連結杵21,22,23とを備えている。
尚、以下の説明において、図1の左右(第1の方向)を髪編み具1の左右とし、図1の上下方向(第2の方向)を髪編み具1の上下方向とする。
尚、本考案の髪編み具は、一体成型に限らず、別途成型された複数の部材をつなぎ合わせて形成してもよい。
尚、以下の説明において、図1の左右(第1の方向)を髪編み具1の左右とし、図1の上下方向(第2の方向)を髪編み具1の上下方向とする。
尚、本考案の髪編み具は、一体成型に限らず、別途成型された複数の部材をつなぎ合わせて形成してもよい。
髪編み杵11は、図1に示すように、左右一対の谷部とこの一対の谷部の間の山状の中央部とを有している。仕切り部2は、髪編み杵11の中央部から上方に向かって延出する棒状の部分である。一対の押え部3,3は、髪編み杵11の両端部から内側(仕切り部2側)へ湾曲しながら上方へ延出し、上端から仕切り部2側へ略水平に突出する係止爪3aを有している。
図1に示すように、髪編み杵11と左右一対の押え部3,3とが、合わせて略W字を形成しており、このW字の内側の領域を仕切り部2が左右に2分している。髪編み杵11と仕切り部2と左右一対の押え部3,3とで、上方が開口した円形領域を左右に一対形成している。図1において符号4、4aはそれぞれ右側の円形領域とその開口部を示し、符号5、5aは、それぞれ左側の円形領域及びその開口部を示している。
髪編み杵11の右側端部から下方に第1の連結杵21が延出しており、これに続けて、第1の髪止め杵12、第2の連結杵22、第2の髪止め杵13、第3の連結杵23、第3の髪止め杵14が設けられ、第1の連結杵21から第3の髪止め杵14までが全体として蛇行線を形成している。
髪編み杵11と第1の連結杵21と第1の髪止め杵12とで、左側に開口部6aを有する左右に長い横長領域6を形成している。同様に、第1の髪止め杵12と第2の連結杵22と第2の髪止め杵13とで、右側に開口部7aを有する左右に長い横長領域7を、第2の髪止め杵13と第3の連結杵23と第3の髪止め杵14とで、右側に開口部8aを有する左右に長い横長領域8を形成している。第3の髪止め杵14の左端には、髪止め杵14で固定した髪が左にずれるのを防止する垂れ下がり部14aが設けられている。
第1の髪止め杵12及び第3の髪止め杵14は左側がやや上がるように傾斜しており、第2の髪止め杵13は右側がやや上がるように傾斜していて、横長領域6,7,8は、内側より開口部6a,7a,8aが狭くなるように構成されている。これにより、横長領域6,7,8に差し入れた髪が、開口部6a,7a,8aから出脱することが抑制されている。
図2及び図3に示すように、髪編み具1の各部は、上下方向や左右方向の幅より厚みが小さい扁平の断面を有する棒状に形成されている。これにより、髪留め具1と髪が接触する面積を大きくして髪を編んでいる途中に髪留め具1が滑り落ちてしまうことを抑制している。
図2及び図3に示すように、髪編み具1の各部は、上下方向や左右方向の幅より厚みが小さい扁平の断面を有する棒状に形成されている。これにより、髪留め具1と髪が接触する面積を大きくして髪を編んでいる途中に髪留め具1が滑り落ちてしまうことを抑制している。
以下、図4を用いて本考案の髪編み具1を用いて髪を編む方法について説明する。
図4は、セミロングの頭髪を有する女性の頭部を後方から見た図であり、後頭部の髪を編み込んで、後頭部中央に上下に延びる編み込み部を形成する場合の例である。
図4は、セミロングの頭髪を有する女性の頭部を後方から見た図であり、後頭部の髪を編み込んで、後頭部中央に上下に延びる編み込み部を形成する場合の例である。
髪編み具1を用いて後頭部の髪を編む際には、図4(a)に示すように、まず、後頭部の左右方向の中央の上部に髪編み具1を配置する。次に、後頭部の左右方向の中央部分の髪束31を髪留め具1の開口部4aを通して円形領域4にスライドさせるように差し入れる。これにより、髪束31は、右側の押え部3の係止爪3aで円形領域4から出脱しないよう係止され、髪束31は、髪編み杵11の手前側を通ることとなる。
次に、髪束31の円形領域4に差し入れた部分のすぐ下の部分を開口部6aから右へスライドさせるようにして、横長領域6に差し入れ、続いて髪束31のさらにその下の部分を開口部7aから、左へスライドさせるようにして横長領域7に差し入れる。髪束31を横長領域7に差し入れる場合には、髪束31は、連結杵21で係止されるため、髪留め具1から外れにくい。次に髪束31を開口部8aから右にスライドさせるようにして横長領域8に差し入れる。髪束31は、図4(a)に示すように、髪編み杵11及び第1から第3の髪止め杵12,13,14の手前側と奥側(髪止め杵11又は髪止め杵12,13,14と後頭部の間)とを交互に通過して、前後にジグザグ上に折れ曲がった状態で、髪編み杵11及び髪止め杵12,13,14に固定される。
髪束31を固定すると、図4(b)に示すように、髪束31の左隣の髪束32を髪留め具1の開口部5aを通して円形領域5にスライドさせるように差し入れる。(この操作を以下「操作(b)」という。)これにより、髪束32は、左側の押え部3の係止爪3aで円形領域5から出脱しないよう係止される。
髪束32を円形領域5に差し入れたら、図4(c)に示すように、髪束31の右側の髪束33を、髪束31及び髪束32の上側を跨ぐようにして左側へスライドさせて、仕切り部2及び左右の押え部3,3の後側に通し、続いて髪束33を右へスライドさせるようにして横開口部6aから横長領域6へ差し入れる。(この操作を以下「操作(c)」という。)
髪束33を横長領域6に差し入れたら、髪束32の左隣の髪束34について、操作(b)を行い、続いて髪束33の右隣の髪束35について操作(c)を行う。以下、髪の束を取る位置を順次移動させながら、操作(b)と操作(c)とを繰り返す。髪の編み込み部の長さが所望の長さになると、髪の編み込みを終了して髪留め具1の上方にて輪ゴムや髪留め、ヘアピン等で編み込んだ髪が解けないように固定する。
本考案の髪止め具1は、上記の実施形態に限られるものではなく、樹脂の代わりに金属や木材を用いることもできる。髪編み杵と、仕切り部と、押え部とが円形領域ではなく多角形や楕円状の領域を形成してもよい。髪止め杵は2本以上であれば、3本でも5本以上でもよい。また、本考案の髪止め具1は、仕切り部の上端に左右に延出する係止爪を備えてもよいし、横長領域の開口部に横長領域から髪が出脱しないようにするための係止爪を設けてもよい。
また、本考案の髪留め具1は、姿勢を自由に変えて用いることができるため、後頭部の髪だけでなく側頭部や前頭部の髪を編むことも可能である。
また、本考案の髪留め具1は、姿勢を自由に変えて用いることができるため、後頭部の髪だけでなく側頭部や前頭部の髪を編むことも可能である。
本考案の髪編み具1は、簡単な操作で髪を編むことが可能であり、構造が簡単で壊れにくいため、髪編み具として、好適に採用することができる。
1 髪編み具
2 仕切り部
3 押え部
3a 係止爪
11 髪編み杵
12 第1の髪止め杵(髪止め杵)
13 第2の髪止め杵(髪止め杵)
14 第3の髪止め杵(髪止め杵)
21 第1の連結杵(連結杵)
22 第2の連結杵(連結杵)
23 第3の連結杵(連結杵)
2 仕切り部
3 押え部
3a 係止爪
11 髪編み杵
12 第1の髪止め杵(髪止め杵)
13 第2の髪止め杵(髪止め杵)
14 第3の髪止め杵(髪止め杵)
21 第1の連結杵(連結杵)
22 第2の連結杵(連結杵)
23 第3の連結杵(連結杵)
Claims (2)
- 髪を編む込むための髪編み具であって、
略棒状をなし第1の方向に延びる髪編み杵と、
前記髪編み杵の前記第1の方向の略中央から前記第1の方向に垂直な第2の方向の一側へ延出する仕切り部と、
前記髪編み杵の両端部から前記第2の方向の一側へ延出する押え部と、
略棒状をなし前記第1の方向に延びるとともに前記髪編み杵の前記第2の方向の他側に並列される複数の髪止め杵と、
棒状をなし前記第2の方向に延び、前記髪編み杵及び前記複数の髪止め杵のうち隣接する2つの杵を連結する複数の連結杵と、を備え、
前記複数の髪止め杵及び複数の連結杵が、蛇行線を形成していることを特徴とする髪編み具。 - 前記押え部が、先端部に前記仕切り部側へ突出する係止爪を有する請求項1に記載の髪編み具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006833U JP3173351U (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | 髪編み具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011006833U JP3173351U (ja) | 2011-11-18 | 2011-11-18 | 髪編み具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3173351U true JP3173351U (ja) | 2012-02-02 |
Family
ID=48000608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3173351U (ja) |
-
2011
- 2011-11-18 JP JP2011006833U patent/JP3173351U/ja not_active Expired - Fee Related
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