JP3173198U - 衣料用冷却装置及び衣料品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の過剰発汗を抑制することにより、着用者の熱疲労を軽減させ熱射病を予防することができる衣料用冷却装置及び衣料品を提供する。
【解決手段】所定の平面形状を呈するとともに通気孔を有する袋体21と、袋体21を衣服10に着脱可能に装着するための装着手段22と、袋体21の内部に外気を導入するための外気導入手段23と、を備える衣料用冷却装置20である。装着手段22により袋体21を衣服10に装着した状態において外気導入手段23により袋体21の内部に外気を導入し、この導入した外気を袋体21の通気孔を介して衣服10側に排出することにより、衣服10を冷却する。
【選択図】図1

Description

本考案は、衣料用冷却装置及び衣料品に関する。
現在においては、地球温暖化の進行に伴い、高温多湿な我が国において夏季に猛暑日が続くことが多くなってきており、かかる過酷な環境に起因して、炎天下での作業中や運動中に「熱中症」が多発するという事態が生じている。熱中症とは、猛暑環境下で発生する障害の総称であり、次のような病型がある。
(1)熱失神:皮膚血管の拡張によって血圧が低下し脳血流が減少することに起因して発生するものであり、めまいや失神等がみられる。顔面そう白となり、脈は速くて弱くなる。(2)熱疲労:脱水による症状であり、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられる。(3)熱けいれん:大量に汗をかいたときに水だけしか補給しなかったために発生するものであり、血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこる。(4)熱射病:体温の上昇によって中枢機能に異常をきたした状態である。意識障害がおこり、死亡率が高い。
これらの病型の中で運動を行う場合に特に発生し易いのは、熱疲労と熱射病である。このような熱中症を予防するためには、体温を適正に保つことが必要となる。体内温度を適正に保つためには、充分な水分及び塩分(ミネラル)を補給することが不可欠となる。
ところで、人間には、体温を自ら調節する機能としての発汗機能が備わっている。発汗は、身体から熱を奪い体温の上昇を抑制するものである。近年においては、乾燥時と比較して発汗時(吸湿時)に通気性が向上する織編物で構成された衣服を採用することにより、衣服内に滞留する水分を効果的に放出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。現段階においては、このような通気性の良い衣服を用いて熱中症を予防するのが一般的である。
特開2006−97176号公報
しかし、特許文献1に記載されたような従来の技術を採用しても、熱中症を充分に予防することは困難である。すなわち、前記したような通気性を有する衣服を着用しただけでは、体温の調節に自らの汗が使われることとなるため、その汗と同時に大量の塩分、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、重炭酸、亜鉛等のミネラルが失われる。このため、発汗作用自体による疲労により体温調節能力や運動能力が低下して熱疲労を誘引し、熱射病を引き起こしてしまう可能性がある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、着用者の過剰発汗を抑制することにより、着用者の熱疲労を軽減させ熱射病を予防することができる衣料用冷却装置及び衣料品を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案に係る第一の衣料用冷却装置は、所定の平面形状を呈するとともに通気孔を有する袋体と、袋体を衣服に着脱可能に装着するための装着手段と、袋体の内部に外気を導入するための外気導入手段と、を備え、装着手段により袋体が衣服に装着された状態において外気導入手段により袋体の内部に外気が導入され、この導入された外気が袋体の通気孔を介して衣服側に排出されるように構成されるものである。
かかる構成を採用すると、装着手段により袋体を衣服に装着した状態において外気導入手段で袋体の内部に外気を導入し、この導入した外気を袋体の通気孔を介して衣服側に排出することができるので、外気の流れにより衣服を効果的に冷却することができる。
本考案に係る第一の衣料用冷却装置において、外気導入手段として、携帯型小型送風機を採用することができる。かかる場合において、携帯型小型送風機を収納保持するための収納保持部を袋体に取り付け、袋体を衣服に装着した状態において収納保持部を袋体の下方に配置し、収納保持部に収納保持された携帯型小型送風機から袋体の内部に向けて上向きの送風を実現させることができる。
本考案に係る第一の衣料用冷却装置において、袋体の平面形状を、略矩形状、略円形状、略三角形状、略かえで形状等に設定することができる。
また、本考案に係る第二の衣料用冷却装置は、所定の平面形状を呈するとともに通気孔を有する布部材と、布部材を衣服に着脱可能に装着するための装着手段と、装着手段により衣服に装着された布部材と衣服との間に形成される空間に外気を導入するための外気導入手段と、を備えるものである。
かかる構成を採用すると、装着手段により布部材を衣服に装着した状態において外気導入手段で布部材と衣服との間に形成された空間に外気を導入することができるので、外気の流れにより衣服を効果的に冷却することができる。
本考案に係る第二の衣料用冷却装置において、外気導入手段として、携帯型小型送風機を採用することができる。かかる場合において、携帯型小型送風機を収納保持するための収納保持部を布部材に取り付け、布部材を衣服に装着した状態において収納保持部を布部材の下方に配置し、収納保持部に収納保持された携帯型小型送風機から布部材と衣服との間に形成される空間に向けて上向きの送風を実現させることができる。
本考案に係る第二の衣料用冷却装置において、布部材の平面形状を、略矩形状、略円形状、略三角形状、略かえで形状等に設定することができる。
また、本考案に係る衣料品は、衣服と、前記第一又は第二の衣料用冷却装置と、を備えるものである。衣服としては、いわゆる冷却機能を有するもの(例えば、表層及び裏層の間に配置される中間層を有し、中間層は、吸水性材料で構成された吸水部を有し、表層は、通気性を有する材料で構成されるもの)を採用することが好ましい。
かかる構成を採用すると、衣服の中間層の吸水部に液体が吸収されているので、かかる液体の冷気で着用者の身体を冷却することができる。さらに、中間層の吸水部に吸収させた液体を、通気性を有する材料で構成された表層を介して外部に蒸発させることができるので、水分蒸発に伴う気化作用により着用者の身体を一層冷却することができる。従って、炎天下で作業や運動を行う着用者の過剰発汗を抑制することができるので、着用者の熱疲労を軽減し熱射病の発生を予防することができる。
本考案に係る衣料品において、衣服を、着用者の上半身の肌に接触するもの(シャツ等)とすることができる。かかる場合において、中間層の吸水部を、衣服の襟部、肩部、脇部、背部の少なくとも何れか一つの部分に配置することが好ましい。
かかる構成を採用すると、着用者の血管が集中する首や脇に対応する部分(衣服の襟部や腋部)に吸水部が配置されているため、着用者の身体を効果的に冷却することが可能となる。
本考案に係る衣料品において、衣服の裏層をメッシュ素材で構成することが好ましい。
かかる構成を採用すると、着用者が衣服を着用したときに、メッシュ素材から構成される裏層を着用者の皮膚に接触させることができ、水分を吸収した中間層が着用者の肌に直接接触することを防ぐことができるため、着用者は良好な着心地を得ることが可能となる。
本考案に係る衣料品において、衣服の中間層の吸水部に、抗菌剤、除菌剤又は殺菌剤を含む液体を吸収させておくこともできる。
かかる構成を採用すると、衣服の中間層に吸収された液体に含まれる抗菌剤、除菌剤又は殺菌剤により、衣服に雑菌が繁殖することを抑制することができる。この結果、衣服を清潔に保つことが可能となる。
本考案に係る衣料品において、衣服の中間層の吸水部に、芳香剤を含む液体を吸収させておくこともできる。
かかる構成を採用すると、衣服の中間層に吸収された液体に含まれる芳香剤により、着用者の心身をリラックスさせ、着用者の健康の維持・回復に寄与することが可能となる。
本考案によれば、着用者の過剰発汗を抑制することにより、着用者の熱疲労を軽減させ熱射病を予防することができる衣料用冷却装置及び衣料品を提供することが可能となる。
本考案の実施形態に係る冷却シャツセット(衣料品)の構成図である。 本考案の実施形態に係る冷却シャツセットを構成する冷却シャツ(衣服)を構成する各層の説明図である。 図2に示す冷却シャツの構成を示すものであり、(A)は衣服の側面図、(B)は(A)のB部分の断面図である。 本考案の実施形態に係る衣料用冷却装置を内側(身体側)から見た場合の斜視図である。 図4に示す衣料用冷却装置を外側から見た場合の斜視図である。 図4に示す衣料用冷却装置の側面図である。 (A)は図4に示す衣料用冷却装置を構成する携帯型小型送風機の正面図であり、(B)はその裏面図である。 図7に示す携帯型小型送風機の使用状態を説明するための説明図である。 本考案の他の実施形態に係る衣料用冷却装置を説明するための説明図である。 本考案の他の実施形態に係る衣料用冷却装置を説明するための説明図である。 本考案の他の実施形態に係る衣料用冷却装置を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、本考案の実施形態について説明する。
最初に、本実施形態に係る冷却シャツセット(衣料品)1の構成について説明する。衣料品1は、図1に示すように、冷却機能を有するシャツ(冷却シャツ)10と、衣料用冷却装置20と、を備えている。衣料用冷却装置20は、本考案における第一の衣料用冷却装置に相当するものである。
冷却シャツ10は、図2及び図3に示すように、表層11及び裏層12の間に配置される中間層13を備えるものである。
冷却シャツ10の表層11は、通気性を有する材料で構成されており、中間層13の吸収部13aに吸収された水分を外部に蒸発させるという機能を果たすものである。本実施形態においては、水分の蒸発を促進させる目的で、速乾性を有する材料で冷却シャツ10の表層11を構成している。冷却シャツ10の表層11の背面には、衣料用冷却装置20を装着するための面ファスナ11aが取り付けられている。面ファスナ11aは、本考案における装着手段として機能するものである。
冷却シャツ10の裏層12は、水分を吸収した中間層13が着用者の肌に直接接触することを防ぐという機能を果たすものである。本実施形態においては、着心地を向上させる目的で、ポリエステル・ナイロン等の合成繊維や木綿・麻等の天然繊維を織り込んで形成したメッシュ素材で冷却シャツ10の裏層12を構成している。
冷却シャツ10の中間層13は、吸水性材料で構成された吸水部13aを有しており、この吸水部13aに水分を吸収させることにより着用者の身体を冷却するという機能を果たすものである。中間層13は、不織布、織布、紙等の種々の材料で構成することができる。吸水部13aは、水分を吸収して保持する吸水性樹脂等で構成することができる。吸水性樹脂としては、吸水性、保水性、吸湿性等の特性を有するポリアクリル酸系重合物や澱粉誘導体等の吸水性ポリマーを採用することができる。本実施形態においては、冷却シャツ10を着用する着用者の首、脇、背中を効果的に冷却する目的で、図2に示すように、中間層13の吸水部13aを襟部、脇部、背部上方等に配置している。
衣料用冷却装置20は、図4〜図6等に示すように、多数の通気孔21aを有する袋体21と、袋体21を冷却シャツ10に着脱可能に装着するための面ファスナ22と、袋体21の内部に外気を導入するための携帯型小型送風機23と、を有している。面ファスナ22は本考案における装着手段として機能するものである。
袋体21は、2枚の布地を重ね合わせて周囲を綴じることにより形成したものである。本実施形態においては、図1に示すように、平面視で矩形状を呈する袋体21を採用している。袋体21に設けられる通気孔21aは、袋体21の内部に導入された外気を冷却シャツ10側に排出するためのものであり、その個数、位置、径寸法は、袋体21の材料となる布地の厚さや携帯型小型送風機23の性能等に応じて適宜設定することができる。
袋体21の一辺には、携帯型小型送風機23を収納保持するための袋状の収納保持部24が取り付けられている。収納保持部24の端部には、面ファスナにより閉鎖可能な開口部24aが形成されており、開口部24aを介して携帯型小型送風機23を収納保持部24の内部に挿入することができるようになっている。また、収納保持部24には、空気取入用の円形孔24bが形成されており、円形孔24bを介して収納保持部24の内部に外気が導入されるようになっている。収納保持部24は袋体21と連通しており、収納保持部24の内部に導入された外気は、携帯型小型送風機23によって袋体21の内部へと送出される。
携帯型小型送風機23は、本考案における外気導入手段として機能するものであり、図7に示すように薄型の略直方体形状を呈している。携帯型小型送風機23は、正面から外気を取り込み上方に向けて送風を行うように機能する遠心ファン23aと、遠心ファン23aのオン・オフ操作を行うためのスイッチ23bと、を有している。遠心ファン23aは、図示されていないバッテリから電力の供給を受けて作動するように構成されている。
続いて、本実施形態に係る冷却シャツセット1の使用方法について説明する。
まず、使用者は、衣料用冷却装置20の袋体21に取り付けられた収納保持部24の開口部24aから携帯型小型送風機23を挿入し、面ファスナによって開口部24aを閉鎖することにより、携帯型小型送風機23を収納保持部24の内部に収納保持する。この際、携帯型小型送風機23の遠心ファン23aの外気取入口を、収納保持部24の円形孔24bから露出させるようにする。
次いで、使用者は、衣料用冷却装置20の袋体21の面ファスナ22と、冷却シャツ10の背面に取り付けられた面ファスナ11aと、を用いて、袋体21を冷却シャツ10の背面に装着する。この際、図1に示すように、収納保持部24を袋体21の下方に配置するようにし、収納保持部24に収納保持された携帯型小型送風機23から袋体21の内部に向けて上向きの送風が実現されるようにする。
続いて、使用者は、別途用意した除菌剤及び芳香剤を含む液体(除菌アロマ液)に冷却シャツ10を浸すことにより、冷却シャツ10の中間層13に設けられた吸水部13aに除菌アロマ液を吸収させる。そして、使用者は、このように除菌アロマ液を含む冷却シャツ10を着用すると同時に、携帯型小型送風機23のスイッチ23bをオン操作することにより袋体21の内部に外気を導入し、この導入された外気を袋体21の通気孔21aを介して冷却シャツ10側に排出させる。
長時間の着用により除菌アロマ液が蒸発して減少した場合には、冷却シャツ10を再度除菌アロマ液に浸して再使用することができる。冷却シャツ10の使用後は、携帯型小型送風機23のスイッチ23bをオフ操作し、冷却シャツ10及び衣料用冷却装置20を袋等に収納して一体的に持ち運んだり保存したりすることができる。
以上説明した実施形態に係る衣料用冷却装置20においては、面ファスナ11a・22により袋体21を冷却シャツ10に装着した状態において携帯型小型送風機23で袋体21の内部に外気を導入し、この導入した外気を袋体21の通気孔21aを介して冷却シャツ10側に排出することができるので、外気の流れにより冷却シャツ10を効果的に冷却することができる。
また、以上説明した実施形態に係る冷却シャツセット1においては、冷却シャツ10の中間層13の吸水部13aに液体が吸収されているので、かかる液体の冷気で使用者の身体を冷却することができる。さらに、中間層13の吸水部13aに吸収させた液体を、通気性を有する材料で構成された表層11を介して外部に蒸発させることができるので、水分蒸発に伴う気化作用により使用者の身体を一層冷却することができる。従って、炎天下で作業や運動を行う使用者の過剰発汗を抑制することができるので、使用者の熱疲労を軽減し熱射病の発生を予防することができる。
また、以上説明した実施形態に係る冷却シャツセット1においては、使用者の血管が集中する首や脇に対応する部分(冷却シャツ10の襟部や腋部)に吸水部13aが配置されているため、使用者の身体を効果的に冷却することが可能となる。
また、以上説明した実施形態に係る冷却シャツセット1においては、使用者が冷却シャツ10を着用したときに、メッシュ素材から構成される裏層12を使用者の皮膚に接触させることができ、水分を吸収した中間層13が使用者の肌に直接接触することを防ぐことができるため、使用者は良好な着心地を得ることが可能となる。
また、以上説明した実施形態に係る冷却シャツセット1においては、冷却シャツ10の中間層13に吸収された除菌アロマ液に含まれる抗菌剤により、冷却シャツ10に雑菌が繁殖することを抑制することができる。この結果、冷却シャツ10を清潔に保つことが可能となる。さらに、中間層13に吸収された除菌アロマ液に含まれる芳香剤により、使用者の心身をリラックスさせ、使用者の健康の維持・回復に寄与することが可能となる。
<変形例>
なお、以上説明した実施形態においては、衣料用冷却装置20を構成する袋体21の平面形状を略矩形状に設定した例を示したが、袋体の平面形状はこれに限られるものではない。例えば、図9に示すように、平面視で略かえで形状を呈する袋体21Aを採用することもできる。また、平面視で略円形状を呈する袋体21B(図10)を採用したり、平面視で略三角形状を呈する袋体21C(図11)を採用したりすることもできる。
また、以上説明した実施形態においては、袋体を有する衣料用冷却装置を例示したが、袋体に代えて、所定の平面形状(例えば略矩形状、略円形状、略三角形状、略かえで形状等)を呈するとともに通気孔を有する一枚の布部材を用いて衣料用冷却装置を構成することもできる。この場合には、布部材と、布部材を衣服(冷却シャツ等)に着脱可能に装着するための装着手段(面ファスナ等)と、装着手段により衣服に装着された布部材と衣服との間に形成される空間に外気を導入するための外気導入手段と、によって衣料用冷却装置を構成することができる。
この場合においても、外気導入手段としては前述したような遠心ファンを有する携帯型小型送風機を採用することができる。そして、携帯型小型送風機を収納保持するための収納保持部を布部材に取り付け、布部材を衣服に装着した状態において収納保持部を布部材の下方に配置し、収納保持部に収納保持された携帯型小型送風機から布部材と衣服との間に形成される空間に向けて上向きの送風を実現させることができる。
このような構成の衣料用冷却装置を採用すると、装着手段により布部材を衣服に装着した状態において外気導入手段で布部材と衣服との間に形成された空間に外気を導入することができるので、外気の流れにより衣服を効果的に冷却することができる。
また、以上説明した実施形態においては、外気導入手段として、遠心ファンを有する携帯型小型送風機を採用した例を示したが、遠心ファンに代えて、軸流ファン、斜流ファン、横断流ファン等を有する携帯型小型送風機を採用することもできる。また、ブロワ型送風機(圧縮比2未満)や圧縮機(圧縮比2以上)を外気導入手段として採用してもよい。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更を行うことができるのは勿論である。
1…冷却シャツセット(衣料品)
10…冷却シャツ(衣服)
11…表層
11a…面ファスナ(装着手段)
12…裏層
13…中間層
13a…吸水部
20…衣料用冷却装置
21・21A・21B・21C…袋体
21a…通気孔
22…面ファスナ(装着手段)
23…携帯型小型送風機(外気導入手段)
24…収納保持部

Claims (18)

  1. 所定の平面形状を呈するとともに通気孔を有する袋体と、
    前記袋体を衣服に着脱可能に装着するための装着手段と、
    前記袋体の内部に外気を導入するための外気導入手段と、を備え、
    前記装着手段により前記袋体が前記衣服に装着された状態において前記外気導入手段により前記袋体の内部に外気が導入され、この導入された外気が前記袋体の前記通気孔を介して前記衣服側に排出されるように構成されている、
    衣料用冷却装置。
  2. 前記外気導入手段は、携帯型小型送風機であり、
    前記袋体には、前記携帯型小型送風機を収納保持するための収納保持部が取り付けられ、
    前記袋体が前記衣服に装着された状態において前記収納保持部は前記袋体の下方に配置され、前記収納保持部に収納保持された前記携帯型小型送風機から前記袋体の内部に向けて上向きの送風が実現される、
    請求項1に記載の衣料用冷却装置。
  3. 前記袋体の平面形状は、略矩形状である、
    請求項1又は2に記載の衣料用冷却装置。
  4. 前記袋体の平面形状は、略円形状である、
    請求項1又は2に記載の衣料用冷却装置。
  5. 前記袋体の平面形状は、略三角形状である、
    請求項1又は2に記載の衣料用冷却装置。
  6. 前記袋体の平面形状は、略かえで形状である、
    請求項1又は2に記載の衣料用冷却装置。
  7. 所定の平面形状を呈するとともに通気孔を有する布部材と、
    前記布部材を衣服に着脱可能に装着するための装着手段と、
    前記装着手段により前記衣服に装着された前記布部材と前記衣服との間に形成される空間に外気を導入するための外気導入手段と、を備える、
    衣料用冷却装置。
  8. 前記外気導入手段は、携帯型小型送風機であり、
    前記布部材には、前記携帯型小型送風機を収納保持するための収納保持部が取り付けられ、
    前記布部材が前記衣服に装着された状態において前記収納保持部は前記布部材の下方に配置され、前記収納保持部に収納保持された前記携帯型小型送風機から前記布部材と前記衣服との間に形成される空間に向けて上向きの送風が実現される、
    請求項7に記載の衣料用冷却装置。
  9. 前記袋体の平面形状は、略矩形状である、
    請求項7又は8に記載の衣料用冷却装置。
  10. 前記袋体の平面形状は、略円形状である、
    請求項7又は8に記載の衣料用冷却装置。
  11. 前記袋体の平面形状は、略三角形状である、
    請求項7又は8に記載の衣料用冷却装置。
  12. 前記袋体の平面形状は、略かえで形状である、
    請求項7又は8に記載の衣料用冷却装置。
  13. 衣服と、請求項1から12の何れか一項に記載の衣料用冷却装置と、を備える、
    衣料品。
  14. 前記衣服は、表層及び裏層の間に配置される中間層を有し、前記中間層は、吸水性材料で構成された吸水部を有し、前記表層は、通気性を有する材料で構成されている、
    請求項13に記載の衣料品。
  15. 前記衣服は、着用者の上半身の肌に直接接触するものであり、前記中間層の前記吸水部は、前記衣服の襟部、肩部、脇部、背部の少なくとも何れか一つの部分に配置されている、
    請求項14に記載の衣料品。
  16. 前記衣服の前記裏層は、メッシュ素材で構成されている、
    請求項14又は15に記載の衣料品。
  17. 前記衣服の前記中間層の前記吸水部に、抗菌剤、除菌剤又は殺菌剤を含む液体が吸収されている、
    請求項14から16の何れか一項に記載の衣料品。
  18. 前記衣服の前記中間層の前記吸水部に、芳香剤を含む液体が吸収されている、
    請求項14から17の何れか一項に記載の衣料品。
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