JP3172197U - 温熱/冷却用パッド - Google Patents
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Abstract
【課題】人体の首などの容易に着脱でき、かつ、外れたりしにくい温熱/冷却用パッドを提供する。【解決手段】布地から縫製された長尺状の袋体10と、袋体10に収容された吸水性ポリマーを含むシート状の吸水体と、一部を切欠いたリング状をなし、硬質でかつ弾力性を有する枠体20とを備える。シート状の吸水体は布地とともに縫製され、布地及び/又は縫製孔を通じて吸水可能である。枠体20は袋体10の一表面に沿って枠体20の両端部がポケット部16に挿入された状態のように着脱自在に結合され、袋体10が被装着部に巻き付いた状態を保形する。【選択図】図1
Description
本考案は、温熱/冷却用パッド、特に、人体の首筋などを冷却、温熱するためのパッドに関する。
従来、人体の首筋などを冷却あるいは温熱するには、手ぬぐいやタオルに冷水又は温水を浸み込ませ、首筋などに巻き付けていた。身近なものを利用して手軽ではあるが、外れやすく、保形性に欠けていた。吸水性シートを用いた吸水パッドも種々提供、提案されているが、使い勝手が良好なものは存在していない。
特許文献1には、冷却体又は発熱体を収容し、首の後部に配置される収容部と、該収容部の両端に連続されるとともに、先端にいくにしたがって細くなるように構成され、首に巻き付けられる一対の巻付部とを備えた首用パッドが記載されている。特許文献2には、ワイシャツの襟又は帯状の形をした高吸収性ポリマースポンジ本体の長手方向片側短部にボタンを設け、もう一方の短部にはボタンホルダーを設け、硬く絞った状態で首に巻き、ボタンで固定するネックタイトが記載されている。しかし、これらの首用パッド、ネックタイトでは保形性が十分でなく、首への着脱が煩雑である。
本考案の目的は、取扱いが容易で保形性を備えて装着部分から外れにくい温熱/冷却用パッドを提供することにある。
以上の目的を達成するため、本考案の一形態である温熱/冷却用パッドは、
布地から縫製された長尺状の袋体と、
前記袋体に収容された吸水性ポリマーを含むシート状の吸水体と、
一部を切欠いたリング状をなし、硬質でかつ弾力性を有する枠体と、
を備え、
前記シート状の吸水体は前記布地とともに縫製され、布地及び/又は縫製孔を通じて吸水可能であり、
前記枠体は前記袋体の一表面に沿って着脱自在に結合され、前記袋体が被装着部に巻き付いた状態を保形すること、
を特徴とする。
布地から縫製された長尺状の袋体と、
前記袋体に収容された吸水性ポリマーを含むシート状の吸水体と、
一部を切欠いたリング状をなし、硬質でかつ弾力性を有する枠体と、
を備え、
前記シート状の吸水体は前記布地とともに縫製され、布地及び/又は縫製孔を通じて吸水可能であり、
前記枠体は前記袋体の一表面に沿って着脱自在に結合され、前記袋体が被装着部に巻き付いた状態を保形すること、
を特徴とする。
前記温熱/冷却用パッドにあっては、袋体に収容された吸水性ポリマーに温水や冷水を浸み込ませておけば、簡易な温熱/冷却効果を得ることができる。布地から縫製された長尺状の袋体と該袋体に収容されたシート状の吸水体は柔軟であり、保形性に欠ける。しかし、一部を切欠いたリング状をなし、硬質でかつ弾力性を有する枠体を長尺状の袋体に沿わせて結合させるため、枠体によって袋体に保形性が付与される。枠体を人体の首に巻き付く形状にしておけば、着脱は容易であり、かつ、簡単に外れることはない。
前記枠体を袋体に取り付ける構造は任意であり、袋体の両端部分に枠体のそれぞれの端部が挿入可能なポケット部を設けることが好ましく、それ以外の例えば凹凸部による嵌合方式であってもよい。
布地と吸水体とはステッチ縫合されていることが好ましい。ステッチ縫合の孔を通じて吸水体が効率的に吸水することができる。吸水体としては、吸水ポリマーを含む不織布を好適に用いることができる。
本考案によれば、保形性を備えおり、人体の首などに容易に着脱でき、かつ、外れたりしにくい温熱/冷却用パッドを得ることができる。
以下、本考案に係る温熱/冷却用パッドの実施例について、添付図面を参照して説明する。
本考案の一実施例である温熱/冷却用パッド1は、図1に示すように、表面布地及び裏面布地から縫製された長尺状の袋体10と、該袋体10に収容された吸水性ポリマーを含むシート状の吸水体15(図2参照)と、一部を切欠いたリング状をなし、硬質でかつ弾力性を有する枠体20とで構成されている。
吸水体15は表面布地及び裏面布地とともに縫製(好ましくは、ステッチ縫合)されている。ステッチ縫合された部分を点線11で示し、図2に示すように、袋体10はステッチ縫合によって長辺方向に五つ、短辺方向に四つの小部屋に分かれている。袋体10の表面であって両端部分には、枠体20を取り付けるためのポケット部16が縫合されている。
シート状吸水体15は吸水ポリマーを含む不織布を好適に用いることができる。吸水性ポリマーは従来よく知られた材料であり、不織布に含まれた状態で容易に入手することができる。但し、シート状吸水体15は不織布以外であってもよい。
枠体20は、ポリプロピレンなどの樹脂材からリング状に成形されたもので、両端部は前記ポケット部16に挿入しやすいように円弧状に丸められている。枠体20の両端部をポケット部16に挿入した状態を図3に示す。枠体20は弾力性を有するも硬質であるため、袋体10をリング状に保形する。
温熱/冷却用パッド1は水に浸すことで、布地自体やステッチ縫合されているミシン目の孔から水が内部の吸水ポリマーに浸透する。ミシン目の孔やステッチ糸がシート状吸水体15とも直接接しているので、水分の吸引効果が大きい。
このように水を含んだパッド1を、冷蔵庫などで冷却しておき、図4に示すように、人体の首筋に巻きつければ、冷却効果が発揮される。また、ミシン目の孔やステッチ糸から水分が気化する気化熱効果も相乗的に作用する。一方、パッド1を吸水状態で加熱しておけば、保温効果のある温熱パッド1として使用することができる。
つまり、温熱/冷却用パッド1は枠体20を備えているがゆえに保形性が良好であり、かつ、枠体20は弾力性を有するがゆえに首などに容易に着脱することができ、かつ、簡単に外れることはない。
前記パッド1は、袋体10の布地として不透水性布地を使用してもよい。不透水性布地であれば、肌や衣類を濡らすことなく使用できる。不透水性であっても気化熱効果を良好なものとするためには通気性を有することが好ましい。布地が不透水性であっても、吸水はミシン目やステッチ糸を通じて行うことができる。袋体10の表面は撥水処理が施されていることが好ましい。さらに、パッド1は全体的に抗菌、消臭又は防汚処理が施されていてもよい。
なお、本考案に係る温熱/冷却用パッドは前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
以上のように、本考案は、温熱/冷却用パッドに有用であり、特に、人体の首などに容易に着脱でき、かつ、外れたりしにくい点で優れている。
1…温熱/冷却用パッド
10…袋体
11…ステッチ縫合部
15…吸水体
16…ポケット部
20…枠体
10…袋体
11…ステッチ縫合部
15…吸水体
16…ポケット部
20…枠体
Claims (4)
- 布地から縫製された長尺状の袋体と、
前記袋体に収容された吸水性ポリマーを含むシート状の吸水体と、
一部を切欠いたリング状をなし、硬質でかつ弾力性を有する枠体と、
を備え、
前記シート状の吸水体は前記布地とともに縫製され、布地及び/又は縫製孔を通じて吸水可能であり、
前記枠体は前記袋体の一表面に沿って着脱自在に結合され、前記袋体が被装着部に巻き付いた状態を保形すること、
を特徴とする温熱/冷却用パッド。 - 前記袋体の両端部分に前記枠体の両端部が挿入可能なポケット部を設けたこと、を特徴とする請求項1に記載の温熱/冷却用パッド。
- 前記布地と前記吸水体とはステッチ縫合されていること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の温熱/冷却用パッド。
- 前記シート状の吸水体は吸水ポリマーを含む不織布であること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の温熱/冷却用パッド。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011005597U JP3172197U (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 温熱/冷却用パッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011005597U JP3172197U (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 温熱/冷却用パッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3172197U true JP3172197U (ja) | 2011-12-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011005597U Expired - Fee Related JP3172197U (ja) | 2011-09-26 | 2011-09-26 | 温熱/冷却用パッド |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4972236B1 (ja) * | 2012-01-27 | 2012-07-11 | 福徳産業株式会社 | 冷却用カラー |
JP2013116283A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | 冷却器具 |
-
2011
- 2011-09-26 JP JP2011005597U patent/JP3172197U/ja not_active Expired - Fee Related
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