JP3172860U - 中綴じ冊子 - Google Patents

中綴じ冊子 Download PDF

Info

Publication number
JP3172860U
JP3172860U JP2011006285U JP2011006285U JP3172860U JP 3172860 U JP3172860 U JP 3172860U JP 2011006285 U JP2011006285 U JP 2011006285U JP 2011006285 U JP2011006285 U JP 2011006285U JP 3172860 U JP3172860 U JP 3172860U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
saddle
perforation
booklet
perforations
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2011006285U
Other languages
English (en)
Inventor
道博 田中
Original Assignee
株式会社 新生社印刷
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 新生社印刷 filed Critical 株式会社 新生社印刷
Priority to JP2011006285U priority Critical patent/JP3172860U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3172860U publication Critical patent/JP3172860U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ミシン目に沿って正確かつ容易に分離でき、しかも意図せず分離し難い中綴じ冊子を提供する。
【解決手段】ノド12に対して対称で且つ一方の小口13から他方の小口13に至るミシン目14を略同一位置に有する複数の紙葉11が、ノド12のミシン目14で区画された各部分で綴じられた中綴じ冊子10である。ミシン目14は、2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目とからなる。紙葉11のミシン目14で区画される各部分には相互に関連する記事が掲載されており、読者は、それらを対比しつつ読むことができる。一方、中綴じ冊子10をミシン目14で分離した小冊子は、必要な記事のみが掲載されたコンパクトな小冊子であり携行に便利である。
【選択図】図1

Description

本考案は、中綴じ冊子に関する。
本の一部を分離容易とするために、ミシン目を設けることがある。該ミシン目は、特定ページの一部に印刷された葉書,クーポン等を切り離し易くするためにそれらの周囲に設けられるのが通例であるが、ミシン目を各ページに設けて上下に分離可能とした中綴じ冊子が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第5918905号
しかしながら、上記特許文献1には、適切なミシン目のピッチについては何ら開示されていない。ミシン目の強度が低過ぎると意図せず分離し易く、一方、ミシン目の強度が高過ぎると分離し辛く当該ミシン目以外の部分を誤って破断する原因ともなる。ミシン目の強度はそのピッチに大きく依存し、1枚の紙における両者の関係については経験的に多くの知見が得られているものの、該知見が複数の紙葉からなる中綴じ冊子に必ずしもそのまま適用できるとは限らない。
上記問題点に鑑み、本考案は、ミシン目の適切なピッチの範囲を定めることにより、意図せずし難く、ミシン目に沿って正確かつ容易に分離できる中綴じ冊子を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第一の考案は、
ノドに対して対称で且つ一方の小口から他方の小口に至るミシン目を略同一位置に有する複数の紙葉が、前記ノドの前記ミシン目で区画された各部分で綴じられた中綴じ冊子であって、
前記ミシン目が、2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目とからなる中綴じ冊子である。
第2の考案は、紙葉のミシン目で区画される各部分に、相互関連する記事が印刷されてなる、上記中綴じ冊子である。
第3の考案は、各紙葉が、互いに交わらない複数の前記ミシン目を有する、第1又は第2の考案の中綴じ冊子である。
第4の考案は、紙葉の厚さが64g/m以上127.9g/m以下であり、前記ミシン目が2mmの切り目と0.6mmの継ぎ目とからなる、第1乃至第3の考案の何れかの中綴じ冊子である。
第5の考案は、紙葉の厚さが157g/m以上209.3g/m以下であり、前記ミシン目が3mmの切り目と0.5mmの継ぎ目とからなる、第1乃至第3の考案の何れかの中綴じ冊子である。
本考案の中綴じ冊子は、ミシン目で分離されると、携行に適した背の低い複数の小冊子となる。ノドのミシン目で区画された各部分がそれぞれ綴じられているから、前記小冊子は、何れも中綴じされた状態で得られる。2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目からなるミシン目を採用したから、中綴じ冊子は、意図せず分離し難いし、ミシン目に沿って正確かつ容易に分離される。また、かかるミシン目は目立たず、読書の妨げにもならない。
第2の考案の中綴じ冊子は、ミシン目で区画される各部分に相互関連する記事が掲載された情報量の多い中綴じ冊子であり、分離後には必要な記事のみが掲載されコンパクトで携行に適した小冊子となる。従来であれば、斯様な中綴じ冊子及び小冊子の両者を製造する必要があったものを、1冊の中綴じ冊子として提供できるから、製造コストも低減される。
中綴じ冊子の例として、ミシン目で上下2冊に分離可能とされ、全ページを通して、2つの観光地の記事をそれぞれ上部及び下部に掲載したガイドブックが挙げられる。かかるガイドブックは、分離前には通常のガイドブックとして読むことができ、前記観光地の情報を集め、旅行の計画を立てるのに適する。前記観光地の少なくとも一方を旅行する時には、前記ガイドブックを上下分離したコンパクトな小冊子を衣服のポケットやバッグ等に入れて持ち運べるから、移動に便利である。近隣の観光地や友好都市に所在する複数の団体が、それら観光地又は都市を紹介するガイドブックを上梓する場合には、取材や出版に要するコストを分担してそれぞれの負担を軽減することができる。
また、例えば、資格試験の受験参考書,学習参考書等の参考書に本考案を適用し、各ページをミシン目で2つに区画した一方に本文を掲載すると共に、他方にその要点を掲載することができる。かかる参考書は、分離前には通常の参考書として利用でき、一旦学習を終えた後には、分離した要点部分のみを携行して電車,バス等の車中で復習に用いることができる。
更に他の例として、各ページをミシン目で2つに区画し、その一方に問題文、他方に解答をそれぞれ掲載した解答付き問題集が挙げられる。かかる解答付き問題集は、所望により問題集と解答集とに分離され、例えば、生徒と教師がそれぞれ問題集と解答集を保有することができる。
第3の考案の中綴じ冊子は、より背が低くコンパクトな3冊以上の小冊子に分離されるから、より携行に有利である。また、ミシン目で区画される各部に相互関連する記事を掲載することにより、より情報量の多い中綴じ冊子となる。
かかる中綴じ冊子として、互いに平行な3本のミシン目で区画される各部に、全ページを通して季節ごとの記事を掲載したガイドブックが例示される。かかるガイドブックは、分離前には四季の情報を比較しつつ旅行の計画を立てるのに適し、ガイドブック記載の地域を旅行する際には、その季節に適した記事のみが掲載された小冊子を分離して携行することができる。
ミシン目のピッチは紙葉の厚さに対して適切なものとし、薄い紙葉には相対的に高強度の分離し難いミシン目を設け、厚い紙葉には相対的に低強度の分離し易いミシン目を設けることが好ましい。第4又は第5の考案の中綴じ冊子は、意図しない分離をより確実に回避でき、より正確かつ容易に分離可能な中綴じ冊子である。
本考案の中綴じ冊子を示す斜視図である。 中綴じ冊子をミシン目で分離した状態を示す斜視図である。 本考案の中綴じ冊子を示す平面図である。 本考案の別の実施形態の中綴じ冊子を示す斜視図である。
以下に、本考案を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
本考案の中綴じ冊子10は、図1に示される様に、ノド12に対して対称で且つ一方の小口13から他方の小口13に至るミシン目14を略同一位置に有する複数の紙葉11が、前記ノド12の前記ミシン目14で区画された各部分で綴じられた中綴じ冊子である。前記ミシン目14は、2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目とからなる。尚、図中、ノド12を一点鎖線で、ミシン目14を二点鎖線で示す。
中綴じ冊子10を構成する紙葉11の種類は特に限定されないが、光沢紙,マット紙その他の洋紙が好適に用いられる。紙葉11の厚みは特に限定されないが、通常、64g/m以上209.3g/m以下とされる。各紙葉11は、互いに同一のサイズを有する矩形の紙葉であり、相互に重ねられると共に、中央のノド12でそれぞれ二つ折りされる。1冊の中綴じ冊子10を構成する紙葉11の枚数は、2枚以上であれば特に限定されない。
ミシン目14は、ノド12に対して対称で両小口13を連通するものであれば良く、その位置やノド12に対する角度は特に限定されない。図1に示される中綴じ冊子10は、ノド12に対して垂直な1本のミシン目14で2冊の小冊子20に分離可能であるが(図2参照)、ミシン目14は、必ずしもノド12と垂直に設けられることに限られない。また、ミシン目14は、各紙葉11に1本ずつ設けられることに限られず、2本以上設けられていても良い。2本以上のミシン目14を設ける場合には、図4に例示される様に、当該ミシン目14同士が相互に交わらない様にする。
ミシン目14は、適切な強度を達成するため、2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目とからなる。切り目が2mm未満であり、又は、継ぎ目が0.6mmを超える場合、ミシン目14の強度が高過ぎるため中綴じ冊子10は容易に分離されず、無理に分離しようと力を加えるとミシン目14以外の部分が破断する虞がある。一方、切り目が3mmを超え、又は、継ぎ目が0.5mm未満である場合、ミシン目14の強度が低過ぎるため、中綴じ冊子10が意図せず分離してしまう虞がある。この場合、ミシン目14が目立つため、該ミシン目14が読書の妨げとなる虞もある。
ミシン目14の強度をより適切なものとするため、ミシン目14の切り目及び継ぎ目は、紙葉11の厚さに適した長さとされることが好ましい。例えば、64g/m以上127.9g/m以下の紙葉11に対しては、通常、切り目を2mmとすると共に、継ぎ目を0.6mmとする。また、例えば、157g/m以上209.3g/m以下の紙葉11に対しては、通常、切り目を3mmとすると共に、継ぎ目を0.5mmとする。
各紙葉11のミシン目14で区画された各部分は中綴じされており、それによって、中綴じ冊子10が構成されている。前記各部分がそれぞれ綴じられているから、中綴じ冊子10をミシン目14で分離すると、何れも中綴じされた小冊子20が得られる。図1乃至図4においてはステープル15で中綴じされるものとして示すが、ミシン目14で区画された各部分が個別に綴じられていれば各紙葉11を綴じる手段は特に限定されず、例えば、無線綴じや糸綴じであっても良い。
各紙葉11の両面には文字16,写真17,イラスト18,地図19その他の記事が印刷され、それらの記事は、中綴じ冊子10をミシン目14で分離してもそれぞれ独立した小冊子20として利用可能な様にレイアウトされる。各紙葉には、ミシン目14を境として、相互に関連した記事が掲載される。
以下、実施例を示すが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1乃至図3に例示される中綴じ冊子10は、ノド12に対して対称で且つ一方の小口13から他方の小口13に至るミシン目14を略同一位置に有する複数の紙葉11が、前記ノド12の前記ミシン目14で区画された各部分で綴じられた中綴じ冊子である。前記ミシン目14は、2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目とからなる。
当該中綴じ冊子10は、A4サイズ16ページのガイドブックであって、8枚のA3サイズの紙葉11を有する。当該中綴じ冊子10には、図3に例示される様に、上下略中央に設けられたミシン目14を境として、上部には霧島、下部には指宿の記事がそれぞれ掲載されている。前記記事は文字16,写真17,イラスト18,及び地図19を含み、該地図19は、ミシン目14を境にそれぞれの地域の地図に分離可能である。したがって、中綴じ冊子10を分離しない状態では両地域の記事を対比しつつ読むことができ、中綴じ冊子10を分離すると、霧島及び指宿の何れか一方の記事のみが掲載された、コンパクトで携行に便利な2冊の小冊子20となる。
上記ガイドブックの作製手順は、以下の通りであった。まず、ミシン目14で分離されることを想定して記事のレイアウトを決定し、各ページの記事を印刷した。印刷にはA全判のマット紙(厚さ:81.4g/m)を用い、周囲に仕上げしろを設けた。その後、記事が印刷されたマット紙を、カット:2mm,ブランク:0.6mmのミシン刃を用い、ミシン機(Horizon PERFORATOR VP-66)でミシン目加工した。次いで、ミシン目加工されたマット紙を、紙折り機(HEIDELBERG Stahl folder)で8ページ折りし、折り丁を得た。該折り丁を16ページ丁合し、ステープル15で中綴じ製本し、更に仕上げ裁断して中綴じ冊子10を得た。丁合,中綴じ製本,及び仕上げ裁断の各工程には、中綴じライン(有限会社三光,100型)を利用した。
10 中綴じ冊子
11 紙葉
12 ノド
13 小口
14 ミシン目
15 ステープル
16 文字
17 写真
18 イラスト
19 地図
20 小冊子

Claims (5)

  1. ノドに対して対称で且つ一方の小口から他方の小口に至るミシン目を略同一位置に有する複数の紙葉が、前記ノドの前記ミシン目で区画された各部分で綴じられた中綴じ冊子であって、
    前記ミシン目が、2mm以上3mm以下の切り目と0.5mm以上0.6mm以下の継ぎ目とからなることを特徴とする中綴じ冊子。
  2. 紙葉のミシン目で区画される各部分に、相互関連する記事が印刷されてなることを特徴とする請求項1に記載の中綴じ冊子。
  3. 各紙葉に、互いに交わらない複数の前記ミシン目を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の中綴じ冊子。
  4. 紙葉の厚さが64g/m以上127.9g/m以下であり、前記ミシン目が2mmの切り目と0.6mmの継ぎ目とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の中綴じ冊子。
  5. 紙葉の厚さが157g/m以上209.3g/m以下であり、前記ミシン目が3mmの切り目と0.5mmの継ぎ目とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の中綴じ冊子。
JP2011006285U 2011-10-26 2011-10-26 中綴じ冊子 Expired - Lifetime JP3172860U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006285U JP3172860U (ja) 2011-10-26 2011-10-26 中綴じ冊子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006285U JP3172860U (ja) 2011-10-26 2011-10-26 中綴じ冊子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3172860U true JP3172860U (ja) 2012-01-12

Family

ID=48000174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011006285U Expired - Lifetime JP3172860U (ja) 2011-10-26 2011-10-26 中綴じ冊子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3172860U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020151264A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社ろこう 巡礼用集印方法、ならびにそれに用いられる札用紙およびそれを具備した札用紙組

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020151264A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 株式会社ろこう 巡礼用集印方法、ならびにそれに用いられる札用紙およびそれを具備した札用紙組

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9489871B2 (en) Built-in indicator flags
JP3172860U (ja) 中綴じ冊子
US6126202A (en) Book publishing kit for children
JP4742157B2 (ja) システム手帳
JP2014055046A (ja) 連続用紙の製造方法、連続用紙の製造装置及び連続用紙。
JP6431230B1 (ja) 暗記カード作成紙又は暗記カード
JP5095028B1 (ja) 冊子体
JP6094103B2 (ja) 冊子の製造方法、冊子及びそれに用いられる原紙
US20070278783A1 (en) Oversize page folding book
JP3114825U (ja) 折り畳み文書
JP6449611B2 (ja) 中綴じ冊子の製本方法
CN202046019U (zh) 一种四面全书
JP6534077B1 (ja) 暗記カード
JP3178942U (ja) 小冊子ペーパーブック
WO2021175345A2 (es) Método para la imposición de libros, revistas y similares en impresos para la industria de las artes gráficas
JP6376419B1 (ja) 行間隔揃えシート重ね
JPH07309080A (ja) 中綴じ冊子及びその製造方法
JPS6126064Y2 (ja)
JP2007190897A (ja) 小冊子及びその製造方法
JPS635900Y2 (ja)
JP6695621B2 (ja) 並製本または上製本
JPH0632378Y2 (ja) 小冊子
JP2023084634A (ja) 後処理装置及び冊子
JP3099325U (ja) 情報誌
JP2016010854A (ja) 冊子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3172860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141214

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term