JP3172777B2 - 原子発振器 - Google Patents

原子発振器

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JP3172777B2 JP12636892A JP12636892A JP3172777B2 JP 3172777 B2 JP3172777 B2 JP 3172777B2 JP 12636892 A JP12636892 A JP 12636892A JP 12636892 A JP12636892 A JP 12636892A JP 3172777 B2 JP3172777 B2 JP 3172777B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ金属原子の光
・マイクロ波二重共鳴現象を利用した原子発振器に係わ
り、特に、光・マイクロ波二重共鳴現象を生じるマイク
ロ波の電磁界強度を一定値に制御した原子発振器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ルビジウムやセシウム等のアルカリ金属
原子における光・マイクロ波二重共鳴現象を利用した原
子発振器は、小型、高性能の周波数標準器として、通
信、放送、航法、GPS衛星等の多岐分野に応用されて
いる。
【0003】例えばルビジウムガスを用いた原子発振器
は図5に示すように構成されている。すなわち、励起用
光源1から出力された例えばルビジウムランプ等の光2
は、ルビジウムガス3が封入されたガスセル4とこのガ
スセル4を取巻くマイクロ波キャビティ5とからなる光
・マイクロ波二重共鳴部6を透過して受光器7に入射す
る。そして、この光は受光器7によって光・マイクロ波
二重共鳴検出信号aに変換される。マイクロ波キャビテ
ィ5にはマイクロ波発生部8から出力されたマイクロ波
bが印加されている。
【0004】マイクロ波発生部8は、電圧制御水晶発振
器8aと周波数合成・逓倍器8bとで構成されている。
電圧制御水晶発振器8aは制御端子に印加されている制
御信号cの電圧に対応した周波数の信号を出力する。電
圧制御水晶発振器8aは例えば10MHz程度の信号を、
標準周波数信号として外部へ出力すると共に周波数合成
・逓倍器8bへ送出する。周波数合成・逓倍器8bは入
力した周波数を、逓倍すると共に、低周波発振器9から
出力される周波数fm の低周波信号dでもって僅かに周
波数変調する。そして、この周波数変調されたマイクロ
波bが前記マイクロ波キャビティ5へ印加される。
【0005】その結果、前記受光器7から出力される光
・マイクロ波二重共鳴検出信号aも周波数fm でもって
周波数変調される。この光・マイクロ波二重共鳴検出信
号aは増幅器10で増幅された後、同期検波回路11に
おいて周波数fm を有する前記低周波信号dでもって同
期検波される。同期検波回路11の出力信号eは次のサ
ーボ回路12へ入力される。サーボ回路12は同期検波
回路11の出力信号eが零になるようにマイクロ波発生
部8の電圧制御発振器8aへ制御信号cを帰還する。
【0006】この時、マイクロ波bが周波数fm でもっ
て周波数変調されていると、受光器7の出力信号aを増
幅し、周波数fm でもって同期検波することにより、図
6に示すような、二重共鳴スペクトルの微分波形が得ら
れる。したがって、マイクロ波周波数fをこの微分波形
のゼロクロス点(すなわち二重共鳴スペクトルのピーク
点)になるようにサーボ制御することにより、マイクロ
波周波数fを二重共鳴を生じる周波数f0 に一致させる
ことが可能である。よって、この時点における電圧制御
水晶発振器8aの出力周波数を、二重共鳴マイクロ波周
波数f0 と同じく、周波数安定度の高い標準周波数fS
として利用できる。
【0007】このような構成の原子発振器において、ガ
スセル4内おいて、光・マイクロ波二重共鳴現象を効率
的に生起させるためには、ガスセル4内に封入されたル
ビジウムガス3の蒸気圧を高める必要がある。また、ガ
スセル4内の温度が変化すると、光・マイクロ波二重共
鳴現象が生じるマイクロ波の周波数、すなわち二重共鳴
周波数f0 がシフトする温度シフト現象が発生する。
【0008】したがって、一般に、図5に示すように、
ヒータ13と温度制御器14を用いて、ガスセル4の外
側を囲むマイクロ波キャビティ5内の温度を50℃〜8
0℃の一定値に制御している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
原子発振器においては、マイクロ波キャビティ5内にお
けるマイクロ波電磁界の強度、すなわちマイクロ波の励
振電力の大きさによってガスセル4内における二重共鳴
マイクロ波周波数f0 がシフトする現象が生じることが
知られている。これはパワーシフトと呼ばれている。
【0010】図7はマイクロ波キャビティ5に印加され
るマイクロ波の励振電力PM を変化させた場合における
ガスセル4の二重共鳴マイクロ波周波数f0 の変化を示
す測定例である。図7からも理解できるように、マイク
ロ波の励振電力PM が変化すると、二重共鳴マイクロ波
周波数f0 も大きく変化する。その結果、この二重共鳴
マイクロ波周波数f0 に対応して決定されるマイクロ波
発生部8から外部へ出力される標準周波数fS が変動す
る懸念がある。
【0011】そこで、パワーシフトによる周波数安定度
の劣化を防止するには、マイクロ波の励振電力を一定に
制御する必要がある。しかし、実際にはマイクロ波発生
部8の周囲温度の変化等でマイクロ波bの出力レベルが
変動する。また、マイクロ波発生部8の出力レベルを一
定にするためのレベル制御回路を設けても、レベルを検
出するために、ダイオード検波器などを用いる必要があ
るので、そのダイオードの温度特性の影響を免れない。
【0012】このように、たとえ、ヒータ13と温度制
御器14を設けてマイクロ波キャビティ5内の温度を一
定に制御したり、レベル制御回路をマイクロ波発生部8
内に設けてマイクロ波の出力レベルを一定に制御しよう
としたとしても、実際のマイクロ波キャビティ5内にお
けるマイクロ波の電磁界強度が一定値を維持するとは限
らないので、パワーシフトが発生する懸念がある。よっ
て、この原子発振器によって得られる標準周波数fS
おける高い周波数安定度が得られない問題がある。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ガスセルを含むマイクロ波電磁界が発生す
る空間におけるマイクロ波電磁界を、その空間内で直接
検出することによって、当該空間におけるマイクロ波電
磁界を常に一定値に制御でき、たとえ周囲温度が変化し
たとしても、二重共鳴マイクロ波周波数におけるパワー
シフトの発生を極力防止でき、常に安定した標準周波数
を得ることかできる原子発振器を提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明は、励起用の光を出力する励起用光源と、ア
ルカリ金属原子のガスを封入したガスセルと、このガス
セルを含む空間にマイクロ波電磁界を発生させるマイク
ロ波発生部と、前記空間及びガスの温度を一定に制御す
る温度制御手段とを備え、ガスに光およびマイクロ波を
同時に作用させて、光・マイクロ波二重共鳴が生じる周
波数にマイクロ波の周波数を一致させる原子発振器にお
いて、温度制御された前記空間内にマイクロ波電磁界の
強度を検出する検出器を配設し、この検出器で検出され
た電磁界強度が一定になるように、マイクロ波発生部の
出力を制御するようにしている。
【0015】
【作用】このように構成された原子発振器においては、
励起用光源からの光とマイクロ波発生部からのマイクロ
波が同時に入射して光・マイクロ波二重共鳴が生起され
るガスセルを囲む空間内に、マイクロ波電磁界の強度を
検出する検出器が配設されている。
【0016】そして、この検出器で検出されたマイクロ
波電磁界の強度はマイクロ波制御手段へ入力される。こ
のマイクロ波制御手段は、検出された電磁界強度が一定
値になるように、マイクロ波発生部の出力を制御する。
【0017】このように、マイクロ波二重共鳴が生起さ
れるガスセルを囲む空間における電磁界強度を直接制御
しているので、たとえマイクロ波発生部の周囲温度が変
化しても、常に二重共鳴マイクロ周波数を一定値に制御
できる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の原子発振器の概略構成を示すブロッ
ク構成図である。なお、実施例の原子発振器はルビジウ
ムを用いた原子発振器である。また、図5に示す従来の
原子発振器と同一部分には同一符号が付してある。した
がって、重複する部分の詳細説明は省略されている。
【0019】例えばレーザ光源等からなる励起光源1か
ら出力されたレーザ光hは、ルビジウムガス3が封入し
たガスセル4とガスセル4を取り巻くマイクロ波キャビ
ティ5とからなる光・マイクロ波二重共鳴部6を透過し
て受光器7へ入射する。受光器7は、光・マイクロ波二
重共鳴部6のガスセル4を透過したレーザ光hを光・マ
イクロ波二重共鳴検出信号aに変換する。
【0020】光・マイクロ波二重共鳴部6は例えば図2
に示すように構成されている。両端閉塞の円筒体形状を
有したマイクロ波キャビティ5の一方の内面5aの中央
位置にレーザ光hが入射するための入射孔5bが穿設さ
れている。また、軸心に沿って、やはり円筒状の両端閉
塞のガラス管にルビジウムガス3を封入したガスセル4
が配設されている。
【0021】さらに、入射孔5bが穿設された内面5a
に、このマイクロ波キャビティ5内にマイクロ波電磁界
を発生させるためのアンテナループ15が取付けられて
いる。また、この内面5aにおけるアンテナループ15
の反対側位置には、このマイクロ波キャビティ5内にお
けるマイクロ波電磁界強度を検出するダイオード検波器
16が取付けられている。
【0022】具体的には、ダイオード検波器16の一端
は前記内面5aに接地され、他端は貫通コンデンサ17
を介してマイクロ波キャビティ5外へ導出されている。
なお、検出するマイクロ波の周波数が6.8GHz近傍に
おいては、ダイオードのパッケージ内のボンディングワ
イヤやリード線等がアンテナとして働き、貫通コンデン
サ17から十分マイクロ波電磁界強度を検出できる。逆
に、大きな検出用アンテナを取付けると、このアンテナ
の存在によって、マイクロ波キャビティ5内の電磁界が
乱れ、二重共鳴現象に悪影響を与える懸念がある。
【0023】マイクロ波発生部8は、図5に示した従来
の原子発振器と同様に、電圧制御水晶発振器8aと周波
数合成・逓倍器8bとで構成されている。電圧制御水晶
発振器8aは制御端子に印加されている制御信号cの電
圧に対応した周波数の信号を出力する。電圧制御水晶発
振器8aは例えば10MHz程度の信号を、標準周波数信
号として外部へ出力すると共に周波数合成・逓倍器8b
へ送出する。
【0024】周波数合成・逓倍器8bは入力した周波数
を逓倍して、前記光・マイクロ波二重共鳴部6における
二重共鳴マイクロ波周波数f0 近傍の約6.8GHzの周
波数fを有するマイクロ波iを発生する。また、周波数
合成・逓倍器8bはこのマイクロ波iを低周波発振器9
から出力される周波数fm の低周波信号dでもって僅か
に周波数変調する。マイクロ波発生部8から出力された
マイクロ波iは次のマイクロ波制御手段としてのレベル
制御回路18を介して図2に示すアンテナループ15に
印加される。
【0025】レベル制御回路18は例えば図3に示すよ
うに構成されている。ダイオード検波器16から出力さ
れたマイクロ波電磁界強度を示す検出信号jは増幅器1
8aで一定の増幅率で増幅されたのち、差動増幅器18
bの(+)側入力端子に入力される。差動増幅器18b
の(−)側入力端子には可変電圧源18cからの設定電
圧が入力されている。差動増幅器18bは検出信号jの
信号レベルの設定電圧からの偏差を示す偏差電圧信号k
を電圧制御可変減衰器18eの制御端子へ印加する。
【0026】電圧制御可変減衰器18eは、例えばPI
Nダイオード等を用いて構成され、偏差電圧信号kが0
になるようにマイクロ波iの信号レベルを制御する。よ
って、このレベル制御回路18は、マイクロ波キャビテ
ィ5内のマイクロ波電磁界強度を可変電圧源18cにて
設定された値に制御する。
【0027】一方、マイクロ波iは前記低周波信号dで
もって周波数変調されているので、受光器7から出力さ
れる光・マイクロ波二重共鳴検出信号aも周波数fm
もって周波数変調されている。この光・マイクロ波二重
共鳴検出信号aは増幅器10で増幅された後、同期検波
回路11において周波数fm を有する前記低周波信号d
でもって同期検波される。サーボ回路12は同期検波回
路11の出力信号eが零になるようにマイクロ波発生部
8の電圧制御発振器8aへ制御信号cを帰還する。
【0028】よって、マイクロ波発生部8から出力され
るマイクロ波の周波数fは二重共鳴が生じる周波数f0
に一致する。その結果、周波数合成・逓倍器8bにより
マイクロ波周波数fと一定の関係にある電圧制御水晶発
振器8aから出力される標準周波数信号の周波数fS
一定に保たれる。
【0029】このように構成された原子発振器において
は、励起用光源1からのレーザ光hとマイクロ波発生部
8からレベル制御回路18を経由したマイクロ波iが同
時に入射して光・マイクロ波二重共鳴が生起されるガス
セル4を囲むマイクロ波キャビティ5(空間)内に、マ
イクロ波電磁界の強度を検出するダイオード検波器16
が取付けられている。そして、このダイオード検波器1
6で検出されたマイクロ波電磁界の強度は検出信号jと
してレベル制御回路18へ入力される。このレベル制御
回路18は、検出されたマイクロ波電磁界強度が可変電
圧源18cで設定された最適値になるように、マイクロ
波発生部8の出力マイクロ波iを制御する。
【0030】このように、マイクロ波二重共鳴が生起さ
れるガスセル4を囲むマイクロ波キャビティ5内におけ
るマイクロ波電磁界強度を直接制御しているので、たと
えマイクロ波発生部8の周囲温度が変化しても、パワー
シフトの発生を未然に抑制でき、二重共鳴マイクロ周波
数f0 を常に一定値に制御できる。
【0031】したがって、この原子発振器にて得られる
標準周波数fS の周波数安定度を大幅に向上できる。
【0032】図4は本発明の他の実施例に係わる原子発
振器の概略構成を示すブロック図である。図1に示す実
施例と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の
詳細説明を省略する。
【0033】この実施例においては、サーキュレータ1
9が使用されている。また、マイクロ波キャビティ5内
には、従来の原子発振器と同様に、アンテナループ15
のみが取付けられている。そして、このアンテナループ
15は、マイクロ波電磁界の発生機能とマイクロ波電磁
界強度の検出機能とを兼用する。
【0034】マイクロ波発生部8からレベル制御回路1
8を介して出力されたマイクロ波iは、サーキュレータ
19の第1のポート19aから第2のポート19bを介
してマイクロ波キャビティ5内のアンテナループ15に
印加され、このマイクロ波キャビティ5内にマイクロ波
電磁界を発生させる。マイクロ波キャビティ5内に発生
したマイクロ波電磁界は再びアンテナループ15に起電
力を誘起させる。この起電力はサーキュレータ19の第
2のポート19bから第3のポート19cを介してダイ
オード検波器20へ入力される。
【0035】ダイオード検波器20はこの起電力を検波
して、マイクロ波電磁界の強度を示す検出信号mとして
レベル制御回路18の制御端子へ入力する。したがっ
て、レベル制御回路18は、図1に示した実施例と同様
に、検出信号mを用いて、サーキュレータ19を介して
マイクロ波キャビティ5へ印加されるマイクロ波iの信
号レベルを一定値に制御する。
【0036】光・マイクロ波二重共鳴部6は、ヒータ1
3と温度制御器14によって、一定温度に維持されてお
り、ダイオード検波器20もマイクロ波キャビティ5と
同様に一定温度に維持されている。したがって、この実
施例においても、図1の実施例と同様に周囲温度の影響
を受けることなく、マイクロ波キャビティ5内のマイク
ロ波電磁界の強度を一定に維持することが可能である。
【0037】よって、図1の実施例と同様に、パワーシ
フトの発生を抑制でき、出力される標準周波数fS の周
波数安定度を向上できる。
【0038】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。例えば、セシウム等の他のアルカリ
金属原子のガスを用いた原子発振器であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原子発振
器においては、ガスセルを含むマイクロ波電磁界が発生
する例えばマイクロ波キャビテイ等の空間におけるマイ
クロ波電磁界をその空間内において直接検出して、この
検出値でもってこの空間に印加されるマイクロ波の強度
を制御している。したがって、当該空間におけるマイク
ロ波電磁界を常に一定値に制御でき、たとえ周囲温度が
変化したとしても、二重共鳴マイクロ波周波数における
パワーシフトの発生を極力防止でき、この原子発振器か
ら出力される標準周波数における周波数安定度を大幅に
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる原子発振器の概略
構成を示すブロック図、
【図2】 同実施例における光・マイクロ波二重共鳴部
の構成を示す切欠斜視図、
【図3】 同実施例におけるレベル制御回路を示すブロ
ック図、
【図4】 本発明の他の実施例に係わる原子発振器の概
略構成を示すブロック図、
【図5】 従来の原子発振器の概略構成を示すブロック
図、
【図6】 同期検波回路の出力信号波形図、
【図7】 マイクロ波キャビティにおけるマイクロ波励
振電力と二重共鳴マイクロ波周波数との関係を示す図、
【符号の説明】
3…ルビジウムガス、4…ガスセル、5…マイクロ波キ
ャビティ、6…光・マイクロ波二重共鳴部、7…受光
器、8…マイクロ波発生部、8a…電圧制御水晶発振
器、8b…周波数合成・逓倍器、9…低周波発振器、1
0…増幅器、11…同期検波回路、12…サーボ回路、
13…ヒータ、14…温度制御器、15…アンテナルー
プ、16,20…ダイオード検波器、17…貫通コンデ
ンサ、18…レベル制御回路、19…サーキュレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/26 H01S 1/00 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起用の光を出力する励起用光源(1)
    と、アルカリ金属原子のガス(3) を封入したガスセル
    (4) と、このガスセルを含む空間(5) にマイクロ波電磁
    界を発生させるマイクロ波発生部(8) と、前記空間及び
    ガスの温度を一定に制御する温度制御手段(13,14) とを
    備え、前記ガスに前記光およびマイクロ波を同時に作用
    させて、光・マイクロ波二重共鳴が生じる周波数に前記
    マイクロ波の周波数を一致させる原子発振器において、 前記温度制御された空間内に配設され、前記マイクロ波
    電磁界の強度を検出する検出器(16)と、この検出器で検
    出された電磁界強度が一定になるように、前記マイクロ
    波発生部の出力を制御するマイクロ波制御手段(18)とを
    備えた原子発振器。
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