JP3172553B2 - 発色性記録材料 - Google Patents

発色性記録材料

Info

Publication number
JP3172553B2
JP3172553B2 JP25656991A JP25656991A JP3172553B2 JP 3172553 B2 JP3172553 B2 JP 3172553B2 JP 25656991 A JP25656991 A JP 25656991A JP 25656991 A JP25656991 A JP 25656991A JP 3172553 B2 JP3172553 B2 JP 3172553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
phenylenediamine
phenyl
coloring
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25656991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0561149A (ja
Inventor
浩二 川合
通雄 田中
照典 藤田
圭希 岸川
正利 二田原
浩昌 樽本
正人 河村
久也 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP25656991A priority Critical patent/JP3172553B2/ja
Priority to US07/947,788 priority patent/US5359457A/en
Publication of JPH0561149A publication Critical patent/JPH0561149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3172553B2 publication Critical patent/JP3172553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発色性記録材料に関し、
詳しくは、可視光線及び/又は近赤外線を用いた記録読
取り装置に有用である発色性記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】それ自体は殆ど無色であるが、化学反応
によつてある種の色を発現し得る色素前駆体(以下、発
色性染料という。)は、従来、それを発色させる顕色剤
と組み合わせ、発色性記録材料として、感熱感圧記録紙
等に広く実用化されている。しかし、近年、より高度な
情報処理の手段として、バーコードが広く用いられるに
至つており、このバーコードを読取る装置として、小
型、安価、長寿命等の利点から、半導体レーザーを利用
した装置が多用される傾向にある。そして、この半導体
レーザーは、近赤外領域の光を発するために、バーコー
ドを形成する色素は、そのような領域の光を吸収するも
のでなければならない。
【0003】しかしながら、従来、感熱感圧記録紙に一
般的に用いられているフルオラン系の発色性染料は、発
色反応によつて生成する色素が近赤外領域に実用的な吸
収をもたない。また、π電子共役系を延長した化合物に
よつて、近赤外領域に吸収をもたせる手法も採用されて
いるが、そのような化合物は分子量が大きく、その製造
が容易でないうえに、生成する色素が不安定であつて、
耐光性に乏しい。
【0004】そこで、近年、近赤外領域の光を吸収する
色素を形成する発色性染料として、従来のものとは構造
が大きく異なる化合物が種々提案されている。例えば、
特開昭62−181361号公報には、フェニレンジア
ミン誘導体又はナフチレンジアミン誘導体と酸性物質と
を含有する発色性記録材料が提案されているが、発色後
の経時変化が著しい。
【0005】更に、特開昭63−256486号公報に
は、フェニレンジアミン誘導体又はナフチレンジアミン
誘導体とキノイド型電子受容性化合物とを含む発色性記
録材料が提案されているが、本発明者らによれば、フェ
ニレンジアミン誘導体又はナフチレンジアミン誘導体と
キノイド型電子受容性化合物とを接触させても、実質的
な発色が起こらない場合が多く、実用化は容易でない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の発色性記録材料における問題を解決するためになさ
れたものであつて、発色操作直後に実用上十分な強度の
発色を与え、しかも、発色後に、可視から近赤外領域に
至る広い範囲に強い吸収を有する発色性記録材料を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による発色性記録
材料は、 (a) 一般式(I) A-NR1-X-NR2-B (式中、A及びBはそれぞれ独立に一価のアリール基を
示し、Xは二価のアリーレン基を示し、R1及びR2はそれ
ぞれ独立に水素、低級アルキル基、アリール基又はアラ
ルキル基を示す。)で表わされるジアミン誘導体(但
し、フルオラン化合物を除く)、 (b) キノイド型電子受容性化合物である酸化剤、及び (c) フェノール類、カルボン酸類、スルホン酸類及びフ
ェノール樹脂から選ばれる常温で固体の有機酸性物質
らなる三成分系であることを特徴とする。
【0008】即ち、本発明による発色性記録材料は上記
三成分、即ち、三つの要素からなり、これら要素が発色
操作によつて反応を起こし、可視から近赤外領域に至る
広い範囲に強い吸収を有するアミニウム塩を生成するの
で、可視光線及び/又は近赤外線を用いた記録読取り装
置に有用であるすぐれた発色性記録材料を与えることが
できる。本発明において用いるジアミン誘導体(以下、
単にジアミンという。)は、前記一般式(I)で表わさ
れ、ここに、A及びBは、それぞれ独立に一価のアリー
ル基を示し、かかるアリール基としては、例えば、フェ
ニル基やナフチル基等を好ましいものとして挙げること
ができる。Xは二価のアリーレン基であつて、かかるア
リーレン基としては、例えば、1,3−フェニレン基、1,
4−フェニレン基、2,6−ナフチレン基、1,4−ナフチ
レン基、1,5−ナフチレン基等を好ましいものとして挙
げることができる。
【0009】このようなアリール基及びアリーレン基
は、一種以上の置換基を芳香環上に有していてもよい。
このような置換基としては、例えば、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基、アルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、水酸基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アラ
ルキルオキシ基、アシル基、カルボキシル基、アルコキ
シカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アルキ
ル置換カルバモイル基、アリール置換カルバモイル基、
スルホン酸基、アルキルスルホニル基、アリールスルホ
ニル基、アミノ基、アルキル置換アミノ基、アリール置
換アミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基等を挙げるこ
とができる。複数の置換基を有するときは、それらは同
一でもよく、また、異なつていてもよい。
【0010】このような置換基のうち、ハロゲン原子と
しては、例えば、フツ素、塩素、臭素等を好ましいもの
として挙げることができる。アルキル基としては、炭素
数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状のものが好ましく、
例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、第2級ブチル
基、第3級ブチル基等を好ましいものとして挙げること
ができる。
【0011】アリール基としては、例えば、フェニル
基、トリル基等を好ましいものとして挙げることができ
る。アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェ
ネチル基等を好ましいものとして挙げることができる。
アルコキシ基は、炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖
状のアルキル基を有するものが好ましく、かかるアルコ
キシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n
−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、
イソブトキシ基、第2級ブトキシ基、第3級ブトキシ基
等を好ましいものとして挙げることができる。
【0012】アリールオキシ基としては、例えば、フェ
ノキシ基、メチルフェノキシ基、ナフトキシ基等を好ま
しいものとして挙げることができる。アラルキルオキシ
基としては、例えば、ベンジルオキシ基、フェネチルオ
キシ基等を好ましいものとして挙げることができる。ア
ルキル置換アミノ基は、炭素数1〜4の直鎖状若しくは
分岐鎖状のアルキル基によつてモノ−又はジ置換された
アミノ基が好ましく、かかるアルキル置換アミノ基とし
ては、例えば、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、n−プロピルアミノ
基、ジ−n−プロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、
ジ−n−ブチルアミノ基、イソプロピルアミノ基、イソ
ブチルアミノ基、第2級ブチルアミノ基、第3級ブチル
アミノ基等を好ましいものとして挙げることができる。
【0013】アリール置換アミノ基としては、例えば、
フェニル基、トリル基、ナフチル基等のアリール基にて
モノ−又はジ置換されたアミノ基が好ましく、かかるア
リール置換アミノ基としては、例えば、フェニルアミノ
基、ジフェニルアミノ基、トリルアミノ基、ナフチルア
ミノ基等を好ましいものとして挙げることができる。ア
シル基は、炭素数1〜5であつて、アルキル基が直鎖状
若しくは分岐鎖状の脂肪族アシル基や、炭素数7〜12
であつて、アリール基がアルキル基にて置換されていて
もよい芳香族アシル基が好ましい。かかるアシル基とし
ては、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、ベンゾ
イル基、トルオイル基、ナフトイル基等を好ましいもの
として挙げることができる。
【0014】アルコキシカルボニル基は、アルキル基が
炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状のものが好まし
く、このようなアルコキシカルボニル基としては、例え
ば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、第
2級ブトキシカルボニル基、第3級ブトキシカルボニル
基等を好ましいものとして挙げることができる。
【0015】アリールオキシカルボニル基としては、例
えば、フェノキシカルボニル基、メチルフェノキシカル
ボニル基、ナフトキシカルボニル基等を好ましいものと
して挙げることができる。アルキル置換カルバモイル基
は、炭素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル
基にてモノ−又はジ置換されたカルバモイル基が好まし
く、このようなアルキル置換カルバモイル基としては、
例えば、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基、エチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル基、
プロピルカルバモイル基、ジプロピルカルバモイル基、
イソプロピルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基、
ジブチルカルバモイル基、イソブチルカルバモイル基、
第2級ブチルカルバモイル基、第3級ブチルカルバモイ
ル基等を好ましいものとして挙げることができる。
【0016】アリール置換カルバモイル基は、例えば、
フェニル基、トリル基、ナフチル基等のようなアリール
基にてモノ−又はジ置換されたカルバモイル基が好まし
く、かかるアリール置換カルバモイル基としては、例え
ば、フェニルカルバモイル基、ジフェニルカルバモイル
基、トリルカルバモイル基、ナフチルカルバモイル基等
を好ましいものとして挙げることができる。
【0017】アルキルスルホニル基としては、例えば、
メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンス
ルホニル基、ブタンスルホニル基等を好ましいものとし
て挙げることができる。アリールスルホニル基として
は、例えば、ベンゼンスルホニル基、トルエンスルホニ
ル基、ナフタレンスルホニル基等を好ましいものとして
挙げることができる。
【0018】本発明においては、上述したような置換基
が前記一般式(I)で表わされるジアミン誘導体におい
て、アリール基A又はB上にあるとき、いずれの置換位
置にあつてもよいが、しかし、 NR1又はNR2に対してメ
タ位にあることが好ましい。このように、ジアミン誘導
体が NR1又はNR2 に対してメタ位に置換基を有すると
き、本発明に従つて得られる発色性記録材料が一般に地
肌かぶりが抑制される傾向にある。
【0019】更に、前記一般式(I)において、R1及び
R2はそれぞれ独立に水素、低級アルキル基、アリール基
又はアラルキル基を示す。これらの基の好ましいもの
も、前述したものと同じである。本発明によれば、R1
びR2が同時に水素原子でない場合、即ち、二つの窒素原
子の少なくとも一方が第3級アミノ基窒素である場合
は、R1及びR2が同時に水素原子である場合、即ち、二つ
の窒素原子が共に第2級アミノ基窒素である場合に比べ
て、得られる発色記録材料が一般に地肌かぶりが抑制さ
れる傾向にある。
【0020】本発明において用いる上述したようなジア
ミンとしては、例えば、N,N'−ジフェニル−o−フェニ
レンジアミン、N,N'−ジフェニル−m−フェニレンジア
ミン、N,N'−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,
N'−テトラフェニル−p−フェニレンジアミン、N−フ
ェニル−N−メチル−N'−フェニル−N'−メチル−p−
フェニレンジアミン、N−フェニル−N−ベンジル−N'
−フェニル−N'−ベンジル−p−フェニレンジアミン、
N−(4−ヒドロキシフェニル)−N'−フェニル−p−
フェニレンジアミン、N−(4−ヒドロキシフェニル)
−N'−フェニル−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジア
ミン、N−(3−メトキシフェニル)−N'−フェニル−
p−フェニレンジアミン、N−(4−メトキシフェニ
ル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−
(4−エトキシフェニル)−N'−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、N−(4−オクタデシルオキシフェニ
ル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−
(4−シアノフェニル)−N'−フェニル−p−フェニレ
ンジアミン、N−(4−ニトロフェニル)−N'−フェニ
ル−p−フェニレンジアミン、N−(4−クロロフェニ
ル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−p
−トリル−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N
−(3−クロロフェニル)−N'−p−トリル−p−フェ
ニレンジアミン、4'−(4"−アニリノフェニル)アミノ
アセトフェノン、4−(4'−アニリノフェニル)アミノ
ベンゼンスルホン酸、4−(4'−アニリノフェニル)ア
ミノ安息香酸、N−(4−ジメチルカルバモイルフェニ
ル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−
(4−アミノフェニル)−N'−フェニル−p−フェニレ
ンジアミン、N−(4−ジメチルアミノフェニル)−N'
−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ビス(4
−ジメチルアミノフェニル)−p−フェニレンジアミ
ン、N−(4−アミノフェニル)−N−フェニル−N'−
(4−アミノフェニル)−p−フェニレンジアミン、N
−(4−アニリノフェニル)−N'−フェニル−p−フェ
ニレンジアミン、N,N'−ビス(4−アニリノフェニル)
−p−フェニレンジアミン、N−(4−(3−メトキシ
フェニルアミノ)フェニル−N'−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、N−(2−メチル−4−メトキシフェニ
ル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン等を挙げ
ることができる。
【0021】また、N−(3−アミノフェニル)−N'−
フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(3−ヒドロ
キシフェニル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミ
ン、N−(3−ジメチルアミノフェニル)−N'−フェニ
ル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ビス(4−クロロ
フェニル)−p−フェニレンジアミン、N,N'−ビス(3
−クロロフェニル)−p−フェニレンジアミン、N,N'−
ビス(4−トリル)−p−フェニレンジアミン、N,N'−
ビス(3−トリル)−p−フェニレンジアミン、N,N'−
ビス(4−メトキシフェニル)−p−フェニレンジアミ
ン、N,N'−ビス(3−メトキシフェニル)−p−フェニ
レンジアミン、N,N'−ビス(3,5−ジメチルフェニル)
−p−フェニレンジアミン、N,N'−ビス(3,4−ジメチ
ルフェニル)−p−フェニレンジアミン、N−(3−ト
リル)−N'−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−
(3,5−ジメチルフェニル)−N'−フェニル−p−フェ
ニレンジアミン、N−(3,4−ジメチルフェニル)−N'
−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(3−ジメ
チルアミノフェニル)−N'−フェニル−N,N'−ジメチル
−p−フェニレンジアミン、N−(4−メトキシフェニ
ル)−N'−フェニル−N,N'−ジメチル−p−フェニレン
ジアミン、N−(3−メトキシフェニル)−N'−フェニ
ル−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N'−
ビス(4−クロロフェニル)−N,N'−ジメチル−p−フ
ェニレンジアミン、N,N'−ビス(3−クロロフェニル)
−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N'−ビ
ス(4−トリル)−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジ
アミン、N,N'−ビス(3−トリル)−N,N'−ジメチル−
p−フェニレンジアミン、N,N'−ビス(4−メトキシフ
ェニル)−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジアミン、
N,N'−ビス(3−メトキシフェニル)−N,N'−ジメチル
−p−フェニレンジアミン、N,N'−ビス(3,5−ジメチ
ルフェニル)−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジアミ
ン、N,N'−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N,N'−ジ
メチル−p−フェニレンジアミン、N−(3−トリル)
−N'−フェニル−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジア
ミン、N−(3,5−ジメチルフェニル)−N'−フェニル
−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N−(3,
4−ジメチルフェニル)−N'−フェニル−N,N'−ジメチ
ル−p−フェニレンジアミン、N−(4−クロロフェニ
ル)−N'−フェニル−N,N'−ジメチル−p−フェニレン
ジアミン、N,N'−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジ
アミン、N,N'−ジ−β−ナフチル−N,N'−ジメチル−p
−フェニレンジアミン等も、本発明におけるジアミン誘
導体の具体例として挙げることができる。
【0022】本発明において用いる酸化剤は、キノイド
型電子受容性化合物である
【0023】
【0024】本発明においては、酸化剤であるキノイド
型電子受容性化合物は、特に、MNDO−PM3分子軌
道法(J. J. P. Stewart, J. Comp. Chem., 10, 209; M
opacVer. 6.0)にて計算したLUMOのエネルギーレベ
ルが−2.80eVから−1.30eVの範囲にあるもの
好ましい。本発明において、ジアミンと酸化剤とのモル
比は、一般に、1:100から100:1の範囲であ
り、好ましくは1:20から20:1の範囲である。
【0025】また、本発明において、常温で固体の有機
酸性物質(以下、単に酸性物質という。)としては、フ
ェノール類、カルボン酸類、スルホン酸類及びフェノー
ル樹脂から選ばれるものが用いられる。カルボン酸のな
かかでは、特に、芳香族オキシカルボン酸を含む芳香族
カルボン酸が好ましく用いられる。また、本発明におい
ては、酸性物質は、pKa 値が11以下であるものが好ま
しく、なかでも、5以下であるものが好ましい。具体的
には、ナフトール、ビスフエノールA、ジクロロフェノ
ール、4,4'−スルホニルジフェノール、ニトロフェノー
ル、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、安息香酸、クロ
ロ安息香酸、ニトロ安息香酸、トルイル酸、ナフトエ
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、サリチル
酸、ケイ皮酸、ヒドロキシナフトエ酸、ベンゼンスルホ
ン酸、トルエンスルホン酸、フェニルフェノール−ホル
マリン樹脂、ブチルフェノール−アセチレン樹脂等を挙
げることができる。本発明においては、ジアミンと酸性
物質とのモル比は、一般に、1:100から100:1
の範囲であり、好ましくは1:20から20:1の範囲
である。
【0026】本発明においては、ジアミンは、単独に
て、又は2種以上を併用して、発色性記録材料に用いる
ことができる。
【0027】
【0028】本発明による発色性記録材料は、従来より
知られている方法によつて、感熱感圧記録材料とするこ
とができる。例えば、感熱記録材料として用いる場合、
前記ジアミン、酸化剤及び酸性物質を、必要に応じて併
用される添加剤、バインダーと共に適宜の溶媒中に分散
させ、これを紙のような基材上に塗布し、乾燥すればよ
い。塗布量は、一般に、乾燥重量にて1〜15g/m2
範囲である。上記バインダーとしては、例えば、ポリビ
ニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ポリア
クリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、イソブチ
レン−無水マレイン酸共重合体等の水溶性高分子のほ
か、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステ
ル等のラテツクス類を挙げることができる。
【0029】本発明によるかかる感熱記録材料は、必要
に応じて、添加剤として、増感剤、蛍光染料、顔料、粘
着防止剤等を含有していてもよい。増感剤としては、例
えば、ステアリン酸アミド、ベンズアミド、テレフタル
酸ジベンジル、ジフェニルカーボネート、1−ヒドロキ
シ−2−ナフトエ酸フェニル、1−ベンジルオキシナフ
タレン、4,4'−ジメトキシジフェニルスルホン等を挙げ
ることができる。蛍光染料としては、例えば、ジアミノ
スチルベン系、ベンツイミダゾール系、ベンジジン系、
イミダゾロン系、クマリン系等の化合物、顔料として
は、例えば、二酸化チタン、クレー、タルク、炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム、シリカ、ポリスチレン樹
脂、尿素−ホルマリン樹脂等、粘着防止剤としては、例
えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パ
ラフィンワックス等を挙げることができる。
【0030】また、感圧記録材料として用いるには、前
記ジアミン、酸化剤及び酸性物質のうちのいずれかの一
成分又は二成分をマイクロカプセル化し、これを前述し
たようなバインダーと共に紙のような基材上に塗布して
上葉紙とし、マイクロカプセル化しなかつた残余の成分
をバインダーと共に紙のような基材上に塗布して下葉紙
とすればよい。また、別の方法として、上記したような
マイクロカプセルとマイクロカプセル化しなかつた残余
の成分をバインダーと共に同じ紙面上に塗布してもよ
い。
【0031】マイクロカプセルを形成するための重合体
としては、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ尿素、ポリ
スチレン、スチレン−メタクリレート共重合体、尿素−
ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂等を挙げることが
できる。このような重合体は、界面重合法又は内部重合
法によつて生成させるのが好ましい。また、水溶性重合
体にてマイクロカプセルを形成させるには、種々のコア
セルベーション法によることができる。この方法におい
て、水溶性重合体としては、例えば、ゼラチン、アラビ
アゴム、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセル
ロース、ポリビニルベンゼンスルホン酸等を用いること
ができる。
【0032】このような方法によつて製造された発色性
記録材料は、記録層を保護する目的にて表面にオーバー
コート層を設けたり、表面を平滑化し、熱伝導効率を高
めるためにアンダーコート層を設けたり、また、ラベル
として使用できるように裏面に粘着層を設けたりするこ
とができる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。 実施例1〜及び比較例1〜3 ジアミン0.0132g、酸化剤0.0132g、ステアリ
ン酸アミド0.0264g、10重量%ポリビニルアルコ
ール水溶液0.066g及び水0.145gをボールミルに
て20時間処理して、分散液Aを得た。
【0034】別に、酸性物質0.5g、ステアリン酸亜鉛
0.3g、10重量%ポリビニルアルコール水溶液0.5g
及び水5.0gをボールミルにて20時間処理して、分散
液Bを得た。次いで、分散液Aに分散液B1.0gを加え
て塗布液とし、これをバーコーター(テスター産業
(株)製PI1210)を用いて上質紙に塗布し、風乾
した後、NECプリンター(PC−PR102TL)の
サーマルヘッドを用いてバーコードを印字させた。この
バーコードを半導体レーザー(780nm)バーコード
リーダー(Symbol Technologies, Inc. 製LS820
0)及びLED(660nm)バーコードリーダー(メ
カノシステムズ、Touch7-PC-M10)の両方で読取り試験を
行なつた。このうち、半導体レーザーバーコードリーダ
ーでの読取り試験の結果を表1に示す。
【0035】尚、上記において用いたジアミン、酸化剤
及び酸性物質は次のとおりである。ジアミン (1) N,N'−ジフェニル−p−フェニレンジアミン (2) N−(4−メトキシフェニル)−p−N'−フェニル
−p−フェニレンジアミン (3) N−(4−ニトロフェニル)−p−N'−フェニル−
p−フェニレンジアミン酸化剤(括弧内はMNDO−P
M3分子軌道法にて計算したLUMOのエネルギーレベ
ル(eV)を示す。) (a) N,N'−ジフェニル−p−キノンジイミン(−1.5
4) (b) N−(4−メトキシフェニル)−p−N'−フェニル
−p−キノンジイミン (c) クロラニル(−2.17) (d) ベンゾキノン(−1.71) (e) 2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノベンゾキノン(f) なし酸性物質 (イ) 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸 (ロ) クレー (ハ) なし
【0036】
【表1】
【0037】実施例1〜については、LEDバーコー
ドリーダーでの読取りも良好であつた。また、調製した
発色性記録材料を感熱紙発色試験装置(大倉電機製TH
−PMD)を用いて加熱発色させ、発色前後の反射率を
UV測定装置(島津製UV−3101)を用いて300
〜1300nmにおいて測定した。実施例1及び比較例
1の発色性記録材料について、発色前後の反射スペクト
ルをそれぞれ図1及び図2に示す。実線が発色前、破線
が発色後を示す。 実施例 N,N'−ジフェニル−p−フェニレンジアミン0.05g、
クロラニル0.0472g、1−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸0.2178g、ステアリン酸アミド0.20g、ステ
アリン酸亜鉛0.10g、10%ポリビニルアルコール水
溶液0.75g及び水1.75gを粉砕機にて10分間処理
して、塗布液を得た。
【0038】この塗布液をバーコーターを用いて上質紙
に塗布し、風乾して、バーコードを印字させた。このバ
ーコードは、半導体レーザーバーコードリーダー及びL
EDバーコードリーダーのいずれにても読取ることがで
きた。また、感熱紙発色試験装置を用いて加熱発色せ、
発色前後の反射率を測定した。図3に発色前後の反射ス
ペクトルを示す。 実施例 酸性物質として1−ナフトエ酸0.1993gを用いた以
外は、実施例と同様にして感熱紙を作製し、発色前後
の反射率を測定した。図4に発色前後の反射スペクトル
を示す。 実施例 酸性物質としてo−フタル酸0.1923gを用いた以外
は、実施例と同様にして感熱紙を作製し、発色前後の
反射率を測定した。図5に発色前後の反射スペクトルを
示す。 実施例10 酸性物質としてo−クロロ安息香酸0.1842gを用い
た以外は、実施例と同様にして感熱紙を作製し、発色
前後の反射率を測定した。図6に発色前後の反射スペク
トルを示す。 実施例11 酸化剤としてp−ベンゾキノン0.0207gを用いた以
外は、実施例と同様にして感熱紙を作製し、発色前後
の反射率を測定した。図7に発色前後の反射スペクトル
を示す。 実施例12 ジアミンとしてN−(4−クロロフェニル)−N'−フェ
ニル−p−フェニレンジアミン0.0566gを用いた以
外は、実施例と同様にして感熱紙を作製し、発色前後
の反射率を測定した。図8に発色前後の反射スペクトル
を示す。 実施例13 ジアミンとしてN−p−トリル−N'−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン0.0527gを用いた以外は、実施例
と同様にして感熱紙を作製し、発色前後の反射率を測
定した。図9に発色前後の反射スペクトルを示す。 実施例14 ジアミンとしてN−(3−メトキシフェニル)−N'−フ
ェニル−p−フェニレンジアミン0.0558gを用いた
以外は、実施例と同様にして感熱紙を作製し、発色前
後の反射率を測定した。図10に発色前後の反射スペク
トルを示す。 実施例15 N−(3−アミノフェニル)−N'−フェニル−p−フェ
ニレンジアミン0.0550g、クロラニル0.0246
g、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸0.1129g、ス
テアリン酸アミド0.05g、ステアリン酸亜鉛0.05
g、10%ポリビニルアルコール水溶液0.40g及び水
0.90gを粉砕機にて10分間処理して、塗布液を得
た。
【0039】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、実施例1〜と同様にし
て感熱紙発色試験装置を用いて加熱発色させた。図11
に発色前後の300〜1300nmにおける吸収曲線を
示す。実線が発色前、破線が発色後である。 実施例16 N,N'−ジメチル−N−(4−メトキシフェニル)−N'−
フェニル−p−フェニレンジアミン0.0636g、クロ
ラニル0.0246g、ビスフエノールA0.2730g、
ステアリン酸アミド0.05g、ステアリン酸亜鉛0.05
g、10%ポリビニルアルコール水溶液0.40g及び水
0.90gを粉砕機にて10分間処理して、塗布液を得
た。
【0040】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。図12に発色前後の吸収曲線を示
す。 実施例17 N,N'−ジフェニル−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジ
アミン0.0576g、クロラニル0.0246g、1−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸0.1129g、ステアリン酸
アミド0.05g、ステアリン酸亜鉛0.05g、10%ポ
リビニルアルコール水溶液0.40g及び水0.90gを粉
砕機にて10分間処理して、塗布液を得た。
【0041】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。図13に発色前後の吸収曲線を示
す。 実施例18 N,N'−ジフェニル−N,N'−ジメチル−p−フェニレンジ
アミン0.0576g、クロラニル0.0246g、ビスフ
エノールA0.2730g、ステアリン酸アミド0.05
g、ステアリン酸亜鉛0.05g、10%ポリビニルアル
コール水溶液0.40g及び水0.90gを粉砕機にて10
分間処理して、塗布液を得た。
【0042】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。図14に発色前後の吸収曲線を示
す。 実施例19 N,N'−ジメチル−N−(4−メトキシフェニル)−N'−
フェニル−p−フェニレンジアミン0.0636g、クロ
ラニル0.0246g、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
0.1129g、ステアリン酸アミド0.05g、ステアリ
ン酸亜鉛0.05g、10%ポリビニルアルコール水溶液
0.40g及び水0.90gを粉砕機にて10分間処理し
て、塗布液を得た。
【0043】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。図15に発色前後の吸収曲線を示
す。 実施例20 N,N'−ジメチル−N−(4−ヒドロキシフェニル)−N'
−フェニル−p−フェニレンジアミン0.0608g、ク
ロラニル0.0246g、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸0.1129g、ステアリン酸アミド0.05g、ステア
リン酸亜鉛0.05g、10%ポリビニルアルコール水溶
液0.40g及び水0.90gを粉砕機にて10分間処理し
て、塗布液を得た。
【0044】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。図16に発色前後の吸収曲線を示
す。 実施例21 N−フェニル−N'−(4−メトキシフェニル)−p−フ
ェニレンジアミン0.05g、p−ベンゾキノン0.047
2g、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸0.2178g、
ステアリン酸アミド0.20g、ステアリン酸亜鉛0.10
g、10%ポリビニルアルコール水溶液0.75g及び水
1.75gを粉砕機にて10分間処理して、塗布液を得
た。
【0045】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。780nmにおける発色前後の反
射率を測定したところ、地肌部では40%、発色部では
10%であつた。 実施例22 N,N'−ジフェニル−p−フェニレンジアミン0.05g、
アントラキノン(LUMOのエネルギーレベル−1.39
eV)0.04g、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸0.2
178g、ステアリン酸アミド0.20g、ステアリン酸
亜鉛0.10g、10%ポリビニルアルコール水溶液0.7
5g及び水1.75gを粉砕機にて10分間処理して、塗
布液を得た。
【0046】次に、この塗布液をバーコーターを用いて
上質紙に塗布し、風乾した後、感熱紙発色試験装置を用
いて加熱発色させた。780nmにおける発色前後の反
射率を測定したところ、地肌部では95%、発色部では
70%であつた。
【0047】
【0048】上記実施例8〜22において、NEC社プ
リンター(PC−PR102TL)のサーマルヘッドを
用いてバーコードを印字させた。これらのバーコード
は、半導体レーザーバーコードリーダー及びLEDバー
コードリーダーのいずれにても良好に読み取ることがで
きた。
【0049】
【発明の効果】本発明による発色性記録材料は、以上の
ように、発色操作直後に実用上十分な強度の発色を与
え、しかも、発色部が可視から近赤外領域に至る広い範
囲に強い吸収を有するので、近赤外領域で読取りを行な
う半導体レーザーを利用したバーコード読取り装置や可
視領域で読取る装置等、あらゆる波長での機器による情
報の読取りに有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、実施例1による発色性記録材料の発色前後
の反射スペクトルを示し、
【図2】は、比較例1による発色性記録材料の発色前後
の反射スペクトルを示す。
【図3】、
【図4】、
【図5】、
【図6】、
【図7】、
【図8】、
【図9】及び
【図10】は、それぞれ実施例7、8、9、10、1
1、12、13及び14の発色性記録材料の発色前後の
反射スペクトルを示す。
【図11】、
【図12】、
【図13】、
【図14】、
【図15】及び
【図16】は、それぞれ実施例1520による感熱紙
の発色前後の反射スペクトルであつて、実線が発色前、
破線が発色後を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸川 圭希 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 二田原 正利 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 樽本 浩昌 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 河村 正人 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 三木 久也 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−256486(JP,A) 特開 昭62−181361(JP,A) 特開 昭61−211079(JP,A) 特開 昭63−94880(JP,A) 特開 平4−115987(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/28 - 5/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 一般式(I) A-NR1-X-NR2-B (式中、A及びBはそれぞれ独立に一価のアリール基を
    示し、Xは二価のアリーレン基を示し、R1及びR2はそれ
    ぞれ独立に水素、低級アルキル基、アリール基又はアラ
    ルキル基を示す。)で表わされるジアミン誘導体(但
    し、フルオラン化合物を除く)、 (b) キノイド型電子受容性化合物である酸化剤、及び (c) フェノール類、カルボン酸類、スルホン酸類及びフ
    ェノール樹脂から選ばれる常温で固体の有機酸性物質
    らなる三成分系発色性記録材料。
  2. 【請求項2】キノイド型電子受容性化合物がMNDO−
    PM3分子軌道法にて計算したLUMOのエネルギーレ
    ベル−2.80〜−1.30eVを有することを特徴とする
    請求項1記載の発色性記録材料。
  3. 【請求項3】カルボン酸類が芳香族カルボン酸であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の発色性記録材料。
JP25656991A 1990-10-04 1991-10-03 発色性記録材料 Expired - Fee Related JP3172553B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25656991A JP3172553B2 (ja) 1990-10-04 1991-10-03 発色性記録材料
US07/947,788 US5359457A (en) 1991-10-03 1992-09-18 Wide-angle zoom lens system

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-268184 1990-10-04
JP26818490 1990-10-04
JP15427191 1991-06-26
JP3-154271 1991-06-26
JP25656991A JP3172553B2 (ja) 1990-10-04 1991-10-03 発色性記録材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0561149A JPH0561149A (ja) 1993-03-12
JP3172553B2 true JP3172553B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=27320633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25656991A Expired - Fee Related JP3172553B2 (ja) 1990-10-04 1991-10-03 発色性記録材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3172553B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3240017B2 (ja) * 1993-01-11 2001-12-17 ソニー株式会社 Mpeg信号記録方法およびmpeg信号再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0561149A (ja) 1993-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3739282B2 (ja) 新規発色剤および記録材料
JP2019534190A (ja) 感熱記録材料
JP2019534189A (ja) 感熱記録材料
JP3172553B2 (ja) 発色性記録材料
US5210065A (en) Color-forming recording material
JP3174792B2 (ja) 発色性記録材料
JP3124579B2 (ja) 発色性記録材料
JP3045176B2 (ja) 発色性記録材料
JP3045175B2 (ja) 発色性記録材料
JP2993781B2 (ja) 発色性記録材料
JP3040527B2 (ja) 発色性記録材料
JPH05270137A (ja) 発色性記録材料
JP3095449B2 (ja) 発色性記録材料
JP3526689B2 (ja) 感熱記録材料
JP2006104219A (ja) 新規なウレアウレタン化合物
KR101484413B1 (ko) 감열기록지용 우레아 현색제 조성물 및 이의 제조 방법
JPS62181361A (ja) 記録体
JP2924919B2 (ja) 発色性記録材料
JP2993780B2 (ja) 発色性記録材料
JPH0593982A (ja) 発色性記録材料
JPH06179287A (ja) 発色性記録材料
JPS62129357A (ja) 画像記録材料用無色染料
JPS63159384A (ja) フルオラン化合物およびそれを使用した発色性記録材料
JPH05331117A (ja) ジアルコキシフェニレンジアミン誘導体
JPH06312574A (ja) 発色性記録材料

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees