JPS63159384A - フルオラン化合物およびそれを使用した発色性記録材料 - Google Patents

フルオラン化合物およびそれを使用した発色性記録材料

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JPS63159384A
JPS63159384A JP61305430A JP30543086A JPS63159384A JP S63159384 A JPS63159384 A JP S63159384A JP 61305430 A JP61305430 A JP 61305430A JP 30543086 A JP30543086 A JP 30543086A JP S63159384 A JPS63159384 A JP S63159384A
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吉中 信二
Yutaka Onishi
豊 大西
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は顕色剤の作用によって発色し、その発色した色
素が可視部から近赤外部にかけての波長範囲の電磁波を
吸収する新規なフルオラン化合物およびそれを使用した
発色性記録材料に関する。
〔従来の技術〕
近時、エレクトロニクスおよび情報管理システム両者の
発展に関連して可視光線の長波長部分から近赤外部にか
けての波長の電磁波に感応する記録読み取り装置が多用
される趨勢にある。
それに伴ない、それ自体は無色乃至淡色であるが顕色剤
の作用によって発色し、その発色し九色素が前記のよう
な波長範囲の電磁波を吸収する発色性染料も提案されて
いるがいずれもフタライド系、チオフル第2ン系および
フルオレン系化合物に属するものである。
そこで本発明者等は顕色剤により発色し、その発色が可
視部から近赤外部にわたる波長範囲の電磁波を吸収する
フルオラン系の発色性染料として3位にオリゴアニリン
骨格置換基を有する化合物を特願昭60−126149
号および特願昭61−181224号にまた7位に(4
′−フェニルアミノ)フェニルアミノを置換基を有する
化合物を特願昭61−37506号として先に提案した
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら発色した色素が可視部から近赤外部にかけ
ての電磁波を吸収するフルオラン系の発色性染料および
それを含む記録材料についての要望が高い。
〔問題を解決するための手段〕
そこで本発明者等はフル第2ン系の発色性染料であって
前記要望を満す化合物をさらに探究した結果、本発明に
至った。
即ち、本発明は記録材料の発色性成分として有用な一般
式 (式中、R1、R,1およびR5はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子または低級アルキル基を表わし、R
2、R5、R6およびR7はそれぞれ独立に水素原子、
アルキル基、シクロアルキル基、フェニル基またはアラ
ルキル基を表わし、またR2とR3およびR6とR7は
それぞれ互いに結合して隣接する窒素原子と一緒になっ
てピロリジノ基またはピペリジノ基を形成してもよく、
但しR2とR3およびR6とR7は同時に水素原子にな
ることはない)で表わされる新規なフルオラン化合物を
提供することを目的とするものである。
また本発明は前記一般式で表わされる化合物を発色性成
分として含有し、その発色が可視部より近赤外部にかけ
ての電磁波を吸収する記録材料を提供することを第2の
目的とするものである。
近時、商品の流通管理の手段と[7てバーコードの利用
が盛んになって来た。
そして、そのマーヤングの読み取りに関しては、その装
置が安価であることから半導体レーザーを利用する読み
取り装置が多用される趨勢にある。そして子導体レーザ
ーは波長が650 nm以上の可視光線および近赤外線
を発するので、この装置で読み取られるマーキングはこ
の波長範囲の可視光線または近赤外線を吸収するもので
なければならない。
そこで、本発明はそのようなマーキングを形成するもの
として、前記の一般式(1)で表わされるフルオラン化
合物および該フルオラン化合物の1種または数種を発色
性成分として含有する発色性記録材料を提供するもので
ある。
一般式(1)で表わされるフルオラン化合物の置換基に
おいて、それらが低級アルキル基の場合は炭素原子数1
乃至5が好ましく、アルキル基の場合は炭素原子数1乃
至8が好ましく、シクロアルキル基の場合は炭素原子数
5または6が好ましい。また、フェニル基およびアルキ
ル基のベンゼン環はアルキル基、アルコキシ基およびハ
ロゲン原子で置換されていてもよい。
一般式(1)で表わされるフルオラン化合物の代表的具
体例としては、例えば 3−N−n−アミル−N−エチルアミノ−6−メチル−
7−[4’−(4’−フェニルアミノ)フェニルアミノ
コフェニルアミノフルオラン、3−N−)ジル−N−エ
チルアミノ−6−メチ#−7−[4’−(4“−フェニ
ルアミノ)フェニルアミノコフェニルアミノフルオラン
、3−ピロリジノ−7−(4’−(4″−フェニルアミ
ノ)フェニルアミノコフェニルアミノフル第2ン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−[4’−(4’−N
、N −’5メチルアミノ)フェニルアミノコフェニル
アミノフルオラン、 5− N、N−ジエチルアミノ−6−メチル−7−[4
’−(4’−N、N−ジメチルアミノ)フェニルアミノ
コフェニルアミノフルオラン、3− N、N−ジメチル
−7−[4’−(4N−N、N−ジブチルアミノ)フェ
ニルアミノコフェニルアミノフルオラン、 6−10リジノ−7−[4’−(4”−N−ブチル−N
−メチルアミノ)フェニルアミノコフェニルアミノフル
オラン、 3−N−トリル−N−メチル−7−[: 4’−(4’
−ピロリジノ)フェニルアミノコフェニルアミノフルオ
ラン、 3− N、N−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−[4
’−(4’□−N−フェニル−N−メチルアミン)フェ
ニルアミノコフェニルアミノフルオラン。
5−N−シクロヘキシル−N−メチル−7−(4’−(
4”−N、N−ジブチルアミノ)フェニルアミノコフェ
ニルアミノフル第2ン、 などが挙げられるが、これらには限定されるものではな
い。
一般式(1)で表わされるフルオラン化合物は、例えば
一般式 (式中、R4、R5、R6およびR7は前記と同じであ
り、RI3は水素原子、低級アルキル基またはアシル基
を表わす)で表わされるメタアミノフェノール誘導体と
式 (式中、R1、R2およびR3は前記と同じであり、R
9は水素原子またはアルキル基を表わす)で表わされる
安息香酸誘導体とをほぼ傳モル量で反応させることによ
って得られるが、その製造法はこれに限定されるもので
はない。
化合物(n)と化合物(III)の反応はフルオラン化
合物が製造される通常の方法に則して行なえばよく、例
えば硫酸中にて、0〜50℃の温度で数時間〜数10時
間反応を行う方法が挙げられる。
一般式(1)で表わされる本発明のフルオラン化合物を
発色するのに使用される顕色剤の代表的な例を次に挙げ
るがこれらの例に限定されるものではない。
その代表的顕色剤としては例えば酸性白土、活性白土、
アタパルジャイト、ベントナイト、コロイダルシリカ、
珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸
部、焼成カオリン。
タルクなどの無機酸性物質、しゆう酸、マレイン酸、酒
石酸、クエン酸、コノ・り酸、ステアリン酸などの脂肪
族カルボン酸、安息香酸sl’−tert−ブチル安息
香酸、4−ヒドロキシ安息香酸、フタル酸、フタ2ミン
酸、2.5,4.5−テトラクロロ−N、N−ジブチル
フタラミン酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル
酸、3−フェニルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリ
チル酸、5,5−ジーtart−ブチルサリチル酸、5
−メチル−5−ベンジルサリチル酸、3−フェニル−5
−(2,2−ジメチルベンジル)サリチル酸、5.5−
’;−(2−メチルベンジル)サリチル酸、2−ヒVロ
キシー1−ベンジルー3−ナフトエ酸危どの芳香族カル
ボン酸、これら芳香族カルボン酸と亜鉛、スズ、マグネ
シウム、カルシウム、アルミニウム、チタンなどのどと
i金aとの塩、p−フェニルフェノール−ホルマリン樹
脂、p−1+ルフエノールーアセチレン樹脂などのフェ
ノール樹脂系顕色剤、これらフェノール樹脂系顕色剤と
上記芳香族カルボン酸の金属塩との混合物、さらにビス
フェノールA、4.4’−セカンダリ−ブチリデンビス
フェノール、4.4’−シクロヘキシリデンビスフェノ
ール、2.2’−ジヒドロキシジフェニル、kフタメチ
レンービス(4−ヒドロキシベンゾエート)々どのビス
フェノール化合物、1,7−ジ(4−ヒト′ロキシフエ
ニルチオ’) −3,5−ジオキサヘプタンのような含
硫黄ビスフェノール化合物、4−ヒドロキシ安息香酸ベ
ンジル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキ
シ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸イソプロ
ピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシ
安息香酸イソブチル、4−ヒドロキシ安息香酸クロロベ
ンジル、4−ヒVロキシ安息香酸メチルベンジル、4−
ヒドロキシ安息香陣ジフェニルメチルなどの4−ヒドロ
キシ安息香酸エステル類、4−ヒドロキシ−4゛−メチ
ルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソゾ
ロホキシリアエニルスルホン、4−ヒrロキシー4’−
フトキシジフェニルスルホンなどのヒドロキシスルホン
類、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシ
フタル酸ジシクロヘキシル、4−ヒトルキシフタル酸ジ
フェニルなどの4−ヒドロキシフタル酸ジエステル類、
例えば2−ヒドロキシ−6−カルボキシナフタレンのよ
うなヒドロキシナフトエ酸のエステル類、あるいはヒド
ロキシアセトフェノン、p−フェニルフェノール、4−
ヒFロキシフェニル酢酸ベンジル、p−ベンジルフェノ
ール、ハイドロキノン−モノベンジルエーテルなど、さ
らに4− 二) a安息香酸、 2− クロロ−4−二
トロ安息香酸などのニトロ安息香酸誘導体および3−二
トロ(ンゼンスルホン酸、2−メチル−5−ニトロベン
ゼンスルホン酸などのニトロばンゼンスルホン酸誘導体
、これらニトロ基を置換基として有する芳香族酸類と亜
鉛、スズ、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、
チタンなどのごとき金属との塩、アンチピリン、ピリジ
ンなどとチオシアン酸亜鉛との錯体、トリブロモメチル
フェニルスルホ/、トリクロロメチルフェニルスルホン
、トリブロモメチル−p−クロロフェニルスルホンなど
の熱あるいは光によってハロケ゛ンラジカルを発生する
有機ハロゲン化合物などを挙げることができる。
また他の顕色剤としては電荷移動錯体形成可能な物質を
使用することも可能であり、そのような物質としては例
えばテトラクロロベンゾキノ/、テトラシアノベンゾキ
ノン、テトラシアノエチレン、9−)シアノメチレン−
2,4,7−トリニトロフルオレノンまたはキノジメタ
ン誘導体、例えばテトラシアノキノジメタン、テトラシ
アノナフトキノジメタン、テトラシアノアントラキノジ
メタンあるいはアントロン誘導体などがある。これらの
電荷移動錯体形成可能な物質により本発明のフルオラン
化合物は近赤外部の電磁波を極めて強く吸収する発色を
示す。
一般式(1)で表わされる本発明のフルオラン化合物は
既知のフルオラン化合物と全く同様の方法で発色性記録
材料に使用することができる。
発色性記録体としては感熱記録シートあるいは感圧複写
シートの他、例えば感熱転写記録、通電感熱記録、酸性
物質を含むトナーを現像剤として使用する電子写真、超
音波記録、感光性記録、電子線記録、捺印用材料、スタ
ンプインク、タイプライタ−リボンなどの記録体として
使用し得るものである。
この際、一般式(1)で表わされるフルオラン化金物は
単独で、あるいはそれらの数種を併用して発色性記録材
料に使用することは勿論であり。
また他種の発色性染料と共に発色性記録材料に使用して
もよい。
他種の発色性染料としては、可視部から近赤外部にわた
る電磁波を吸収する色素を形成する例えば前記のフルオ
レン系、フタライ−系マタはチオフルオラン系などの化
合物と併用してもよいし、さらには他の既知の発色性染
料例えばクリスタルバイオレットラクトン、ペンゾイル
リュウコメチレンブルー、2,3−ジメチル−7−(1
−オクチル−2−メチル−インドール−5−イル) −
7−(4−N、N−ジフェニルアミノフェニル) −5
,7−シヒドロフロ[3,4−b]ピラジン−5−オン
の如き青色発色性染料、5−ジニチルアミンー5−メチ
ル−7−ジベンジルアミノフルオラン、6−N−インブ
チル−エチルアミノ−7−フェニルアミノフルオランの
如き緑色発色性染料、6−ジエチルアミノ−6−メチル
ーフ−クロロフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−
6−クロロフルオランあるいは3.3−ビス−(1′−
オクチル−2′−メチルインドール−6゛−イル)フタ
リドの如き赤色発色性染料、あるいは5−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
N−メチル−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−N−メチル−n−プロ
ピルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−N−イソベアf−ルーエチル7ミ/ −6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルア
ミン−7−m−トリフルオロメチルフェニルアミノフル
オラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−クロロフェニ
ルアミノフルオラン、3−N−エチルトシイジノ−6−
メチルーフ−フェニルアミノフルオランなどの如き黒色
発色性染料などとも併用することができる。
一般式(1)で表わされる本発明のフルオラン化合物を
使用して感熱記録紙を製造する方法は、既知の発色性染
料の場合と同様であり、例えば特公昭39−27579
号、特公昭43−4160号、特公昭45−14059
号あるいは特開昭59−7087号公報などに記載され
ている方法に準じて製造することができる。
即ち、例えば一般式(1)で表わされる本発明のフルオ
ラン化合物またはそれと他の発色性染料との混合物の微
粒子および顕色剤酸性物質の微粒子を水溶性結合剤の水
溶液中に分散させた懸濁液を紙に塗布して乾燥すること
によって発色性の優れた感熱記録紙が得られる。そして
上記懸濁液中に増感剤を添加した場合には極めて高感度
の感熱記録紙を得ることができる。この懸濁液はさらに
填料、分散剤、発色画像安定化剤、酸化防止剤、減感剤
、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤などをも
含有させることができる。
一般式(1)で表わされる本発明のフルオラン化合物を
感圧複写紙に使用するには米国特許第2.54a365
号、同第2,54B、566号、同第2,800,45
7号、同第2,800,458号明細書、特開昭58−
112041号らるいは特開昭58−139758号公
報に記載されている方法に準じて感圧複写紙を製造する
ことができる。
感圧複写紙としては発色性染料の有機溶媒溶液を内包す
るマイクロカプセルを下面に塗布担持している上葉紙と
、顕色剤(酸性物質)を上面に塗布担持している下葉紙
とからなるユニット(さらに上面に顕色剤を担持し下面
にマイクロカプセルを担持している中葉紙もユニットの
中に加わり得る)でも、あるいはマイクロカプセルと顕
色剤とが同一の紙面に塗布されているいわゆるセルフコ
ンテント”’? −/ξ−であってもよい。
有機溶媒としては例えばジフェニルメタン系、アルキル
ナフタレン系あるいはアルキルトリフェニル系など、発
色性染料をよく溶解し、不活性で、不揮発性のものが用
いられる。
一般式(1)で表わされる本発明のフルオラン化合物を
熱転写に用いるには例えば特開昭58−212985号
、特開昭59−53185号、特開昭59−42995
号あるいは特開昭59−225986号公報に記載され
た方法に準じて用いることができ、通電記録紙に用いる
には例えば特開昭48−96157号、特開昭48−1
01935号あるいは特開昭49−11344号公報記
載の方法、また電子写真用として用いるには例えば特開
昭52−24530号あるいは特開昭52−56952
号公報記載の方法に準じて用いることができる。さらに
本発明のフルオラン化合物を感光性記録に用いるには例
えば特公昭38−24188号、特公昭45−1055
0号、特公昭49−45978号、特開昭50−801
20号、特開昭50−126228号、特開昭52−1
41633号あるいは特開昭54−147829号公報
記載の方法に準じて用いることができる。この場合エネ
ルギー線によってプロトン酸あるいはルイス酸を発生す
る酸前駆体としては例えば特開昭55−13780号公
報に記されている有機ハロゲン化合物(アミン系化合物
によって増感することもできる)、:)アゾニウム塩、
ヨードニウム塩などのほか、ジメチルフェナシルスルホ
ニウムへキサフルオロリン酸塩アルいハトリフェニルス
ルホニウムヘキサ7ルオロアンチモンi!ff1(V)
塩などのスルホニウム塩が用いられる。
また超音波記録に用いるにはフランス特許第2.120
,922号、電子線記録に用いるにはベルギー特許第7
.959.986号、静電記録て用いるには特公昭49
−3932号、感光性印刷材に用いるには特開昭48−
12104号公報記載の方法に準じて用いることができ
る。
これらの方法に従って製造された記録紙は必要に応じて
その表面に保簡層を設は不ことができ、また裏面に粘着
層を設けてラベルとし2ての使用を便利にすることもで
きる。
壕だこれらの方法に従って製造された記録体は前述した
バーコードに利用されるだけで危く、図番、文書などの
複写、帳票類の多重複写、電子計算機、ファクシミリ、
券買機、各種のカード、ラベルなどに利用され、またさ
らに高密度に入力された情報、あるいは例えば肉眼では
記録の情報がわからない偽造防止、複製防止、解錠装置
あるいはレーザーディスク等にも応用できその利用分野
は極めて広い。
次いで、実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1 (合成例) 氷水で約10℃に冷却している濃硫酸41.5f中に4
−メトキシ−2−メチル−4’−(4″−フェニルアミ
ノ)フェニルアミノジフェニルアミン(下記化合物(a
) ) 7. o yと2− (2’−ヒドロキシ−4
’−N−7ミルーN−エチルアミノベンゾイル)安息香
酸(下記化合物(1)) ) 6.3 Fとを加えて、
室温(約25℃)で24時間攪拌を続けた後、氷水50
〇−中に注加し反応生成物を析出させ戸数した。戸数し
た析出物を水洗し、水200−1苛性ソーダ2Ofおよ
びトルエン200―と共に攪拌しながら加熱還流を1時
間続けた。
熱時に分液して水層を除き、トルエン層を温水で十分に
洗浄した後、トルエンを留去して濃縮後、冷却して結晶
を析出させた。この結晶を戸別し、さらにトルエンを使
用して再結晶を行って、3−N−n−アミル−N−エチ
ルアミノ−6−メチル−7−C4’ −(4”−フェニ
ルアミノ)フェニルアミノコフェニルアミノフルオラン
(下記化合物(c))5.6rを融点129〜131℃
の灰白色結晶として得た。
実施例2 (合成例) 4−メトキシ−2−メチル−4’ −(4#−ジメチル
アミノ)フェニルアミノジフェニルアミン(下記化合物
(a))4.9Fと2− (2’−ヒドロキシ−4′−
ピロリジノベンゾイル)安息香酸(下記化合物(e) 
) 4.4’ fとを実施例1の合成方法に準じて反応
後処理および再結晶をして3−ピロリジノ−6−メチル
−7−[4’−(4“−ジメチルアミノ)フェニルアミ
ノ〕フェニルアミノフルオラ/(下記化合物(f)) 
4.1 fを融点269〜272℃の灰緑色結晶として
得た。
実施例 3 実施例1の化合物(a)と2− (2’−ヒドロキシ−
4’−N−)ジル−N−エチルアミノベンゾイル)安息
香酸とを、および実施例2の化合物(d)ト2− (2
’−ヒビロキ7−4゛−ジエチルアミノベンゾイル)安
息香酸とを、それぞれ実施例1の合成方法に準じて反応
、後処理および再結晶の代わりにカンムクロマトにより
分離することで、下記フルオラン化合物(ロ)および斡
)を得た。
(g)3−N−トリル−N−エチルアミノ−6−メチル
−7−(4’−(4’−フェニルアミノ)フェニルアミ
ノコフェニルアミノフルオラン(融点174〜175℃
、灰青色結晶)斡)3−N、N−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−[4’−(4”−ジメチルアミノ)フェニ
ルアミノコフェニルアミノフルオラン(融点237〜2
58℃、灰青色結晶) 実施例 4 4−メトキシ−4’−(4”−フェニルアミノ)フェニ
ルアミノジフェニルアミンと実施例2の化合物(6)と
を、実施例1の合成方法に準じて反応、後処理を行って
3−ピロリジノ−7−[4’−(4”−フェニルアミノ
)フェニルアミノコフェニルアミノフルオランを合成し
たが、トルエンを回収し、濃縮しても該フルオラン化合
物は析出せず結晶としては得られなかった。
この濃縮液にトルエンを加えて再度溶解し、クレイ下葉
紙およびレジン下葉紙(フェノール−ホルマリン樹脂)
に数滴滴下してトルエンを揮散させたところ、いずれも
青色〜青緑色に発色し、これらの色素は近赤外部の電磁
波に吸収を有していた。
実施例5 (感熱記録紙) 染料分散液(A−1) 実施例1で合成した化合物          14部
クレー                 23部i 
s z pvA水溶液             85
部水                       
  80部顕色剤分散液(B−1) ビスフェノールA                2
1部クレー                  16
部15%F’/A水溶液             8
3部水                      
  80部顕色剤分散献(B−2) 4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシ       
  21部ジフェニルスルホン クレー                 16部15
 Z PVA水溶液              85
部水                       
  80部顕色剤分散液(B−3) 4−ニトロ安息香酸亜鉛塩          21部
クレー                 16部15
%PTA水溶液             85部水 
                       80
部顕色剤分散1(B−4) サリチル酸亜鉛塩              21部
クレー                  16部1
5%PTA水溶液              83部
水                        
 80部顕色剤分散液(B−5) トリブロモメチルフェニルスルホン       7部
クレー                 30部15
 % PVA水溶液             83部
水                        
 80部(これらの混合割合は全て重量部を表わす)。
上記組成の液それぞれをガラスピーズ(径1〜1.5m
)150Fと共にポリエチト・ン瓶に入れ、密栓してR
ed Devil a g 、−sイントコンディショ
ナーにて、数時間摩砕して染料分散液A−1と顕色剤分
散液B−1、B−2、B−3、B−4およびB−5を得
た。次に染料分散液に対し顕色剤分散液の各々を1=2
の重量割合で混合して塗布液を製造した。
これら塗布液を白色原紙に塗布、乾燥して各々の感熱記
録紙1、II、 III、 IVおよびVを製造した。
感熱記録紙1. n、l、 IVおよびVについて乾熱
試験器(株式会社キシノ科学機械製)を用いて200℃
の温度で両面加熱して発色させた。これら記録紙の発色
した色はいずれも黒色であった。
これら感熱記録紙の発色部については反射吸収曲線(波
長400〜1300nm)と反射率(波長700.80
0.900および101000nを、未発色部について
は反射率(前記と同じ)を分光光度計(日立製作所製、
 U−3400型および付属の積分球)を用いて測定し
た。
これらの反射吸収曲線を図面に、反射率を次の第1表に
示した。
第1表 発色部 14.2 41.0 72.4  E18感熱
記録紙■ 未発色部 914 9a1 99,2 99
.1発色部 10.8 3a1 72.1 86.3感
熱記録紙■ 未発色部 91.0 96.5 96,8
 96.3発色部 12.23五9 61.4 76.
6感熱記録紙■ 未発色部 8五9 92.6 91.
9 87.7発色部 15.5 44.0 73.7 
86.7感熱記録紙V 未発色部 97.2 9a8 
9a1 97.7発色部 1五6 15.3 12.8
 1α3第1図から本発明のオリゴアニリン骨格を置換
基として有するフルオラン化合物が可視部から近赤外部
にかけての電磁波の吸収を有する(即ち、可視部から近
赤外部の反射率が低い)ことが明らかであシ、更にその
近赤外部にかけての電磁波の吸収波長域が顕色剤の種類
によって変化することが示されている。
更に第1表から本発明のフルオラン化合物はその発色が
鮮明であって、未発色部と発色部のコントラストが明確
であることが明らかである。
実施例6 (感熱記録紙) 染料分散液(A−2) 実施例2で合成した化合物          14部
クレー                 25部15
 % PVA水溶液             83部
水                       8
0部顕色剤分散液(B−6) テトラシアノキノジメタン          21部
クレー                 16部15
 cl、PVA水溶液             85
部水                       
  80部(これらの混合割合は重量部を表わす)。
上記組成の液を実施例5と同様に処理をして各々の分散
液を得た。染料分散液A−2と顕色剤分散液B−6とを
1:2の重量割合で混合して塗布液を製造した。
以下実施例5と同様に操作をして、この塗布液を使用し
感熱記録紙■を製造して発色させた。
この発色した色素は黒色であった。さらにこの感熱記録
紙■の発色部について反射率を測定したところ近赤外部
の電磁波に吸収を有していた。
その反射率の測定値を第2表に示した。
実施例 7 実施例3で合成したフルオラン化合物(g)および但)
について、それぞれのフルオラン化合物α14fをメノ
ウ製乳鉢で微粉砕して、ガラス製小瓶に移し、さらにク
レー0.21.15%PVA水溶液α851および水0
.8fを加えて、オートマチックミキサー(S−100
型、大洋科学工業株式会社製)を使用して、充分に分散
させて染料分散液を得た。さらに実施例5で使用した顕
色剤分散液B−24fを加えて塗布液を製造した。
以下実施例5と同様に操作をして、感熱記録紙■および
■を製造して発色させた。これらの発色した色素は赤黒
色および黒色であった。
さらにこれら感熱記録紙■および■の発色部について反
射率を測定したところ近赤外部の電磁波に吸収を有して
いた。その反射率の測定値を第2表に示した。
第2表 実施例6 感熱記録紙Vi   7.2  6.7  
7.8 14.2実施例7 感熱記録紙■ 25.4 
54.0 80.3 89.6〃  感熱記録紙■ 1
1.8 3a0 66.0 77.0実施例8 (感圧
複写紙) 実施例2で合成した化合物での2.Ofをフルキルジフ
ェニルメタン(日石化学株式会社「ハイゾール8A82
96J ) 25.orおよびジイソプロぜルナフタシ
ン(クレハ化学株式会社1’−xMc−115J)1a
Ofと混合加熱して溶解した(A液)。
他方スルホン酸変性ポリビニルアルコール(日本合成化
学工業株式会社[ゴーセノール(K8−50) )の1
0チ水溶液15.Of、エチレン−無水マレイン酸共重
合体(モンサンド社lfMA−61」)の10チ水溶液
7.5yおよび水34.0tR1を混合し、さらに尿素
2.51およびレゾルシンα252を加えて溶解した後
20餐苛性ソーダ水溶液を用いてpH五4に調整した(
B液)。
A液をB液に加えてホモミキサーを用いてエマルジョン
となし、次いで65%ホルマリン水溶液17.0.9を
加え、60〜65℃の温度で1時間攪拌を続けた。40
℃に冷却後28チアンモニア水を加えてpHを75に調
整してマイクロカプセルの分散液を得た。
この分散液27.09、小麦殿粉3.52.8%小麦殿
粉水溶液a52および水34.9−を混合して途布液を
製造した。
この塗布液をワイヤーパーN112を用いて白色原紙に
塗布、乾燥して感圧複写紙の上葉紙を作成した。
フェノールホルマリン樹脂を塗布、乾燥して作成した感
圧複写紙用下葉紙およびクレー下葉紙(富士写真フィル
ム社製)の塗布面のそれぞれに上記上葉紙の塗布面を重
ね2本のロールの間で加圧して発色させた。その結果、
両1葉紙の発色面は赤黒色および青黒色であり、近赤外
部の電磁波吸収を有し1いた。
〔発明の効果〕
以上の説明および各実施例の記載からも明らか表ように
、本発明の一般式(1)で表わされる7位にオリゴアニ
リン骨格’tffl換基として有するフルオラン化合物
は顕色剤の作用によって発色し、その発色した色素は可
視部から近赤外部にかけての電磁波を吸収するという秀
れた特性を有している。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、それぞれ異った顕色剤を用いて発色させた
感熱記録紙の加熱発色部の反射吸収曲線を表わす図であ
り1図中(1)は感熱記録紙Iの、(■)は感熱記録紙
Hの、(11I)は感熱記録紙■の、(■)は感熱記録
紙■の、(■)は感熱記録紙■の反射吸収曲線をそれぞ
れ示している。 特許出願人 新日1f化工株式会社 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_4およびR_5はそれぞれ独立に
    水素原子、ハロゲン原子または低級アルキル基を表わし
    、R_2、R_3、R_6およびR_7はそれぞれ独立
    に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、フェニル
    基またはアラルキル基を表わし、またR_2とR_5お
    よびR_6とR_7はそれぞれ互いに結合して隣接する
    窒素原子と一緒になつてピロリジノ基またはピペリジノ
    基を形成してもよく、但しR_2とR_3およびR_6
    とR_7は同時に水素原子になることはない)で表わさ
    れるフルオラン化合物。 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_4およびR_5はそれぞれ独立に
    水素原子、ハロゲン原子または低級アルキル基を表わし
    、R_2、R_3、R_6およびR_7はそれぞれ独立
    に水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、フェニル
    基またはアラルキル基を表わし、またR_2とR_3お
    よびR_6とR_7はそれぞれ互いに結合して隣接する
    窒素原子と一緒になつてピロリジノ基またはピペリジノ
    基を形成してもよく、但しR_2とR_3およびR_6
    とR_7は同時に水素原子になることはない)で表わさ
    れるフルオラン化合物の1種または数種を発色性成分と
    して含有する発色性記録材料。
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