JP3172458B2 - 無線機 - Google Patents

無線機

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JP3172458B2
JP3172458B2 JP29126296A JP29126296A JP3172458B2 JP 3172458 B2 JP3172458 B2 JP 3172458B2 JP 29126296 A JP29126296 A JP 29126296A JP 29126296 A JP29126296 A JP 29126296A JP 3172458 B2 JP3172458 B2 JP 3172458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機に関するも
ので、より具体的には、電源投入時等に発生するノイズ
を、音声出力しないようにするための装置を付加した無
線機に関する。
【0002】
【従来の技術】無線機では、電源に電池等を使用してい
る。そして、係る電池からなる単一電源からの電力供給
により、無線機内部の各種の電気回路を駆動するように
なっている。そして、スピーカーを駆動させるために
は、例えばパワーアンプの出力をスピーカーに直結し、
音声を出力するようにしている。さらに、使用中は、各
種のノイズ等が発生することがあり、そのノイズがその
ままスピーカーに伝わると、耳障りなノイズ音が出力さ
れることになり、使用者に不快感を与えるおそれがあ
る。そこで、通常係る無線機では、無線機に実装された
CPU側でノイズ発生を検知すると、スピーカー出力を
オフにするといったミュート機能を設け、使用感の向上
を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したミュート機能
を稼働させるためには、前提としてCPU等が正常に動
作している必要がある。そして、電源投入直後の過渡期
では、CPUが動作するための電源電圧が供給されるま
でになるまで一定のタイムラグが生じる。一方、スピー
カーは電源投入直後(CPUが正常動作開始する前)か
ら音声出力可能状態になる。
【0004】その結果、電源投入の際にパワーアンプか
らノイズが発生すると、CPUによるミュート機能が働
かず、そのノイズ(異常音)がスピーカーを介して出力
されてしまい、使用者に不快感を与えてしまうおそれが
ある。
【0005】ところで、従来は電源スイッチとして、ロ
ータリー式のスイッチやトグルスイッチに代表されるよ
うに、スイッチの切替時にクリック音が発生するととも
に一度で確実に電源が投入できるものを用いていた。す
ると、電源投入時に発生するノイズは一度だけでありま
た、同時にクリック音も発生することから実用上あまり
問題にする必要がなかった。
【0006】しかし、最近のスイッチは、フェザータッ
チのプッシュ式が用いられ、係るスイッチは、スイッチ
を押し下げている間、回路に電源を供給し回路自体が電
源を保持し、スイッチが離された後も電源をオン状態に
するように構成されているため、スイッチが不安定な操
作によりオン,オフを繰り返すようなことがあると電源
投入時のノイズが連続して発生し、しかもクリック音が
無いこともあって、係るノイズが目立ってしまい、使用
者にとって耳障りな音となり、使用感が低下するおそれ
がある。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、電源投入直後でミュート機能が稼働していないとき
であってもノイズ音を出力するのを抑制することがで
き、使用者に耳障りな音を聞かせることがないようにし
て使い勝手・使用感が良くなり、しかも係る効果を簡単
な構成で実現することのでき、また、通常の使用状況に
おいては確実にアンプの出力を音声出力手段側へ伝達可
能(ミュート機能が働かないとき)とする無線機を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る無線機では、音声信号増幅用のアン
プと、そのアンプの出力を外部に出力する音声出力手段
とを備えた無線機を前提とし、前記アンプと音声出力手
段との間に直列に開閉制御装置を設けた。そして、その
開閉制御装置は、電源投入直後から所定期間を開状態と
なり、前記アンプの出力から音声出力手段への伝達を遮
断するような構成を前提とした。
【0009】ここで、所定期間とは、例えばタイマなど
により計測される固定の時間でも良く、或いはミュート
機能が動作可能となるというように無線機の動作状況に
応じた可変の時間でも良い。また、音声出力手段とは、
スピーカーのように直接音声が出力されるものはもちろ
んのこと、イヤホンジャックのように最終的に可聴とな
る信号を出力する端子も含む。
【0010】係る構成にすると、電源投入から一定期間
は、開閉制御装置が開状態となっているので、物理的に
音声出力のための信号ラインが遮断されるため、たとえ
電源投入時にアンプなどからノイズが発生したとして
も、係るノイズに基づく不快な音は外部に出力されるこ
とはない。よって、使用者は耳障りな音を聞くおそれが
可及的に減少され、使い勝手の良い無線機となる。
【0011】そして、上記した前提のもので、前記開閉
制御装置を前記アンプの出力と前記音声出力手段との間
に介在されたFETと、FETのオン/オフを制御する
制御手段と、前記制御手段によりFETがオンになった
際に、そのオン状態を保持する保持手段とを備えて構成
した。さらに、前記保持手段としては、前記FETと前
記音声出力手段との間に直流成分カット用のコンデンサ
を設けるとともに、そのコンデンサと前記音声出力手段
との間の任意位置の電圧を前記FETのゲート電圧とし
て印加するように構成した
【0012】すなわち、FETがオン(スイッチが閉)
状態を維持するためには、FETのソースに与えられる
電圧よりもゲート電圧が小さくなっている必要がある。
そして、ソースに加わる電圧は、音声信号であるので、
電源電圧からグランド(0V)レベルの範囲内で振れる
ため、瞬時値が0V付近になることがある。その場合で
もFETをオン状態にし続けるためには、ゲート電圧に
マイナスバイアスを印加する必要がある。一方、携帯用
無線機の場合には、小型・軽量化を図る必要があり、電
源電池は、係る小型・軽量化を阻害する一因ともなって
いるので、マイナスバイアス用の電源を別途設けること
は実用に供し得ない。また、設置タイプの無線機も、小
型・軽量化を図る必要があり、FETのオン状態を保持
するための電源を別途設けるのは、部品点数の増加を招
き、小型化を疎外する。
【0013】そこで本発明では、FETのドレイン側に
直流成分カット用のコンデンサを設けたため、ドレイン
側に出現する交流信号(ソース側に与えられる信号と同
じ)は、プラス側で信号を振らす必要からオフセットを
とり一定の直流成分が重畳されているので、係る直流成
分をコンデンサを通過させることにより除去する。する
と、得られた信号は、ソース側の交流信号から重畳され
ていた直流成分が除去され、グランドを基準に振動する
信号となる。しかも、係る2つの信号(直流成分の除去
前後の信号)は、同期がとれており、直流成分の電位差
がある。その結果、FETのゲート電圧は、ソースに加
わる電圧よりも直流成分の電位差分だけ常に低い電圧と
なる(仮にソースに与えられる信号が0Vに近い場合に
は、ゲート電圧はマイナスとなる)ので、FETはソー
スに与えられる信号の瞬時値のレベルに関係なくオン状
態を保持する。
【0014】しかも、そのFETのゲートに印加する電
圧は、ドレインから出力される信号に基づいて生成して
いるため、別途マイナスバイアス用の電源を設ける必要
がなく、通常の電気回路を駆動させるための単一の電源
で済む。よって、装置も大型化せず、重量もあまり増さ
ない。
【0015】なお、直流成分カット用のコンデンサは、
本発明の装置のために設けても良いが、通常スピーカー
の直前には係る直流成分カット用のコンデンサが実装さ
れているので、係るスピーカーのためのコンデンサと本
発明のFETのゲートバイアス生成用のコンデンサとを
兼用させてももちろん良い。
【0016】また、前記制御手段としては、電源投入時
にFETがオフ(スイッチが開)になり、所定時間経過
後にオンになるようになっていれば各種の構造のものを
使用できるが、一例を示すと、2段接続したトランジス
タで構成することができる。すなわち、ゲートに接続さ
れ、電源電圧に対して導通/開放制御する第1トランジ
スタ(Q1)と、前記第1トランジスタのベース電圧を
制御する第2トランジスタ(Q2)とを備える。そし
て、前記第2トランジスタは、電源投入時には、電源電
圧に基づく電圧がベースに印加されてオンになり、電源
投入後一定の条件で発せられる制御信号に基づいて前記
ベースがアースに落ちてオフになるように構成した。実
験の結果、係る構成が最も安定動作することが確認され
た。そして、この構成が実施の形態にて詳しく説明して
いる。
【0017】さらに、上記制御手段において規定する制
御信号は、無線機に実装されるミュート機能が動作可能
になったことを検知し、発せられるものである(実施の
形態ではCPUから発せられる)ようにすることができ
る。係る構成にすると、ミュート機能が正常に動作する
前は、開閉制御装置が開いていて確実にアンプ側からの
音声出力を遮断し、一方、ミュート機能が動作可能状態
になったならば、開閉制御装置が閉じて音声出力を可能
とする。なお、その後ノイズ等が発生した場合には、本
来のミュート機能が発揮し、ミュートをかけることにな
り、ノイズが音声出力されることがなくなる。このよう
にすることにより、ミュート機能が正常に動作した後は
遅滞なく音声出力可能にし、音声出力ができない無駄時
間を可及的に短くすることができるようになる。
【0018】また、上記した各種の構成において前記F
ETのソース−ドレイン間に、バイパス抵抗を接続し、
前記FETがオフの時に、前記バイパス抵抗を介して微
小電流を流すようにしてもよい。このようにすると、電
源投入直後のFETがオフの時にもバイパス抵抗を介し
てコンデンサに充電されるので、FETがオンに切り替
わったときに、コンデンサに突入電流が流れてノイズが
発生するのを可及的に抑制する。そして、FETがオン
になった後は、抵抗の小さいFET側を流れるため、バ
イパス抵抗を設けることによる損失はほとんどない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示すように、音声出力信号
(AF)がパワーアンプ1に入力され、そこにおいて増
幅処理された信号が本発明の要部となる開閉制御装置3
を介してスピーカー4へ与えられ、音声出力されるよう
になっている。また、スピーカー4と並列にイヤホーン
用のジャック5も設けられている。そして、パワーアン
プ1には電源電圧VDDが与えられるようになっており、
この電源電圧VDDは、本例は携帯用無線機に適用した例
を示しているので、図示省略の電池から供給されるよう
になっており、本例では4.8V印加されるように設定
している。
【0020】ここで本発明では、従来であれば、パワー
アンプ1の出力をスピーカー4に直結していたのに対し
(直流成分除去用のコンデンサC1はあった)、上記し
たように係る信号ラインに直列に開閉制御装置3を挿入
配置したのが特徴の1つである。そして、後述する制御
機構により、電源投入時(直後)から一定時間はその開
閉制御装置3は開状態となり、パワーアンプ1の出力が
スピーカー4側に伝達するのを遮断し、一定時間経過後
は閉状態となりパワーアンプ1の出力がスピーカー4を
介して出力されるようにしている。
【0021】次に、開閉制御装置3の具体的な構成につ
いて説明する。まずパワーアンプ1の出力(信号ライ
ン)にFET7のソースSを接続し、FET7のドレイ
ンDを直流成分除去用のコンデンサC1に接続する。こ
のFET7は電圧制御であり、開閉スイッチとして機能
する。つまり、周知のようにFET7のゲートGに所定
の電圧を印加してFET7をオンにすると、ソース−ド
レイン間が短絡状態となり、スイッチが閉じるように機
能する。そして、開閉制御装置3は、係るFET7と、
FET7のオン/オフを制御する制御部8と、FET7
がオン(スイッチが閉)に切り替わった後、その状態を
保持する保持部9とを備えている。
【0022】制御部8は、2段のトランジスタQ1,Q
2を備えている。つまり、第1トランジスタQ1をFE
T7のゲートに接続し、この第1トランジスタQ1をオ
ン/オフ制御することにより、FET7に対する直接の
オン/オフ指令を与えるようになっている。そして、こ
の第1トランジスタQ1のオン/オフを第2トランジス
タQ2により制御するようになっている。
【0023】つまり、電源電圧VDDが直列接続された抵
抗R1,R2に印加されるようになり、さらに抵抗R
1,R2の接続部分に第2トランジスタQ2のベースを
接続している。これにより、第2トランジスタQ2のベ
ースには、両抵抗R1,R2に基づいて分圧された電圧
が印加されるようになっている。さらに第2トランジス
タQ2のベースには、図外のCPUからの制御信号も与
えられるようになる。より具体的には、電源投入から一
定時間経過するまでは、端子10はHigh(オープン
状態)となり、一定時間経過後は端子10はLow(ア
ースに落ちる)になるように設定している。また、第2
トランジスタQ2がオンの時は、第1トランジスタQ1
のベースにも、電圧電圧VDDを直列接続した抵抗R3,
R4で分圧された電圧が印加され、オンになるようにな
っている。
【0024】一方、保持部9は、コンデンサC1と、そ
のコンデンサC1とスピーカー4の分岐点に一端が接続
された抵抗R5を備えており、この抵抗R5の他端は、
FET7のゲートに接続されている。これにより、コン
デンサC1により直流成分を除去された電圧が、FET
7のゲートに印加される。
【0025】さらに本例では、FET7のソース−ドレ
イン間に、バイパス抵抗R6を接続している。このバイ
パス抵抗R6は、高抵抗のものを用い、FET7がオフ
の時にそのバイパス抵抗R6を介して微小電流が流れる
ようにしている。
【0026】次に、上記した例の動作原理について説明
する。まず、電源がオフの時には、各トランジスタQ
1,Q2及びFET7はオフとなり、第2トランジスタ
Q2のベースに接続された端子10もオープン状態とな
っている。この状態の時に電源が投入されると、電源電
圧VDDが徐々に上昇するが、当初はCPUを駆動させる
のに十分な電圧まではならない。この時、まず第2トラ
ンジスタQ2のベースに抵抗R1,R2で分圧された電
圧が印加されてオンする。すると、抵抗R3がアースに
接続されることから、電源電圧VDDに直列接続された抵
抗R3,R4の接続点にも、その抵抗比で分圧された電
圧が出現し、その電圧により第1トランジスタQ1もオ
ンになる。すると、第1トランジスタQ1を介してFE
T7のゲートは電源電圧に直結することになり、FET
7のゲート電圧は、電源電圧となる。よって、ソース側
の電圧よりも大きくなるので、FETがオフになり、ス
イッチは開状態となる。そして、両トランジスタQ1,
Q2がオンになるのは、電源投入後瞬時に行われるの
で、FET7も電源投入後瞬時にオフとなり、パワーア
ンプ1から出力される信号を遮断する。
【0027】そして、一定の時間が経過し、CPUが動
作可能状態(ミュート機能が発揮)になると、CPUか
ら制御信号が発せられ、端子10が短絡(アースに落ち
る)状態となる。すると、第2トランジスタQ2のベー
スがアースに落ちるので、ベース電圧が0となり、オフ
する。そうすると、抵抗R3はオーブン状態となるの
で、第1トランジスタQ1のベース電圧は、電源電圧と
なり、オフする。これにより、FET7のゲートは電源
電圧VDDから切り離され、コンデンサC1の端子電圧
(直流成分除去後)が印加される。
【0028】すると、FETのソースの方がゲートより
も高電位となり、FET7はオンする。これにより、パ
ワーアンプ1の出力が、スピーカー4,ジャック5に伝
わり、音声出力が可能な状態になる。
【0029】一方、このようにFET7が導通状態にな
ったときの開閉制御装置3の入力(A点)と出力(B
点)の信号波形の相関は、図2に示すようになってい
る。すなわち、開閉制御装置3の入力(A点)は、同図
(A)に示すように、所定の電圧(例えば2V)だけ直
流成分が重畳されてオフセットされている。そして、こ
の時の出力(B点)は、同図(B)に示すように、コン
デンサC1により直流成分が除去されるため0Vを基準
に振動する波形となる。そして、両者を比較すると明ら
かなように、基準位置が2Vから0Vに変換されただけ
であるので、両者の同期はとられており、任意の時刻
(t1,t2,t3,t4,…)における両信号の瞬時
値の電位差は2Vとなる。
【0030】よって、FET7のゲートには、同図
(B)に基づく電圧が印加される(抵抗R5で若干ロス
する)ので、FET7のソースとの電位差は、常に約2
V低い値となるので、オン状態を保持する。
【0031】さらに本例では、バイパス抵抗R6を設け
たため、電源投入当初のFET7がオフの時も、バイパ
ス抵抗R6を介して微小電流が流れるので、コンデンサ
C1を充電する。従って、FET7がオンになったとき
には、コンデンサC1は充電完了しているか、或いはあ
る程度充電が進んでいるため、突入電流が発生し、それ
に基づくノイズが発生することがない。
【0032】なお上記した実施の形態では、制御部8を
2段のトランジスタで構成したが、本発明はこれに限る
ことはなく、例えば第1トランジスタQ1のみとし、C
PUからの制御信号をそのトランジスタQ1のベースに
与えるようにしても良い。また、本発明では、CPUか
らの制御信号に基づいてトランジスタをオフにし、これ
によりFETをオンにするようにしたが、本発明はこれ
に限ることはなく、例えばタイマなどにより予め設定し
た時間が経過後にトランジスタをオフにするようにして
も良く、種々の変形実施が可能である。さらには、バイ
パス抵抗R6は必ずしも設けなくても良いのはいうまで
もない。また、上記した実施の形態では携帯用無線機に
ついて説明したが、本例ではこれに限ることなく、設置
タイプの無線機にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明に係る無線機では、
電源投入当初は、開閉制御装置が開状態となり、物理的
にアンプ出力を音声出力手段へ送る経路を遮断するた
め、電源投入直後でミュート機能が稼働していないとき
であってもノイズ音を出力するのを抑制することがで
き、使用者に耳障りな音を聞かせることがないようにし
て使い勝手・使用感が良くなる。また、一定時間経過後
は、開閉制御装置が閉状態となるので、通常の使用状況
においては確実にアンプの出力を音声出力手段側へ伝達
可能(ミュート機能が働かないとき)となる。
【0034】しかも、開閉するスイッチとしてFETを
用いるとともに、通常の使用時におけるゲート電圧を直
流カット用のコンデンサの端子電圧に基づいて行うこと
により、特別の電源を設けることなくFETをオン状態
に保持できる。よって、簡単な構成で実現することがで
き、また、小型化・軽量化も阻害しない。
【0035】さらに、請求項4のように構成すると、開
閉制御装置が閉状態に切り替わったときに、コンデンサ
への突入電流に基づくノイズの発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示す回路図である。
【図2】保持手段の作用を説明する図である。
【符号の説明】
1 パワーアンプ 3 開閉制御装置 4 スピーカー(音声出力手段) 5 ジャック(音声出力手段) 7 FET 8 制御部 9 保持部 10 端子(制御信号が与えられる) C1 コンデンサ Q1 第1トランジスタ Q2 第2トランジスタ R6 バイパス抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 H04B 1/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号増幅用のアンプと、そのアンプ
    の出力を外部に出力する音声出力手段とを備えた無線機
    において、 前記アンプと音声出力手段との間に直列に開閉制御装置
    を設け、電源投入直後から所定期間、前記開閉制御装置
    を開いて前記アンプの出力から音声出力手段への伝達を
    遮断するようにし、 前記開閉制御装置が、前記アンプの出力と前記音声出力
    手段との間に介在されたFETと、 FETのオン/オフを制御する制御装置と、 前記制御装置によりFETがオンになった際に、そのオ
    ン状態を保持する保持手段とを備え、 前記保持手段が、前記FETと前記音声出力手段との間
    に直流成分カット用のコンデンサを設けるとともに、そ
    のコンデンサと前記音声出力手段との間の任意位置の電
    圧を前記FETのゲート電圧として印加するようにした
    ものであることを特徴とする無線機。
  2. 【請求項2】 前記制御装置が、前記FETのゲートに
    接続され、電源電圧に対して導通/開放制御する第1ト
    ランジスタ(Q1)と、 前記第1トランジスタのベース電圧を制御する第2トラ
    ンジスタ(Q2)とを備え、 前記第2トランジスタは、電源投入時には、電源電圧に
    基づく電圧がベースに印加されてオンになり、電源投入
    後一定の条件で発せられる制御信号に基づいて前記ベー
    スがアースに落ちてオフになるようにしたものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無線機。
  3. 【請求項3】 前記制御信号は、無線機に実装されるミ
    ュート機能が動作可能になったことを検知し、発せられ
    るものであることを特徴とする請求項2に記載の無線
    機。
  4. 【請求項4】 前記FETのソース−ドレイン間に、バ
    イパス抵抗を接続し、前記FETがオフの時に、前記バ
    イパス抵抗を介して微小電流を流すようにしたことを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線機。
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