JP3172322B2 - 回転式スクロール圧縮機 - Google Patents

回転式スクロール圧縮機

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和禧 杉本
義典 登
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0007Injection of a fluid in the working chamber for sealing, cooling and lubricating

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転式スクロール圧縮
機、詳しくは空調・冷凍・給油用の回転式スクロール圧
縮機におけるオイルインジェクション機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式スクロール圧縮機は例えば
図6に示されるように構成されるものであって、密閉容
器1内に回転子2A及び固定子2Bを有する駆動回転機
2とスクロール圧縮要素3とを収納し、スクロール圧縮
要素3は、前記回転子2Aの回転軸の延長部を駆動軸4
Aとし鏡板4Bに渦巻状のラップ4Cを立設させた駆動
スクロール4と、駆動軸4Aと偏心した軸5Aを有し鏡
板5Bに前記駆動スクロールのラップと噛み合う渦巻状
のラップ5Cを立設させた従動スクロール5と、駆動ス
クロール4と従動スクロール5とが噛み合って形成され
る圧縮室6を外方から内方へ向かって縮小させて圧縮を
行うように駆動スクロール4と従動スクロール5とを滑
動回転させるオルダム継手7とを含むものである。8は
下軸受、9は油溜めである。一方、揺動式スクロール圧
縮機においては、固定スクロールからオイルを注入する
のが一般的であり、又、揺動スクロールにねじ式の細管
を取り付けたものもある。しかしながら、上述の回転式
スクロール圧縮機にはオイルインジェクション機構を設
けたものは前例がなく、従って、従来のものはオイルイ
ンジェクション機構がないためシール部からリークした
給油のみに頼るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクロールの圧縮は、
駆動スクロールのインボリュートラップと従動スクロー
ルのインボリュートラップとが形成する圧縮室で行われ
るが、この部分ではレシプロケーティングで使用するよ
うなピストンリング等のシール材は使用されず、専らオ
イルによるシールが行われる。ところが、回転式スクロ
ール圧縮機は駆動スクロール、従動スクロールが共に回
転運動しているので、サクションガスにオイルを注入し
て一緒に吸わせようとしても遠心力があるためにオイル
は吸い込まれ難い構造となっている。そこで中圧室に直
接インジェクションするのが好ましいのであるが、それ
は困難であるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】図6に示される従来の回
転式スクロール圧縮機は、構造上従動スクロールの背面
にシールリングでシールされた高圧部が存在し、しか
も、ここには従動スクロールの軸部を潤滑してきたオイ
ルが充満している。そこで、第1の発明は、図6に示さ
れる従来の回転式スクロール圧縮機を改良したもので、
従動スクロールの鏡板に軸外径に干渉せず且つ旋回運動
するするシールリングの全ての位置にて前記シールリン
グの外径より外に出ない範囲内に鏡板貫通極小径穴を設
けるか又は前記鏡板に極小内径のチューブを埋め込み、
さらに前記極小径穴又はチューブの位置を従動スクロー
ルの背面の高圧部とその極小径穴又はチューブにより連
通する圧縮室が最大排除容積より圧縮の進行した中圧室
にした。
【0005】ところが前記第1の発明によるオイルイン
ジェクション方式は、従動スクロール背面の高圧部のオ
イルを利用して、鏡板に極小穴を開けることでここのオ
イルを中圧室内に導く方法であるが、鏡板に開ける貫通
穴は極小径穴と言ってもその小ささには限界があり、し
かも、鏡板の厚さでは長さも稼げなく十分な流量抵抗に
なっておらず、更にこの極小径穴が中圧室に開放されて
いる時間が1サイクル中の大半になっているので、オイ
ル流量が膨大になってしまい入力の増大を招くようにな
っている。それに対処するため、第2の発明は、図6に
示される従来の回転式スクロール圧縮機を改良したもの
で、従動スクロールの鏡板背面からラップの先端まで達
する貫通する極小径穴を開け、前記極小径穴の位置の範
囲は前記ラップに沿ったもので且つラジアル方向は従動
スクロール軸の外径に干渉しない所から揺動運動するシ
ールリングの全ての回転角位置にて前記シールリングの
外径より外に出ない範囲とし、駆動スクロールの鏡板の
ラップ側に前記極小径穴が偏心運動によって通過する軌
跡の一部に円又は楕円状の凹部を設けるようにした。
【0006】又、第3の発明は、従動スクロールの軸に
開けられた吸入孔内にオイルインジェクションを行う管
を挿入し、吸入孔の開口端の内径を吸入孔内径より小さ
くすることで、インジェクションされたオイルが全て完
全に鏡板方向へ流れる構造とするために、図6に示され
る従来の回転式スクロール圧縮機を改良したもので、従
動スクロールの軸部に開けられた吸入孔の中にオイルイ
ンジェクション用のキャピラリーチューブを挿入して前
記従動スクロールの軸部の内部の吸入通路部に直接オイ
ルインジェクションを行うようにし、且つ前記吸入孔の
開口端の内径が前記吸入通路部の内径よりも小さい形状
とし、インジェクションされたオイルが前記吸入孔の開
口端より外に逃げることを防ぎ、遠心力により前記開口
端より奥に流れ込むようにした。
【0007】
【作用】第1の発明によると、従動スクロールの鏡板の
シールリングのシール部と従動スクロール軸との範囲内
に鏡板貫通極小径穴を開けるか又は鏡板に極小内径のチ
ューブを埋め込むことでその部分のオイルを中圧室に導
くことができ、ラップへのオイルシールが可能となる。
又、その極小径穴又は極小内径のチューブは高圧部と低
圧部とが連通しないような位置であれば能力の低下を防
ぐことができる。又、第2の発明によると、鏡板背面か
らラップ上端まで貫通する穴であれば長さは長くなる
し、且つエンドクリアランスは理想的にはゼロであるた
め穴は常時塞がっていることになり、従って穴径に自由
度が持てる。そこで駆動スクロールの鏡板におけるこの
穴の通る軌跡上に任意の凹部の形状を選ぶことにより最
適なインジェクション量を自由に設定することができ
る。又、第3の発明によると、キャピラリーチューブか
ら従動スクロールの軸部の内部の吸入通路部にオイルを
直接インジェクションすることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明による回転式スクロール圧縮機
の実施例について図1乃至図5を参照して説明する。図
1及び図2は第1の発明に対応する第1実施例、図3及
び図4は第2の発明に対応する第2実施例、図5は第3
の発明に対応する第3実施例を示すものである。以下順
次第1〜第3実施例について説明する。 第1実施例について 図1は回転式スクロール圧縮機の圧縮要素の部分の断面
側面図であり、図2は図1の鏡板貫通極小径穴の位置の
一例を示すもので、(A)は駆動スクロール及び従動ス
クロールの組み合わせの平面図、(B)は従動スクロー
ルのみの平面図である。図1及び図2において、11は
駆動スクロール、12は従動スクロール、12Aは従動
スクロール鏡板、13は従動スクロール軸、14はシー
ルリング、15は鏡板貫通極小径穴、16は従動スクロ
ールの背面高圧部、17は低圧部、18は中圧室、A部
は最大排除容積、B部はシールリング14の外周部の運
動軌跡である。図1及び図2に示す回転式スクロール圧
縮機は、図6に示される従来の回転式スクロール圧縮機
において、従動スクロール12の鏡板12Aに従動スク
ロール軸13の外径に干渉せず且つ旋回運動するシール
リング14の全ての位置にてシールリング14の外径よ
り外に出ない範囲内に鏡板貫通極小径穴15を設け、さ
らに極小径穴15位置を従動スクロール12の背面高圧
部16とその極小径穴により連通する圧縮室が最大排除
容積Aより圧縮の進行した中圧室18にしたものであ
る。なお、鏡板貫通極小径穴15を開ける代わりに、鏡
板12に極小内径のチューブ(図示せず)を埋め込むよ
うにすることもできる。従って、従来のように極小径穴
が無かった場合には、シールリング14の隙間でリーク
する分しかなく、回転するスクロールに対する給油が不
十分であったのに対し、第1実施例のように極小径穴を
設けることによってスクロールへ直接給油するので、給
油が十分できるようになる。
【0009】第2実施例について、 図3は回転式スクロール圧縮機の圧縮要素の部分の断面
側面図であり、図4は図3の従動スクロール貫通極小径
穴の位置と駆動スクロール側の凹部の形状の一例を示す
もので、(A)は駆動スクロール及び従動スクロールの
組み合わせの平面図、(B)は従動スクロールのみの平
面図、(C)は(A)のC部の拡大平面図である。図3
及び図4において、21は駆動スクロール、22は従動
スクロール、23は従動スクロール軸(貫通極小径穴は
これより外側にある)、24はシールリング、26は従
動スクロールの背面高圧部、27は低圧部、28は中圧
室、31は従動スクロール貫通極小径穴、32は凹部
(ここでは楕円状の座ぐり)、A部は最大排除容積(穴
はここに開放されていない)、C部は偏心運動により従
動スクロール側の貫通穴が動く軌跡、B部はシールリン
グ外周部の運動軌跡(穴はこれより内側にあること)で
あり、オイルはD部から中圧室へオイルインジェクショ
ンされる(図4(C)の状態のとき貫通穴と凹部がつな
がりオイルが中圧室へ流れ込む。凹部の形状によっては
長い時間開放させることもできる。)。図3及び図4に
示す回転式スクロール圧縮機は、図6に示される従来の
回転式スクロール圧縮機において、従動スクロール22
の鏡板22Aの背面からラップ22Bの先端まで達する
貫通する極小径穴31を開け、前記極小径穴31の位置
の範囲は前記ラップ22Bに沿ったもので且つラジアル
方向は従動スクロール軸23の外径に干渉しない所から
揺動運動するシールリング24の全ての回転角位置にて
前記シールリング24の外径より外に出ない範囲とし、
駆動スクロール21の鏡板のラップ側に前記極小径穴3
1が偏心運動によって通過する軌跡の一部に円又は楕円
状の凹部を設けたものである。
【0010】第3実施例について 図5は回転式スクロール圧縮機の断面正面図である。図
5において、41は駆動スクロール、42は従動スクロ
ール、43は下軸受、44はキャピラリーチューブ、4
5は油溜め、46はケース、47はリングである。図5
に示す回転式スクロール圧縮機は、図6に示す従来の回
転式スクロール圧縮機を改良したものである。従動スク
ロール42の軸部42cに吸入孔42bが開けられ、吸
入ガスは下軸受43より軸部42bに流入し、更に従動
スクロール42の鏡板に開けられた横孔42aを通りス
クロールのラップ部に吸い込まれる。そして、従動スク
ロール42の軸部に開けられた吸入孔42bの中にオイ
ルインジェクション用のキャピラリーチューブ44を挿
入して、従動スクロール42の軸部の内部の吸入通路部
に直接オイルインジェクションを行うようにし、且つ吸
入孔42bの開口端の内径が前記吸入通路部の内径より
も小さい形状とし、インジェクションされたオイルが吸
入孔42bの開口端より外に逃げることを防ぎ、遠心力
により前記開口端より奥に流れ込むようにしたものであ
る。オイルはケース46の油溜め45に溜められてお
り、インジェクション量を調整するために下軸受43に
取り付けられたキャピラリーチューブ44の中を流れ、
吸入孔42bにインジェクションされる。吸入孔42b
にインジェクションされたオイルは従動スクロール42
が回転しているため吸入孔42bの内壁に貼り付き、上
又は下に流れる。吸入孔42bの内径の下部にはオイル
逃げ防止用のコーン状のリング47が取り付けられ、オ
イルが下に逃げるのを防止している。上に流れたオイル
は横孔42aに入り、更に遠心力により一気にインボリ
ュートまで流れ込む。即ち、第3実施例のものはキャピ
ラリーチューブ44によって圧力を適正に絞って冷媒ガ
スに合流してスクロールへの給油を行うのであつて、キ
ャピラリーチューブ44によって冷媒ガスと一緒に給油
する。
【0011】
【発明の効果】本発明による回転スクロール圧縮機は下
記のような優れた効果を有する。 第1の発明によるものは、従動スクロールに極小径穴
又は極小内径のチューブを設けることにより、高圧部の
オイルを中圧室に注入することが可能になり、ラップ部
へのオイルのシール効果により性能の改善が期待でき
る。 第2の発明によるものは、鏡板からラップ上端までの
貫通穴と駆動スクロール側の凹部をセットにすること
で、インジェクション量を自由に調節することができ、
ラップ部への適正オイル量の注入により入力の増大が防
げ、オイルのシール効果により性能改善も期待できる。 第3の発明によるものは、インジェクション用のキャ
ピラリーチューブを設けることによりラップ部に効果的
に給油することで、リーク損失や摺動損失の低減が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転式スクロール圧縮機の第1実
施例の圧縮要素の部分の断面側面図である。
【図2】図1の鏡板貫通極小径穴の位置の一例を示すも
ので、(A)は駆動スクロール及び従動スクロールの組
み合わせの平面図、(B)は従動スクロールのみの平面
図である。
【図3】本発明による回転式スクロール圧縮機の第2実
施例の圧縮要素の部分の断面側面図である。
【図4】図3の従動スクロール貫通極小径穴の位置と駆
動スクロール側の凹部の形状の一例を示すもので、
(A)は駆動スクロール及び従動スクロールの組み合わ
せの平面図、(B)は従動スクロールのみの平面図、
(C)は(A)のC部の拡大平面図である。
【図5】本発明による回転式スクロール圧縮機の第3実
施例の断面正面図である。
【図6】従来の回転式スクロール圧縮機の断面正面図で
ある。
【符号の説明】
11、21:駆動スクロール 12、22:従動スクロール 13、23:従動スクロール軸 14、24:シールリング 15:鏡板貫通極小径穴 16、26:従動スクロールの背面高圧部 17、27:低圧部 18、28:中圧室 31:従動スクロール貫通極小径穴 32:凹部 41:駆動スクロール 42:従動スクロール 43:下軸受 44:キャピラリーチューブ 45:油溜め 46:ケース 47:リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に回転子及び固定子を有する
    駆動回転機とスクロール圧縮要素とを収納し、前記スク
    ロール圧縮要素は、前記回転子の回転軸の延長部を駆動
    軸とし鏡板に渦巻状のラップを立設させた駆動スクロー
    ルと、前記駆動軸と偏心した軸を有し鏡板に前記駆動ス
    クロールのラップと噛み合う渦巻状のラップを立設させ
    た従動スクロールと、前記駆動スクロールと前記従動ス
    クロールとが噛み合って形成される圧縮室を外方から内
    方へ向かって縮小させて圧縮を行うように前記駆動スク
    ロールと前記従動スクロールとを滑動回転させるオルダ
    ム継手とを含む回転式スクロール圧縮機において、前記
    従動スクロールの鏡板に軸外径に干渉せず且つ旋回運動
    するシールリングの全ての位置にて前記シールリングの
    外径より外に出ない範囲内に鏡板貫通極小径穴を設ける
    か又は前記鏡板に極小内径のチューブを埋め込み、さら
    に、前記極小径穴又はチューブの位置を前記従動スクロ
    ールの背面の高圧部とその極小径穴又はチューブにより
    連通する圧縮室が最大排除容積より圧縮の進行した中圧
    室にしたことを特徴とする回転式スクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器内に回転子及び固定子を有する
    駆動回転機とスクロール圧縮要素とを収納し、前記スク
    ロール圧縮要素は、前記回転子の回転軸の延長部を駆動
    軸とし鏡板に渦巻状のラップを立設させた駆動スクロー
    ルと、前記駆動軸と偏心した軸を有し鏡板に前記駆動ス
    クロールのラップと噛み合う渦巻状のラップを立設させ
    た従動スクロールと、前記駆動スクロールと前記従動ス
    クロールとが噛み合って形成される圧縮室を外方から内
    方へ向かって縮小させて圧縮を行うように前記駆動スク
    ロールと前記従動スクロールとを滑動回転させるオルダ
    ム継手とを含む回転式スクロール圧縮機において、前記
    従動スクロールの鏡板の背面からラップの先端まで達す
    る貫通する極小径穴を開け、前記極小径穴の位置の範囲
    は前記ラップに沿ったもので且つラジアル方向は前記従
    動スクロール軸の外径に干渉しない所から揺動運動する
    シールリングの全ての回転角位置にて前記シールリング
    の外径より外に出ない範囲とし、前記駆動スクロールの
    鏡板のラップ側に前記極小径穴が偏心運動によって通過
    する軌跡の一部に円又は楕円状の凹部を設けたことを特
    徴とする回転式スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉容器内に回転子及び固定子を有する
    駆動回転機とスクロール圧縮要素とを収納し、前記スク
    ロール圧縮要素は、前記回転子の回転軸の延長部を駆動
    軸とし鏡板に渦巻状のラップを立設させた駆動スクロー
    ルと、前記駆動軸と偏心した軸を有し鏡板に前記駆動ス
    クロールのラップと噛み合う渦巻状のラップを立設させ
    た従動スクロールと、前記駆動スクロールと前記従動ス
    クロールとが噛み合って形成される圧縮室を外方から内
    方へ向かって縮小させて圧縮を行うように前記駆動スク
    ロールと前記従動スクロールとを滑動回転させるオルダ
    ム継手とを含む回転式スクロール圧縮機において、前記
    従動スクロールの軸部に開けられた吸入孔の中にオイル
    インジェクション用のキャピラリーチューブを挿入して
    前記従動スクロールの軸部の内部の吸入通路部に直接オ
    イルインジェクションを行うようにし、且つ前記吸入孔
    の開口端の内径が前記吸入通路部の内径よりも小さい形
    状とし、インジェクションされたオイルが前記吸入孔の
    開口端より外に逃げることを防ぎ、遠心力により前記開
    口端より奥に流れ込むようにしたことを特徴とする回転
    式スクロール圧縮機。
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