JP3172246U - カッター - Google Patents

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哲男 新谷
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哲男 新谷
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智英 狩野
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Abstract

【課題】切断作業が簡単且つ短時間であり、切り粉の発生もなく、切断対象物の切断面が平坦になるカッターを提供する。【解決手段】押し切り型のカッターであって、切断対象物を載置しうる載置台と、載置台に回動可能に枢支されたアーム3と、このアーム3に装着される刃4とを備えており、アーム3が、刃4を着脱可能に装着しうる刃装着部21を有している。刃4が折り刃式の刃であり、刃装着部21が、アーム3の側面に刃4が嵌合される第一嵌合凹所と、この第一嵌合凹所とで刃4を挟持するための押さえ板23とを有しているのが好ましい。【選択図】図3

Description

本考案は、刃物によって対象物を押し切るためのカッターに関する。
従来、例えば、工場等における制御盤、操作盤、シーケンサ盤等の内部には、多数本の電気ケーブルが張り巡らされている。一般的には、これらの電気ケーブルは、複数本がまとめられて、専用のダクトに挿通されている。上記ダクトは、制御盤等の内部に、規則正しい配置で取り付けられる。例えば、複数本のダクトが平行に配置されたり、マス目状に配置されたりである。結果的に、ダクトは縦横に張り巡らされる。
図5には上記ダクトの一例が示されている。このダクト61は、本体(以下、ダクト本体ともいう)62とキャップ63とからなる。本体62及びキャップ63ともに、塩化ビニール等の合成樹脂から形成されている。本体62は長尺のチャンネル形状を有している。本体62の横断面は略コ字状を呈している。すなわち、本体62は、左右の側板64と、側板64に連続した底板65とを有している。ここでは、本体62の、開放されている部位を上部とし、底板65の部位を下部としている。この本体62内に電気ケーブル70等が挿通される。本体62の左右の上端縁には係合湾曲部66が形成されている。キャップ63は平板状を呈している。キャップ63の左右両端縁には、係合湾曲部67が形成されている。この係合湾曲部67は、上記係合湾曲部66の外側に係合しうる。係合湾曲部67は、係合湾曲部66の内側に係合するように形成されてもよい。両係合湾曲部66、67が係合されることにより、キャップ63が本体62に取り付けられ、本体62の上端開口が閉じられる。
市販のダクト61では、その本体62の左右の両側板64それぞれに、長手方向に沿って多数個の開口部(窓部)68が形成されている。この窓部68は、必要に応じて、本体62内部の電気ケーブル70を外部に引き出すためのものである。図示しないが、底板65には、長手方向に沿って多数個のボルト孔が形成されている。このボルト孔を通して、本体62が、ボルト等によって制御盤等の内壁に固定される。
上記ダクト61は、一定の長尺の状態で取引される。一方、ダクト61は、取付対象の制御盤等の大きさ、形状等により、その長さや配置が異なる。ダクト61は、制御盤等の内部に設置される各種機器の配置等により、その長さや配置が異なる。従って、制御盤等の製造者は、長尺の本体62及びキャップ63を必要長さに切断する必要がある。一台の制御盤等について20本以上のダクトを必要とする場合は多くある。従って、切断作業には長時間を要する。
従来、ダクトの切断には、一般的にノコギリが用いられている。手動ノコギリを用いる切断では、切り粉が大量に発生するし、作業時間が長くなる。電動ノコギリを用いる切断でも、切り粉の発生は避けられない。大きなハサミが用いられる場合がある。この場合も作業時間が長くなる。さらに、ハサミによる切断では、切断面の形状が平坦でなくなるおそれもある。
本考案は、上記現状に鑑みてなされたものであり、上記ダクト61等の長尺物を切断するに際して、作業が簡単且つ短時間であり、切り粉の発生もなく、切断対象物の切断面が平坦になるカッターを提供することを目的としている。
本考案に係るカッターは、押し切り型のカッターであって、切断対象物を載置しうる載置台と、載置台に回動可能に枢支されたアームと、このアームに装着される刃とを備えており、上記アームが、刃を着脱可能に装着しうる刃装着部を有している。
好ましくは、上記載置台に設けられた、切断対象物の位置決めを行うための、複数本の案内溝をさらに備えている。
好ましくは、上記載置台における、上記案内溝の長手方向に沿って装着される目盛り尺をさらに備えており、載置台に装着されたこの目盛り尺が、その長手方向にスライド可能にされている。
好ましくは、上記アームに設けられた被支持軸と、載置台に設けられた、上記被支持軸の両端部を回転可能に支持する軸受部とをさらに備えており、この軸受部が、被支持軸の一端を支持する第一支持部と、被支持軸の他端を支持する第二支持部とを有しており、第一支持部に、被支持軸を第二支持部に向けて付勢するバネ部材が設けられており、第二支持部に、被支持軸の他端を支持する穴部が形成されており、この穴部と上記被支持軸の他端とが、互いに相補的な円錐形状部分を有している。
好ましくは、上記アームの横断面形状が、市販の電気ケーブル用ダクトに形成された窓部に挿入可能な形状を呈している。
好ましくは、上記刃が市販の折り刃式の刃であり、上記刃装着部が、アームの側面に上記刃が嵌合される第一嵌合凹所と、この第一嵌合凹所とで刃を挟持するための押さえ板とを有している。
本考案に係るカッターによれば、作業が簡単且つ短時間であり、切り粉の発生もなく、切断対象物の切断面が平坦になる。
図1は、本考案の一実施形態に係るカッターを示す斜視図である。 図2(a)は、図1のカッターの一部断面平面図であり、図2(b)は図2(a)におけるII−II線に沿った断面図である。 図3は(a)は、図1のカッターにおける刃装着部の部分を示す、組み立て前側面図であり、図3(b)は図3(a)におけるIII−III線に沿った組み立て後の拡大断面図である。 図4(a)は、図1のカッターによってダクトの上部側が切断されている状態を示す部分側面図であり、図4(b)は、図1のカッターによってダクトの底部側が切断されている状態を示す部分側面図である。 図5は、図1のカッターによって切断されうるダクトの一例を示す、組み立て前斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本考案が詳細に説明される。
図1に示されたカッター1は押し切り型のカッターである。このカッター1は、切断対象物を載置しうる載置台2と、載置台2に回動可能に枢支されたアーム3と、このアーム3に装着された刃4とを備えている。アーム3が下方に回動させられると、刃4が載置台2上の切断対象物を切断する。載置台2には、携帯用のハンドル5が取り付けられている。載置台2の上面には、切断対象物を位置決めするための案内溝部材6が設けられている。載置台2は、切断対象物の切断長さを測定するための定規(目盛り尺)20が装着可能にされている。
載置台2は、高強度及び軽量化のために、ステンレス鋼板から箱形に形成されたものである。上記ハンドル5は、ステンレス鋼管から形成されている。ハンドル5は、載置台2の延長された左右の両側壁2aの端部間に固定されている。載置台2は木製等であってもよい。
図2も併せて参照すれば明らかなように、上記アーム3は、その先端に被支持軸7を有している。被支持軸7の一端側には、段差8を介して小径部9が形成されている。被支持軸7の他端側にも、段差10を介して小径部11が形成されている。被支持軸7の他端は、切頭円錐状を呈している。載置台2の一端縁近傍には、この被支持軸7を回転可能に支持する軸受部材12が設けられている。軸受部材12は、第一支持部13及び第二支持部14を有している。いずれの支持部13、14も、載置台2の上面にボルト等によって着脱可能に取り付けられている。第一支持部13は、被支持軸7の一端側が挿入される貫通孔15を有している。第二支持部14は、被支持軸7の他端が挿入される有底穴16を有している。
被支持軸7の一端側の小径部9にはコイルばね17が圧縮状態で装着されている。第一支持部13の端面と、被支持軸7の一端側の段差8とが、コイルばね17のばね座となっている。第二支持部14の有底穴16の内周面は、被支持軸7の切頭円錐状他端の円錐部と相補的な円錐形状を呈している。コイルばね17により、被支持軸7の他端は、第二支持部14の円錐状の有底穴16に押圧されている。この切頭円錐状の他端と、円錐状の有底穴16の内周面との間に、クサビ効果によって大きな摩擦力が発生する。その結果、アーム3は任意の回動角度位置において停止することができる。切頭円錐状の他端と、円錐状の有底穴16の内周面とが、摺動によって摩耗しても、クサビ効果によって大きな摩擦力を得ることが可能である。
アーム3には刃4が装着されている。この刃4は、市販の折り刃式の鉄鋼製の刃である。この刃4は、安価で且つ切れ味がよい。この刃4は、多くのメーカーが、サイズ及び形状について同一のものを製造販売している。従って、この刃4は入手が容易である。また、この刃4は、刃のみが手持ちカッターの替え刃として販売されているので、アーム3に装着するのが容易である。また、折り刃式の刃であるため、寸法調節も容易である。
図3も併せて参照すれば明らかなように、アーム3には、刃4を着脱可能に装着するための刃装着部21が備えられている。この刃装着部21は、アーム3の一方の側面に形成された第一嵌合凹所22と、第一嵌合凹所22とで刃4を挟持するための押さえ板23とを有している。押さえ板23は、刃4の刃先を除く三方の外周縁近傍を覆う、略コ字状を呈している。換言すれば、刃4の刃先を露出するための窓23aが形成されている。アーム3にも、上記窓23aに対応する範囲に、刃4の刃先を露出するための窓3aが形成されている。
第一嵌合凹所22は、刃4が嵌合して位置決めされるためのものである。第一嵌合凹所22の外形は刃4の外形とほぼ同一である。第一嵌合凹所22の深さは刃4の厚さよりわずかに浅い。本実施形態では、アーム3の第一嵌合凹所22が形成されている側面に、押さえ板23の位置決めをするための第二嵌合凹所24が形成されている。第二嵌合凹所24の外形は押さえ板23の外形とほぼ同一である。第二嵌合凹所24の底面にはねじ孔25が形成されている。押さえ板23における、上記ねじ孔25に対応する位置にはネジ用の貫通孔26が形成されている。貫通孔26の周囲には、皿もみによる座27が形成されている。押さえ板23は、刃4をアーム3との間に挟み付けた状態で、アーム3にネジ18によって止められる。この刃装着部21により、刃4がアーム3に装着される。長期使用によって刃4の切れ味が落ちた場合、容易に新品の刃4と交換することができる。アーム3と押さえ板23とによる刃4の挟み付けは、ネジ止めに限定されない。公知のクランプ部材が用いられてもよい。刃装着部21は以上の構成には限定されない、アーム3に対して刃を着脱可能に装着しうるものであればよい。
図1及び図3(b)に示されるように、アーム3の横断面形状は、上下に長い略長方形である。この横断面形状は、市販のダクト61の窓部69(図5)の形状に概ね適合させたものである。ダクト61の窓部にアーム3が挿入されたとき、ダクト61はアームの回りに回転することができない。その結果、後述の通り、切断作業が容易となる。
載置台2の上面の案内溝部材6には、複数本の溝28が形成されている。本実施形態では、5本の溝28が形成されているが、とくにこの本数には限定されない。全溝28は、アーム3の長手方向に対して垂直な方向に延びている。各溝28は長手方向に沿って均一な幅を有し、互いに平行である。隣接する溝28同士の間は、長手方向に沿って均一幅のレール29を構成する。溝28には、切断対象のダクト本体62及びキャップ63の各係合湾曲部66、67等が係合しうる。この係合により、ダクト本体62、キャップ63等は、その幅方向の位置決めがなされる。この溝28に係合した切断対象物は、溝28の長手方向へのスライドは可能である。複数の溝28もレール29も、全てが同一幅にされているのではない。溝28は、広い範囲のサイズの市販ダクト等が係合しうるように配置されるため、幅の相違が生じる。同様の理由から、レール29の幅にも相違が生じる。
図1に示されるように、全レール29には長手方向に垂直な方向の切れ目(凹所)30が形成されている。この凹所30の形成位置は、載置台2の上面にまで回動したアーム3の位置に対応している。この凹所30にはアーム3の刃4の部分が貫入する。凹所30の底部は、溝28の底部より下方に位置する。これは、載置された切断対象物を完全に切り離すためである。本実施形態では、凹所30の形成によって案内溝部材6が分離している。しかし、本考案では、完全に分離していなくてもよい。
図1及び図2(b)に示されるように、載置台2における案内溝部材6の下方に、目盛り尺20が装着されている。目盛り尺20は、載置台2の側壁2aに形成されたスリット31に、スライド可能に挿通されている。目盛り尺20の装着姿勢は、載置台2の上面に平行であり、案内溝部材6の溝28に平行に延びている。目盛り尺20の一端には、鍔32を介してグリップ33が取り付けられている。目盛り尺20を、その他端からスリット31へ挿入する(図2(b)中の右から左へ)と、鍔32が載置台2の右側壁(図2(b)中の右側の側壁)面34に当接する。目盛り尺20の目盛りは、図2(a)において左方ほど大きくなっている。目盛り尺20における鍔32の位置の目盛りは、例えば100mmである。これは、刃4と右側壁面34との離間距離D1=100mmに合わせたものである。長尺の切断対象物は、溝28に平行にされ、その端部が目盛り尺20の鍔32に当接した状態にされた上で切断される。すなわち、切断された対象物の長さは、刃4と鍔32との離間距離(図2(a)の符号D2)に一致する。従って、切断するときの、右側壁面34における目盛り尺20の目盛りSを読めば、切断する対象物の長さが判る。換言すれば、目盛り尺20を目的の切断長さに設定するには、載置台3の右側壁面34に目的の目盛りSが来るように目盛り尺20をスライドさせる。
図2(b)に示されるように、載置台2の内部には、目盛り尺20を弾力的に固定する固定装置35が設けられている。固定装置35は、操作ボタン36、カム棒37、ばね38、押圧板39を有している。固定装置35は、通常は目盛り尺20を固定しておき、操作ボタン36が押し操作されている間は、上記固定が解除される。
カム棒37は、その一端の支軸40を支点として回動自在である。操作ボタン36は、その下端がカム棒37の他端の上に載置されている。操作ボタン36の上部は、載置台2の上面の貫通孔を通して上方に突出している。押圧板39は、載置台2の側壁2aに固定された案内板41により、摺動自在に支持されている。カム棒37の一端には、押圧板39の係合凹部39aに係合する係合突起37aが形成されている。カム棒37は、その下方のばね38により、他端側が操作ボタン36とともに上方に弾力的に押し上げられている。同時に、押圧板39が、カム棒37の係合突起37aにより、目盛り尺20を押圧するように付勢されている。この押圧力により、目盛り尺20はスライド不能に固定されている。
図2(b)に矢印で示されるように、操作ボタン36が、ばね38の力に抗して下方に押されると、カム棒37が図中の反時計回りに回動する。そうすると、押圧板39が、図中の左方へスライドして目盛り尺20に対する押圧を解く。すなわち、目盛り尺20の固定が解除される。操作ボタン36の押圧操作が解かれると、ばね38の力により、全ての部材37、38、39がもとの位置に戻る。これにより、再度、押圧板39による目盛り尺20の固定が復帰する。かかる固定装置35の機能により、目盛り尺20の固定をワンタッチで解除することができる。目盛り尺20を、容易に任意位置で固定することができる。
図4には、本カッター1によるダクト本体62の切断操作が例示されている。ダクト本体62として、大小の二種類が例示されている。この例では、ダクト本体62は、まずその上部が切断され(図4(a))、次いで下部が切断されて(図4(b))、完全に分離される。まず、目盛り尺20が載置台2に装着され、目的の切断長さに調節される。すなわち、目的長さの目盛りSが載置台3の右側壁面34に来るように目盛り尺20がスライドさせられる。次いで、ダクト本体62は、その上部が下向きとなる姿勢にされ、その窓部68(図5)にアーム3が挿通され、刃4の部位に位置させられる。次いで、アーム3が下方にある程度の角度だけ回動させられ、ダクト本体62の一対の係合湾曲部66それぞれが溝28に係合させられる(図4(a))。次いで、ダクト本体62の端部が目盛り尺20の鍔32に当接するようにスライドさせられる。次いで、アーム3が最下端位置まで回動されて、ダクト本体62の上部が切断される。次いで、ダクト本体62がアーム3から抜き取られ、上下を逆にされ、上記切断時と同じ窓部68(図5)にアーム3が挿通される。次いで、アーム3が最下端位置まで回動され(図4(b))、ダクト本体62の下部も切断され、ダクト本体62は分離される。ダクト本体62は、簡単に目的の長さに切断される。切り粉は殆ど発生しない。切断面は平坦である。
図示しないが、ダクトのキャップ63(図5)の切断操作も簡単である。まず、目盛り尺20が目的切断長さの位置に設定される。次いで、キャップ63の一対の係合湾曲部67それぞれが溝28に係合させられる。次いで、キャップ63の端部が目盛り尺20の鍔32に当接するようにスライドさせられる。次いで、アーム3が最下端位置まで回動されて、キャップ63が切断され、分離される。キャップ63は、簡単に目的の長さに切断される。切り粉は殆ど発生しない。切断面は平坦である。
図示しないが、アーム3の刃装着部21に防護カバーが装着されるのが好ましい。この防護カバーは、例えば、金属板がU字状に湾曲されることにより、横断面がU字状にされた長尺物である。U字の内側幅が、アーム3の厚さよりわずかに小さくれている。かかるカバーは、そのU字の開放側からアーム3の刃4の部分が入り込むように取り付けられる。換言すれば、U字の部分がアーム3を挟むように弾力的に取り付けられる。簡単な構造のカバーであり、有用である。
図示しないが、U字状横断面のカバーは、アーム3の握り部分の内部に収容可能に構成されてもよい。この場合、カバーのU字の内側幅は、アーム3の刃装着部21の厚さよりわずかに大きくされる。カバーはアーム3に被さった状態でアーム3の長手方向に摺動自在とされる。そして、アーム3の握り部分に、このカバーを収容できるトンネルが形成される。トンネル内には、カバーを刃装着部21に押し出すように付勢するコイルばねが装備される。カバーの後端には収納操作用の凸部が突設される。この凸部は、握り部分に形成されたスリットから外方へ突出する。スリットは握り部分の長手方向に沿って形成される。スリットは、その後端で、凸部が係止しうるように曲げられた屈曲部を有する。使用者は、コイルばねの復元力に抗してこの凸部を後方に移動させ、スリットの屈曲部に係止させる。こうすることにより、カバーはアーム3の握り部分の内部に保持される。
以上に説明された実施形態では、切断対象物としてダクト61が例示されている。しかし、切断対象物はダクトに限定されない。例えば、電気ケーブル等の長尺物であればよい。また、刃4としても、市販の折り刃式の刃には限定されないが、市販の折り刃式の刃が大変に有用である。
本考案に係るカッターは、電気ケーブル用のダクト等の長尺物の切断に有用である。
1・・・カッター
2・・・載置台
3・・・アーム
4・・・刃
5・・・ハンドル
6・・・案内溝部材
7・・・被支持軸
12・・・軸受部材
13・・・第一支持部
14・・・第二支持部
17・・・コイルばね
20・・・目盛り尺
21・・・刃装着部
23・・・押さえ板
25・・・ねじ孔
26・・・貫通孔
28・・・溝
29・・・レール
30・・・凹所
32・・・鍔
35・・・固定装置
36・・・操作ボタン
37・・・カム棒
38・・・押圧板
61・・・ダクト
62・・・(ダクトの)本体
63・・・(ダクトの)キャップ

Claims (6)

  1. 押し切り型のカッターであって、
    切断対象物を載置しうる載置台と、
    載置台に回動可能に枢支されたアームと、
    このアームに装着される刃とを備えており、
    上記アームが、刃を着脱可能に装着しうる刃装着部を有しているカッター。
  2. 上記載置台に設けられた、切断対象物の位置決めを行うための、複数本の案内溝をさらに備えている請求項1に記載のカッター。
  3. 上記載置台における、上記案内溝の長手方向に沿って装着される目盛り尺をさらに備えており、
    載置台に装着されたこの目盛り尺が、その長手方向にスライド可能にされている請求項2に記載のカッター。
  4. 上記アームに設けられた被支持軸と、載置台に設けられた、上記被支持軸の両端部を回転可能に支持する軸受部とをさらに備えており、
    この軸受部が、被支持軸の一端を支持する第一支持部と、被支持軸の他端を支持する第二支持部とを有しており、
    第一支持部に、被支持軸を第二支持部に向けて付勢するバネ部材が設けられており、
    第二支持部に、被支持軸の他端を支持する穴部が形成されており、この穴部と上記被支持軸の他端とが、互いに相補的な円錐形状部分を有している請求項1から3のいずれかに記載のカッター。
  5. 上記アームの横断面形状が、市販の電気ケーブル用ダクトに形成された窓部に挿入可能な形状を呈している、請求項1から4のいずれかに記載のカッター。
  6. 上記刃が市販の折り刃式の刃であり、上記刃装着部が、アームの側面に上記刃が嵌合される第一嵌合凹所と、この第一嵌合凹所とで刃を挟持するための押さえ板とを有している、請求項1から5のいずれかに記載のカッター。
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