JP3171360B2 - プリプレグ - Google Patents

プリプレグ

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JP3171360B2
JP3171360B2 JP32156193A JP32156193A JP3171360B2 JP 3171360 B2 JP3171360 B2 JP 3171360B2 JP 32156193 A JP32156193 A JP 32156193A JP 32156193 A JP32156193 A JP 32156193A JP 3171360 B2 JP3171360 B2 JP 3171360B2
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英人 三澤
智之 藤木
幸一 伊藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • H05K1/0366Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement reinforced, e.g. by fibres, fabrics

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板として
用いられる積層板の製造に使用されるプリプレグに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器を構成するプリント配線
板は、多層化と高密度化が急速に進み、その材料となる
積層板は薄物が要求されるとともに、低誘電率のものが
求められるようになってきた。しかし、従来、上記プリ
ント配線板は4層板や6層板が主流であったため、その
材料となる積層板は、板厚が0.6mm〜1.0mmの
ものが使用され、板厚が0.6mm以下の薄物が必要と
なった。また、低誘電率にするため高樹脂量のプリプレ
グが求められた。
【0003】一般に積層板の基材として、ガラス布やガ
ラス不織布、アラミド繊維織物やアラミドペーパ、紙等
が用いられる。
【0004】積層板は上記基材に、エポキシ樹脂やポリ
イミド樹脂やポリフェニレンオキサイド樹脂等の樹脂ワ
ニスを含浸し、乾燥機で乾燥することによって、プリプ
レグを作製し、このプリプレグを所要枚数重ねるととも
に、必要に応じて銅箔などの金属箔をその片側、または
両側に重ね、これを加熱加圧成形することによって製造
される。
【0005】薄物の積層板を得るためには、プリプレグ
を構成する基材に薄物を使用する必要が生じた。該基材
として、例えば、ガラス布では坪量が50g/m以下
のもの、アラミド繊維織物では坪量が200g/m
下のものを使用するようになった。しかし、低誘電率に
するため該基材に高樹脂量の樹脂ワニスを含浸させて、
通常使用される縦型乾燥機を用いて乾燥すると、基材が
薄いうえに自重が大きいため、乾燥するときに基材の端
部に千切れが発生したり、プリプレグに目曲がりが生じ
る問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情を
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、薄物
の積層板を構成するプリプレグにおいて、その端部の引
っ張り強度が、他の部分に比べ高く、乾燥工程を経ても
その端部に千切れが生じること無いプリプレグを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリプレグは、プリプレグを構成する基材がアラミドペ
ーパで、その坪量が60g/m の基材であり、基材の
端部の引っ張り強度が50〜65kg/inchで、他
の部分に比べて高いことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係るプリプレグは、請
求項1のプリプレグにおいて、プリプレグを構成する基
材の端部が、他の部分に比べて密度が高いことを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項3に係るプリプレグは、請
求項1のプリプレグにおいて、基材の端部に補強糸が縫
い込まれたことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係るプリプレグは、請
求項1のプリプレグにおいて、プリプレグを構成する基
材の端部に熱硬化性樹脂が塗布されたことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】本発明に係るプリプレグによれば、基材の端部
の引っ張り強度が他の部分に比べて高いため、薄物の基
材を使用して縦型乾燥機で乾燥しても、基材の端部に千
切れが生じること無く乾燥が行える。また、基材に含浸
する樹脂量が多くても、縦型乾燥機を用いて乾燥するこ
とができる。
【0017】以下、本発明の実施例及び比較例を挙げ
る。
【0023】
【実施例】実施例1 アラミドを熔融させて得られた極細径のフィラメントを
集束材で束ねたストランドを短繊維とし、その短繊維を
乾式で薄層状にした1m幅のアラミドペーパ(坪量
0.0g/m、厚み0.080mm)の両側の端部1
0mmを坪量500g/mにする。
【0024】上記アラミドペーパにビスフェノールA型
エポキシ樹脂を含浸させた後、温度150℃、4分間の
条件で高さ10mの縦型乾燥機で加熱乾燥し、溶媒を除
去して樹脂含有量50重量%のプリプレグを得る。この
プリプレグを4枚重ね、その上下両側に厚さ18μmの
銅箔を重ねて、温度170℃、圧力50kg/cm
90分間の成形条件で加熱加圧して、厚さ0.4mmの
内層プリント配線板用の両面銅張積層板を得る。
【0025】実施例2 上記1m幅のアラミドペーパ(坪量60.0g/m
厚み0.080mm)の両側の端部10mmに補強糸と
してガラス糸(旭シェーベル社製:品番ECG75−1
/0)を縦糸に沿って縫い込む。上記アラミドペーパに
ビスフェノールA型エポキシ樹脂を含浸させた後、温度
150℃、4分間の条件で高さ10mの縦型乾燥機で加
熱乾燥し、溶媒を除去して樹脂含有量50重量%のプリ
プレグを得る。このプリプレグを4枚重ね、その上下両
側に厚さ18μmの銅箔を重ねて、温度170℃、圧力
50kg/cm、90分間の成形条件で加熱加圧し
て、厚さ0.4mmの内層プリント配線板用の両面銅張
積層板を得る。
【0026】実施例3 1m幅のアラミドペーパ(坪量60.0g/m、厚み
0.080mm)の両側の端部10mmに補強糸として
ケブラー糸(デュポン社製:品番ケブラー49)を縦糸
に沿って縫い込む。上記アラミドペーパにビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂を含浸させた後、温度150℃、4
分間の条件で高さ10mの縦型乾燥機で加熱乾燥し、溶
媒を除去して樹脂含有量50重量%のプリプレグを得
る。このプリプレグを4枚重ね、その上下両側に厚さ1
8μmの銅箔を重ねて、温度170℃、圧力50kg/
cm、90分間の成形条件で加熱加圧して、厚さ0.
4mmの内層プリント配線板用の両面銅張積層板を得
る。
【0027】実施例4 1m幅のアラミドペーパ(坪量60.0g/m、厚み
0.080mm)の両側の端部30mmに熱硬化性ポリ
エステル樹脂を塗布し、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂を含浸させた後、温度150℃、4分間の条件で高さ
10mの縦型乾燥機で加熱乾燥し、溶媒を除去して樹脂
含有量50重量%のプリプレグを得る。このプリプレグ
を4枚重ね、その上下両側に厚さ18μmの銅箔を重ね
て、温度170℃、圧力50kg/cm、90分間の
成形条件で加熱加圧して、厚さ0.4mmの内層プリン
ト配線板用の両面銅張積層板を得る。
【0030】比較例1 1m幅のアラミドペーパ(坪量60.0g/m、厚み
0.080mm)にビスフェノールA型エポキシ樹脂を
含浸させた後、温度150℃、4分間の条件で高さ10
mの縦型乾燥機で加熱乾燥し、溶媒を除去して樹脂含有
量50重量%のプリプレグを得る。このプリプレグを4
枚重ね、その上下両側に厚さ18μmの銅箔を重ねて、
温度170℃、圧力50kg/cm、90分間の成形
条件で加熱加圧して、厚さ0.4mmの内層プリント配
線板用の両面銅張積層板を得る。
【0031】(性能測定)実施例1〜実施例、比較例
1で得られた積層板について寸法安定性を測定した。
【0033】寸法安定性は、上記で得た積層板を用い、
常温での基準間寸法を測定し、80℃でエッチング処理
を行い、170℃でオーブン加熱後、再度基準間寸法を
測定し、常温時に計った値と比較してその変化率を求め
た。
【0034】また、乾燥時の基材の千切れを目視により
確認したが、実施例においては、乾燥機の高さが30m
のものを使用しても同じ結果が得られた。
【0035】
【表1】 (表1)からわかるように実施例1〜実施例でえられ
た端部の引っ張り強度を高くした基材を使用したプリプ
レグは、比較例1の通常の基材を使用したプリプレグと
比べ、千切れの発生を低下するのに有効であり、加え
て、寸法安定性の向上に有効である。
【0036】
【発明の効果】本発明のプリプレグは、基材の端部の引
っ張り強度が他の部分に比べて高いため、樹脂を含浸し
て乾燥しても、千切れが発生することなく安定した生産
を行うことができ、極薄物のプリプレグを得ることがで
きる。また、安定した生産を行うことができるため、縦
型乾燥機の高さを高くすることもでき、薄物の基材の高
樹脂量を含浸したものも乾燥が行え、低誘電率が可能な
プリプレグを得ることができる。
【0037】また、本発明のプリプレグは、積層板等に
加工したときに寸法安定性が良い製品を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 幸一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−188992(JP,A) 特開 平4−267109(JP,A) 特開 平5−222676(JP,A) 特開 昭63−199245(JP,A) 特開 昭63−209836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/24 B32B 27/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリプレグを構成する基材がアラミドペ
    ーパで、その坪量が60g/m の基材であり、基材の
    端部の引っ張り強度が50〜65kg/inchで、他
    の部分に比べて高いことを特徴とするプリプレグ。
  2. 【請求項2】 プリプレグを構成する基材の端部が、他
    の部分に比べて高密度であることを特徴とする請求項1
    のプリプレグ。
  3. 【請求項3】 プリプレグを構成する基材の端部に、補
    強糸が縫い込まれたことを特徴とする請求項1のプリプ
    レグ。
  4. 【請求項4】 プリプレグを構成する基材の端部に熱硬
    化性樹脂が塗布されたことを特徴とする請求項1のプリ
    プレグ。
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US8263225B2 (en) * 2004-06-01 2012-09-11 Isola Usa Corp. Laminate composition for producing reduced curl flat thin core laminate
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