JP3171323U - 杖先及び杖 - Google Patents

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Abstract

【課題】滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適な杖先を提供する。【解決手段】杖先1は、中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状の脚片を有し、中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部5を備えた杖先本体2と、弾性構造部5の中心部に設けたボルト挿通孔7と、このボルト挿通孔7に挿通し弾性構造部5の中心部から突出させたボルト6とから構成する。【選択図】図3

Description

本考案は、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適な杖先及び杖に関するものである。
一般に、足腰が衰えた高齢者や腕の力、握力が弱い高齢者、更には歩行障害者、リハビリテーション患者等は、歩行する際に歩行補助のために各種構造の内から選定した杖を使用する。
歩行補助のために杖を用いることで、高齢者等は歩行時において足腰にかかる負担を軽減することができ、かつ、歩行の際の身体バランスもとり易くなる。
そして、この種の杖としては、例えば、アルミニウム等々の軽合金製の一本杖(T字杖)、多脚杖(四点杖)、ロフストランド杖(F字杖)、松葉杖(腋窩支持クラッチ)等が使用されている。
構造的には、例えば、棒状の杖本体の下端部に配置する杖先の部分にゴム材等からなる弾性部材(先ゴム)を取り付け、この弾性部材を地面に接触させ衝撃を緩衝させるようにしたものが一般的である。
しかしながら、このような構造を有する杖の場合、杖先を構成する弾性部材が通常小径又は小サイズであるため、杖先を支点として棒状の杖本体の上部を握った手首部分からモーメーント力を作用させつつ歩行する際に、腕力や握力の弱い高齢者等の場合、雨天時等のような道路条件の悪いときにはどうしても滑りやすく、また、杖先が例えば石畳構造の路面の隙間に挟まってしまったりして、歩行の安定性に欠けるという問題を包含している。
このような歩行不安定性の問題を解消するために、病院等においては、例えば下半身麻痺、下肢切断、肩麻痺等の症状がある歩行者のために四点杖、ロフストランド杖等による歩行を実行させるようにしている。
しかし、例えば四点杖の場合、四つの接地脚の下端部分に弾性部材が取り付けられていることから、四点杖全体を地面に対して真上に持ち上げ、そのまま下降させて四つの接地脚を地面に接触させつつ歩行動作をおこなわなければ歩行安定性を得ることは難しく、腕力や握力の弱い高齢者等にとっては極めて使用しづらく、不便であるという問題を包含している。
特許文献1には、金属板等のある程度剛性を有する平板材と、その下面側に貼着したゴム等からなるクッション兼用の滑り止め部材と、平板材の中央部から上方へ突出形成した軸部材とを具備する石突き(杖先)を備え、前記軸部材を自在継ぎ手、コイルスプリング、カバー筒体を用いて杖本体を構成するフィットピースの下端に連結した構成からなる杖が提案されている。
しかし、特許文献1の杖における石突きの場合、石突きを構成する平板材は、フットピースの断面積よりも広い適当な面積を有するものの、その形状も通常の円板状のもので歩行安定性も必ずしも十分ではないと推定され、杖本体を構成するフィットピースの下端に対する石突きの着脱構造も複雑で着脱容易ではなく、更にはリハビリテーション時の石突き交換使用の点を配慮したものではないと推定される。
登録実用新案第3131874号公報
本考案が解決しようとする問題点は、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保できるとともに、使用者の腕力や握力等の体力の程度に応じて杖先をその体力の程度に応じて随時取り換えることが簡略で高齢者、或いはリハビリテーション用としても好適であるような杖先及び杖が存在しない点である。
本考案に係る杖先は、中心部から外方に向かって放射分散形状とした複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、前記杖先本体の中心部に設けたこの杖先本体を杖本体の先端部に対して着脱可能とするための取り付け部と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1乃至4記載の考案によれば、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で高齢者等の歩行安定性を確保できるとともに、使用者の腕力や握力等の体力の程度に応じて杖先をその体力の程度に応じて随時取り換えることが簡略でリハビリテーション用としても好適なを構成できる杖先を実現し提供することができる。
請求項5記載の考案によれば、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材と、板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造としたことによって、請求項1乃至4のいずれかに記載の考案の杖先の効果を発揮させることができる弾性構造部を実現し提供することができる。
請求項6記載の考案によれば、中心部から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片と当該長脚片の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片を具備した六脚形態の脚片形状、或いは中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状、五脚若しくは六脚のヒトデ状又は五足の偏在した鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、前記弾性構造部の中心部に設けたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に挿通し前記弾性構造部の中心部から突出させたボルトとからなる取り付け部と、を有する構成により、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で高齢者等の歩行安定性を確保できるとともに、使用者の腕力や握力等の体力の程度に応じて杖先をその体力の程度に応じて随時取り換えることが簡略でリハビリテーション用としても好適な杖を構成できる杖先を実現し提供することができる。
請求項7記載の考案によれば、前記杖先本体を、平盤形態又は杖先本体のほぼ中心部分を頂部として逆傘状の形態から構成しつつ請求項1乃至6のいずれかに記載の考案の杖先の効果を発揮させることができる弾性構造部を実現し提供することができる。
請求項8記載の考案によれば、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材と、板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造からなり、前記取り付け部は、前記板状のゴム材、板状のグラスカーボン、板状の木材の中心部を貫通させたボルト挿通孔と、前記ボルト挿通孔に固着状態で挿通され、前記弾性構造部の中心部からネジ部を突出させて前記杖本体の先端部に内装した受けねじ部に対するねじ込み又はねじ込み解除により杖先本体を着脱可能とするためのボルトとを有する構成によって、請求項1乃至7のいずれかに記載の考案の杖先の効果を発揮させることができる弾性構造部を実現し提供することができる。
請求項9乃至12記載の考案によれば、請求項1乃至4記載の杖先を用いて、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で高齢者等の歩行安定性を確保できるとともに、使用者の腕力や握力等の体力の程度に応じて杖先をその体力の程度に応じて随時取り換えることが簡略でリハビリテーション用としても好適なを実現し提供することができる。
請求項13記載の考案によれば、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材と、板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造としたことによって、請求項9乃至12のいずれかに記載の考案のを構成する杖先の効果を発揮させることができる弾性構造部を実現し提供することができる。
請求項14記載の考案によれば、前記杖先本体を、平盤形態又は杖先本体のほぼ中心部分を頂部として逆傘状の形態から構成しつつ請求項9乃至12のいずれかに記載の考案の杖先の効果を発揮させることができる弾性構造部を実現し提供することができる。
請求項15記載の考案によれば、請求項6記載の考案の杖先を用いて、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で高齢者等の歩行安定性を確保できるとともに、使用者の腕力や握力等の体力の程度に応じて杖先をその体力の程度に応じて随時取り換えることが簡略でリハビリテーション用としても好適なを実現し提供することができる。
請求項16記載の考案によれば、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材及び板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造からなり、前記取り付け部は、前記板状のゴム材、板状のグラスカーボン及び板状の木材の中心部を貫通させたボルト挿通孔にボルトを固着状態で挿通させ、前記弾性構造部の中心部からネジ部を突出させて前記杖本体の先端部に内装した受けねじ部に対するねじ込み又はねじ込み解除により杖先本体を着脱可能とするためのボルトを備える構造としたことによって、請求項9乃至15のいずれかに記載の考案の杖を構成する杖先の効果を発揮させることができる弾性構造部を実現し提供することができる。
本考案の実施例1に係る杖先を取り付けた杖を示す概略正面図である。 本実施例1に係る杖先の概略拡大正面図である。 本実施例1に係る杖先及び杖を示す概略拡大部分断面図である。 本実施例1に係る杖先の概略拡大平面図である。 本実施例1に係る杖先の変形例の概略拡大平面図である。 本考案の実施例2に係る杖先の概略拡大平面図である。 本実施例2に係る杖先の最大外形寸法を100mmとした場合の概略拡大平面図である。 本実施例2に係る杖先の最大外形寸法を140mmとした場合の概略拡大平面図である。 本実施例2に係る杖先の最大外形寸法を180mmとした場合の概略拡大平面図である。 本実施例2に係る杖先の変形例の概略拡大平面図である。 本考案の実施例3に係る杖先の概略拡大平面図である。 本考案の実施例4に係る杖先の概略拡大平面図である。
本考案は、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で高齢者等の歩行安定性を確保できるとともに、使用者の腕力や握力等の体力の程度に応じて杖先をその体力の程度に応じて随時取り換えることが簡略でリハビリテーション用としても好適な杖を構成できる杖先を提供するという目的を、中心部から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片と当該長脚片の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片を具備した六脚形態の脚片形状、或いは中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状、五脚若しくは六脚のヒトデ状又は四足の鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、前記弾性構造部の中心部に設けたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に挿通し前記弾性構造部の中心部から突出させたボルトとからなる構成により実現した。
以下、本考案の実施例に係る杖先及び杖について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
まず、図1乃至図4を参照して、本実施例1に係る杖先1及び杖51について説明する。
図1は、本実施例1に係る杖先1を、例えばT字杖のような一本杖形態の杖51を構成する杖本体52に取り付けた例を示すものである。
前記杖先1を取り付けた状態の杖51の全長は、例えば700〜800mmの例を挙げることができる。
本実施例1に係る杖先1は、図2乃至図4に示すように、中心部4から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状の脚片3を有し、前記中心部4及び各脚片3に弾性作用を発揮する弾性構造部5を備えた全体として例えば平盤形態で、かつ、従来の杖の杖先よりも広面積の杖先本体2を具備している。
図2、図3に示す実施例では、杖先本体2の全体をほぼ平盤形態とした例を示して説明しているが、本考案においては、当該杖先本体2の形態は平盤形態に限定するものではなく、この他、例えば杖先本体2のほぼ中心部分を頂部として逆傘状とした形態として実施しても良い。
また、前記杖先本体2は、この杖先本体2を、杖本体52の先端部52aに対してボルト6のねじ込み又はねじ込み解除により着脱可能とするためのボルト6、ボルト挿通孔7を含む取り付け部8を有している。
なお、杖先本体2と杖本体52の先端部52aとの着脱構造は、本考案においては、図示例の他、杖本体52の先端部52aにボルト部分を形成とし、杖先本体2内に当該ボルト部分のねじ込み又はねじ込み解除可能となるようなボルト挿通孔を設けて、杖先本体2と杖本体52とを着脱可能に構成して実施するようにしても良い。
前記弾性構造部5は、図3において、例えば、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層11で覆われた例えば集成材からなる板状の木材12、板状のグラスカーボン13と、板状の高圧ゴムからなるゴム材14と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部16を設けた高圧ゴムからなる滑り止めゴム材15との積層構造により構成している。
前記弾性構造部5は、図示例に限定するものではなく、本考案においては、図示例の他、例えば単一層のゴム材構造、或いはゴム材とゴム材以外の他材との積層構造等々として実施しても良い。
そして、前記ボルト挿通孔7は、前記ゴム材14、グラスカーボン13、木材12の各中心部を貫通する状態で穿設している。
本実施例に係る杖先1の前記弾性構造部5各部の寸法の一例について説明すると、前記被覆層11の厚さ1mm、木材12の厚さ6.5mm、グラスカーボン13の厚さ1.5mm、ゴム材14の厚さ3mm、滑り止めゴム材15の厚さ3mm等の例を挙げることができる。
また、前記弾性構造部5を平面視したときの最大外形寸法約100mmの例を挙げることができる。
前記取り付け部8を構成するボルト挿通孔7は、前記板状のゴム材14、板状のグラスカーボン13及び板状の木材12の中心部を貫通して設けることにより構成している。
前記杖51は、杖本体52の上端部に使用者が手で握るための握り部53を備えるとともに、杖本体52を構成する例えばステンレス材を用いた円筒状の柄部54を具備し、前記杖本体52の先端部52aの内部に受けねじ体61を内装している。
前記受けねじ体61は、柄部54内に嵌着した筒体62と、この筒体62内に同心配置で固着したナット63とを具備している。
本実施例1に係る51は、上述した構成の杖先1を、T字杖のような一本杖形態の杖本体52の先端部52aにボルト6を用いて着脱可能に取り付けている。
すなわち、図3に示すように、前記弾性構造部5の中心部に設けたボルト挿通孔7の上下両側に各々平ワッシャー9、9を介在させつつボルト6をボルト挿通孔7に挿入し、このボルト6を前記杖本体52の先端部52aの内部に設けた受けねじ体61のナット63にねじ込むことで、杖先1を前記杖本体52の先端部52aに一体的に取り付けるようにしている。
また、ボルト6を緩め離脱させることで、杖先1を前記杖本体52の先端部52aから離脱させるようにしている。
この場合、前記ボルト6をボルト挿通孔7に固着状態で挿通させ、図2に例示するように、前記弾性構造部5の中心部からボルト6のねじ部6aを上方に突出させる構造として、前記杖本体52の先端部に内装した受けねじ体61のナット63に対するねじ部6aのねじ込み又はねじ込み解除により杖先本体2を前記杖本体52に対して着脱可能とすることが好ましい。
次に、本実施例1に係る杖先1及び杖51の作用、効果について説明する。
本実施例1に係る杖先1を例えば前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で使用者が前記握り部53を片手で握り、杖先1の滑り止めゴム材15の下面を接地面に接触させたり離したりして歩行するとき、前記弾性構造部5が下端面に凹凸部16を設けた滑り止めゴム材15及びゴム材14を備えていることから、雨天の路面等の悪条件でも滑りにくく、杖先1を地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、また、杖先1の部分が従来例に比べ広面積を有するので、この杖先1が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、高齢者のような使用者の歩行安定性を確実に確保できる。
また、前記杖先1を地面等の接地面に接触させた際に、この接地面が傾いている場合においても、放射分散形状で弾性作用を発揮する五葉の花びら状の脚片3を備えていることから、各脚片3の滑り止めゴム材15、ゴム材14の個別的な弾性変形によりその傾きの影響を抑制することが可能となり、歩行者の歩行姿勢が大きく乱されることもなく、この点からの高齢者のような使用者の歩行安定性を確実に確保できる。
すなわち、本実施例1によれば、滑りにくく、地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ、杖先1の部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能となり、高齢者のような使用者の歩行安定性を十分に確保することができる杖先1及びこの杖先1を用いた杖51を実現し提供することができる。
図5は本実施例1に係る杖先1の変形例である杖先1Aを示すものである。同図に示す杖先1Aは、基本的構成は実施例1に係る杖先1の場合と同様であるが、この杖先1Aの五葉の花びら状の各脚片3の突出端辺3aを二つの凹部を有する山形状としたことが特徴であり、この他の構造は実施例1に係る杖先1の場合と同様である。
この変形例の杖先1Aを、例えば前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で使用者が前記握り部53を片手で握り、杖先1Aの滑り止めゴム材15の下面を接地面に接触させたり離したりして歩行する場合においても、上述した実施例1の杖先1及び杖51の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
本実施例1に係る杖先1及び変形例である杖先1A一本杖の他、多脚杖、ロフストランド杖、松葉杖、折り畳み杖等に適用できる。
(実施例2)
次に、図6乃至図9を参照して、本考案の実施例2に係る杖先1Bについて説明する。なお、図6乃至図9に示す杖先1Bにおいて、実施例1の杖先1と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図6に示す本実施例2に係る杖先1Bは、実施例1の場合と同様、例えばT字杖のような一本杖形態の杖51を構成する杖本体52に取り付けて使用するものであり、中心部4から外方に向かって放射分散形状とした六脚の例えばヒトデ状で平面視略長方形状を呈する脚片3を有し、前記中心部4及び各脚片3に弾性作用を発揮する弾性構造部5を備えた全体として例えば平盤形態で、かつ、従来の杖の杖先よりも広面積の杖先本体2Bを具備している。
前記実施例1で説明したように、本考案においては、当該杖先本体2の形態は平盤形態に限定するものではなく、この他、例えば杖先本体2のほぼ中心部分を頂部として逆傘状とした形態として実施しても良い。
前記したように、前記弾性構造部5は、図示例に限定するものではなく、本考案においては、図示例の他、例えば単一層のゴム材構造、或いはゴム材とゴム材以外の他材との積層構造等々として実施しても良い。
この実施例2の杖先1Bを、例えば前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で使用者が前記握り部53を片手で握り、杖先1Bの滑り止めゴム材15の下面を接地面に接触させたり離したりして歩行する場合においても、上述した実施例1の杖先1及び杖51の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
また、本実施例2に係る杖先1Bの場合、六脚の平面視略長方形状を呈する脚片3を備えることから、特に杖先1Bを地面等の接地面に接触させた際に、この接地面が傾いている場合においても、脚片3の数が六脚と多数であることから、すべりにくく、六脚の脚片3の滑り止めゴム材15、ゴム材14の個別的な弾性変形によりその傾きの影響をより効果的に抑制することが可能になり、歩行安定性が五脚の場合よりも更に優れるという利点がある。
本実施例2に係る杖先1Bの場合、例えば、杖先1Bの平面視最大寸法を図7に示すように100mm又は略100mmとして、一本杖や松葉杖用として適用したり、杖先1Bの平面視最大寸法を図8に例示するように140mm又は略140mmとして、ロフストランド杖用として適用したり、更には、杖先1Bの平面視最大寸法を図9に例示するように180mm又は略180mmとして、四点杖若しくは三点杖用として適用したりとする応用が可能である。
図10は本実施例2に係る杖先1Bの変形例である杖先1Cを示すものである。
同図に示す杖先1Cは、基本的構成は実施例2に係る杖先1Bの場合と同様であるが、中心部4から外方に向かって放射分散形状とした五脚の例えばヒトデ状で平面視略先細長方形状を呈する脚片3を有し、前記中心部4及び各脚片3に弾性作用を発揮する弾性構造部5を備えた全体として例えば平盤形態で、かつ、従来の杖の杖先よりも広面積の杖先本体2Cを具備している。
杖先本体2の形態については、前記したように、本考案においては、当該杖先本体2の形態は平盤形態に限定するものではなく、この他、例えば杖先本体2のほぼ中心部分を頂部として逆傘状とした形態として実施しても良い。
前記したように、前記弾性構造部5は、図示例に限定するものではなく、本考案においては、図示例の他、例えば単一層のゴム材構造、或いはゴム材とゴム材以外の他材との積層構造等々として実施しても良い。
なお、前記したように、杖先本体2と杖本体52の先端部52aとの着脱構造は、本考案においては、図示例の他、杖本体52の先端部52aにボルト部分を形成とし、杖先本体2内に当該ボルト部分のねじ込み又はねじ込み解除可能となるようなボルト挿通孔を設けて、杖先本体2と杖本体52とを着脱可能に構成して実施するようにしても良い。
この変形例の杖先1Cを、例えば前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で使用者が前記握り部53を片手で握り、杖先1Cの滑り止めゴム材15の下面を接地面に接触させたり離したりして歩行する場合においても、上述した実施例2の杖先1B及び杖51の場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
本実施例2に係る杖先1B及び変形例である杖先1Cは、一本杖の他、多脚杖、ロフストランド杖、松葉杖、折り畳み杖等に適用できる。
(実施例3)
次に、図11を参照して、本考案の実施例3に係る杖先1Dについて説明する。
なお、図11に示す杖先1Dにおいて、実施例1の杖先1と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図11に示す本実施例3に係る杖先1Dは、前記実施例1の場合と同様、例えばT字杖のような一本杖形態の杖51を構成する杖本体52に取り付けて使用するものであり、中心部4から外方に向かって放射分散形状で、かつ、偏在形態の五脚の例えば鳥足状で平面視略長方形状を呈する脚片3を有し、前記中心部4及び各脚片3に弾性作用を発揮する弾性構造部5を備えた全体として例えば平盤形態で、かつ、従来の杖の杖先よりも広面積の杖先本体2Dを具備している。
杖先本体2の形態については、前記したように、本考案においては、当該杖先本体2の形態は平盤形態に限定するものではなく、この他、例えば杖先本体2のほぼ中心部分を頂部として逆傘状とした形態として実施しても良い。
前記したように、前記弾性構造部5は、図示例に限定するものではなく、本考案においては、図示例の他、例えば単一層のゴム材構造、或いはゴム材とゴム材以外の他材との積層構造等々として実施しても良い。
なお、前記したように、杖先本体2と杖本体52の先端部52aとの着脱構造は、本考案においては、図示例の他、杖本体52の先端部52aにボルト部分を形成とし、杖先本体2内に当該ボルト部分のねじ込み又はねじ込み解除可能となるようなボルト挿通孔を設けて、杖先本体2と杖本体52とを着脱可能に構成して実施するようにしても良い。
本実施例3においては、前記五脚の各脚片3のうち、四脚は図11に示すように中心から片側(図11において上側)に偏った配置とし、残る一脚は中心から下側に突出する偏在形態を採用している。
この実施例3の杖先1Dを、例えば前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で使用者が前記握り部53を片手で握り、杖先1Dの滑り止めゴム材15の下面を接地面に接触させたり離したりして歩行する場合においても、上述した実施例1の杖先1及び杖51の場合と略同様な作用、効果を発揮させることができ、また、五脚の各脚片3を偏在させ歩行安定性をやや不安定とした構造としていることから、後述するようなリハビリテーション時に使用して好適なものとなる。
本実施例3に係る杖先1Dは、一本杖の他、多脚杖、ロフストランド杖、松葉杖、折り畳み杖等に適用できる。
(実施例4)
次に、図12を参照して、本考案の実施例4に係る杖先1Eについて説明する。
なお、図12に示す杖先1Eにおいて、実施例1の杖先1と同一の要素には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。
図12に示す本実施例4に係る杖先1Eは、前記実施例1の場合と同様、例えばT字杖のような一本杖形態の杖51を構成する杖本体52に取り付けて使用するものであり、中心部4から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片17と当該長脚片17の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片18を具備した六脚形態の各脚片を有し、前記中心部4及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部5を備えた全体として例えば平盤形態で、かつ、従来の杖の杖先よりも広面積の杖先本体2Eを具備している。
杖先本体2の形態については、前記したように、本考案においては、当該杖先本体2の形態は平盤形態に限定するものではなく、この他、例えば杖先本体2のほぼ中心部分を頂部として逆傘状とした形態として実施しても良い。
前記したように、前記弾性構造部5は、図示例に限定するものではなく、本考案においては、図示例の他、例えば単一層のゴム材構造、或いはゴム材とゴム材以外の他材との積層構造等々として実施しても良い。
なお、前記したように、杖先本体2と杖本体52の先端部52aとの着脱構造は、本考案においては、図示例の他、杖本体52の先端部52aにボルト部分を形成とし、杖先本体2内に当該ボルト部分のねじ込み又はねじ込み解除可能となるようなボルト挿通孔を設けて、杖先本体2と杖本体52とを着脱可能に構成して実施するようにしても良い。
この実施例4の杖先1Eを、例えば前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で使用者が前記握り部53を片手で握り、杖先1Eの滑り止めゴム材15の下面を接地面に接触させたり離したりして歩行する場合においても、上述した実施例1の杖先1及び杖51の場合と略同様な作用、効果を発揮させることができ、また、六脚の各脚片を偏在させ歩行安定性をやや不安定とした構造としていることから、後述するようなリハビリテーション時に使用して好適なものとなる。
この場合、同一長さの五脚の長脚片17と当該長脚片17の長さよりも短く形成してなる短脚片18とを具備した六脚形態の脚片構成としているので、使用に際し、当該短脚片18を進行方向とは逆の方向に位置させて杖を用いると、歩行安定性が一層増すことになる。
本実施例4に係る杖先1Eは、一本杖の他、多脚杖、ロフストランド杖、松葉杖、折り畳み杖等に適用できる。
本実施例4に係る杖先1Eの場合、これを松葉杖に用いる際には、例えば、杖先1Eの平面視最大寸法を140mm、ロフストランド杖に用いる際には例えば140mm、多脚杖に用いる際には例えば180mmとすると好都合である。
次に、上述した本考案の実施例1〜4に係る杖先1A〜1Eについての具体的使用形態について説明する。
使用者が前記杖先1A〜1Eのうちのいずれかを、前記杖51を構成する杖本体52に取り付けた状態で前記握り部53を片手で握り歩行する場合において、前記杖先1A〜1Eはいずれも杖本体52に容易に着脱できることから、使用者が例えば腕力や握力の弱い高齢者又は足が不自由な身体障害者等である場合、歩行安定性が五脚の場合よりも更に優れる実施例2の杖先1Bを選定し使用することにより、当該高齢者又は身体障害者等の好適な歩行環境を実現することができる。
また、怪我等により一時的に歩行困難になった使用者が、その怪我の回復の程度に応じて、例えば最初は実施例2の各脚片3を偏在させ歩行安定性をやや不安定とした構造の杖先1Bを選定し使用するとともに、少し回復した後には、例えば実施例3の杖先1Dや1Eを選定し使用することにより、当該使用者の体力の回復に応じたリハビリテーションを好適に実行できるという利点がある。
本考案に係る杖先は、一本杖、多脚杖、ロフストランド杖、松葉杖、折り畳み杖等、各種形態の杖先として広範に適用可能である。
1 杖先
1A 杖先
1B 杖先
1C 杖先
1D 杖先
1E 杖先
2 杖先本体
2B 杖先本体
2C 杖先本体
2D 杖先本体
2E 杖先本体
3 脚片
3a 突出端辺
4 中心部
5 弾性構造部
6 ボルト
6a ねじ部
7 ボルト挿通孔
8 取り付け部
9 平ワッシャー
11 被覆層
12 木材
13 グラスカーボン
14 ゴム材
15 滑り止めゴム材
16 凹凸部
17 長脚片
18 短脚片
51 杖
52 杖本体
52a 先端部
53 握り部
54 柄部
61 受けねじ体
62 筒体
63 ナット

Claims (16)

  1. 中心部から外方に向かって放射分散形状とした複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、
    前記杖先本体の中心部に設けたこの杖先本体を杖本体の先端部に対して着脱可能とするための取り付け部と、
    を有することを特徴とする新規な杖先。
  2. 中心部から外方に向かって放射分散形状とした複数葉の花びら状、複数脚のヒトデ状又は複数足の鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、
    前記杖先本体の中心部に設けたこの杖先本体を杖本体の先端部に対して着脱可能とするための取り付け部と、
    を有することを特徴とする新規な杖先。
  3. 中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状、五脚若しくは六脚のヒトデ状又は五足の偏在した鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、
    前記杖先本体の中心部に設けたこの杖先本体を杖本体の先端部に対して着脱可能とするための取り付け部と、
    を有することを特徴とする新規な杖先。
  4. 中心部から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片と当該長脚片の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片を具備した六脚形態の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、
    前記杖先本体の中心部に設けたこの杖先本体を杖本体の先端部に対して着脱可能とするための取り付け部と、
    を有することを特徴とする新規な杖先。
  5. 前記弾性構造部は、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材と、板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の新規な杖先。
  6. 中心部から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片と当該長脚片の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片を具備した六脚形態の脚片形状、或いは中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状、五脚若しくは六脚のヒトデ状又は五足の偏在した鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えた杖先本体と、
    前記弾性構造部の中心部に設けたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に挿通し前記弾性構造部の中心部から突出させたボルトとからなる取り付け部と、
    を有することを特徴とする新規な杖先。
  7. 前記杖先本体は、平盤形態又は杖先本体のほぼ中心部分を頂部として逆傘状の形態からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の新規な杖先。
  8. 前記弾性構造部は、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材と、板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造からなり、前記取り付け部は、前記板状のゴム材、板状のグラスカーボン、板状の木材の中心部を貫通させたボルト挿通孔と、前記ボルト挿通孔に固着状態で挿通され、前記弾性構造部の中心部からネジ部を突出させて前記杖本体の先端部に内装した受けねじ部に対するねじ込み又はねじ込み解除により杖先本体を着脱可能とするためのボルトとを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の新規な杖先。
  9. 杖本体と、
    中心部から外方に向かって放射分散形状とした複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えるとともに、この弾性構造部の中心部に前記杖本体の先端部に着脱可能に連結するための取り付け部を設けた杖先本体と、
    を有することを特徴とする新規な杖。
  10. 杖本体と、
    中心部から外方に向かって放射分散形状とした複数葉の花びら状、複数脚のヒトデ状又は複数足の鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えるとともに、この弾性構造部の中心部に前記杖本体の先端部に着脱可能に連結するための取り付け部を設けた杖先本体と、
    を有することを特徴とする新規な杖。
  11. 一本杖形態、多脚杖形態、ロフストランド杖形態、折り畳み杖形態又は松葉杖形態のうちのいずれかの形態からなる杖本体と、
    中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状、五脚若しくは六脚のヒトデ状又は五足の偏在した鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えるとともに、この弾性構造部の中心部に前記杖本体の先端部に着脱可能に連結するための取り付け部を設けた杖先本体と、
    を有することを特徴とする新規な杖。
  12. 一本杖形態、多脚杖形態、ロフストランド杖形態、折り畳み杖形態又は松葉杖形態のうちのいずれかの形態からなる杖本体と、
    中心部から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片と当該長脚片の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片を具備した六脚形態の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えるとともに、この弾性構造部の中心部に前記杖本体の先端部に着脱可能に連結するための取り付け部を設けた杖先本体と、
    を有することを特徴とする新規な杖。
  13. 前記弾性構造部は、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材及び板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造からなることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の新規な杖。
  14. 前記杖先本体は、平盤形態又は杖先本体のほぼ中心部分を頂部として逆傘状の形態からなることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の新規な杖先。
  15. 一本杖形態、多脚杖形態、ロフストランド杖形態、折り畳み杖形態又は松葉杖形態のいずれかのうちのの形態からなる杖本体と、
    中心部から外方に向かって放射分散形状で、かつ、同一長さの五脚の長脚片と当該長脚片の長さよりも短く形成してなる一脚の短脚片を具備した六脚形態の脚片形状、或いは中心部から外方に向かって放射分散形状とした五葉の花びら状、五脚若しくは六脚のヒトデ状又は五足の偏在した鳥足状のなかから選定される形状の複数の脚片を有し、前記中心部及び各脚片に弾性作用を発揮する弾性構造部を備えるとともに、前記弾性構造部の中心部に設けたボルト挿通孔と、このボルト挿通孔に挿通し前記弾性構造部の中心部から突出させたボルトとからなる取り付け部と、
    を有することを特徴とする新規な杖。
  16. 前記弾性構造部は、上部側から接地面と接触させる下部側に向かって、順に、ウレタン樹脂からなる被覆層で覆われた板状の木材及び板状のグラスカーボンと、板状のゴム材と、板状で接地面と接する下端面に凹凸部を設けた滑り止めゴム材との積層構造からなり、前記取り付け部は、前記板状のゴム材、板状のグラスカーボン及び板状の木材の中心部を貫通させたボルト挿通孔にボルトを固着状態で挿通させ、前記弾性構造部の中心部からネジ部を突出させて前記杖本体の先端部に内装した受けねじ部に対するねじ込み又はねじ込み解除により杖先本体を着脱可能とするためのボルトを備えることを特徴とする請求項9乃至15のいずれかに記載の新規な杖。
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