JP2019071982A - 杖先及び杖 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、杖の使用者の使用状況、使用状態に応じて、各杖先接地体を自在に取り替えて柔軟に対応して使用でき安定感のある使用状態を得られるとともに、杖先の接地体が緩みにくく、滑りにくく、衝撃吸収性に優れ接地感も良好で、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、杖全体の長短の調整可能で、接地面の傾きの影響を抑制することが可能な杖先を具備し、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適である杖先を提供する。【解決手段】本発明の杖先21は、杖本体に取り付けられるとともに、中心部から外方に向かって放射分散形態の各片を具備する杖先保持体7と、杖先保持体の各片8の下端側に各々座金を介在させネジ結合により着脱可能に装着した硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個構成で接地面に当接させる杖先接地体10とを有するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、杖先及び杖に関し、詳しくは、杖の使用者の使用状況、使用状態に対応、例えば、杖使用者に障害がある場合にはその障害状態に応じて、更には杖使用者が怪我をしているような場合には怪我の状態に応じて、適時に、硬・軟材でもって形成され或いは大・小サイズに形成された各杖先接地体を自在に取り替えて柔軟に対応して使用でき安定感のある使用状態を得られるとともに、杖先の接地体が緩みにくく、滑りにくく、接地体が地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好で、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、また、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能な杖先を具備し、杖全体の長短の調整可能で、更に、使用に際して格別の優雅性、特異性を味わうことが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適である杖先及び杖に関するものである。
一般に、足腰が衰えた高齢者や腕の力、握力が弱い高齢者、更には歩行障害者、リハビリテーション患者等は、歩行する際に歩行補助のために各種構造の内から選定した杖を使用する。
歩行補助のために杖を用いることで、高齢者等は歩行時において足腰にかかる負担を軽減することができ、かつ、歩行の際の身体バランスもとり易くなる。
そして、この種の杖としては、例えば、アルミニウム等々の軽合金製の一本杖(T字杖)、多脚杖(四点杖)、ロフストランド杖(F字杖)、松葉杖(腋窩支持クラッチ)等が使用されている。
構造的には、例えば、棒状の杖本体の下端部に配置する杖先の部分にゴム材等からなる弾性部材(先ゴム)を取り付け、この弾性部材を地面に接触させ衝撃を緩衝させるようにしたものが一般的である。
しかしながら、このような構造を有する杖の場合、杖先を構成する弾性部材が通常小径又は小サイズであるため、杖先を支点として棒状の杖本体の上部を握った手首部分からモーメーント力を作用させつつ歩行する際に、腕力や握力の弱い高齢者等の場合、雨天時等のような道路条件の悪いときにはどうしても滑りやすく、また、杖先が例えば石畳構造の路面の隙間に挟まってしまったりして、歩行の安定性に欠けるという諸問題を包含している。
このような歩行不安定性の問題を解消するために、病院等においては、例えば下半身麻痺、下肢切断、肩麻痺等の症状がある歩行者のために四点杖、ロフストランド杖等による歩行を実行させるようにしている。
しかし、例えば四点杖の場合、四つの接地脚の下端部分に弾性部材が取り付けられていることから、四点杖全体を地面に対して真上に持ち上げ、そのまま下降させて四つの接地脚を地面に接触させつつ歩行動作をおこなわなければ歩行安定性を得ることは難しく、腕力や握力の弱い高齢者等にとっては極めて使用しづらく、不便であるという問題を包含している。
特許文献1には、金属板等のある程度剛性を有する平板材と、その下面側に貼着したゴム等からなるクッション兼用の滑り止め部材と、平板材の中央部から上方へ突出形成した軸部材とを具備する石突き(杖先)を備え、前記軸部材を自在継ぎ手、コイルスプリング、カバー筒体を用いて杖本体を構成するフィットピースの下端に連結した構成からなる杖が提案されている。
しかし、特許文献1の杖における石突きの場合、石突きを構成する平板材は、フットピースの断面積よりも広い適当な面積を有するものの、その形状も通常の円板状のもので歩行安定性も必ずしも十分ではないと推定され、杖本体を構成するフットピースの下端に対する石突きの着脱構造も複雑で着脱容易ではなく、更にはリハビリテーション時の石突き交換使用の点を配慮したものではないと推定される。
登録実用新案第3131874号公報
本発明は、上記従来の実情に鑑み開発されたものであり、杖の使用者の使用状況、使用状態に対応、例えば、杖使用者に障害がある場合にはその障害状態に応じて、更には杖使用者が怪我をしているような場合には怪我の状態に応じて(例えば、複数の杖先の内、強く力・押圧が加わるような部位の杖先部分を硬質材からなる杖先に取り替え、また、弱い力・押圧しか加わらないような部位の杖先部分は柔軟材からなる杖先に取り替えたりして)、適時に、硬・軟材でもって形成され或いは大・小サイズに形成された各杖先接地体を自在に取り替えて柔軟に対応して使用でき安定感のある使用状態を得られるとともに、杖先の接地体が緩みにくく、滑りにくく、接地体が地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好で、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、また、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能な杖先を具備し、杖全体の長短の調整可能で、更に、使用に際して格別の優雅性、特異性を味わうことが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適である杖を提供するものである。
本発明の杖先は、杖本体に取り付けられるとともに、中心部から外方に向かって放射分散形態の各片を具備する杖先保持体と、前記杖先保持体の各片の下端側に各々座金を介在させネジ結合により着脱可能に装着した硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個構成で接地面に当接させる杖先接地体と、を有することを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個構成の杖先接地体の自在な組み合わせによって、杖の使用者の使用状況、使用状態に対応、例えば、杖使用者に障害がある場合にはその障害状態に応じて、更には杖使用者が怪我をしているような場合には怪我の状態に応じて(例えば、複数の杖先接地体の内、強く力・押圧が加わるような部位の杖先部分を硬質材からなる杖先接地体に取り替え、また、弱い力・押圧しか加わらないような部位の杖先部分は柔軟材からなる杖先接地体に取り替えたりして)、適時に、硬・軟材でもって形成され或いは大・小サイズに形成された各杖先接地体を自在に取り替えて柔軟に対応して使用でき安定感のある使用状態を得られるとともに、杖先の接地体が緩みにくく、滑りにくく、接地体が地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好で、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、また、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能な杖先を実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、杖先保持体の各片は、3片以上の複数片とし、杖先接地体は前記杖先保持体の各片の個数に対応する個数として、形態の多様化を図りつつ請求項1記載の発明と同様な効果を奏する杖先を実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明において、前記杖先保持体の各片の下端側と杖先接地体との間に介在させる座金は、その内周部に前記杖先接地体が緩み方向の変位に対して抵抗力を付与する傾斜形状の突片群を備える構成としたことにより、請求項1又は2に記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、杖先接地体の緩み防止効果も発揮させることができる杖先を実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記杖先は、一本杖形態、多脚状形態、ロフストランド形態、折り畳み形態、松葉杖形態のいずれかの形態を構成する杖用として用いられることから、杖先の適用対象の多様化を図りつつ請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果を発揮させることができる杖先を実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、上記効果を発揮する杖先を備えることから、杖先接地体を地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好であり、杖先接地体が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能であるという効果を発揮させることができ、また、杖全体の長短の調整可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適であるという効果を奏する杖を実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、形態の多様化を図りつつ請求項5記載の発明と同様な効果を奏する杖を実現し提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明において、前記杖先保持体の各片の下端側と杖先接地体との間に介在させる座金は、その内周部に前記杖先接地体が緩み方向の変位に対して抵抗力を付与する傾斜形状の突片群を備えることから請求項5又は6に記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、杖先接地体の緩み防止効果も発揮させることができる杖を実現し提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項5乃至7のいずれかに記載の発明において、前記装飾ストラップ、及び、前記上部棒状部の外周の装飾部は、サヤ型地に花唐草紋様、サヤ型地に花唐草紋様、鹿の子流水に小桜、波文に流水小桜、正絹錦松葉小紋、袴地縞等を施した京西陣、京友禅の着物の各生地から選定される生地を用いて形成しているので、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、使用者は使用に際して優雅性、特異性を味わうことができる杖を実現し提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項5乃至8のいずれかに記載の発明において、前記杖本体は、一本杖形態、多脚状形態、ロフストランド形態、折り畳み形態、松葉杖形態のいずれかの形態からなるものであるから、適用対象の多様化を図りつつ請求項5乃至8のいずれか1項に記載の発明の効果を発揮させることができる杖を実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る杖先を備える杖の全体構成を示す正面図である。 図2は本実施例1に係る杖先の概略斜視図である。 図3は本実施例1に係る杖先における一つの杖先保持体、座金、杖先接地体の分解斜視図である。 図4は本実施例1に係る杖先における一つの杖先保持体、座金、杖先接地体の組み立て状態を示す部分正面図である。 図5は本実施例1に係る杖先における座金の突片の杖先接地体の緩み方向に対する抵抗力付与状態を示す説明図である。 図6は本発明の実施例2に係る杖の全長の調整状態を示す説明図である。 図7は本実施例2に係る杖における花唐草紋様を外周に施した上部棒状体の部分拡大斜視図である。 図8は本実施例2に係る杖における上部棒状体に施した花唐草紋様を展開状態で示す部分拡大説明図である。 図9は本実施例2に係る杖における上部棒状体に施した5個の紋様の例を展開状態で示す部分拡大説明図である。
本発明は、杖先接地体が緩みにくいとともに、杖の使用者の使用状況、使用状態に対応、例えば、杖使用者に障害がある場合にはその障害状態に応じて、更には杖使用者が怪我をしているような場合には怪我の状態に応じて、適時に、硬・軟材でもって形成され或いは大・小サイズに形成された各杖先接地体を自在に取り替えて柔軟に対応して使用でき安定感のある使用状態を得られるとともに、杖先の接地体が緩みにくく、滑りにくく、接地体が地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好で、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、また、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能な杖先を具備し、杖全体の長短の調整可能で、更に、使用に際して格別の優雅性、特異性を味わうことが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適である杖、及びその杖先を実現し提供するという目的を、杖本体に取り付けられるとともに、中心部から外方に向かって放射分散形態の各片を具備する杖先保持体と、前記杖先保持体の各片の下端側に各々座金を介在させネジ結合により着脱可能に装着した硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個構成で接地面に当接させる杖先接地体と、を有し、前記杖先保持体の各片の下端側と杖先接地体との間に介在させる座金は、その内周部に前記杖先接地体が緩み方向の変位に対して抵抗力を付与する傾斜形状の突片群を備える構成により実現した。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る杖について詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例に係る杖先21を備える杖1は、図1に示すように、上端部に握り部3を配置し、上部側に装飾ストラップ4を取り付けるとともに、長さ方向外周全体に装飾部5aを具備する内部が空洞の、すなわち、円筒状の上部棒状体5と、前記上部棒状部5に対して上端側を着脱可能に、かつ、長短調整可能に装着し一体化される下部棒状体6と、を具備する杖本体2と、前記下部棒状体6の下端側に固着した中心部から外方に向かって放射分散形態の各片8(本実施例では例えば6個)を具備する杖先21を構成する杖先保持体7と、前記杖先保持体7の各片8の下端側に各々座金9を介在させネジ結合により着脱可能に装着した硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個(本実施例では例えば6個)構成で接地面に当接させる杖先21を構成する杖先接地体10と、を有している。
ここで、前記杖先21について図2乃至図5を参照して詳述する。
前記杖先21は、上述したように杖先保持体7と杖先接地体10とを有している。
前記杖先保持体7の各片8は、上述した場合の他、例えば、3片以上、4片、5片、8片等の構成を採用することができ、各片8の数は特に限定するものではない。また、前記杖先接地体10は、前記杖先保持体7の各片8の個数に対応する個数とすることは勿論である。
前記杖先接地体10は、図2に示すように、例えばゴム材からなる弾性体を用いて上部が円柱状で下部が円形吸盤形態の構成としている。
また、本実施例1においては、前記杖先接地体10は、図2に示すように、一例として例えば硬質の弾性体仕様としたものを3個、軟質の弾性体仕様(同図において薄墨で示す)としたものを3個、合計6個の構成としている。
本実施例1において、合計6個の杖先接地体10の硬・軟材或いは大・小の組み合わせは、特に限定するものではなく、後述する杖先接地体10の前記杖先保持体7の片8に対する取り付け構造から明らかなように、使用者の脚力、握力等に応じ任意の組み合わせを採用し、使用者の好みに柔軟に対応できる。
例えば、6個すべてを硬質のものとしたり、6個すべてを軟質のものとしたり、硬質のもの2個と軟質のもの4個との組み合わせとしたり、硬質のもの4個と軟質のもの2個との組み合わせとしたり等、種々の組み合わせ形態を採用することが可能である。
次に、前記杖先接地体10の前記杖先保持体7の片8に対する取り付け構造について図3乃至図5を参照して説明する。
前記杖先接地体10の円柱部分の中央部には、有底の円形孔11が穿設され、この円形孔11の中心部にネジ〈雄ネジ〉12を上方に向けて起立配置している。前記ネジ12の上端は前記杖先接地体10の円柱部分の上端面と面一にしている。
一方、前記杖先保持体7の片8の下端面には、前記円形孔11内に嵌入可能な外周を有し、かつ、内部に前記ネジ12が螺合する雌ネジ14を設けたネジ筒13を下方に向けて突設している。
そして、図3、図4に示すように、前記ネジ筒13の外周に座金9(実施例ではステンレス材から形成)を嵌着しつつ前記杖先接地体10のネジ12を前記ネジ筒13内の雌ネジ14に螺合しつつ図3に示す締め付け方向に前記杖先接地体10を回転操作することで、前記杖先接地体10を杖先保持体7の片8の下部に座金9を介在しつつ着脱可能に締め付け固定することができる。
前記座金9は、図3、図5に示すように、その内周側には前記杖先接地体10の緩み方向の変位に対して抵抗力を付与する傾斜形状の突片群、本実施例では9個の突片9aを一定の間隔配置で具備している。
すなわち、前記座金9の突片9aは、図5に拡大して示すように、前記座金9自体の内周部から中心方向に向けて、かつ、図5において左側の突片先端縁部9b側が低く、反対側の突片先端縁部9c側が高い傾斜状で捻じり形状の形態で突設されている。
これにより、前記杖先接地体10が同図において矢印で示す緩み方向に変位しようとする場合、左側の突片先端縁部9bが前記杖先接地体10の上面に摩擦力を及ぼし、すなわち、前記杖先接地体10が緩み方向の変位に対して抵抗力を付与して、この結果、前記杖先接地体10に対して緩み止め防止効果を与えるようになっている。
本実施例1の杖先21は、図1に示す杖1用として用いる他、図示しないが、多脚状形態、ロフストランド形態、折り畳み形態、松葉杖形態のいずれかの形態を構成する杖用として使用することが可能である。
(実施例2)
次に、図1及び図6乃至図9を参照して、本発明の実施例2に係る杖1について説明する。
本実施例2に係る杖1において、実施例1場合の場合と同一の要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6に示す本実施例2に係る杖1は、図1に示す杖1と同様な構成であるが、杖本体2の前記上部棒状部5に対して下部棒状体6の上端側を着脱可能に、かつ、長短に調整可能に構成したこと、上部棒状部5の長さ方向外周全体に装飾部5aを具備する構成したことに特徴を有するものである。
すなわち、前記上部棒状部5には、その長さ方向に一定の間隔を有しつつ複数の穴15を設けている。
一方、前記下部棒状体6には、その外周の一部に内装したバネにより外方―の付勢力をさせた出没突起16を配置している。
そして、前記下部棒状体6の上部側を前記上部棒状部5の下部側から前記出没突起16を前記下部棒状体6の壁面内に没入させつつ挿入し、前記上部棒状部5に設けた複数の穴15のうち所望の穴15の位置で前記出没突起16を当該穴15内に係合させることで、前記下部棒状体6と前記上部棒状部5との全長、従って、前記杖1の全長を長短に調整可能としている。
なお、図1に示す杖1の場合にはその全長を最も大きくした態様を示している。
このような構成により、本実施例2に係る杖1を使用者の伸長の大小に対応して長短に調整することができ、多くの使用者の利便性に応えることができる。
次に、前記装飾部5aについて図7乃至図9を参照して説明する。
本実施例2に係る杖1においては、前記上部棒状部5の外周部の装飾部5aとして、図7及び展開状態とした図8に示すように、サヤ型地に花唐草紋様(白・銀)からなる紋様を施した形態としている。
前記装飾部5aとしては、図9(a)に示すサヤ型地に花唐草紋様(黒・銀)、図9(b)に示す鹿の子流水に小桜、図9(c)に示す波文に流水小桜、図9(d)に示す正絹錦松葉小紋、図9(e)に示す袴地縞等のような各種紋様を施した形態とすることもできる。
この他、図示しない家紋や各種幾何学模様等を施した形態とすることもでき、特に限定するものではない。
このような構成により、本実施例2に係る杖1の使用者は、前記装飾部5aの装飾効果によってこの杖1の使用に際して格別の優雅性、特異性を味わうことが可能となる。
本実施例2の杖1は、図1に示す一本杖形態の他、図示しないが、多脚状形態、ロフストランド形態、折り畳み形態、松葉杖形態のいずれかの形態の杖としても応用可能である。
以上説明した本実施例1によれば、杖1の使用者の使用状況、使用状態に対応、例えば、杖使用者に障害がある場合にはその障害状態に応じて、更には杖使用者が怪我をしているような場合には怪我の状態に応じて、例えば、複数の杖先接地体10の内、強く力・押圧が加わるような部位の杖先部分を硬質材からなる杖先接地体10に取り替え、また、弱い力・押圧しか加わらないような部位における杖先接地体10の部分は柔軟材からなる杖先接地体10に取り替えたりして、適時に、硬・軟材からなる各杖先接地体10、或いは大きなサイズに形成した杖先接地体10・小サイズに形成した杖先接地体10を自在に取り替えて柔軟に対応して使用でき安定感のある使用状態を得られるとともに、杖先接地体10が緩みにくく、滑りにくく、杖先接地体10が地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好で、杖先部分が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、また、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能で、高齢者等の歩行安定性を確保でき、リハビリテーション用としても好適であるという効果を発揮させることができる。
また、本実施例2の杖1によれば、上記効果を発揮する杖先21を備えることから、上記したように、杖先接地体10が緩みにくいとともに、杖先接地体10を地面等に接触させた場合の衝撃吸収性に優れ接地感も良好であり、杖先接地体10が石畳み等の隙間には嵌り込むこともなく、更に、接地面に傾きがあってもその傾きの影響を抑制することが可能であるという効果を発揮させることができ、更には、使用者の伸長の大小に柔軟に対応して使用でき、使用に際して格別の優雅性、特異性を味わうことが可能であるという効果を奏する。
本発明に係る新規な杖先は、一本杖、多脚杖、ロフストランド杖、松葉杖、折り畳み杖等、各種形態の杖先として広範に適用可能である。
1 杖
2 杖本体
4 装飾ストラップ
5 上部棒状体
5 上部棒状部
5a 装飾部
6 部棒状体
7 杖先保持体
8 片
9 座金
9a 突片
9b 突片先端縁部
9c 突片先端縁部
10 杖先接地体
11 円形孔
12 ネジ
13 ジ筒
14 雌ネジ
15 穴
16 出没突起
21 杖先

Claims (9)

  1. 杖本体に取り付けられるとともに、中心部から外方に向かって放射分散形態の各片を具備する杖先保持体と、
    前記杖先保持体の各片の下端側に各々座金を介在させネジ結合により着脱可能に装着した硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個構成で接地面に当接させる杖先接地体と、
    を有することを特徴とする杖先。
  2. 前記杖先保持体の各片は、3片以上の複数片であり、
    前記杖先接地体は、前記杖先保持体の各片の個数に対応する個数であることを特徴とする請求項1に記載の杖先。
  3. 前記杖先保持体の各片の下端側と杖先接地体との間に介在させる座金は、その内周部に前記杖先接地体が緩み方向の変位に対して抵抗力を付与する傾斜形状の突片群を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の杖先。
  4. 前記杖先は、一本杖形態、多脚状形態、ロフストランド形態、折り畳み形態、松葉杖形態のいずれかの形態を構成する杖用として用いられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の杖先。
  5. 上端部に握り部を配置し、上部側に装飾ストラップを取り付けするとともに、長さ方向外周全体に装飾部を具備する上部棒状体と、前記上部棒状部に対して上端側を着脱可能に、かつ、長短調整可能に装着し一体化される下部棒状体と、を具備する杖本体と、
    前記下部棒状体の下端側に固着した中心部から外方に向かって放射分散形態の各片を具備する杖先保持体と、
    前記杖先保持体の各片の下端側に各々座金を介在させネジ結合により着脱可能に装着した硬度材・軟度材の弾性体仕様の各種組み合わせ或いは大・小の各種組み合わせからなる複数個構成で接地面に当接させる杖先接地体と、
    を有することを特徴とする杖。
  6. 前記杖先保持体の各片は、3片以上の複数片であり、
    前記杖先接地体は、前記杖先保持体の各片の個数に対応する個数であることを特徴とする請求項5に記載の杖。
  7. 前記杖先保持体の各片の下端側と杖先接地体との間に介在させる座金は、その内周部に前記杖先接地体が緩み方向の変位に対して抵抗力を付与する傾斜形状の突片群を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の杖。
  8. 前記装飾ストラップ及び前記上部棒状部の外周の装飾部は、サヤ型地に花唐草紋様、サヤ型地に花唐草紋様、鹿の子流水に小桜、波文に流水小桜、正絹錦松葉小紋、袴地縞等を施した京西陣、京友禅の着物の各生地から選定される生地を用いて形成していることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の杖。
  9. 前記杖本体は、一本杖形態、多脚状形態、ロフストランド形態、折り畳み形態、松葉杖形態のいずれかの形態を構成するものであることを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の杖。
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