JP3170754B2 - 画像形成機のトナー補給装置 - Google Patents

画像形成機のトナー補給装置

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JP3170754B2
JP3170754B2 JP22310698A JP22310698A JP3170754B2 JP 3170754 B2 JP3170754 B2 JP 3170754B2 JP 22310698 A JP22310698 A JP 22310698A JP 22310698 A JP22310698 A JP 22310698A JP 3170754 B2 JP3170754 B2 JP 3170754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電複写機やレー
ザプリンタの如き画像形成機に装備される現像装置に、
現像剤としてのトナーを補給するための画像形成機のト
ナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電式複写機、レーザプリンタ或いは静
電式ファクシミリ等の画像形成機においては、像担持体
上に形成された静電潜像を現像するための現像装置が配
設されている。このような現像装置は静電潜像にトナー
を施してトナー像に現像する。通常、現像の遂行に従っ
て消費されるトナーは、現像装置に対する所要位置に着
脱自在に装着されるトナーカートリッジから供給され、
このトナーカートリッジ内のトナーが消尽されると、ト
ナーカートリッジが新しいトナーカートリッジに交換さ
れる。
【0003】特公平3−27906号公報および実公平
4−32688号公報には、トナーを収容したトナーカ
ートリッジが着脱可能に装着されるトナー補給装置が開
示されている。このトナー補給装置に用いるトナーカー
トリッジは、トナー排出開口を備えた容器本体と、トナ
ー排出開口を閉塞する閉位置とトナー排出開口から変位
せしめられる開位置との間を往復動可能に容器本体に装
着されたシャッタ部材と、両端部が容器本体に連結され
て、シャッタ部材を上記往復動方向に囲繞する柔軟な帯
状シール部材とを具備している。トナーカートリッジを
現像装置に装着してその内部に収容されているトナーを
トナー排出開口から排出する前の状態においては、シャ
ッタ部材が上記閉位置に位置せしめられ、シャッタ部材
と容器本体の間に位置するシール部材のシール部がトナ
ー排出開口の周縁において容器本体に剥離自在に装着せ
しめられており、このようにしてトナー排出開口がシー
ルされている。トナーカートリッジを現像装置の所要位
置に装着した後に、シャッタ部材が上記閉位置から上記
開位置に手動で往動せしめられ、このシャッタ部材の往
動に付随してシール部材のシール部が容器本体から剥離
されるとともにトナー排出開口から変位せしめられてト
ナー排出開口が開放され、開放されたトナー排出開口を
通して容器本体内のトナーが適宜に排出される。交換の
ためにトナーカートリッジを現像装置から離脱する際に
は、これに先立ってシャッタ部材を上記開位置から上記
閉位置に手動で復動せしめて、シャッタ部材とともにそ
の復動に付随せしめて移動せしめられるシール部材のシ
ール部によってトナー排出開口を再び覆い、容器本体内
の残留トナーがトナー排出開口から落下して周囲に飛散
する或いは操作者の手等に付着するのを防止する。
【0004】上記公報に記載されたトナー補給装置にお
いては、現像装置の所要装着位置にトナーカートリッジ
を装着した後に、トナー排出開口を開放するために、手
動操作によってシャッタ部材を往動せしめることが必要
であり、そしてまた、現像装置からトナーカートリッジ
を離脱する前に、トナー排出開口を閉塞するために、シ
ャッタ部材を手動操作によって復動せしめることが必要
であり、トナーカートリッジに関する操作が煩雑であ
る。
【0005】上記不具合を解消するトナー補給装置が特
開平8ー278694号公報に開示されている。この公
報に開示されたトナー補給装置は、機体に配設されカー
トリッジ挿入位置と該カートリッジ挿入位置と所定の間
隔を置いて設けられたカートリッジ装着位置とを備えた
トナーカートリッジ受体と、トナーカートリッジ受体に
着脱自在に装着されるトナーカートリッジとを具備し、
トナーカートリッジをカートリッジ挿入位置でトナーカ
ートリッジ受体に挿入しカートリッジ装着位置に移動可
能に構成し、トナーカートリッジをカートリッジ挿入位
置からカートリッジ装着位置に移動する際に上記シャッ
タ部材を容器本体に対して相対的に往動せしめてトナー
排出開口を開放し、トナーカートリッジをカートリッジ
装着位置からカートリッジ挿入位置に移動する際には上
記シャッタ部材を容器本体に対して復動せしめてトナー
排出開口を閉塞するように構成している。なお、上記ト
ナーカートリッジは、容器本体内のトナーを攪拌しつつ
トナー排出開口に向けて搬送するトナー搬送機構を備え
ている。このトナー搬送機構は外部から駆動力を得る必
要があり、このため、トナーカートリッジをカートリッ
ジ挿入位置からカートリッジ装着位置に移動すると、ト
ナー搬送機構がトナーカートリッジ受体側に配設された
電動モータ等の駆動源に伝動連結されるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述したトナ
ー補給装置においては、トナーカートリッジを駆動源側
に向けて移動することによりトナー搬送手段を駆動源に
伝動連結するように構成されているが、機械本体の構成
上トナーカートリッジを駆動源側に移動することができ
ない場合がある。この場合、トナーカートリッジを駆動
源と反対の方向に移動する構成せざるを得ず、トナー搬
送機構を如何にして駆動するかが技術的課題となる。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、トナーカートリッジを
駆動源と反対の方向に移動する構成においても、トナー
搬送機構を駆動源に確実に伝動連結することができるト
ナー補給装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記主たる技術的課題を
達成するために、本発明によれば、機体に配設されたト
ナーカートリッジ受け機構と、該トナーカートリッジ受
け機構に着脱可能に装着されるナーカーリッジとを有
し、該トナーカートリッジは、トナー排出開口を備えた
容器本体と、該容器本体内に収納されたトナーを該トナ
ー排出開口に向けて搬送するトナー搬送機構と、該トナ
ー排出開口を閉塞する閉位置と該トナー排出開口を開放
する開位置との間を移動可能に配設されたシャッター部
材とを具備する、画像形成機のトナー補給装置におい
て、該トナーカートリッジ受け機構は、機体に取り付け
られた取付台と、該取付台上に移動可能に配設された第
1の移動台と、該第1の移動台上に移動可能に配設され
該トナーカートリッジが着脱可能に装着される第2の移
動台と、該第1の移動台と該第2の移動台をカートリッ
ジ着脱位置とカートリッジ装着位置との間を移動せしめ
る移動機構とを有し、該第1の移動台の一端部には駆動
源および該駆動源の動力を伝達する伝動機構が配設され
ており、該移動機構は、該第1の移動台と該第2の移動
台を所定方向および該所定方向と反対方向にそれぞれ移
動せしめるように構成し、該第1の移動台の移動量を該
第2の移動台の移動量より所定量余分に設定し、該第1
の移動台と該第2の移動台を所定方向に移動することに
より該第1の移動台に配設された該伝動機構と該第2の
移動台上に装着された該トナーカートリッジの該トナー
搬送機構とを伝動連結し、該第1の移動台と該第2の移
動台を所定方向と反対方向に移動することにより該伝動
機構と該トナー搬送機構との伝動連結を解除する、こと
を特徴とする画像形成機のトナー補給装置が提供され
る。
【0009】上記移動機構は、上記取付台に回動可能に
支持された支持軸と該支持軸と間隔をおいて配設された
作動ピンとを備えた操作レバーと、上記第1の移動台に
設けられ作動ピンを嵌合する第1の長穴と、上記第2の
移動台に設けられ作動ピンを嵌合する第2の長穴とから
なっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
トナー補給装置の好適な実施の形態を図示している添付
図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0011】図1は静電複写機のトナーカートリッジ装
着部にトナーカートリッジが装着された状態を示す要部
斜視図である。図1に示す静電複写機1の機体ハウジン
グ11には、その前面にトナーカートリッジ装着部11
1が形成されている。トナーカートリッジ装着部111
には、全体を番号2で示すトナーカートリッジ受け機構
が配設されており、このトナーカートリッジ受け機構2
にトナーカートリッジ8が着脱自在に装着される。な
お、トナーカートリッジ装着部111の図1において左
上部には、現像装置の現像ハウジング9に設けられたト
ナー受入れ開口を備えた接続機構90が突出して配設さ
れている。なお、この現像ハウジング9内には静電潜像
にトナーを施してトナー像に現像する現像作用を遂行す
るための、磁気ブラシ機構の如き現像手段(図示してい
ない)が配設されている。
【0012】次に、上記トナーカートリッジ受け機構2
について、主に図2乃至図4を参照して説明する。トナ
ーカートリッジ受け機構2は、取付台3と第1の移動台
4と第2の移動台5とカバー部材6および移動機構を構
成する操作レバー7とを具備している。取付台3は、上
壁31と、該上壁31の前端から垂下して形成された前
壁32と、上壁31の後端から垂下して形成された後壁
33と、上壁31の両側端から垂下して形成された側壁
34、35と、上壁31の後端側に上方に突出して形成
され両側延びる案内壁36と、上壁31の中央部上面に
リブ上に突出して形成された載置部37とを有してお
り、これらは適宜の合成樹脂から一体に成形されてい
る。上記上壁31の一端部における案内壁36寄りに位
置には、後述する移動機構を構成する操作レバー7の支
持軸を嵌合する支持穴311が形成されている。上記前
壁32の両端部にはねじ穴321、322が設けられて
おり、上記後壁33には取付け穴331、331が長手
方向に所定の間隔をおいて設けられている。また、上記
案内壁36の外面(図3において右側の面)には、上壁
31の上面から所定の上方位置に長手方向に所定の間隔
を設けて複数個の係合突起361が設けられている。こ
のように構成された取付台3はトナーカートリッジ装着
部111に配設され、後壁33に設けられた取付け穴3
31、331に挿通されるボルトおよびナット等の固定
手段によって機体ハウジングの前側プレート(図示せ
ず)に取り付けられる。
【0013】上記第1の移動台4は、台座41と、該台
座41の一端に設けられた駆動源ハウジング42を有し
ており、これらは適宜の合成樹脂から一体に成形されて
いる。また、第1の移動台4は、駆動源ハウジング42
の開口部を閉塞する合成樹脂によって形成された蓋43
も含んでいる。上記台座41の中央よりやや一端部寄り
に第1の長穴411が形成されている。この第1の長穴
411は後述する操作レバー7とともに移動機構を構成
する。また、台座41には、前端から垂下して形成され
た被案内部412が設けられ、後端から垂下して形成さ
れた被案内部413が設けられている。この被案内部4
12と413は、その内面間が上記取付台3の上壁31
の上面に形成された載置部37の幅寸法に対応した寸法
に形成されており、その高さが載置部37の高さと対応
する寸法に形成されている。なお、前側の被案内部41
2の中央部には、後述する操作レバー7の作動範囲に切
欠部412aが形成されている。上記駆動源ハウジング
42には、駆動源としての電動モータ44および該電動
モータ44の動力を伝達する減速機等の伝動機構45が
配設されている。また、駆動源ハウジング42の上記台
座41側には、上記伝動機構45の伝動連結部材46、
47(図4参照)および案内筒48、48が配設されて
いる。このように構成された第1の移動台4は、上記取
付台3の上壁31上に移動可能に載置される。即ち、第
1の移動台4は、被案内部412と413が上記取付台
3の上壁31の上面に形成された載置部37の両側に位
置付けられることにより、載置部37に案内されて図3
において紙面に垂直な方向に移動可能となる。
【0014】上記第2の移動台5は、台座51と、該台
座51の両端部に設けられた案内部52、53を有して
おり、これらは適宜の合成樹脂から一体に成形されてい
る。上記台座51の中央よりやや一端部寄りに第2の長
穴511が形成されている。この第2の長穴511は後
述する操作レバー7とともに移動機構を構成する。案内
部52、53は、台座51の上面から上方に突出して形
成され、所定の間隔をおいて対向して配設されている。
この案内部52と53における互いに対向する内面にお
ける後側端部には、互いに内方に突出するストッパー5
4と55が設けられている。上記台座51には、前端か
ら垂下して形成された被案内部512が設けられ、後端
から垂下して形成された被案内部513が設けられてい
る。この被案内部512と513は、その内面間が上記
第1の移動台4の幅寸法に対応した寸法に形成されてお
り、その高さが上記取付台3の上壁31に設けられた案
内壁36に対応する寸法に形成されている。また、図示
の実施形態においては、台座51の下面に長手方向に平
行に突出して形成された第1の載置部514、514が
設けられているとともに、台座51の後側端には後方に
突出する第2の載置部515が設けられている。このよ
うに構成された第2の移動台5は、上記第1の移動台4
の台座41上に移動可能に載置される。即ち、第2の移
動台5は、第1の載置部514、514を台座41上に
載置するとともに第2の載置部515を取付台3の案内
壁36上に載置し、被案内部512を第1の移動台4の
台座41に設けられ被案内部412の手前側(図3にお
いて左側)に位置付けるとともに、被案内部513を第
1の移動台4の台座41に設けられ被案内部413と取
付台3に設けられた案内壁36との間に位置付けること
により、案内壁36および上記第1の移動台4の台座4
1に案内されて図3において紙面に垂直な方向に移動可
能となる。
【0015】上記カバー部材6は、前側板61と後側板
62および該前側板61と後側板62のそれぞれ両端部
を連結する連結板63、64とからなる枠体状に形成さ
れており、これらは適宜の合成樹脂から一体に成形され
ている。前側板61の両端には取付部65、66が接続
して設けられている。この取付部65と66には、それ
ぞれ取付け穴651と661が形成されている。この取
付け穴651と661の間隔は、上記取付台3の前壁3
2に設けられたねじ穴321と322との間隔に対応し
た寸法になっている。なお、取付け穴651は長穴に形
成され、長手方向の位置調整が可能となっている。上記
後側板62の下端部内面には、長手方向に所定の間隔を
おいて複数個の係止突起621が設けられている。この
複数個の係止突起621の間隔は、上記取付台3の案内
壁36に設けられた複数個の係合突起361の間隔と対
応する寸法に形成されている。また、複数個の係止突起
621の高さは、案内壁36の下端即ち取付台3の上壁
31の上面から係合突起361までの長さに対応する寸
法に形成されている。このように構成されたカバー部材
6は、後側板62の下端を上記取付台3の上壁31の上
面に載置して係止突起621を上記係合突起361に係
合し、前側板61の両端に設けられた取付部65、66
を取付台3の前壁32の前側に位置付け、上記取付け穴
651および661にビス67を挿通し上記ねじ穴32
1および322に螺合して締めつけることによって取付
台3に固定される。
【0016】上記操作レバー7は、金属板材によって形
成されたレバー本体71と、該レバー本体71の一端部
に下方に突出して取り付けられた支持軸72と、レバー
本体71の中央部に上方に突出して取り付けられた作動
ピン73と、レバー本体71の他端に装着された合成樹
脂製の把手74とからなっている。このように構成され
た操作レバー7は、上記取付台3の上壁31と上記第1
の移動台4の台座41との間に配設され、支持軸72を
取付台3の上壁31に設けられた支持穴311に嵌合
し、作動ピン73を上記第1の移動台4の台座に設けら
れた第1の長穴411を貫通するとともに上記第2の移
動台5の台座51に設けられた第2の長穴511に嵌合
せしめる。
【0017】次に、上記操作レバー7によって上記第1
の移動台4および第2の移動台5をカートリッジ着脱位
置とカートリッジ装着位置との間を移動せしめる作動に
ついて、図4を参照して説明する。図4の(a)は、第
1の移動台4および第2の移動台5がカートリッジ着脱
位置に位置付けされている状態を示すものである。図4
の(a)の状態においては、操作レバー7の作動ピン7
3が上記第1の移動台4の台座に設けられた第1の長穴
411および第2の移動台5の台座51に設けられた第
2の長穴511の図において下端部に位置している。図
4の(a)の状態から操作レバー7を支持軸72を中心
として時計方向に回動すると、作動ピン73と上記第1
の長穴411および第2の長穴511によって係合され
ている第1の移動台4および第2の移動台5がの図にお
いて左方に移動せしめられる。操作レバー7が支持軸7
2を中心として時計方向に所定量回動して、図4の
(a)の状態から図4の(b)に示す位置に位置付ける
と、作動ピン73は図において左方に距離(L0)だけ
移動し、上記第1の長穴411および第2の長穴511
の図において上端部に位置付けられる。従って、第1の
移動台4は図において左方に距離(L1)だけ移動せし
められ、第2の移動台5は図において左方に距離(L
2)だけ移動せしめられてカートリッジ装着位置に位置
付けられる。このように、操作レバー7を図4の(a)
の状態から図4の(b)に示す位置に作動することによ
り、第1の移動台4は第2の移動台5より距離(L1−
L2)だけ余分に図において左方に移動せしめられるこ
とになる。なお、第1の移動台4の移動量(L1)およ
び第2の移動台5の移動量(L2)は、上記第1の長穴
411および第2の長穴511の傾斜角度を変更するこ
とにより任意に設定することができる。
【0018】次に、上記トナーカートリッジ受け機構3
に着脱可能に装着するトナーカートリッジ8について図
3、図5乃至図9を参照して説明する。トナーカートリ
ッジ8は容器本体81を具備している。この容器本体8
1は、合成樹脂材によりブロー成形により一体成形され
ている。なお、容器本体81の一方(図6において右
側)の端壁811には、トナー充填口811aが設けら
れている。このトナー充填口811aは、トナー80
(図3参照)を充填した後にプラグ82が嵌合されて閉
塞される。また、容器本体81の一方の端壁811に
は、上記第1の移動台4の駆動源ハウジング42に設け
られた案内筒48、48に案内されつつ嵌合する被案内
部材812、812が突出して設けられている。なお、
図示の実施形態においては、容器本体81の他方(図6
において左側)の端壁813は、別体で形成され後述す
るトナー搬送機構およびトナー攪拌機構を一方の端壁8
11との間に配設した後に溶着等の適宜の固着手段によ
って固着される。
【0019】トナーカートリッジ8の容器本体81の底
壁814は、断面が図3に示すように曲率半径が比較的
小さい第1の円弧状部814aと曲率半径が比較的大き
い第2の円弧状部814bによって形成されている。従
って、容器本体81の底壁814には、第1の円弧状部
814aによって形成されるトナー搬送路815と、第
2の円弧状部814bによって形成されるトナー攪拌路
816が長手方向に各々平行に構成される。
【0020】上記トナー搬送路815にはトナー搬送機
構83が配設されている。図3および図6に示すように
トナー搬送機構83は、回転軸831と該回転軸831
に装着された螺旋羽根832とによって構成されてお
り、回転軸831が容器本体81を構成する端壁811
と端壁813に回転自在に支持されている。なお、回転
軸831の一端部には断面が非円形の連結部831aが
形成されており、該連結部831aが一方(図6におい
て右側)の端壁811から外側に突出して配設されてい
る。この回転軸831の連結部831aは、後述するよ
うに上記伝動機構45の伝動連結部材46と伝動連結さ
れるように構成されている。このように構成されたトナ
ー搬送機構83は、図3において矢印で示す方向に回転
せしめられ、トナー搬送路815内のトナーを攪拌しつ
つ一端部(図6において右側)から他端部(図6におい
て左側)に向けて搬送する。
【0021】上記トナー攪拌路816にはトナー攪拌機
構84が配設されている。トナー攪拌機構84は、回転
軸841と該回転軸841に装着された攪拌部材842
とによって構成されており、回転軸841が容器本体8
1を構成する端壁811と端壁813に回転自在に支持
されている。なお、回転軸841の一端部には断面が非
円形の連結部841aが形成されており、該連結部84
1aが一方(図6において右側)の端壁811から外側
に突出して配設されている。この回転軸841の連結部
841aは、後述するように上記伝動機構45の伝動連
結部47と伝動連結されるように構成されている。攪拌
部材84は、回転軸841の軸線方向に等間隔をおいて
半径方向に突出して配設された複数個のアーム843
と、各々隣接するアーム843の各対の先端部間を接続
して設けられたパドル844とを具備している。パドル
844によって接続されたアーム843の各対は、全体
として回転軸841の周方向に間隔をおいて所定の角度
位置に分散して配設されている。回転軸841の中心軸
線から各アーム843の先端までの長さは同一に形成さ
れており、上記各パドル844は回転軸と平行に構成さ
れている。このように構成された回転軸841と攪拌部
材842は適宜の合成樹脂によって一体成形されてい
る。図示の実施形態のおけるトナー攪拌手段84は、上
記各パドル844に各々装着された弾性を有する攪拌シ
ート部材845を備えている。攪拌シート部材845
は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂
等の弾性を有するシート材によって形成されており、そ
の基端部がパドル844に接着剤等の固着手段によって
固着されている。このように構成されたトナー攪拌機構
84は、図3において矢印で示す方向に回転せしめら
れ、トナー攪拌路816内のトナーを攪拌しつつトナー
搬送路815側に向けて移送する。
【0022】トナーカートリッジ8の容器本体81を構
成する底壁814には、トナー搬送路815の他端部に
対応する位置にトナー排出口817が形成された口頸部
818が設けられている。口頸部818の下端には、口
頸部818の周囲から水平方向に張り出した矩形状のフ
ランジ819が成されている。このフランジ819に
は、上記トナー排出口817を閉塞する閉位置とトナー
排出口817を開放する開位置との間を移動可能なシャ
ッター部材85が装着されている。
【0023】以下、シャッター部材85について、図7
を参照して説明する。なお、図7はシャッター部材85
によってトナー排出口817が閉塞された状態を示して
いる。シャッター部材85は、フランジ819の下面に
対向する平板部851と、トナーカートリッジ8の着脱
位置から装着位置への移動方向(矢印A方向)にみて平
板部851の左側端辺から断面逆L字形状に形成された
左案内部852と、平板部851の右側端辺から断面逆
L字形状に形成された右案内部853とを含んでおり、
平板部851の端部と左案内部852および右案内部8
53とによって案内溝854および855が形成されて
いる。この案内溝854および855をフランジ819
の両側部を嵌合することにより、シャッター部材85は
フランジ819に摺動可能に装着される。右案内部85
3には、係止爪部856が設けられている。この係止爪
部856は、右案内部853から矢印A方向に向けて延
びる弾性変形可能な支持部856aと、該支持部856
aの先端から内側に向けて形成された被案内部856b
と、支持部856aの先端から外側に向けて形成された
係止部856cとからなっている。これら各部によって
構成されたシャッター部材85は、適宜の合成樹脂によ
って一体成形されている。
【0024】一方、上記フランジ819における矢印A
方向にみて左側先端部には、切欠部819aが設けられ
ている。シャッター部材85が図7に示す閉塞位置に位
置している状態では、係止爪部856の被案内部856
bの先端部が上記切欠部819aに入り込んでおり、係
止爪部856の支持部856aは変形していない。この
状態から、シャッター部材85がフランジ819に対し
て矢印B方向に摺動すると、被案内部856bの先端が
上記切欠部819aを形成する案内面819bに沿って
案内されて切欠部819aから脱し、フランジ819の
左側面に当接する。このとき、係止爪部856の支持部
856aは矢印C方向に撓み、係止爪部856の係止部
856cが外側に張り出した状態となる。なお、フラン
ジ819の下面には、トナー排出口817を封止するシ
ール部材86が剥離可能に装着されている。このシール
部材86は、例えばポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の樹脂フィルムからなっており、トナー排出口8
17の周囲に溶着或いは接着剤等によって剥離可能に装
着され、その矢印A方向側の端部が上記シャッター部材
85に装着されている。なお、シール部材86は、シャ
ッター部材85の平板部851を移動方向に囲撓するよ
うに輪状に構成してもよい。
【0025】上記トナーカートリッジ8の容器本体81
を構成する底壁814には、3個の支持脚81a、81
b、81cが他方に突出して一体成形されている。両側
の支持脚81aと81cの外面間の長さは、上記第2の
移動台5の台座51の両端部に設けられた案内部52と
53の内面間の間隔に対応する寸法に形成されている。
また、支持脚81aと81bの内面間の間隔は、第2の
移動台5の移動距離に対応する寸法に形成されている。
以上のように構成されたトナーカートリッジ8は、第2
の移動台5の台座51上に載置される。このとき、トナ
ーカートリッジ8の容器本体81に設けられた両側の支
持脚81aと81cを第2の移動台5の台座51の両端
部に設けられた案内部52と53の内面間に位置付け
る。また、支持脚81bの支持脚81a側の面が、上記
カバー部材6の連結板64の内側面に沿って位置付けら
れる。
【0026】次に、上記現像装置の現像ハウジング9に
設けられたトナー受入れ開口91を備えた接続機構90
について、図8を参照して説明する。接続機構90は、
現像装置の現像ハウジング9を構成する上壁と共用する
底面部92と、矢印Aで示すトナーカートリッジ8の着
脱位置から装着位置への移動方向に沿って底面部92の
両側端辺から上方に突出して平行に形成された一対の側
壁部93、94とを有している。底面部92の所定位置
には、現像ハウジング9内にトナーを供給するためのト
ナー受入れ開口91が形成されている。このトナー受入
れ開口91は、図示の実施形態においては矩形状に形成
されている。トナー受入れ開口91の周囲には、トナー
カートリッジ8の装着時に容器本体81の底壁814に
設けられた口頸部818の下端に形成された矩形状のフ
ランジ819が係合する係合部95が設けられている。
係合部95は、矢印Aで示すトナーカートリッジ8の着
脱位置から装着位置への移動方向に沿って底面部92に
形成されたトナー受入れ開口91の左右両側縁部から上
方に突出して形成された係合側壁部951、952と、
トナー受入れ開口91の奥側縁部から上方に突出して形
成された規制部953と、上記係合側壁部951、95
2および規制部953の上端から各々内側に向けて水平
に形成された載置部951a、952a、953aとに
よって構成されている。また、接続機構90は、上記矢
印Aで示すトナーカートリッジ8の着脱位置から装着位
置への移動方向にみて右側の側壁部94に配設された係
合凸部96を備えている。係合凸部96は、右側の側壁
部94における上記係合部95より矢印Aと反対方向の
所定位置に内側に突出して形成されている。
【0027】トナーカートリッジ8に装着されたシャッ
ター部材85と現像装置の現像ハウジング9に設けられ
た接続機構90とは以上のように構成されており、トナ
ーカートリッジ8の移動に伴うシャッター部材85の作
動について、図9をも参照して説明する。なお、図9に
おいて、トナー排出口817がシャッター部材85によ
って閉塞されている状態をハッチングを付して表す。図
9(a)は、トナーカートリッジ8が上記第2の移動台
5の台座51にカートリッジ着脱位置において載置され
た状態である。図9(a)は、シャッター部材85がト
ナー排出口817を閉塞している状態で、係止爪部85
6の被案内部856bの先端部がフランジ819に形成
された切欠部819aに入り込んでいるため、係止爪部
856の係止部856cが外側に張り出していない。従
って、トナーカートリッジ8を挿入する際に、係止爪部
856の係止部856cが接続機構90の右側の側壁部
94に設けられた係合凸部96と干渉することはない。
【0028】図9(a)の状態からトナーカートリッジ
8が矢印A方向に図9(b)に示すカートリッジ装着位
置まで移動すると、その移動過程シャッター部材85の
左案内部852が係合部95の左側係合側壁部851に
当接し、シャッター部材85の矢印A方向への移動が規
制される。そして、トナーカートリッジ8が更に矢印A
方向に移動すると、シャッター部材85の移動が規制さ
れた状態で、フランジ819が係合部95で区画される
領域に挿入され、その先端が規制部953に当接してト
ナーカートリッジ8の挿入方向の移動が規制される。こ
れにより、シャッター部材85がフランジ819に対し
て相対的に矢印Aと反対方向に摺動したことになる。こ
のため、フランジ819の下面には、トナー排出口81
7に装着されたシール部材86が剥離されるとともにト
ナー排出口817が開口され、このとき、トナー排出口
817は現像ハウジング9に設けられたトナー受入れ開
口91の上側に対向して位置付けられる。
【0029】上記第1のシャッター部材85のフランジ
819に対する矢印Aと反対方向への移動に伴って、係
止爪部856の被案内部856bの先端は上記切欠部8
19aを形成する案内面819bに沿って案内されて切
欠部819aから脱し、フランジ819の左側面に当接
する。これにより、係止爪部856の支持部856aは
矢印C方向に弾性変形して撓み、係止爪部856の係止
部856cが外側に張り出した状態となる。このよう
に、フランジ819が係合部95で区画される領域に挿
入され、その先端が規制部953に当接した状態で、ト
ナーカートリッジ8の装着が完了する。トナーカートリ
ッジ8が所定のカートリッジ装着位置に位置付けられた
状態では、係合部95の載置部951a、952a、9
53a上に上記トナーカートリッジ8の容器本体81が
載置されて、トナー排出口817は現像ハウジング9に
設けられたトナー受入れ開口91の上側に対向して位置
付けられる。従って、トナーカートリッジ8の容器本体
81内のトナー搬送手段83によって搬送されたトナー
は、開口されたトナー排出口817を通ってトナー受入
れ開口91に向けて落下し、現像ハウジング9内に供給
される。
【0030】次に、トナーカートリッジ8の容器本体8
1内のトナー消費されて、新しいトナーカートリッジと
交換するために、トナーカートリッジ8を図9の(b)
に示すカートリッジ装着位置からカートリッジ着脱位置
まで移動する際の、上記フランジ819とシャッター部
材85との関係を図9の(c)および図9の(d)を参
照して説明する。トナーカートリッジ8がカートリッジ
装着位置にある上記図9の(b)に示す状態から、矢印
Bで示す方向に移動されると、図9の(c)に示すよう
にシャッター部材85は係止爪部856の係止部856
cが外側に張り出した状態となっているので、該係止部
856cが接続機構90の右側の側壁部94に設けられ
た係合凸部96と係合して、シャッター部材85の矢印
B方向への移動が規制される。一方、トナーカートリッ
ジ8の容器本体81は矢印B方向に移動し、シャッター
部材85がフランジ819に対して相対的に矢印Bと反
対方向に摺動する形となって、図9の(d)に示すよう
にトナー排出口817を閉塞する。図9の(d)に示す
状態からトナーカートリッジ8が矢印C方向に移動する
と、係止爪部856の被案内部856bの先端部が切欠
部819aに入り込み、弾性変形して撓んでいた係止爪
部856の支持部856aが元の状態(図9の(a))
に戻る。従って、係止爪部856の係止部856cが接
続機構90の右側の側壁部94に設けられた係合凸部9
6と干渉することはないので、シャッター部材85がト
ナー排出口817を閉塞した状態でカートリッジ着脱位
置に位置付けられる。
【0031】図示の実施形態におけるトナー補給装置は
以上のように構成されている、以下、カートリッジ着脱
位置でのトナーカートリッジ8の着脱操作およびカート
リッジ着脱位置からカートリッジ装着位置への移動操作
について、図4および図10を参照して説明する。図1
0の(a)は、トナーカートリッジ受け機構2の第1の
移動台4および第2の移動台5がカートリッジ着脱位置
に位置付けられ、トナーカートリッジ8が第2の移動台
5の所定位置に載置された状態を示すものである。この
とき、第1の移動台4および第2の移動台5および操作
レバー7は、図4の(a)の位置に位置付けられてい
る。また、トナーカートリッジ8は、容器本体81に設
けられた両側の支持脚81aと81cを第2の移動台5
の台座51の両端部に設けられた案内部52と53の内
面間に位置付けるとともに、支持脚81aの支持脚81
b側の面を上記カバー部材6の連結板64の内側面に沿
って位置付ける。
【0032】次に、図10の(a)に示すカートリッジ
着脱位置の状態から図10の(b)に示すカートリッジ
装着位置への作動について説明する。図10の(a)に
示すカートリッジ着脱位置の状態においては、第1の移
動台4および第2の移動台5および操作レバー7は図4
の(a)に示す位置に位置付けられている。図4の
(a)の状態から操作レバー7を支持軸72を中心とし
て時計方向に所定量回動すると、上述したように第1の
移動台4および第2の移動台5が図4の(b)に示す位
置に作動せしめられる。即ち、図4の(a)の状態から
操作レバー7が支持軸72を中心として時計方向に所定
量回動せしめられると、作動ピン73は図において左方
に距離(L0)だけ移動し、この作動ピン73を嵌合し
ている第1の長穴411および第2の長穴511を備え
た第1の移動台4および第2の移動台5がそれぞれ距離
(L1)および距離(L2)だけ左方に移動せしめられ
る。従って、第2の移動台5に載置されたトナーカート
リッジ8は、図10の(a)に示す状態から距離(L
2)だけ左方に移動せしめられて、図10の(b)に示
す位置に位置付けられる。これにより、トナーカートリ
ッジ8の図において左端部下面に装着されたシャッター
部材85が上述したように現像装置の現像ハウジング9
に設けられた接続機構90と係合し、トナーカートリッ
ジ8のトナー排出口817が現像ハウジング9に設けら
れたトナー受入れ開口91の上側に対向して位置付けら
れる。
【0033】一方、第1の移動台4が図4の(a)の状
態から距離(L1)だけ左方に移動して図4の(b)に
示す位置に位置付けられると、第1の移動台4の台座4
1に設けられた駆動源ハウジング42も距離(L1)だ
け左方に移動して図4の(b)および図10の(b)に
示す位置に位置付けられる。この第1の移動台4即ち駆
動源ハウジング42の移動距離(L1)は、上述したよ
うにトナーカートリッジ8の移動距離(L2)より大き
く、従って、駆動源ハウジング42とトナーカートリッ
ジ8は同方向に移動しても両者のの間隔は距離(L1−
L2)だけ接近せしめられる。この接近過程において、
トナーカートリッジ8の容器本体81の一方の端壁81
1に設けられた被案内部材812、812が第1の移動
台4のハウジング42に設けられた案内筒48、48に
挿入することにより案内されつつ駆動源ハウジング42
とトナーカートリッジ8が接近していく。そして、駆動
源ハウジング42とトナーカートリッジ8が最接近する
図10の(b)に示すカートリッジ装着位置に達する
と、トナーカートリッジ8の容器本体81内に配設され
たトナー搬送手段83の回転軸831の連結部831a
およびトナー攪拌手段84の回転軸841の連結部84
1aが、駆動源ハウジング42内に配設された上記伝動
機構45の伝動連結部材46および47とそれぞれ伝動
連結される。従って、駆動源ハウジング42内に配設さ
れた電動モータ44の駆動力により、トナー搬送機構8
3およびトナー攪拌機構84を作動することができる。
【0034】上記のようにして、第1の移動台4、第2
の移動台5および第2の移動台5上に載置されたトナー
カートリッジ8が図10の(b)に示すカートリッジ装
着位置に位置付けられた状態で画像形成動作が実行され
る。そして、トナーカートリッジ8の容器本体81内に
収容されているトナーが実質上消尽されたときには、次
のとおりにしてトナーカートリッジ受け機構2からトナ
ーカーリッジ8を離脱せしめる。図4の(b)および図
10の(b)に示すカートリッジ装着位置に位置付けら
れた状態から、操作レバー7を支持軸72を中心として
反時計方向に所定量回動して、図4の(a)で示す位置
に位置付ける。この結果、作動ピン73が図4の(b)
の位置から右方に距離(L0)だけ移動し、この作動ピ
ン73を嵌合している第1の長穴411および第2の長
穴511を備えた第1の移動台4および第2の移動台5
がそれぞれ距離(L1)および距離(L2)だけ右方に
移動せしめられて、図4の(a)で示す状態となる。従
って、第2の移動台5に載置されたトナーカートリッジ
8は、図10の(b)に示す状態から距離(L2)だけ
右方に移動せしめられて、図10の(a)に示す位置に
位置付けられる。これにより、トナーカートリッジ8の
図において左端部下面に装着されたシャッター部材85
が上述したように現像装置の現像ハウジング9に設けら
れた接続機構90から離隔して、トナーカートリッジ8
のトナー排出口817を閉塞する。一方、第1の移動台
4が図4の(b)の状態から距離(L1)だけ右方に移
動して図4の(a)に示す位置に位置付けられると、第
1の移動台4の台座41に設けられた駆動源ハウジング
42も距離(L1)だけ右方に移動して図4の(a)お
よび図10の(a)に示す位置に位置付けられる。この
第1の移動台4即ち駆動源ハウジング42の移動距離
(L1)は、上述したようにトナーカートリッジ8の移
動距離(L2)より大きく、従って、駆動源ハウジング
42とトナーカートリッジ8は同方向に移動しても両者
の間隔は距離(L1−L2)だけ離隔せしめられる。従
って、上記トナー搬送機構83の回転軸831の連結部
831aおよびトナー攪拌機構84の回転軸841の連
結部841aと駆動源ハウジング42内に配設された上
記伝動機構45の伝動連結部材46および47との伝動
連結が解除されるとともに、トナーカートリッジ8の容
器本体81の一方の端壁811に設けられた被案内部材
812、812と第1の移動台4の駆動源ハウジング4
2に設けられた案内筒48、48との嵌合が外れる。こ
のようにして、トナーカートリッジ8が図10の(a)
に示すカートリッジ着脱位置に位置付けられたら、トナ
ーカートリッジ8を手前側に引き出すことによりトナー
カートリッジ受け機構2から離脱することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明による画像形成機のトナー補給装
置は以上のように構成されているので、以下の作用効果
を奏する。
【0036】即ち、本発明によれば、 該トナーカート
リッジ受け機構の第1の移動台と第2の移動台をカート
リッジ着脱位置とカートリッジ装着位置との間を移動せ
しめる移動機構は、第1の移動台と第2の移動台を所定
方向および該所定方向と反対方向にそれぞれ移動せしめ
るように構成し、第1の移動台の移動量を第2の移動台
の移動量より所定量余分に設定し、第1の移動台と第2
の移動台を所定方向に移動することにより第1の移動台
に配設された伝動機構と第2の移動台上に装着されたト
ナーカートリッジの該トナー搬送機構とを伝動連結し、
第1の移動台と第2の移動台を所定方向と反対方向に移
動することにより伝動機構とトナー搬送機構との伝動連
結を解除するように構成したので、トナーカートリッジ
を駆動源と反対の方向に移動する構成においてもトナー
搬送機構を駆動源に確実に伝動連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたトナー補給装置を装
備した画像形成機の要部斜視図。
【図2】本発明に従って構成されたトナー補給装置にお
けるトナーカートリッジ受け機構を示す分解斜視図。
【図3】本発明に従って構成されたトナー補給装置の断
面図。
【図4】本発明に従って構成されたトナー補給装置のト
ナーカートリッジ受け機構を構成する移動機構によって
第1の移動台と第2の移動台を移動する状態を示す平面
図。
【図5】本発明に従って構成されたトナー補給装置にお
けるトナーカーとリッジの斜視図。
【図6】図5に示すトナーカーとリッジの横断面図。
【図7】図5に示すトナーカートリッジに装着されたシ
ャッター部材を拡大して示す斜視図。
【図8】図1に示す画像形成機に装備される現像装置に
設けられた接続機構を拡大して示す斜視図。
【図9】図5に示すトナーカートリッジをカートリッジ
着脱位置とカートリッジ装着位置との間を移動する際の
シャッター部材と接続機構との関係を示す説明図。
【図10】本発明に従って構成されたトナー補給装置に
おけるトナーカートリッジをカートリッジ着脱位置で載
置した状態と、カートリッジ装着位置に移動した状態を
示す説明図。
【符号の説明】
1:静電複写機 11:機体ハウジング 111:トナーカーリッジ装着部 2:トナーカーリッジ受け機構 3:トナーカーリッジ受け機構の取付台 31:取付台の上壁 32:取付台の前壁 33:取付台の後壁 34、35:取付台の側壁 36:取付台の案内壁 37:取付台の載置部 4:トナーカーリッジ受け機構の第1の動台 41:第1の移動台の台座 411:第1の長穴 412、413:被案内部 42:第1の移動台の駆動源ハウジング 44:電動モータ 45:伝動機構 46、47:伝動連結部材 5:トナーカーリッジ受け機構の第2の動台 51:第2の移動台の台座 511:第2の長穴 512、513:第2の移動台の被案内部 514:第2の移動台の第1の載置部 515:第2の移動台の第2の載置部 52、53:第2の移動台の案内部 6:トナーカーリッジ受け機構のカバー部材 61:カバー部材の前側板 62:カバー部材の後側板 63、64:カバー部材の連結板 65、66:カバー部材の取付部 67:ビス 7:トナーカーリッジ受け機構の操作レバー 71:操作レバーのレバー本体 72:操作レバーの支持軸 73:操作レバーの作動ピン 74:操作レバーの把手 8:トナーカーリッジ 80:トナーカーリッジのトナー 81:トナーカーリッジの容器本体 812:トナーカーリッジの被案内部材 815:トナーカーリッジのトナー搬送路 816:トナーカーリッジのトナー攪拌路 82:トナーカーリッジのプラグ 83:トナーカーリッジのトナー搬送機構 831:トナー搬送機構の回転軸 832:トナー搬送機構の螺旋羽根 831a:回転軸の連結部 84:トナーカーリッジのトナー攪拌機構 841:トナー攪拌機構の回転軸 841a:回転軸の連結部 842:トナー攪拌機構の攪拌部材 817:トナーカーリッジのトナー排出口 85:トナーカーリッジのシャッター部材 90:接続機構 91:トナー受入れ開口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に配設されたトナーカートリッジ受
    け機構と、該トナーカートリッジ受け機構に着脱可能に
    装着されるナーカーリッジとを有し、 該トナーカートリッジは、トナー排出開口を備えた容器
    本体と、該容器本体内に収納されたトナーを該トナー排
    出開口に向けて搬送するトナー搬送機構と、該トナー排
    出開口を閉塞する閉位置と該トナー排出開口を開放する
    開位置との間を移動可能に配設されたシャッター部材と
    を具備する、画像形成機のトナー補給装置において、 該トナーカートリッジ受け機構は、機体に取り付けられ
    た取付台と、該取付台上に移動可能に配設された第1の
    移動台と、該第1の移動台上に移動可能に配設され該ト
    ナーカートリッジが着脱可能に装着される第2の移動台
    と、該第1の移動台と該第2の移動台をカートリッジ着
    脱位置とカートリッジ装着位置との間を移動せしめる移
    動機構とを有し、 該第1の移動台の一端部には駆動源および該駆動源の動
    力を伝達する伝動機構が配設されており、 該移動機構は、該第1の移動台と該第2の移動台を所定
    方向および該所定方向と反対方向にそれぞれ移動せしめ
    るように構成し、該第1の移動台の移動量を該第2の移
    動台の移動量より所定量余分に設定し、該第1の移動台
    と該第2の移動台を所定方向に移動することにより該第
    1の移動台に配設された該伝動機構と該第2の移動台上
    に装着された該トナーカートリッジの該トナー搬送機構
    とを伝動連結し、該第1の移動台と該第2の移動台を所
    定方向と反対方向に移動することにより該伝動機構と該
    トナー搬送機構との伝動連結を解除する、 ことを特徴とする画像形成機のトナー補給装置。
  2. 【請求項2】 該移動機構は、該取付台に回動可能に支
    持された支持軸と該支持軸と間隔をおいて配設された作
    動ピンとを備えた操作レバーと、該第1の移動台に設け
    られ該作動ピンを嵌合する第1の長穴と、該第2の移動
    台に設けられ該作動ピンを嵌合する第2の長穴とからな
    っている、請求項1記載の画像形成機のトナー補給装
    置。
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