JP3170426U - 尿跳ね防止器 - Google Patents

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雅史 花田
雅史 花田
博繁 河野
博繁 河野
正和 嶋田
正和 嶋田
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ヤマノ商事株式会社
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Abstract

【課題】立位での小用の際に使用者に便器へ十分に接近させることで、飛散した尿や尿垂れによる便器や床等の汚染を防止する尿跳ね防止器を提供する。【解決手段】立位にて使用する便器10の立設面13に装着される尿跳ね防止器20であって、支軸と、前記支軸の一端に固着される、前記立設面13に装着するための装着手段と、前記支軸の他端に支持される鏡とを備えるとともに、前記装着手段が前記立設面13に装着された状態で、前記鏡の鏡面は斜め上向きに傾いている。【選択図】図1

Description

本考案は、飛散した尿で便器周囲が汚れるのを防止するための尿跳ね防止器に関する。
立位での小用の際、しばしば便器周囲に尿が飛散し、便器周囲の床などが汚れることがあった。
そこで、尿を当てる標的を小便器の便鉢部に貼り付け、尿の飛散を抑制する技術が公開されている(特許文献1参照)。
また、小便器のリップ部(前方に張り出した受け部)を局部と同レベルの位置に形成するとともに、リップ部に装飾物を設けた小便器が公開されている(特許文献2参照)。
特開2002−121807号公報 実用新案登録第3128317号
しかし、小用に際して使用者は、便器への接触を避けようとしたり、尿の跳返りを避けようとしたりする心理により、便器への接近が不十分な状態で使用しがちである。これにより、尿がリップ部の外へ垂れ落ち、床などを汚す原因となっている。
そこで、本考案は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、立位での小用の際に使用者に便器へ十分に接近させることで、飛散した尿や尿垂れによる便器や床等の汚染を防止することを課題とするものである。
(1)第1の考案
前記課題を解決するために、本願の第1の考案は、立位にて使用する便器(10, 30)の立設面(13, 34)に装着される尿跳ね防止器(20)であって、支軸(21)と、前記支軸(21)の一端に固着される、前記立設面(13, 34)に装着するための装着手段(22)と、前記支軸(21)の他端に支持される鏡(24)とを備えるとともに、前記装着手段(22)が前記立設面(13, 34)に装着された状態で、前記鏡(24)の鏡面(25)は斜め上向きに傾いていることを特徴とする。
(2)第2の考案
また、本願の第2の考案は、前記第1の考案の特徴に加え、前記支軸(21)と前記鏡(24)とは所定角度範囲で回動可能な可動ジョイント(26)で連結されていることを特徴とする。
(3)第3の考案
さらに、本願の第3の考案は、前記第1又は第2の考案の特徴に加え、前記装着手段(22)は吸盤(23)により構成されていることを特徴とする。
(第1の考案)
本願の第1の考案によると、以下に記す効果を奏する。
すなわち、使用者が立位にて便器を使用する際、便器に装着された尿跳ね防止器の鏡に局部が映るようになっている。そのため、使用者が鏡に映った自らの局部を見ようと便器に接近するようになる。これにより、使用者に便器へ十分に接近させることができ、飛散した尿や尿垂れによる便器や床等の汚染を防止することができる。
(第2の考案)
本願の第2の考案によると、上記第1の考案の効果に加え、以下に記す効果を奏する。
すなわち、可動ジョイントにより、鏡の鏡面の傾きを所定範囲で調節可能となっている。したがって、便器の形状や尿跳ね防止器の装着位置に応じて、鏡面に局部が映るよう、鏡の傾きを調節することができる。
(第3の考案)
本願の第3の考案によると、上記第1又は第2の考案の効果に加え、以下に記す効果を奏する。
すなわち、装着手段を吸盤により構成したことにより、便器への着脱が可能となる。したがって、便器を清掃する際などに、尿跳ね防止器を取り外すことができる。また、尿跳ね防止器の装着位置を適宜変更することも可能となる。
本考案の実施の形態に係る尿跳ね防止器が装着された小便器を斜視図で示す。 本考案の実施の形態に係る尿跳ね防止器の(A)正面斜視図及び(B)背面斜視図である。 本考案の実施の形態に係る尿跳ね防止器について、鏡面の回動を側面図で示す。 本考案の実施の形態に係る尿跳ね防止器が装着された洋式便器を斜視図で示す。
本考案を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、「正面」とは、小便器10において、使用者と向き合う面をいう。
図1に示すように、小便器10は、前方に張り出したリップ部11と、尿をリップ部11に流下させる便鉢部12とを備えている。便鉢部12の正面に当たる立設面13の、通常尿が当たると考えられる位置よりも上方に、本考案に係る尿跳ね防止器20が装着されている。
図2に示すように、尿跳ね防止器20は、棒状の支軸21と、支軸21の一端に固着される装着手段22と、支軸21の他端に支持される鏡24とを備えている。
装着手段22は吸盤23により構成されており、小便器10の立設面13に着脱可能に装着される。したがって、小便器10を清掃する際などに、尿跳ね防止器20を取り外すことができる。また、尿跳ね防止器20の装着位置を適宜変更することも可能である。
鏡24は、吸盤23が小便器10の立設面13に装着された状態では、正面側の鏡面25が斜め上向きに傾いた位置をとる。また、鏡24と支軸21とは所定角度範囲で回動可能な可動ジョイント26で連結されている。換言すると、可動ジョイント26により、鏡24の鏡面25の傾きを所定範囲で調節可能となっている(図3参照)。したがって、小便器10の形状や尿跳ね防止器20の装着位置が異なっても、鏡面25が使用者の局部を映すように鏡24の傾きを調節することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、小便器10を使用する際、小便器10に装着された尿跳ね防止器20の鏡24に使用者の局部が映るようになっている。そのため、使用者は鏡24に映った自らの局部を見ようと自然と小便器10に接近するようになる。また、複数の小便器10が並んだ便所においては、使用者は、鏡24に映った局部を隣の使用者に見られないよう、小便器10に接近して視界を遮るようになる。このように使用者に小便器10へ十分に接近させることができ、飛散した尿や尿垂れによる小便器10や床等の汚染を防止することができる。
なお、本実施の形態に係る尿跳ね防止器20は、洋式便器30にも用いることができる。
図4に示す洋式便器30は、便器本体31、便座32及び便蓋33を備えている。この便蓋33の内面に、本考案に係る尿跳ね防止器20を装着する。すなわち、立ち上げた便蓋33の内面34が、前記小便器10の立設面13に対応することとなる。したがって、便蓋33の内面34に装着された尿跳ね防止器20が洋式便器30の正面に立つ使用者と対面することとなる。
そのような状態での、洋式便器30で小用の際、尿跳ね防止器20の鏡24に局部が映る。そのため、前記小便器10の場合と同様に、使用者が洋式便器30に接近するようになる。このように立位の使用者に洋式便器30へ十分に接近させることができ、飛散した尿や尿垂れによる洋式便器30や床等の汚染を防止することができる。
10 小便器 11 リップ部
12 便鉢部 13 立設面
20 尿跳ね防止器 21 支軸
22 装着手段 23 吸盤
24 鏡 25 鏡面
26 可動ジョイント
30 洋式便器 31 便器本体
32 便座 33 便蓋

Claims (3)

  1. 立位にて使用する便器の立設面に装着される尿跳ね防止器であって、
    支軸と、
    前記支軸の一端に固着される、前記立設面に装着するための装着手段と、
    前記支軸の他端に支持される鏡とを備えるとともに、
    前記装着手段が前記立設面に装着された状態で、前記鏡の鏡面は斜め上向きに傾いていることを特徴とする尿跳ね防止器。
  2. 前記支軸と前記鏡とは所定角度範囲で回動可能な可動ジョイントで連結されていることを特徴とする請求項1記載の尿跳ね防止器。
  3. 前記装着手段は吸盤により構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の尿跳ね防止器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200492601Y1 (ko) * 2019-10-17 2020-11-10 정재국 소변기

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