JP3169472B2 - 作業車両の窓自動開閉制御装置 - Google Patents

作業車両の窓自動開閉制御装置

Info

Publication number
JP3169472B2
JP3169472B2 JP9857093A JP9857093A JP3169472B2 JP 3169472 B2 JP3169472 B2 JP 3169472B2 JP 9857093 A JP9857093 A JP 9857093A JP 9857093 A JP9857093 A JP 9857093A JP 3169472 B2 JP3169472 B2 JP 3169472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
motor
closing
opening
work vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9857093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06287982A (ja
Inventor
正道 宮崎
義弘 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP9857093A priority Critical patent/JP3169472B2/ja
Priority to PCT/JP1994/000534 priority patent/WO1994023138A1/ja
Priority to US08/530,219 priority patent/US5640072A/en
Priority to GB9519937A priority patent/GB2292621B/en
Priority to DE4491981T priority patent/DE4491981T1/de
Publication of JPH06287982A publication Critical patent/JPH06287982A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3169472B2 publication Critical patent/JP3169472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業車の窓自動開閉
制御装置に係り、特にパワーショベル、クレーン車等の
建設作業機械運転室の前窓を自動開閉させるに好適な
作業車の窓自動開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベル等の建設作業機械(
下、単に「作業車両」と総称する)は、運転室内のオペ
レータが作業時に地面を目視する必要があるために、ま
補助作業者と応答する必要がある等のため運転室
の前窓が開閉自在とされている。例えば運転室には、
から天井後部へとガイドレールを設けてある。そこで
窓開放は、窓を先ず手前に引いて窓枠から離脱させ、そ
の後、窓を上げつつ後方へ引くことにより、窓が
イドレールに沿て天井面でほぼ平行状態となり、これ
により窓開放が終わるようになっている。窓閉止はこの
逆である。そして、これら開閉作業は、運転者が窓に取
り付けた把手を用い行っている。
【0003】ところが、の重量は20kg程いた
め、窓の開閉作業を簡単にない、ガイドレールが窓
枠から天井への境目でL字状に成形されていることから
そのL字部で窓が円滑に移動しにくい、また運転者が不
自然な姿勢で窓を押し引きすることとなる等の問題があ
る。そこで、本出願人は、先に特開平4−365619
号公報(建設機械の窓ロック装置)によってこの種の窓
に対する機械電気的駆動による窓開閉装置を提案し、開
示している。これは、図8〜図13を借用し説明すれ
ば、建設機械10の運転室12の左右の窓枠16にガイ
ドレール20を設けると共に、天井18の左右端にガイ
ドレール22を設け、窓14に両端を連結されると共に
ガイドレール20、22に沿って敷設されたケーブル2
8を第1駆動部34の駆動によって押し引きし、これに
より、窓14を開閉した窓開閉構造において、窓14が
窓枠16に対面するまで窓14を下降させた後、窓14
を窓枠16に押し付けて密着させる窓ロック機構を備え
た窓ロック装置である。窓ロック機構は、第2駆動部4
4と、第2駆動部44の駆動によって後方での上方位置
から斜め下方への移動に引き続き前方への水平移動を可
能とされたロック部材50とを左右ガイドレール22上
方の天井にそれぞれ固設すると共に、スライドプレート
24を左右のガイドレール22上でスライド自在にそれ
ぞれ設けて構成される。より詳しくは、各スライドプレ
ート24はその前端に穴38を備え、穴38によって窓
14の上部左右端に設けた軸40を緩く嵌合させてい
る。また、スライドプレート24は係合ピン54を備
え、一方、ロック部材50は係合溝56を備える。係合
ピン54と係合溝56との配置関係は、ロック部材50
が上記移動時に、後方での上方位置から斜め下方への移
動に従って係合溝56が係合ピン54に漸次係合し、最
下方で完全係合し、その後、係合溝56が係合ピン54
と共に前方への水平前進する関係としてある 。即ち、ロ
ック部材50が前進すると、窓14が窓枠16に押し付
けられて密着するまでスライドプレート24が前進す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
機構では、ロック部材50の移動量が窓の遊び代(隙
間)となるため、窓が下降端に達した時に窓が振動し
静定位置が定まらず、従って、係合溝56が係合ピン5
4係合しないことがあり、窓締切動作できなくなるおそ
れがあった。
【0005】また、窓閉は、ケーブルを窓下降側
に向けて引き込む動作と同時に窓上部側に向けて送り出
し(図10参照)。ところが、ケーブルにはそもそも
び代を設けるため、窓が下降端に達したときに、窓の振
動によるケーブルの送り出しが継続することにより、ケ
ーブル垂みが発生し、次窓開動作窓開放に遅れ
生じてオペレータの意志と異なる動きになって違和
感が発生すると共に、ガイドレールに沿って敷設したケ
ーブルがガイドレールから脱落するおそれあった。脱
落が生じると、窓開閉作が不能にな
【0006】更に、窓締切動作をなす窓ロック機構は、
窓の上部左右端で同時に窓を窓枠に押圧する、窓が
締切位置まで移動距離が運転室の窓枠製作精度によっ
て異なるため、左右アンバランス状態で窓締切状態とな
ることがあった。
【0007】また、窓開閉作時、オペレータやその他
の作業員が窓と窓枠に挟まれることを確実に防止する
等、高い安全性が要請されてる。
【0008】本発明は、上記従来の問題点及び要請に着
目し、作業車の運転室の窓開閉動作に際し、これを
滑に行、窓締切動作を確実に行え、安全性の高い
閉操作を行の少なくともひとつを達成できる作業車
の窓自動開閉制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するため、本発明に係わる作業車両の窓自動開閉制
御装置は、第1に、作業車両の運転室の窓が、第1モー
タの駆動により窓に接続したケーブルを介して窓枠と運
転室の天井との間で昇降し、これにより窓がその下降端
まで下降して窓枠に対面する閉状態と、窓が上昇して天
井に対面する開状態とを達成すると共に、閉状態の窓
が、第1モータの停止後に第2モータの駆動により窓枠
に押し付けられ、密接することを達成してなる作業車両
の窓開閉装置において、窓が下降する方向へ第1モータ
が駆動されて窓がその下降端に至ったことを検出する第
1検出器と、第1検出器から窓がその下降端に至ったと
の第1情報を受けたとき、第1モータを停止させると共
に、第1情報を受けたときから第1所定時間を経たとき
に窓を窓枠へ押し付ける方向へ第2モータを駆動させる
制御器とを有することを特徴とする
【0010】上記第1構成によれば、第1所定時間内で
は第1、第2モータが自動停止している。従って、窓が
下降端に達した時に生ずる窓の振動が、第1所定時間内
にほぼ収束し、静定位置で略停止する。従って、上記第
1構成によれば、その「作業車両の窓開閉装置」が例え
ば従来の特開平4−365619号公報のものでも、第
1所定時間を経たときにその係合溝を係合ピンに係合さ
せればよく(後述の本実施例もそのようにしている)、
この場合、以降の自動窓締切動作ができなくなるとの従
来の問題が解消される。尚、第1所定時間は、第1、第
2モータが停止してから窓の振動が略収束するまでの時
間に設定すべきことは説明するまでもない
【0011】第2に、上記第1構成において、制御器
は、窓を窓枠へ押し付ける方向への第2モータの駆動を
第2所定時間だけ中断させると共に、この中断中に、窓
が上昇する方向へ第1モータを駆動させるのがよい
記第2構成によれば、中断前の、窓が上昇する方向への
第1モータの駆動によって生じたケーブルの垂み、前記
振動によって生じたケーブルの垂み及び第2 モータの自
動駆動によって生じた生じたケーブルの垂みを解消がで
きる。従って、中断経過後の第2モータの駆動を応答性
よく行え(オペレータに違和感を与えにくい)、またケ
ーブルの延設位置からの脱落等も解消できる。
【0012】第3に、上記第1又は第2構成において、
制御器は、窓を窓枠へ押し付ける方向への第2モータの
駆動力の大きさに相当する信号を受け、この信号の大き
さが所定の閾値よりも大きいとき、第2モータを停止さ
せるのがよい上記第2構成によれば、制御器が受ける
信号は、第2モータの駆動力の大きさに相当する信号で
ある、従って、特別な検出手段を別途準備する必要がな
く経済的である。例えば、安価な抵抗を加設するだけで
も達成できる。しかも、第2モータの駆動力に相当する
信号の大きさが所定の閾値よりも大きいときに第2モー
タが停止すため、第2モータに過負荷電流が発生しにく
く、従って、第2モータ44の寿命延長に貢献する
【0013】第4に、上記第1、第2又は第3構成にお
いて、窓が窓枠から離れる方向へ第2モータが駆動して
窓が所定位置に戻ったことを検出する第2検出器を有
し、前記制御器は、第2検出器から窓が所定位置に戻っ
たとの第2情報を受けたときに第2モータを停止させる
と共に、第2情報を受けたときから第3所定時間を経た
ときに窓が上昇する方向へ第1モータを駆動させるのが
よい。 上記第4構成によれば、第3所定時間中は第1、
第2モータは自動停止している。従って、窓が所定位置
に戻った時に生ずる振動を収束できる。従って、第3所
定時間を経たときに第1モータが自動駆動してもケーブ
ルがばたつくことがなく、窓を円滑に開くことができ
【0014】第5に、上記第1、第2、第3又は第4構
成において、制御器は、第1、第2モータの駆動力の大
きさに相当する信号をそれぞれ受け、各信号の大きさが
それぞれ対応した所定の閾値よりも大きくなると共に、
その大きくなっている状態が第4所定時間継続したとき
に、大きくなった方のモータを停止させるのがよい
記第5構成によれば、窓開閉動作時、オペレータやその
他の作業員の身体が 窓と窓枠との間に挟まれると、第1
又は第2モータの負荷(つまり駆動力)が過負荷とな
る。そこで、例えば、過負荷の開始値を閾値とすること
により、挟まれ力を小さくでき、作業の安全性が高ま
る。尚、第4所定時間の設定理由は、窓開閉装置の作動
部の錆付き、ゴミ付着、潤滑切れ等に基く部分的抵抗に
よってまで開閉動作が停止することを避けるためであ
る。これら抵抗は、押し切れば(つまり、第4所定時間
内に)、通常の負荷力へと復帰するからである。
【0015】第6に、上記第5構成において、制御器
は、第1、第2モータを起動させたとき、前記「大きく
なった方のモータを停止させること」を、起動開始時か
ら第5所定時間だけ無効とするのがよい上記第6構成
の趣旨は次の通り。モータによっては、モータの起動時
に、上記第5構成での「第1、第2モータの駆動力の大
きさに相当する信号の大きさがそれぞれ対応した所定の
閾値よりも大きくなると共に、その大きくなっている状
態が第4所定時間継続する」ものがある。ところが、か
かるモータにおいて、上記第5構成をそのまま適用して
しまうと、その第1、第2モータは起動から第4所定時
間を経たときに自動停止してしまう。従って、第1、第
2モータとして、かかるモータを用いるときは、モータ
の起動を円滑に行えるようにしたのが、この第6構成で
ある。つまり、第1、第2モータとして、かかるモータ
を用いても、第5構成によってモータが起動時に停止す
ることがない
【0016】第7に、上記第1〜第6構成のいずれかに
おいて、窓開閉装置が第2モータ(44)を複数有すると
き、前記制御部は、第2モータを個別に起動及び停止さ
せるのがよい上記第7構成によれば、複数の第2モー
タを個別に起動及び停止させるため、運転室の窓枠製作
精度誤差等によって生ずる窓締切動作をアンバランス性
を解消できる
【0017】第8に、上記第1〜第7構成のいずれかに
おいて、制御器は、前記各検出器からの情報の正否を判
定し、否と判定したとき、第1、第2モータを駆動しな
いの がよい上記第8構成によれば、誤った情報によっ
て窓自動同開閉の誤作動を防止できる。従って、誤作動
によってオペレータやその他の作業員の身体が窓と窓枠
との間に挟まれる等の不安全性が生じない。
【0018】
【実施例】以下、実施例なる作業車両の窓自動開閉制御
装置を図面(図1〜図13)を参照し説明する。図8は
本実施例を適用したパワーショベル10である尚、実
施例の基本構成は、「従来の技術」の欄で既説の、本出
願人が先に開示した「特開平4−365619号公報」
を例としている。従って、既説と重複するところもある
が、本実施例の説明を容易にするために、先ずこの既説
構成を詳細にに説明し、そののち、本実施例の特徴的構
成を説明する。尚、以降で述べる本実施例の各要素名及
びその符号は、上記公報に記載のものとは多少異なるも
のの、下記の図12、図9、図13、図8及び図11
は、この順序で、上記公報の図1、図2、図3、図7及
び図8にほぼ対応する即ち、図8、図9に示すよう
に、運転室12の前窓14は、窓枠16を取り付けた運
転室12の前側左右の側柱にそれぞれ取り付けたガイド
レール20(以下「窓枠側ガイドレール20」とする)
と、運転室12の18の左右にそれぞれ取り付けた
ガイドレール22(以下「天井側ガイドレール22」と
する14の両側縁案内(ガイド)れ、これ
により移動して開閉する。詳しくは次の通り
【0019】窓開閉には、図10に示すように、2本の
ケーブル28を用いる。各ケーブル28は、一端を窓1
4の一方の下端に取り付けた固定金具30に連結し、他
端を窓14の他方の下端に取り付けた固定金具30に連
結している。両ケーブル28は、一方の固定金具30か
ら両ガイドレール20、22に沿って運転室12後方へ
と延長され、天井18の後部で上下にクロスしたのち反
対側の両ガイドレール22、20に沿って窓枠16の下
方の運転室12側に取り付けた反転用シーブ32で折り
返されて他方の固定金具30に連結している。両ケーブ
ル28のクロス 部には駆動部34が設けられ、両ケーブ
ル28を周回移動可能としている。詳しくは、両ケーブ
ル28の一部はギヤードケーブルとされている。駆動部
34は、クロス部で両ケーブル28のギヤードケーブル
に噛み合うギヤ34Gと、ギヤ34Gを回転駆動させる
プルアップモータ34Mとを有して構成される。即ち、
モータ34Mを一方向に回転させると、両固定金具30
が図10で実線矢印S1に示すように上方へ引き上げら
れ、逆回転させると、破線矢印S2に示すように下方へ
引き下げられる。ここで、両固定金具30が窓14に取
り付けられているために、窓14は開閉するこの窓
閉状態を窓締切状態と共に図11を参照し説明する
14が天側ガイドレール22に沿った姿勢が窓開放状
態である(A)。破線実線で示した姿勢、即ち、窓14
の上端部が天側ガイドレール22に位置し、かつ下端
部が窓枠ガイドレール20に位置した姿勢が窓開閉途
中状態である(B)。窓14が窓枠側ガイドレール20
に対してほぼ平行となった姿勢が窓締切待機状態である
(C)。そして、この窓締切待機状態(C)から、窓1
4を窓枠16に押し付けて窓枠16に密接させ、固定
保持したのが窓締切状態である(D)。
【0020】上記窓締切動作は、次の窓ロック機構で行
う。この詳細を図12、図13を参照し説明する。窓1
4の左右上端にはそれぞれ、天井側ガイドレール22上
にこの天井側ガイドレール22上でスライド可能に収容
されて特には窓締切動作時に天井側ガイドレール22の
先端よりもさらに前方へとスライドすることにより窓1
4を窓枠16に押し付け、密接させるスライドプレート
24を取り付けてある。両スライドプレート24のスラ
イドは、天井側ガイドレール22の上方の運転室12側
にそれぞれ取り付けた押圧手段26を駆動させることに
より行われる。即ち、スライドプレート24と押圧手段
26とで窓ロック機構を構成している。詳しくは次の通
。スライドプレート24はローラ36を備え、このロ
ーラ36が側ガイドレール22上を走行る。左右
スライドプレート24の先端には上下方向の長穴38が
設けられ、長穴38内14の左右上端からそれぞれ
突設た軸40が緩く嵌入し、この嵌入によって左右ス
ライドプレート24と窓14とが緩く連結さ れている。
一方、押圧手段26は、スライドプレート24の面に沿
って運転室12側に取り付けたカム板42と、カム板4
2に取り付けたロックモータ44と、スライドプレート
24に平行してカム板42に設けられ、モータ44によ
って回転駆動されるスクリューロッド46とを有する。
スクリューロッド46にはナット48が螺合されてい
。ナット48にはロック部材50を上下動自在に取り
付けてる。ロック部材50は、カム板42の板厚方向
に向けてカムピン52を突設され、カムピン52はカム
板42に穿設したカム穴53に係合している。カム穴5
3は、ロック部材50がその後退限位置で高く、前方
行くに従ってめに下降し、そののち水平化する形状
なっている。即ち、ナット48にはロック部材50が上
下動自在に取り付けられているものの、また、ロック部
材50はカム穴53の形状に倣って移動(昇降及び前後
進)するものの、これらの移動だけであるから、ナット
48は自転不能である。従って、モータ44の回転駆動
させてスクリューロッド46を回転させると、ナット4
8は自転することなく、スクリューロッド46上を前後
進する。つまり、ナット48に取り付けたロック部材5
0もナット48の移動に伴って移動するさらに、窓締
動作を行うために、ロック部材50は係合溝56を備
え、一方、スライドプレート24は係合ピン54を備え
係合溝56と係合ピン54との配置関係は、ロック
部材50が後退限位置からカム穴53の形状に倣って前
進すると、先ず斜め下降時に係合溝56が係合ピン54
に漸次係合し、水平前進に変わるときに完全係合し、そ
の後の水平前進で係合溝56が係合ピン54を押してス
ライドプレート24を前方にスライドさせ、これにより
窓14の上端部を窓枠16に押し付けて密着させ、これ
により窓14の窓締切動作(ロック動作)が完了する関
係となっている。尚窓締切状態からの窓開放動作(窓
ロック解除)は、上記動作のとなる以上が「特開平
4−365619号公報(窓開閉装置)」に記載の構成
である。かかる構成例において、本実施例なる作業車両
の窓自動開閉制御装置は、次に詳記の特徴的構成を有す
【0021】即ち、記窓開閉装置に対する自動開閉制
御装置例を図1を参照し説明する。制御部60は、
4の開閉操作スイッチ62から運転者の操作による操作
信号を受ける。すると、制御部60は、モータ34Mに
対して開閉操作スイッチ62の信号に基く正逆回転信号
(窓開閉信号)を入力し、モータ34Mを正逆回転させ
【0022】また、制御部60は、締切待機状態
(C)の検知信号及び締切解放状態検知信号を入力
すると共に、窓締切状態(D)を判定する
【0023】窓締切待機状態(C)の検知信号とは
閉操作スイッチ62の操作に基く窓動作によって両
イドレール20、22に案内されて下降した窓14がそ
の下降端に達したときの検知信号であり、この検知
ミットスイッチ等の検出手段で行う。本実施例では
12、図13に示す通り、リミットスイッチ64カム
板42の先端下部に取り付け、のスイッチ片66
ライドプレート24の先端部に設けたストライカ68
乗り越えたときに作動することで窓締切待機状態(C)
の検知としている。ストライカ68は、当然に、窓14
がその下降端に達したときにスイッチ片66を乗り越え
させる位置に設けてある尚、この検出手段は、14
又はこれに伴って移動する部材運転室12部材
との間で適宜配置してよいさらに尚、図示しないが、
本実施例では開閉操作スイッチ62による窓開操作によ
窓開放状態を検知する検出手段(例えばリミットスイ
ッチ)を有し、窓後退移動端を検出している。
【0024】窓締切解放状態の検知信号とは、開閉操作
スイッチ62の操作に基く窓開動作によりロック部材5
0が後退してスライドプレート24から離脱し、さらに
後退して後退限位置(軸受部72に接触する直前位置)
に達したときの検知信号である。この検知もリミットス
イッチ等の検出手段で行う本実施例では、図12、図
13に示す通り、スクリューロッド46の後部軸受部7
にリミットスイッチ70を取り付け、そのスイッチ
片74がロック部材50の背面に接触したときに作動す
ることで窓締切解放状態の検知としている。一方、窓締
切状態(D)を判定するとは、開閉操作スイッチ62の
操作に基く窓閉動作により両スライドプレート24が
進限位置まで前進したときの探知であり、この探知は、
モータ44の負荷電流(駆動電流でもあるの大きさ相
信号(以下、これも「検知信号」とする)を制御部6
が入力し、予め記憶した閾値と比較(判定)して行
即ちロック機構により14を窓枠16に押
付けると、窓枠16と窓14の外周フレームに設けた
ムシールとの接触圧が増大し、この接触力の増大が
ット48の移動抵抗となってモータ44の負荷電流を増
させ、いわゆるサージ電流が発生する。窓締切状態
(D)の判定は、このサージ電流が所定の閾値(当然
に、サージ電流の下限値の大きさ相当の閾値)以上にな
ったことを比較することている。
【0025】上記各検出信号を入力する制御部60は、
締切解放処理部76、締切処理部78、ケーブル垂
み取り処理部80及び昇降処理部82によって各処理
を行う。処理内容を、図2〜図7のフローチャート等に
基づいて説明する。
【0026】動作の処理を図2に示す。開閉操作ス
イッチ62ダウン側に操作されると(ステップ10
0)、昇降処理部82は、モータ34M起動して窓
4を下げる方向に移動させる(ステップ102)。
このとき、予め14を開位置に止めているリアロック
手段を手動操作で解除しておく(ステップ104)。
14を下降により14が天18側に設けた検出手段
(リアリミットスイッチ等(図示))から離なれる
と、これをこの不図示のリアリミットスイッチ等が検知
する(ステップ106)。以後、14が下降して下降
端に達したことをリミットスイッチ64検知するまで
即ち、窓締切待機開始位置を検知するまで)、モータ
34Mを駆動させる(ステップ108)。このような
閉動作は、図11での窓開放状態(A)から窓開閉途中
状態(B)を経て締切待機状態(C)に至る動作であ
る。14が下降端に達したことがリミットスイッチ6
4により検知されると(即ち、窓締切待機状態(C)に
至ると)、昇降処理部82がモータ34Mを停止させ
即ち、窓14は停止する(ステップ110)。
【0027】14下降端で停止すると窓締切処理
部78が窓ロック機構作動させて14を窓枠16に
押圧させるが、窓締切処理部78は、リミットスイッチ
64による窓14の下降端の検知から所定時間を経たと
きに(即ち「タイムラグ」を以って)窓ロック機構を作
させる。即ち、このタイムラグは窓締切待機時間とな
実施例では、この窓締切待機時間を0.5秒とし
ている(ステップ112)。この窓締切待機時間によっ
14が下降端に達した直後に生ずる微小振動によ
り、直ちに窓ロック機構を作動させたときの生ずる係合
溝56の係合ピン54への不係合等の不具合を防止して
いる。
【0028】0.5秒なる窓締切待機時間(タイムラ
)をたとき窓締切処理部78はモータ44を作動
させて窓締切状態(D)への窓締切処理に入る。ところ
で、窓ロック機構は、14の左右端にそれぞれ設けら
ているので、本実施例での窓締切処理部78は、左右
の窓ロック機構を個別動作せる処理を行う尚、窓
切動作はロック部材50が下降し係合溝56係合
ピン54に係合し、そして、係合ピン54を押すが、こ
のとき、ケーブル28が緊張していない(即ち、垂みが
発生している)。そこで、窓締切処理部78は、係合溝
56と係合ピン54とが係合した時、左右モータ44の
駆動を独立して一旦停止(中断)させる(ステップ11
4、116)。実施例での窓ロック機構の場合、モー
タ44の回転開始後、ほぼ1秒で係合溝56が係合ピン
54係合するので、モータ44の駆動時間(係合時間
である)を1秒に設定している。即ち、この係合時間
(1秒)を経たとき、垂み取り処理部80モータ34
Mを逆回転させてケーブル28の垂みを取らせる(ステ
ップ118)。但し、垂み量は少ないので、逆回転時間
(垂み取り時間)は短時間よく、実施例では0.1
に設定してある。
【0029】垂み取り処理部80が垂み取り処理終了
すると、再び窓締切処理部78左右モータ44を互い
に独立して再起動させてスライドプレート24を前
へスライドさせる(ステップ120、122)。締切
処理部78は、各モータ44の負荷電流の大きさ相当信
号を入力ており、この大きさ相当信号を予め記憶した
閾値と比較(ステップ124、126)、大きさ相当
信号が閾値以上になったとき、モータ44を互いに独
立して停止させる(ステップ128、130)。これが
窓締切状態(D)である
【0030】上記窓動作時のタイミングチャートを図
3に示す。このチャートで、Tpmは、14が下端に
達したときから振動が自然に収束するまでの時間である
(締切待機時間)。Tmsは、係合溝56が係合ピン54
への係合を完了するまでの係合時間である。Ttは、ケ
ーブル垂み取り時間(逆回転時間)である。Tmcは、
モータ44に閾値以上の過負荷電流の大きさ相当信号
検出されるまでの時間である
【0031】次に、動作の処理を図4示す。開閉
操作スイッチ62がアップ側に操作されると、窓締切解
放処理部76が左右の窓ロック機構解除させ、次いで
モータ34Mを逆転駆動させる。即ち、開閉操作スイッ
チ62がアップ側に操作されると(ステップ200)、
窓締切解放処理部76が左右モータ44を互いに独立し
逆転駆動させ、前進限位置にあるナット48を後退
させる(ステップ202、204)。これにより、
ック部材50はスライドプレート24を後方へスライ
させ、14の上端部を窓枠16から離させる。
ナット48が引続き後退すると、カム板42に形成さ
れたカム穴53がロック部材50を後退させつつ上昇
させるので、各係合溝56が各係合ピン54から離脱
し、これにより、各ロック部材50と各スライドプレー
ト24との係合が解除されるロック部材50後退
移動して後退移動限に配置リミットスイッチ70
のスイッチ片74を作動させ、この作動信号が窓締切解
放処理部76に入力されて窓締切解完了を判定される
(ステップ206、208)。この判定をよって窓締切
解放処理部76は、左右モータ44を停止さる(ステ
ップ210、212)。これによって各窓ロック機構の
解除動作を終了する。尚、このときモータ34Mがフリ
ーであることによって、このときも、ケーブル28が緊
張していないから(即ち、垂みが発生しているから)、
窓14の上端部が、窓閉動作時と同様に、振動するおそ
れがある。そこで、この振動が自然に収束するまでの
時間待機させている(ステップ214)。この待機時
間は、閉動作時と同様に設定すればよく、実施例では
0.5秒に設定している。
【0032】待機時間終わると、昇降処理部82がモ
ータ34Mをケーブル巻上げ方向に駆動させる(ステッ
プ216)。これにより、14は上昇、天18に
格納される(窓開放状態(A)である)。格納位置に
は、検出手段(リアリミットスイッチ等)を設けて
り、この検出手段の検出を受けると(ステップ21
8)、リアロックされ、モータ34Mを停止させ(ステ
ップ220)、窓開動作を終了する。
【0033】上記窓動作時のタイミングチャートを図
5に示す。このチャートで、Tmpは、ロック機構
したときから振動の自然収束までの待機時間である
Trpは、14が天18に格納され、リアリミットス
イッチ格納を検知してからモータ34Mを停止させ
るまでの遅れ時間である。
【0034】このように制御部60は、窓14の上記自
開閉処理を行うが、実施例では、この窓自動開閉処
理に伴って窓14の下降時(窓開閉途中状態(B)での
窓閉途中時)に作業者の体や異物が窓14と窓枠16と
の間等に挟まれた場合の危険性を回避するために、制御
部60に安全回路84を設けてる。安全回路84は、
図2の開閉操作スイッチ62のダウン操作によってモー
タ34Mが14を下げる(ステップ100、102)
が、その後、図1、図6(1)に示すように、モータ3
4Mに過負荷電流が発生した場合、警報手段(例えば、
ブザー)を作動させる。即ち、安全回路84、モータ
34Mの負荷電流(駆動電流でもあるの大きさ信号を
入力し、この信号が予め記憶した閾値(本実施例では8
であり、本実施例では過負荷電流(いわゆるサージ電
流)の下限値相当値)以上であり、かつ定時間(本実
施例では0.7秒)以上継続するか否かで判定する(ス
テップ107)。継続を判定したとき、安全回路84
、モータ34M停止させ(ステップ301)、同時
警報手段(例えば、ブザー作動させている(ステ
ップ302)。そして、開閉操作スイッチ62をアップ
操作したとき、安全回路84は、モータ34Mの停止と
警報手段の作動とを停止る(ステップ303)。負荷
電流が閾値未満の場合は、図2のステップ108に移行
し、通常の閉動作行わる。従って、上記危険性を
回避できる尚、この安全回路84によるモータ34M
に対する処理は、モータ44に対しても適用自在として
ある。即ち、締切操作時に、14と窓枠16との僅
かな隙間に指や物が挟まった場合に、安全回路84は
モータ44停止と、警報手段作動とを司る
【0035】このように、本実施例では、負荷電流に対
する閾値を判定基準として、モータ34M、44自動
停止させる安全回路84を有するものの、過負荷電流
は、モータ34M、44の起動時にも生ずるものであ
り、従って、これら起動時においても安全回路84が作
動するおそれがある(つまり、誤作動するおそれがあ
)。そこで、制御部60は、安全回路84の処理を割
り込み停止させるカット回路86を備える。即ち、図6
(1)に示すように、実施例では、開閉操作スイッチ
62をダウン操作時にカット回路86作動し、負荷電
流の大きさ相当信号値以上も、これが(つまり
過負荷電流の大きさ相当信号が起動時から所定時間
モータ34Mに対しては1秒)は安全回路84に入力
されないようにしている(ステップ101)。尚、本実
施例では、モータ44にしても同様としている。但
、図6(2)に示すように、その所定時間は0.7秒
としる(ステップ119)。
【0036】更に、制御部60は、14の自動開閉操
作に先行して、パワーショベル10の電源投入用のキー
スイッチ(不図示)が入れられたとき、予め検出手段
(リミットスイッチ64、70及び不図示のリアリミッ
トスイッチ等)の作動状態を検出する故障検出回路(
図示)を有する。即ち、図7のフローチャートに示すよ
うに、キースイッチを入れられたとき(ステップ00
1)、開閉操作スイッチ62の操作前に、故障検出回路
によって各検出手段の故障の有無検出される(ステッ
プ002)。故障が検出されると、開閉操作スイッチ6
2を例えばダウン側に操作ても(ステップ003)、
制御部60電源回路を遮断し(ステップ004)、警
報回路を起動し(ステップ005)、ブザーを鳴動させ
る(ステップ006)。この警報はキースイッチを切る
まで持続する(ステップ007)。
【0037】このような故障検出回路を設けることによ
り、機器の故障をオペレータが確実に知ることができ、
かつ、窓14が自動開閉しないので安全性が向上する。
【0038】上実施例によれば、先ず、14の下降
動作時に、窓14の下降端をリミットスイッチ64
出し、その後、定のタイムラグを経たとき、窓ロック
機構が自動的に作動る。このため、14が下降端に
達した直後に生ずる振動がタイムラグ中に確実に収束
し、収束してからロック機構が自動的に作動して窓締
切動作を確実に、かつ円滑に行う。また、14の
時におけるロック部材50の移動開始後、ロック部材
50がスライドプレート24に係合した時点で移動を自
動的に一時中断、この中断時にケーブル28を巻上げ
垂み取りを行うため、締切時でのケーブル28の垂
みがなくなり、ケーブル28が両ガイドレール20、2
2から外れることを防止できる。従って、以降の確実な
ケーブル28の周回移動を行える。つまり、以降の窓
動作時のケーブル28の遊びによる動作不具合を防止で
きる。
【0039】また、上記実施例では、窓ロック機構を左
右個別に制御するため締切時に窓14が偏って窓枠
16に押し付けられて固定されること防止される。ま
た、運転室12の製作精度等によるロック機構の取り
付け誤差が左右で異なる場合又はロック機構自の製
作誤差等がある場合でも、窓ロック機構を左右個別に作
動させるため、確実なロック動作(窓締切動作)を実現
できる。
【0040】更に、窓締切動作時のロック部材50の前
進限位置への到達が、モータ44の過負荷電流の生じ始
めにロック部材50の前進が停止し、一方、窓締切解除
時のロック部材50の後退限位置への到達がリミットス
イッチ70等の検出手段で検出されてロック部材50の
後退が停止する前者によれば、窓締切時に過負荷電流
の発生を防止でき、モータ44の保護となる一方、普
通は窓締切解除時にはロック部材50が後退して軸受部
72等に衝突してモータ44に過負荷電流が急俊に立
上がるが、後者によれば、この急激な過負荷電流生じ
前にロック部材50を停止る。即ち、ここでも、モ
ータ44の保護となるつまり、モータ44の寿命延長
に貢献する。
【0041】自動開閉動作時開閉途中で14に
人や物が挟まれても、モータ34Mが自動停止すると共
警報を自動的に発する。このため、自動開閉動作で
危険性を回避できる。また、カット回路が、安全回路
に入力するモータ34M、44の負荷電流の大きさ相当
信号を、モータ34M、44の起動時に所定時間だけカ
ットする。従って、モータ34M、44の起動を支障な
く行える
【0042】また、上記リミットスイッチ等の各検出手
の故障開閉操作前に検出し、その後の窓開閉動
作を不能とするので、窓開閉操作時の不慮の不具合を防
止できる。尚、開閉途中で停止している状態(例え
ば、窓ロック機構が作動しておらず、かつリアロック手
段(不図示)が解除されている状態にも、不慮の事故
が生じ易いので、上記実施例には、窓開閉途中の窓位置
検出用の検出手段(例えばリミットスイッチ)を設け、
窓開閉途中時に警報手段を起動させてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、の下
降端を検出後、定時間たときからロック機構を
作動させ、また、ロック機構の作動開始後にスライド
プレートの移動を一中断してケーブルの垂み取りを行
ため、的確かつ安定な窓自動開閉動作を確保できる。
同時にスライドプレート移動停止も的確に行
安全性向上る。窓と窓枠及び天井との間に異物が挟
み込まれても、窓開閉動 作を自動停止できる。また、リ
ミットスイッチ等の検出手段が故障していると、この故
障を修理するまで窓自動開閉処理ができず、故障修理を
促進できる
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の簡ほぼ構成図である。
【図2】処理のフローチャートである。
【図3】処理のタイムチャートである。
【図4】処理のフローチャートである。
【図5】処理のタイムチャートである。
【図6】安全回路のフローチャートである。
【図7】リミットスイッチ故障検出の動作フローチャー
トである。
【図8】実施例装置搭載る作業車の図である。
【図9】開閉作説明図である。
【図10】ケーブル配置図である。
【図11】窓の各状態図である。
【図12】ロック機構の分解斜視図である。
【図13】ロック機構の側面図である。
【符号の説明】
10:パワーショベル、12:運転室、14:、1
6:窓枠、18:天井、20:窓枠側ガイドレール、2
2:天側ガイドレール、24:スライドプレート、2
6:押圧手段、28:ケーブル、30:固定金具、3
2:反転用シーブ、34:駆動部、34G:ギヤ、34
M:プルアップモータ、36:ローラ、38:長穴、4
0:軸、42:カム板、44:ロックモータ、46:ス
クリューロッド、48:ナット、50:ロック部材、5
2:カムピン、53:カム穴、54:係合ピン、56:
係合溝、60:制御部、62:開閉操作スイッチ、6
4:リミットスイッチ、66:スイッチ片、68:スト
ライカ、70:リミットスイッチ、72:軸受部、7
4:スイッチ片、76:締切解放処理部、78:
切処理部、80:ケーブル垂み取り処理部、82:昇降
処理部、84:安全回路、86:カット回路、88:警
報回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16 B60J 1/00 B60J 1/17 E05B 65/12 E05F 15/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両(10)の運転室(12)の窓(14)が、
    第1モータ(34M)の駆動により窓(14)に接続したケーブ
    ル(28)を介して窓枠(16)と運転室(12)の天井(18)との間
    で昇降し、これにより窓(14)がその下降端まで下降して
    窓枠(16)に対面する閉状態と、窓(14)が上昇して天井(1
    8)に対面する開状態とを達成すると共に、閉状態の窓(1
    4)が、第1モータ(34M)の停止後に第2モータ(44)の駆
    動により窓枠(16)に押し付けられ、密接することを達成
    してなる作業車両の窓開閉装置において、 窓(14)が下降する方向へ第1モータ(34M)が駆動されて
    窓(14)がその下降端に至ったことを検出する第1検出器
    (64,68)と、 第1検出器(64)から窓(14)がその下降端に至ったとの第
    1情報を受けたとき、第1モータ(34M)を停止させると
    共に、第1情報を受けたときから第1所定時間(Tpm)を
    経たときに窓(14)を窓枠(16)へ押し付ける方向へ第2モ
    ータ(44)を駆動させる制御器(60)とを有することを特
    徴とする作業車両の窓自動開閉制御装置
  2. 【請求項2】 前記制御器(60)は、窓(14)を窓枠(16)へ
    押し付ける方向への第2モータ(44)の駆動を第2所定時
    間(Tt)だけ中断させると共に、この中断中に窓(14)が上
    昇する方向へ第1モータ(34M) を駆動させることを特徴
    とする請求項1記載の作業車両の窓自動開閉制御装置
  3. 【請求項3】 前記制御器(60)は、窓(14)を窓枠(16)へ
    押し付ける方向への第2モータ(44)の駆動力の大きさに
    相当する信号を受け、この信号の大きさが所定の閾値よ
    りも大きいとき、第2モータ(44)を停止させることを特
    徴とする請求項1又は2記載の作業車両の窓自動開閉制
    御装置
  4. 【請求項4】 窓(14)が窓枠(16)から離れる方向へ第2
    モータ(44)が駆動して窓(14)が所定位置に戻ったことを
    検出する第2検出器(70)を有し、 前記制御器(60)は、第2検出器(70)から窓(14)が所定位
    置に戻ったとの第2情報を受けたときに第2モータ(44)
    を停止させると共に、第2情報を受けたときから 第3所
    定時間(Tmp)を経たときに窓(14)が上昇する方向へ第1
    モータ(34M)を駆動させることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の作業車両の窓自動開閉制御装置
  5. 【請求項5】 前記制御器(60)は、第1、第2モータ(3
    4M,44)の駆動力の大きさに相当する信号をそれぞれ受
    け、各信号の大きさがそれぞれ対応した所定の閾値より
    も大きくなると共に、その大きくなっている状態が第4
    所定時間継続したときに、大きくなった方のモータ(34M
    及び/又は44)を停止させることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載の作業両の窓自動開閉制御装置
  6. 【請求項6】 前記制御器(60)は、第1、第2モータ(3
    4M,44)を起動させたとき、前記「大きくなった方のモー
    タ(34M及び/又は44)を停止させること」を、起動開始
    時から第5所定時間だけ無効とすることを特徴とする請
    求項5記載の作業車両の窓自動開閉制御装置
  7. 【請求項7】 前記窓開閉装置が第2モータ(44)を複数
    有するとき、 前記制御部(60)は、第2モータ(44)を個別に起動及び停
    止させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の作業車両の窓自動開閉制御装置
  8. 【請求項8】 前記制御器(60)は、前記各検出器からの
    情報の正否を判定し、否と判定したとき、第1、第2モ
    ータ(34M,44)を駆動しないことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の作業車両の窓自動開閉制御装置
JP9857093A 1993-03-31 1993-03-31 作業車両の窓自動開閉制御装置 Expired - Fee Related JP3169472B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9857093A JP3169472B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 作業車両の窓自動開閉制御装置
PCT/JP1994/000534 WO1994023138A1 (en) 1993-03-31 1994-03-31 Method of automatically controlling opening and closing of window of driver's cab or working vehicle and apparatus for practicing the method
US08/530,219 US5640072A (en) 1993-03-31 1994-03-31 Method of automatically controlling the opening and closing of window of driver's cab of working vehicle and apparatus for practicing the method
GB9519937A GB2292621B (en) 1993-03-31 1994-03-31 Method and apparatus for automatically controlling the opening and closing of a window of driver's cab of a working vehicle
DE4491981T DE4491981T1 (de) 1993-03-31 1994-03-31 Verfahren zur automatischen Steuerung des Öffnens und Schließens des Fensters der Fahrerkabine eines Arbeitsfahrzeugs sowie eine Vorrichtung zur praktischen Anwendung des Verfahrens

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9857093A JP3169472B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 作業車両の窓自動開閉制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06287982A JPH06287982A (ja) 1994-10-11
JP3169472B2 true JP3169472B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=14223341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9857093A Expired - Fee Related JP3169472B2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 作業車両の窓自動開閉制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3169472B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102910050A (zh) * 2012-11-08 2013-02-06 丹阳市光华汽车内饰件有限公司 一种车用通风窗

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09221791A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Komatsu Ltd 運転室の前窓開閉装置
JP4815803B2 (ja) * 2005-01-06 2011-11-16 富士電機株式会社 ドア駆動制御装置及びドア駆動制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102910050A (zh) * 2012-11-08 2013-02-06 丹阳市光华汽车内饰件有限公司 一种车用通风窗

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06287982A (ja) 1994-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6598253B1 (en) Extendable ramp assembly for detecting an obstruction and responding thereto
US6081088A (en) Automatic opening/closing apparatus
AU616725B2 (en) Powered sliding door opener/closer for vehicles
EP2583848B1 (en) Dual hinged vehicle door and method of controlling same
US6814394B2 (en) Door apparatus for a vehicle
US8028375B2 (en) Pinch prevention structure of slide door
DE102013110105A1 (de) Steuervorrichtung für ein Öffnungs-/Schließelement und Verfahren zum Steuern eines Öffnungs-/Schließelements
GB2499421A (en) Extendable ramp and sensor arrangement
US11480002B2 (en) Power tailgate having manual operation feature
JP3175879B2 (ja) 作業車両の窓自動開閉制御装置
JP3169472B2 (ja) 作業車両の窓自動開閉制御装置
US20020088180A1 (en) Control method of sliding a vehicle door by a powered sliding device
CN1073946C (zh) 用于建筑机械上的刮水器控制装置
JPH10102948A (ja) 電動式開閉扉の防犯装置および防犯方法
JP4376820B2 (ja) 車両用スライドドアの中間停止装置
JP2002256762A (ja) 電動移動装置
JP2858996B2 (ja) 建設機械の窓ロック装置
DE102012008086A1 (de) Verfahren zum Betreiben einer Vorrichtung eines Fahrzeugs
JP3493515B2 (ja) 建物用電動シャッターの制御装置
JP2003206685A (ja) 跳ね上げ式門扉
CN113682930B (zh) 智能升降机楼层防护门开关联动装置及其控制方法
JP2020533505A (ja) 自動車用ドア、特に、自動車用スライド式ドア
JP3568761B2 (ja) 安全装置付きパワーウィンド装置
JP2765412B2 (ja) 建設機械のフロントウインド開閉装置
JPH07138988A (ja) 作業車輌運転室の窓自動開閉制御装置および窓開放制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees