JP2003206685A - 跳ね上げ式門扉 - Google Patents

跳ね上げ式門扉

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JP2003206685A JP2002005384A JP2002005384A JP2003206685A JP 2003206685 A JP2003206685 A JP 2003206685A JP 2002005384 A JP2002005384 A JP 2002005384A JP 2002005384 A JP2002005384 A JP 2002005384A JP 2003206685 A JP2003206685 A JP 2003206685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 100ボルトの商用電源からの電源ケーブル
の設置工事を不要にでき、設置後も、ランニングコスト
を大幅に低減できると共に、100ボルトの商用電源の
停電等に左右されないで開閉できる自動式の跳ね上げ式
門扉を提供すること。 【解決手段】 跳ね上げ式門扉1は、支柱2と、支柱2
に一端部で鉛直面内で回動自在に支持されたアーム手段
81と、アーム手段81の他端部に取付けられた扉13
と、扉13の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段81に
付与する弾性力付与手段31と、アーム手段81の回動
を自動的に行うと共にアーム手段81の回動に対する回
動力発生源としての電動モータ36を有して支柱2に内
蔵された自動アーム回動手段29と、支柱2に太陽光を
受容するように設けられていると共に、自動アーム回動
手段29の電動モータ36を作動させる電力を発生する
太陽電池121とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車庫等の出入口に
用いて好適な跳ね上げ式門扉に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の門扉として
は、特開平7−279564号公報等に記載のような、
支柱と、一端で支柱に回動自在に支持されたアーム部材
と、アーム部材の他端部に取付けられた扉と、この扉及
びアーム部材の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力
をアーム部材に付与するコイルばね及びガススプリング
からなる弾性力付与手段とを具備したものが知られてい
る。
【0003】そして上記公報記載の類いの跳ね上げ式門
扉に、更に、電動モータを付加して、この電動モータに
より自動的にアームを回動させて扉の自動開閉を行わせ
るようにする場合、電動モータへの給電のために100
ボルトの商用電源から跳ね上げ式門扉への絶縁工事を含
む電源ケーブルの設置工事を要して思わぬ出費が嵩む上
に、跳ね上げ式門扉の設置後も、開扉動作による電力消
費を招来してランニングコストも無視できなくなると共
に、100ボルトの商用電源を用いる場合には、落雷等
の何らかの原因による停電等で扉を開閉できないことも
生じ得る。
【0004】また、電動モータにより自動的にアームを
回動させる跳ね上げ式門扉において、停電等で扉を開閉
できない場合には、手動で開閉できることが好ましいの
であるが、手動開閉できる自動式の跳ね上げ式門扉であ
ると、何ら関係のない第三者もまた容易に外から手動開
閉できることになり、自動車の車庫等のゲートとして用
いられる斯かる門扉は極めて無用心なものとなる。
【0005】加えて、自動式の跳ね上げ式門扉の場合、
完全閉扉及び完全開扉を確実に得るために扉又はアーム
の地面又はストッパ等への当接後に電動モータの作動を
停止させるようにすると、当該当接後から作動停止まで
の間は電動モータが高負荷状態で運転されたようにな
り、操作者に不安感を与えると共に電動モータの寿命を
短くすると共に電力消費が多くなる上に、電動モータの
出力回転軸の回転をアームに伝達する回転伝達機構に無
理な力が加わることになり、これまた回転伝達機構の寿
命を短くし、加えて、アーム等の重量に基づく慣性によ
り扉の地面又はストッパ等への当接が急激になされて大
きな音を発生させる虞がある。
【0006】更に、この種の跳ね上げ式門扉には、アー
ムの自重をキャンセルして電動モータの負荷を軽減する
バランサとしてガススプリングが多く用いられるが、こ
のガススプリングの弾性力が温度によりかなり変動する
結果、高温時と低温時とにおける電動モータの負荷変動
で開扉及び閉扉速度が異なるようになって操作者に不安
感を与えることになる。特に、跳ね上げ式門扉は、通
常、温度変化の激しい屋外に配されるため、ガススプリ
ングのこの温度変化による特性変動を無視することがで
きないのである。
【0007】また、この種の跳ね上げ式門扉では、扉の
開閉時に扉自体が前方にせり出し、このせり出し分を考
慮して扉の開閉を行わないと思わぬ事故を招く虞がある
上に、せり出しにより扉の開閉が邪魔されて扉の開閉操
作性が極めて悪く、また、せり出し分を考慮して設置す
ると扉内の利用空間が狭くなるという問題を有してい
る。
【0008】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、100ボルトの商
用電源からの電源ケーブルの設置工事を不要にでき、設
置後も、ランニングコストを大幅に低減できると共に、
100ボルトの商用電源の停電等に左右されないで開閉
できる自動式の跳ね上げ式門扉を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的とするところは、非給電
中には外からは容易に手動開閉できない上に、必要な際
には容易に手動開閉が可能な自動式の跳ね上げ式門扉を
提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的とするところは、操
作者に不安感を与えるような電動モータが高負荷状態で
運転されるような事態を避けることができると共に完全
閉扉及び完全開扉時における地面及びストッパ等への激
突をなくすことができて不快な激突音をなくし得、しか
も、省電力化を果たし得る上に電動モータ及び伝達機構
等の寿命の低下をなくし得る跳ね上げ式門扉を提供する
ことにある。
【0011】本発明の更に他の目的とするところは、温
度依存性をなくし得て、高温時と低温時とにおける電動
モータの負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような事
態を避けることができ、而して、所望の全閉及び全開を
行い得る跳ね上げ式門扉を提供することにある。
【0012】また本発明の更に他の目的とするところ
は、扉の前方へのせり出しをできるだけなくし得て、せ
り出しに起因する事故等の不都合をなくし、扉内の利用
空間を広くできる跳ね上げ式門扉を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の跳
ね上げ式門扉は、支柱と、この支柱に一端部で鉛直面内
で回動自在に支持されたアーム手段と、このアーム手段
の他端部に取付けられた扉と、この扉及びアーム手段の
自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段に
付与する弾性力付与手段と、アーム手段の回動を自動的
に行うと共にアーム手段の回動に対する回動力発生源と
しての電動モータを有した自動アーム回動手段と、支
柱、アーム手段及び扉のうちの少なくとも一つに太陽光
を受容するように設けられていると共に、自動アーム回
動手段の電動モータを作動させる電力を発生する太陽電
池とを具備している。
【0014】第一の態様の跳ね上げ式門扉によれば、自
動アーム回動手段の電動モータを作動させる電力を発生
する太陽電池を具備し、しかも、この太陽電池が支柱、
アーム手段及び扉のうちの少なくとも一つに設けられて
いるために、100ボルトの商用電源からの電源ケーブ
ルの設置工事を不要にでき、設置後も、太陽エネルギを
用いるためにランニングコストを大幅に低減できると共
に、100ボルトの商用電源の停電等に左右されないで
扉を開閉できる。なお、本発明においては、24ボルト
以下の低電圧で作動する直流電動モータを用いることに
より、高電圧において必要とされる絶縁工事を必要とし
ない上に、直流での簡単な制御を行い得るので好まし
い。
【0015】本発明の第二の態様の跳ね上げ式門扉は、
第一の態様の跳ね上げ式門扉において、太陽電池により
発生された電力を蓄える蓄電池を更に具備しており、こ
こで、自動アーム回動手段の電動モータには、太陽電池
及び蓄電池のいずれか一方から給電されるようになって
いる。
【0016】第二の態様の跳ね上げ式門扉によれば、太
陽エネルギが得られない場合にも、太陽電池により予め
得られた蓄電池の電力でもって自動アーム回動手段の電
動モータを作動させることができ、太陽エネルギを無駄
なく効果的に利用できる。なお、自動アーム回動手段の
電動モータへの給電は、太陽電池から直接的に行う一
方、夜、雨天等で太陽電池から所定の電力が得られない
場合に、蓄電池から行うようにしてもよいが、これに代
えて、太陽電池から充電される蓄電池から直接的に行う
ようにしても、更には、太陽電池及び蓄電池から並列的
に行うようにしてもよい。
【0017】好ましくは本発明の第三の態様の跳ね上げ
式門扉のように、蓄電池は支柱内に配されており、太陽
電池は、内部に蓄電池が配された支柱の天井面に設置さ
れている。
【0018】第三の態様の跳ね上げ式門扉によれば、蓄
電池と太陽電池とに関する電気配線を一つの支柱におい
て行うことができ、設置作業を簡単にできて設置コスト
の低減を図ることができる。
【0019】本発明の第四の態様の跳ね上げ式門扉は、
第一から第三のいずれかの態様の跳ね上げ式門扉におい
て、自動アーム回動手段によるアーム手段の回動を制御
する制御手段と、自動アーム回動手段の電動モータへの
非給電と共にアーム手段の回動を禁止する施錠手段と、
自動アーム回動手段の電動モータへの非給電中において
施錠手段によるアーム手段の回動の禁止を強制的に解除
すると共に支柱に手動自在に配された解除手段とを具備
している。
【0020】第四の態様の跳ね上げ式門扉によれば、施
錠手段により自動アーム回動手段の電動モータへの非給
電と共にアーム手段の回動を禁止するために、非給電中
には外からは容易に扉を手動開閉できない上に、解除手
段が支柱に手動自在に配されているために、電動モータ
を作動させるだけの所定の電力が得られない場合等にお
いて、必要な際には容易に内側から手動開閉できる。
【0021】本発明の第五の態様の跳ね上げ式門扉で
は、第四の態様の跳ね上げ式門扉において、自動アーム
回動手段は、電動モータの回転軸の回転をアーム手段に
伝達する回転伝達機構を具備しており、施錠手段は、自
動アーム回動手段の電動モータへの非給電と共に電動モ
ータの回転軸に制動を加えてアーム手段の回動を禁止す
るようになっている。
【0022】第四の態様の跳ね上げ式門扉における施錠
手段は、好ましくは本発明の第六の態様の跳ね上げ式門
扉のように、自動アーム回動手段の電動モータへの給電
と共に電磁力を発生して電動モータの回転軸への制動を
解除するようになっている。
【0023】解除手段は、本発明の第七の態様の跳ね上
げ式門扉のように、支柱に配されたグリップ部材を具備
しており、グリップ部材を引くことによりアーム手段の
回動の禁止を解除するようになっていても、本発明の第
八の態様の跳ね上げ式門扉のように、支柱に配された摘
み部を具備しており、摘み部を移動させることによりア
ーム手段の回動の禁止を解除するようになっていてもよ
い。
【0024】なお、解除手段は、支柱に手動自在に配さ
れるのであるが、更なる用心のために、施錠できる箱等
を支柱に取付けてこの箱等の内部に解除手段を配しても
よい。
【0025】本発明の第九の態様の跳ね上げ式門扉で
は、上記の第四から第六のいずれかの態様の跳ね上げ式
門扉において、弾性力付与手段はコイルばねを具備して
おり、実質的にこのコイルばねにより扉の跳ね上げ方向
への弾性力をアーム手段に付与するようになっている。
【0026】第九の態様の跳ね上げ式門扉によれば、温
度依存性が顕著なガススプリング等に代えてコイルばね
を用いて実質的に扉の跳ね上げ方向への弾性力をアーム
手段に付与するために、温度依存性をなくし得て、高温
時と低温時とにおける電動モータの負荷変動で開扉及び
閉扉速度が異なるような事態を避けることができ、而し
て、所望の全閉及び全開を行い得る。
【0027】本発明の第十の態様の跳ね上げ式門扉は、
第四から第九のいずれかの態様の跳ね上げ式門扉におい
て、アーム手段の単位量の回動毎に当該アーム手段の単
位量毎の回動を検出する単位回動検出手段を更に具備し
ており、ここで、制御手段は、単位回動検出手段の検出
結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようになっ
ている。
【0028】第十の態様の跳ね上げ式門扉における制御
手段は、好ましくは本発明の第十一の態様の跳ね上げ式
門扉のように、扉の跳ね上げ又は下げ方向のアーム手段
の回動で単位回動検出手段により検出された単位量毎の
回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回動手段
の電動モータの作動を停止させるようになっている。
【0029】第十一の態様の跳ね上げ式門扉によれば、
アーム手段の単位量の回動毎に当該アーム手段の単位量
毎の回動を検出する単位回動検出手段により検出された
単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アー
ム回動手段の電動モータの作動を停止させるようによう
になっているために、換言すれば、アーム手段の回動位
置を検出してこの検出した回動位置に基づいて電動モー
タの作動を停止させるようにようになっているために、
扉及びアーム手段を地面及びストッパ等へ当接させない
でも完全閉扉及び完全開扉を確実に実現でき、而して操
作者に不安感を与えるような電動モータが高負荷状態で
運転されるような事態を避けることができると共に完全
閉扉及び完全開扉時における不快な激突音をなくし得、
しかも、省電力化を果たし得る上に電動モータ及び伝達
機構等の寿命の低下をなくし得る。
【0030】本発明の第十二の態様の跳ね上げ式門扉
は、第十又は第十一の態様の跳ね上げ式門扉において、
完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段の所定位置への
回動を検出する所定位置回動検出手段を更に具備してお
り、制御手段は、所定位置回動検出手段からの検出結果
に基づいてもアーム手段の回動を制御するようになって
いる。
【0031】第十二の態様の跳ね上げ式門扉によれば、
所定位置回動検出手段からの検出結果に基づいてもアー
ム手段の回動を制御するために、所定位置回動検出手段
からの検出結果を基準位置として利用できる結果、単位
回動検出手段によるアーム手段の回動制御を信頼性をも
って行うことができる。
【0032】制御手段は、本発明の第十三の態様の跳ね
上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手段の
回動において所定位置回動検出手段からの検出結果に基
づいて電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を
減速させるようになっていても、本発明の第十四の態様
の跳ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム
手段の回動において、所定位置回動検出手段からの検出
結果の生起後、単位回動検出手段により検出された単位
量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回
動手段の電動モータの作動を停止させるようになってい
ても、本発明の第十五の態様の跳ね上げ式門扉のよう
に、扉の下げ方向のアーム手段の回動において所定位置
回動検出手段からの検出結果に基づいて電動モータの作
動を制御してアーム手段の回動を減速させるようになっ
ていても、そして、本発明の第十六の態様の跳ね上げ式
門扉のように、扉の下げ方向のアーム手段の回動におい
て所定位置回動検出手段からの検出結果の生起後、単位
回動検出手段により検出された単位量毎の回動の回数が
所定値に到達した際に自動アーム回動手段の電動モータ
の作動を停止させるようになっていてもよい。
【0033】第十三及び第十五の態様の跳ね上げ式門扉
によれば、アーム手段の回動の減速後に、電動モータの
作動を停止させることができるために、電動モータの作
動停止に対して大きな電力を必要としなく、小さな電力
で完全閉扉及び完全開扉を正確に且つ確実に行うことが
できる。
【0034】また第十三から第十六の態様の跳ね上げ式
門扉によれば、所定位置回動検出手段からの検出結果の
生起後、アーム手段の回動の減速又は電動モータの作動
停止を行わせるために、減速又は作動停止が確実なもの
となる。
【0035】また制御手段は、本発明の第十七の態様の
跳ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手
段の回動において完全閉扉から単位回動検出手段により
検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際
に電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を減速
させるようになっていても、本発明の第十八の態様の跳
ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手段
の回動において完全閉扉から単位回動検出手段により検
出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に
自動アーム回動手段の電動モータの作動を停止させるよ
うになっていても、本発明の第十九の態様の跳ね上げ式
門扉のように、扉の下げ方向のアーム手段の回動におい
て完全開扉から単位回動検出手段により検出された単位
量毎の回動の回数が所定値に到達した際に電動モータの
作動を制御してアーム手段の回動を減速させるようにな
っていても、そして、本発明の第二十の態様の跳ね上げ
式門扉のように、扉の下げ方向のアーム手段の回動にお
いて完全開扉から単位回動検出手段により検出された単
位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム
回動手段の電動モータの作動を停止させるようになって
いてもよい。
【0036】第十七及び第十九の態様の跳ね上げ式門扉
によれば、アーム手段の回動の減速後に、電動モータの
作動を停止させることができるために、電動モータの作
動停止に対して大きな電力を必要としなく、小さな電力
で完全閉扉及び完全開扉を正確に且つ確実に行うことが
できる。
【0037】弾性力付与手段は、好ましい例では本発明
の第二十一の態様の跳ね上げ式門扉のように、扉の跳ね
上げ方向にアーム手段を回動させる弾性力を発生するも
のとしてコイルばねのみを具備している。
【0038】第二十一の態様の跳ね上げ式門扉によれ
ば、コイルばねのみにより扉の跳ね上げ方向にアーム手
段を回動させる縮み弾性力を発生するようにしているた
めに、上述のように、ガススプリングに比較して温度依
存性をなくし得る結果、高温時と低温時とにおける電動
モータの負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような事
態を避けることができる。
【0039】アーム手段は、好ましい例では本発明の第
二十二の態様の跳ね上げ式門扉のように、支柱に一端部
で鉛直面内で回動自在に支持されていると共に他端部に
扉が鉛直面内で回動自在に取付けられた主アーム部材
と、この主アーム部材における一端部と他端部との間に
一端部で鉛直面内で回動自在に連結された連結部材と、
扉に一端部で鉛直面内で回動自在に連結されていると共
に連結部材が鉛直面内で回動自在に連結された補助アー
ム部材と、連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部
とのうちの少なくとも一方の他端部を支柱に鉛直面内で
回動自在であって鉛直方向に可動に連結すると共に当該
一方の他端部の鉛直方向の移動を案内する連結案内手段
とを具備している。
【0040】第二十二の態様の跳ね上げ式門扉では、連
結部材と補助アーム部材とが互いに鉛直面内で回動自在
に連結されて、連結案内手段を介して連結部材の他端部
と補助アーム部材の他端部とのうちの少なくとも一方の
他端部が支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に
可動に連結されているので、例えば完全閉鎖位置からの
扉の開放において主アーム部材が回動されると、それに
連れて連結部材が回動されながら主アーム部材に引きず
られる結果、補助アーム部材全体が支柱側に若干引き寄
せられて、扉の下端のせり出しをなくす方向に扉が回動
され、而して、扉の前方へのせり出しをできるだけなく
し得て、せり出しに起因する事故、操作性の劣化等の不
都合をなくし、扉内の利用空間を広くできる。
【0041】連結案内手段は、本発明の第二十三の態様
の跳ね上げ式門扉のように、連結部材の他端部を支柱に
鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可動に連結して
いても、本発明の第二十四の態様の跳ね上げ式門扉のよ
うに、補助アーム部材の他端部を支柱に鉛直面内で回動
自在であって鉛直方向に可動に連結していても、本発明
の第二十五の態様の跳ね上げ式門扉のように、連結部材
と補助アーム部材とがそれらの他端部同士で互いに鉛直
面内で回動自在に連結されている状態で、連結部材の他
端部と補助アーム部材の他端部とを支柱に鉛直面内で回
動自在であって鉛直方向に可動に連結していてもよい。
【0042】第二十三の態様の跳ね上げ式門扉では、補
助アーム部材は、その他端部で連結部材における一端部
と他端部との間又は連結部材の他端部の外側に鉛直面内
で回動自在に連結されてもよく、第二十四の態様の跳ね
上げ式門扉では、連結部材は、その他端部で補助アーム
部材における一端部と他端部との間又は補助アーム部材
の他端部の外側に鉛直面内で回動自在に連結されてもよ
く、第二十五の態様の跳ね上げ式門扉では、連結部材の
他端部と補助アーム部材の他端部とが共通軸をもって互
いに鉛直面内で回動自在に連結されていてもよい。
【0043】本発明の第二十六の態様の跳ね上げ式門扉
では、第二十二から第二十五のいずれかの態様の跳ね上
げ式門扉において、連結案内手段は、支柱に設けられた
鉛直方向に伸びた案内通路を具備しており、案内通路
は、連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部とのう
ちの少なくとも一方の他端部の鉛直方向の移動を案内す
るようになっている。
【0044】案内通路としては、支柱に設けられたスリ
ット、溝、突条又はレールであってよく、斯かる案内通
路の場合、連結案内手段は、第二十七の態様の跳ね上げ
式門扉のように、連結部材の他端部と補助アーム部材の
他端部とのうちの少なくとも一方の他端部に設けられて
いると共に鉛直方向に可動となるように案内通路に嵌合
されたスライダ又は回転自在なローラを具備していると
よい。
【0045】本発明の第二十二から第二十七のいずれか
の態様の跳ね上げ式門扉において、好ましくは、その第
二十八の態様の跳ね上げ式門扉のように、完全閉鎖位置
で、支柱に対する主アーム部材の鉛直面内での回動軸心
と主アーム部材に対する連結部材の鉛直面内での回動軸
心とを結ぶ直線は、支柱に対する主アーム部材の鉛直面
内での回動軸心を通る水平面に対して俯角をなして伸び
ており、扉に対する補助アーム部材の鉛直面内での回動
軸心と連結部材に対する補助アーム部材の鉛直面内での
回動軸心とを結ぶ直線は、連結部材に対する補助アーム
部材の鉛直面内での回動軸心を通る水平面に対して俯角
をなして伸びており、主アーム部材に対する連結部材の
鉛直面内での回動軸心と連結部材に対する補助アーム部
材の鉛直面内での回動軸心とを結ぶ直線は、連結部材に
対する補助アーム部材の鉛直面内での回動軸心を通る水
平面に対して仰角をなして伸びている。
【0046】また第二十二から第二十八のいずれかの態
様の本発明の跳ね上げ式門扉では、好ましくは、その第
二十九の態様の跳ね上げ式門扉のように、主アーム部材
と補助アーム部材とは、側面から見て、扉の完全閉鎖位
置ではほぼ互いに平行に伸び、扉の完全開放位置では、
互いに交差して伸びるようになっている。
【0047】更に第二十二から第二十九のいずれかの態
様の本発明の跳ね上げ式門扉では、好ましくはその第三
十の態様の跳ね上げ式門扉のように、完全閉鎖位置から
ほぼ15°までの扉の開放においては、扉の下端は、支
柱側に近接するようになっている。
【0048】本発明において弾性力付与手段は、第三十
一の態様の跳ね上げ式門扉のように、好ましくは、アー
ム手段の回動と共に回動されるように、アーム手段に連
結された回転自在なカム板と、このカム板に一端が連結
されていると共に、カム板のカム縁に当接して曲げ案内
される可撓性部材とを具備しており、コイルばねの一端
は可撓性部材の他端部に、その他端部は支柱に夫々連結
されている。
【0049】第三十一の態様の跳ね上げ式門扉によれ
ば、カム板のカム縁に当接して曲げ案内される可撓性部
材の他端部にコイルばねの一端が連結されているため
に、コイルばねの弾性力に基づいてカム板に付与する回
転モーメントをカム板の回転位置に拘わらず所望にでき
る結果、アーム手段の回動位置に最適な弾性力をアーム
手段に付与できる。
【0050】次に本発明の実施の形態を、図に示す好ま
しい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明は
これら例に何等限定されないのである。
【0051】
【発明の実施の形態】図1から図9において、本例の跳
ね上げ式門扉1は、立設された一対の中空の角形の支柱
2及び3と、支柱2及び3に一端部で鉛直面内でA及び
B方向に回動自在に支持されたアーム手段81及び82
と、アーム手段81及び82の他端部に取付けられた扉
13と、扉13の上枠27に並置されていると共に一端
部がアーム手段81の主アーム部材8の他端部10に他
端部がアーム手段82の主アーム部材9の他端部11に
夫々固着された補強横部材(横桟)30と、扉13並び
にアーム手段81及び82の自重に基づく扉13の下げ
方向、即ちB方向のアーム手段81及び82の回動に抗
する扉13の跳ね上げ方向、即ちA方向の回動力である
弾性力をアーム手段81及び82に付与すると共に支柱
2及び3に夫々内蔵された弾性力付与手段31及び32
と、アーム手段81の単位量の回動毎にアーム手段81
の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段28と、
アーム手段81の回動を自動的に行うと共にアーム手段
81の回動に対する回動力発生源としての電動モータ3
6を有して支柱2に内蔵された自動アーム回動手段29
と、支柱2及び3、アーム手段81及び扉13のうちの
少なくとも一つ、本例では支柱2に太陽光を受容するよ
うに設けられていると共に、自動アーム回動手段29の
電動モータ36を作動させる電力を発生する太陽電池1
21と、太陽電池121により発生された電力を蓄える
蓄電池122と、完全開扉と完全閉扉との間でアーム手
段81の所定位置への回動を検出する所定位置回動検出
手段33と、自動アーム回動手段29によるアーム手段
81の回動を単位回動検出手段28及び所定位置回動検
出手段33の検出結果に基づいて制御すると共に支柱2
に内蔵された制御手段34と、自動アーム回動手段29
の電動モータ36への非給電と共にアーム手段81のA
及びB方向の回動を禁止する一方、自動アーム回動手段
29の電動モータ36への給電と共にアーム手段81の
A及びB方向の回動の禁止を解除する施錠手段58と、
自動アーム回動手段29の電動モータ36への非給電中
において施錠手段58によるアーム手段81のA及びB
方向の回動の禁止を強制的に解除すると共に支柱2に手
動自在に配された解除手段59とを具備している。
【0052】アーム手段81及び82は、支柱2及び3
に一端部4及び5で軸部材6及び7を介して鉛直面内で
A及びB方向に回動自在に支持されていると共に他端部
10及び11に軸部材12(支柱3側は図示せず)を介
して鉛直面内でC及びD方向に回動自在に扉13が取付
けられた角材からなる主アーム部材8及び9と、主アー
ム部材8及び9における一端部4及び5と他端部10及
び11との間に一端部14(支柱3側は図示せず)で軸
部材15(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内でE
及びF方向に回動自在に連結されている角材からなる連
結部材16及び17と、扉13に一端部18及び19で
軸部材20(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内で
G及びH方向に回動自在に連結されていると共に連結部
材16及び17が軸部材35(支柱3側は図示せず)を
介して鉛直面内でJ及びK方向に回動自在に連結された
角材からなる補助アーム部材21及び22と、連結部材
16及び17の他端部23(支柱3側は図示せず)と補
助アーム部材21及び22の他端部24及び25とのう
ちの少なくとも一方の他端部、本例では両他端部23並
びに24及び25を支柱2及び3に鉛直面内でJ及びK
方向に回動自在であって鉛直方向Vに可動に連結すると
共に当該両他端部23並びに24及び25の鉛直方向V
の移動を案内する連結案内手段26(支柱3側は図示せ
ず)とを具備している。
【0053】扉13は、上枠27並びに上枠27に固着
された縦枠41及び42に加えて、縦枠41及び42に
固着された下枠44と、上枠27及び下枠44を橋絡し
た目隠し用の複数の縦格子43と、縦枠41及び42に
固着されたブラケット47(支柱3側は図示せず)とを
具備している。扉13としては、縦格子43を具備した
ものに限定されず、横格子を取付けたもの等その他のも
のであってもよい。ブラケット47に軸部材12及び2
0が取付けられている。
【0054】本例では、支柱2側と支柱3側とは、単位
回動検出手段28、自動アーム回動手段29、太陽電池
121、蓄電池122、制御手段34、所定位置回動検
出手段33、施錠手段58及び解除手段59を除いて、
互いに同様に構成されているので、以下、主に支柱2側
について説明する。なお、自動アーム回動手段29と同
等の自動アーム回動手段を支柱3側にも設けて、この自
動アーム回動手段により支柱3側のアーム手段82の回
動を支柱2側のアーム手段81と同様に自動的に行わせ
るようにしてもよく、また、太陽電池121及び蓄電池
122と同等の太陽電池及び蓄電池を支柱3側にも設け
て、支柱3側の自動アーム回動手段の電動モータにこれ
ら太陽電池及び蓄電池から給電してもよい。支柱2側の
みに自動アーム回動手段29を設ける場合には、支柱3
側のアーム手段82は、支柱2側のアーム手段81に扉
13及び補強横部材30を介して従属して回動されるこ
とになるので、この従属回動を行わせる程度に扉13及
び補強横部材30の機械的強度を得難い際には、上記の
通り、自動アーム回動手段を支柱3側にも設けて、この
自動アーム回動手段により支柱3側のアーム手段82の
回動を支柱2側のアーム手段81の回動と同期して自動
的に行わせるようにするのがよい。なお、自動アーム回
動手段を支柱3側にも設ける際には、施錠手段58及び
解除手段59と同等の施錠手段及び解除手段を支柱3側
にも設けるとよい。
【0055】連結部材16と補助アーム部材21とは、
その夫々の他端部23及び24同士で軸部材35を介し
て互いに鉛直面内でJ及びK方向に回動自在に連結され
ている。
【0056】連結案内手段26は、支柱2に固着されて
いると共に鉛直方向Vに伸びた断面U字状の案内部材5
1と、軸部材35に回転自在に取付けられていると共に
案内部材51により規定されて鉛直方向Vに伸びた案内
通路52に嵌合されたローラ53と、ローラ53の予期
しない一定以上の下降を禁止するストッパ54とを具備
しており、こうして、本例の連結案内手段26は、支柱
2に設けられた鉛直方向Vに伸びた案内通路52と、連
結部材16の他端部23と補助アーム部材21の他端部
24とのうちの少なくとも一方の他端部、本例では両他
端部23及び24に軸部材35を介して設けられている
と共に鉛直方向Vに可動となるように案内通路52に嵌
合された回転自在なローラ53とを具備して、而して、
両他端部23及び24を支柱2に鉛直面内でJ及びK方
向に回動自在であって鉛直方向Vに可動に連結すると共
に両他端部23及び24の鉛直方向Vの移動を案内する
ようになっている。
【0057】本例では、扉13が地面55に直立した扉
13の完全閉鎖位置(図1及び図2に示す位置)、すな
わち完全閉扉の位置で、支柱2に対する主アーム部材8
の鉛直面内でのA及びB方向の回動軸心61(軸部材6
の軸心)と主アーム部材8に対する連結部材16の鉛直
面内でのE及びF方向の回動軸心62(軸部材15の軸
心)とを結ぶ直線63は、回動軸心61を通る水平面に
対して俯角αをなして伸びており、扉13に対する補助
アーム部材21の鉛直面内でのG及びH方向の回動軸心
64(軸部材20の軸心)と連結部材16に対する補助
アーム部材21の鉛直面内でのJ及びK方向の回動軸心
65(軸部材35の軸心)とを結ぶ直線66は、回動軸
心65を通る水平面に対して俯角βをなして伸びてお
り、回動軸心62と回動軸心65とを結ぶ直線67は、
回動軸心65を通る水平面に対して仰角γをなして伸び
ており、扉13に対する主アーム部材8の鉛直面内での
C及びD方向の回動軸心68(軸部材12の軸心)と回
動軸心61との間の距離L1は、回動軸心64と回動軸
心65との間の距離L2よりも短く、主アーム部材8と
補助アーム部材21とは、側面から見て、ほぼ互いに平
行に伸びるようになっており、完全閉扉位置(図1及び
図2に示す位置)からほぼ15°までの主アーム部材8
のA方向の回動による扉13の開放においては、扉13
の下端71は、支柱2側に近接するようになっており、
扉13の完全開放位置(図10及び図11参照)、すな
わち完全開扉の位置では、主アーム部材8と補助アーム
部材21とは互いに交差して伸びるようになっている。
【0058】支柱2に内蔵された弾性力付与手段31
は、基板104を貫通する軸部材6に固着されて、これ
によりアーム手段81の回動と共にA及びB方向に回転
されるようにアーム手段81に連結された回転自在なカ
ム板85と、カム板85にピン86を介して一端部87
が連結されていると共に中間部88がカム板85のカム
縁89に当接して曲げ案内された可撓性部材としてのロ
ーラチェーン90と、ローラチェーン90の他端部91
にピン92を介して回動自在に連結された連結具93
と、一端部94が連結具93の孔95に引っ掛けられた
コイルばね96と、コイルばね96の他端部97が孔9
8に引っ掛けられていると共にピン99を介してブラケ
ット100に回動自在に連結された連結具101とを具
備しており、ブラケット100は支柱2に固着されてお
り、こうして、コイルばね96の一端部94は、連結具
93を介してローラチェーン90の他端部91に、コイ
ルばね96の他端部97は、ブラケット100及び連結
具101を介して支柱2に連結されている。
【0059】基板104は、支柱2内において支柱2に
ねじ等により固着されており、カム縁89は、軸部材6
が固着された主アーム部材8の回動軸心61(軸部材6
及びカム板85の回転中心)を中心とした円弧縁107
と、好ましくは円弧縁107に連続した直線縁108と
を具備しているとよい。
【0060】弾性力付与手段31は、扉13の跳ね上げ
方向(A方向)にアーム手段81を回動させる縮み弾性
力を発生するものとしてコイルばね96のみを具備して
おり、而して、実質的にコイルばね96により扉13の
跳ね上げ方向への縮み弾性力をアーム手段81に付与す
るようになっている。
【0061】単位回動検出手段28は、支柱2内におい
て基板104に固着された電動モータ36の回転軸37
の回転を検出して、回転軸37が単位角度回転される毎
にこの単位回転を示す電気的なパルスを出力するエンコ
ーダからなり、これによりアーム手段81の単位量の回
動毎にアーム手段81の単位量毎の回動を検出するよう
になっている。単位回動検出手段28は、回転軸37の
正逆回転を識別できるように、互いに位相が異なると共
に正逆回転において位相の異なりが相違する二つのパル
スを回転軸37の単位回転毎に出力するようになったエ
ンコーダからなっているとよい。なお、単位回動検出手
段28としては、回転軸37の回転を検出する代わり
に、軸部材6の回転を検出するようにしてアーム手段8
1の単位量毎の回動を検出するようにしてもよい。
【0062】自動アーム回動手段29は、アーム手段8
1の回動に対する回動力発生源としての減速機付の電動
モータ36と、電動モータ36の回転軸37の回転をア
ーム手段81に伝達する回転伝達機構60とを具備して
おり、回転伝達機構60は、電動モータ36の回転軸3
7に連結されていると共にギヤケース38に回転自在に
支持されたスパイラルギヤ39と、スパイラルギヤ39
に噛合うと共にカム板85の縁部に回動軸心61を中心
として円弧状に伸びて形成された歯列40とを具備して
いる。
【0063】なお、カム板85の縁部に歯列40を設け
る代わりに、軸部材6に歯車を固着し、この歯車にスパ
イラルギヤ39を噛合わせて回転伝達機構60を構成し
てもよい。
【0064】直流24ボルトで作動する可逆の直流電動
モータ36は、ブラケット56を介して基板104に固
着されており、ギヤケース38は基板104に取付けら
れており、回転軸37は、連結具57を介してスパイラ
ルギヤ39に連結されている。
【0065】自動アーム回動手段29は、制御手段34
の制御下で、電動モータ36の回転軸37を正又は逆転
させてスパイラルギヤ39を介して歯列40を移動さ
せ、歯列40の移動によりカム板85及び軸部材6を介
してアーム手段81をA又はB方向に自動的に回動させ
るようになっている。
【0066】直流出力電圧24ボルトの蓄電池122は
支柱2内に配されており、多数のソーラーセルを含んだ
ソーラーパネルからなる太陽電池121は、内部に蓄電
池12が配された支柱2の天井面123に設置されてお
り、発生した電力を蓄電池122に供給して当該蓄電池
122を充電するようになっている。電動モータ36
は、制御手段34の制御下で、太陽電池121及び蓄電
池122のいずれか一方、本例では太陽電池121によ
って充電された蓄電池122から給電されて作動するよ
うになっている。
【0067】所定位置回動検出手段33は、軸部材6に
固着されていると共に円弧突部48を一体的に有した円
板49と、支柱2に取付けられたリミットスイッチ50
とを具備している。
【0068】所定位置回動検出手段33は、軸部材6が
A方向に回転されてアーム手段82が所定回動位置に回
動された際に、円弧突部48がリミットスイッチ50に
当接してリミットスイッチ50を作動させて、斯かるリ
ミットスイッチ50の作動でもって扉13の完全開扉と
完全閉扉との間でアーム手段81の所定位置への回動を
検出するようになっている。本例では、所定位置回動検
出手段33は、アーム手段82のA方向の回動で、所定
位置として完全開扉から角度で10°手前の位置で円弧
突部48がはじめてリミットスイッチ50に当接してリ
ミットスイッチ50を作動させると共に以後完全開扉ま
でリミットスイッチ50の作動を維持するようになって
いる。
【0069】電動モータ36と同様に蓄電池122から
給電されて作動する制御手段34は、コンピュータ等か
らなり、扉13の跳ね上げ方向及び下げ方向、即ちA及
びB方向のアーム手段81の回動で単位回動検出手段2
8により検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到
達した際に自動アーム回動手段29の電動モータ36へ
の蓄電池122による給電を停止(非給電)し、電動モ
ータ36の作動を停止させるようになっていると共に、
A及びB方向のアーム手段81の回動において所定位置
回動検出手段33からの検出結果に基づいて電動モータ
36の作動を制御してアーム手段81の回動を減速させ
るようになっている。
【0070】即ち、制御手段34は、図1及び図2に示
す完全閉扉で、支柱2等に取付けられた図示しないスイ
ッチが操作者により押圧されると、蓄電池122からの
電動モータ36への給電を行わせ、回転軸37を例えば
1700rpmないし1400rpmで回転させるよう
に電動モータ36を作動させ、これにより回転軸37、
スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸部材
6を介してA方向にアーム手段81を回動させて扉13
を跳ね上げさせると共に、スイッチの押圧以後、アーム
手段81のA方向の回動中において単位回動検出手段2
8からの単位量毎の回動を示すパルスを計数し続け、次
に完全開扉から角度で10°手前の位置までアーム手段
81が回動されたことを示す検出結果が所定位置回動検
出手段33から生起されてこの検出結果を所定位置回動
検出手段33から受け取ると、回転軸37を例えば30
0rpmないし500rpmで減速して回転させるよう
に電動モータ36を作動させ、その後、単位量毎の回動
の回数を示すパルスの計数値が、完全開扉となるアーム
手段81の回動位置として予め設定された値になると電
動モータ36の作動を停止させるべく、蓄電池122か
らの電動モータ36への給電を停止(非給電)するよう
になっている。
【0071】そして制御手段34は、図10及び図11
に示すように扉13の下端71がfの位置となる完全開
扉状態で、図示しない上記のスイッチが操作者により押
圧されることにより、蓄電池122から電動モータ36
に給電して回転軸37を例えば1700rpmないし1
400rpmで回転させるように電動モータ36を逆に
作動させ、これにより回転軸37、スパイラルギヤ3
9、歯列40、カム板85及び軸部材6を介してB方向
にアーム手段81を回動させて扉13を下げさせると共
に、スイッチの押圧以後、アーム手段81のB方向の回
動中において単位回動検出手段28からの単位量毎の回
動を示すパルスでもって前述の計数値を減算し続け、こ
の減算された計数値が完全閉扉から角度で15°手前の
位置までのアーム手段81の回動量に相当する予め設定
された値になると、回転軸37を例えば300rpmな
いし500rpmで減速して回転するように電動モータ
36を作動させ、その後、アーム手段81の単位量毎の
回動の回数を示すパルスの計数値が完全閉扉となるアー
ム手段81の回動位置として予め設定された値、この場
合、パルスの計数値がゼロになると電動モータ36の作
動を停止させるべく、蓄電池122からの電動モータ3
6への給電を停止(非給電)するようになっている。
【0072】また、制御手段34は、単位回動検出手段
28からの単位量毎の回動を示すパルスの生起時間間隔
から回転軸37の回転速度を検出して、この検出結果に
基づいて、回転軸37の回転速度が予め決められた17
00rpmないし1400rpm及び300rpmない
し500rpmとなるように制御している。
【0073】緊急事態によるアーム手段81の回動の途
中停止では、制御手段34は、その時点におけるパルス
の計数値を記憶し、操作者によるスイッチの押圧でパル
スの計数又は減算を続行するようになっている。
【0074】更に、所定位置回動検出手段33から検出
結果が出力されるアーム手段81の回動位置は予め判明
しているために、制御手段34は、所定位置回動検出手
段33から検出結果を受け取った際において、パルスの
計数値が、所定位置回動検出手段33から検出結果が出
力されるアーム手段81の回動位置に相当しない値であ
る場合には、このパルスの計数値を当該アーム手段81
の回動位置に相当する値に修正するようになっている。
【0075】なお、リミットスイッチ50に加えて更に
他のリミットスイッチを具備して所定位置回動検出手段
33を構成し、アーム手段82のB方向の回動で、所定
位置として完全閉扉から角度で15°手前の位置で円弧
突部48がはじめて斯かる他のリミットスイッチに当接
して当該リミットスイッチを作動させると共に以後完全
閉扉まで当該リミットスイッチの作動を維持するように
所定位置回動検出手段33を構成してもよく、この場合
に、制御手段34は、B方向のアーム手段81の回動に
おいて所定位置回動検出手段33から他のリミットスイ
ッチの検出結果に基づいて電動モータ36の作動を制御
してアーム手段81の回動を減速させるようにしてもよ
い。
【0076】また、所定位置回動検出手段33を設ける
ことなしに、A方向のアーム手段の回動において、B方
向のアーム手段81の回動と同様に、完全閉扉から単位
回動検出手段28により検出された単位量毎の回動の回
数を示すパルスの計数値が予め決められた所定値に到達
した際に電動モータ36の作動を制御してアーム手段8
1の回動を減速させるように制御手段34を構成しても
よい。
【0077】施錠手段58は、電磁石、ばね、可動鉄
片、摩擦板等を具備した電磁クラッチ等からなってお
り、自動アーム回動手段29の電動モータ36への給電
と共に電磁石への蓄電池122からの給電を行って電磁
力を発生しこの電磁力でもってばねのばね力に抗して可
動鉄片及び摩擦板を動かして電動モータ36の回転軸3
7への制動を解除して回転軸37の回転を可能とし、自
動アーム回動手段29の電動モータ36への非給電と共
に電磁石も非給電として電動モータ36の回転軸37に
ばねのばね力に基づく摩擦板の摩擦制動を加えて回転軸
37の回転を禁止するようになっている。
【0078】このように施錠手段58は、電動モータ3
6が非給電となると、電動モータ36の回転軸37に制
動を与えて回転軸37が回転できないようにして、而し
て回転軸37にスパイラルギヤ39、歯列40、カム板
85及び軸部材6を介して連結されたアーム手段81も
またA及びB方向に回動できないようにし、アーム手段
81の回動を禁止するようになっている。
【0079】解除手段59は、施錠手段58のばね力に
抗して摩擦板を動かして摩擦制動を解除するように揺動
自在に施錠手段58に配された解除レバー72と、解除
レバー72に一端が連結された紐状体としてのワイヤ7
3と、ワイヤ73の他端に連結されていると共に支柱2
の外側に垂れ下げて操作可能に配されたグリップ部材7
4と、一端がワイヤ73に他端が支柱2に取付けられた
引き戻し用のコイルばね70とを具備しており、ワイヤ
73は、支柱2に回転自在に支持された転向プーリ75
に掛け回されて支柱2に形成された孔76を通って配さ
れている。
【0080】解除手段59は、電動モータ36を作動さ
せるだけの所定の電力が得られない場合等の電動モータ
36への非給電中において必要により人手によりグリッ
プ部材74が引かれてワイヤ73が引っ張られると、解
除レバー72を揺動させるようになっている。解除レバ
ー72は、ワイヤ73に引っ張られて揺動されると、て
この原理でもって、施錠手段58における電動モータ3
6の回転軸37に対するばね力に基づく摩擦制動を解除
するようになっており、而して、解除手段59は、電動
モータ36への非給電中において斯かる施錠手段58に
おける摩擦制動を解除して、電動モータ36の回転軸3
7にスパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸
部材6を介して連結されたアーム手段81の回動の禁止
を解除するようになっている。施錠手段58によるアー
ム手段81の回動の禁止がこうして解除されると、アー
ム手段81を手動でA及びB方向に回動できるようにな
って扉13の開閉を手動で行うことができるようにな
る。
【0081】なお、孔76から引き出されたワイヤ73
を巻き付けることができるように支柱2に取付けられた
ピン又はワイヤ73を引っ張るために移動されたグリッ
プ部材74を着脱自在に保持できるように支柱2に取付
けられた保持具等を更に具備して解除手段59を構成
し、斯かるピンへのワイヤ73の巻き付け又は保持具へ
のグリップ部材74の保持でもって施錠手段58に対す
る解除状態を維持できるようにしてもよい。
【0082】以上の跳ね上げ式門扉1では、完全閉扉で
は図1及び図2に示すように扉13が地面55にほぼ直
立した状態になる。この状態で操作者による図示しない
スイッチの作動で電動モータ36及び施錠手段58への
給電がなされて、電動モータ36が作動される一方、施
錠手段58による電動モータ36の回転軸37への制動
が解除され、電動モータ36の作動による回転軸37の
回転で、スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及
び軸部材6を介して主アーム部材8がA方向に回動され
ると、主アーム部材8に軸部材15を介して一端部14
が連結された連結部材16は、主アーム部材8に対して
F方向に回動されながら主アーム部材8に引きずられる
結果、連結部材16の他端部24は、ローラ53の回転
を介して案内通路52に案内されて上昇され、この上昇
で補助アーム部材21は全体として支柱2側に少し引っ
張られ、この引っ張りにより扉13は主アーム部材8の
他端部10に対してD方向に回動され、従って、扉13
は、その下端71が図11の軌跡a−b−cで示すよう
に前方にせり出すことなしに、地面55にほぼ直立した
状態をもって上昇し、完全閉扉位置(図1及び図2に示
す位置)からほぼ15°まで主アーム部材8がA方向に
回動された後は、主アーム部材8のA方向の回動と共に
扉13は、その下端71が若干前方にせり出しつつ図1
1に示す軌跡c−d−e−fをもって上昇し、最後に下
端71が軌跡fの位置となる完全開扉となると電動モー
タ36及び施錠手段58への給電が停止されて電動モー
タ36の作動が停止されると共に施錠手段58による電
動モータ36の回転軸37への制動が行われる。なお、
下端71が軌跡eからfをもって扉13が上昇する間
は、主アーム部材8と補助アーム部材21とは互いに交
差して伸びるようになっている。
【0083】完全開扉から完全閉扉にするには、操作者
による図示しないスイッチの作動による電動モータ36
の逆作動で軸部材6を介して主アーム部材8をB方向に
回動すればよい。扉13の完全閉扉への移行でも、扉1
3は、その下端71が図11に示す軌跡f−e−d−c
−b−aをもって下降する。
【0084】跳ね上げ式門扉1では、電動モータ36を
作動させる電力を発生する太陽電池121を具備し、し
かも、太陽電池121が支柱2に設けられているため
に、100ボルトの商用電源からの電源ケーブルの設置
工事を不要にでき、設置後も、太陽エネルギを用いるた
めにランニングコストを大幅に低減できると共に、10
0ボルトの商用電源の停電等に左右されないで扉13を
開閉でき、また、太陽エネルギが得られない場合にも、
太陽電池121により予め得られた蓄電池122の電力
でもって電動モータ36を作動させることができ、太陽
エネルギを無駄なく効果的に利用でき、蓄電池122が
支柱2内に配されており、太陽電池121が支柱2の天
井面123に設置されているために、蓄電池122と太
陽電池121とに関する電気配線を一つの支柱において
行うことができ、設置作業を簡単にできて設置コストの
低減を図ることができる上に、支柱2が通常屋外に配置
されるために太陽光を効果的に利用できる。
【0085】跳ね上げ式門扉1では、コイルばね96に
より扉13等の自重を適宜打ち消す縮み弾性力を発生す
るようにしているために、完全閉扉において、スパイラ
ルギヤ39と歯列40との間の噛合い部にそれ程の力が
負荷されず、電動モータ36の作動での開扉作動を困難
なく行い得る。また、電動モータ36の作動でアーム手
段81がA方向に回動されると、これと共にカム板85
も図10に示すように同様にA方向に回転される結果、
アーム手段81の各回動位置に相当して生じるコイルば
ね96の引っ張り弾性力でもって、扉13等の自重が適
宜打ち消されて自動開扉が困難なく行えるようになって
いる。
【0086】跳ね上げ式門扉1では、コイルばね96の
みにより扉13のA方向にアーム手段81を回動させる
縮み弾性力を発生するようにしているために、ガススプ
リングに比較して温度依存性をなくし得る結果、電動モ
ータ36の負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような
事態を避けることができる。
【0087】跳ね上げ式門扉1によれば、アーム手段8
1の単位量の回動毎にアーム手段81の単位量毎の回動
を検出する単位回動検出手段28により検出された単位
量毎の回動の回数に相当するパルスの計数値が所定値に
到達した際に自動アーム回動手段29の電動モータ36
の作動を停止させるようになっているために、換言すれ
ば、アーム手段81の回動位置を検出してこの検出した
回動位置に基づいて電動モータ36の作動を停止させる
ようになっているために、扉13及びアーム手段81を
地面及びストッパ等へ当接させないでも完全閉扉及び完
全開扉を確実に実現でき、而して操作者に不安感を与え
るような電動モータ36が高負荷状態で運転されるよう
な事態を避けることができると共に完全閉扉及び完全開
扉時における不快な激突音をなくし得、しかも、省電力
化を果たし得る上に電動モータ36並びにスパイラルギ
ヤ39及び歯列40を含む回転伝達機構60等の寿命の
低下をなくし得る。
【0088】そして、跳ね上げ式門扉1によれば、所定
位置回動検出手段33からの検出結果に基づいてもアー
ム手段81の回動を制御するために、所定位置回動検出
手段33からの検出結果を基準位置として利用できる結
果、単位回動検出手段28によるアーム手段81の回動
制御を信頼性をもって行うことができる。
【0089】更に跳ね上げ式門扉1では、カム板85の
カム縁89に当接して曲げ案内されるローラチェーン9
0の他端部91にコイルばね96の一端部94が連結さ
れているために、コイルばね96の引っ張り弾性力に基
づいてカム板85に付与する回転モーメントをカム板8
5の回転位置に拘わらず所望にできる結果、アーム手段
81の回動位置に最適な弾性力をアーム手段81に付与
できる。
【0090】加えて跳ね上げ式門扉1によれば、アーム
手段81の回動の減速後に、電動モータ36の作動を停
止させるために、電動モータ36の作動停止に対して大
きな電力を必要としなく、小さな電力で完全閉扉及び完
全開扉を正確に且つ確実に行うことができる。
【0091】また跳ね上げ式門扉1では、扉13の開放
において扉13の下端71のせり出しをなくす方向に扉
13が回動され、而して、扉13の前方へのせり出しを
できるだけなくし得て、せり出しに起因する事故、操作
性の劣化等の不都合をなくし、扉内の利用空間を広くで
きる。
【0092】跳ね上げ式門扉1によれば、施錠手段58
により自動アーム回動手段29の電動モータ36への非
給電と共にアーム手段81の回動を禁止するために、非
給電中には外からは容易に扉13を手動開閉できない上
に、解除手段59が支柱2に手動自在に配されているた
めに、電動モータ36を作動させるだけの所定の電力が
得られない場合等において、必要な際には解除手段59
により施錠手段58の施錠状態を解除でき、容易に内側
から扉13を手動開閉できる。
【0093】なお、解除手段59を図12に示すように
構成してもよく、図12に示す解除手段59は、解除レ
バー72に加えて、支柱2に取付けられたハウジング7
7と、支柱2に配されたスライド摘み78と、ハウジン
グ77内に配されていると共にスライド摘み78を元の
位置に復帰させるように弾性的に付勢するコイルばね7
9とを具備しており、ハウジング77は係合孔80を有
しており、スライド摘み78は、ハウジング77内に摺
動自在に配された本体110と、本体110の一方の面
に一体的に形成されていると共にハウジング77の孔1
11を介してハウジング77外に突出して支柱2に配さ
れた摘み部112と、同じく本体110の一方の面に一
体的に形成された突部113と、本体110の他方の面
に一体的に形成されていると共に支柱2に形成された貫
通孔114を通って解除レバー72に係合する係合突起
部115とを具備している。
【0094】図12に示す解除手段59によれば、手動
で摘み部112を移動させてスライド摘み78を下方に
スライドさせることにより、係合突起部115を介して
解除レバー72を揺動させることことができ、これによ
りアーム手段81の回動の禁止を解除できるようになっ
ている。そして図12の解除手段59では、スライド摘
み78の下方へのスライドにおいて、突部113が係合
孔80に嵌入するようになっているために解除レバー7
2の揺動状態を維持できるようになっており、この解除
レバー72の揺動状態の解除は、手動で摘み部112を
介してスライド摘み78を支柱2に向かって押し付けて
係合孔80から突部113を抜出させて、コイルばね7
9によりスライド摘み78を上方にスライドさせること
により行い得る。
【0095】更に図13及び図14に示すように解除手
段59を構成してもよく、図13及び図14に示す解除
手段59は、貫通孔114を通って支柱2外に突出した
解除レバー72と、支柱2内面に固着されていると共に
中央部で曲折して突出した板ばね118とを具備してお
り、解除レバー72は、その自由端部側に摘み部として
の二股部119を有しており、板ばね118は、支柱2
に配された二股部119の間を通って支柱2内面にねじ
などにより固着されている。図13及び図14の解除手
段59では、手動で二股部119を移動させて解除レバ
ー72を直接揺動させることによりアーム手段81の回
動の禁止を解除できるようになっており、この直接揺動
において解除レバー72の二股部119の基部が板ばね
118のばね変形を伴って板ばね118の曲折して突出
した部位を乗り越えて当該部位に係合するようになって
いるために解除レバー72の揺動状態を維持でき、解除
レバー72を手動で前記と逆に直接揺動させて板ばね1
18のばね変形を伴って板ばね118の曲折して突出し
た部位と二股部119の基部との係合を解除することに
よって解除レバー72の揺動状態の解除を行い得るよう
になっている。
【0096】また上記例では、連結部材16の他端部2
3と補助アーム部材21の他端部24とを共通の軸部材
35により相互に回動自在に連結し、軸部材35にロー
ラ53を設けて、これにより連結部材16の他端部23
と補助アーム部材21の他端部24とを連結案内手段2
6を介して支柱2に連結したが、これに代えて、連結部
材16の他端部23のみを軸部材35及び連結案内手段
26を介して支柱2に直接的に連結し、補助アーム部材
21の他端部24を連結部材16に他の軸部材を介して
相互に回動自在に連結してもよく、更にまた、補助アー
ム部材21の他端部24のみを軸部材35及び連結案内
手段26を介して支柱2に直接的に連結し、連結部材1
6の他端部23を補助アーム部材21に他の軸部材を介
して相互に回動自在に連結してもよい。
【0097】なお、図15に示すように天井123を通
って当該天井123から上部に突出するようにスパイラ
ルギヤ39の軸131を延設し、軸131のこの突出端
部132に手動ハンドル133を着脱自在に嵌合できる
ようにし、突出端部132に嵌合した手動ハンドル13
3を回転させることにより、施錠手段58の施錠状態の
解除における扉13の手動開閉を行えるようにしてもよ
い。この場合に、太陽電池121が邪魔になるのであれ
ば、必要な際に突出端部132に手動ハンドル133を
嵌合できるように、太陽電池121を天井123に着脱
自在に又はヒンジ機構を介して設けてもよい。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、100ボルトの商用電
源からの電源ケーブルの設置工事を不要にでき、設置後
も、ランニングコストを大幅に低減できると共に、10
0ボルトの商用電源の停電等に左右されないで開閉でき
る自動式の跳ね上げ式門扉を提供することができる。
【0099】また本発明によれば、非給電中には外から
は容易に手動開閉できない上に、電動モータを作動させ
るだけの所定の電力が得られない場合等において、必要
な際には容易に手動開閉が可能な自動式の跳ね上げ式門
扉を提供することができる。
【0100】また本発明によれば、操作者に不安感を与
えるような電動モータが高負荷状態で運転されるような
事態を避けることができると共に完全閉扉及び完全開扉
時における地面及びストッパ等への激突をなくすことが
できて不快な激突音をなくし得、しかも、省電力化を果
たし得る上に電動モータ及び伝達機構等の寿命の低下を
なくし得る跳ね上げ式門扉を提供することができる。
【0101】更に本発明によれば、温度依存性をなくし
得て、高温時と低温時とにおける電動モータの負荷変動
で開扉及び閉扉速度が異なるような事態を避けることが
でき、而して、所望の全閉及び全開を行い得る跳ね上げ
式門扉を提供することができる。
【0102】また本発明によれば、扉の前方へのせり出
しをできるだけなくし得て、せり出しに起因する事故等
の不都合をなくし、扉内の利用空間を広くできる跳ね上
げ式門扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい例の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す例の一方の支柱側の側面説明図であ
る。
【図3】図2に示す支柱側の一部拡大側面説明図であ
る。
【図4】図2に示す支柱側の一部拡大側面説明図であ
る。
【図5】図1に示す例の一方の支柱側の背面説明図であ
る。
【図6】図1に示す例の一方の支柱内部等の側面説明図
である。
【図7】図1に示す例の一方の支柱の一部正面説明図で
ある。
【図8】図9に示す所定位置回動検出手段の説明図であ
る。
【図9】図1に示す例の一方の支柱内部の平面説明図で
ある。
【図10】図1に示す例の動作説明図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】図1に示す例の解除手段の他の例の説明図で
ある。
【図13】図1に示す例の解除手段の更に他の例の説明
図である。
【図14】図13に示す解除手段の平面説明図である。
【図15】本発明の実施の形態の好ましい他の例の説明
図である。
【符号の説明】
1 跳ね上げ式門扉 2、3 支柱 13 扉 29 自動アーム回動手段 31、32 弾性力付与手段 81、82 アーム手段 121 太陽電池

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、この支柱に一端部で鉛直面内で
    回動自在に支持されたアーム手段と、このアーム手段の
    他端部に取付けられた扉と、この扉及びアーム手段の自
    重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段に付
    与する弾性力付与手段と、アーム手段の回動を自動的に
    行うと共にアーム手段の回動に対する回動力発生源とし
    ての電動モータを有した自動アーム回動手段と、支柱、
    アーム手段及び扉のうちの少なくとも一つに太陽光を受
    容するように設けられていると共に、自動アーム回動手
    段の電動モータを作動させる電力を発生する太陽電池と
    を具備している跳ね上げ式門扉。
  2. 【請求項2】 太陽電池により発生された電力を蓄える
    蓄電池を更に具備しており、自動アーム回動手段の電動
    モータには、太陽電池及び蓄電池のいずれか一方から給
    電されるようになっている請求項1に記載の跳ね上げ式
    門扉。
  3. 【請求項3】 蓄電池は支柱内に配されており、太陽電
    池は、内部に蓄電池が配された支柱の天井面に設置され
    ている請求項2に記載の跳ね上げ式門扉。
  4. 【請求項4】 自動アーム回動手段によるアーム手段の
    回動を制御する制御手段と、自動アーム回動手段の電動
    モータへの非給電と共にアーム手段の回動を禁止する施
    錠手段と、自動アーム回動手段の電動モータへの非給電
    中において施錠手段によるアーム手段の回動の禁止を強
    制的に解除すると共に支柱に手動自在に配された解除手
    段とを更に具備している請求項1から3のいずれか一項
    に記載の跳ね上げ式門扉。
  5. 【請求項5】 自動アーム回動手段は、電動モータの回
    転軸の回転をアーム手段に伝達する回転伝達機構を具備
    しており、施錠手段は、自動アーム回動手段の電動モー
    タへの非給電と共に電動モータの回転軸に制動を加えて
    アーム手段の回動を禁止するようになっている請求項4
    に記載の跳ね上げ式門扉。
  6. 【請求項6】 施錠手段は、自動アーム回動手段の電動
    モータへの給電と共に電磁力を発生して電動モータの回
    転軸への制動を解除するようになっている請求項5に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  7. 【請求項7】 解除手段は、支柱に配されたグリップ部
    材を具備しており、グリップ部材を引くことによりアー
    ム手段の回動の禁止を解除するようになっている請求項
    4から6のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  8. 【請求項8】 解除手段は、支柱に配された摘み部を具
    備しており、摘み部を移動させることによりアーム手段
    の回動の禁止を解除するようになっている請求項4から
    6のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  9. 【請求項9】 弾性力付与手段はコイルばねを具備して
    おり、実質的にこのコイルばねにより扉の跳ね上げ方向
    への弾性力をアーム手段に付与するようになっている請
    求項4から8のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  10. 【請求項10】 アーム手段の単位量の回動毎に当該ア
    ーム手段の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段
    を更に具備しており、制御手段は、単位回動検出手段の
    検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御するように
    なっている請求項4から9のいずれか一項に記載の跳ね
    上げ式門扉。
  11. 【請求項11】 制御手段は、扉の跳ね上げ又は下げ方
    向のアーム手段の回動で単位回動検出手段により検出さ
    れた単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動
    アーム回動手段の電動モータの作動を停止させるように
    なっている請求項10に記載の跳ね上げ式門扉。
  12. 【請求項12】 完全開扉と完全閉扉との間でアーム手
    段の所定位置への回動を検出する所定位置回動検出手段
    を更に具備しており、制御手段は、所定位置回動検出手
    段からの検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御す
    るようになっている請求項10又は11に記載の跳ね上
    げ式門扉。
  13. 【請求項13】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において所定位置回動検出手段からの検出
    結果に基づいて電動モータの作動を制御してアーム手段
    の回動を減速させるようになっている請求項12に記載
    の跳ね上げ式門扉。
  14. 【請求項14】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において、所定位置回動検出手段からの検
    出結果の生起後、単位回動検出手段により検出された単
    位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム
    回動手段の電動モータの作動を停止させるようになって
    いる請求項12又は13に記載の跳ね上げ式門扉。
  15. 【請求項15】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において所定位置回動検出手段からの検出結果
    に基づいて電動モータの作動を制御してアーム手段の回
    動を減速させるようになっている請求項12から14の
    いずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  16. 【請求項16】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において所定位置回動検出手段からの検出結果
    の生起後、単位回動検出手段により検出された単位量毎
    の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回動手
    段の電動モータの作動を停止させるようになっている請
    求項12から15のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門
    扉。
  17. 【請求項17】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において完全閉扉から単位回動検出手段に
    より検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達し
    た際に電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を
    減速させるようになっている請求項10から16のいず
    れか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  18. 【請求項18】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において完全閉扉から単位回動検出手段に
    より検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達し
    た際に自動アーム回動手段の電動モータの作動を停止さ
    せるようになっている請求項10から17のいずれか一
    項に記載の跳ね上げ式門扉。
  19. 【請求項19】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において完全開扉から単位回動検出手段により
    検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際
    に電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を減速
    させるようになっている請求項10から18のいずれか
    一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  20. 【請求項20】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において完全開扉から単位回動検出手段により
    検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際
    に自動アーム回動手段の電動モータの作動を停止させる
    ようになっている請求項10から19のいずれか一項に
    記載の跳ね上げ式門扉。
  21. 【請求項21】 弾性力付与手段は、扉の跳ね上げ方向
    にアーム手段を回動させる弾性力を発生するものとして
    コイルばねのみを具備している請求項1から20のいず
    れか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  22. 【請求項22】 アーム手段は、支柱に一端部で鉛直面
    内で回動自在に支持されていると共に他端部に扉が鉛直
    面内で回動自在に取付けられた主アーム部材と、この主
    アーム部材における一端部と他端部との間に一端部で鉛
    直面内で回動自在に連結された連結部材と、扉に一端部
    で鉛直面内で回動自在に連結されていると共に連結部材
    が鉛直面内で回動自在に連結された補助アーム部材と、
    連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部とのうちの
    少なくとも一方の他端部を支柱に鉛直面内で回動自在で
    あって鉛直方向に可動に連結すると共に当該一方の他端
    部の鉛直方向の移動を案内する連結案内手段とを具備し
    ている請求項1から21のいずれか一項に記載の跳ね上
    げ式門扉。
  23. 【請求項23】 連結案内手段は、連結部材の他端部を
    支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可動に連
    結している請求項22に記載の跳ね上げ式門扉。
  24. 【請求項24】 連結案内手段は、補助アーム部材の他
    端部を支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可
    動に連結している請求項22又は23に記載の跳ね上げ
    式門扉。
  25. 【請求項25】 連結部材と補助アーム部材とは、それ
    らの他端部同士で互いに鉛直面内で回動自在に連結され
    ており、連結案内手段は、連結部材の他端部と補助アー
    ム部材の他端部とを支柱に鉛直面内で回動自在であって
    鉛直方向に可動に連結している請求項22から24のい
    ずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  26. 【請求項26】 連結案内手段は、支柱に設けられた鉛
    直方向に伸びた案内通路を具備しており、案内通路は、
    連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部とのうちの
    少なくとも一方の他端部の鉛直方向の移動を案内するよ
    うになっている請求項22から25のいずれか一項に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  27. 【請求項27】 連結案内手段は、連結部材の他端部と
    補助アーム部材の他端部とのうちの少なくとも一方の他
    端部に設けられていると共に鉛直方向に可動となるよう
    に案内通路に嵌合されたスライダ又は回転自在なローラ
    を具備している請求項26に記載の跳ね上げ式門扉。
  28. 【請求項28】 完全閉扉位置で、支柱に対する主アー
    ム部材の鉛直面内での回動軸心と主アーム部材に対する
    連結部材の鉛直面内での回動軸心とを結ぶ直線は、支柱
    に対する主アーム部材の鉛直面内での回動軸心を通る水
    平面に対して俯角をなして伸びており、扉に対する補助
    アーム部材の鉛直面内での回動軸心と連結部材に対する
    補助アーム部材の鉛直面内での回動軸心とを結ぶ直線
    は、連結部材に対する補助アーム部材の鉛直面内での回
    動軸心を通る水平面に対して俯角をなして伸びており、
    主アーム部材に対する連結部材の鉛直面内での回動軸心
    と連結部材に対する補助アーム部材の鉛直面内での回動
    軸心とを結ぶ直線は、連結部材に対する補助アーム部材
    の鉛直面内での回動軸心を通る水平面に対して仰角をな
    して伸びている請求項22から27のいずれか一項に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  29. 【請求項29】 主アーム部材と補助アーム部材とは、
    側面から見て、完全閉扉位置ではほぼ互いに平行に伸
    び、完全開扉位置では、互いに交差して伸びるようにな
    っている請求項22から28のいずれか一項に記載の跳
    ね上げ式門扉。
  30. 【請求項30】 完全閉扉位置からほぼ15°までの扉
    の開放においては、扉の下端は、支柱側に近接するよう
    になっている請求項22から29のいずれか一項に記載
    の跳ね上げ式門扉。
  31. 【請求項31】 弾性力付与手段は、アーム手段の回動
    と共に回動されるようにアーム手段に連結された回転自
    在なカム板と、このカム板に一端が連結されていると共
    にカム板のカム縁に当接して曲げ案内される可撓性部材
    とを具備しており、コイルばねの一端は可撓性部材の他
    端部に、その他端部は支柱に夫々連結されている請求項
    1から30のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
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