JP3169447B2 - 脱気弁付き包装用袋 - Google Patents

脱気弁付き包装用袋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、袋内のエアを円滑かつ
確実に脱気することができる脱気弁付きの包装用袋(殊
に米袋)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米袋などの重包装用の袋は、内容物を充
填してから開口部をヒートシールした後、内部のエアを
脱気することが要求されることがある。
【0003】脱気可能にする最も簡単な方法は、袋の表
面または裏面に必要数の小孔を設ける方法である。
【0004】脱気可能にするためのより工夫された方法
として、袋の側縁シール帯に虫食い孔状に未シール部を
設け、その未シール部から内部のエアを脱気するように
する機構が知られている。
【0005】また、フラットフィルムを折り曲げて両縁
が突き合わせ状態になるようにすると共に、その突き合
わせ部にヒートシール性を有する不織布テープを当てが
ってヒートシールすることにより製袋し、その不織布テ
ープの部分から内部のエアを脱気するようにする機構も
知られている。
【0006】さらに、袋の直線状の側縁シール帯を貫通
して短冊状の扁平な脱気弁を設置し、その脱気弁から内
部のエアを脱気するようにする機構も知られている。こ
の脱気弁は、片面がヒートシール可能なフィルムで構成
され、もう一方の片面は袋内部側がヒートシール可能な
不織布でかつ袋外部側がヒートシール可能なフィルムで
構成され、四周はヒートシールされたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】袋の表面または裏面に
小孔を設ける方法は、外気が侵入したり虫が入り込むの
で、使用可能な場が大きく制限される。
【0008】袋の側縁シール帯に虫食い孔状に未シール
部を設ける方法も、やはり外気が侵入したり虫が入り込
むおそれがある。
【0009】突き合わせ部にヒートシール性を有する不
織布テープを当てがってヒートシールすることにより製
袋する方法は、脱気が可能で、虫の侵入も防ぐことがで
きるが、外気が逆に袋内に入り込むことを防止できな
い。
【0010】これに対し、袋の直線状の側縁シール帯を
貫通して短冊状の扁平な脱気弁を設置する方法は、脱気
が可能で、虫の侵入も防ぐことができ、さらには外気の
侵入も防止できるという利点がある。
【0011】しかしながらこの方法を実際に適用してみ
ると、脱気弁の設置精度、内容物の充填状態などによ
り、脱気不可能ではないにせよ、脱気速度が著しく遅い
場合がある。このような場合には、弁の部分を手で充分
にもんでから再度脱気操作を行うが、そのような操作は
非常に煩わしいものである。またそのようにしても脱気
不可能なときは、別の正常に作動する脱気弁付きの袋に
内容物を移し替えなければならない。
【0012】そこで安全を図るため一つの袋に2個以上
の脱気弁を設置することも考えられるが、たとえ2個以
上の脱気弁を設置しても、内圧の関係上実際に作動する
のはいずれか1個の脱気弁だけであり、一つの袋に1個
の脱気弁を設置した場合と事情は変らない。
【0013】本発明は、このような背景下において、脱
気弁を用いる方式において、その脱気弁を円滑かつ確実
に作動させることのできる脱気弁付き包装用袋を提供す
ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の脱気弁付き包装
用袋は、袋(1) の側縁シール帯(2) を貫通して短冊状の
扁平な脱気弁(3) を設置した包装用袋であって、その脱
気弁(3) を設ける個所の側縁シール帯(2) を袋(1) の中
央寄りに弧状に湾曲させると共に、その湾曲部(2a)にお
いて脱気弁(3) がヒートシールにより固着するようにし
たことを特徴とするものである。
【0015】以下本発明を詳細に説明する。
【0016】袋(1) としては、少なくとも内面側がヒー
トシール性を有するものであれば種々の材質のものが用
いられる。袋(1) の少なくとも片方の側縁には側縁シー
ル帯(2) を形成し、底辺にはヒートシール帯(4) を形成
する。
【0017】脱気弁(3) としては、短冊状の扁平な脱気
弁が用いられる。典型的なものは、従来の技術の項で述
べたように、片面がヒートシール可能なフィルム(3a)で
構成され、もう一方の片面は、袋内部側がヒートシール
可能な不織布(3b)でかつ袋外部側がヒートシール可能な
フィルム(3c)で構成され、四周はヒートシールされたも
のである。
【0018】この脱気弁(3) は、袋(1) の側縁シール帯
(2) を貫通して設置される。この場合の設置部位は、内
容物を充填したときに最も膨らむ部位である袋(1) の脇
腹のやや底辺寄りが望ましい。
【0019】そして本発明においては、その脱気弁(3)
を設ける個所の側縁シール帯(2) を袋(1) の中央寄りに
弧状に湾曲させると共に、その湾曲部(2a)において脱気
弁(3) がヒートシールにより固着するようにする。
【0020】脱気弁(3) のヒートシールに際しては、脱
気弁(3) のフィルム(3a)側の面は上記湾曲部(2a)の形状
と同様の弧状のヒートシール線(x) とし、脱気弁(3) の
不織布(3b)側の面は上記湾曲部(2a)の内側の巾を狭くし
てやや外側に向けて凸となるような形状のヒートシール
線(y) とすることが特に望ましい。
【0021】また脱気弁(3) の嵌挿による段差をつぶす
ため、側縁シール帯(2) の湾曲部(2a)の脱気弁(3) との
両境界部分には、ポイントシール(z) を施すことが望ま
しい。
【0022】本発明の包装用袋は、種々の被包装物の包
装用に用いられるが、重包装用の袋、殊に米袋として用
いた場合に、この包装用袋の有する機能が最大限に発揮
される。
【0023】
【作用】本発明の脱気弁付き包装用袋にあっては、袋
(1) の側縁シール帯(2) の形状、さらには脱気弁(3) の
ヒートシールに際してのヒートシール線の形状に工夫を
加えるという一見簡単な改良でありながら、袋内のエア
を円滑かつ確実に脱気することができる。
【0024】そして側縁シール帯(2) を袋(1) の中央寄
りに弧状に湾曲させているため、脱気弁(3) の袋(1) か
らはみ出す部分が目立たなくなる。
【0025】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0026】実施例1 図1は本発明の脱気弁付き包装用袋の一例を示した正面
図、図2は図1の背面図である。図3は脱気弁(3) の正
面図、図4はその背面図である。
【0027】(1) は、ナイロン/蒸着ポリエステルフィ
ルム/リニア低密度ポリエチレンの積層フィルムから作
られた袋である。(2) はその側縁に設けた側縁シール
帯、(4) は底辺シール帯である。
【0028】(3) は短冊状の扁平な脱気弁であり、片面
がヒートシール可能なポリエチレン製のフィルム(3a)で
構成され、もう一方の片面は、袋内部側がヒートシール
可能な不織布(3b)でかつ袋外部側がヒートシール可能な
ポリエチレン製のフィルム(3c)で構成されている。四周
はヒートシールされている。
【0029】脱気弁(3) を設ける側の側縁シール帯(2)
は、袋(1) の底辺側から約1/3の高さのところで袋
(1) の中央寄りに弧状に湾曲して湾曲部(2a)を形成して
いる。
【0030】上記の脱気弁(3) は、この湾曲部(2a)にお
いて袋(1) の側縁シール帯(2) を貫通してヒートシール
により固着されているが、脱気弁(3) のヒートシールに
際しては、脱気弁(3) のフィルム(3a)側の面は上記湾曲
部(2a)の形状と同様の弧状のヒートシール線(x) とし、
脱気弁(3) の不織布(3b)側の面は上記湾曲部(2a)の内側
の巾を狭くしてやや外側に向けて凸となるような形状の
ヒートシール線(y) としてある。
【0031】そして、側縁シール帯(2) の湾曲部(2a)の
脱気弁(3) との両境界部分にはポイントシール(z) を施
してあり、脱気弁(3) の嵌挿による段差をつぶすように
してある。
【0032】上記構成を有する脱気弁付き包装用袋に米
を充填し、開口部をヒートシールしてから腹部を手で押
すか、この米袋を積み重ねると、袋内のエアは脱気弁
(3) から極めて円滑に脱気される。この場合、逆に脱気
弁(3) を通して外気が袋内に侵入することはない。
【0033】この米500袋につき脱気を行ったところ
500袋の全てがほぼ同程度に円滑に脱気した。ちなみ
に、従来の直線状の側縁シール帯(2) に同じ脱気弁(3)
を設置した場合は100袋につき30〜70袋程度は脱
気不良を起こすので、脱気不良の分については、弁の部
分を手で充分にもんでエアを通しやすくしてから再度脱
気操作を行わなければなない。
【0034】
【発明の効果】本発明の脱気弁付き包装用袋は、袋内の
エアを円滑かつ確実に脱気することができるというすぐ
れた効果を奏する。
【0035】また、袋(1) の側縁シール帯(2) の形状、
さらには脱気弁(3) のヒートシールに際してのヒートシ
ール線の形状に工夫を加えているだけであるので、生産
性が良く、かつ製造コストもアップしないという利点も
ある。
【0036】加えて、側縁シール帯(2) を袋(1) の中央
寄りに弧状に湾曲させているため、脱気弁(3) の袋(1)
からはみ出す部分が小さくなって違和感がなくなり、商
品価値が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱気弁付き包装用袋の一例を示した正
面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】脱気弁(3) の正面図である。
【図4】図3の背面図である。
【符号の説明】
(1) …袋、 (2) …側縁シール帯、 (2a)…湾曲部、 (3) …脱気弁、 (3a)…フィルム、(3b)…不織布、(3c)…フィルム、 (4) …底辺ヒートシール帯、 (x) …ヒートシール線、 (y) …ヒートシール線、 (z) …ポイントシール

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋(1) の側縁シール帯(2) を貫通して短冊
    状の扁平な脱気弁(3) を設置した包装用袋であって、そ
    の脱気弁(3) を設ける個所の側縁シール帯(2) を袋(1)
    の中央寄りに弧状に湾曲させると共に、その湾曲部(2a)
    において脱気弁(3) をヒートシールにより固着するよう
    にしたことを特徴とする脱気弁付き包装用袋。
  2. 【請求項2】脱気弁(3) が、その片面がヒートシール可
    能なフィルム(3a)で構成され、もう一方の片面は袋内部
    側がヒートシール可能な不織布(3b)でかつ袋外部側がヒ
    ートシール可能なフィルム(3c)で構成され、四周はヒー
    トシールされたものである請求項1記載の脱気弁付き包
    装用袋。
  3. 【請求項3】脱気弁(3) のヒートシールを、脱気弁(3)
    のフィルム(3a)側の面は湾曲部(2a)の形状と同様の弧状
    のヒートシール線(x) とし、脱気弁(3) の不織布(3b)側
    の面は湾曲部(2a)の内側の巾を狭くしてやや外側に向け
    て凸となるような形状のヒートシール線(y) としたこと
    を特徴とする請求項2記載の脱気弁付き包装用袋。
  4. 【請求項4】重包装用の袋である請求項1記載の脱気弁
    付き包装用袋。
  5. 【請求項5】重包装用の袋が米袋である請求項4記載の
    脱気弁付き包装用袋。
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