JP3168666U - 上着 - Google Patents

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茂 尾崎
茂 尾崎
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Abstract

【課題】簡単な構造で、腕を横や前に上げたり曲げたりする活発な動きをとるときの上腕部や肘部分の圧迫感や突っ張り感を的確に軽減して動作追随性を高めることができる上着を提供する。【解決手段】身頃15の袖ぐり16に袖17が縫着されている上着において、袖17は前袖18と後袖19とから成り、その前袖18と後袖19とが、上着の肩先から袖17の脇側の反対側の外側を通って袖口に延びる縫合ラインAと、上着の脇下から袖17の脇側を通って袖口に延びる縫合ラインとで縫合する。かつ、袖ぐり16に対する後袖19の袖付け角度が、前袖18の袖付け角度よりも大きな角度、すなわち前袖18の袖付けの角度が0〜5?の範囲で、後袖19の袖付け角度が25?以上となっている。【選択図】図1

Description

この考案は、上着、特に中学生や高校生が通学用として着用するブレザーや詰襟服などの上着に関する。
通常一般のジャケットやスーツなどの上着は、図4(a),(b)に示すように、二つの前身1、二つの背身2、二つの細腹3とで身頃4を縫製し、この身頃4に衿5及び袖6を縫着して成る。袖6は上袖7と下袖8を縫合して成り、身頃4の上部両側の袖ぐり9に縫着されている。なお、図4(a)は上着の正面図、図4(b)は同じく背面図である。また、図5には、前身1、背身2、細腹3、衿5、上袖7、下袖8の各パーツのパターンを示してある。
身頃4の背身2は背中の中心を通るラインで縫合され、袖6の上袖7と下袖8は、袖6を脇側と外側との左右に分ける両ラインA,Bで縫合されている。そして、袖付けにおいては、着用静立時の外観品質を高めるために、袖6がほぼ真下に向って延びるように縫着されている。
ところで、人体の上半身の動作は、肩関節を中心とした動き(これにより肩甲骨も連動して動く)と、肘関節を中心とした動きが大半で、その動きのほとんどが人体の前方に向っての動きである。
上述のような通常一般の上着を着用し、肩関節、肘関節を中心とした動作を行なうときに、その動作が次のような理由で阻害される。
すなわち、肩関節を中心に腕を横に水平に上げたり、前方の水平や上方に上げたりしたときに、袖6が身頃4に対してほぼ真下の方向に延びるように縫着されているため、袖6が上腕部を圧迫し、突っ張り感が生じ、腕が上がりにくくなる。
また、肘関節を中心に脇を閉じ、あるいは開きながら腕を前方にくの字状に曲げたときに、袖6の上袖7と下袖8との一方の縫合ラインBが肘関節の部分を通るように延びているため、肘の曲げ動作に応じてその縫合ラインBが引っ張られ、上腕部に突っ張り感が生じ、肘関節を中心に腕を動かす動作が阻害される。
袖6が身頃4のほぼ真下に延びるように縫着されているときには、腕を下方に伸ばした着用静立時のシルエットが綺麗で、外観品質がよく、したがって紳士用のスーツなどにおいてはこのような仕様が採用される。
ところが、中学生や高校生が通学用として着用するブレザーや詰襟服などにおいては、腕を横や前に上げたり曲げたりする活発な動きをとることが多く、したがって特にこのような上着が上述のような仕様であると、動作追随性が悪く、活発な動きで上腕部や肘部分に圧迫感や突っ張り感が生じ、着心地が低下する。
そこで、特開平11−200126号公報に見られるように、上袖と下袖とから成る袖を身頃の袖ぐりに縫合するに当り、その袖の下袖をさらに前下袖と後下袖とに分割し、その前下袖と後下袖の袖底に張出し部をそれぞれ形成し、これら張出し部の側縁同士を前下袖と後下袖の側縁同士と共に縫合することにより、下袖の袖底に、袖の脇の下方に延びる立体的な舌片部を構成し、この舌片部を介して下袖を身頃の袖ぐりに縫合することで、動作追随性を高めるようにした上着が提案されている。
特開平11−200126号公報
しかしながら、特開平11−200126号公報の上着においては、袖の下袖をさらに二つに分割し、かつその袖底にそれぞれ張出し部を形成するという複雑な構造となるため、縫製が面倒で、コストがかかる難点がある。
この考案は、このような課題に着目し、簡単な構造で、腕を横や前に上げたり曲げたりする活発な動きをとるときの上腕部や肘部分の圧迫感や突っ張り感を的確に軽減して動作追随性を高めることができる上着を提供することを目的としている。
このような課題を解決するために、この考案は、身頃の袖ぐりに袖が縫着されている上着において、前記袖は前袖と後袖とから成り、その前袖と後袖とが、上着の肩先から袖の脇側の反対側の外側を通って袖口に延びる縫合ラインと、上着の脇下から袖の脇側を通って袖口に延びる縫合ラインとで縫合され、かつ袖ぐりに対する前記後袖の袖付け角度が、前記前袖の袖付け角度よりも大きな角度となっていることを特徴としている。例えば、前記前袖の袖付けの角度が0〜5°の範囲で、前記後袖の袖付け角度が25°以上となっている。
以上説明したように、この考案によれば、簡単な構造で、腕を横や前に上げたり曲げたりする活発な動きをとるときの上腕部や肘部分の圧迫感や突っ張り感を的確に軽減して動作追随性を高め、かつシルエットの低下を抑えることが可能な上着を提供することができる。
この考案の一実施形態に係る上着の斜視図。 (a)はその上着の正面図、(b)は同じく背面図。 その上着の各パーツのパターンを示す平面図。 (a)は従来の上着の正面図、(b)は同じく背面図。 その従来の上着の各パーツのパターンを示す平面図。
以下、この考案の一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1及び図2には、この考案の一実施形態に係る上着としての学生用ブレザーを示してある。図1は、ブレザーを背面側から見た斜視図で、図2(a)はブレザーの正面図、図2(b)はブレザーの背面図である。
このブレザーは、二つの前身10、二つの背身11、二つの細腹12の各パーツを縫製して成る身頃15を有し、この身頃15の衿部に衿13が逢着され、身頃15の両側上部の袖ぐり16に袖17が縫着されている。袖17は、前袖18と後袖19とを縫合して成る。図3には、身頃15の各パーツである前身10、背身11、細腹12、衿13の各パターン、及び袖17の各パーツである前袖18、後袖19の各パターンを示してある。
袖17を構成する前袖18と後袖19は、ブレザーの肩先から袖17の脇側の反対側である外側を通って袖口に延びる縫合ラインAと、脇下から袖17の脇側(内側)を通って袖口に延びる縫合ラインBとで縫合され、この縫合形態により前袖18が着用者の腕の前側に、後袖19が腕の後側に配置して、いずれの縫合ラインA,Bも着用者の腕の肘関節部分を通らない状態にある。
つまり、従来の上着においては、袖が上袖と下袖とで構成され、その上袖と下袖とが袖を左右に分けるラインで縫合され、その後側の縫合ラインが着用者の腕の肘関節部分を通る状態にあるが、この考案においては、袖17が前袖18と後袖19とからなり、その前袖18と後袖19とが袖17の外側と脇側を通る縫合ラインA,Bで縫合されて、着用者の腕の肘関節部分を通らない状態にある。
さらにこの考案においては、身頃15の袖ぐり16に対する袖付けの角度が、前袖18においては小さく、後袖19においては大きくなっている。すなわち、前袖18においては、従来一般の上着の場合と同様に、身頃15の垂直中心線に対する角度が0〜5°の袖付け角度で袖ぐり16に縫着されているが、後袖19においては、その前袖18の角度より大きい25°以上の袖付け角度で袖ぐり16に縫着されている。
袖付け角度は、前袖18、後袖19の縫着縁18a,19aの全体の傾きの角度を調整することで可能である。つまり、前袖18,後袖19の長手方向に対する縫着縁18a,19aの角度θ1,θ2を大きくすればその分、袖付け角度が大きくなる。したがって、この考案においては、前袖18における縫着縁18aの角度θ1を小さく、後袖19における縫着縁19aの角度θ2を大きくする(θ1>θ2)ことで、前袖18の袖付け角度を0〜5°、後袖19の袖付け角度を25°以上としてある。
このような仕様によるこの考案のブレザーにおいては、袖17の後袖19の袖付け角度が25°以上という大きな角度となっており、このため中学生や高校生の着用者が肩関節を中心に腕を横や前方に上げ下げするときに、その動きに袖17の袖付け部分が余裕をもって追随し、袖17で上腕部が圧迫されたり、突っ張り感が生じたりするようなことがなく、腕をスムーズに動かすことができ、快適な着用感が得られる。
また、袖17が前袖18と後袖19とから成り、その前袖18と後袖19とが腕の肘関節部分を通らない縫合ラインA,Bで縫合されているため、着用者が肘関節を中心に腕をくの字状に屈伸するときに、肘でその縫合ラインA,Bが引っ張られるというようなことがなく、したがって突っ張り感が生じず、肘関節を中心に腕をスムーズに動かすことができ、快適な着用感が得られる。
ところで、袖17の袖付け角度が大きいと、腕を下方に伸ばした着用静立時に袖付け部分にだぶつきが生じ、外観的なシルエットが低下するが、この考案においては、後袖19に対してのみ袖付け角度を大きくし、前袖18に対しては小さな袖付け角度としてあり、このため着用静立時のシルエットの低下を抑え、特にブレザーを正面から見たときのシルエットを良好に保つことができる。
すなわち、この考案のブレザーによれば、中学生や高校生などの活発な動きに対する動作追随性を高めつつ、着用静立時のシルエットの低下を抑え、上着としての一定の外観品質を保持することができる。
また、この考案のブレザーは、袖17を構成する前袖18と後袖19との縫合ラインの位置を変え、前袖18と後袖19との袖付け角度を所定の角度に規定するだけでよく、したがって構造が複雑となることがなく、コストを抑えて動作追随性の向上と着用静立時のシルエットの保持とを両立させることができる。
なお、この考案は、学生用のブレザーに限らず、学生用の詰襟服や通常一般のジャケットやスーツなどの上着に適用することも可能である。
10…前身
11…背身
12…細腹
13…衿
15…身頃
17…袖
18…前袖
19…後袖
A.B…縫合ライン

Claims (2)

  1. 身頃の袖ぐりに袖が縫着されている上着において、
    前記袖は前袖と後袖とから成り、その前袖と後袖とが、上着の肩先から袖の脇側の反対側の外側を通って袖口に延びる縫合ラインと、上着の脇下から袖の脇側を通って袖口に延びる縫合ラインとで縫合され、かつ袖ぐりに対する前記後袖の袖付け角度が、前記前袖の袖付け角度よりも大きな角度となっていることを特徴とする上着。
  2. 前記前袖の袖付けの角度が0〜5°の範囲で、前記後袖の袖付け角度が25°以上であることを特徴とする請求項1に記載の上着。
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