JP3168316B2 - チュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法、並びに、該方法の実施に用いるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置 - Google Patents

チュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法、並びに、該方法の実施に用いるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置

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吉典 片桐
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重油等の燃料の燃焼や、
高圧排ガスより所定の熱エネルギ−を得るボイラ−や熱
交換機に付設され、該燃料の燃焼に伴いチュ−ブや機器
に付着するスケ−ル等を、チュ−ブや機器に破壊、変形
等の損傷を生ぜしめることなく、完全に除去可能なチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング方法、及び、該方法の実施
に用いるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】石油化学コンビナ−ト、火力発電所等にお
いては、主たる燃料である重油等の燃焼ガスや高温排ガ
スでボイラ−や熱交換機を稼働させ必要な熱エネルギ−
を得、設備した各種装置を稼働なさしめているが、係る
稼働に伴い、チュ−ブや機器等の外周部にスケ−ル等が
付着する。そして、稼働鵜間が経過するにつれ、累積的
に付着面積、付着厚みを増してチュ−ブや機器等にスケ
−ル等が厚く付着するのである。
【0003】該スケ−ル等は熱効率を低下させるため、
以前より増して重油等の燃料を燃焼させないと、必要な
熱エネルギ−を得ることができなくなる。このため、燃
料費の増大は避けられず、ボイラ−や熱交換機を稼働さ
せるに要するコストがアップする。係る事態を解消する
ため、従来から手作業にて、チュ−ブ等の表面を高圧水
蒸気或いはエアをブロ−して付着した煤やスケ−ル等を
吹き飛ばそうとする第一の方法、スケ−ル等が付着した
チュ−ブ等の表面を水洗いする第二の方法、該チュ−ブ
等の表面をワイヤブラシにて擦ってスケ−ル等を擦り落
とそうとする第三の方法のいずれかが行われてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、第二の方法
では水分がチュ−ブを濡らし、特に腐食しやすい材質で
形成されている場合は、錆が生じやすく又耐火材を痛め
耐用年数が短かくなる場合がある。また、煤、スケ−ル
等はチュ−ブの表面に強固に厚く付着しているので、第
一乃至第三のいずれの方法でも、煤、スケ−ル等は容易
に除去できない。さらに、一般的にボイラや熱交換機で
は、多数のチュ−ブが多段にわたって複雑に配列されて
いることから、これらの方法では、奥側や、入り込んだ
箇所まで前記した作用力がいきわたらず、これら箇所の
スケ−ル等を除去するのは不可能である。さらにまた、
第三の方法では、微細な金属性突起を直接擦り着けるの
で、熱効率を高めるため肉厚を薄くして形成されたチュ
−ブ、アルミ等の柔らかい材質により形成されたチュ−
ブ等を破壊若しくは変形なさしめるおそれがある。この
ため、熱効率を低下させる前記した煤スケ−ル等を完全
に除去することは不可能とされ、重油等の燃料の燃焼時
間が経過するにつれ燃料費が増大するのは、やむおえな
いものとされてきた。
【0005】近年係る事態に対応するため、破砕クルミ
殻等を研掃材として用い、これをエアとともにスケ−ル
等に吹きつけて該スケ−ルを除去する方法と装置に関す
る提案(特開昭63−46396号公報)がなされてい
る。
【0006】この提案は、単に、高価な研掃材であるク
ルミを、多量にエアとともに噴射させてチュ−ブの表面
に高速にて衝突させるのみであるので、複雑な配列にて
多段に配置された多数のチュ−ブそれぞれに付着された
煤スケ−ル等を、一度のクリ−ニング作業にて全て完全
に除去することができず、クリ−ニング費用が高くつく
にもかかわらず完全に煤スケ−ル等を除去することがで
きない。また、高硬度のクルミが高速で衝突するので、
肉厚の薄いチュ−ブ、アルミ材で形成されたチユ−ブ等
は破壊、変形等の損傷が生じるおそれがある。係る事情
から前記した提案は、極めて制限された条件下でしか熱
効率を顕著に改善する程度までチュ−ブ等に付着した煤
スケ−ル等を除去できないものであった。
【0007】本発明は前記した事情に鑑みて提案された
ものであって、ボイラ−等に付設されたいかなる種類、
材質、配列のチュ−ブや機器であっても、低コストにて
損傷を与えず、これらに付着した煤スケ−ル等の付着物
を完全に除去しえるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方
法、並びに、該方法の実施に用いるチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明が講じた解決手段は、以下の如くである。請求項
(17)の発明が講じた解決手段は、スケ−ル等に直接
衝突する研掃材の形状と硬度が、付着物表面との摩擦接
触挙動と、研掃材がチュ−ブに損傷を与えずにスケ−ル
等の付着物をチュ−ブ表面から脱落なさしめる衝突エネ
ルギ−の発生にそれぞれ深く関与している点に着眼した
ものである。
【0009】また、チュ−ブ群又は機器群の配列態様に
応じて、ノズルを直接チュ−ブ群又は機器群間に進入さ
せずに、研掃材をエアとともに連続噴射すると、該研掃
材は、チュ−ブ群又は機器群間を分流動作するエアに載
って、全てのチュ−ブ又は機器の表面に容易に高速にて
輸送でき直接接触なさしめることが可能な点と、前記分
流が生じ難い配列態様であれば、複数の噴射口を備えた
ノズルから同時に研掃材を複数方向に噴射させつつノズ
ルをチュ−ブ群又は機器群間に進入移動なさしめると、
研掃材は、エアにより強制的にチュ−ブ群又は機器群中
の複数方向に輸送され、全てのチュ−ブ又は機器の表面
に容易に高速にて直接接触なさしめることが可能な点に
も着眼したものである。
【0010】具体的には、クリ−ニング対象のチュ−ブ
群又は機器群の種類、材質、付着した付着物の表面硬度
と厚みに応じて該チュ−ブ群又は機器群を破壊、変形さ
せず付着物を除去可能な適宜な形状、硬さの研掃材を選
択するステップ1を実行し、つぎに、前記チュ−ブ群又
は機器群の配列態様に応じて一の噴射口、若しくは、複
数の方向に同時に噴射可能な適宜な吹出角度をとった複
数の噴射口を備えたノズルを選択するステップ2を実行
し、ついで、前記チュ−ブ群又は機器群の配列態様に応
じてノズルを前記チュ−ブ群又は機器群と対面する位置
上を移動させつつ、若しくは、前記チュ−ブ群又は機器
群間を進入移動させつつエアとともに研掃材を連続噴射
させて、各チュ−ブ又は機器の全面に研掃材をエアとと
もに衝突させて付着物を完全に除去するステップ3を実
行する手順のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法とし
たものである。
【0011】請求項(18)の発明が講じた解決手段
は、研掃材の比重は、該研掃材がエアとともにドライ状
態で噴射される際に付与される運動エネルギ−の大きさ
と減衰に関係し、特に、比重の高い研掃材を加圧エアと
ともに噴射させて、一旦、大きい運動エネルギ−を付与
すると、短時間では大きく運動エネルギ−は低下せず、
研掃材を、チュ−ブ群又は機器群の奥深くまで進入なさ
しめることが可能な点に着眼したものである。
【0012】具体的には、請求項(17)記載の研掃材
の選択基準に加えて比重をも勘案して研掃材を選択する
ステップ4を実行し、つぎに、請求項(17)記載のス
テップ2を実行し、ついで、請求項(17)記載のステ
ップ3を実行する手順からなるチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング方法。
【0013】請求項(19)の発明が講じた解決手段
は、親水性のある研掃材、又は、親水性はなくとも質量
の小さい研掃材は、クリ−ニング対象のチュ−ブ又は機
器の表面に衝突する当初には、大きな衝撃的な衝突エネ
ルギ−を作用せず、衝突に伴う破壊、変形が生じること
がない点に着眼し、特に、チュ−ブ又は機器が破壊、変
形しやすい材質、構造である場合に適合するよう工夫し
たものである。
【0014】具体的には、水分が降りかかっても支障が
生じない作業環境とクリ−ニング対象であるか否かをも
勘案して、破壊、変形を生じやすいチュ−ブ又は機器を
破壊、変形させず付着物を除去可能な微細な形状であっ
て親水性の研掃材、若しくは、質量が小、微細な形状、
砕けない硬さの研掃材を選択するステップ5を実行し、
つぎに、請求項(17)記載のステップ2、又は、水分
と研掃材の供給口、及び、一の噴射口若しくは適宜な吹
出角度をとった複数の噴射口とを兼備したノズルを選択
するステップ6を実行し、ついで、前記チュ−ブ群又は
機器群の配列態様に応じてノズルを前記チュ−ブ群又は
機器群と対面する位置上を移動させつつ、若しくは、前
記チュ−ブ群又は機器群間を進入移動させつつノズルか
ら前記した研掃材の噴射を適宜な圧送圧力でコントロ−
ルし研掃材をドライ状態で、若しくは、研掃材をスラリ
−状態で連続噴射させて各チュ−ブ又は機器の全面に研
掃材を衝突させて付着物を完全に除去するステップ7を
実行する手順からなるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法としたものである。
【0015】請求項(20)の発明が講じた解決手段
は、クリ−ニング対象に応じて複数の種類の研掃材を選
択し、これら複数の種類の研掃材それぞれが持つ優れた
前記した摩擦接触作用と貫流挙動を同時に生かして研掃
能率と研掃の品質を相乗効果的に向上せしめるようにし
て、より一層迅速且つ完全にクリ−ニングを実施可能と
なさしめたものである。
【0016】具体的には、クリ−ニング対象のチュ−ブ
群又は機器群の種類、材質、付着した付着物の表面硬度
と厚みに応じてそのチュ−ブ群又は機器群を破壊、変形
させず付着物を除去可能であって、請求項(17)、請
求項(18)、請求項(19)記載のいずれかの選択基
準のみにより複数の種類の研掃材を選択し、若しくは、
これらの二又は三の異なる選択基準の組み合わせにより
複数の種類の研掃材を選択してこれらを適宜な塊の結合
構造、又は、外包み構造となすステップ8を実行し、つ
ぎに、請求項(17)記載のステップ2とステップ3を
順次実行、請求項(17)記載のステップ2と請求項
19)記載のステップ7を順次実行、又は、請求項
19)記載のステップ6とステップ7を順次実行する
手順からなるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法とし
たものである。
【0017】請求項(21)の発明にあっては、ドライ
状態でチュ−ブ又ウエット状態で所定のクリ−ニングを
なす前記した前記した請求項( 17)乃至請求項(
)の各発明の各手順を実行すると、多量のドライ状態
の研掃材又はスラリ−状態の研掃材が除去された付着物
とともに、クリ−ニング作業現場に撒き散らされる。そ
こで、前記した請求項(17)、請求項(18)、請求項
19)及び請求項(20)の各発明の各手順を実行し
た後、これら研掃材を回収する手順を追加して実行し、
より完全なクリ−ニング作業となさしめたものである。
【0018】具体的には、請求項(17)乃至請求項
20)それぞれに記載された各ステップを順次実行し
た後、除去された付着物の破片を使用済みの研掃材とと
もに回収するステップ9を実行する手順からなる請求項
17)乃至請求項(20)いずれかに記載のチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング方法としたものである。
【0019】請求項(1)の発明にあっては、ドライ状
態で請求項(17)、請求項(18)、請求項(
)、及び、請求項(20)の各発明を実行する場合に
は、研掃材を含む加圧エアの噴射量、噴射圧の変動が生
じることなく、常に同圧にて定量づつ連続してクリ−ニ
ング対象に噴射なさしめることが可能な構造の装置が必
要であることを見いだしたものである。そして、一定圧
で流動するよう制御された加圧エア流に、重力の作用と
テ−ブルフィダ−に近似する装置を用いて比較的粗い定
量落流をなさしめる第一段階と、落流してきた研掃材を
インナ−ノズルを用いて更に精密に定量づつ落流なさし
める第二段階を経て、同圧に調圧された加圧エアと混合
なさしめて研掃材を含む加圧エア流を生起きなさしめ、
該研掃材を含む加圧エアをクリ−ニング対象であるチュ
−ブ群、若しくは、機器群に噴射なさしめるよう構成し
たものである。
【0020】具体的には、コンプレッサ−と、上流側端
がホ−スを介してそのコンプレッサ−と連通され流路に
下流側に向けミストセパレ−タ、マニホルドブロック、
減圧弁、電磁弁が順次配設され下流側端に研掃材圧送用
エア配管口と研掃材収容容器内加圧用エア配管口に分岐
された加圧エア主流通配管と、上流側端が前記マニホル
ドブロックにて加圧エア主流通配管と分岐され下流側端
にノズル操作用エア配管口が設けられたノズル操作用加
圧エア流通配管と、上流側端に操作制御用エア配管口が
下流側端に圧力スイッチがそれぞれ設けられた圧送動作
制御手段とから構成され、必要に応じて、上流側端が前
記したマニホルドブロックにて前記した加圧エア主流通
配管と分岐され下流側端に防塵マスク用加圧エア配管口
が設けられた防塵マスク用エア流通配管が付設された加
圧エア流動制御機構を構成要件とする。
【0021】また、支持枠体が設けられた基台と、その
架台上に積置され中心位置に支持部材が設けられるとと
もにその支持部材を貫いて回動軸収容穴が半径方向外方
位置に研掃材通過穴がそれぞれ設けられた底板と、その
底板上に搭載され一方の側面に加圧エア導入口が他方の
側面に加圧エア排気口がそれぞれ設けられた円筒部材
と、内方側に研掃材投入口が設けられ外周が円筒部材の
上方側と接合された蓋体とから構成された研掃材収容容
器と、前記した架台上に搭載された駆動手段と、その駆
動手段と連動連結され上方側を前記底板の中心位置を貫
通なさしめて前記した円筒部材の内部空間に臨ませて立
設された回動軸を備えた減速機と、その回動軸の上方側
と連結され翼端が前記した円筒部材と対面するよう形成
された回動翼とその回動翼と隣接する位置にて前記した
支持部材により支持され外周が前記した円筒部材と間近
にて対面するよう形成され円周側に前記した研掃材通過
穴と連通された落流隙間を現出なさしめた固定円盤とか
らなる研掃材定量落流誘導手段と、前記した研掃材通過
穴と連通された研掃材落流穴が設けられ前記した底板の
半径方向外側下方位置に設けられた研掃材排出部とから
構成された研掃材上流側連続定量落流機構をも構成要件
とする。
【0022】更に、これらと、前記した圧力スイッチと
前記した駆動手段それぞれと電気的に接続された制御手
段と、上流側端を前記した研掃材収容容器内加圧用エア
配管口と連通なさしめ下流側を前記した円筒部材内に位
置せしめて前記した加圧エア導入口を貫いて設けられた
研掃材収容容器内加圧用エア配管と、その研掃材収容容
器内加圧用エア配管の下流側端に遊嵌なさしめて設けら
れたバルブ部材と、その研掃材収容容器内加圧エア配管
中の研掃材収容容器外の位置に設けられたストップ弁
と、上流端を前記した研掃材収容容器内に下流側をその
研掃材収容容器外にそれぞれ位置せしめて前記した加圧
エア排気口を貫いて設けられた加圧エア排気配管と、そ
の加圧エア排気配管の下流側に設けられたストップ弁と
からなる加圧エア供給・排気機構と、前記した研掃材排
出部と連結されたケ−スと、そのケ−ス内に前記した研
掃材落流穴と対面なさしめて収容されたインナ−ノズル
と、そのケ−スと一体的に構成され内部に流路途中でそ
のインナ−ノズルの下流側と連通されるとともに上流側
がホ−スを介して前記した研掃材圧送用加圧エア供給口
と連通された研掃材を含む加圧エア流通路が貫設された
研掃材連続圧送部材とから構成された研掃材連続定量圧
送機構と、上流側端が前記した研掃材を含む加圧エア流
通路の下流側と連通され下流側端にノズル装着口が設け
られた研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スと、上流側端が
前記したノズル操作用エア配管口と下流側端が前記した
操作制御用エア配管口とそれぞれ連通され流路中にエア
コックが設けられた操作制御用ホ−スと、その研掃材を
含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着されたノ
ズルと、から構成され、必要に応じて、上流側端が前記
した防塵マスク用エア配管口と連通され下流側端に防塵
マスク装着口が設けられた防塵マスク用加圧エア圧送ホ
−スが付設された研掃材を含む加圧エア噴射機構とを構
成要件とするチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置とし
たものである。
【0023】請求項(2)の発明にあっては、請求項
)の発明と同様の点を考慮した装置であって、特
に、重力の作用の利用とロ−タリフィ−ダ−の安定した
回動に伴う流動作用を用いて研掃材を若干づつ落流させ
る比較的粗い定量流動をなさしめる第一段階と、落流し
てきた研掃材をインナ−ノズルを用いて定量づつ連続し
て精密に定量流動なさしめる第二段階を経て、前記した
と同様にして、研掃材を含む加圧エアをクリ−ニング対
象に同圧にて定量づつ噴射なさしめるよう構成したもの
である。
【0024】具体的には、コンプレッサ−と、一時的に
一定容量の加圧エアが滞留可能な内容量に形成され上流
側がホ−スを介してそのコンプレッサ−と連通されたド
ライセパレ−タ−と、上流側がそのドライセパレ−タ−
の下流側と連通され下流側に研掃材圧送用加圧エア供給
口がそれぞれ設けられ、且つ、上流側と下流側間の流路
に減圧弁が設けられるとともにその流路から分岐なさし
めてノズル操作用加圧エア供給口と研掃材収容容器内加
圧用エア供給口がそれぞれ設けられ必要に応じて防塵マ
スク用加圧エア供給口が付加的に設けられた加圧エア主
流通配管とから構成された加圧エア分配機構と、架台
と、その架台上に搭載されノズル状排出部材とそのノズ
ル状排出部材と連結され一方の側面に加圧エア導入口が
他方の側面に加圧エア排気口がそれぞれ設けられた円筒
部材と内方側に研掃材供給口が設けられ外周がその円筒
部材の上方側と接合された蓋体とから構成された研掃材
収容容器と、上流側端が前記した研掃材収容容器内加圧
用エア供給口と連通なさしめ下流側を前記した円筒部材
内に位置せしめて前記した加圧エア導入口を貫いて設け
られた研掃材収容容器内加圧用エア配管とその研掃材収
容容器内加圧エア配管の下流側端に遊嵌なさしめて設け
られたバルブ部材とその研掃材収容容器内加圧用エア配
管の研掃材収容容器外の位置に設けられたストップ弁と
上流側を前記した研掃材収容容器内に下流側をその研掃
材収容容器外にそれぞれ位置せしめて前記した加圧エア
排気口を貫いて設けられた加圧エア排気配管とその加圧
エア排気配管の下流側に設けられたストップ弁とからな
る加圧エア供給・排気機構を構成要件とする。
【0025】更に、これらと、上流側が前記したノズル
状排出部材と連結され下方側に受渡し流通穴が設けられ
た上流側ケ−スとその上流側ケ−ス内に収納されたロ−
タリフィダ−とそのロ−タリフィ−ダと連動連結された
駆動手段とから構成された研掃材上流側連続定量落流機
構と、前記した上流側ケ−スの受渡し流通穴と連通なさ
しめてその上流側ケ−スの下方側と連結された下流側ケ
−スとその受渡し流通穴と対面なさしめてその下流側ケ
−スに収容されたインナ−ノズルとその下流側ケ−スと
一体的に構成され内部に流路途上でそのインナ−ノズル
の下流側と連通されるとともに上流側が中継ホ−スを介
して前記した研掃材圧送用加圧エア供給口と連通された
研掃材を含む加圧エア流通路が貫設された研掃材連続圧
送部材とから構成された研掃材連続定量圧送機構と、上
流側端が前記した研掃材を含む加圧エア流通路の下流側
と連通され下流側端にノズル装着口が設けられた研掃材
を含む加圧エア圧送ホ−スとその研掃材を含む加圧エア
圧送ホ−スの上流側に流路を挟むようにして設けられた
ピンチバルブと上流側端が前記したノズル操作用加圧エ
ア供給口と下流側端が前記したピンチバルブとそれぞれ
連通され流路中にエアコックが設けられた操作制御用ホ
−スと前記したノズル装着口に装着されたノズルとから
構成され、必要に応じて、上流側が前記した防塵マスク
用加圧エア供給口と連通され下流側端に防塵マスク装着
口が設けられた防塵マスク用加圧エア圧送ホ−スが付設
された研掃材を含む加圧エア噴射機構とを構成要件とし
たチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置としたものであ
る。
【0026】請求項(3)の発明にあっては、請求項
21)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法をドライ状態で実行可能な装置となしたものであっ
て、請求項()又は請求項()の発明に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置を動作させることによ
り、クリ−ニング対象から脱落してクリ−ニング作業現
場に散乱するドライ状態の付着物破片と使用済の研掃材
との混合物を迅速に回収するよう構成したものである。
【0027】具体的には、請求項()、又は、請求項
)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置を前提とする。そして、これらチュ−ブ及び機器のク
リ−ニング装置に、集塵機と、下流側がその集塵機と連
結され上流側が付着物付着物破片の脱落散乱位置に向い
て配設された吸引ホ−スとを具備なさしめて構成したチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置としたものである。
【0028】請求項(4)の発明にあっては、請求項
19)、請求項(20)、又は、請求項(21)の発
明をウエット状態で実行可能となさしめるべく、請求項
)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置がなす研掃材の落流挙動と同様にして、親水性の研掃
材を連続して定量づつ落流なさしめ、該親水性の研掃材
と加圧水とを瞬時にミキシングしてスラリ−状研掃材を
現出なさしめ、該スラリ−状研掃材を破壊、変形しやす
いクリ−ニング対象であるアルミ製の螺旋フィンチュ−
ブ群等に噴射可能な構造としたものである。
【0029】具体的には、請求項()の発明に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、該装置に、給水タンクと上流側が給水用ホ−スを介
してその給水タンクと連結され下流側に加圧水供給口が
設けられたポンプユニットとから構成された加圧水供給
機構を付加なさしめる。また、請求項()記載の研掃
材を含む加圧エア噴射機構に換えて、上流側がその加圧
水供給口と連通され下流側に装着口が設けられた加圧水
供給ホ−スと請求項()記載の研掃材を含む加圧エア
圧送ホ−スと請求項()記載の操作制御用ホ−スと上
流側が研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口
に装着され下流側に噴射口が設けられるとともに上流側
と下流側間に上流側が加圧水供給ホ−スの装着口に装着
された加圧水導入手段が設けられたスラリ−状研掃材噴
射手段とから構成され、必要に応じて、請求項()記
載の防塵マスク用加圧エア圧送ホ−スが付設されたスラ
リ−状研掃材噴射機構を備わしめたものである。
【0030】請求項(5)の発明にあっては、請求項
19)、請求項(20)、又は、請求項(21)の発
明をウエット状態で実行なさしめるべく、請求項(
の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置がな
す研掃材の落流挙動と同様にして、親水性の研掃材を連
続して定量づつ落流なさしめる。この後、請求項(
の発明と同様にして該親水性の研掃材をスラリ−状とな
さしめ、該スラリ−状研掃材をクリ−ニング対象に噴射
なさしめるようにしたものである。
【0031】具体的には、請求項()記載のチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そして、そ
の装置に、請求項()記載の加圧水供給機構が付加さ
れ、また、請求項()記載の研掃材を含む加圧エア噴
射機構に換えて、請求項()記載の加圧水供給ホ−ス
と、請求項()記載の研掃材を含む加圧エア圧送ホ−
スと、請求項()記載の操作制御用ホ−スと、請求項
)記載のスラリ−状研掃材噴射手段と、から構成さ
れ、必要に応じて、請求項()記載の防塵マスク用加
圧エア圧送ホ−スを付設なさしめたスラリ−状研掃材噴
射機構を具備せしめて構成したチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置としたものである。
【0032】請求項(6)の発明にあっては、請求項
21)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法をウエット状態で実施可能な装置となさしめたもの
であって、請求項()又は請求項()の発明に係る
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を動作なさしめる
と、クリ−ニング作業現場に散乱される、付着物破片と
使用済のスラリ−状態が消失し親水性の研掃材が完全に
溶けた水分、又は、スラリ−状態を維持した研掃材を回
収するよう構成したものである。
【0033】具体的には、請求項()又は請求項
)の発明のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を
前提とする。そして、これらに、バキュ−ムポンプユニ
ットと、下流側がそのバキュ−ムポンプユニットと連結
され上流側が付着物破片と使用済みのスラリ−状研掃材
であってスラリ−状態が消失し親水性の研掃材が完全に
溶けた水分、又は使用済みのスラリ−状態を維持したス
ラリ−状研掃材が落流する位置に向いて配設された吸引
ホ−スとを備えて構成されたチュ−ブ及び機器のクリ−
ニング装置としたものである。
【0034】請求項(7)の発明にあっては、請求項
17)又は請求項(18)記載の発明であって、複数
の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群若しくはフィ
ンチュ−ブ群又は機器群に対し、所定のクリ−ニングを
ドライ状態でなすチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法
を実行可能ならしめるべく、列間を進入移動しながら進
入方向と異なる方向にドライ状態の研掃材を加圧エアと
ともに噴射なさしめることが可能な研掃材を含む加圧エ
ア噴射手段を、請求項()、請求項()、又は、請
求項()いずれかに記載の発明に係るチュ−ブ及び機
器のクリ−ニング装置に具備せしめたものである。
【0035】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかに記載の発明のチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、これら装置に具備されているノズルに換えて、複数
の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群間
を奥深く差し込み可能に細身長大に形成され下流側に軸
線に対し一側に適宜な吹出角度をとった一の噴射口、若
しくは、両側に適宜な吹出角度をとった複数の噴射口を
備え上流側に連結部が備えられたノズルと、下流側がそ
の連結部と脱着可能に連結され上流側が前記した研掃材
を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着された
ホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア流入部材とから構成
された研掃材を含む加圧エア噴射手段を具備せしめたも
のである。
【0036】請求項(8)の発明にあっては、請求項
19)、請求項(20)、又は、請求項(21)の発
明であって、複数の列をなして多段に配列された螺旋フ
ィンチュ−ブ群又は機器群に対し、所定のクリ−ニング
をウエット状態でなすチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法を実行可能ならしめるべく、列間を進入移動しなが
ら進入方向と異なる方向に、前記したA粉状の化学性研
掃材、A粉状の植物性研掃材等の親水性の研掃材と瞬時
にミキシングなさしめてスラリ−状研掃材を生成し、該
スラリ−状研掃材を噴射なさしめることが可能なスラリ
−状研掃材噴射手段を、請求項()、請求項()、
又は、請求項()いずれかに記載の発明のチュ−ブ及
び機器クリ−ニング装置に具備せしめたものである。
【0037】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかに記載の発明のチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、この装置に、現在具備されているノズルに換えて、
複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器
群間を奥深く差し込み可能な細身長大に形成され下流側
に軸線に対し一側に適宜な噴出角度をとった一の噴射
口、若しくは、両側に適宜な吹出角度をとった複数の噴
射口が上流側に連結部がそれぞれ備えられたノズルと、
下流側がその連結部と脱着可能に連結され上流側に前記
した研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に
装着されるとともに下流側と上流側間に上流側が前記し
た加圧水供給ホ−スの装着口と連結された加圧水導入手
段が設けられたホ−ス連結・ミキシング部材とから構成
されたスラリ−状研掃材噴射手段を具備せしめたもので
ある。
【0038】請求項(9)の発明にあっては、請求項
17)、請求項(18)、又は、請求項(20)記載
の発明であって、千鳥形であって多段に配列されたチュ
−ブ群若しくはフィンチュ−ブ群又は機器群に対し、所
定のクリ−ニング作業をドライ状態でなすチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング方法を実行可能ならしめるべく、該
チュ−ブ群若しくはフィンチュ−ブ群又は機器群と対面
する位置をスム−ズに変更しながら、研掃材を含む加圧
エアを、対面する位置側から噴射なさしめて、研掃材に
前記した分流をなさしめつつ摩擦接触作用をなさしめる
手段を、請求項()、請求項()、又は、請求項
)いずれかの発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−
ニング装置に具備せしめたものである。
【0039】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
比較的短小であって下流側端に噴射口が上流側に連結部
がそれぞれ備えられたノズルと、下流側がその連結部と
脱着可能に連結され上流側が前記した研掃材を含む加圧
エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着されたホ−ス連結
・研掃材を含む加圧エア導入部材とから構成された研掃
材を含む加圧エア噴射手段を具備せしめたものである。
【0040】請求項(10)の発明にあっては、請求項
19)、又は、請求項(20)記載の発明であって、
千鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群若しくはフ
ィンチュ−ブ群又は機器群に対し、所定のクリ−ニング
作業をウエット状態でなす、チュ−ブ及び機器のクリ−
ニング方法を実行可能ならしめるべく、該チュ−ブ群若
しくはフィンチュ−ブ群又は機器群と対面する位置をス
ム−ズに変更しながら、スラリ−状研掃材を、対面する
位置側から噴射なさしめて、該スラリ−状研掃材に前記
した分流をなさしめつつ、摩擦接触作用をなさしめる手
段を、請求項()、請求項()、又は、請求項
)いずれかの発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−
ニング装置に具備せしめたものである。
【0041】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
比較的短小であって下流側端に噴射口が上流側に連結部
がそれぞれ設けられたノズルと、下流側がその連結部と
脱着可能に連結され上流側が前記した研掃材を含む加圧
エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着されるとともに下
流側と上流側間に上流側が前記した加圧水供給ホ−スの
装着口と連結された加圧水導入手段が設けられたホ−ス
連結・ミキシング部材とから構成されたスラリ−状研掃
材噴射手段を具備なさしめたものである。
【0042】請求項(11)の発明にあっては、前記し
た請求項(17)乃至請求項(21)いずれかの発明に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法をドライ状態
で実行する場合において、クリ−ニング対象のチュ−ブ
群又は機器群の端まで完全にクリ−ニングできるととも
に、隣接する位置にある耐火レンガ等で構築された構造
物に、高速で噴射される研掃材を含む加圧エアが直接噴
射されるのを阻止する噴射が可能な構造のノズルを、請
求項()、請求項()、又は、請求項()いずれか
に記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置に具備せ
しめたものである。
【0043】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかに記載の発明チュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器
群間を奥深く差し込み可能に細身長大に形成され上流側
と下流側間に軸線に対し一側に適宜な吹出角度をとった
一の噴射口、若しくは、両側に適宜な吹出角度をとった
複数の噴射口を備え上流側に連結部が備えられた下流側
閉塞構造のノズルと、下流側が該連結部と脱着可能に連
結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スの
ノズル装着口に装着されたホ−ス連結・研掃材を含む加
圧エア導入部材とから構成された直接衝突阻止による構
造物防護構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段を具備な
さしめたものである。
【0044】請求項(12)の発明にあっては、請求項
19)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法をウエット状態でなす場合において、クリ−ニング
対象の螺旋フィンチュ−ブ群又は機器群の端まで完全に
クリ−ニングできるとともに、隣接する位置にある耐火
レンガ等で構築された構造物に、高速で噴射されるスラ
リ−状研掃材が直接噴射されるのを阻止する噴射が可能
な構造のノズルを、請求項()、請求項()、又
は、請求項()いずれかに記載のチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置に具備せしめたものである。
【0045】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器
群間を奥深く差し込み可能に細身長大に形成され上流側
と下流側間に軸線に対し一側に適宜な吹出角度をとった
一の噴射口、若しくは、両側に適宜な吹出角度をとった
複数の噴射口を備え上流側に連結部が備えられた下流側
閉塞構造のノズルと、下流側が該連結部と脱着可能に連
結され上流側が前記した研掃材を含む加圧エア圧送ホ−
スのノズル装着口に装着されるとともに下流側と上流側
間に上流側が前記した加圧水供給ホ−スの装着口に装着
された加圧水導入手段が設けられたホ−ス連結・ミキシ
ング部材とから構成された直接衝突阻止による構造物防
護構造のスラリ−状研掃材噴射手段を具備せしめたもの
である。
【0046】請求項(13)の発明にあっては、請求項
17)乃至請求項(21発明に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング方法をドライ状態でなす場合におい
て、複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は
機器群の列端まで完全にクリ−ニングできるとともに、
高速で噴射された研掃材を含む加圧エアがチュ−ブ又は
機器に衝突した結果、乱反射的な飛散により列端の間近
な位置にあり耐火レンガ等により構築された構造物の天
井部等に研掃材が跳ね返って衝突するのを阻止する構造
のノズルを、請求項()、請求項()、請求項
)いずれかの発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−
ニング装置に具備せしめたものである。
【0047】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器
群間を奥深く差し込み可能に細身長大に形成され下流側
に軸線に対し一側に適宜な吹出角度をとった一の噴射口
とその一の噴射口を包むようなして傘部材が設けられ上
流側に連結部が備えられた跳ね返り防止構造のノズル
と、下流側が該連結部と脱着可能に連結され上流側が前
記した研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口
に装着されたホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部
材とから構成された跳ね返り阻止による構造物防護構造
の研掃材を含む加圧エア噴射手段を具備なさしめたもの
である。
【0048】請求項(14)の発明にあっては、請求項
19)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法をウエット状態でなす場合において、複数の列をな
して多段に配列された螺旋フィンチュ−ブ群又は機器群
に列端まで完全にクリ−ニングできるとともに、高速で
噴射されたスラリ−状研掃材が螺旋フィンチュ−ブ群又
は機器群に衝突した結果、乱反射的な飛散により列端の
間近な位置にある耐火レンガ等により構築された構造物
の天井部に、スラリ−状研掃材が跳ね返って衝突するの
を阻止する構造のノズルを、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置に具備せしめたもので
ある。
【0049】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器
群間を奥深く差し込み可能に細身長大に形成され下流側
に軸線に対し一側に適宜な吹出角度をとった一の噴射口
と該一の噴射口を包むようにして傘部材が設けられ上流
側に連結部が備えられた跳ね返り阻止構造のノズルと、
下流側が該連結部と脱着可能に連結され上流側が前記し
た研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に装
着されるとともに下流側と上流側間に上流側が前記した
加圧水供給ホ−スの装着口に装着された加圧水導入手段
が設けられたホ−ス連結・ミキシング部材とから構成さ
れた跳ね返り阻止による構造物防護構造のスラリ−状研
掃材噴射手段を具備なさしめたものである。
【0050】請求項(15)の発明にあっては、ノズル
から噴射された研掃材を含む加圧エアが、クリ−ニング
対象に集中的に噴射されず、しかも、研掃材が有効な摩
擦接触作用をクリ−ニング対象になせる流動ができ、ク
リ−ニング対象のチュ−ブ又は機器が極めて破壊、変形
し易い場合、或いは、複雑な形状をなしている場合でも
所定のクリ−ニングをドライ状態で実行できる構造の、
研掃材を含む加圧エア噴射手段を、請求項()、請求
項()、又は、請求項()いずれかの発明に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置に具備せしめたもの
である。
【0051】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されているノズルに換えて、
上流側に連結部が設けられた比較的短小の筒体と外周に
テ−パ状の螺旋溝が刻設され該筒体内に挿入された螺旋
噴射誘導部材とからなる研掃材螺旋噴射構造のノズル
と、下流側がその連結部と脱着可能に連結され上流側が
前記した研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着
口に装着されたホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入
部材とから構成された螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧
エア螺旋噴射手段を具備なさしめたものである。
【0052】請求項(16)の発明にあっては、ノズル
から噴射されたスラリ−状研掃材が、クリ−ニング対象
に集中的に噴射されず、しかも、スラリ−状研掃材が有
効な摩擦接触作用をクリ−ニング対象になせる流動がで
き、クリ−ニング対象のチュ−ブ又は機器が極めて破
壊、変形し易い場合、或いは、複雑な形状をなしている
場合であっても、所定のクリ−ニングをウエット状態で
実行できる構造の、スラリ−状研掃材噴射手段を、請求
項()、請求項()、又は、請求項()いずれか
の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置に具
備せしめたものである。
【0053】具体的には、請求項()、請求項
)、又は、請求項()いずれかの発明に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を前提とする。そし
て、その装置に、現在具備されている前記したノズルに
換えて、上流側に連結部が設けられた比較的短小の筒体
と外周にテ−パ状螺旋溝が刻設されその筒体内に挿入さ
れた螺旋噴射誘導部材とからなる研掃材螺旋噴射構造の
ノズルと、下流側が該連結部と脱着可能に連結され上流
側が前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着
口に装着されるとともに下流側と上流側間に上流側が前
記した加圧水供給ホ−スの装着口に装着された加圧水導
入手段が設けられたホ−ス連結・ミキシング部材とから
構成された螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段を
具備なさしめたものである。
【0054】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態につい
て説明する。請求項(1)の発明の実行手順により、チ
ュ−ブ群又は機器群の種類、材質、付着した付着物の表
面硬度と厚みを勘案してステップ1を実行しチュ−ブ群
又は機器群を破壊、変形させずに付着物を除去可能な研
掃材を選択する。つぎに、ステップ2を実行し一の噴射
口、若しくは、適宜な吹出角度をとった複数の噴射口を
備えたノズルを選択する。
【0055】ついで、チュ−ブ群又は機器群が一の配列
態様である千鳥形である場合、一の噴射口を備えたノズ
ルに研掃材をエアとともに導く。この後、該ノズルを、
該チュ−ブ群又は機器群と対面する位置上を移動させな
がら噴射動作させ、該一の噴射口から噴射なさしめる。
すると、エアはチュ−ブ群又は機器群間を分流するとと
もに、研掃材は、該エアの分流動作に乗って、やはり、
チュ−ブ群又は機器群間を分流する。そして、係る分流
動作をなす際に、研掃材は、各チュ−ブ又は機器の表面
と摩擦接触する。このため、該表面に付着していた付着
物は剥離されて該表面から脱落して除去される、ステッ
プ3の一例が実行される。
【0056】また、チュ−ブ群又は機器群が他の配列態
様である複数の列である場合、適宜な吹出角度をとった
複数の噴射口を備えたノズルに研掃材をエアとともに導
き、該チュ−ブ群又は機器群間を進入移動させながら、
該複数の噴射口から同時に噴射なさしめる。すると、噴
射移動方向が吹出角度だけ異なる複数方向に研掃材はエ
アとともに噴射されてチュ−ブ群又は機器群間を移動す
る。そして、係る複数方向えの噴射移動により、各チュ
−ブ又は機器の表面と摩擦接触する。このため、該表面
に付着していた付着物は剥離されて脱落して除去され
る、ステップ3の他の例が実行される。
【0057】前記したステップ1乃至ステップ3の一
例、若しくは、ステップ1乃至ステップ3の他の例の実
行により、千鳥形若しくは複数の列の配列態様のチュ−
ブ群又は機器群に対するクリ−ニングが完了する。
【0058】請求項(2)の発明の実行手順により、チ
ュ−ブ群又は機器群の種類、材質、付着した付着物の表
面硬度と厚みに加えて、比重をも勘案してチュ−ブ群又
は機器群を破壊、変形させずに付着物を除去可能な研掃
材を選択するステップ4を実行する。つぎに、請求項
(1)記載のステップ2とステップ3の一例、又は、請
求項(1)記載のステップ2とステップ3の他の例をそ
れぞれ順次実行すると、研掃材はチュ−ブ群又は機器群
の奥深くまで到達し、チュ−ブ群を構成する各チュ−
ブ、若しくは、機器群を構成する各機器の全ての表面に
摩擦接触して付着物を剥離するとともに脱落せしめて除
去され、所定のクリ−ニング作業が完了する。
【0059】請求項(3)の発明の構成により、クリ−
ニングを実行する作業環境、並びに、クリ−ニング対象
物が水分が降りかかっても支障がない場合には、チュ−
ブ群又は機器群を破壊、変形させず親水性のある研掃材
を選択するステップ5の一例を実行する。つぎに、チュ
−ブ群又は機器群が一の配列態様である千鳥形である場
合、水分と研掃材の供給口、及び、一の噴射口を備えた
ノズルを選択するステップ6の一例を実行する。
【0060】ついで、該ノズルに水分と研掃材とを導い
た後、該チュ−ブ群又は機器群と対面する位置上を移動
させながら該ノズルを噴射動作させ、適宜な圧送圧力に
てコントロ−ルしながら該ノズルの一の噴射口から噴射
なさしめるステップ7の一例を実行すると、研掃材はス
ラリ−状態となって該チュ−ブ群又は機器群間を分流す
る。すると、該チュ−ブ群又は機器群を構成する各チュ
−ブ又は機器の表面に、水分のクッション作用により、
衝突エネルギ−が減衰され大きな衝撃力を付与すること
なくスラリ−状態の研掃材が摩擦接触する。このため、
各チュ−ブ又は機器に破壊、変形等を生ぜしめることな
く、これらに付着していた付着物は剥離されて脱落して
除去され、所定のクリ−ニング作業が完了する。
【0061】チュ−ブ群又は機器群が他の配列態様であ
る複数の列となっている場合には、前記供給口、及び、
適宜な吹出角度をとった複数の噴射口を備えたノズルを
選択するステップ6の他の例を実行する。そして、該ノ
ズルを前記チュ−ブ群又は機器群間を進入移動させなが
ら、又、適宜な圧送圧力にてコントロ−ルしながら複数
の噴射口からスラリ−状態の研掃材を噴射なさしめるス
テップ7の他の例を実行すると、前記したと同様にし
て、該チュ−ブ群又は機器群を構成する各チュ−ブ又は
機器に付着していた付着物は剥離されて脱落して除去さ
れ、所定のクリ−ニング作業が完了する。
【0062】クリ−ニングを実行する作業環境、並び
に、クリ−ニング対象が水分が降りかかると支障が生じ
る場合には、チュ−ブ又は機器を破壊、変形させず付着
物を除去可能な質量が小さく、微細な形状であって、砕
けない硬さの研掃材を選択するステップ5の他の例を実
行する。
【0063】つぎに、チュ−ブ群又は機器群が一の配列
態様である千鳥形である場合には、請求項(1)の発明
に記載したステップ2の一例を実行した後、前記ステッ
プ7の一例を順次実行し、チュ−ブ群又は機器群が他の
配列態様である複数の列である場合には、請求項(1)
の発明に記載したステップ2の他の例を実行した後、前
記ステップ7の他の例を実行する。
【0064】すると、研掃材は前記したと同様にしてエ
アとともに高速ではあるが質量が小さいため大きな運動
エネルギ−を帯有しないで流動する。すると、前記チュ
−ブ群又は機器群を構成する各チュ−ブ又は機器の表面
に、大きな衝撃力を付与することなく、エアとともにド
ライ状態の研掃材が摩擦接触する。このため、各チュ−
ブ又は機器に破壊、変形等を生ぜしめることなく、これ
らに付着していた付着物は剥離して脱落し、所定のクリ
−ニング作業が完了する。
【0065】請求項(4)の発明の構成により、クリ−
ニング対象のチュ−ブ群又は機器群の種類、材質、付着
した付着物の表面硬度と厚みに応じてチュ−ブ群又は機
器群を破壊、変形させず付着物を除去可能であって、前
記した請求項(1)、請求項(2)、請求項(3)記載
のいずれかの選択基準のみにより複数の種類の研掃材を
選択し、若しくは、これらの二又は三の異なる選択基準
の組み合わせにより複数の種類の研掃材を選択しこれら
を適宜な塊の結合構造、又は、外包み構造となすステッ
プ8を実行すると多数の研掃作用が異なる複種の研掃材
により構成された研掃材塊が形成される。つぎに、前記
した請求項(1)記載のステップ2とステップ3を順次
実行、請求項(1)記載のステップ2と請求項(3)記
載のステップ7を順次実行、又は、請求項(3)記載の
ステップ6とステップ7を順次実行すると、多数の結合
構造又は外包み構造の研掃材塊はチュ−ブ群又は機器群
に向かって連続噴射される。
【0066】係る連続噴射により、多数の研掃材塊は、
チュ−ブ群又は機器群の前側と連続して衝突して衝撃力
をうける。このため、結合構造又は外包み構造が破壊
し、研掃材塊を構成していた多数の複種の研掃材が飛び
だし裏側に向け連続して流動する。すると、研掃材の種
類ごとに、チュ−ブ群又は機器群中を広範囲に拡散しな
がらの摩擦接触作用、強力な貫流をなしながらの摩擦接
触作用等の固有の動作をなしつつチュ−ブ群又は機器群
に対し研掃作用をなす。このため、相乗効果的な研掃作
用が発揮されて、該チュ−ブ群又は機器群の全てに迅速
に摩擦接触力が作用される結果、これらチュ−ブ群又は
機器群に付着していた付着物は迅速且つ完全に剥離して
脱落して除去される。
【0067】また、請求項(5)の発明の構成により、
請求項(1)乃至請求項(4)の発明の各ステップを順
次実行すると、脱落した付着物の破片、使用済のドライ
状態の研掃材、又は、スラリ−状研掃材等がクリ−ニン
グ作業現場に散乱する。つぎに、これらを適宜な回収装
置を用いて所定の貯蔵槽に輸送するステップ9を実行す
ると、所定のクリ−ニング作業の実行とともにクリ−ニ
ング作業現場が清掃され、完全なクリ−ニング作業が完
了する。
【0068】請求項(6)の発明の構成により、研掃材
収容容器内に蓋体に設けられた研掃材投入口から流入な
さしめて所定量の研掃材を投入する。つぎに、加圧エア
排気配管のストップ弁、エアコック、電磁弁それぞれを
閉状態とする。ついで、コンプレッサ−を動作させる。
すると、圧縮されて加圧された加圧エアは、加圧エア主
流通配管の上流側端から流入し、ミストセパレ−タ、マ
ニホルトブロック、減圧弁を順次経由して電磁弁まで流
動する。
【0069】また、一部の加圧エアは、該マニホルドブ
ロックから分流してノズル操作用エア流通配管と必要に
応じて設けられた防塵マスク用エア流通配管に流入す
る。そして、ノズル操作用エア流通配管に流入した加圧
エアは、ノズル操作用配管口を経由して操作制御用ホ−
スに流入してエアコックまで流動する。一方、防塵マス
ク用エア流通配管に流入した加圧エアは、防塵マスクを
着けた作業者側に流動する。
【0070】つぎに、エアコックを開動作すると、該エ
アコックにより流動が阻止されていた操作制御用ホ−ス
内の加圧エアは、該エアコックから更に下流側に流動
し、操作制御用エア配管口を通って圧送動作制御手段内
に流入する。このため、圧力スイツチに加圧エアのエア
圧が作用され、該圧力スイッチは所定の信号を発する。
すると、制御手段は、電磁弁に開指令を駆動手段に動作
開始指令をそれぞれ発信する。
【0071】このため、加圧エア主流通配管中の電磁弁
は開動作するとともに、駆動手段は動作を開始する。係
る開動作により、該電磁弁により流動を阻止されていた
加圧エアは、更に加圧エア主流通配管中を下流側に流動
し一部は研掃材圧送用エア配管口、ホ−ス、を順次経由
して研掃材を含む加圧エア流通路に流入する。また、エ
アコックを開動作する際に、研掃材収容容器内加圧用エ
ア配管に設けられたストップ弁を開状態とすると、その
他の加圧エアは、研掃材収容容器内加圧エア配管口を通
過した後、該研掃材収容容器内加圧エア配管を経由して
研掃材収容容器内に流入するとともにバルブ部材を上方
側に押し上げる。このため、該研掃材収容容器内は、前
記研掃材を含む加圧エア流通路と同圧に加圧されるとと
もにバルブ部材が前記研掃材投入口を塞いで該研掃材収
容容器は密閉状態となる。
【0072】前記した駆動手段の動作により、回動翼は
回動軸と連動して一側に回動を開始する。すると、研掃
材は、該回動翼により回動力を作用されながら、研掃材
収容容器内を中心側から次第に半径方向外方に押しやら
れ回動翼の翼端に移動する。この後、移動した研掃材
は、固定円盤の外端に受け止められて落流隙間側に移動
して重力の作用を受ける。このため、研掃材は、研掃材
通過穴を経由して研掃材排出部側に連続して定量づつ落
流する。この後、落流した研掃材は、研掃材落流穴を経
由してインナ−ノズル側に落流し、該インナ−ノズルで
更に落流量を絞られて精密に定量づつ落流して、前記研
掃材を含む加圧エア流通路に導かれる。
【0073】すると、研掃材は加圧エアと混合して研掃
材を含む加圧エアとなされ、該研掃材を含む加圧エア流
通路中を下流側に圧送され、該研掃材を含む加圧エア流
通路を通過して研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スに流入
する。この後、研掃材を含む加圧エアは、ノズルからク
リ−ニング対象物に向け噴射されるのである。
【0074】そして、所定時間のノズルからの噴射によ
り、前記研掃材収容容器内の研掃材は空状態となると、
エアコックを閉動作なさしめる。すると、操作制御用ホ
−スから圧送動作制御手段側への加圧エアの流動が阻止
され、圧力スイッチに対する加圧エアのエア圧は作用し
なくなる。このため、該圧力スイッチは、所定の信号を
発信する。すると、制御手段は、電磁弁に閉指令を駆動
手段に停止指令をそれぞれ発信する。係る停止指令によ
り、前記駆動手段の回動が停止して前記回動翼の回動が
停止する。
【0075】また、これと同時に前記電磁弁は閉動作
し、加圧エア主流通配管での電磁弁が設けられた位置か
ら下流側への流動が阻止される。すると、研掃材を含む
加圧エア圧送ホ−スと研掃材収容容器内への加圧エアの
流入が停止する。つぎに、加圧エア排気配管に設けられ
たストップ弁を開状態として研掃材収容容器内の加圧エ
アを大気中に排気すると、該研掃材収容容器内は大気圧
と同圧となる。また、バルブ部材は降下して研掃材投入
口と接触しなくなり、該研掃材収容容器の密閉状態が解
消して、該研掃材収容容器内に再度研掃材を投入可能と
なる。
【0076】請求項(7)の発明の構成により、研掃材
収容容器内に研掃材群を研掃材投入口から投入すると、
重力の作用により該研掃材収容容器内のノズル状排出部
材を経由して、回動停止しているロ−タリフィ−ダによ
り落下阻止されて堆積する。そして、後続して研掃材群
を同様に連続投入すると、先に推積された研掃材の上方
に順次堆積した状態で、ノズル状排出部材内から円筒部
材内の適宜高さ位置に至るまで堆積されて所定量の研掃
材が研掃材収容容器内に貯蔵される。
【0077】つぎに、加圧エア排気配管に設けられたス
トップ弁を閉動作なさしめる一方、操作制御用ホ−スに
設けられたエアコックを開動作なさしめる。ついで、コ
ンプレッサ−を動作させると、加圧エアはドライセパレ
−タ−に流入して一時的に一定容量が蓄えられた後、加
圧エア主流通配管に流入し減圧弁にて調圧される。そし
て、一部の加圧エアは、操作制御作用ホ−スと必要に応
じて設けられた防塵マスク用エア流通配管に流入する。
該操作制御用ホ−スに流入した加圧エアは、上流側から
エアコックを経由して下流側に流動してピンチバルブに
加圧エアを作用なさしめる。
【0078】すると、該ピンチバルブは、研掃材を含む
加圧エア圧送ホ−スの上流側の流路を遮断する作用をな
す。一方、防塵マスク用エア流通配管に流入した加圧エ
アは防塵マスク用加圧エア圧送ホ−スを通って防塵マス
クを着けた作業者側に流動する。また、他の加圧エア
は、研掃材圧送用加圧エア供給口、中継ホ−スを順次経
由して研掃材を含む加圧エア流通路中を流動して、研掃
材を含む加圧エア圧送ホ−スの上流側に流入し、ピンチ
バルブが設けられた位置まで流動する。つぎに、エアコ
ックを閉動作なさしめると、該エアコックから下流側に
は加圧エアは流動しなくなり、ピンチバルブは前記した
遮断作用をしなくなる。
【0079】このため、研掃材を含む加圧エア圧送ホ−
スに流入した加圧エアは、該ピンチバルブが設けられい
る位置より更に下流側に流動する。これと略同時に、研
掃材収容容器内加圧用エア配管中に設けられたストップ
弁を開状態とすると、加圧エア主流通配管内のその他の
加圧エアは、該研掃材収容容器内加圧用エア配管に流入
し下流側に流動する。すると、前記したと同様にして、
研掃材収容容器内は、研掃材を含む加圧エア流通路と同
圧に加圧された状態で密閉される。これと同時に駆動手
段を動作させると、ロ−タリフィ−ダは一側に回動を開
始し、落流を阻止されていた研掃材群は、回動方向に送
られた後、上流側ケ−ス内の下方に落流し、受渡し流通
穴を経由してインナ−ノズル側に落流する。
【0080】この後、該インナ−ノズルで更に落流量を
絞られて精密に定量づつ落流し、前記研掃材を含む加圧
エア流通路に導かれる。すると、研掃材は、加圧エアと
混合して研掃材を含む加圧エアとなされ、研掃材を含む
加圧エア流通路中を下流側に圧送され、研掃材を含む加
圧エア圧送ホ−スに流入する。この後、該研掃材を含む
加圧エアは、該研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス中を流
動してノズルに到達し、該ノズルからクリ−ニング対象
物に向け噴射される。そして、所定時間、研掃材を含む
加圧エアをノズルから噴射なさしめると、前記研掃材収
容容器内は空状態となる。
【0081】ついで、エアコックを開動作させ前記した
作用により研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スの上流側を
遮断して下流側への加圧エアの流動を阻止するととも
に、駆動手段の動作を停止してロ−タリフィ−ダ−の回
動を停止する。そして、請求項(6)の発明の作用の項
にて説明したと同様にして研掃材収容容器内を密閉状態
から開放して大気圧と同圧となさしめた後、研掃材収容
容器内に前記したと同様にして再度研掃材を投入して所
定量の研掃材を収容すると、所定のクリ−ニングをなす
ための研掃材を含む加圧エアの噴射が可能な状態とな
る。
【0082】請求項(8)の発明の構成により、請求項
(6)又は請求項(7)の発明に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置を前記したと同様にして研掃材を連
続して圧送するための動作をなさしめた後、研掃材を含
む加圧エアを、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機器
群に噴射なさしめる動作を所定時間実行する。すると、
これらに付着していた付着物は破片となって脱落し、使
用済みの研掃材とともにクリ−ニング作業現場に散乱す
る。つぎに、集塵機を動作させると、散乱した付着物の
破片と使用済みの研掃材は吸引され、吸引ホ−スを通っ
て集塵機に全て収容され、クリ−ニング作業現場は清浄
な状態となる。
【0083】請求項(9)の発明の構成、又は、請求項
(10)の発明の構成により、加圧水供給機構を動作さ
せると、水が、給水タンクから給水用ホ−スを経由して
ポンプユニットに供給され、該ポンプユニットにて、該
水は、所定圧に加圧される。つぎに、前記した請求項
(6)の発明にて説示した他の機構等、又は、請求項
(7)の発明にて説示した他の機構等を同様に動作なさ
しめると、研掃材を含む加圧エアは、研掃材を含む加圧
エア圧送ホ−スを経由してスラリ−状研掃材噴射手段の
上流側に流入する。これと同時に、前記加圧水も、加圧
水圧送ホ−ス、加圧水導入手段を順次経由して該上流側
に流入なさしめる。
【0084】すると、該上流側内で研掃材を含む加圧エ
アと加圧水とが出会って瞬時にミキシングされてスラリ
−状研掃材が現出される。この後、該スラリ−状研掃材
は、スラリ−状研掃材噴射手段の上流側に流動した後、
該スラリ−状研掃材噴射手段の噴射口からクリ−ニング
対象に噴射され、前記した請求項(3)、請求項
(4)、又は、請求項(5)の発明をウエット状態で実
行するチュ−ブ及び機器のクリ−ニンク方法が実行され
る。
【0085】請求項(11)の発明の構成により、請求
項(9)又は請求項(10)の発明に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置と同様にして、スラリ−状研掃
材を現出なさしめるに至るまでの動作と該スラリ−状研
掃材をクリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機器群に噴射
なさしめる動作とを所定時間実行する。すると、これら
に付着していた付着物は破片となって落下する。この際
に、噴射した時点からの時間経過によりスラリ−状態を
消失する場合は親水性の研掃材が完全に溶けた水分が、
時間が経過してもスラリ−状態を維持できる場合はスラ
リ−状研掃材が付着物の破片とともに落流し、クリ−ニ
ング作業現場を浸す。つぎに、バキュ−ムポンプユニッ
トを動作させると、付着物の破片とともに研掃材が完全
に溶けた水分、又は、スラリ−状研掃材は吸引され、吸
引ホ−スを通ってバキュ−ムユニットに全て収容され、
クリ−ニング作業現場は清浄な状態となる。
【0086】請求項(12)の発明の構成により、研掃
材を含む加圧エア噴射手段を構成するノズルを、複数の
列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群の一
の隣接隙間に差し込み、裏側に進入移動なさしめる。そ
して、係るノズルの進入移動と同時に、本発明に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を、請求項(6)、
請求項(7)、又は、請求項(8)の発明に係るチュ−
フ及び機器のクリ−ニング装置と同様にして、研掃材を
連続して圧送するための動作をなさしめると、前記した
と同様の経路を経て、研掃材を含む加圧エアは、研掃材
を含む加圧エア噴射手段に圧送された後、適宜な吹出角
度をとった一の噴射口又は複数の噴射口から噴射され
る。
【0087】すると、研掃材は、請求項(1)の発明、
及び、請求項(2)の発明のそれぞれの作用の項にて説
示した如く、一の列間の差し込み口の前側から裏側に至
る該吹出角度方向に位置するチュ−ブ又は機器の表面と
摩擦接触し、該表面に付着していた付着物を剥離して脱
落なさしめる。この後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群
又は機器群の全ての列間について、ノズルの同様な進入
移動と、該進入移動と連係する研掃材を含む加圧エアの
噴射動作を反復して実行すると、全てのチュ−ブ又は機
器の前側から裏側に至る全表面に付着していた付着物は
除去される。
【0088】請求項(13)の発明の構成により、スラ
リ−状研掃材噴射手段を構成するノズルを、複数の列を
なして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群の一の列
間に差し込み前側から裏側に進入移動なさしめる。そし
て、係る進入移動と同時に、本発明に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置を、請求項(9)、請求項(1
0)、又は、請求項(11)の発明に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置と同様にして、親水性のある研
掃材を連続して圧送するための動作と加圧水を供給する
ための動作をなさしめると、前記したと同様の経路を経
て、圧送された研掃材を含む加圧エアと加圧水とがホ−
ス連結・ミキシング部材内で会合して瞬時にミキシング
され、スラリ−状研掃材が現出される。この後、該スラ
リ−状研掃材はノズル側に流動し、適宜な吹出角度をと
った一の噴射口又は複数の噴射口から噴射される。
【0089】すると、スラリ−状研掃材中の微細な研掃
材粒の結晶体が水分のクッション作用をともないつつ、
請求項(3)の発明の作用の項にて説示した如く、一の
列間の差し込み口の前側から裏側に至る該吹出角度方向
と周辺に位置するチュ−ブ又は機器の表面と摩擦接触す
る。このため、該表面に付着していた付着物は剥離して
脱落されるとともに、使用済みのスラリ−状研掃材、又
は、親水性の研掃材が完全に溶けた水分が落流する。こ
の後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機器群の全て
の列間について、ノズルの同様な進入移動と、該進入移
動と連係するスラリ−状研掃材の噴射動作を反復して実
行すると、全てのチュ−ブ群又は機器群の前側から裏側
に至る全表面に付着していた付着物は除去される。
【0090】請求項(14)の発明の構成により、研掃
材を含む加圧エア噴射手段を構成するノズルを、千鳥形
であって多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群と対面
させる。つぎに、本発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置を、請求項(6)、請求項(7)、又は、
請求項(8)いずれかの発明に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置と同様にして研掃材を連続して圧送す
るための動作をなさしめると、前記したと同様の経路を
経て、研掃材を含む加圧エアは、研掃材を含む加圧エア
噴射手段に圧送された後、ノズルの噴射口から噴射され
る。
【0091】すると、研掃材は加圧エアとともに前記し
た如く分流動作する。そして、研掃材は、この際にチュ
−ブ又は機器の表面と摩擦接触し、該表面に付着してい
る付着物を剥離して脱落なさしめる。この後、対面位置
を移動しつつ研掃材を含む加圧エアを噴射なさしめる
と、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機器群間を余す
ところなく分流する。このため、多数の研掃材は、全て
のチュ−ブ又は機器の表面と摩擦接触し、これらに付着
している付着物を除去する。
【0092】請求項(15)の発明の構成により、スラ
リ−状研掃材噴射手段を構成するノズルを、千鳥形であ
って多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群と対面させ
る。つぎに、請求項(9)、請求項(10)、又は、請
求項(11)いずれかの発明に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置と同様にして、親水性のある研掃材を
連続して圧送するための動作と加圧水を供給するための
動作をなさしめる。すると、前記したと同様の経路を経
て、研掃材を含む加圧エアと加圧水とがホ−ス連結・ミ
キシンク部材内で出会って瞬時にミキシングされスラリ
−状研掃材が現出される。そして、該スラリ−状研掃材
は、ノズル側に流動し噴射口から噴射される。
【0093】すると、該スラリ−状研掃材は、前記した
如く分流動作しつつスラリ−状研掃材中の微細な研掃材
粒の結晶体が水分のクッション作用を伴いつつチュ−ブ
又は機器と摩擦接触し、該表面に付着している付着物を
剥離して脱落なさしめる。この後、対面位置を移動しつ
つスラリ−状研掃材を連続して噴射なさしめる。する
と、該スラリ−状研掃材は、クリ−ニング対象のチュ−
ブ群又は機器群間を余すところなく分流しつつ、全ての
チュ−ブ又は機器の表面と摩擦接触し、これらに付着し
ている付着物を除去する。
【0094】請求項(16)の発明の構成により、直接
衝突阻止による構造物防護構造の研掃材を含む加圧エア
噴射手段を構成する下流側閉塞構造のノズルを、複数の
列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群の一
の列間に差し込み、前側から裏側に進入移動させる。そ
して、係る進入移動と同時に、本発明に係るチュ−ブ及
び機器のクリ−ニング装置を、請求項(6)、請求項
(7)、又は、請求項(8)の発明に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置と同様にして研掃材を連続して
圧送するための動作をなさしめる。すると、前記したと
同様の経路を経て、研掃材を含む加圧エアは、ホ−ス連
結・研掃材を含む加圧エア導入部材に流入する。この
後、該研掃材を含む加圧エアは、下流側閉塞構造のノズ
ル側に更に流動して上流側と下流側間に設けられた一の
噴射口、若しくは、複数の噴射口から噴射される。
【0095】すると、前記したと同様にしてチュ−ブ群
又は機器群のうち前側から裏側に配置されているチュ−
ブ又は機器に付着している付着物が除去される。そし
て、研掃材を含む加圧エアの噴射をなさしめつつ、該下
流側閉塞構造のノズルを更に裏側に進入移動させて下流
側端を耐火レンガ等の構造物の一部位と接触なさしめる
と、最も裏側に配置されているチュ−ブ又は機器には研
掃材を含む加圧エアが噴射されるが、該構造物の一部位
には研掃材を含む加圧エアは直接噴射されない。このた
め、最も裏側に配置されたチュ−ブ又は機器の表面に付
着している付着物は除去される一方、該構造物の一部位
には研掃材は衝突せず衝撃的な力が作用しないため、損
傷、変形等はしない。
【0096】この後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又
は機器群の全ての列間について、下流側閉塞構造のノズ
ルの同様な進入移動と、該進入移動と連係する研掃材を
含む加圧エアの噴射とを反復して実行すると、該チャ−
ブ群又は機器群と隣接する構造物に何らの損傷、変形等
を生じさせることなく、全てのチュ−ブ又は機器の表面
に付着している付着物が除去される。
【0097】請求項(17)の発明の構成により、直接
衝突阻止による構造物防護構造のスラリ−状研掃材噴射
手段を構成する下流側閉塞構造のノズルを、複数の列を
なして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群の一の列
間に差し込み、前側から裏側に進入移動させる。そし
て、係る進入移動と同時に、請求項(9)、請求項(1
0)、又は、請求項(11)の発明に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置と同様にして、親水性のある研
掃材を連続して圧送するための動作と加圧水を供給する
ための動作をなさしめる。すると、前記したと同様の経
路を経て、研掃材を含む加圧エアと加圧水とが、ホ−ス
連結・ミキシング部材内で出会って瞬時にミキシングさ
れ、スラリ−状研掃材が現出される。この後、該スラリ
−状研掃材は、下流側閉塞構造のノズル側に流入して、
上流側と下流側間に設けられた一の噴射口、若しくは、
複数の噴射口から噴射される。
【0098】すると、前記したと同様にして前側から裏
側に配置されたチュ−ブ又は機器に付着している付着物
は除去される。そして、スラリ−状研掃材を噴射なさし
めつつ下流側閉塞構造のノズルを更に裏側に進入移動さ
せ、下流側端を耐火レンガ等により構築された構造物の
一部位と接触なさしめると、最も裏側に配置されたチュ
−ブ又は機器にはスラリ−状研掃材が噴射されるが、該
構造物の一部位には直接噴射されない。このため、最も
裏側に配置されているチュ−ブ又は機器に付着されてい
る付着物は除去されるが、該構造物の一部位には直接ス
ラリ−状研掃材が衝突せず、衝撃的な力が作用しないた
め、損傷、変形等はしない、
【0099】この後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又
は機器群の全ての列間について下流側閉塞構造のノズル
の同様な進入移動と、進入移動と連係するスラリ−状研
掃材の噴射を反復して実行すると、該チュ−ブ群又は機
器群と隣接する構造物には何らの損傷、変形を生じさせ
ることなく、全てのチュ−ブ又は機器の表面に付着して
いる付着物が除去される。
【0100】請求項(18)の発明の構成により、跳ね
返り阻止による構造物防護構造の研掃材を含む加圧エア
噴射手段を構成する跳ね返り阻止構造のノズルを、複数
の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群の
一の隣接隙間に差し込み、前側から裏側に進入移動なさ
しめる。そして、係る進入移動と同時に、請求項
(6)、請求項(7)、又は、請求項(8)の発明に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置と同様にして、
研掃材を連続して圧送するための動作をなさしめる。す
ると、前記した経路を経て、研掃材を含む加圧エアは、
ホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材に流入す
る。この後、更に、跳ね返り阻止構造のノズル側に流動
し、一の噴射口から研掃材を含む加圧エアが噴射され
る。
【0101】すると、多数の研掃材は、チュ−ブ群又は
機器群のうち前側から裏側に配置されているチュ−ブ又
は機器の表面と衝突して付着物を除去する摩擦接触作用
をなす。この際に、一部の研掃材は、弾かれてチュ−ブ
又は機器の周囲の耐火レンガ等により構築された構造物
の天井部等側に飛散しようとする。しかし、係る飛散の
途上で傘部材により再度弾かれて跳ね返りが阻止される
ため、該構造物の天井部側には研掃材は衝突せず、損
傷、変形することはない。
【0102】この後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又
は機器群の全ての列間について、跳ね返り阻止構造のノ
ズルの同様な進入移動と、該進入移動と連係する研掃材
を含む加圧エアの噴射とを反復実行すると、該チュ−ブ
群又は機器群と隣接する位置にある構造物の天井部等に
何らの損傷、変形を生じさせることなく、全てのチュ−
ブ又は機器の表面に付着している付着物が除去される。
【0103】請求項(19)の発明の構成により、跳ね
返り阻止による構造物防護構造のスラリ−状研掃材噴射
手段を構成する跳ね返り阻止構造のノズルを、複数の列
をなして多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群の一の
列間に差し込み、前側から裏側に進入移動なさしめる。
そして、係る進入移動と同時に、請求項(9)、請求項
(10)、又は、請求項(11)の発明に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置と同様にして、研掃材を連
続して圧送するための動作と加圧水を供給するための動
作をなさしめる。すると、前記した経路を経て、スラリ
−状研掃材が現出される。この後、該スラリ−状研掃材
は、ホ−ス連結・ミキシング部材から跳ね返り阻止構造
のノズル側に進入し、該跳ね返り阻止構造のノズルの一
の噴射口から噴射される。
【0104】係る噴射により、スラリ−状研掃材は、チ
ュ−ブ群又は機器群のうち前側から裏側に配置されてい
るチュ−ブ群又は機器群の表面と衝突して付着物を除去
する摩擦接触作用をなす。この際に、一部のスラリ−状
研掃材は、飛び散ったり若しくは撥ね飛ばされ、チュ−
ブ又は機器の周囲の耐火レンガ等により構築された構造
物の天井部等に到達しようとする。しかし、係る飛び散
り若しくは跳ね返りの途上で、傘部材により、構造物の
天井部等が配置されている位置と反対側に再度撥ね飛ば
されて跳ね返りが阻止されるため、該構造物の天井部等
にはスラリ−状研掃材は衝突せず破壊、変形は生じな
い。
【0105】この後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群又
は機器群の全ての列間について、跳ね返り阻止構造のノ
ズルの同様な進入移動と、該進入移動と連係するスラリ
−状研掃材の噴射を反復実行すると、該チュ−ブ群又は
機器群と隣接する位置にある構造物の天井等に何らの損
傷、変形等を生ぜしめることなく、全てのチュ−ブ又は
機器に付着している付着物は除去される。
【0106】請求項(20)の発明の構成により、螺旋
噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段を構成する螺
旋噴射構造のノズルを、千鳥形であって多段に配列され
たチュ−ブ群又は機器群と対面させる。つぎに、請求項
(6)、請求項(7)、又は、請求項(8)の発明に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置と同様にして、
研掃材を連続して圧送するための動作をなさしめる。す
ると、研掃材を含む加圧エアは、ホ−ス連結・研掃材を
含む加圧エア導入部材に流入し、更に、筒体内の螺旋噴
射誘導部材側に直動的に流動する。
【0107】この後、直動的に流動してきた研掃材を含
む加圧エアは、テ−パ状の螺旋溝により案内されなが
ら、強制的に流動エネルギ−が減じられつつ螺旋状流動
をなして前記螺旋噴射構造のノズルの下流側に流動し、
下流側端にて螺旋流動方向に減じられた流動エネルギ−
だけ噴射圧が低下して噴射される。係る噴射により、研
掃材を含む加圧エアは、噴射当初は螺旋噴射方向ごとの
複数のグル−プに別れ、噴射距離が進につれて同方向に
投網状に拡散して対面しているチュ−ブ群又は機器群に
到達する。
【0108】すると、チュ−ブ群又は機器群には、前記
した減じられた流動エネルギ−だけ相殺された衝突エネ
ルギ−が分散されて付与される。このため、該チュ−ブ
群又は機器群には、減じられた流動エネルギ−だけ弱め
られた摩擦接触力が分散して作用されるので、チュ−ブ
群又は機器群が破壊、変形等することはない。また、研
掃材が投網状に拡散しつつ摩擦接触作用をするので、複
雑に入り組んだ箇所にも研掃材が進入でき、また、摩擦
接触作用方向が適宜変化し、複数方向から摩擦接触作用
を受けるので、強固に付着している付着物、複雑に入り
組んだ箇所に付着している付着物等は完全に除去され
る。
【0109】請求項(21)の発明の構成により、螺旋
噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段を構成する螺旋噴
射構造のノズルを、千鳥形であって多段に配列されたチ
ュ−ブ群又は機器群と対面させる。つぎに、請求項
(9)、請求項(10)、又は、請求項(11)の発明
に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置と同様にし
て、親水性の研掃材を連続して圧送するための動作と加
圧水を供給するための動作をなさしめる。すると、前記
したと同様の経路を経て、研掃材を含む加圧エアと加圧
水とが、ホ−ス連結・ミキシング部材内で出会って瞬時
にミキシングされスラリ−状研掃材が現出される。そし
て、該スラリ−状研掃材は、筒体内の螺旋噴射誘導部材
側に直動的に流動する。
【0110】この後、直動的に流動してきたスラリ−状
研掃材は、請求項(20)の発明の作用の項にて説示し
た如くして前記螺旋噴射構造のノズルの下流側に流動
し、下流側端にて螺旋流動方向に噴射される。そして、
この後、該スラリ−状研掃材は、噴射当初は螺旋噴射方
向ごとの複数のグル−プに別れて、噴射距離が進につれ
投網状に拡散しながら、対面しているチュ−ブ群又は機
器群に到達する。
【0111】すると、請求項(20)の発明の作用の項
にて説示した如くして、チュ−ブ群又は機器群には減じ
られた流動エネルギ−だけ力が弱められた摩擦接触力が
分散して作用されるので、チュ−ブ群又は機器群は破
壊、変形しない。また、スラリ−状研掃材中の微細な研
掃材粒の結晶体が水分のクッショク作用を伴って螺旋運
動をしつつ極めて破壊、変形しやすく複雑な形状をした
クリ−ニング対象物に摩擦接触作用をするので、複雑に
入り組んだ箇所にもスラリ−状研掃材が進入でき、さら
に、摩擦接触作用方向が適宜変化し、複数方向から摩擦
接触作用を受けることになるので、強固に付着している
付着物、複雑に入り組んだ箇所に付着している付着物等
も完全に除去される。
【0112】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の好適な実
施例を説明する。まず、請求項(1)の発明の一実施例
を説明する。図1は千鳥形であって多段に配列されたチ
ュ−ブ群間をエアとともに研掃材が各チュ−ブ表面と適
宜接触しながら分流し貫流する態様の一例を、図2は同
チュ−ブ群間をエアとともに研掃材が各チュ−ブ表面と
適宜接触しながら分流し貫流する態様の他の例を、図3
は同チュ−ブ群間をエアとともに研掃材が各チュ−ブ表
面と適宜接触しながら分流し貫流する態様のその他の例
を、図4は噴射された研掃材を含む加圧エアがチュ−ブ
と衝突して分流される挙動の一例を、図5は同衝突によ
り分流される挙動の他の例を、図6は同衝突により分流
される挙動のその他の例を、図7は噴射位置の変動をも
勘案して前記分流される挙動の一例を、それぞれ正面側
から拡大してみた場合を模式的に示し、図66はクリ−
ニング方法及び研掃材の選択の態様をフロ−チャ−ト的
に示したものである。
【0113】図66を参照して、クリ−ニング対象が、
燃料を焚燃するボイラ−を構成する高温部のチュ−ブで
あって容易に破壊、変形しない鋼製であるとともに、該
チュ−ブの外周に極めて硬い煤スケ−ル等が厚く付着し
ている場合には、大径の丸い形状であって硬度の大きい
鋼球等のA粒状の金属性研掃材を、比較的柔らかいスケ
−ル等が薄く付着している場合には、小径の丸い形状で
あって硬度の大きい鋼球等のB粒状の金属性研掃材をそ
れぞれ研掃材として選択するステップ1の一例を実行す
る。尚、該粒状の金属性研掃材には、硬度の高いステン
レス製や硬度の比較的低い軟鋼製等があり、硬いスケ−
ル等が付着している場合にはステンレス製のC粒状の金
属製研掃材を、比較的硬度の低いスケ−ル等が付着して
いる場合には軟鋼製のD粒状の金属性研掃材をそれぞれ
研掃材として採用するといったように、粒状の金属製研
掃材の材質と付着している煤スケ−ル等の硬度とを勘案
して研掃材を選択する場合もある。
【0114】つぎに、図1乃至図3に示すように、クリ
−ニング対象が千鳥形であって多段に配列されたチュ−
ブ群1である場合には、前記したA粒状の金属性研掃材
乃至D粒状の金属製研掃材のうちのいずれかの粒状の金
属製研掃材(以下「ステップ1の一例に係る研掃材」と
する。)を加圧エアとともに、該チュ−ブ群1の軸線A
Xと平行に噴射させる一の噴射口3が備えられたノズル
5を選択するステップ2の一例を実行する。ついで、前
記したステップ1の一例に係る研掃材を加圧エアととも
に一の噴射口3から前記チュ−ブ群1の一番チュ−ブ列
1Aから他側チュ−ブ列1Cに対面移動(図1乃至図3
に示す矢印7方向)させながらチュ−ブ群1に対し連続
噴射させるステップ3の一例を実行する。
【0115】以上説明したステップ1の一例を実行した
後、ステップ2の一例を実行し、しかる後に、ステップ
3の一例を実行する手順から本実施例に係るチュ−ブ及
び機器のクリ−ニング方法が構成されている。
【0116】つぎに本実施例の実施の形態について説明
する。図1乃至図3に示すように、ステップ1の一例の
実行により選択した前記したステップ1の一例に係る研
掃材を加圧エアとともに、ステップ2の一例の実行によ
り採用された一の噴射口3を備えたノズル5に供給す
る。つぎに、該ノズル5を噴射動作なさしめると、ボイ
ラを構成するチュ−ブ群1に対し、前記軸線AXと略平
行に多数のステップ1の一例に係る研掃材を運搬しなが
ら加圧エアは連続して噴射される。
【0117】すると、図1、図4乃至図6に示すよう
に、エア流は略前記軸線AXに対し平行状態で流動し、
一側チュ−ブ列1Aの前側正面に配設されたチュ−ブ1
A1に接近して該チュ−ブ1A1の前面円弧1A1aに
付着しているスケ−ルS等と衝突して接触した後、該前
面円弧1A1aと隣接する円弧に沿って分流する。この
ため、多数のステップ1の一例に係る研掃材の一部は、
該前面円弧1A1aに付着しているスケ−ルS等に衝突
エネルギ−を作用させるとともに摩擦接触する結果、該
前面円弧1A1aに付着していたスケ−ルS等は剥離さ
れて前記チュ−ブ1A1から脱落する。また、その他の
ステップ1の一例に係る研掃材は、前記加圧エアの分流
動作に乗って前記前面円弧1A1aと隣接する隣接円弧
1A1bに付着しているスケ−ルS等と摩擦接触しつつ
運搬される。この結果、該隣接円弧1A1bに付着して
いるスケ−ルS等も剥離されて前記チュ−ブ1A1から
脱落する。
【0118】そして、前記エアが、前記チュ−ブ1A1
の円弧に沿って更に分流されると、該チュ−ブ1A1の
表面に付着しているスケ−ルS等の付着状態(凸凹状態
での付着、一方側に偏った付着、均一且つ滑らかな付着
等)や、加圧エアの分流速度、分流速度の減速程度等に
応じて、図4乃至図6に示すような各例の分流挙動が生
じる。
【0119】このため、図1、図4及び図7に示すよう
に、ステップ1の一例に係る研掃材を含む加圧エアは、
一対の前記隣接円弧1A1b側それぞれから略接線方向
に分流する。すると、前記前側正面に配設された前記チ
ュ−ブ1A1の斜め奥側に配設された多数のチュ−ブ1
Mの前側から奥側(図1及び図7に示す矢印9方向)に
向かって、該多数のチュ−ブ1Mそれぞれの円弧と接
触、若しくは、かすめるようにして流動して貫流する。
【0120】このため、加圧エアにより運搬された多数
のステップ1の一例に係る研掃材は、各チュ−ブの隣接
円弧とつぎつぎと摩擦接触しつつ更に加圧エアにより搬
送され一部は落下する。この結果、これら各チュ−ブの
隣接円弧に付着していたスケ−ルS等は剥離されて脱落
する。そして、千鳥形であって多段に配列されたチュ−
ブ群1のうち前面に配設されている一側チュ−ブ列1
A、中間チュ−ブ列1B、他側チュ−ブ列1C等に対し
順次前記ノズル5を前記軸線AXに対し平行状態で噴射
動作なさしめつつ対面移動をなす手順を実行すると、千
鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群1間を、くま
なく、前記した多数のステップ1の一例に係る研掃材を
含む加圧エアの分流並びに貫流動作と、この動作により
引き起こされる前記した多数のステップ1の一例に係る
研掃材によるスケ−ルS等に対する連続した摩擦接触作
用が実行される。
【0121】図2及び図5に示すように、前記前面円弧
1A1aにて時計方向(図5に示す矢印11方向)と反
時計方向(図5に示す矢印13方向)にそれぞれ分流さ
れたステップ1の一例に係る研掃材を含む加圧エアは、
更に、該前面円弧1A1aの中心点Pから略90度だけ
円弧に沿って、それぞれ分流流動した後、分流流動した
加圧エアの外側は接線方向に流動する一方、一側チュ−
ブ列1Aの前側正面に配設されたチュ−ブ1A1の外壁
と対面接触する内側は更に円弧に沿って移動した後、略
水平に流動する。すると、前面円弧1A1aから時計方
向側と反時計方向側の90度の円弧、及び、該円弧より
更に後面円弧1A1c側に寄った円弧にそれぞれ付着し
ているスケ−ルS等は、それぞれ分流した加圧エアによ
り運搬された多数のステップ1の一例に係る研掃材によ
り連続して摩擦接触され、付着していたスケ−ルS等
は、剥離して破片となって落下する。この結果、前記各
円弧に付着していたスケ−ルS等は除去される。
【0122】係る図5に示す分流動作により、図2に示
すように、時計方向に分流したステップ1の一例に係る
研掃材を含む加圧エアと、反時計方向に分流したステッ
プ1の一例に係る研掃材を含む加圧エアは、ともに、千
鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群1間を扇状に
拡散流動する。すると、裏側に加圧エアが流動するにつ
れて、次第に、加圧エアにより運搬された残存のステッ
プ1の一例に係る研掃材による摩擦接触領域が拡張して
貫流する。このため、前記チュ−ブ群1のうち該摩擦接
触領域内に配設された多数のチュ−ブ1Nそれぞれに付
着しているスケ−ルS等は除去される。そして、前記ノ
ズル5からのステップ1の一例に係る研掃材を含む加圧
エアの噴射を、前記チュ−ブ群1のうち前面に配設され
ている一側チュ−ブ列1A,中間チュ−ブ列1B,他側
チュ−ブ列1C等に対しそれぞれ対面する位置での前記
したノズル5の噴射動作を連続実行すると、一部が重複
しながら前記摩擦接触領域が前記チュ−ブ群1内の全面
にわたって拡張する。
【0123】図3及び図6に示すように、前記前面円弧
1A1aにて時計方向(図6に示す矢印11方向)と反
時計方向(図6に示す矢印13方向)にそれぞれ分流さ
れたステップ1の一例に係る研掃材を含む加圧エアが、
後面円弧1A1cに達するまで略180度円弧に沿って
分流した後、該後面円弧1A1c直前位置にて合流す
る。すると、一側チュ−ブ列1Aの前側正面に配設され
たチュ−ブ1A1の全面が、該加圧エアの分流により運
搬されたステップ1の一例に係る研掃材により摩擦接触
されるため、該全面に付着していたスケ−ルS等は剥離
されて破片となって落下し、除去される。
【0124】図3に示すように、合流したステップ1の
一例に係る研掃材を含む加圧エアは、より奥側に位置す
る同列の多数のチュ−ブ1AAの各前面円弧での分流
と、後面円弧での合流を繰り返しつつ奥側に向け流動
し、同列の多数のチュ−ブ1AAと隣接する列に位置す
るチュ−ブ間を貫流する傾向を生じる。このため、加圧
エアにより運搬されたステップ1の一例に係る研掃材に
より、同列の多数のチュ−ブ1はそれぞれ、前面円弧が
衝突エネルギ−を受けるとともに摩擦接触され、その他
の円弧が摩擦接触される。
【0125】そして、前記ノズル5によるステップ1の
一例に係る研掃材を含む加圧エアの噴射を、千鳥形であ
って多段に配列されたチュ−ブ群1のうち、前面に配設
されている一側チュ−ブ列1A、中間チュ−ブ列1B、
他側チュ−ブ列1C等に対してそれぞれ対面状態で実行
すると、前記チュ−ブ群1Aを構成する全ての列に対
し、前記した加圧エアの流動と、該流動により運搬され
た多数のステップ1の一例に係る研掃材による衝突エネ
ルギ−の付与、並びに、摩擦接触作用をなさしめる手順
が実行される。
【0126】以上説明した多数のステップ1の一例に係
る研掃材を含む加圧エアの分流動作例と、各分流動作に
伴う前記チュ−ブ群1内での裏側へ指向した貫流動作
は、同時に複数例が生じる。このため、千鳥形であって
多段に配列されたチュ−ブ群1の表面に付着されたスケ
−ルS等は、直接、多数のステップ1の一例に係る研掃
材による連続した衝突エネルギ−の作用と摩擦接触を受
ける結果、前記チュ−ブ群1に付着していたスケ−ルS
等は完全に除去されるステップ3の一例が実行され、本
実施例に係るクリ−ニング方法の実行が完了するのであ
る。
【0127】つぎに、請求項(1)の発明の他の実施例
を説明する。図8は吹出角度だけ噴射する方向を異なら
しめて二方向から同時に研掃材を含む加圧エアを噴射し
つつ複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群間を
ノズルが進入移動する状態を、図9はノズルが進入移動
する方向と吹出角度だけ変位した空間位置に位置するチ
ュ−ブの円弧に対し噴射された研掃材を含む加圧エアが
摩擦接触する態様を、それぞれ正面側からみた場合を模
式的に示したものである。
【0128】前記したと同様のステップ1の一例を実行
した後、図8及び図9に示すように、クリ−ニング対象
が複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ2群であ
る場合には、吹出角度を、軸線14に対し一側と他側に
それぞれ、例えば、30度、45度、60度、若しく
は、90度等に傾斜して穿設された一側傾斜噴射口15
と他側傾斜噴射口17からなる二つの噴射口が備えられ
たノズル19を選択するステップ2の他の例を実行す
る。
【0129】ついで、Bチュ−ブ列2Bの前側に位置す
るB列一番チュ−ブ2B1と該Bチュ−ブ列2Bと隣接
するAチュ−ブ列2Aの前側に位置するA列一番チュ−
ブ2A1間を、前側から裏側に向け、前記二つの噴射口
を備えたノズル19を進入移動なさしめながら、前記し
たステップ1の一例に係る研掃材を加圧エアとともに、
前記した吹出角度をとった一側傾斜噴射口15と他側傾
斜噴射口17から同時に連続噴射させる。そして、係る
連続噴射を、A列一番チュ−ブ2A1とB列一番チュ−
ブ2B1間、A列二番チュ−ブ2A2とB列二番チュ−
ブ2B2間等に裏側を指向して順次実行し、複数の列を
なして多段に配列されたチュ−ブ群2それぞれに付着し
ている全てのスケ−ルS等の付着物に多数のステップ1
の一例に係る研掃材を連続して直接衝突させるステップ
3の他の例を実行する。
【0130】前記したステップ1の一例を実行した後、
ステップ2の他の例を実行し、しかる後に、ステップ3
の他の例を実行する手順から本実施例に係るチュ−ブ及
び機器のクリ−ニング方法が構成されている。
【0131】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。図8及び図9に示すように、適宜な吹出角度を
とった二つの噴射口を備えたノズル19を、列をなして
配列されているA列一番チュ−ブ2A1とB列一番チュ
−ブ2B1の間の空間と対面して配設する。ついで、該
ノズル19に加圧エアとともに多数のステップ1の一例
に係る研掃材を供給する。つぎに、該ノズル19を噴射
動作なさしめながら前記空間を前側から奥側に向け(図
8及び図9に示す矢印21方向)移動させる。
【0132】すると、図9に示すように、一側傾斜噴射
口15側に位置する前記A列一番チュ−ブ2A1の前側
円弧2A1a、中間一側円弧2A1b、後側円弧2A1
c側には該一側傾斜噴射口15から、他側傾斜噴射口1
7側に位置する前記B列一番チュ−ブ2B1の前側円弧
2B1a、中間一側円弧2B1b、後側円弧2B1c側
には該他側傾斜噴射口17からそれぞれ、前記二つの噴
射口を備えたノズル19の前記した進入移動に応動し
て、多数のステップ1の一例に係る研掃材含む加圧エア
が噴射される。このため、一側傾斜噴射口15、他側傾
斜噴射口17とそれぞれ対面する前記した各円弧に加圧
エアにより運搬された多数のステップ1の一例に係る研
掃材が順次衝突され、衝突エネルギ−が作用される。こ
の結果、二つの噴射口を備えたノズル19と対面する前
記A列一番チュ−ブ2A1の略一側半円周とB列一番チ
ュ−ブ2B1の略一側半円周に付着しているスケ−ルS
等は剥離して脱落する。
【0133】そして、係る噴射動作をなさしめながら二
つの噴射口を備えたノズル19を、最も奥に位置してい
るA列最後番チュ−ブ2AXとB列最後番チュ−ブ2B
X間にまで移動させると、Aチュ−ブ列2AとBチュ−
ブ列2Bに配列された全てのチュ−ブの略一側半円周に
付着していたスケ−ルS等は除去される。ついで、Aチ
ュ−ブ列2Aと、該Aチュ−ブ列2Aと隣接するCチュ
−ブ列2C間においても、前側から裏側に向け、前記二
つの噴射口を備えたノズル19を、前記した如くステッ
プ1の一例に係る研掃材を含む加圧エアを噴射させつつ
進入移動させると、Aチュ−ブ列2Aに配列された全て
のチュ−ブの他側半円周に付着していたスケ−ルS等が
新たに除去される結果、全周囲のスケ−ルS等が除去さ
れる。この一方、Cチュ−ブ列2Cに配列された全ての
チュ−ブ1の一側半円周に付着されたスケ−ルS等が除
去される。
【0134】係る、先に半円周のみがスケ−ルS等が除
去されたチュ−ブ列と、該チュ−ブ列と隣接し全くスケ
−ルS等が除去されていないチュ−ブ列間での、前記二
つの噴射口を備えたノズル19の、前記した前側から奥
側への進入移動をさせつつ、一側傾斜噴射口15と他側
傾斜噴射口17それぞれから、同時に多数のステップ1
の一例に係る研掃材を加圧エアとともに噴射させる動作
を反復実行すると、複数の列をなして多段に配列された
チュ−ブ群2を構成する全てのチュ−ブの全周に付着し
ていたスケ−ルS等が除去される。
【0135】ついで、請求項(1)の発明のその他の実
施例を説明する。図66を参照して、材質が銅、アル
ミ、チタン、ステンレス等の金属製等のチュ−ブに前記
したほど硬くはないが比較的硬いスケ−ルS等が付着し
ている場合には、粒の大きい穀皮類・オガクズの圧密粉
砕成形粒からなるA粒状の植物性研掃材を、比較的柔ら
かいスケ−ルS等が付着している場合には、粒の小さい
穀皮類・オガクズの圧密粉砕成形粒からなるB粒状の植
物性研掃材をそれぞれを研掃材として選択するステップ
1の他の例を実行する。また、該ステップ1の他の例に
おいて、研掃材として、該穀皮類・オガクズの圧密粉砕
成形粒のかわりに、焙煎破砕し熱湯抽出したコ−ヒ−粕
を適宜乾燥製粒したC粒状の植物性研掃材であってもよ
い。
【0136】尚、穀皮類の一例であるソバがら、モミが
らには、シリカが多く含まれており物体と接触時の摩擦
作用が大であるので研掃材としての機能を顕著に発揮す
る。また、該ソバがら、モミがらを圧密粉砕すると、粉
々となり、一旦、多数のソバがら微細片、モミがら微細
片が現出するが、この際、摩擦熱を発熱してリグニンが
溶出し、該リグニンが、これら微細片相互の接着作用を
なすので、終極的に顆粒成型されたソバから圧密粉砕成
形粒、モミがら圧密粉砕成形粒を得ることができるので
ある。さらに、廃棄のコ−ヒ−粕を乾燥すると、その乾
燥の進展の度合いにより、ソフトな粒子や硬い粒子等ク
ルミ粒に近い硬度に適宜調整できるのである。
【0137】この後、千鳥形であって多段に配列されて
いるチュ−ブ群1に付着しているスケ−ルS等を除去す
る場合には前記したステップ2の一例とステップ3の一
例を順次実行し、複数の列をなして多段に配列されてい
るチュ−ブ群2に付着しているスケ−ルS等を除去する
場合には前記したステップ2の他の例とステップ3の他
の例を順次実行する。このような手順から請求項(1)
の発明のその他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング方法が構成されている。
【0138】つぎに本実施例の実施の形態について説明
する。ステップ1の他の例の実行により穀皮類・オガク
ズの圧密粉砕成形粒からなるA粒状の植物性研掃材、又
は、B粒状の植物性研掃材、若しくは、コ−ヒ−粕乾燥
粒からなるC粒状の植物性研掃材のうちのいずれかの研
掃材(以下「ステップ1の他の例に係る研掃材」とす
る。)を選択した後、クリ−ニング対象が千鳥形であっ
て多段に配列されたチュ−ブ群1である場合には、図1
乃至図3に示すように、前記一の噴射口を備えたノズル
5を選択する。つぎに、該一の噴射口を備えたノズル5
から前記ステップ1の他の例に係る研掃材を含む加圧エ
アを前記したように噴射すると、前記した各例の分流動
作と、該分流動作に伴う貫流動作を複合してなす。
【0139】すると、前記チュ−ブ群1を構成する全て
のチュ−ブの表面に付着したスケ−ルS等に対し加圧エ
アにより運搬された多数のステップ1の他の例に係る研
掃材が連続して直接衝突する。このため、該スケ−ルS
等は、衝突エネルギ−を付与されるとともに摩擦接触さ
れる。この結果、該スケ−ルS等は、前記チュ−ブ群1
の表面から剥離されて破片となって脱落して除去される
ステップ3の一例が実行される。
【0140】クリ−ニング対象が複数の列をなして多段
に配列されたチュ−ブ群2である場合には、図8及び図
9に示すように、前記二つの噴射口を備えたノズル19
を選択する。つぎに、該二つの噴射口を備えたノズル1
9から前記したステップ1の他の例に係る研掃材を含む
加圧エアを前記したように噴射しつつ、各列間を前側か
ら奥側方向に進入移動させる。すると、前記チュ−ブ群
2を構成する全てのチュ−ブの表面に付着しているスケ
−ルS等に前記ステップ1の他の例に係る研掃材が直接
衝突するとともに摩擦接触する結果、該スケ−ルS等は
前記したと同様にして除去されるステップ3の他の例が
実行される。
【0141】尚、クリ−ニングが完了後、ボイラ−を稼
働させて熱を発生させ、該熱を、チュ−ブに伝熱させる
と、チュ−ブに若干だけ付着残留した、ステップ1の他
の例に係る研掃材である前記した穀物類・オガクズの圧
密粉砕成形粒からなるA粒状の植物性研掃材、又は、B
粒状の植物性研掃材、若しくは、前記したコ−ヒ−粕乾
燥粒からなるC粒状の植物性研掃材は燃焼して消滅す
る。このため、ボイラ−の構造が複雑なため、クリ−ニ
ング作業後に、残留した研掃材を回収することが不能な
場合にも好適である。
【0142】つぎに請求項(2)の発明の一実施例を説
明する。図10は千鳥形であって多段に配列されたフィ
ンチュ−ブ群間を研掃材を含むエアが各フィンチュ−ブ
表面と適宜接触しながら分流し貫流する態様の各例をフ
ィンチュ−ブ群の正面側からみた場合を示し、図11は
フィンチュ−ブの表面の各部位ごとに研掃材を含む加圧
エアが分流する態様を斜め前方から一部省略してみた場
合を示したものであって、同図(イ)は一端円筒部位で
の分流態様を、同図(ロ)は第一フィン部での分流態様
を、同図(ハ)は第一中間円筒部位での分流態様をそれ
ぞれ示し、図13はノズルから噴射された研掃材を含む
加圧エアが千鳥形であって多段に配設されたフィンチュ
−ブ群に接触して流動する状態をフィンチュ−ブ群の側
面側から一部省略してみた場合を示したものである。
【0143】まず、図10に示すように、クリ−ニング
対象が、熱交換機を構成し、容易に破壊、変形しない鋼
製の千鳥形であって多段に配列されたフィンチュ−ブ群
23であり、外周に比較的硬いスケ−ル等が付着してい
る場合には、比重が一以上であって物体に衝突しても砕
けないように圧密粉砕成形された穀皮類・オガクズの圧
密粉砕成形粒からなるD粒状の植物性研掃材、若しく
は、コ−ヒ−粕乾燥粒からなるE粒状の植物性研掃材の
いずれかの研掃材(以下「ステップ4の一例に係る研掃
材」とする。)を選択するステップ4の一例を実行す
る。尚、圧密粉砕成形される粒の形状としては、例え
ば、丸、三角形や菱形、不定形等がある。つぎに、前記
したステップ2の一例を実行し、前記した一の噴射口を
備えたノズル5を選択する。
【0144】ついで、図10に示すように、該ノズル5
を噴射動作させて、前記ステップ4の一例に係る研掃材
を加圧エアとともに一の噴射口3から前記フィンチュ−
ブ群23の一側から他側に前記した請求項(1)の発明
の一実施例にて説示した如く対面移動させながら、前記
フィンチュ−ブ群23に対し連続噴射させる、前記した
請求項(1)の発明のステップ3の一例を実行する。こ
のような手順から、請求項(2)の発明の一実施例に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法が構成されてい
る。
【0145】つぎに本実施例の実施の形態について説明
する。図10及び図11に示すように、ステップ4の一
例に実行により選択されたステップ4の一例に係る研掃
材をエアとともに、ステップ2の一例の実行により採用
された一の噴射口を備えたノズル5に供給する。そし
て、該ノズル5を、熱交換機を構成する前記フィンチュ
−ブ群23のうちの一側フィンチュ−ブ列23Aの前側
正面に配設されたフィンチュ−ブ23A1の一端円筒部
位23A1Aに移動させた後、該一端円筒部位23A1
Aと対面する位置にて噴射動作させる。すると、エアは
多数の前記ステップ4の一例に係る研掃材とともに一の
噴射口3から噴出して前記一端円筒部位23A1A方向
に噴射される。
【0146】このため、図10及び図11(イ)に示す
ように、前記ステップ4の一例に係る研掃材を含む加圧
エアは、前記一端円筒部位23A1Aの前面円弧23A
1Aaと衝突する。係る衝突をしても、前記ステップ4
の一例に係る研掃材である場合があるD粒状の植物性研
掃材を構成する穀皮・オガクズの圧密粉砕成形粒は前記
したように圧密粉砕成形され、又は、ステップ4の一例
に係る研掃材である場合があるE粒状の植物性研掃材を
構成するコ−ヒ−粕乾燥粒は前記したように、適宜に乾
燥されて粒状に形成されているので、砕けて飛び散るこ
とがない。このため、前記ステップ4の一例に係る研掃
材は、粒状態を維持して更にエア流に乗って流動し、請
求項(1)の発明の各実施例にて説示した如く、該前面
円弧23A1Aaと隣接する隣接円弧23A1Abに沿
って分流する。
【0147】そして、係る衝突並びに分流により、多数
の前記ステップ4の一例に係る研掃材は、一端円筒部位
23A1Aの前面円弧23A1Aaに付着しているスケ
−ルS等に衝突エネルギ−を作用させるとともに摩擦接
触する結果、該前面円弧23A1Aaに付着していたス
ケ−ルS等は剥離されて落下する。また、その他の前記
ステップ4の一例に係る研掃材の前記した分流動作によ
り、前記前面円弧23A1Aaと隣接する隣接円弧23
A1Abに付着しているスケ−ルS等は、分流移動エネ
ルギ−の一部が作用されるとともに摩擦接触される。こ
のため、該隣接円弧23A1Abに付着しているスケ−
ルS等も剥離されて落下する。
【0148】そして、前記加圧エアが前記一端円筒部位
23A1Aの円弧に沿って更に分流されると、図10に
示すように、請求項(1)の発明の実施例にて説示した
諸要因から、前記した如く(イ)分流乃至(ハ)分流の
ような各分流挙動が、順次或いは同時に生じる。このた
め、前記一側フィンチュ−ブ列23Aと同列に配設され
た奥側に位置する全てのフィンチュ−ブ23ANの各一
端円筒部位に付着しているスケ−ルS等は除去される。
【0149】つぎに、図10及び図11(ロ)に示すよ
うに、前記一の噴射口を備えたノズル5を一端円筒部位
23A1Aから第一フィン部23A1Bに移動させて前
記した噴射動作を実行する。すると、前記したと同様の
噴射、分流動作が再度生起され、前記ステップ4の一例
に係る研掃材を含む加圧エアは、該第一フィン部23A
1Bの前面円弧23A1Baと衝突した後、粒状態を維
持してエア流に乗り該前面円弧23A1Baと隣接する
円弧に沿って分流される。このため、前記したと同様に
して、該前面円弧23A1Baと、これに隣接する円弧
に付着しているスケ−ルS等は剥離して落下する。そし
て、前記加圧エアが更に分流され、前記一側フィンチュ
−ブ列23Aと同列に配設された奥側に位置する全ての
フィンチュ−ブ23ANの各第一フィン部に付着してい
るスケ−ルS等は除去される。
【0150】ついで、該第一フィン部23A1Bと隣接
する第一中間円筒部位23A1C、該第一中間部位23
A1Cと隣接し第一フィン部23A1Bと適宜なフィン
ピッチ間隔E1にて配設された第二フィン部23A1D
等のようにして、円筒部位とフィン部に対し順次交互に
前記ステップ4の一例に係る研掃材を含む加圧エアを、
前記したと同様にして一の噴射口を備えたノズル5から
噴射なさしめる。すると、前記一側フィンチュ−ブ列2
3Aの全ての円筒部位、フィン部に付着しているスケ−
ルS等は剥離して落下するとともに、第一側フィンチュ
−ブ列23Aと同列に配設された奥側に位置する全ての
フィンチュ−ブ23ANの全ての円筒部位、フィン部に
付着しているスケ−ルS等も剥離して落下する。
【0151】そして、図10に示すように、前記一側フ
ィンチュ−ブ列23Aと異なる列に位置された他側フィ
ンチュ−ブ列23Bに対し、前記ステップ4の一例に係
る研掃材を含むエアを、一の噴射口を備えたノズル5か
ら反復して、前記したと同様の噴射動作をなさしめる
と、熱交換機を構成し千鳥形であって多段に配列された
フィンチュ−ブ群23それぞれの全ての円筒部位、フィ
ン部に付着しているスケ−ルS等は全て除去される。
【0152】つぎに、請求項(2)の発明の他の実施例
を説明する。図12は吹出角度だけ噴射方向を異ならし
めた二つの噴射口から同時に研掃材を含む加圧エアを噴
射しつつノズルが、複数の列をなして多段に配列された
フィンチュ−ブ群間を進入移動する状態をフィンチュ−
ブ群の正面側からみた場合を示し、図14は複数の列を
なして多段に配列されたフィンチュ−ブ群間と二つの噴
射口を備えたノズルが進入移動する状態をフィンチュ−
ブ群の側面側から一部省略してみた場合を示し、図15
は同フィンチュ−ブ群間を同ノズルが進入移動する状態
を拡大してフィンチュ−ブ群の正面側から一部省略して
みた場合を示したものである。
【0153】図12に示すように、クリ−ニング対象
が、複数の列をなして多段に配列され容易に破壊、変形
しない金属製等のフィンチュ−ブ群24であって、外周
に比較的硬いスケ−ル等が付着している場合には、図6
6をも参照し、物体に衝突した際に砕けフィンピッチの
三分の一程度の径に圧密粉砕成形された穀皮類・オガク
ズの圧密粉砕成形粒からなるF粒状の植物性研掃材、若
しくは、同様に成形されたコ−ヒ−粕乾燥粒からなるG
粒状の植物性研掃材のいすれかの研掃材(以下「ステッ
プ4の他の例に係る研掃材」とする。)を選択するステ
ップ4の他の例を実行する。つぎに、図12及び図15
に示すように、前記したステップ2の他の例を実行し、
前記した吹出角度をとった二つの噴射口を備えたノズル
19を選択する。
【0154】ついで、該ノズル19を噴射動作なさし
め、前記ステップ4の他の例に係る研掃材を、加圧エア
とともに前記した一側傾斜噴射口15と他側傾斜噴射口
17からなる二つの噴射口から同時に連続噴射させなが
ら、前記フィンチュ−ブ群24の複数の隣接する配列間
それぞれを前側から裏側に向け(図12及び図15に示
す矢印25方向)、前記二つの噴射口を備えたノズル1
9を反復して進入移動させて、該フィンチュ−ブ群24
を構成する全てのフィンチュ−ブそれぞれに付着してい
る全てのスケ−ルS等に直接衝突させる、前記した請求
項(1)の発明のステップ3の他の例と同様のステップ
を実行する。このような手順から、請求項(2)の発明
の他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方
法が構成されている。
【0155】つぎに本実施例の実施の形態について説明
する。図12、図14及び図15に示すように、適宜な
吹出角度をとった二つの噴射口を備えたノズル19を、
列をなして配列されているA列一番フィンチュ−ブ24
A1とB列一番フィンチュ−ブ24B1それぞれの一端
円筒部位24A1A、24B1A間の隙間空間と対面す
る位置に配置する。つぎに、該ノズル19に加圧エアと
ともに前記ステップ4の他の例に係る研掃材を供給す
る。ついで、該ノズル19を噴射動作なさしめながら前
記隙間空間を前側から裏側に向け(図12及び図15に
示す矢印25方向)に進入移動させる。
【0156】すると、図14及び図15に示すように、
該ノズル19の進入移動に応動して、加圧エアとともに
前記ステップ4の他の例に係る研掃材は、一側傾斜噴射
口15を通過して前記A列一番フィンチュ−ブ24A1
の一端円筒部位24A1Aの前側円弧24A1Aa、中
間一側円弧24A1Ab、後側一側円弧24A1Acに
順次衝突される一方、他側傾斜噴射口17を通過して前
記B列一番フィンチュ−ブ24B1の一端円筒部位24
B1Aの前側円弧24B1Aa、中間一側円弧24B1
Ab、後側一側円弧24B1Acに順次衝突される。
【0157】このため、前記各円弧に衝突エネルギ−が
作用されるとともに、前記各円弧は摩擦接触される。こ
の結果、前記A列一番フィンチュ−ブ24A1の一端円
筒部位24A1Aの略一側半円周とB列一番フィンチュ
−ブ24B1の一端円筒部位24B1Aの略半円周に付
着しているスケ−ルS等は剥離して脱落する。
【0158】そして、図12に示すように、係る噴射動
作をなさしめながら二つの噴射口を備えたノズル19
を、正面側からみて最も裏側に位置しているA列最後番
フィンチュ−ブ24AXとB列最後盤フィンチュ−ブ2
4BXにまで進入移動させると、Aフィンチュ−ブ列2
4AとBフィンチュ−ブ列24Bの全ての一端円筒部位
24A1A乃至24AXA、24B1A乃至24BXA
それぞれの略一側半円周に付着していたスケ−ルS等は
除去される。
【0159】つぎに、一旦噴射動作を停止してノズル1
9を抜き出した後、該ノズル19を側面側からみて裏側
方向(図14に示す矢印27方向)に移動させ一側円筒
部位24A1Aと隣接する第一フィン部24A1Bと対
面する位置に配置なさしめる。この後、該ノズル19を
前記したと同様にして再度、進入移動させながら噴射動
作させる。
【0160】すると、図14及び図15に示すように、
前記したと同様にして、エア流に乗った前記ステップ4
の他の例に係る研掃材が、A列一番フィンチュ−ブ24
A1とB列一番フィンチュ−ブ24B1それぞれの第一
フィン部24A1B,24B1Bの前側円弧24A1B
a,24B1Ba、中間一側円弧24A1Bb,24B
1Bb、後側円弧24A1Bc,24B1Bcに順次衝
突して前記した作用をなす。このため、A列一番フィン
チュ−ブ24A1の第一フィン部24A1Bの略一側半
円周と、B列一番フィンチュ−ブ24B1の第一フィン
部24B1Bの略一側半円周に付着しているスケ−ルS
等は剥離して脱落する。
【0161】係る噴射動作をなさしめながら、ノズル1
9を前記したと同様にして進入移動させると、Aフィン
チュ−ブ列24AとBフィンチュ−ブ列24Bの全ての
第一フィン部24A1B乃至24AXB,24B1B乃
至24BXBの略半円周に付着していたスケ−ルS等は
除去される。そして、フィンチュ−ブ群24に対する前
記した側面側からみて裏側方向(図14に示す矢印27
方向)への移動と、Aフィンチュ−ブ列24AとBフィ
ンチュ−ブ列24B間の前記した前側から裏側(図12
に示す矢印25方向)への進入移動をなしつつ、ノズル
19の噴射動作を実行すると、Aフィンチュ−ブ列24
AとBフィンチュ−ブ列24Bに配列された全ての円筒
部と全てのフィン部の略一側半円周に付着しているスケ
−ルS等は除去される。
【0162】つぎに、Aフィンチュ−ブ列24Aと、該
Aフィンチュ−フ列24Aと隣接するCフィンチュ−ブ
列24C間においても、前側から裏側に向け、前記二つ
の噴射口を備えたノズル19を、多数の前記ステップ4
の他の例に係る研掃材を含む加圧エアを噴射させつつ進
入移動させる。すると、Aフィンチュ−ブ列24Aに配
列された全ての円筒部と全てのフィン部の他側半円周に
付着していたスケ−ルS等が新たに除去されて全周囲の
スケ−ルS等が除去される一方、Cフィンチュ−ブ列2
4Cに配列された全ての円筒部と全てのフィン部の一側
半円周に付着されたスケ−ルS等が除去される。
【0163】係る、先に半円周のみがスケ−ルS等が除
去されるフィンチュ−ブ列と、該フィンチュ−ブ列と隣
接し全くスケ−ルS等が除去されていないフィンチュ−
ブ列間での、前記二つの噴射口を備えたノズル19の前
記した側面側からみて裏側方向(図14に示す矢印27
方向)への移動と、前記した前側と裏側(図12に示す
矢印25方向)への進入移動とをさせつつ、一側傾斜噴
射口15と他側傾斜噴射口17それぞれから同時に加圧
エアとともに、多数の前記ステップ4の他の例に係る研
掃材を噴射させる手順を反復実行すると、複数の列をな
して多段に配列されたフィンチュ−ブ群24を破壊、変
形させることなく、全ての全周に付着していたスケ−ル
S等が除去される。
【0164】尚、前記したフィンチュ−ブ群24は、極
めて小さいフィンピッチ間隔にて多数のフィン部が円筒
部外周に設けられ、しかも、狭い空間に多数配列されて
いるため、前記ノズル19にて、前記した如く成形され
たステップ4の一例に係る研掃材を連続して加圧エアと
ともに噴射させると、大部分は除去されたスケ−ルS等
とともに落下するが、各フィン部にこれら粒状の植物性
研掃材が若干残留する場合があるかもしれない。しか
し、該粒状の植物性研掃材は可燃焼性であるので、クリ
−ニングが完了した後、ボイラ−を稼働させて発熱さ
せ、前記フィンチュ−ブ群24に伝熱させると、残留し
たこれら粒状の植物性研掃材は燃焼して消滅する。この
ため、特別な研掃材の回収作業は不要である。
【0165】つぎに、請求項(3)の発明の一実施例を
説明する。図16は研掃材を含む加圧エアが千鳥形であ
って多段に配列された螺旋フィンチュ−ブ群間を各螺旋
フィンチュ−ブの表面と適宜接触しながら前側から裏側
間を分流し貫流する態様を正面側からみた場合を模式的
に示し、図17は研掃材を含む加圧エアが同螺旋フィン
チュ−ブ群間を各螺旋フィンチュ−ブの表面と適宜接触
しながら分流し貫流する態様を側面側からみた場合を模
式的に示したものである。
【0166】クリ−ニング作業環境、並びに、クリ−ニ
ング対象が水分が降りかかっても支障がない場合である
とともに、図16及び図17に示すように、クリ−ニン
グ対象が熱交換機を構成し、極めて容易に破壊、変形し
やすいアルミ製であり、千鳥形であって多段に配列され
た螺旋フィンチュ−ブ群31であって、外周に比較的柔
らかいスケ−ルS等が付着している場合には、図66を
参照し、形状がミクロン単位と非常に小さく親水性のあ
る重曹からなるA粉状の化学性研掃材、若しくは、ミク
ロン単位の穀粉・穀皮粉からなるA粉状の植物性研掃材
のいずれかの研掃材(以下「ステップ5の一例に係る研
掃材」とする。)を選択するステップ5の一例を実行す
る。
【0167】つぎに、水と、該ステップ5の一例に係る
研掃材をそれぞれ別個に供給させる図示を省略した一対
の供給口と該一対の供給口と連通した一の噴射口を備え
たノズル28を選択するステップ6の一例を実行する。
【0168】ついで、図16及び図17に示すように、
該螺旋フィンチュ−ブ群31の一側から他側に前記した
請求項(2)の発明の一実施例にて説示した如く対面移
動させながら適宜な圧送圧力でコントロ−ルしつつ、後
述するスラリ−状研掃材を連続噴射させるステップ7の
一例を実行する。このような手順から請求項(3)の発
明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方
法が構成されている。尚、前記水のかわりにスチ−ムで
あってもよい。
【0169】つぎに本実施例に係る実施の形態を説明す
る。ステップ5の一例を実行し前記したステップ5の一
例に係る研掃材を選択した後、ステップ6の一例を実行
する。係る実行により、図示を省略した一対の供給口と
該一対の供給口と連通された一の噴射口3とを備えたノ
ズル28が選択され、研掃材として選択されたステップ
5の一例に係る研掃材は一の供給口から、加圧水は他の
供給口からそれぞれ流入されて該ノズル28内で出会
う。すると、該ノズル28内でステップ5の一例に係る
研掃材の一例であるA粉状の化学性研掃材を構成する多
数の重曹、若しくは、ステップ5の一例に係る研掃材の
他の例であるA粉状の植物性研掃材を構成する多数の微
粉・穀皮粉が加圧水と瞬時にミキシングされる。このた
め、加圧水中に粉状の重曹若しくは穀粉・穀皮粉が完全
に溶けず摩擦接触作用をなす結晶体を維持した状態で県
濁されてスラリ−状研掃材が現出される。そして、該ス
ラリ−状研掃材は、一の噴射口3から噴射可能な状態と
なる。
【0170】つぎに、該ノズル28を請求項(2)の発
明の一実施例にて説明したと同様にして一側螺旋フィン
チュ−ブ列31A、隣接螺旋フィンチュ−ブ列31B、
他側隣接螺旋フィンチュ−ブ列31C等との対面移動を
なさしめつつステップ7の一例を実行する。すると、前
記スラリ−状研掃材は、一の噴射口3から噴射され、請
求項(2)の発明の一実施例にて説示したと同様にして
前記アルミ製螺旋フィンチュ−ブ群31間を分流しなが
ら貫流する。
【0171】そして、図16に示すように、例えば、前
記スラリ−状研掃材が前記一側螺旋フィンチュ−ブ列3
1Aの最も前側に配設された螺旋フィンチュ−ブ31A
1に達する際には、広い空間容積の導入側螺旋フィン対
面空間SP1を通る。この後、該導入側螺旋フィン対面
空間SP1から前記したと同様のプロセスを経て、スラ
リ−状研掃材は、図16に示す矢印33と矢印35方向
に分流する。この際、螺旋フィン29は、構造上薄いア
ルミ板、鉄板、銅板等が使用され、微細なフィンピッチ
FP間隔にて円筒部位37に螺旋状に設けられているの
で、噴射エアの流れは、導入側螺旋フィン対面空間SP
1から、物理現象上抵抗の少ない極めて狭い空間容積の
螺旋フィン斜め対面空間SP2に一気に加速流動する。
【0172】その後、前記スラリ−状研掃材は、該螺旋
フィン斜め対面空間SP2から比較的空間容積の大きい
流動側螺旋フィン対面空間SP3内を流動する。係る流
動動作により、図16に示すように、該スラリ−状研掃
材は以後、上記したような、螺旋フィン斜め対面空間S
P2と流動側螺旋フィン対面空間SP3とを交互に流動
移動するので、該スラリ−状研掃材は、前記ノズル28
から噴射された当初の噴射速度が若干づつ低下しなが
ら、多段に配列されたアメミ製螺旋フィンチュ−ブ群3
1を貫流することができる、フィンピッチ効果が発揮さ
れるのである。
【0173】そして、図16及び図17に示すように、
前記ノズル28を図17に示す矢印39方向への移動と
図16に示す矢印41方向への対面移動とを反復実行さ
せつつ前記噴射動作を実行する。すると、前記アルミ製
螺旋フィンチュ−ブ群31には細密なフィンピッチFP
にて螺旋フィン29が螺旋状に連なって設けてあり、ま
た、前記一の噴射口3から噴射される際には一定範囲拡
散する状態でスラリ−状研掃材は噴射されることから、
該スラリ−状研掃材は、前記したフィンピッチ効果を伴
って分流し貫流しながら、前記アルミ製螺旋フィンチュ
−ブ群31全ての円筒部位37、及び、螺旋フィン29
部と衝突し、これらと摩擦接触する。
【0174】前記したスラリ−状研掃材が、衝突、或い
は、摩擦接触する際に、鋭敏な摩擦接触作用をなす切り
羽稜線を備えた結晶体が維持されながら、噴射初速が低
速化されるとともに、衝突時に該スラリ−状研掃材の水
分がクッショクの役割を果たす。このため、ミクロン単
位の重曹又は穀粉・穀皮粉の微細粒が連続的に前記円筒
部位37、螺旋フィン部29それぞれに衝突する初期
と、摩擦接触する初期の衝撃力が顕著に減衰され、前記
アルミ製螺旋フィンチュ−ブ31群は破壊、変形しな
い。そして、顕著に減衰された衝突力の作用下、前記結
晶体による摩擦接触力の連続した作用により、該アルミ
製螺旋フィンチュ−ブ群31に付着していたスケ−ルS
等は若干づつ連続的に掻き落とされ、付着していたスケ
−ルS等は除去される。尚、スケ−ルSが除去された
後、重曹は水分中に完全に溶けクリ−ニング作業現場に
落流する一方、穀粉・穀皮粉の微細粒は水分中に溶けず
微細粒状態を維持して水分とともにクリ−ニング作業現
場に落流する。
【0175】つぎに、請求項(3)の発明の他の実施例
及び実施の形態を説明する。クリ−ニング対象が、複数
の列をなして多段に配列されたアルミ製フィンチュ−ブ
群である場合、前記したステップ5の一例を実行した
後、ステップ6の他の例を実行すると、図示を省略し
た、一対の供給口と適宜な吹出角度をとった二つの噴射
口を備えたノズルが選択され、該ノズル内で前記したと
同様にしてスラリ−研掃材が準備され、該スラリ−状研
掃材が該二つの噴射口から同時に噴射可能な状態とな
る。
【0176】つぎに、該ノズルを請求項(2)の発明の
他の実施例にて説明したと同様の進入移動をなさしめつ
つステップ7の他の例を実行すると、該スラリ−状研掃
材は、二つの噴射口から同時に適宜な吹出角度間隔にて
噴射される。すると、アルミ製フィンチュ−ブ群に現出
された全ての隣接列間空間と対面するアルミ製フィンチ
ュ−ブ群の円筒部位と、適宜なフィンピッチにて配設さ
れた多数のフィン部、及び、外側に配設されたアルミ製
フィンチュ−ブの外周に、多量のスラリ−状研掃材が衝
突し、或いは、摩擦接触する。そして、スラリ−状研掃
材の前記した挙動により、前記したと同様にして、アル
ミ製フィンチュ−ブに付着したスケ−ル等は若干づつ連
続的に掻き落とされる結果、アルミ製フィンチュ−ブに
付着していたスケ−ル等は除去される。
【0177】請求項(3)の発明のその他の実施例を説
明する。クリ−ニング作業環境、並びに、クリ−ニング
対象が水分が降りかかると支障があり、前記したアルミ
製フィンチュ−ブに比較的柔らかいスケ−ル等が付着し
ている場合には、図66を参照し、形状がミクロン単位
まで粉砕され、物体に衝突した際に砕けない、硬度の低
いソバがら粉体、若しくは、モミがら粉体等の穀皮微粉
からなるB粉状の植物性研掃材、オガクズ微粉からなる
C粉状の植物性研掃材、又は、コ−ヒ−粕乾燥粉からな
るD粉状の植物性研掃材のうちのいずれかの研掃材(以
下「ステップ5の他の例に係る研掃材」とする。)を選
択するステップ5の他の例を実行する。つぎに、多数の
アルミ製フィンチュ−ブが千鳥形で多段に配列されてい
る場合には、一の噴射口を備えたノズルを選択する前記
したステップ2の一例と、ステップ5の他の例に係る掃
除材をドライ状態で一の噴射口を備えたノズルから噴射
させるステップ7の第三の例を順次実行する。
【0178】また、アルミ製フィンチュ−ブが複数の列
をなして多段に配列されている場合には、適宜な吹出角
度をとった二つの噴射口を備えたノズルを選択する前記
したステップ2の他の例と、前記ステップ5の他の例に
係る研掃材を二つの噴射口を備えたノズルから噴射させ
るステップ7の第四の例を順次実行する。このような手
順から請求項(3)の発明のその他の実施例に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング方法が構成されている。
【0179】尚、前記した請求項(3)の発明の一実施
例と他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法は、図66に示すように、クリ−ニング対象が、エ
ア−ヒ−タ−、バフ仕上げされたステンレス槽内部、及
び、ガラスライニング槽内部のガラスライニング部等の
機器のクリ−ニングにも適用可能である。
【0180】つぎに本実施例の実施の形態について説明
する。クリ−ニング対象が、千鳥形であって多段に配列
されたアルミ製フィンチュ−ブ群である場合、前記した
請求項(1)の発明の一実施例にて説明したと同様にし
て前記一の噴射口を備えたノズル5を移動させながら、
適宜な圧送圧力で前記したステップ5の他の例に係る研
掃材を噴射させる。すると、該ステップ5の他の例に係
る研掃材は、前記したようにエアとともにアルミ製フィ
ンチュ−ブ群間を分流し貫流して各アルミ製フィンチュ
−ブの全ての円筒部位、フィン部に衝突され、摩擦接触
される。
【0181】また、クリ−ニング対象が、複数の列をな
して多段に配列されている場合には、前記した請求項
(1)の発明の他の実施例にて説明したと同様にして、
前記二つの噴射口を備えたノズル19を進入移動させな
がら、適宜な圧送圧力で前記したステップ5の他の例に
係る研掃材を噴射させる。すると、該ステップ5の他の
例に係る研掃材は、アルミ製フィンチュ−ブ群を構成す
る全てのアルミ製フィンチュ−ブの円筒部位、フィン部
に連続して衝突され摩擦接触される。
【0182】係るステップ5の他の例に係る研掃材は連
続して衝突され、摩擦接触する際、該ステップ5の他の
例に係る研掃材の一例であるB粉状の植物性研掃材を構
成する個々のソバがら粉体、若しくは、モミがら粉体等
の穀皮微粉、該ステップ5の他の例に係る研掃材の他の
例であるC粉状の植物性研掃材を構成する個々のオガク
ズ微粉、又は、該ステップ5の他の例に係る研掃材のそ
の他の例であるD粉状の植物性研掃材を構成する個々の
コ−ヒ−粕乾燥粉は、極めて質量が小さく大なる衝突エ
ネルギ−をアルミ製フィンチュ−ブに作用しないこと
と、比較的硬度が低いので、該アルミ製フィンチュ−ブ
は、破壊、変形等の損傷は生じない。そして、個々のソ
バがら粉体、若しくは、モミがら粉体等の穀皮微粉、オ
ガクズ微粉、又は、コ−ヒ−粕乾燥粉の微細な突起が連
続して摩擦接触するので、アルミ製フィンチュ−ブに付
着していたスケ−ル等は僅かづづ連続して掻き落とされ
る。この結果、アルミ製フィンチュ−ブに損傷を与える
ことなく、付着していたスケ−ル等は完全に除去され
る。
【0183】尚、前記した請求項(1)乃至請求項
(3)の発明の各実施例を実行するに際し、前記した各
配列を構成する各チュ−ブ1A等,2A等、フィンチュ
−ブ23A等,24A等、螺旋フィンチュ−ブ31A等
に付着しているスケ−ル等が酸性である場合にはアルカ
リ性の研掃材を、アルカリ性である場合には酸性の研掃
材をそれぞれ選択し、所定のクリ−ニング作業と同時に
中和状態となさしめる作業も伴うものであってもよい。
【0184】特に、油にまみれたスケ−ル等が付着して
いるアルミ製フィンチュ−ブに、アルカリ性の洗剤から
なるB粒状の化学性研掃材を前記した如く噴射なさしめ
る。すると、噴射圧が低く衝撃的な力が取り除かれた摩
擦接触力の作用とともに、中和作用と油の吸着を解きほ
ぐす作用をなし、摩擦接触力を作用なさしめるのみでは
完全に除去できないスケ−ル等をアルミ製フィンチュ−
ブに損傷、変形等を生じることなく完全に除去できると
いった顕著な効果を奏するのである。
【0185】ドライ状態でクリ−ニングをなす場合に
は、前記した請求項(1)乃至請求項(3)の各発明の
各実施例において例示した研掃材の他、図66に示すよ
うな、トウモロコシ、活性炭、タネ類、クルミ、ピ−ナ
ツガラや、ドングリ、ジュズ、椎のみ等を微細に粉砕し
た後、顆粒状に形成した可燃性のH粒状の植物性研掃材
でもよく、動物や魚の骨を細かく粉砕した可燃性のA粒
状の動物性研掃材であってもよい。また、アルミナを粒
状に粉砕したA粒状の非金属性研掃材でもよい。更に、
砂、ガラスビ−ズ、ガ−ネット等の不燃性のA粒状の無
機質研掃材でもよい。
【0186】ウエット状態でクリ−ニングをなす場合に
は、前記した請求項(3)の発明の各実施例において例
示した研掃材の他、図66に示すように、砂、ガラスビ
−ズ、ガ−ネット等を微細に粉砕して粉状としたA粉状
の無機質研掃材、親水性のあるリン酸、ソ−ダ等のC粉
状の化学性研掃材であってよい。そして、該A粉状の無
機質研掃材、C粉状の化学性研掃材を前記したと同様に
してスラリ−状研掃材となせば、前記したと同様の所定
のクリ−ニングを実行することができる。
【0187】更に、図66に示すように、研掃材として
ドライアイス若しくはアイスを用いて前記したと同様に
して噴射なさしめると、固体状態でクリ−ニング対象の
チュ−ブ群又機器群間を貫流しつつ摩擦接触して所定の
クリ−ニングをなし、クリ−ニング終了後は、液体状態
の水となって剥離されたスケ−ルとともにクリ−ニング
作業現場に落流するといった特有の作用をなす。
【0188】尚、千鳥形であって多段に配列されたチュ
−ブ群1、フィンチュ−ブ群23、螺旋フィンチュ−ブ
群31に対しクリ−ニングを実行する場合に用いられる
一の噴射口を備えたノズルは、該一の噴射口が軸線から
30度、45度、60度、90度等傾斜しているもので
あってもよい。
【0189】つぎに請求項(4)の発明の一実施例と実
施の形態を、図面を参照しながら説明する。図67は異
なる摩擦接触挙動をなす複数の種類の研掃材を互いに結
合なさしめて組み合わせ形成された複合摩擦接触機能を
備えた結合構造の研掃材塊の一例を拡大するとともに縦
方向から断面してみた場合を示したものである。
【0190】図67に示すように、30は、硬度が高く
摩擦接触時に砕けない多角形の貫流研掃材であり、32
は、硬度が若干低く摩擦接触時に砕けやすい多角形の拡
散研掃材であって、多数の該多角形の貫流研掃材30が
互いに結合して塊となり中心側に配設され、且つ、塊と
なった多数の多角形の貫流研掃材30の外側周囲に多数
の拡散研掃材32が互いに結合するとともに該外側周囲
とも結合されて複合摩擦接触機能を備えた結合構造の研
掃材塊34が構成されている。
【0191】尚、前記多角形の貫流研掃材30として、
前記したD粒状の植物性研掃材、E粒状の植物性研掃
材、H粒状の植物性研掃材、A粒状の非金属性研掃材、
A粒状の動物性研掃材等の適用が考えられる。また、前
記多角形の拡散研掃材32として、前記したA粒状の植
物性研掃材、B粒状の植物性研掃材、C粒状の植物性研
掃材、F粒状の植物性研掃材、G粒状の植物性研掃材、
A粒状の無機質研掃材の適用が考えられる。更に、前記
多角形の貫流研掃材30を二種類とする場合には、多角
形の貫流研掃材30としてB粉状の植物性研掃材、C粉
状の植物性研掃材、D粉状の植物性研掃材を付加的に使
用してもよい。このようにして、ステップ8の一例が実
行される。
【0192】尚、多角形の貫流研掃材30と多角形の拡
散研掃材32との配合割合は、図66に参考的に示すよ
うに、クリ−ニング対象と付着しているスケ−ル等の付
着物の状態に応じて適宜変更するものである。また、図
67では、複合摩擦接触機能を備えた結合構造の研掃材
塊34が円形に近似する形状で図示してあるが、これに
限定されず三角形、四角形等の多角形、楕円径等の種々
の形状に形成する場合であっても適用可能である。
【0193】この後、前記した請求項(1)記載のステ
ップ2とステップ3を順次実行、又は、請求項(1)記
載のステップ2と請求項(3)記載のステップ7を順次
実行する。すると、多数の複合摩擦接触機能を備えた結
合構造の研掃材塊34は加圧エアとともにノズル5又は
ノズル19からチュ−ブ群又は機器群に向かって連続噴
射され該チュ−ブ群又は機器群と衝突して衝撃力を受け
る。このため、該複合摩擦接触機能を備えた結合構造の
研掃材塊34は破壊され、多数の多角形の貫流研掃材3
0群と多角形の拡散研掃材32群が飛び出す。
【0194】この後、加圧エアにより別個独立して多数
の多角形貫流研掃材30群と多数の多角形拡散研掃材3
2群は更に裏側に運搬される。係る運搬の途上で、多角
形の拡散研掃材32は、チュ−ブ群又は機器群と衝突し
て摩擦接触力を作用なさしめてスケ−ル等の付着物を剥
離して除去なさしめるとともに砕けて多数の拡散研掃材
の破片32aが現出される。そして、該拡散研掃材の破
片32aは、砕けた位置からチュ−ブ群又は機器群中を
広範囲に拡散しつつ摩擦接触してスケ−ル等の付着物を
剥離して除去なさしめる。一方、多角形の貫流研掃材3
0は、砕けず加圧エアにより更に裏側に摩擦接触力を作
用しつつ運搬され、ついにチュ−ブ群又は機器群内を貫
流する。係る多角形の拡散研掃材32の砕けて広範囲に
拡散しながらの摩擦接触力の作用と、多角形の貫流研掃
材30の奥深く貫流しての摩擦接触力の作用といった固
有の摩擦接触挙動により、チュ−ブ群又は機器群に対す
る相乗効果的な研掃作用がなされ、スケ−ル等の付着物
の除去が完全且つ迅速になされる。
【0195】つぎに、請求項(4)の発明の他の実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図68
は異なる摩擦接触挙動をなす複数の種類の研掃材をコ−
ティング膜に包ましめて組み合わせ形成された複合摩擦
接触機能を備えた外包み構造の研掃材塊の一例を拡大す
るとともに縦方向から断面して示したものである。
【0196】図68に示すように、36は、硬度が高く
摩擦接触時に砕けない大径の貫流研掃材、38は、硬度
が若干低く摩擦接触時に砕ける小径の拡散研掃材であっ
て、大径の貫流研掃材36が中心位置に、複数の小径の
拡散研掃材38が該大径の貫流研掃材36の外周と接し
て半径方向外方にそれぞれ配設され、更に、コ−ティン
グ膜40の内面40aを該複数の小径の拡散研掃材38
の外周と接触させて大径の貫流研掃材36と複数の小径
の拡散研掃材38とを包むようにして構成された複合摩
擦接触機能を備えた外包み構造の研掃材塊42である。
【0197】尚、前記大径の貫流研掃材36として前記
したA粒状の金属性研掃材、B粒状の金属性研掃材、C
粒状の金属性研掃材、D粒状の研掃材等の適用が考えら
れる。また、前記小径の拡散研掃材38として前記した
A粒状の植物性研掃材、B粒状の植物性研掃材、C粒状
の植物性研掃材、F粒状の植物性研掃材、G粒状の植物
性研掃材、A粒状の無機質研掃材等の適用が考えられ
る。このようにしてステップ8の他の例が実行される。
【0198】そして、前記した請求項(1)記載のステ
ップ2とステップ3を順次実行、又は、請求項(1)記
載のステップ2と請求項(3)記載のステップ7を順次
実行すると、多数の複合摩擦接触機能を備えた外包み構
造の研掃材塊42は、加圧エアとともにノズル5又はノ
ズル19からチュ−ブ群又は機器群に向け連続噴射され
る。すると、該チュ−ブ群又は機器群の前側と衝突され
て衝撃力を受けコ−ティング膜40が破れて、大径の貫
流研掃材36と小径の拡散研掃材38は、該コ−ティン
グ膜40から外方に飛び出す。
【0199】この後、大径の貫流研掃材36と小径の拡
散研掃材38は、加圧エアにより裏側に運搬されるが、
この途上で、チュ−ブや機器等のクリ−ニング対象に対
し、大径の貫流研掃材36は前記した多角形の貫掃材3
0と、小径の拡散研掃材38は前記した多角形の拡散研
掃材32とそれぞれ同様な摩擦接触挙動をなす。このた
め、相乗効果的な研掃作用がなされ、チュ−ブ群又は機
器群に付着していたスケ−ル等の付着物は、迅速且つ完
全に除去される。尚、拡散研掃材として前記した各種の
親水性の研掃材を用い、親水性の研掃材と親水性でない
研掃材とが結合した複合摩擦接触機能を備えた結合構造
の研掃材塊としてもよい。
【0200】つぎに請求項(5)の発明の実施例と実施
の形態について説明する。ドライ状態で所定のクリ−ニ
ングをなす前記した請求項(1)記載の発明の各実施例
に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法、前記した
請求項(2)記載の発明の各実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング方法、又は、請求項(3)の発明の
その他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法のいずれかが実行されると、前記チュ−ブ群、フィ
ンチュ−ブ群、又は、アルミ製フィンチュ−ブ群から脱
落した多量のスケ−ル等の付着物の破片と、研掃材とし
て使用したドライ状態の前記した各種の粒状の金属性研
掃材、各種の粒状の植物性研掃材、又は、各種の粉状の
植物性研掃材がクリ−ニング作業現場に散乱する。この
後、適宜な集塵機等を用いてこれらドライ状態の研掃材
を吸引等して所定の貯蔵槽に輸送して回収するステップ
9の一例を実行し、クリ−ニング作業現場の清掃までが
なされる完全なクリ−ニング作業が達成される手順とか
ら本発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
ング方法が構成される。
【0201】ウエット状態で所定のクリ−ニングをなす
請求項(3)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング方法が実行されると、前記螺旋フィンチ
ュ−ブ群から脱落した多量のスケ−ル等の付着物の破片
と、A粉状の化学性研掃材である重曹が水分中に完全に
溶けた状態でクリ−ニング作業現場に散乱する。また、
同発明の他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
ング方法が実行されると、前記スケ−ル等の付着物の破
片と、A粉状の植物性研掃材である穀粉・穀皮粉の微細
粒が水分中に溶けず粒状態を維持して水分とともにクリ
−ニング作業現場に散乱する。この後、適宜なバキュ−
ム等を用いて、これらを吸引等して所定の貯蔵槽式に輸
送して回収するステップ9の他の例を実行し、クリ−ニ
ング作業現場の清掃までがなされる完全なクリ−ニング
作業が達成される手順とから本発明の他の実施例に係る
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法が構成される。
【0202】つぎに請求項(6)の発明の一実施例を、
図面を参照しながら説明する。図18は本実施例に係る
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を正面からみた場
合を示し、図19は本実施例に係る加圧エア流動制御機
構を正面からみた場合を示し、図20は同加圧エア流動
制御機構を側面からみた場合を示し、図21は同加圧エ
ア流動制御機構を背面からみた場合を示し、図22は同
加圧エア流動制御機構を上方からみた場合を示し、図2
3は同加圧エア流動制御機構の制御回路を示したもので
ある。
【0203】また、図24乃至図26は本実施例に係る
架台と研掃材収容容器と研掃材上流側連続定量落流機構
を示したものであって、図24は正面から、図25は背
面から、図26は側面からそれぞれみた場合を示し、図
27は同架台と蓋体を取り去った研掃材収容容器と研掃
材上流側連続定量落流機構を上方からみた場合を示し、
図28は回動軸及び固定円盤の先端部と研掃材粒収容容
器の内壁との位置関係、及び、研掃材粒排出部と研掃材
粒連続定量圧送機構との連結状態を一部断面するととも
に拡大して正面からみた場合を示し、図29は一体構成
されたケ−スと研掃材連続圧送部材を斜め上方からみた
場合を示し、図30はインナ−ノズルの一例を正面から
みた場合を示し、図31は同インナ−ノズルの一例を上
方からみた場合を示したものである。
【0204】図18に示すように、50は、大気を吸引
して圧縮することにより加圧エアを生起するコンプレッ
サ−である。図19乃至図22に示すように、52は、
長方形台板であって下面側52c四隅にそれぞれ移動車
輪54が配設されている。また、56は、該長方形台板
52の上方側52aであって長手側縁52bと平行で且
つ略中央位置に立設され両端がL字状に折り曲げられた
た空気圧機器取付板である。
【0205】図20乃至図22に示すように、58は、
ミストセパレ−タ−であって、上流側が加圧エア導入配
管60と下流側がマニホルドブロック61とそれぞれ連
結されている。該マニホルドブロック61は、下面に操
作側分岐口62と必要に応じて設けられる防塵マスク側
分岐口63とが設けられている。そして、図18に示す
ように、該加圧エア導入配管60がホ−ス64を介して
前記コンプレッサ−50と連結され、該コンプレッサ−
50により生起された加圧エアを導入する際に、加圧エ
ア中に浮遊する油の粒子を捕集するよう構成されてい
る。
【0206】図19乃至図22に示すように、66は、
前記マニホルドブロック62の下流側と連結され前記空
気圧機器取付板56の一側端を上方側から下方側に迂回
するように屈曲されて配管された加圧エア中継配管であ
る。また、68は、減圧弁であって、上流側が該加圧エ
ア中継配管66の下流側端と連結されている。そして、
ミストセパレ−タ−58、マニホルドブロック62、加
圧エア中継配管66を順次経由して流動してきた加圧エ
アのエア圧を減圧して所定の設定圧力に調整するもので
ある。尚、70は、ボ−ルバルブであって、該減圧弁6
8と間近な該加圧エア中継配管66中に設けられてい
る。
【0207】図19、図20、及び、図22に示すよう
に、72は、2ポ−ト電磁弁であって、前記減圧弁68
の下流側と連接なさしめて設けられている。また、74
は、加圧エア排出側配管であって、上流側端が該2ポ−
ト電磁弁72の下流側と連結されている一方、下流側端
には研掃材圧送用エア配管口76と研掃材収容容器内加
圧用エア配管口78とに分岐されている。そして、前記
した加圧エア導入配管60と、加圧エア中継配管66
と、加圧エア排出側配管74とから本実施例に係る加圧
エア主流通配管80が構成されている。
【0208】図19、図21、及び、図22に示すよう
に、82は、上流側端が前記操作側分岐口62と連通さ
れ前記空気圧機器取付板56と対面して吊り下げられた
ノズル操作用加圧エア導入ホ−スである。また、84
は、上流側端が若干屈曲し前記空気圧機器取付板56を
貫いて該ノズル操作用加圧エア導入ホ−ス82の下流側
端と連通され、下流側が前記空気圧機器取付板56のミ
ストセパレ−タ−58が設けられた側の面と対面して水
平となして配設されたノズル操作用加圧エア中継配管で
ある。
【0209】図19に示すように、86は、エアコント
ロ−ルユニットであって、前記ノズル操作用加圧エア中
継部材84の下流側端と連通されている。また同図に示
すように、88は、L字上に屈曲され上流側端が該エア
コントロ−ルユニット86の下流側と連通されていると
ともに下流側端にノズル操作用エア配管口90が設けら
れ前記空気圧機器取付板56と対面して取付けられたノ
ズル操作用加圧エア排出側配管である。そして、前記し
たノズル操作用加圧エア導入ホ−ス82と、ノズル操作
用加圧エア中継配管84と、ノズル操作用加圧エア排出
側配管88とから本実施例に係るノズル操作用加圧エア
流通配管92が構成されている。
【0210】図19、図21、及び、図22に示すよう
に、94は、上流側が前記空気圧機器取付板56を貫く
とともに略U字状に屈曲され当該上流側の端部が前記防
塵マスク側分岐口63と連通され、下流側方向に向け逆
L字状に屈曲した後、L字状に順次屈曲し、下流側端に
防塵マスク用エア配管口96が設けられ、前記加圧エア
主流通配管80の配設位置より上方の前記空気圧機器取
付板56と対面する位置に設けられた防塵マスク用エア
流通配管である。尚、該防塵マスク用エア流通配管94
の流通路中にはボ−ルバルブ98が設けられている。
【0211】図19、及び、図20に示すように、10
0は、圧力スイッチであって、前記空気圧機器取付板5
6の加圧エア主流通配管80等が配設された側の面の上
方位置に取付けられている。また、102は、L字形に
屈曲され上流側端に操作制御用エア配管口104が設け
られる一方、下流側端が前記圧力スイッチ100と連結
された圧送動作制御用配管である。そして、該圧送動作
制御用配管102と前記圧力スイッチ100とから本実
施例に係る圧送動作制御手段106が構成されている。
【0212】図19、図20、及び、図22に示すよう
に、流通路に下流側に向け前記したミストセパレ−タ−
58、減圧弁68、2ポ−ト電磁弁72が順次設けられ
た加圧エア主流通配管80と、前記したノズル操作用エ
ア流通配管92と、必要に応じて設けられる防塵マスク
用エア流通配管94と、圧送動作制御手段106とから
本実施例に係る加圧エア流動制御機構108が構成され
ている。
【0213】図24乃至図27に示すように、110
は、長方形板状台112と、該長方形板状台112の裏
側四隅にそれぞれ設けられた前記したと同様の移動車輪
54とから構成された本実施例に係る架台である。ま
た、116は、該長方形板状台112の表側四隅の下方
に配設された補強部材118を介してそれぞれ立設され
た支持枠体120と、該支持枠体120の上方に配設さ
れた補強部材118を介して架設された搭載台122と
から構成された本実施例に係る支持手段である。
【0214】図25、図26、及び、図28に示すよう
に、124は、前記搭載台122に搭載可能な外径の板
体であって中心位置に支持部材126が設けられるとと
もに底板124の中心位置と該支持部材126とを貫い
て回動軸挿通穴128が、半径方向外方位置に、図28
に示すように、研掃材通過穴129がそれぞれ設けられ
た底板である。また、130は、外径が該低板124よ
り若干小さくして一定高さに形成されて一定量の研掃材
を収容可能な内容積を現出し、一方の側面の略中間高さ
位置に加圧エア導入口132が他方の側面のやや上方位
置に加圧エア排気口134がそれぞれ設けられた円筒部
材である。
【0215】また、図25、及び、図26に示すよう
に、142は、外側円周を該円筒部材130の上端内壁
130b全周と接合し、外側円周から中心側に向けスベ
リ台状に傾斜(例えば、略30度傾斜)し、中心位置に
研掃材投入口138が穿設された本実施例に係る蓋体で
ある。そして、前記底板124と、円筒部材130と、
蓋体142とから本実施例に係る研掃材粒収容容器14
6が構成されている。
【0216】図24乃至図26に示すように、148
は、前記架台110の一側寄り位置上に搭載されたモ−
タであり、150は、該架台110上の他側寄り位置上
に搭載されチェ−ン152を介して該モ−タ148と連
動連結された減速機であって、これらから本実施例に係
る駆動手段154が構成されている。尚、図18、図2
4、及び、図25に示すように、155は、前記搭載台
122の一端上に載置された制御手段であって、前記し
た圧力スイッチ100の所定の信号により動作指令を発
して前記駆動手段154の動作並びに動作停止、2ポ−
ト電磁弁72の開閉動作を制御するものである。
【0217】図25及び図26に示すように、156
は、入力側が前記減速機150と連動連結される一方、
出力側が前記回動軸挿通穴128を貫いて前記円筒部材
130の下部空間に臨まされて立設された回動軸であ
る。
【0218】図26、及び、図27に示すように、15
8は、該回動軸156の出力側と連結された長方形連結
部160と、該長方形連結部160の一方と他方の短辺
160aそれぞれと一体的に構成され該短辺160aに
対し鋭角的に傾斜した傾斜面162aが設けられた台形
に近似する形状に形成され先端辺162bが前記円筒部
位130の下側内壁130cと間近に対面するように配
設された一対の翼部162とから構成された回動翼の一
例である本実施例に係る上部回動翼である。
【0219】図27、及び、図28に示すように、16
4は、該上部回動翼158の下方側隣接位置に中心側が
前記支持部材126により支持され円周側先端が前記円
筒部材130の下部内壁130Cと間近に対面して円周
に沿って落流隙間166を現出なさしめるように形成さ
れた上部固定円盤である。同図に示すように、168
は、該上部固定円盤164より若干の間隔をあけて下方
側隣接位置に中心側を前記回動軸156と連動連結なさ
しめ円周側先端を前記した落流隙間166が引き続いて
現出可能なよう前記円筒部材130の下部内壁130c
と間近に対面して配設された下部排出翼である。尚、1
69は、後述する研掃材排出部172が設けられた位置
を中心として前記落流隙間166の円周長さの四分の一
にわたり該落流隙間166を遮断するようにして設けら
れた落流防止板であって、一度に多量の研掃材が研掃材
排出部172に殺到しないようにするものである。
【0220】前記した上部回動翼158と、上部固定円
盤164と、下部排出翼168とから本実施例に係る研
掃材定量落流誘導手段170が構成されている。そし
て、前記駆動手段154の動作により回動動作し、前記
研掃材収容容器146内に投入された所定量の研掃材を
攪拌しつつ、半径方向外方に移動させて前記した落流隙
間166に導き、若干づつ連続して落流なさしめるよう
動作するのである。
【0221】図26、及び、28に示すように、172
は、本実施例に係る研掃材排出部であって、前記研掃材
通過穴129と連通された研掃材落流穴174が設けら
れ、上方側と下方側にそれぞれ取付フランジ175、1
76が付設されている。前記した駆動手段154と、回
動軸156と、研掃材定量落流誘導手段170と、研掃
材排出部172とから本実施例に係る研掃材上流側連続
定量落流機構178が構成されている。
【0222】尚、図示を省略したが、前記研掃材落流穴
174の適宜位置に、該研掃材落流穴174中を落流す
る研掃材の落流量を検地するレベルセンサ−を設け、検
地された研掃材の落流量が多めである場合には、前記制
御手段155を経由して前記駆動手段154を若干低速
動作するよう制御して上部回動翼158の回動速度を若
干落として前記した研掃材を半径方向外方に移動させる
量を若干少なめとする一方、検地された研掃材の落流量
が少なめである場合には、同様の経路にて前記上部回動
翼158の回動速度を若干増して研掃材を半径方向外方
に移動させる量を若干多めとするようなす場合もある。
【0223】図18、図25、及び、図26に示すよう
に、180は、下流側が前記加圧エア導入口132を挿
通して前記研掃材収容容器146内に略水平状態で臨ま
され、また、下流側端が直角上方に屈曲され、上流側端
が前記研掃材収容容器内加圧エア配管口78と連通され
た本実施例に係る研掃材収容容器内加圧用エア配管であ
る。また、182は、前記研掃材収容容器146の外方
と間近な該研掃材収容容器加圧用エア配管180の上流
側と下流側間の流路中に設けられたストップ弁である。
図25に示すように、184は、該研掃材収容容器内加
圧エア配管180の下流側端に挿入された軸棒186
と、該軸棒186の上端と連結された傘部位188とか
ら構成された本実施例に係るバルブ部材である。
【0224】図18、図25、及び、図26に示すよう
に、190は、流路の短い配管部材であって上流側が前
記加圧エア排気口134を挿通して前記研掃材収容容器
146内に若干臨まされている一方、下流側が該研掃材
収容容器146外に位置された本実施例に係る加圧エア
排気配管である。また、192は、該研掃材収容容器1
46と隣接する流路中に設けられたストップ弁である。
【0225】そして、図25に示すように、前記した研
掃材粒収容容器内加圧用エア配管180と、ストップ弁
182と、バルブ部材184と、加圧エア排気配管19
0と、ストップ弁192とから本実施例に係る加圧エア
供給・排気機構194が構成されている。
【0226】図24、図28、及び、図29に示すよう
に、196は、外形が前記取付フランジ176と略同一
幅と高さに形成され、中心部に比較的大きい径であって
適宜深さのインナ−ノズル据付凹座200と、該インナ
−ノズル据付凹座200と上下に隣接してノズル部据付
穴202が設けられたケ−スである。
【0227】また、図28、図30、及び、図31に示
すように、204は、ド−ナツ状に形成された取付フラ
ンジ部位206と、該取付フランジ部位206と一体構
成され内部にテ−パ状のインナ−ノズル穴224が穿設
されたノズル部位208とから構成されたインナ−ノズ
ルである。そして、該インナ−ノズル204は、取付フ
ランジ部位206が前記インナ−ノズル据付凹座200
に配設された下側ド−ナツ状支持円板210と上側ド−
ナツ状支持円盤212により挟まれてケ−ス196内に
配設されている。
【0228】図18、図24、図28、及び、図29に
示すように、214は、一側に中継ホ−ス215を介し
て前記研掃材圧送用エア配管口76と連結された円形近
似のホ−ス連結部位216が、他側に該円形近似のホ−
ス連結部位216より水平側が拡幅された菱形近似のホ
−ス連結部位218が、中間に外形形状が円形から楕円
形に連続して変化する胴部位219がそれぞれ配設さ
れ、内側に一側から他側に向け研掃材を含む加圧エア流
通路220が略水平に穿設され、更に、前記胴部位21
0の上方中間部に前記ケ−ス196が乗っかるようなし
て一体的に構成された研掃材連続圧送部材である。そし
て、図24、及び、図28に示すように、取付ボルト1
98により、前記取付フランジ176とケ−ス196の
取付フランジ部位206とが連結されて、該研掃材連続
圧送部材214は、前記研掃材排出部172の下方に吊
持されている。
【0229】尚、図29に示すように、前記菱形近似の
ホ−ス連結部位218には一対の連結穴222が穿設さ
れている。また、図28に示すように、前記インナ−ノ
ズル204の下流側端が前記研掃材を含む加圧エア流通
路220中に若干臨ましめて、前記インナ−ノズル穴2
24と該研掃材を含む加圧エア流通路220とが連通さ
れている。そして、図28に示すように、前記したケ−
ス196と、インナ−ノズル204と、研掃材連続圧送
部材214とから本実施例に係る研掃材連続定量圧送機
構226が構成されている。
【0230】図18、及び、図24に示すように、22
8は、上流側端が前記研掃材を含む加圧エア流通路22
0の下流側と連通され下流側端にノズル装着口230が
設けられ前記した請求項(1)乃至請求項(4)の発明
の各実施例にて説明した各種クリ−ニング対象に充分届
く長さの本実施例に係る研掃材を含む加圧エア圧送ホ−
スである。また、232は、上流側端が前記ノズル操作
用エア配管口90と下流側端が前記操作制御用エア配管
口104とそれぞれ連通され、前記ノズル装着口230
と間近な流路にエアコック234が設けられた本実施例
に係る操作制御用ホ−スである。更に、229は、上流
側端が前記防塵マスク用加圧エア配管口96と連通され
下流側に防塵マスク装着口231が設けられた必要に応
じて設けられた防塵マスク用加圧エア圧送ホ−スであ
る。
【0231】図18に示すように、236は、前記ノズ
ル装着口230に装着されたノズルである。そして、前
記した研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス228と、操作
制御用ホ−ス232と、ノズル236と、必要に応じて
設けられる前記防塵マスク用加圧エア圧送ホ−ス229
が付設されて本実施例に係る研掃材を含む加圧エア噴射
機構237が構成されている。
【0232】図18に示すように、以上詳細に説明した
前記したコンプレッサ−50と、加圧エア流動制御機構
108と、架台110と、研掃材収容容器146と、研
掃材上流側連続定量落流機構178と、加圧エア供給・
排気機構194と、研掃材連続定量圧送機構226と、
研掃材を含む加圧エア噴射機構237とから請求項
(6)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置49が構成されている。
【0233】尚、作業者が、研掃材や付着物の破片等の
粉塵を吸引して健康を損ねるのを回避する手段である前
記した防塵マスク用加圧エア流通配管94や防塵マスク
用加圧エア圧送ホ−ス229等は、換気性が特に優れた
作業環境であって研掃材の粉塵等が内にこもらないとか
作業者Mを保護するための特別な施設があって、作業者
Mに健康上の悪影響を及ぼさない場合には不要である。
【0234】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。図24乃至図26に示すように、研掃材収容容
器146内が大気圧と同圧であって、バルブ部材184
が研掃材供給口138と接していない状態で、所定のク
リ−ニング作業を実行するに必要な量の研掃材を投入す
ると、蓋体142上を中心側にすべりながら移動した
後、研掃材供給口138から円筒部材130内に連続し
て落流し、該円筒部材130内に山盛り状態で蓄えられ
る。
【0235】ついで、図18、図19、及び、図25に
示すように、加圧エア排気配管190に設けられたスト
ップ弁192、操作制御用ホ−ス232に設けられたエ
アコック234、加圧エア主流通配管80に設けられた
2ポ−ト電磁弁72それぞれを閉動作なさしめる。この
後、コンプレッサ−50を動作させると、圧縮されて加
圧されたエアは、ホ−ス64中を流通した後、加圧エア
導入配管60の上流側端から加圧エア主流通配管80中
に流入する。
【0236】そして、図19乃至図22に示すように、
流入した加圧エアは、ミストセパレ−タ58と会合し加
圧エア中の油の粒子が吸着される。ついで、該加圧エア
は、マニホルドブロック61、加圧エア中継配管66を
順次経由して減圧弁68と会合し流動してきた加圧エア
は若干減圧されて所定の設定圧に調整される。この後、
該加圧エアは、2ポ−ト電磁弁72が設けられた位置ま
で流動する。また、一部の加圧エアは、操作側分岐口6
2を通ってノズル操作用加圧エア流動配管92の上流側
端に流入し、ノズル操作用加圧エア導入ホ−ス82、ノ
ズル操作用加圧エア中継配管84を順次流動してエアコ
ントロ−ルユニット86に達する。そして、該エアコン
トロ−ルユニット86にて結露したドレン、ゴミを除去
するとともに加圧エアを調圧する。この後、ノズル操作
用加圧エア流動配管92の下流側に流動してノズル操作
用エア配管口90から操作制御用ホ−ス232に流入し
てエアコック234が設けられた位置まで流動する。
【0237】さらに、図21、及び、図22に示すよう
に、その他の加圧エアは、必要に応じて設けられた防塵
マスク側分岐口63を通って防塵マスク用加圧エア流通
配管94中を流動し、防塵マスク用加圧エア配管口96
から防塵マスク用加圧エア圧送ホ−ス229を経由して
作業者Mが使用している防塵マスク231側まで流動す
る。
【0238】つぎに、前記したエアコック234を開動
作する。すると、図18、及び、図19に示すように、
該エアコック234により流動を阻止されていた加圧エ
アは更に下流側に流動し、操作制御用エア配管口104
から圧送動作制御用配管102側に流入する。この後、
流入した加圧エアは、該圧送動作制御用配管102の下
流側端に位置する圧力スイッチ100に達してエア圧を
作用する。すると、該圧力スイッチ100は所定の信号
を発する。
【0239】このため、該信号を受信した制御手段15
5は、2ポ−ト電磁弁に開指令をモ−タ148に回動指
令をそれぞれ発信する。すると、前記加圧エア主流通配
管80中の2ポ−ト電磁弁72は開動作するとともに、
モ−タ148は一側に回動動作をなす。該2ポ−ト電磁
弁72の開動作により、流動を阻止されていた加圧エア
は、加圧エア主流通配管80中を該2ポ−ト電磁弁72
が設けられた位置から下流側に流動する。この後、図1
8に示すように、一部の加圧エアは研掃材圧送用エア配
管口76を通過し、中継ホ−ス215、研掃材を含む加
圧エア流通路220を順次経由して研掃材を含む加圧エ
ア圧送ホ−ス228に流入する。
【0240】この一方、図18、及び、図25に示すよ
うに、エアコック234を開動作する際に、研掃材収容
容器内加圧用エア配管180中に設けられた前記ストッ
プ弁182を開状態とする。すると、その他の加圧エア
は、加圧エア主流通配管80中を下流側に流動した後、
研掃材収容容器内加圧エア配管口78を通過して研掃材
収容容器内加圧エア配管180の上流側に流入する。こ
の後、該研掃材収容容器内加圧エア配管180内を流動
して下流側端に達し、バルブ部材184を構成する軸棒
186との隙間から加圧エアが、円筒部材180内に吹
き出す。
【0241】これと同時に、図25に示すように、該加
圧エアが傘部位188を裏側から上方にエア圧を作用す
るため、バルブ部材184を構成する軸棒186は、研
掃材収容容器内加圧エア配管180の上流側端で上方に
上昇動する。この結果、該バルブ部材184を構成する
傘部材188の頭部が前記蓋体142に設けられた研掃
材供給口138と当接して閉塞する。係る閉塞と前記し
た加圧エアの吹き出しにより、所定量の研掃材が供給さ
れた研掃材収容容器146内は、前記研掃材を含む加圧
エア流通路220内と同圧に加圧された状態で密閉され
る。
【0242】また、図25乃至図28に示すように、前
記したモ−タ148の動作により、生起された回動力が
チェ−ン152を介して減速機150に伝達され、該減
速機150にて適宜に減速されて回動軸156に伝達さ
れる。すると、該回動軸156は一側に回動を開始し、
上部回動翼158と下部排出翼168とが一側に同時に
回動を開始する。すると、円筒部材130内の研掃材
は、上部固定円盤164上で上部回動翼158により回
動方向に作用する回動力を受けつつ翼部162の傾斜面
162aにより翼端側に押しやられながら半径方向外方
に移動する。
【0243】前記した上部回動翼158の連続した回動
により、図27、及び、図28に示すように、係る移動
が途切れることなく行われるため、円筒部材130の下
側内壁130cと上部固定円盤164の円周端164a
間の落流防止版169が設けられている円弧を除く円周
の落流隙間166に連続して流動する。この後、重力の
作用を受け、該落流隙間166を下方に落流する。そし
て、下部排出翼168の回動により落流してきた研掃材
が中心側に移動することなく引き続いてスム−ズに落流
し、研掃材収容容器146を構成する底板124の円周
方向外側位置と下部排出翼168間の隙間空間167に
達する。
【0244】この後、図28乃至図31に示すように、
該隙間空間167に達した研掃材は、底板124の研掃
材通過穴129の穿設位置に流動した後、研掃材通過穴
129を経由して研掃材落流穴174に連続して定量づ
つ落流して研掃材排出部172に達する。つぎに、定量
づつ落流した研掃材は、該研掃材落流穴174を通過し
てインナ−ノズル204のノズル部位208に流入す
る。
【0245】すると、該ノズル部位208のノズル穴2
24で緩やかに落流断面積が絞られて落流速度が一定と
なることにより、研掃材の流量のコントロ−ルがより一
層正確になされ、より一層定量づつ連続して、加圧エア
が流動している研掃材を含む加圧エア流通路220側に
前記インナ−ノズル穴224中を落流する。そして、該
研掃材を含む加圧エア流通路220には高速にて加圧エ
アが流動していることと、前記インナ−ノズル204の
下流側端が該研掃材を含む加圧エア流通路220中に若
干臨ましめてあるので、エジェクタ−効果が発揮され、
研掃材はスム−ズに前記インナ−ノズル穴224から該
研掃材を含む加圧エア流通路220に流入して加圧エア
と混合され、研掃材を含む加圧エアが現出される。
【0246】尚、この際に、研掃材が前記した経路を辿
って該ノズル部位208に到達することから、該ノズル
部位208には一度に多量の研掃材が落流してこないの
で、該ノズル穴224を通過する際には所謂ブリッジ現
象は生じないのである。この後、図18、及び、図19
に示すように、該研掃材を含む加圧エアは、研掃材を含
む加圧エア流通路220の下流側に流動した後、研掃材
を含む加圧エア圧送ホ−ス228に流入し、ノズル23
0からクリ−ニング対象物に向け噴射されるのである。
【0247】研掃材を含む加圧エアを、前記請求項
(1)乃至請求項(4)の各発明の実施例にて説示した
各種の研掃材を用いドライ状態で、各クリ−ニング対象
物のいずれかに対し連続して噴射するクリ−ニング作業
を所定時間実行すると、研掃材収容容器1456内の研
掃材は全て消費され空状態となる。この後、前記エアコ
ック234を閉動作させると、操作制御用ホ−ス232
内のエアコック234が設けられた位置から下流側への
加圧エアの流動が遮断される。このため、圧送動作制御
用配管102に加圧エアの流入が阻止され、圧力スイッ
チ100に加圧エアのエア圧が作用しなくなる。
【0248】すると、圧力スイッチ100は、所定の信
号を発する。該信号を受信した制御手段155は、2ポ
−ト電磁弁72に開指令をモ−タ148に動作停止指令
をそれぞれ発信する。係る指令により、モ−タ148の
動作は停止するとともに2ポ−ト電磁弁72は閉動作す
る。そして、該モ−タ148の動作停止により、チェ−
ン152、減速機150を順次経由して伝達されていた
回動力が回動軸156に作用されなくなるので、前記し
た上部回動翼158と下部排出翼168は回動を停止す
る。
【0249】また、図18、及び、図19に示すよう
に、2ポ−ト電磁弁72の閉動作により、加圧エア主流
通配管80中の2ポ−ト電磁弁72が設けられていた位
置より下流側には加圧エアは流動しなくなり、研掃材を
含む加圧エア圧送ホ−ス228と研掃材収容容器内加圧
用エア配管180へは加圧エアは流入しなくなる。
【0250】該研掃材収容容器内加圧エア配管180へ
の流入停止により、図25に示すように、前記バルブ部
材184は、上方への押し上げ力を失って該研掃材収容
容器内加圧用エア配管180の下流側端側に下降する。
このため、該バルブ部材184を構成する傘部材188
の頭部は、前記研掃材供給口138と接触しなくなり、
研掃材収容容器146内の密閉状態は解消される。つぎ
に、加圧エア排気配管190に設けられたストップ弁1
92を開状態とすると、直前まで研掃材収容容器146
に存していた加圧エアは、加圧エア排気口134を経由
して加圧エア排気配管190から大気中に放出される。
【0251】係る密閉の解除と、加圧エアの大気中への
放出により、研掃材収容容器148内は、大気圧と同圧
となり、該研掃材収容容器146内に研掃材を所定量投
入し、再度、クリ−ニング作業の準備が可能な状態とな
る。
【0252】つぎに、請求項(7)の発明の一実施例
を、図面を参照しながら説明する。図32は本実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を正面からみ
た場合を示し、図33及び図34はドライセパレ−タ−
と加圧エア主流通配管と架台と研掃材収容容器と加圧エ
ア供給・排気機構並びに研掃材上流側連続定量落流機構
及びこれら相互の位置関係を示したものであって、図3
3は一部切断して正面から、図34は上方からそれぞれ
みた場合を示し、図35は研掃材上流側連続定量落流機
構を縦方向から切断するとともに拡大してみた場合を示
したものである。
【0253】図32乃至図34に示すように、238
は、一定容量の圧縮されて加圧されたエアを一時的に滞
留可能な長円筒に近似する形状に形成され、一側側面に
ホ−ス239を介して前記したと同様のコンプレッサ−
50と連結されている加圧エア流入口240が、他側側
面に加圧エア供給口241がそれぞれ穿設されていると
ともに、頭部に圧力計242が設けられたドライセパレ
−タ−である。243は、上流側が該加圧エア供給口2
41と連通されている一方、下流側端に研掃材圧送用加
圧エア供給口244が設けられ、且つ、上流側と下流側
間に前記した減圧弁68が一側にノズル操作用加圧エア
供給口245と研掃材収容容器内加圧用エア供給口24
6がそれぞれ設けられ加圧エア主流通配管である。尚、
本実施例においても、必要に応じて該加圧エア主流通配
管243の上流側と下流側間に防塵マスク用エア配管口
247が設けられている。そして、これらから本実施例
に係る加圧エア分配機構248が構成されている。
【0254】図32乃至図34に示すように、250
は、適宜厚さの正方形台板であって、裏側250a四隅
にそれぞれ前記したと同様の移動車輪54が取付けられ
ている。また、該正方形台板の表側250b四隅に対角
線に向かい合って立設され上方側が鈍角状に屈曲された
支え部材252がそれぞれ設けられている。そして、こ
れらから本実施例に係る架台254が構成されている。
【0255】図32、図33、及び、図35に示すよう
に、256は、落流傾斜面258が略30度となして中
空状の断面逆台形状に形成された落流部位260と、中
空円筒状に形成されて該落流部位260の下側中央に突
設された排出部位262と、中空円盤状に形成されて該
排出部位262の下側周囲に設けられた取付フランジ2
64とから構成されたノズル状排出部材である。尚、該
落流傾斜面258には、点検窓266が設けられてい
る。
【0256】また、図32、及び、図33に示すよう
に、268は、内径が前記ノズル状排出部材256を構
成する落流部位260の上方側端の内径と同一であっ
て、高さを前記ノズル状排出部材256の高さの数倍と
して一定量の研掃材(所定時間継続してクリ−ニング作
業を実行可能な量)を収容可能な内容量を現出可能とな
して形成され、一方の断面に加圧エア導入口270が他
方の断面に加圧エア排気口272がそれぞれ設けられた
円筒部材である。
【0257】さらに、274は、外径を前記円筒部材2
68の上方側開口の内径と略同一とし該円筒部材268
の下方側に若干押し込められた皿に近似する形状に形成
され中心部に研掃材供給口276が穿設された蓋体であ
る。以上説明した前記ノズル状排出部材256と、円筒
部材268と、該蓋体274とから本実施例に係る研掃
材収容容器278が構成されている。
【0258】そして、該研掃材収容容器278は、円筒
部材268の下側断面が前記架台254を構成する支え
部材252により支えられて前記正方形台板250上に
配設され、また、支え側板280を介して円筒部材26
8の一側側面と対面するようなして前記ドライセパレ−
タ−238を支持している。
【0259】図32乃至図34に示すように、282
は、上流側が前記研掃材収容容器内加圧用エア供給口2
46と連通され下流側を前記円筒部材268内に位置せ
しめて前記加圧エア導入口270を貫いて設けられた研
掃材収容容器内加圧用エア配管である。尚、該研掃材収
容容器内加圧用エア配管282の下流側端には、前記し
たと同様にして配設されるとともに同様の構成のバルブ
部材184が、該配管中の研掃材収容容器278外の隣
接位置には、ストップ弁284がそれぞれ設けられてい
る。
【0260】また、286は、上流側を前記研掃材収容
容器278内に若干臨ませ下流側を該研掃材収容容器2
78外にそれぞれ位置せしめて前記加圧エア排気口27
2を貫いて設けられた加圧エア排気配管である。尚、該
加圧エア排気配管286中の該研掃材収容容器278外
の隣接位置にストップ弁288が設けられている。そし
て、図32、及び、図33に示すように、前記した研掃
材収容容器内加圧用エア配管282と、バルブ部材18
4と、ストップ弁284と、加圧エア排気配管286
と、ストップ弁288とから本実施例に係る加圧エア供
給・排気機構290が構成されている。
【0261】図32、図33、及び、図35に示すよう
に、294は、円筒の側面が横方向に張出されて円筒状
に近似して形成されたロ−タリフィ−ダ収容部位、29
5は、該ロ−タリフィ−ダ−収容部位294の上方側と
下方側それぞれと一体的に構成され、前記取付フランジ
264と同様に形成されるとともに中心部に受渡し落流
穴296が穿設された上流側ケ−ス付設取付フランジで
ある。また、297は、該上流側ケ−ス付設取付フラン
ジ295と同様に形成された中継フランジであって取付
ボルト298により前記下方側に位置する上流側ケ−ス
付設取付フランジ295と連結されている。
【0262】さらに、299は、該中継フランジ297
と一体構成され中心部に前記受渡し落流穴296と連通
されたノズル側受渡し落流穴300が設けられ下方側端
に取付フランジ301が突設された受渡しノズル部位で
ある。そして、これらから本実施例に係る上流側ケ−ス
292が構成されている。尚、前記ロ−タリフィ−ダ収
容部位294内の上方側の壁にはシ−ルケ−ス302が
設けられている。
【0263】また、303は、前記ロ−タリフィダ−収
容部位294内に上方側が前記シ−ルケ−ス302と接
して配設されるとともに受動軸304が突設された本実
施例に係るロ−タリフィ−ダであり、305は、適宜な
減速機が付設された駆動手段であって、チェ−ン30
6、及び、前記受動軸304を介して前記ロ−タリフィ
ダ−303と連動連結されている。尚、該駆動手段30
5は、前記正方形台板250上に取付けられた支持脚部
材307上に搭載されている。
【0264】そして、図32及び図33に示すように、
前記した上流側ケ−ス292と、ロ−タリフィ−ダ30
3と、駆動手段305とから本実施例に係る研掃材上流
側連続定量落流機構308が構成されおり、前記取付フ
ランジ264と前記上流側ケ−ス付設取付フランジ29
5とが取付ボルト310を介して連結されることによ
り、前記研掃材収容容器278を構成するノズル状排出
部材256の下方位置に配設されている。
【0265】図32乃至図34に示すように、312
は、本実施例に係る研掃材連続定量圧送機構であって、
前記した請求項(6)の発明の一実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置49を構成する前記研掃材
連続定量圧送機構226と略同様の構成であるが、前記
研掃材を含む加圧エア流通路220の上流側が中継ホ−
ス313を介して前記研掃材圧送用加圧エア供給口24
4と連通されている点のみが相違する。
【0266】図32乃至図34に示すように、316
は、本実施例に係る研掃材を含む加圧エア噴射機構であ
って、前記した請求項(6)の発明の一実施例に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49を構成する研掃
材を含む加圧エア噴射機構237とは、前記研掃材を含
む加圧エア圧送ホ−ス228の上流側にエアシリンダ3
15が内蔵されたピンチバルブ314が設けられ、該上
流側が該エアシリンダ315の動作により流路を遮断可
能なようにして上流側端が研掃材を含む加圧エア流通路
220の下流側と連通されている点と、前記操作制御用
ホ−ス232の上流側端がノズル操作用加圧エア供給口
245と下流側端が前記エアシリンダ315とそれぞれ
連通されている点が相違する。
【0267】図34に示すように、319は、前記した
駆動手段305の動作を制御する制御手段であって、前
記正方形台板250の表側端上に立設されている。ま
た、本実施例においても、前記した防塵マスク用加圧エ
ア流通配管94、防塵マスク用加圧エア圧送ホ−ス22
9等は、請求項(6)の発明の一実施例において説明し
たように作業者Mが保護される作業環境である場合には
不要である。
【0268】図32、及び、図33に示すように、以上
詳細に説明したコンプレッサ−50と、加圧エア分配機
構248と、架台254と、研掃材粒収容容器278
と、加圧エア供給・排気機構290と、研掃材上流側連
続定量落流機構308と、研掃材連続定量圧送機構31
2と、研掃材を含む加圧エア噴射機構316とから本実
施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置318
が構成されている。
【0269】つぎに本実施例の実施の形態について説明
する。図33、及び、図35に示すように、前記したと
同様の状態となして研掃材収容容器278内に所定量の
研掃材を投入すると、重力の作用により、最初に研掃材
収容容器278内に進入した研掃材群は、円筒部材26
8、ノズル状排出部材256、上流側ケ−ス292内の
上方の受渡し落流穴296を順次経由して落流し回動停
止しているロ−タリフィダ−303に備えられ受渡し落
流穴296と対面する回転羽根309と出会って以降の
落流を阻止されて集積される。
【0270】この後、後続して研掃材収容容器278に
投入された研掃材群は、同様に落流して先行して集積さ
れた研掃材群上に集積される。そして、各研掃材群の投
入から集積に至る動作の繰り返しにより、排出部位26
2内から、ノズル状に形成された落流部位260、円筒
部材268の下側、を順次経由して円筒部材268の上
側まで集積されて該研掃材収容容器278内に、一定時
間継続してクリ−ニング作業を実行するに必要な量の研
掃材が貯蔵される。
【0271】つぎに、図32乃至図34に示すように、
加圧エア排気配管286に設けられたストップ弁288
を閉動作なさしめる一方、操作制御用ホ−ス232に設
けられたエアコック234を開動作なさしめる。この
後、コンプレッサ−50を動作させると、圧縮されて加
圧された加圧エアは、ホ−ス239中を流動して加圧エ
ア流入口240からドライセパレ−タ−238に流入す
る。そして、一時的に滞留し水分が除去される。
【0272】ついで、図32乃至図34に示すように、
加圧エアは、加圧エア供給口241から加圧エア主流通
配管243中に流入し、前記したと同様にして油粒子が
吸着して除去されるとともに減圧弁68にて若干減圧さ
れて所定エア圧に調圧される。この後、該加圧エアのう
ち一部は、ノズル操作用加圧エア供給口245から操作
制御用ホ−ス232の上流側に流入する。
【0273】この後、開状態となっているエアコック2
34を通って下流側に流動した後、前記ピンチバルブ3
14に内蔵されているエアシリンダ315に供給され
る。すると、該エアシリンダ315は一側に動作し、研
掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス228の上流側を強固に
押圧する。このため、ピンチバルブ314が設けられて
いる位置を境として下流側には加圧エアの流動が不能と
なる。
【0274】また、図33、及び、図34に示すよう
に、他の加圧エアは、研掃材圧送用加圧エア供給口24
4から中継ホ−ス313を経由して前記研掃材を含む加
圧エア流通路220に流入する。ついで、流入した加圧
エアは、研掃材を含む加圧エア流通路220中を流動し
て研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス228の上流側に流
入しピンチバルブ314が設けられた位置まで流動す
る。
【0275】つぎに、前記エアコック234を閉動作な
さしめる。すると、操作制御用ホ−ス232中のエアコ
ック234が設けられている位置から下流側には加圧エ
アは流動しなくなり、前記エアシリンダ315は前記し
た押圧動作をしなくなる。このため、前記ピンチバルブ
314により流動を阻止されていた加圧エアは下流側に
流動する。
【0276】この一方、前記エアコック234を閉動作
なさしめる際に、研掃材収容容器内加圧用エア配管28
2中に設けられたストップ弁284を開状態とすると、
加圧エア主流通配管243内のその他の加圧エアは、研
掃材収容容器内加圧用エア供給口246から研掃材収容
容器内加圧用エア配管282中に流入し、下流側に流動
する。すると、前記したと同様にして、所定量の研掃材
が供給された研掃材収容容器278内は、前記研掃材を
含む加圧エア流通路220内と同圧に加圧された状態で
密閉される。
【0277】図33、及び、図34に示すように、係る
密閉と略同時に前記制御手段319の動作指令により、
駆動手段305を動作させる。すると、回動力がチェ−
ン306、受動軸304を順次経由してロ−タリフィダ
−303に伝達され、該ロ−タリフィダ−303は一側
に回動する。このため、図35に示すように、該ロ−タ
リフィダ−303により落流を阻止されていた研掃材群
は、回転羽根309の回動方向に送られる。そして、該
回動羽根309が略半回転すると、該回動羽根309か
ら滑り落ちてロ−タリ−フィダ−収容部位294内を鉛
直下方に落流し、下方の受渡し落流穴296、受渡しノ
ズル部位299のノズル側受渡し落流穴300を順次経
由して前記インナ−ノズル204のノズル部位208の
インナ−ノズル穴224に流入する。
【0278】すると、該インナ−ノズル穴224での前
記した作用により研掃材の流量がコントロ−ルがされ、
ブリッジ現象を生じることなく一層精密に定量づつ連続
してスム−ズに落流し、該ノズル穴224の下流側から
連続して、エジェクタ−効果により加圧エアが流動して
いる前記研掃材を含む加圧エア流動路220に定量づつ
流入する。このため、連続して流入する研掃材と加圧エ
アとが混合され、研掃材を含む加圧エアが現出される。
この後、該研掃材を含む加圧エアは、前記したと同様の
経路を辿って、ノズル236からクリ−ニング対象物に
向け噴射されるのである。
【0279】そして、前記したクリ−ニング作業を所定
時間実行すると、研掃材収容容器278内の研掃材は、
全てクリ−ニングに使用され空状態となる。この後、図
32に示すように、前記エアコック234を開動作させ
ると、操作制御用ホ−ス232内のエアコック234が
設けられた位置から下流側へ再度加圧エアが流動し、前
記エアシリンダ315に加圧エアが供給される。する
と、該エアシリンダ315は、再度研掃材を含む加圧エ
ア圧送ホ−ス228の上流側のピンチバルブ314が設
けられた位置を押圧し、加圧エアの流動を遮断する。
【0280】また、略同時に前記制御手段319の停止
指令により、前記駆動手段305の動作を停止すると、
前記した経路を辿って伝達されていた回動力が受動軸3
04に作用しなくなり、ロ−タリ−フィダ−303の回
動は停止する。この後、図33乃至図35に示すよう
に、前記ストップ弁284を閉動作すると、加圧エアの
流動が遮断され、研掃材収容容器内加圧用エア配管28
2の上流側に加圧エアは流動しなくなる。また、前記ス
トップ弁288を開動作すると前記した排気がなされ
る。すると、前記したと同様にして、研掃材収容容器2
78内は密閉状態から開放されて大気圧と同圧となる。
そして、該研掃材収容容器278内に所定量の研掃材を
投入し、再度、前記したと同様のクリ−ニング作業の準
備が可能な状態となる。
【0281】つぎに、請求項(8)の発明の一実施例及
び実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図36
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
を正面からみた場合を示したものである。
【0282】図36に示すように、320は、二階建て
架台322と、上方に集塵口324を備え該二階建て架
台322上に搭載されたサイロ状集塵容器326と、該
二階建て架台322の下段上に搭載された集塵用駆動モ
−タ328とから構成された本実施例に係る集塵機であ
る。また、330は、上流側が付着物破片の落下位置と
対面して配設されている一方、下流側が前記集塵口32
4と連通された本実施例に係る吸引ホ−スである。
【0283】図36に示すように、請求項(6)の発明
の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
49に、該集塵機320と、吸引ホ−ス330とを同図
に示す位置に配設なさしめて、本実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置332が構成されている。
【0284】そして、本実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置332を、請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
と同様に一連の動作させると、前記した各動作が順次な
され、研掃材を含む加圧エアがクリ−ニング対象に向け
噴射される。すると、クリ−ニング対象物に付着されて
いた付着物は剥離して脱落し、付着物破片が落下集積す
る。このため、係る付着物破片とともに、研掃材として
使用した、例えば、不燃性の前記したA粒状の金属性研
掃材もクリ−ニング作業現場に散乱する。
【0285】つぎに、集塵用駆動モ−タ328を動作さ
せると、付着物破片と不燃性の多数のA粒状の金属性研
掃材に、吸引力が作用される。このため、該付着物破片
と多数のA粒状の金属性研掃材は、吸引ホ−ス330を
通ってサイロ状集塵容器326中に吸引搬送され、付着
物破片が落下集積されていたクリ−ニング対象物の下方
位置は清浄な状態となる。この結果、前記した請求項
(5)の発明の一実施例に係る、ドライ状態でなすチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング方法の実行がされる。
【0286】ついで、請求項(8)の発明の他の実施例
及び実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図3
7は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置を正面からみた場合を示したものである。
【0287】図37に示すように、請求項(7)の発明
の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
318に、前記した集塵機320と吸引ホ−ス330と
を、同図に示す位置に配設なさしめて、本実施例に係る
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置334が構成され
ている。
【0288】そして、本実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置334を、請求項(7)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置31
8と同様に一連の動作をさせると、研掃材を含む加圧エ
アがクリ−ニング対象物に噴射させる。すると、付着物
破片と前記ドライ状態の使用済の例えばA粒状の金属性
研掃材とが落下集積するが、この際に、前記集塵機32
0を前記したと同様に動作させると、吸引ホ−ス330
を通ってサイロ状集塵容器326中に付着物破片とドラ
イ状態の使用済のA粒状の金属性研掃材とが吸引搬送さ
れるため、クリ−ニング対象物の下方位置は清浄な状態
となる。この結果、前記と同様、請求項(5)の発明の
一実施例に係る、ドライ状態でなすチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング方法が実行される。
【0289】つぎに、請求項(9)の発明の一実施例及
び実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図38
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
を正面からみた場合を示したものである。
【0290】図38に示すように、336は、図示を省
略した水道と連通され、該水道から一定容量の水の給水
をうけて一時的に貯蔵する給水タンクである。また、3
38は、受給口340と加圧水給水口342とが設けら
れ、給水された水を一定圧に加圧するポンブユニットで
ある。さらに、344は、上流側が前記給水タンク33
6と下流側が前記受給口340とそれぞれ連通されて、
前記給水タンク336と前記ポンプユニット338とを
連結なさしめる給水用ホ−スである。そして、これらか
ら、本実施例に係る加圧水供給機構346が構成されて
ている。
【0291】図38に示すように、348は、上流側が
前記加圧水供給口342と連通され下流側に装着口35
0が設けられた加圧水供給ホ−スである。また、352
は、上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス22
8のノズル装着口230と連結されて研掃材を含む加圧
エアを流入可能とするとともに、上流側と下流側間に、
上流側が前記加圧水供給ホ−ス348の装着口350に
装着された開閉可能な加圧水導入手段354が設けられ
たスラリ−状研掃材噴射手段である。
【0292】図38に示すように、該加圧水供給ホ−ス
348と、前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス228
と、操作制御用ホ−ス232と、該スラリ−状研掃材噴
射手段352とから本実施例に係るスラリ−状研掃材噴
射機構356が構成されている。その他の構成は、前記
した請求項(6)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置49と同様であって、前記コン
プレッサ−50と、加圧エア流動制御機構108と、架
台110と、研掃材収容容器146と、研掃材上流側連
続定量落流機構178と、加圧エア供給・排気機構19
4と、研掃材連続定量圧送機構226と、加圧水供給機
構346と、スラリ−状研掃材噴射機構356とから本
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置35
8が構成されている。
【0293】そして、該チュ−ブ及び機器のクリ−ニン
グ装置358を用いて所定のクリ−ニングをなす際に
は、まず、水が一定容量貯蔵された給水タンク336か
ら必要量の水を、給水用ホ−ス344を経由してポンプ
ユニット338に供給する。つぎに、該ポンプユニット
338を動作させ、水を所定圧に加圧する。ついで、請
求項(6)の発明の一実施例にて説示した一連の動作を
なさしめて、研掃材を含む加圧エアを、研掃材を含む加
圧エア圧送ホ−ス228の下流側に導いてスラリ−状研
掃材噴射手段352に流入させる。
【0294】これと略同時に、前記加圧水導入手段35
4を開状態にすると、所定圧の加圧水が、加圧水供給ホ
−ス348、加圧水導入手段354を順次通過して、前
記スラリ−状研掃材噴射手段352中に流入する。この
ため、該加圧水と先に流入していた研掃材を含む加圧エ
アとが会合し、前記した請求項(3)の発明の一実施例
において説示したと同様にして瞬時にミキシングされて
スラリ−状研掃材が現出され噴射可能となる。この結
果、水分が降りかかっても支障の生じない作業現場並び
にクリ−ニング対象において、物体を破壊、変形させず
親水性のある研掃材を選択して、破壊、変形しやすい材
質、構造の螺旋フィンチュ−ブ群31、又は、これと同
様の性状の機器群に対し所定のクリ−ニングを実行す
る、前記した請求項(3)、請求項(4)、又は、請求
項(5)の発明に係るウエット状態でなすチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング方法の実行が可能となる。
【0295】尚、本実施例のようにスラリ−状研掃材を
クリ−ニング対象に噴射するクリ−ニング手法であっ
て、作業現場に粉塵等が飛び回らない場合は、前記した
必要に応じて設けられた防塵マスク用加圧エア圧送ホ−
ス229や防塵マスク等は不要である。
【0296】つぎに、請求項(10)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図39
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
を正面からみた場合を示したものである。
【0297】図39に示すように、本実施例に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置360は、請求項
(7)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置318の構成を前提とし、この構成に、前
記した加圧水供給機構346を加え、さらに、前記した
研掃材を含む加圧エア噴射機構316に換えて、前記加
圧水供給ホ−ス348と、前記研掃材を含む加圧エア圧
送ホ−ス228と、前記操作制御用ホ−ス232と、前
記スラリ−状研掃材噴射手段352とから構成されるス
ラリ−状研掃材噴射機構356を構成せしめたものであ
る。
【0298】係る構成の本実施例に係るチュ−ブ及び機
器のクリ−ニング装置360を動作させると、前記した
請求項(9)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置358と同様の一連の動作に加え
て、前記した請求項(9)の発明の一実施例において説
示したスラリ−状研掃材の生成、並びに、スラリ−状研
掃材の噴射がなされ、前記した請求項(3)、請求項
(4)、又は、請求項(5)の発明に係るウエット状態
でなすチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法の実行が可
能となる。
【0299】つぎに、請求項(11)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照ながら説明する。図40は
本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を
正面からみた場合を示したものである。
【0300】図40に示すように、362は、吸引ホ−
ス364が付設されたバキュ−ムユニットである。そし
て、該バキュ−ムユニット362を、前記した請求項
(9)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置358に具備せしめて構成した装置が、本
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置36
6である。
【0301】そして、例えば、親水性がある前記したA
粉状の化学性研掃材を研掃材として選択し、係る構成の
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置366を動作させ
ると、前記したと同様の一連の動作がなされてスラリ−
状研掃材が現出され、該スラリ−状研掃材が、スラリ−
状研掃材噴射手段352からクリ−ニング対象に噴射さ
れる。すると、請求項(3)の発明の実施例にて説示し
たとおり、付着物破片とともに、使用済のスラリ−状研
掃材が噴射時点からの時間の経過によりA粉状の化学性
研掃材である重曹が水分中に完全に溶けた状態変化をし
て落流する。
【0302】つぎに、バキュ−ムポンプユニット362
を動作させると、該付着物破片と重曹が完全に溶けた水
分とが吸引力を受け、吸引ホ−ス364を通ってバキュ
−ムユニット362内に収容される。このため、付着物
破片と重曹が完全に溶けた水分が落流した現場は清浄な
状態となり、前記した請求項(5)の発明の一実施例に
係るウエット状態でなすチュ−ブ及び機器のクリ−ニン
グ方法の実行が可能となる。
【0303】つぎに、請求項(11)の発明の他の実施
例と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図4
1は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置を正面からみた場合を示したものである。
【0304】図41に示すように、請求項(10)の発
明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置360に、前記バキュ−ムポンプユニット362を具
備せしめて構成した装置が、本実施例に係るチュ−ブ及
び機器のクリ−ニング装置368である。
【0305】そして、例えば、親水性がある前記したA
粉状の植物性研掃材を研掃材として選択し、係る構成の
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置368を動作なさ
しめると、前記したと同様に動作して現出されたスラリ
−状研掃材がクリ−ニング対象に噴射される。すると、
付着物破片とともに、使用済のスラリ−状研掃材は噴射
時点から時間が経過してもA粉状の植物性研掃材である
穀粉・穀皮粉は水分中に溶けずスラリ−状態を維持して
落流する。
【0306】つぎに、バキュ−ムポンプユニット362
を動作させると、該付着物破片とスラリ−状研掃材とが
前記したと同様にしてパキュ−ムポンプユニット362
内に収容される結果、付着物破片とスラリ−状研掃材が
落流した現場は清浄となり、請求項(5)の発明の一実
施例に係るウエット状態でなすチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング方法の実行が可能となる。
【0307】つぎに、請求項(12)の発明の一実施例
を、図面を参照しながら説明する。図42は本実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置に備えられる
差込噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段の一例で
ある差込一側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段
を断面して示し、図43は一側噴射構造のノズルの断面
形状の一例を拡大するとともに断面してみた場合を示
し、図44は一側噴射構造のノズル先端部の内部構造の
一例を拡大するとともに断面してみた場合を示したもの
である。
【0308】図42、及び、図43に示すように、37
0は、断面形状が、図8に示すように、前記した複数の
列をなして多段に配列されたチュ−ブ群2、又は、図1
2に示すように、フィンチュ−ブ群24の列間に差込可
能な幅寸法370aであるとともに中心部に楕円形圧送
穴372が穿設された中空楕円筒であって、該チュ−ブ
群2、又は、該フィンチュ−ブ群24の列間の奥深くま
で差込可能に長大に形成された楕円形差込部位である。
尚、該楕円形圧送穴372の上流側は若干拡径されてテ
−パ状に形成されている。
【0309】また、374は、中心部に前記楕円形圧送
穴372と連通なさしめるとともに若干拡径したノズル
側円形流通穴376が穿設され断面形状が中空円錐に近
似する形状に形成されたノズル側連結部位であって、前
記楕円形差込部位370の上流側と一体的に構成されて
いる。尚、該ノズル側連結部位374の中心部一側には
連結用雌螺子378が螺設されている。
【0310】さらに、図42及び図44に示すように、
380は、中心部に前記楕円形差込部位370の軸線3
70bに対し適宜な吹出角度(例えば、30度、45
度、60度、120度等)だけ一側に傾斜なさしめると
ともに上流側が前記楕円形圧送穴372の下流側端と連
通なさしめて噴射口382が穿設された噴射部位であっ
て、前記楕円形差込部位370の下流側と一体的に構成
されている。図42に示すように、前記楕円形差込部位
370と、ノズル側連結部位374と、噴射部位380
とからノズルの一例の本実施例に係る一側噴射構造のノ
ズル384が構成されている。
【0311】図42に示すように、386は、中心部に
前記ノズル側円形流通穴376と同一の穴径の連結側円
径流通穴388が穿設されて断面形状が長円筒に形成さ
れるとともに、下流側に前記連結用雌螺子378と螺合
可能な連結用雄螺子390が突設されたノズル取替部位
である。また、392は、中心部に下流側を前記連結側
円径流通穴388と連通なさしめ上流側を該連結側円径
流通穴388より拡径してテ−パ状に穿設された流入穴
394が設けられ、外径を前記ノズル取替部位386よ
り大径となしたホ−ス連結用雄螺子396が螺設された
ホ−ス連結部位である。
【0312】図42に示すように、該ノズル取替部位3
86と、ホ−ス連結部位392とからホ−ス連結・研掃
材を含む加圧エア導入部材398が構成されている。同
図に示すように、該ホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア
導入部材398と前記一側噴射構造のノズル384とか
ら本実施例に係る差込一側噴射構造の研掃材を含む加圧
エア噴射手段400が構成されている。
【0313】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、差込一側噴射構造の研掃材
を含む加圧エア噴射手段400に取り替えて構成し、そ
の他の構成を該チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置4
9と同一とした装置が、図示を省略したが本実施例に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Aである。ま
た、請求項(7)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置318、請求項(8)の発明の
一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置3
32、請求項(8)の発明の他の実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置334それぞれのノズル2
36を、差込一側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段400に取り替えて構成し、その他の構成をそれぞ
れ現構成と同一としたチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
装置であってもよい。
【0314】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。差込一側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段400を構成する一側噴射構造のノズル384を、
複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群2、又
は、フィンチュ−ブ群24間の一の列間に差し込み、前
側から裏側に進入移動なさしめる。そして、係る一側噴
射構造のノズル384の進入移動と同時に、本実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Aを、請求項
(6)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置49と同様にして、研掃材を連続して圧送
するための動作をなさしめる。
【0315】すると、請求項(6)の発明の一実施例に
おいて説示したと同様の経路を経て、研掃材を含む加圧
エアは、研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス228からホ
−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材398側に流
入する。そして、該研掃材を含む加圧エアは、図42に
示すように、連結側円形流通穴388を通過して、一側
噴射構造のノズル384側に流入する。この後、ノズル
側円形流通穴376、楕円形圧送穴372を順次通過
し、前記した如く適宜な吹出角度をとった一の噴射口3
82から吹出角度方向に噴射される。
【0316】すると、研掃材は連続して、請求項(1)
の発明の他の実施例、及び、請求項(2)の発明の他の
実施例にて説示した如く、差し込まれた一の隣接隙間の
前側から裏側に至る該吹出角度方向に位置するチュ−ブ
又はフィンチュ−ブの表面と摩擦接触する。このため、
該表面に付着している煤スケ−ル等の付着物は剥離して
脱落される。この後、前記チュ−ブ群2、又は、フィン
チユ−ブ群24の他の全ての列間について、一側噴射構
造のノズル384の前記した進入移動と、該進入移動と
連係する研掃材を含む加圧エアの吹出角度方向への一側
噴射を反復して実行すると、請求項(1)の発明の他の
実施例、及び、請求項(2)の発明の他の実施例にて説
示した作用をなし、チュ−ブ群2、又は、フィンチュ−
ブ群24に付着していた付着物は完全に除去される。こ
の結果、ドライ状態でなす、請求項(1)の発明の他の
実施例、又は、請求項(2)の発明の他の実施例に係る
チュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法が実行される。
【0317】請求項(12)の発明の他の実施例を、図
面を参照しながら説明する。図45は差込噴射構造の研
掃材を含む加圧エア噴射手段の他の例に係る差込両側噴
射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段を断面してみた
場合を示し、図46は両側噴射構造のノズルの断面形状
の一例を拡大するとともに断面してみた場合を示し、図
47は両側噴射構造のノズルの先端部の内部構造を拡大
するとともに断面してみた場合を示したものである。
【0318】図45、及び、図46に示すように、40
2は、断面形状が前記した複数の列をなして多段に配列
されたチュ−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24の列
間に差込可能な外径402aであるとともに中心部に円
形圧送穴404が穿設された中空円筒であって、該チュ
−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24の奥深くまで差
込可能に長大に形成された円形差込部位である。尚、該
円形圧送穴404の上流側は若干拡径されてテ−パ状に
形成されている。
【0319】図45、及び、図47に示すように、40
6は、中心部に前記円形差込部位402の軸線402b
に対し適宜な吹出角度(例えば、30度、45度、60
度、90度等)だけ両側にそれぞれ傾斜なさしめるとと
もに、上流側が前記円形圧送穴404の下流側と連通な
さしめて二股噴射口408が穿設された噴射部位であ
る。
【0320】図45に示すように、前記円形差込部位4
02と、該円形差込部位402の下流側と一体的に構成
された噴射部位406と、該円形差込部位402の上流
側と一体的に構成された前記ノズル側連結部位374と
からノズルの他の例である本実施例に係る両側噴射構造
のノズル部材410が構成されている。同図に示すよう
に、該両側噴射構造のノズル部材410と、前記ホ−ス
連結・研掃材を含む加圧エア導入部材398とから本実
施例に係る差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴
射手段412が構成されている。
【0321】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、差込両側噴射構造の研掃材
を含む加圧エア噴射手段412に取り替えて構成し、そ
の他の構成を該チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置4
9と同一とした装置が、図示を省略したが本実施例に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Bである。ま
た、請求項(7)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置318、請求項(8)の発明の
一実施例に係るチユ−ブ及び機器のクリ−ニング装置3
32、請求項(8)の発明の他の実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置334それぞれのノズル2
36を、差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段412に取り替えて構成し、その他の構成を、それ
ぞれ現構成と同一としたチュ−ブ及び機器のクリ−ニン
グ装置であってもよい。
【0322】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段412を構成する両側噴射構造のノズル410を、
本発明の一実施例において説示したと同様にして、同様
のクリ−ニング対象の一の列間の前側から奥側に進入移
動させながら、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置Bを動作なさしめる。すると、前記した一
連の動作が順次実行され、圧送された研掃材を含む加圧
エアが、図45に示すように、前記した流入経路を経て
円形圧送穴404に流入する。
【0323】この後、研掃材を含む加圧エアは、二股噴
射口408に到達し、該二股噴射口408から吹出角度
方向に噴射される。このため、研掃材は、図8及び図1
2に示すように複数の列をなして多段に配列されたチュ
−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24に対して、それ
ぞれ請求項(1)の発明の他の実施例、請求項(2)の
発明の他の実施例において説示した作用をなすのであ
る。この結果、ドライ状態でなす、請求項(1)の発明
の他の実施例、又は、請求項(2)の発明の他の実施例
に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法が実行され
る。
【0324】つぎに、請求項(12)の発明の変形実施
例と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図4
8は差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段
の他の例を正面からみた場合を示し、図49は同差込両
側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段の他の例を
側面からみた場合を示したものである。
【0325】図48、及び、図49に示すように、41
4は螺子留め式連結部であり、また、416は、該螺子
止め式連結部414に脱着可能となして取付けられ断面
形状を円筒若しくは楕円筒状であって若干太めに形成さ
れた太め差込部位418と、前記した吹出角度をとり該
太め差込部位418の下流側端の両側から吹出角度方向
に突出なさしめて設けられ内部に二股突出噴射口420
が設けられた噴射部位422とからなる両側噴射突出ノ
ズルである。そして、これらから、差込両側噴射構造の
研掃材を含む加圧エア噴射手段の他の例に係る拡幅差込
両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段424が
構成されている。
【0326】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、拡幅差込両側噴射構造の研
掃材を含む加圧エア噴射手段424に取り替えて構成
し、その他の構成を、該チュ−ブ及び機器のクリ−ニン
グ装置49と同一とした装置が図示を省略したが本実施
例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Cであ
る。また、請求項(7)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置318、請求項(8)の
発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
装置332、請求項(8)の発明の他の実施例に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置334それぞれのノ
ズル236を、拡幅差込両側噴射構造の研掃材を含む加
圧エア噴射手段424に取り替えて構成し、その他の構
成を、それぞれ現構成と同一とするチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置であってよい。
【0327】そして、前記した複数の列をなして多段に
配列されたチュ−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24
の列間が比較的広い場合には、本実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置Cを動作させれば、本装置
を構成する拡幅差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エ
ア噴射手段424は、スム−ズに列間に挿入され前側か
ら裏側に進入移動させつつ研掃材を含む加圧エアを噴射
させ、前記したと同様のクリ−ニングを実行することが
できるものである。
【0328】つぎに、請求項(13)の発明の一実施例
及び実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図5
0は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置に備えられる、スラリ−状研掃材噴射手段の一例であ
る、差込両側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段を断
面してみた場合を示したものである。
【0329】図50に示すように、426は、前記ノズ
ル取替部位386と同様の構成であるが、側壁に傾斜穴
428が設けられている点のみ相違する本実施例に係る
ノズル取替部位である。また、430は、上流側が前記
加圧水供給ホ−ス348の装着口と連結され下流側が前
記傾斜穴428に挿入された加圧水導入配管432と、
該加圧水導入配管432の管路に設けられた開閉コック
434とから構成された加圧水導入手段である。
【0330】図50に示すように、該ノズル取替部位4
26と、加圧水導入手段430と、前記ホ−ス連結部位
392とからホ−ス連結・ミキシング部材436が構成
されている。そして、該ホ−ス連結・ミキシング部材4
36と、前記両側噴射構造のノズル410とから本実施
例に係る差込両側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段
438が構成されている。
【0331】そして、前記した請求項(9)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置35
8を構成するスラリ−状研掃材噴射手段352を、差込
両側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段438に取り
替えて構成し、その他の構成を、該チュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置358と同一とした装置が、図示を省
略したが、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
ング装置Dである。
【0332】また、請求項(10)の発明の一実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置360、請求
項(11)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置366、請求項(11)の発明の他の
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置36
8それぞれのスラリ−状研掃材噴射手段352を、差込
両側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段438に取り
替えて構成し、その他の構成を、それぞれ現構成と同一
としたチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置であっても
よい。
【0333】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。作業環境、並びに、クリ−ニング対象に水分が
降りかかっても支障が生じない場合であって、複数の列
をなして多段に配列された請求項(3)の発明の他の実
施例において説示した構造のアルミ製フィンチュ−ブ群
に対して所定のクリ−ニングをなす際には、差込両側噴
射構造のスラリ−状研掃材噴射手段438の円形差込部
位402を、該チュ−ブ群24の列間に差し込んで奥側
に移動させる。つぎに、前記した請求項(9)の発明の
一実施例において説示したと同様の動作をなさしめる
と、請求項(3)の発明の他の実施例において説示した
親水性の研掃材を含む加圧エアは、ホ−ス連結・ミキシ
ング部材436の連結側円形流通穴388に流入する。
【0334】これと略同時に、開閉コック434を開く
と、加圧水が加圧水供給ホ−ス344、加圧水導入配管
432を順次経由して前記連結側円形流入穴388に流
入する。このため、研掃材を含む加圧エアと加圧水とが
会合して、前記したと同様にミキシングされスラリ−状
研掃材が現出される。そして、該スラリ−状研掃材は、
円形圧送穴404を通って二股噴射口408から噴射さ
れた前記した吹出角度方向に位置する、複数の列をなし
て多段に配列されたアルミ製フィンチュ−ブ群に噴射さ
れる。
【0335】すると、該スラリ−状研掃材は、請求項
(3)の発明の他の実施例において説示したと同様の作
用をなし、親水性の前記したA粉状の化学性研掃材等の
各種の研掃材を用いウエット状態でなす、請求項(3)
の発明の他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
ング方法が実行されるのである。
【0336】尚、図示を省略したが、本実施例に係る差
込両側噴射構造の加水粉体を含む加圧水噴射手段438
に換えて、一側噴射構造のノズル384を備えた差込一
側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段であっても実施
可能であり、また、列間を差し込むのに楕円形のノズル
であってもよく、列間が若干ひろければ、前記した拡幅
差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段42
4に前記加圧水導入手段430を付設して構成したもの
であってもよい。
【0337】つぎに、請求項(14)の発明の一実施例
及び実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図5
1は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置に備えられる研掃材を含む加圧エア噴射手段の一例に
係る対面噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段を断
面してみた場合を示したものである。
【0338】図51に示すように、440は、中心部に
円形流通穴442が設けられて長円筒状に形成された研
掃材を含む加圧エア導入部位である。また、444は、
中心部に内径が小さい下流側が円形流通穴442の上流
側と連通なさしめたテ−パ状雌螺子穴446が螺設され
該研掃材を含む加圧エア導入部位440の一側と一体的
に構成された連結部位である。そして、該研掃材を含む
加圧エア導入部位440と、連結部位444とからホ−
ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材448が構成さ
れている。尚、前記円形流通穴442の下流側位置は、
下流側の流通面積を絞るべくテ−パ状に形成されてい
る。
【0339】図51に示すように、450は、中心部に
前記円形流通穴442の下流側と同径であって該下流側
と連通なさしめた円形圧送・噴射穴452が設けられ、
短小であるとともに前記研掃材を含む加圧エア導入部位
440よりかなり外径が小さい小円筒状に形成され、該
研掃材を含む加圧エア導入部位440の他側と一体的に
構成されストレ−ト噴射ノズルである。図51に示すよ
うに、該ホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材4
48と、ストレ−ト噴射ノズル450とから本実施例に
係る対面噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段45
4が構成されている。
【0340】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、対面噴射構造の研掃材を含
む加圧エア噴射手段454に取り替えて構成し、その他
の構成を、該チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
と同一の構成とした装置が、図示を省略したが、本実施
例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Eであ
る。
【0341】また、前記した請求項(7)の発明の一実
施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置31
8、請求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置332、請求項(8)の発明の
他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
334をそれぞれ構成するノズル236を、それぞれ本
実施例に係る対面噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段454に取り替えて構成し、その他の構成を、現構
成と同一としたチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置で
あってもよい。
【0342】対面噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段454を、図1に示すような、千鳥形であって多段
に配列されたチュ−ブ群1、又は、図10に示すよう
な、フィンチュ−ブ群23と対面なさしめて、本実施例
に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Eを動作さ
せる。すると、前記したと同様のステップを経て、研掃
材を含む加圧エアは、円形流通穴442に流入した後、
円形圧送・噴射穴452に圧縮されつつ流入する。
【0343】この後、該研掃材を含む加圧エアは、該円
形圧送・噴射穴452からストレ−トに噴射され、噴射
方向に投網状に拡散して対面するチュ−ブ群1、又は、
フィンチュ−ブ群23に到達する。すると、研掃材は、
請求項(1)の発明の一実施例、請求項(2)の発明の
一実施例においてそれぞれ説示したと同様にして分流し
つつ衝突或いは摩擦接触して付着物を除去する動作をな
す。そして、対面位置をかえながら前記した各動作を反
復して実行すると、チュ−ブ群1、又は、フィンチュ−
ブ群23に対する所定のクリ−ニング作業ができ、前記
した請求項(1)の発明と請求項(2)の発明それぞれ
の一実施例に係る、ドライ状態でなすチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング方法を実行することができるのである。
【0344】つぎに、請求項(15)の発明の一実施例
及び実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図5
2は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置に備えられるスラリ−状研掃材噴射手段の一例に係る
対面噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段を断面してみ
た場合を示したものである。
【0345】図52に示すように、前記した対面噴射構
造の研掃材を含む加圧エア噴射手段454に前記した加
圧水導入手段430を結合させ、先行して円形流通穴4
42に流入した前記A粉状の化学性研掃材等の親水性の
研掃材を含む加圧エアに、後行して加圧水を該円形流通
穴442の下流側寄り位置にて会合なさしめると、前記
したと同様にミキシングされ、スラリ−状研掃材が現出
される。この後、該スラリ−状研掃材を流動させて、ス
トレ−ト噴射ノズル450から噴射せしめる構造とした
ものが本実施例に係る対面噴射構造のスラリ−状研掃材
噴射手段456である。
【0346】そして、前記した請求項(9)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置35
8を構成するスラリ−状研掃材噴射手段352を、対面
噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段456に取り替え
て構成し、その他の構成を、該チュ−ブ及び機器のクリ
−ニング装置358と同一とした装置が、図示を省略し
たが、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
装置Fである。また、請求項(10)の発明の一実施例
に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置360、請
求項(11)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置366、請求項(11)の発明の他
の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置3
68をそれぞれ構成するスラリ−状研掃材噴射手段35
2を、それぞれ本実施例に係る対面噴射構造のスラリ−
状研掃材噴射手段456に取り替えて構成し、その他の
構成を、それぞれ現構成と同一としたチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置であってもよい。
【0347】クリ−ニング作業環境、並びに、クリ−ニ
ング対象が水分が降りかかっても支障が生じない場合で
あって、クリ−ニング対象が、請求項(3)の発明の一
実施例にて説示した極めて容易に破壊、変形しやすく、
また、千鳥形であって多段に配列されたアルミ製の螺旋
フィンチュ−ブ群31であり、更に、前記したA粉状の
化学性研掃材等の各種の親水性の研掃材を用いる場合に
は、図16及び図17に示すように、対面噴射構造のス
ラリ−状研掃材噴射手段456を該螺旋フィンチュ−ブ
群31と対面なさしめる。
【0348】つぎに、本実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置Fを動作なさしめると、前記したと
同様の一連の動作が順次なされ、スラリ−状研掃材は、
ストレ−ト噴射ノズル450から対面方向にストレ−ト
に噴射され、投網状に拡散しつつ前記アルミ製の螺旋フ
ィンチュ−ブ群31に到達する。すると、該スラリ−状
研掃材は、請求項(3)の発明の一実施例にて説示した
と同様にして、螺旋フィンチュ−ブ群31の間を分流し
つつ各螺旋フィンチュ−ブと衝突或いは摩擦接触して付
着物を除去する。そして、対面位置を前記したと同様に
してかえながら前記各動作を反復して実行すると、該螺
旋フィンチュ−ブ群31に対する所定のクリ−ニング作
業ができ、前記した請求項(3)の発明の一実施例に係
るウエット状態でなすチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
方法を実行することができるのである。
【0349】つぎに、請求項(16)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図53
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
に備えられる直接衝突阻止による構造物防護構造の研掃
材を含む加圧エア噴射手段の一例である直接衝突阻止に
よる構造物防護構造の研掃材を含む加圧エア差込両側噴
射手段を断面してみた場合を示し、図54は下流側閉塞
構造のノズルの下流側を拡大して正面からみた場合を示
し、図55は同下流側閉塞構造のノズルの下流側を拡大
して上方からみた場合を示したものである。
【0350】図53乃至図55に示すように、円形差込
部位402の中心部には、円形圧送穴404が上流側か
ら下流側寄り位置にかけて設けられている。また、45
8は、中心部に前記円形圧送穴404の下流側端が設け
られ、該円形圧送穴404の下流側端の一方と他方とを
それぞれ略鉛直側方向に穿設なさしめ、吹出角度をそれ
ぞれ略90度となした二股噴射口460が設けられた下
流側端閉塞の噴射部位である。
【0351】図53に示すように、該下流側閉塞の噴射
部位458と前記円形差込部位402と前記ノズル側連
結部位374とから下流側閉塞構造のノズル462が構
成される。そして、該下流側閉塞構造のノズル462
と、前記ホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材3
98とから本実施例に係る直接衝突阻止による構造物防
護構造の研掃材を含む加圧エア差込両側噴射手段464
が構成されている。
【0352】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、直接衝突阻止による構造物
防護構造の研掃材を含む加圧エア差込両側噴射手段46
4に取り替えて構成し、その他の構成を、該チュ−ブ及
び機器のクリ−ニング装置49と同一とした装置が、図
示を省略したが、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のク
リ−ニング装置Gである。
【0353】また、前記した請求項(7)の発明の一実
施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置31
8、請求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置332、請求項(8)の発明の
他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
334をそれぞれ構成するノズル236を、それぞれ直
接衝突阻止による構造物防護構造の研掃材を含む加圧エ
ア差込両側噴射手段464に取り替えて構成し、その他
の構成を、それぞれ現構成と同一としたチュ−ブ及び機
器のクリ−ニング装置であってもよい。
【0354】本実施例に係る直接衝突阻止による構造物
防護構造の研掃材を含む加圧エア差込両側噴射手段46
4を構成する下流側閉塞構造のノズル462を、請求項
(12)の発明の一実施例と他の実施例において説示し
たと同様にして、同様のクリ−ニング対象の一の列間に
差し込んで前側から裏側に進入移動させながら、本実施
例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Gを動作
させると、前記した如き経路を辿り、研掃材を含む加圧
エアは、直接衝突阻止による構造物防護の研掃材を含む
加圧エア差込両側噴射手段464に到達し、図53乃至
図55に示すように、二股噴射口460から、略90度
の吹出角度方向に噴射されて所定のクリ−ニングが実行
される。
【0355】そして、係るクリ−ニングを実行しなが
ら、下流側閉塞構造のノズル462を更に裏側に進入移
動させると、図55に示すように、該ノズル462を構
成する下流側閉塞構造の噴射部位458の頭部458a
が、耐火レンガ等により構築された構造物466の底部
位466aと接触する。この際、前記二股噴射口460
は、該底部位466aと対面せず、しかも離れた位置に
あるので、最も裏側に配置されているチュ−ブ又はフィ
ンチュ−ブには該二股噴射口460から噴射された研掃
材を含む加圧エアが噴射されて付着物が除去されるが、
該底部位466aに、研掃材を含む加圧エアが直接には
噴射されない。このため、該底部位466aは、衝撃的
な衝突エネルギ−や研掃材の摩擦接触力が作用されず、
破壊、変形しない。
【0356】そして、係る一の隣接隙間でのクリ−ニン
グを他の全ての列間についても同様に実行すると、前記
したチュ−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24と隣接
する位置に配置された構造物466に何らの破壊、変形
が生ぜず防護されるとともに、該チュ−ブ群2又はフィ
ンチュ−ブ群24に付着している煤スケ−ル等の付着物
は完全に除去される。
【0357】つぎに、請求項(17)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図56
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
に備えられる直接衝突阻止による構造物防護構造のスラ
リ−状研掃材噴射手段の一例である直接衝突阻止による
構造物防護構造のスラリ−状研掃材差込両側噴射手段を
断面してみた場合を示したものである。
【0358】図56に示すように、468は、本実施例
に係る直接衝突阻止による構造物防護構造のスラリ−状
研掃材差込両側噴射手段であって、前記した下流側閉塞
構造のノズル462と、連結用雌螺子378と連結用雄
螺子390とが螺合されることにより該下流側閉塞構造
のノズル462と連結された前記したホ−ス連結・ミキ
シング部材436とから構成されている。
【0359】そして、前記した請求項(9)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置35
8を構成するスラリ−状研掃材噴射手段352に換え
て、直接衝突阻止による構造物防護構造のスラリ−状研
掃材差込両側噴射手段468に取り替えて構成し、その
他の構成を、該チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置3
58と同一とした装置が図示を省略したが本実施例に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Hである。
【0360】また、請求項(10)の発明の一実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置360、請求
項(11)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置366、請求項(11)の発明の他の
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置36
8をそれぞれ構成するスラリ−状研掃材噴射手段352
を、それぞれ直接衝突阻止による構造物防護構造のスラ
リ−状研掃材差込両側噴射手段468に取り替え構成
し、その他の構成を、それぞれ現構成と同一としたチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置であってもよい。
【0361】本実施例に係る直接衝突阻止による構造物
防護構造のスラリ−状研掃材差込両側噴射手段468を
構成する下流側閉塞構造のノズル462を、請求項(1
3)の発明の一実施例において説示したと同様にして、
同様のクリ−ニング対象の一の列間に差し込んで前側か
ら裏側に進入移動させる。そして、該進入移動をなさし
めながら、研掃材を連続して圧送するための動作と加圧
水を供給するための動作とを本実施例に係るチュ−ブ及
び機器のクリ−ニング装置Hになさしめる。
【0362】すると、前記した一連の動作が順次なさ
れ、親水性の研掃材を含む加圧エアと加圧水が、ホ−ス
連結・ミキシング部材436内で出会って瞬時にミキシ
ングされてスラリ−状研掃材が現出される。この後、該
スラリ−状研掃材は、前記した流動をなして下流側閉塞
構造のノズル側462に流入し、図54乃至図56に示
すように、二股噴射口460から噴射され、所定のクリ
−ニングが実行される。
【0363】そして、係るクリ−ニングを実行しなが
ら、下流側閉塞構造のノズル462を請求項(16)の
発明の一実施例にて説示したと同様に裏側に進入移動さ
せると、二股噴射口460と前記構造物466の底部位
466aとが前記したと同様の位置関係となって、前記
頭部458aと該底部位466aとが接触する。このた
め、最も裏側に配置されているアルミ製フィンチュ−ブ
には二股噴射口460から噴射されたスラリ−状研掃材
が直接噴射されるが、該底部位466aには、噴射され
たスラリ−状研掃材は到達せず、衝撃的な衝突エネルギ
や摩擦接触力が作用されない。この結果、該底部位46
6aは、破壊、変形しない。
【0364】そして、係る一の列間でのクリ−ニングを
他の全ての列間についても同様に実行すると、前記した
アルミ製フィンチュ−ブ群と隣接する位置に配置された
構造物466に何らの破壊、変形を生ぜず防護されると
ともに、該アルミ製フィンチュ−ブ群に付着している煤
スケ−ル等の付着物は完全に除去される。
【0365】つぎに、請求項(18)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図57
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
に備えられる跳ね返り阻止による構造物防護構造の研掃
材を含む加圧エア噴射手段の一例である跳ね返り阻止に
よる構造物防護構造の研掃材を含む加圧エア差込一側噴
射手段を拡大するとともに断面してみた場合を示し、図
58は跳ね返り阻止構造のノズルの下流側寄り位置を一
部省略するとともに拡大して側面からみた場合を示し、
図59は同跳ね返り阻止構造のノズルの下流側寄り位置
を一部省略するとともに拡大して正面からみた場合を示
したものである。
【0366】図57乃至図59に示すように、470
は、下流側寄り外周部位470aが前記した吹出角度と
略同一の角度にて緩やかに一側に折り曲げられ、中心部
に、前記した吹出角度をとり上流側が円形圧送穴404
の下流側と連通された一側噴射口472が設けられ、該
一側噴射口472と反対側の下流側寄り外周部位470
aに傘部材474が、該一側噴射口を包むようにして取
付けられた跳ね返り阻止機能を備えた一側噴射部位であ
る。
【0367】図57に示すように、該跳ね返り阻止機能
を備えた一側噴射部位470と、前記円形差込部位40
2と、前記ノズル側連結部位374とから跳ね返り阻止
構造のノズル476が構成され、該跳ね返り阻止構造の
ノズル476と前記ホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア
導入部材398とから本実施例に係る跳ね返り阻止によ
る構造物防護構造の研掃材を含む加圧エア差込一側噴射
手段478が構成されている。
【0368】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、本実施例に係る跳ね返り阻
止による構造物防護構造の研掃材を含む加圧エア差込一
側噴射手段478に取り替えて構成し、その他の構成
を、該チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49と同一
とした装置が、図示を省略したが本実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置Jである。
【0369】また、前記した請求項(7)の発明の一実
施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置31
8、請求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置332、請求項(8)の発明の
他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
334それぞれを構成するノズル236を、本実施例に
係る跳ね返り阻止による構造物防護構造の研掃材を含む
加圧エア差込一側噴射手段478に取り替えて構成し、
その他の構成を、それぞれ現構成と同一としたチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置であってもよい。
【0370】本実施例に係る跳ね返り阻止による構造物
防護構造の研掃材を含む加圧エア差込一側噴射手段47
8を構成する跳ね返り阻止機能を備えたノズル476
を、請求項(12)の発明の一実施例と他の実施例にお
いて説示したと同様にして、同様のクリ−ニング対象の
一の列間に差し込んで前側から裏側に進入移動させなが
ら、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置Jを動作させると、前記した一連の動作が順次なさ
れ、研掃材を含む加圧エアは、跳ね返り阻止による構造
物防護構造の加圧エア差込一側噴射手段478に到達
し、図57乃至図59に示すように、一側噴射口472
から噴射されて所定のクリ−ニングが実行される。
【0371】そして、係るクリ−ニングをなす際に、図
58に示すように、一側噴射口472から噴射されチュ
−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24の表面と衝突し
た研掃材群の一部が、該表面から弾かれ、前記構造物4
66の例えば天井部466b側に飛散しようとする。し
かし、飛散した研掃材は、傘部材474と衝突してチュ
−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24側に再度弾かれ
て、該天井部466bへの跳ね返りが阻止される。する
と、チュ−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群24表面か
ら弾かれた研掃材は、構造物466の天井部466bに
到達しないため、該天井部466bに、研掃材が激しく
衝突せず、また、摩擦接触力も作用されない。この結
果、該天井部466bは破壊、変形等しない。
【0372】この後、クリ−ニング対象のチュ−ブ群
2、又は、フィンチュ−ブ群24の全ての列間につい
て、跳ね返り阻止機能を備えたノズル476の同様な進
入移動と、該進入移動と連係し前記傘部材474による
跳ね返り阻止を伴う研掃材を含む加圧エアの噴射とを反
復実行すると、チュ−ブ群2、又は、フィンチュ−ブ群
24と隣接する位置に配置されている天井部466b等
を備える構造物466に、何らの破壊、変形を生ぜず該
構造物466は防護されるとともに、クリ−ニング対象
の全ての表面に付着している付着物が除去される。
【0373】つぎに、請求項(19)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図60
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
に備えられる跳ね返り阻止による構造物防護構造のスラ
リ−状研掃材噴射手段の一例である跳ね返り阻止による
構造物防護構造のスラリ−状研掃材差込一側噴射手段を
拡大するとともに断面してみた場合を示したものであ
る。
【0374】図60に示すように、480は、本実施例
に係る跳ね返り阻止による構造物防護構造のスラリ−状
研掃材差込一側噴射手段であって、前記した跳ね返り阻
止機能を備えたノズル476と、連結用雌螺子378と
連結用雄螺子390とが螺合されることにより該跳ね返
り阻止構造のノズル476と連結された前記したホ−ス
連結・ミキシング部材436とから構成されている。
【0375】そして、前記した請求項(9)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置35
8を構成するスラリ−状研掃材噴射手段352を、跳ね
返り阻止による構造物防護構造のスラリ−状研掃材差込
一側噴射手段480に取り替えて構成し、その他の構成
を、該チュ−ブ及び機器のクリ−ニンク装置358と同
一とした装置が、図示を省略したが、本実施例に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置Kである。
【0376】また、請求項(10)の発明の一実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置360、請求
項(11)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置366、請求項(11)の発明の一実
施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置368
をそれぞれ構成するスラリ−状研掃材噴射手段352
を、それぞれ本実施例に係る跳ね返り阻止による構造物
防護構造のスラリ−状研掃材差込一側噴射手段480に
取り替えて構成し、その他の構成を、それぞれ現構成と
同一としたチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置であっ
てもよい。
【0377】本実施例に係る跳ね返り阻止による構造物
防護構造のスラリ−状研掃材差込一側噴射手段480を
構成する跳ね返り阻止構造のノズル476を、請求項
(13)の発明の一実施例において説示したと同様にし
て、同様のクリ−ニング対象に一の列間に差し込んで前
側から裏側に進入移動させる。また、該進入移動と同時
に連係して本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
ング装置Kを動作させる。すると、前記したと同様の一
連を動作が順次なされて、スラリ−状研掃材が現出され
る。そして、該スラリ−状研掃材は、ホ−ス連結・ミキ
シング部材436から跳ね返り阻止構造のノズル476
に流入する。
【0378】この後、該スラリ−状研掃材は、図58乃
至図60に示すように、一側噴射口472から噴射さ
れ、一の列間と隣接する位置に配置されたアルミ製チュ
−ブに対する所定のクリ−ニングが実行される。そし
て、係るクリ−ニングをなす際に、一側噴射口472か
ら噴射されアルミ製フィンチュ−ブ表面と衝突したスラ
リ−状研掃材の一部が撥ね飛ばされ、前記構造物466
の例えば天井部466b側に飛散を開始する。しかし、
飛散を開始したスラリラ−状研掃材は、傘部材474と
衝突してアルミ製フィンチュ−ブ側に再度撥ね飛ばされ
て、該天井部466bへの跳ね返りが阻止される。する
と、アルミ製フィンチュ−ブ表面から撥ね飛ばされたス
ラリ−状研掃材は、構造物466の天井部466bに到
達しないため、該天井部466bにスラリ−状研掃材が
激しく衝突せず、また、摩擦接触力も作用しない。この
結果、該天井部466bは破壊、変形等しない。
【0379】この後、クリ−ニング対象のアルミ製フィ
ンチュ−ブ群の全ての列間について、跳ね返り阻止構造
のノズル476の同様な進入移動と、該進入移動と連係
し前記傘部材474による跳ね返り阻止を伴うスラリ−
状研掃材の噴射とを反復実行すると、アルミ製フィンチ
ュ−ブ群と隣接する位置に配置されている天井部466
b等を備える構造物466に何らの破壊、変形等を生ぜ
ず該構造物466は防護されるとともに、クリ−ニング
対象の全てのアルミ製フィンチュ−ブの表面に付着して
いる付着物が除去される。
【0380】つぎに、請求項(20)の発明の一実施例
を、図面を参照しながら説明する。図61は本実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置に備えられた
螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段の一例で
ある対面螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段
を断面して示し、図62は螺旋噴射誘導部材の一例を側
面から拡大してみた場合を示し、図63は同螺旋噴射誘
導部材の一例の噴射口を正面から拡大してみた場合を示
し、図64は螺旋噴射誘導部材のノズルの他の例の噴射
口を正面から拡大してみた場合を示したものである。
【0381】図61乃至図63に示すように、482
は、中心部に上流側を前記連結側円形流通穴388と連
通可能な内径とする一方、下流側の内径を上流側より小
さくして螺旋噴射誘導部材収容テ−パ穴484が穿設さ
れ、外周を比較的小さくするとともに、軸方向の長さを
比較的短小に形成された噴射部位である。また、486
は、外周を該噴射部位482の外周より大となし中心部
に連結用雌螺子378が螺設され、該噴射部位482の
上流側と一体的に構成されたノズル側連結部位である。
そして、これらから、本実施例に係る筒体488が構成
されている。
【0382】図61乃至図63に示すように、490
は、外周に、溝先492aが前記螺旋噴射誘導部材収容
テ−パ穴484にスム−ズに接触可能であって、下流側
端において180度間隔にて螺旋噴射するよう調整され
たピッチ間隔にて、テ−パ状螺旋溝492が刻設された
螺旋噴射誘導部材である。尚、図64に示すように、下
流側端において120度間隔にて螺旋噴射するよう調整
されたピッチ間隔にて、テ−パ状螺旋溝492が刻設さ
れる場合であってもよい、
【0383】そして、該螺旋噴射誘導部材490が、前
記筒体488内に収容された際に、螺旋状に旋回する螺
旋噴射路494が現出されるように構成されている。図
61に示すように、係る構成の筒体488と、螺旋噴射
誘導部材490とから本実施例に係る螺旋噴射構造のノ
ズル496が構成され、該螺旋噴射構造のノズル496
と、前記したホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部
材398とから本実施例に係る対面螺旋噴射構造の研掃
材を含む加圧エア噴射手段498が構成されている。
【0384】そして、前記した請求項(6)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49
を構成するノズル236を、本実施例に係る対面螺旋噴
射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段498に取り替
えて構成し、その他の構成を、該チュ−ブ及び機器のク
リ−ニング装置49と同一とした装置が、図示を省略し
たが、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
装置Lである。
【0385】また、前記した請求項(7)の発明の一実
施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置31
8、請求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置332、請求項(8)の発明の
他の実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
334をそれぞれ構成するノズル236を、本実施例に
係る対面螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段
498に取り替えて構成し、その他の構成を、それぞれ
現構成と同一としたチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
置であってもよい。
【0386】つぎに、本実施例の実施の形態について説
明する。対面螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段498を構成する螺旋噴射構造のノズル498を、
千鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群
(該チュ−ブ群又は機器群は破壊、変形しやすいアルミ
製若しくはガラス製であって、複雑な外形形状、若しく
は、内面形状をなしているものとする。)と対面させ
る。つぎに、本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−
ニング装置Lを、前記した請求項(7)の発明の一実施
例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置49、請
求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置318、請求項(8)の発明の一実施
例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置332、
請求項(8)の発明の他の実施例に係るチュ−ブ及び機
器のクリ−ニング装置334と同様にして、研掃材を連
続して圧送するための動作をなさしめる。
【0387】すると、前記したと同様の経路を辿って、
研掃材を含む加圧エアは、研掃材を含む加圧エア圧送ホ
−ス228に圧送される。この後、図61に示すよう
に、該研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス228の下流側
からホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材398
に流入する。そして、更に圧送されて、連結側円形流動
穴388中を流動して、筒体488を構成するノズル側
連結部位486側に直動的に流動する。
【0388】係る直動的に流動してきた研掃材を含む加
圧エアが、螺旋噴射誘導部材490と出会うと、テ−パ
状螺旋溝492又はテ−パ状螺旋溝493により案内さ
れながら、強制的に流動エネルギ−を減じつつ螺旋状に
流動して螺旋噴射路494を下流側に圧送される。そし
て、係る圧送により研掃材を含む加圧エアは、噴射方向
が軸方向と異なる、筒体488と螺旋噴射誘導部材49
0間の下流側端における螺旋流動方向と同方向に減じら
れた流動エネルギ−だけ弱められた噴射エネルギ−にて
噴射される。係る噴射により、噴射当初は、図63に示
すような180度間隔の二つの噴射方向ごとに別れ、若
しくは、図64に示すような120度間隔の三つの噴射
方向ごとに別れて、噴射距離が進につれて同方向に投網
状に拡散しながら研掃材を含む加圧エアが、対面してい
る前記チュ−ブ群又は機器側に到達する。
【0389】このため、前記チュ−ブ群又は機器群に
は、単位面積当たりに作用される研掃材を含む加圧エア
の噴射圧、研掃材の衝突に伴う衝突エネルギ−が格段に
小さくなり、前記した複雑な外形形状若しくはハニカム
状等の複雑な内面形状のチュ−ブ群又は機器群であって
も破壊、変形等はしない。また、研掃材は、前記した複
数方向に投網状の拡散をしながら摩擦接触するので、チ
ュ−ブ群又は機器群の複雑に入り組んだ箇所にも進入し
て所定のクリ−ニングを実行できるとともに、該チュ−
ブ群又は機器群は摩擦接触方向が変動する摩擦接触作用
を受けることになり、強固に付着している付着物、複雑
に入り組んだ箇所に付着している付着物等であっても所
定のクリ−ニングが実行できて、完全に除去される。
【0390】つぎに、請求項(21)の発明の一実施例
と実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図65
は本実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
に備えられる螺旋噴射構造のスラリ−状噴射手段の一例
である対面螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段を
断面してみた場合を示したものである。
【0391】図65に示すように、500は、本実施例
に係る対面螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段で
あって、前記した螺旋噴射構造のノズル496と、連結
用雌螺子378と連結用雄螺子390とが螺合されて該
螺旋噴射構造のノズル496と連結された前記ホ−ス連
結・ミキシング部材436とから構成されている。
【0392】そして、前記した請求項(9)の発明の一
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置35
8を構成するスラリ−状研掃材噴射手段352を、本実
施例に係る対面螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手
段500に取り替えて構成し、その他の構成を、該チュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置358と同一とした装
置が、図示を省略したが、本実施例に係るチュ−ブ及び
機器のクリ−ニング装置Nである。
【0393】また、請求項(10)の発明の一実施例に
係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置360、請求
項(11)の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器の
クリ−ニング装置366、請求項(11)の発明の他の
実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置36
8をそれぞれ構成するスラリ−状研掃材噴射手段352
を、それぞれ本実施例に係る対面螺旋噴射構造のスラリ
−状研掃材噴射手段500に取り替えて構成し、その他
の構成を、それぞれ現構成と同一としたチュ−ブ及び機
器のクリ−ニング装置であってもよい。
【0394】クリ−ニング作業環境、並びに、クリ−ニ
ング対象に水分が降りかかっても支障の生じない場合で
あって、クリ−ニング対象が、請求項(3)の発明の一
実施例にて説示した極めて容易に破壊、変形しやすく、
また、千鳥形であって多段に配列されたアルミ製の螺旋
フィンチュ−ブ群31、又は、アルミ製若しくはガラス
製の複雑な外形形状、ハニカム形状等の複雑な内面形状
の機器である場合には、図65に示すように、対面螺旋
噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段500を採用し、
該対面螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段500
を構成する螺旋噴射構造のノズル496を、これらクリ
−ニング対象と対面させる。
【0395】つぎに、本実施例に係るチュ−ブ及び機器
のクリ−ニング装置Nを、前記した請求項(9)の発明
の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置
358、請求項(10)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置360、請求項(11)
の発明の一実施例に係るチュ−ブ及び機器のクリ−ニン
グ装置366、請求項(11)の発明の他の実施例に係
るチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置368と同様に
して、親水性の研掃材を連続して圧送するための動作
と、加圧水を供給するための動作をなさしめる。する
と、前記したと同様の経路を辿って、研掃材を含む加圧
エアと加圧水とがホ−ス連結・ミキシング部材436内
で出会って前記したと同様に瞬時にミキシングされて、
スラリ−状研掃材が現出する。
【0396】該スラリ−状研掃材は、圧送され、連結側
円形流通穴388中を流動して、筒体488を構成する
ノズル側連結部位486側に直動的に流動する。係る直
動的に流動してきたスラリ−状研掃材圧は、螺旋噴射誘
導部材490と出会うと、前記した請求項(20)の発
明の一実施例にて説示したと同様の流動動作をなして噴
射される。そして、噴射当初は、180度間隔の二つの
螺旋噴射方向に別れ若しくは120度間隔の三つの螺旋
噴射方向に別れ、噴射距離が進につれて同方向に投網状
に拡散しながらスラリ−状研掃材が、前記螺旋フィンチ
ュ−ブ群31、又は、アルミ製若しくはガラス製の複雑
な外形形状又はハニカム形状等の複雑な内面形状の機器
群に到達する。
【0397】このため、前記螺旋フィンチュ−ブ群31
又は機器群には、単位面積当たりに作用されるスラリ−
状研掃材の噴射圧、該スラリ−状研掃材の衝突に伴う衝
突エネルギ−が格段に小さくなることと該スラリ−状の
研掃材の水分がクッションの作用をなすことにより、前
記した破壊、変形の生じやすい螺旋フィンチュ−ブ群3
1又はガラス製の機器群であっても、破壊、変形等はし
ない。また、スラリ−状研掃材は、螺旋噴射方向に別れ
て、噴射距離が進につれて投網状に拡散しながら摩擦接
触するので、螺旋フィンチュ−ブ群31又は機器群の複
雑に入り組んだ箇所にも進入して所定のクリ−ニングを
実行できるとともに、該螺旋フィンチュ−ブ群31又は
機器群は摩擦接触方向が変動する摩擦接触作用を受ける
ことになり、強固に付着している付着物、複雑に入り組
んだ箇所の付着物等であっても所定のクリ−ニングが実
行できて、完全に除去される。
【0398】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明した如く構成さ
れているので、下記の如き優れた効果を発揮するもので
ある。請求項(1)乃至請求項(4)の発明の構成によ
り、ボイラ−に付設されたチュ−ブ、フィンチュ−ブ、
螺旋フィンチュ−ブの種類、材質と、これらチュ−ブに
付着した付着物の表面硬度と厚み、並びに、これらチュ
−ブの配列態様に応じて、最適な研掃材を用いて最適な
手順にてクリ−ニング作業を実行するものであるので、
従来不可能とされていた、破壊、変形等の損傷を生ぜし
めることなく、ボイラ−に付設された全ての配列態様の
チュ−ブ群、フィンチュ−ブ群、螺旋フィンチュ−ブ群
や機器群に付着されたスケ−ル等の付着物を、余すこと
なく完全に除去することができる。
【0399】このため、重油等の燃料を長期間燃焼して
もボイラ−の熱交換効率が低下せず、設置した当初の熱
交換効率を維持することができる。また、このことか
ら、重油等の燃料を多量に消費する石油化学コンビナ−
ト、火力発電所の燃料費の節減効果が極めて大きい。さ
らに、クリ−ニング作業に用いられる研掃材は、容易に
多量に入手可能な、ありふれた金属性物質、非金属性物
質、農林産物等の植物性物質、動物性物質や産業廃棄物
の無機物質等を適宜な形状、大きさ、粒、粉体等に加工
したのを用いるものであるので、極めて安価に前記した
クリ−ニング施工を行うことができるものである。
【0400】さらにまた、請求項(2)の発明の構成に
より、可燃性の研掃材がフィンチュ−ブ群等に若干残留
する場合があっても、クリ−ニング作業後のボイラ−の
稼働により生じる熱により消滅せしめ、不燃性の研掃材
と除去されたスケ−ル等の付着物は請求項(5)の発明
の構成により、貯蔵槽等に回収されるので、クリ−ニン
グ対象のみならず、クリ−ニング作業現場まで清掃する
クリ−ニング施工を実行することができるものである。
【0401】請求項(4)の発明の構成により、クリ−
ニング対象と衝突すると広範囲に拡散して摩擦接触作用
をなす研掃材と、クリ−ニング対象に対する強力な貫流
挙動をなしつつ摩擦接触作用をなす研掃材を組み合わせ
てクリ−ニング対象に連続噴射して所定のクリ−ニング
を実行できるので、相乗効果的な研掃作用が発揮され、
クリ−ニング対象であるチュ−ブ群又は機器群に付着し
ている付着物を迅速且つ完全に除去することができる。
【0402】請求項(6)、請求項(7)の発明の構成
により、クリ−ニング施工において連続して、一定圧に
調圧された加圧エアに、研掃材を常に定量づつ含ましめ
てクリ−ニング対象物に噴射なさしめることができるの
で、クリ−ニング対象物のどの箇所、列間にても一様の
噴射エネルギ−と摩擦接触力を連続して作用させること
ができる。このため、クリ−ニング対象物の特定の箇所
に破壊、変形等が生じることなく、余すところなく付着
物を除去することができる。
【0403】請求項(9)、請求項(10)の発明の構
成により、クリ−ニング施工において連続して、親水性
の研掃材を、一定圧に調圧された加圧エアに常に定量づ
つ含ましめて圧送した後、加圧水とミキシングなさしめ
てスラリ−状研掃材を連続して生起なさしめ、該スラリ
−状研掃材をクリ−ニング対象物に噴射なさしめること
ができる。また、クリ−ニング対象物のどの箇所、列間
にも一様のスラリ−状研掃材の噴射エネルギ−と、スラ
リ−状研掃材中の水分がクッション作用をなしつつ該ス
ラリ−状研掃材中の粉砕粉の結晶体が摩擦接触作用を連
続して作用させることができるので、特別に破壊、変形
しやすいチュ−ブや機器等のクリ−ニング対象物であっ
ても特定の箇所に破壊、変形等が生じることなく、余す
ところなく付着物を除去することができる。
【0404】請求項(8)の発明の構成により、ドライ
状態でなされたクリ−ニング作業の実行により、作業現
場に散乱した、付着物破片と使用済みの研掃材を迅速に
回収することができる。また、請求項(11)の発明の
構成により、ウエット状態でなされたクリ−ニング作業
の実行により、作業現場に散乱した、付着物破片とスラ
リ−状研掃材又は親水性の研掃材が完全に溶けた水分を
迅速に回収することができる。このため、ともにクリ−
ニング対象のみならず、作業現場の清掃をもなす前記し
た請求項(5)の発明に係るチュ−ブ及び機器のクリ−
ニング方法を実行することができる。
【0405】請求項(12)の発明の構成により、研掃
材を含む加圧エアを、複数の列をなして多段に配列され
たチュ−ブ群又は機器群のどの箇所、列間にも、一様の
衝突エネルギ−と摩擦接触力を作用させつつ連続して噴
射なさしめることができる。このため、複数の列をなし
て多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群に対してドラ
イ状態でクリ−ニング施工する、前記した請求項
(1)、請求項(2)、又は、請求項(4)の発明の一
例を実行することができる。
【0406】請求項(13)の発明の構成により、スラ
リ−状研掃材を、複数の列をなして多段に配列されたチ
ュ−ブ群又は機器群のどの箇所、列間にも、一様の衝突
エネルギ−と摩擦接触力を作用させつつ連続して噴射な
さしめることができる。このため、複数の列をなして多
段に配列された破壊、変形しやすいフィンチュ−ブ群又
は機器群に対しウエット状態でクリ−ニング施工する、
前記した請求項(3)の発明の一例を実行することがで
きる。
【0407】請求項(14)の発明の構成により、研掃
材を含む加圧エアを、千鳥形であって多段に配列された
チュ−ブ群又は機器群のどの対面箇所にも、一様の衝突
エネルギ−と摩擦接触力を作用させるとともに、該群間
を摩擦接触力を作用なさしめつつ分流しつつ貫流なさし
めて噴射なさしめることができる。このため、千鳥形で
あって多段に配列されたチュ−ブ群又は機器群に対しド
ライ状態でクリ−ニング施工する、前記した請求項
(1)、又は、請求項(2)の発明の他の例、若しく
は、請求項(4)の発明を実行することができる。
【0408】請求項(15)の発明の構成により、スラ
リ−状研掃材を、千鳥形であって多段に配列されたフィ
ンチュ−ブ群又は機器群のどの対面箇所にも、一様の衝
突エネルギ−と摩擦接触力を作用させるとともに、該群
間を摩擦接触力を作用なさしめつつ分流し貫流なさしめ
て噴射なさしめることができる。このため、千鳥形であ
って多段に配列されたフィンチュ−ブ群又は機器群に対
しウエット状態でクリ−ニング施工する、前記した請求
項(3)の発明の他の例を実行することができる。
【0409】請求項(16)、請求項(18)の発明の
構成により、複数の列をなして多段に配列されたチュ−
ブ群又は機器群にのみ、一様の衝突エネルギ−と摩擦接
触力を作用なさしめ、隣接する位置に配置された耐火レ
ンガ等により構築された構造物には全くこれらが作用し
ない、研掃材を含む加圧エアの連続噴射をなさしめるこ
とができる。このため、構造物には全く破壊、変形を生
ぜず防護できるとともに、複数の列をなして多段に配列
されたチュ−ブ群又は機器群の最も裏側、端側等の隅々
に付着している付着物まで完全に除去できる。
【0410】請求項(17)、請求項(19)の発明の
構成により、複数の列をなして多段に配列されたフィン
チュ−ブ群又は機器群にのみ、一様な衝突エネルギ−と
摩擦接触力を作用なさしめ、隣接する位置に配置された
耐火レンガ等により構築された構造物には全くこれらが
作用しない、スラリ−状研掃材の連続噴射をなさしめる
ことがたできる。このため、構造物に対し全く破壊、変
形を生ぜず防護することがてきるとともに、複数の列を
なして多段に配列され、破壊、変形しやすいフィンチュ
−ブ群又は機器群の最も裏側、端側等の隅々に付着して
いる付着物まで完全に除去できる。
【0411】請求項(20)の発明の構成により、噴射
当初は螺旋噴射方向ごとの複数のグル−プに別れ、噴射
距離が進につれて投網状に拡散しながら、研掃材を含む
加圧エアは、対面している複数の列をなして多段に配列
されたチュ−ブ群又は機器群に連続して到達されるの
で、これらチュ−ブ群又は機器群の特定箇所に集中的に
研掃材を含む加圧エアは噴射されず、衝突エネルギ−と
摩擦接触力を分散なさしめることができる。このため、
クリ−ニングされるチュ−ブ群又は機器群に破壊、変形
等の損傷が生じることはない。また、研掃材は、前記し
た拡散をしてチュ−ブ群又は機器群に対して摩擦接触作
用をするので、複雑に入り組んだ箇所にも研掃材を進入
させることができるとともに、摩擦接触作用方向を適宜
変化なさしめ複数方向から摩擦接触力を作用させること
ができるので、強固に付着している付着物、複雑に入り
組んだ箇所に付着している付着物等を完全に除去するこ
とができる。以上から破壊、変形し易く、また、複雑な
外形形状、内面形状であるため、従来では、ドライ状態
でのクリ−ニングが不可能なクリ−ニング対象物であっ
ても、破壊、変形等の損傷が生じることなく、余すとこ
ろなく付着物を完全に除去するクリ−ニング施工をドラ
イ状態で実行することができる。
【0412】請求項(21)の発明の構成により、噴射
当初は螺旋噴射方向ごとの複数のグル−プに別れ、噴射
距離が進につれて投網状に拡散しつつ、スラリ−状研掃
材は、対面している複数の列をなして多段に配列され
た、アルミ製フィンチュ−ブ群又はガラス製であって複
雑な外形形状又は内面形状の機器等の特定箇所に集中的
にスラリ−状研掃材は噴射されず、衝突エネルギ−と摩
擦接触力を分散させることができる。また、スラリ−状
研掃材の水分がクッション作用をなしながら、該スラリ
−状研掃材中の微細粉の結晶体が摩擦接触作用をなすの
で、クリ−ニングされるアルミ製フィンチュ−ブ群又は
機器群等に破壊、変形等の損傷が生じることなく所定の
クリ−ニングをなすことができる。更に、スラリ−状研
掃材は、複数の螺旋噴射方向に投網状に拡散してアルミ
製フィンチュ−ブ群又はガラス製の機器等に対して摩擦
接触作用をするので、複雑に入り組んだ箇所にもスラリ
−状研掃材を進入させることができるとともに、摩擦接
触作用方向を適宜変化なさしめ複数方向から摩擦接触力
を作用させることができるので、強固に付着している付
着物、複雑に入り組んだ箇所に付着している付着物等を
完全に除去することができる。以上から極めて破壊変形
し易く、また、複雑な外形形状、ハニカム等の複雑な内
面形状であるため、従来では、ウエット状態でのクリ−
ニングが不可能なクリ−ニング対象物でも、破壊、変形
等の損傷を生じることなく、余すところなく付着物を完
全に除去するクリ−ニング施工をウエット状態で実行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】千鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群間
を、エアとともに研掃材が、各チュ−ブ表面と適宜接触
しながら分流し貫流する態様の一例を模式的に示した概
略正面図である。
【図2】同チュ−ブ群間をエアとともに研掃材が各チュ
−ブ表面と適宜接触しながら分流し貫流する態様の他の
例を模式的に示した概略正面図である。
【図3】同チュ−ブ群間をエアとともに研掃材が各チュ
−ブ表面と適宜接触しながら分流し貫流する態様のその
他の例を模式的に示した概略正面図である。
【図4】噴射された研掃材を含むエアがチュ−ブと衝突
した後に分流する挙動の一例を模式的に示した拡大正面
図である。
【図5】同様にチュ−ブに衝突した後に分流する挙動の
他の例を模式的に示した拡大正面図である。
【図6】同様にチュ−ブに衝突した後に分流する挙動の
その他の例を模式的に示した拡大正面図である。
【図7】千鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群と
対面する位置を移動することを勘案して分流される挙動
の一例を模式的に示した拡大正面図である。
【図8】吹出角度だけ噴射方向を異ならしめた二方向か
ら同時に研掃材とともにエアを噴射しつつ、複数の列を
なして多段に配列されたチュ−ブ群間をノズルが進入移
動する状態を模式的に示した概略正面図である。
【図9】ノズルが進入移動する方向と吹出角度だけ変位
した空間位置に位置するチュ−ブの円弧に対し、噴射さ
れた研掃材を含むエアが摩擦接触する態様を示した一部
省略拡大正面図である。
【図10】千鳥形であって多段に配列されたフィンチュ
−ブ群間を研掃材を含むエアが各フィンチュ−ブ表面と
適宜接触しながら分流し貫流する態様の各例を模式的に
示した概略正面図である。
【図11】フィンチュ−ブの表面の各部位ごとに研掃材
を含むエアが分流する態様を示した一部省略拡大斜視図
である。
【図12】吹出角度だけ噴射方向を異ならしめた二つの
噴射口から同時に研掃材を含む加圧エアを噴射しつつノ
ズルが、複数の列をなして多段に配列されたフィンチュ
−ブ群間を進入移動する状態を示した概略正面図であ
る。
【図13】ノズルから噴射された研掃材を含むエアが千
鳥形であって多段に配列されたフィンチュ−ブ群に接触
して流動する状態を示した一部省略側面図である。
【図14】複数の列をなして多段に配列されたフィンチ
ュ−ブ群間を二つの噴射口を備えたノズルが進入移動す
る状態を示した一部省略側面図である。
【図15】同フィンチュ−ブ群間を同ノズルが進入移動
する状態を示した一部省略拡大正面図である。
【図16】研掃材を含む加圧エアが千鳥形であって多段
に配列された螺旋フィンチュ−ブ群間を各螺旋フィンチ
ュ−ブ表面と適宜接触しながら前側から裏側を分流し貫
流する態様を模式的に示した概略正面図である。
【図17】研掃材を含む加圧エアが同螺旋フィンチュ−
ブ群間を各螺旋フィンチュ−ブ表面と適宜接触しながら
分流し貫流する状態を示した一部省略側面図である。
【図18】請求項(6)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図である。
【図19】本実施例に係る加圧エア流動制御機構を示し
た正面図である。
【図20】同加圧エア流動制御機構を示した側面図であ
る。
【図21】同加圧エア流動制御機構を示した背面図であ
る。
【図22】同加圧エア流動制御機構を示した平面図であ
る。
【図23】同加圧エア流動制御機構の流動を制御する制
御回路図である。
【図24】架台と研掃材収容容器と研掃材上流側連続定
量落流機構とを示した正面図である。
【図25】同架台と研掃材収容容器と研掃材上流側連続
定量落流機構とを示した背面図である。
【図26】同架台と研掃材収容容器と研掃材上流側連続
定量落流機構とを示した側面図である。
【図27】架台と蓋体を取り去った研掃材収容容器と研
掃材上流側定量落流機構とを示した平面図である。
【図28】回動翼及び固定円盤の先端部と研掃材収容容
器の内壁との位置関係、及び、研掃材排出部と研掃材連
続定量圧送機構との連結状態を示した一部断面拡大正面
図である。
【図29】一体構成されたケ−スと研掃材連続圧送部材
を示した斜視図である。
【図30】インナ−ノズルの一例を示した正面図であ
る。
【図31】同インナ−ノズルの一例を示した平面図であ
る。
【図32】請求項(7)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図である。
【図33】ドライセパレ−タ、加圧エア主流通配管、架
台、研掃材収容容器、加圧エア供給・排気機構、並び
に、研掃材上流側連続定量落流機構、及び、これら相互
の位置関係を示した一部断面正面図である。
【図34】同ドライセパレ−タ、加圧エア主流通配管、
架台、研掃材収容容器、加圧エア供給・排気機構、並び
に、研掃材上流側連続定量落流機構、及び、これら相互
の位置関係を示した平面図である。
【図35】研掃材上流側連続定量落流機構を示した拡大
縦断面図である。
【図36】請求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図である。
【図37】請求項(8)の発明の他の実施例に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図であ
る。
【図38】請求項(9)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図である。
【図39】請求項(10)の発明の一実施例に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図であ
る。
【図40】請求項(11)の発明の一実施例に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図であ
る。
【図41】請求項(11)の発明の他の実施例に係るチ
ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を示した正面図であ
る。
【図42】差込一側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴
射手段の一例を示した断面図である。
【図43】一側噴射構造のノズル部材の断面形状の一例
を示した拡大断面図である。
【図44】一側噴射構造のノズルの先端部の内部構造を
示した拡大断面図である 。
【図45】差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴
射手段を示した断面図である。
【図46】両側噴射構造のノズルの断面形状の一例を示
した拡大断面図である。
【図47】両側噴射構造のノズルの先端部の内部構造を
示した拡大断面図である。
【図48】差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴
射手段の他の例を示した正面図である。
【図49】同差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア
噴射手段の他の例を示した側面図である。
【図50】差込両側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手
段を示した断面図である。
【図51】対面噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手
段を示した断面図である。
【図52】対面噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段を
示した断面図である。
【図53】直接衝突防止による構造物防護構造の研掃材
を含む加圧エア差込両側噴射手段を示した断面図であ
る。
【図54】下流側閉塞構造のノズルの下流側を示した拡
大正面図である。
【図55】同下流側閉塞構造のノズルの下流側を示した
拡大平面図である。
【図56】直接噴射阻止による構造物防護構造のスラリ
−状研掃材差込両側噴射手段を示した断面図である。
【図57】跳ね返り阻止による構造物防護構造の研掃材
を含む加圧エア差込一側噴射手段を示した拡大断面図で
ある。
【図58】跳ね返り阻止による構造物防護構造のノズル
の下流側寄り位置を示した一部省略拡大側面図である。
【図59】跳ね返り阻止構造のノズルを示した一部省略
拡大正面図である。
【図60】跳ね返り阻止による構造物防護構造のスラリ
−状研掃材差込一側噴射手段を示した拡大断面図であ
る。
【図61】対面螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴
射手段を示した断面図である。
【図62】螺旋噴射誘導部材の一例を示した拡大側面図
である。
【図63】同螺旋噴射誘導部材の噴射口の一例を示した
拡大正面図である。
【図64】同螺旋噴射誘導部材の噴射口の他の例を示し
た拡大正面図である。
【図65】対面螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手
段を示した断面図である。
【図66】適宜なクリ−ニング方法及び研掃材の選択の
態様を示したフロ−チャ−トである。
【図67】異なる摩擦接触挙動をなす複数の種類の研掃
材を互いに結合なさしめて組み合わせ形成された複合摩
擦接触機能を備えた結合構造の研掃材の一例を示した拡
大断面図である。
【図68】異なる摩擦接触挙動をなす複数の種類の研掃
材をコ−テティング膜に包ましめて組み合わせ形成され
た複合摩擦接触機能を備えた外包み構造の研掃材の一例
を示した拡大断面図である。
【符号の説明】
1 千鳥形であって多段に配列されたチュ−ブ群 2 複数の列をなして多段に配列されたチュ−ブ群 5 一の噴射口を備えたノズル 19 二つの噴射口を備えたノズル 23 千鳥形であって多段に配列されたフィンチュ−
ブ群 24 複数の列をなして多段に配列されたフィンチュ
−ブ群 31 千鳥形であって多段に配列された螺旋フィンチ
ュ−ブ群 34 複合摩擦接触機能を備えた結合構造の研掃材 42 複合摩擦接触機能を備えた外包み構造の研掃材 49 請求項(6)の発明の一実施例に係るチユ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置 50 コンプレッサ− 58 ミストセパレ−タ− 68 減圧弁 80 加圧エア主流通配管 92 ノズル操作用エア流通配管 94 防塵マスク用エア流通配管 100 圧力スイッチ 106 圧送動作制御手段 108 加圧エア流動制御機構 110 架台 116 支持手段 146 研掃材収容容器 154 駆動手段 156 回動軸 170 研掃材定量落流誘導手段 172 研掃材排出部 178 研掃材上流側連続定量落流機構 194 加圧エア供給・排気機構 196 ケ−ス 204 インナ−ノズル 214 研掃材連続圧送部材 220 研掃材を含む加圧エア流通路 226 研掃材連続定量圧送機構 234 エアコック 248 加圧エア分配機構 254 架台 256 ノズル状排出部材 278 研掃材収容容器 290 加圧エア供給・排気機構 303 ロ−タリ−フィ−ダ− 308 研掃材上流側定量落流機構 312 研掃材連続定量圧送機構 314 ピンチバルブ 316 研掃材を含む加圧エア噴射機構 318 請求項(7)の発明の一実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニン装置 320 集塵機 330 吸引ホ−ス 332 請求項(8)の発明の一実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置 334 請求項(8)の発明の他の実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置 358 請求項(9)の発明の一実施例に係るチュ−ブ
及び機器のクリ−ニング装置 360 請求項(10)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置 362 バキュ−ムユニット 366 請求項(11)の発明の一実施例に係るチュ−
ブ及び機器のクリ−ニング装置 368 請求項(11)の発明の他の実施例に係るチュ
−ブ及び機器のクリ−ニング装置 400 差込一側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段 412 差込両側噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段 438 差込両側噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段 454 対面噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射手段 456 対面噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段 464 直接噴射阻止による構造物防護構造の研掃材を
含む加圧エア差込両側噴射手段 468 直接噴射阻止による構造物防護構造のスラリ−
状研掃材差込両側噴射手段 478 跳ね返り阻止による構造物防護構造の研掃材を
含む加圧エア差込一側噴射手段 480 跳ね返り阻止による構造物防護構造のスラリ−
状研掃材差込一側噴射手段 496 螺旋噴射構造のノズル 498 対面螺旋噴射構造の研掃材を含む加圧エア噴射
手段 500 対面螺旋噴射構造のスラリ−状研掃材噴射手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−60736(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23J 3/00 101 F28G 1/12

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ−と、 上流側端がホ−スを介して該コンプレッサ−と連通され
    流路に下流側に向けミストセパレ−タ、マニホルドブロ
    ック、減圧弁、電磁弁、が順次配設され下流側端が研掃
    材圧送用エア配管口と研掃材収容容器内加圧用エア配管
    口に分岐された加圧エア主流通配管と、上流側端が前記
    マニホルドブロックにて該加圧エア主流通配管と分岐さ
    れ下流側端にノズル操作用エア配管口が設けられたノズ
    ル操作用加圧エア流通配管と、上流側端に操作制御用エ
    ア配管口が下流側端に圧力スイッチがそれぞれ設けられ
    た圧送動作制御手段と、から構成され、必要に応じて、
    上流側端が前記マニホルドブロックにて前記加圧エア主
    流通配管と分岐され下流側端に防塵マスク用加圧エア配
    管口が設けられた防塵マスク用エア流通配管が付設され
    た加圧エア流動制御機構と、 支持枠体が設けられた架台と、 該架台上に載置され中心位置に支持部材が設けられると
    ともに該支持部材を貫いて回動軸収容穴が半径方向外方
    位置に研掃材通過穴がそれぞれ設けられた底板と、該底
    板上に搭載され一方の側面に加圧エア導入口が他方の側
    面に加圧エア排気口がそれぞれ設けられた円筒部材と、
    内方側に研掃材投入口が設けられ外周が円筒部材の上方
    側と接合された蓋体と、から構成された研掃材収容容器
    と、 前記架台上に搭載された駆動手段と、該駆動手段と連動
    連結され上方側を前記底板の中心位置を貫通なさしめて
    前記円筒部材の内部空間に臨ませて立設された回動軸を
    備えた減速機と、該回動軸の上方側と連結され翼端が前
    記円筒部材と対面するよう形成された回動翼と該回動翼
    と隣接する位置にて前記支持部材により支持され外周が
    前記円筒部材と間近にて対面するよう形成され円周側に
    前記研掃材通過穴と連通された落流隙間を現出なさしめ
    た固定円盤とからなる研掃材定量落流誘導手段と、前記
    研掃材通過穴と連通された研掃材落流穴が設けられ前記
    底板の半径方向外側下方位置に設けられた研掃材排出部
    とから構成された研掃材上流側連続定量落流機構と、 前記圧力スイッチと前記駆動手段それぞれと電気的に接
    続された制御手段と、 上流側端を前記研掃材収容容器内加圧エア配管口と連通
    なさしめ下流側を前記円筒部材内に位置せしめて前記加
    圧エア導入口を貫いて設けられた研掃材収容容器内加圧
    用エア配管と、該研掃材収容容器内加圧用エア配管の下
    流側端に遊嵌なさしめて設けられたバルブ部材と、該研
    掃材収容容器内加圧用エア配管中の研掃材収容容器外の
    位置に設けられたストップ弁と、上流端を前記研掃材収
    容容器内に下流側を該研掃材収容容器外にそれぞれ位置
    せしめて前記加圧エア排気口を貫いて設けられた加圧エ
    ア排気配管と、該加圧エア排気配管の下流側に設けられ
    たストップ弁とからなる加圧エア供給・排気機構と、 前記研掃材排出部と連結されたケ−スと、該ケ−ス内に
    前記研掃材落流穴と対面なさしめて収容されたインナ−
    ノズルと、該ケ−スと一体的に構成され内部に流路途中
    で該インナ−ノズルの下流側と連通されるとともに上流
    側がホ−スを介して前記研掃材圧送用加圧エア供給口と
    連通された研掃材を含む加圧エア流通路が貫設された研
    掃材連続圧送部材と、から構成された研掃材連続定量圧
    送機構と、 上流側端が前記研掃材を含む加圧エア流通路の下流側と
    連通され下流側端にノズル装着口が設けられた研掃材を
    含む加圧エア圧送ホ−スと、上流側端が前記ノズル操作
    用エア配管口と下流側端が前記操作制御用エア配管口と
    それぞれ連通され流路中にエアコックが設けられた操作
    制御用ホ−スと、該研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スの
    ノズル装着口に装着されたノズルと、から構成され、必
    要に応じて、上流側端が前記防塵マスク用エア配管口と
    連通され下流側端に防塵マスク装着口が設けられた防塵
    マスク用加圧エア圧送ホ−スが付設された研磨材を含む
    加圧エア噴射機構と、 から構成されていることを特徴とするチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニンク装置。
  2. 【請求項2】 コンプレッサ−と、 一時的に一定容量の加圧エアが滞留可能な内容積に形成
    され上流側がホ−スを介して該コンプレッサ−と連通さ
    れたドライセパレ−タ−と、上流側が該ドライセパレ−
    タ−の下流側と連通され下流側に研掃材圧送用加圧エア
    供給口がそれぞれ設けられ、且つ、上流側と下流側間の
    流路に減圧弁が設けられるとともに該流路から分岐なさ
    しめてノズル操作用加圧エア供給口と研掃材収容容器内
    加圧用エア供給口がそれぞれ設けられ、必要に応じて防
    塵マスク用加圧エア供給口が付加的に設けられた加圧エ
    ア主流通配管とから構成された加圧エア分配機構と、 架台と、 該架台に搭載されたノズル状排出部材と、該ノズル状排
    出部材と連結され一方の側面に加圧エア導入口が他方の
    側面に加圧エア排気口がそれぞれ設けられた円筒部材
    と、内方側に研掃材供給口が設けられ外周が該円筒部材
    の上方側と接合された蓋体とから構成された研掃材収容
    容器と、 上流側端を前記研掃材収容容器内加圧用エア供給口と連
    通なさしめ下流側を前記円筒部材内に位置せしめて前記
    加圧エア導入口を貫いて設けられた研掃材収容容器内加
    圧用エア配管と、該研掃材収容容器内加圧エア配管の下
    流側端に遊嵌なさしめて設けられたバルブ部材と、該研
    掃材収容容器内加圧用エア配管の研掃材収容容器外の位
    置に設けられたストップ弁と、上流側を前記研掃材収容
    容器内に下流側を該研掃材収容容器外にそれぞれ位置せ
    しめて前記加圧エア排気口を貫いて設けられた加圧エア
    排気配管と、該加圧エア排気配管の下流側に設けられた
    ストップ弁とからなる加圧エア供給・排気機構と、 上方側が前記ノズル状排出部材と連結され下方側に受渡
    し流通穴が設けられた上流側ケ−スと、該上流側ケ−ス
    内に収納されたロ−タリフィ−ダと、該ロ−タリフィ−
    ダと連動連結された駆動手段とから構成された研掃材上
    流側連続定量落流機構と、 前記上流側ケ−スの受渡し流通穴と連通なさしめて該上
    流側ケ−スの下方側と連結された下流側ケ−スと、該受
    渡し流通穴と対面なさしめて該下流側ケ−スに収容され
    たインナ−ノズルと、該下流側ケ−スと一体的に構成さ
    れ内部に流路途上で該インナ−ノズルの下流側と連通さ
    れるとともに上流側が中継ホ−スを介して前記研掃材圧
    送用加圧エア供給口と連通された研掃材を含む加圧エア
    流通路が貫設された研掃材連続圧送部材と、から構成さ
    れた研掃材連続定量圧送機構と、 上流側端が前記研掃材を含む加圧エア流通路の下流側と
    連通され下流側端にノズル装着口が設けられた研掃材を
    含む加圧エア圧送ホ−スと、該研掃材を含む加圧エア圧
    送ホ−スの上流側に流路を挟むようにして設けられたピ
    ンチバルブと、上流側端が前記ノズル操作用加圧エア供
    給口と下流側端が前記ピンチバルブとそれぞれ連通され
    流路中にエアコックが設けられた操作制御用ホ−スと、
    前記ノズル装着口に装着されたノズルとから構成され、
    必要に応じて、上流側が前記防塵マスク用加圧エア配管
    口と連通され下流側端に防塵マスク装着口が設けられた
    防塵マスク用加圧エア圧送ホ−スが付設された研掃材を
    含む加圧エア噴射機構と、 から構成されていることを特徴とするチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニング装置。
  3. 【請求項3】 集塵機と、下流側が該集塵機と連結され
    上流側が付着物破片の脱落散乱位置に向いて配設された
    吸引ホ−スとが備えられていることを特徴とする請求項
    )又は請求項()記載のチュ−ブ及び機器のクリ
    −ニング装置。
  4. 【請求項4】 給水タンクと、上流側が給水用ホ−スを
    介して該給水タンクと連結され下流側に加圧水供給口が
    設けられたポンプユニットと、から構成された加圧水供
    給機構が付加され、 請求項()記載の研掃材を含む加圧エア噴射機構に換
    えて、 上流側が該加圧水供給口と連通され下流側に装着口が設
    けられた加圧水供給ホ−スと、請求項()記載の研掃
    材を含む加圧エア圧送ホ−スと、請求項()記載の操
    作制御用ホ−スと、上流側が該研掃材を含む加圧エア圧
    送ホ−スのノズル装着口に装着され下流側に噴射口が設
    けられるとともに上流側と下流側間に上流側が前記加圧
    水供給ホ−スの装着口に装着された加圧水導入手段が設
    けられたスラリ−状研磨材噴射手段と、から構成され、
    必要に応じて、請求項()記載の防塵マスク用加圧エ
    ア圧送ホ−スが付設されたスラリ−状研掃材噴射機構が
    備えられていることを特徴とする請求項()記載のチ
    ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置。
  5. 【請求項5】 コンプレッサ−と、 一時的に一定容量の加圧エアが滞留可能な内容積に形成
    され上流側がホ−スを介して該コンプレッサ−と連通さ
    れたドライセパレ−タ−と、上流側が該ドライセパレ−
    タ−の下流側と連通され下流側に研磨材圧送用加圧エア
    供給口がそれぞれ設けられ、且つ、上流側と下流側間の
    流路に減圧弁が設けられるとともに該流路から分岐なさ
    しめてノズル操作用加圧エア供給口と研磨材収容容器内
    加圧用エア供給口がそれぞれ設けられ、必要に応じて防
    塵マスク用加圧エア供給口が付加的に設けられた加圧エ
    ア主流通配管とから構成された加圧エア分配機構と、 架台と、 該架台に搭載されたノズル状排出部材と、該ノズル状排
    出部材と連結され一方の側面に加圧エア導入口が他方の
    側面に加圧エア排気口がそれぞれ設けられた円筒部材
    と、内方側に研磨材供給口が設けられ外周が該円筒部材
    の上方側と接合された蓋体とから構成された研掃材収容
    容器と、 上流側端を前記研掃材収容容器内加圧用エア供給口と連
    通なさしめ下流側を前記円筒部材内に位置せしめて前記
    加圧エア導入口を貫いて設けられた研掃材収容容器内加
    圧用エア配管と、該研掃材収容容器内加圧用エア配管の
    下流側端に遊嵌なさしめて設けられたバルブ部材と、該
    研掃材収容容器内加圧用エア配管の研掃材収容容器外の
    位置に設けられたストップ弁と、上流側を前記研掃材収
    容容器内に下流側を該研掃材収容容器外にそれぞれ位置
    せしめて前記加圧エア排気口を貫いて設けられた加圧エ
    ア排気配管と、該加圧エア排気配管の下流側に設けられ
    たストップ弁とからなる加圧エア供給・排気機構と、 上方側が前記ノズル状排出部材と連結され下方側に受渡
    し流通穴が設けられた上流側ケ−スと、該上流側ケ−ス
    内に収納されたロ−タリフィ−ダと、該ロ−タリフィ−
    ダと連動連結された駆動手段とから構成された研掃材上
    流側連続定量落流機構と、 前記上流側ケ−スの受渡し流通穴と連通なさしめて該上
    流側ケ−スの下方側と連結された下流側ケ−スと、該受
    渡し流通穴と対面なさしめて該下流側ケ−スに収容され
    たインナ−ノズルと、該下流側ケ−スと一体的に構成さ
    れ内部に流路途上で該インナ−ノズルの下流側と連通さ
    れるとともに上流側が中継ホ−スを介して前記研掃材圧
    送用加圧エア供給口と連通された研掃材を含む加圧エア
    流通路が貫設された研掃材連続圧送部材と、から構成さ
    れた研掃材連続定量圧送機構と、 給水タンクと、上流側が給水用ホ−スを介して該給水タ
    ンクと連結され下流側に加圧水供給口が設けられたポン
    プユニットと、から構成された加圧水供給機構と、 上流側が該加圧水供給口と連通され下流側に装着口が設
    けられた加圧水供給ホ−スと、上流側が前記研掃材を含
    む加圧エア流通路の下流側と連通され下流側端にノズル
    装着口が設けられた研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス
    と、該研掃材を含 む加圧エア圧送ホ−スの上流側に流路
    を挟むようにして設けられたピンチバルブと、上流側端
    が前記ノズル操作用加圧エア供給口と下流側端が前記ピ
    ンチバルブとそれぞれ連通され流路中にエアコックが設
    けられた操作制御用ホ−スと、上流側が研掃材を含む加
    圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着され下流側に噴
    射口が設けられるとともに上流側と下流側間に上流側が
    前記加圧水供給ホ−スの装着口に装着された加圧水導入
    手段が設けられた スラリ−状研掃材噴射手段と、から構
    成され、必要に応じて、上流側が前記防塵マスク用エア
    配管口と連通され下流側端に防塵マスク装着口が設けら
    れた防塵マスク用加圧エア圧送ホ−スが付設されたスラ
    リ−状研掃材噴射機構と、 から構成され ていることを特徴とするチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニンク装置。
  6. 【請求項6】 バキュ−ムポンプユニットと、下流側が
    該バキュ−ムポンプユニットと連結され上流側が付着物
    破片と、使用済みのスラリ−状研掃材であってスラリ−
    状態が消失し親水性の研掃材が完全に溶けた水分、又
    は、使用済みのスラリ−状態を維持したスラリ−状研掃
    材が落流する位置に向いて配設された吸引ホ−スとが備
    えられていることを特徴とする、請求項()又は請求
    項()記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置。
  7. 【請求項7】 請求項()、請求項()、又は、請
    求項()記載のノズルが、複数の列をなして多段に配
    列されたチュ−ブ群又は機器群間を奥深く差し込み可能
    な細身長大に形成され下流側に軸線に対し一側に適宜な
    吹出角度をとった一の噴射口、若しくは、両側に適宜な
    吹出角度をとった複数の噴射口を備え上流側に連結部が
    備えられたノズルと、下流側が該連結部と脱着可能に連
    結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スの
    ノズル装着口に装着されたホ−ス連結・研掃材を含む加
    圧エア導入部材とから構成された研掃材を含む加圧エア
    噴射手段であることを特徴とする請求項()、請求項
    )、又は、請求項()いずれかに記載のチュ−ブ
    及び機器のクリ−ニング装置。
  8. 【請求項8】 請求項()、請求項()、又は、請求
    項()記載のノズルが、複数の列をなして多段に配列
    されたチュ−ブ群又は機器群間を奥深く差し込み可能な
    細身長大に形成され下流側に軸線に対し一側に適宜な吹
    出角度をとった一の噴射口、若しくは、両側に適宜な吹
    出角度をとった複数の噴射口が上流側に連結部がそれぞ
    れ備えられたノズルと、下流側が該連結部と脱着可能に
    連結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−ス
    のノズル装着口に装着されるとともに下流側と上流側間
    に上流側が前記加圧水供給ホ−スの装着口と連結された
    加圧水導入手段が設けられたホ−ス連結・ミキシング部
    材とから構成されたスラリ−状研掃材噴射手段であるこ
    とを特徴とする請求項()、請求項()、又は、請求
    項()いずれかに記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
    ング装置。
  9. 【請求項9】 請求項()、請求項()、又は、請
    求項()記載のノズルが、比較的短小であって下流側
    端に噴射口が上流側に連結部がそれぞれ備えられたノズ
    ルと、下流側が該連結部と脱着可能に連結され上流側が
    前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に
    装着されたホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入物材
    とから構成された研磨材を含む加圧エア噴射手段である
    ことを特徴とする請求項()、請求項()、又は、
    請求項()いずれかに記載のチュ−ブ及び機器のクリ
    −ニング装置。
  10. 【請求項10】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、比較的短小であって下流
    側端に噴射口が上流側に連結部がそれぞれ設けられたノ
    ズルと、下流側が該連結部と脱着可能に連結され上流側
    が前記研掃材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口
    に装着されるとともに下流側と上流側間に上流側が前記
    加圧水供給ホ−スの装着口と連結された加圧水導入手段
    が設けられたホ−ス連結・ミキシング部材とから構成さ
    れたスラリ−状研掃材噴射手段であることを特徴とする
    請求項()、請求項()、又は、請求項()いず
    れかに記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置。
  11. 【請求項11】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、複数の列をなして多段に
    配列されたチュ−ブ群又は機器群間を奥深く差し込み可
    能に細身長大に形成され上流側と下流側間に軸線に対し
    一側に適宜な吹出角度をとった一の噴射口、若しくは、
    両側に適宜な吹出角度をとった複数の噴射口を備え上流
    側に連結部が備えられた下流側閉塞構造のノズルと、下
    流側が該連結部と脱着可能に連結され上流側が前記研掃
    材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着され
    たホ−ス連結・研掃材を含む加圧エア導入部材とから構
    成された直接衝突阻止による構造物防護構造の研掃材を
    含む加圧エア噴射手段であることを特徴とする請求項
    )、請求項()、又は、請求項()いずれかに
    記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置。
  12. 【請求項12】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、複数の列をなして多段に
    配列されたチュ−ブ群又は機器群間を奥深く差し込み可
    能に細身長大に形成され上流側と下流側間に軸線に対し
    一側に適宜な吹出角度をとった一の噴射口、若しくは、
    両側に適宜な吹出角度をとった複数の噴射口を備え上流
    側に連結部が備えられた下流側閉塞構造のノズルと、下
    流側が該連結部と脱着可能に連結され上流側が前記研掃
    材を含む加圧エア圧送ホ−スのノズル装着口に装着され
    るとともに下流側と上流側間に上流側が前記加圧水供給
    ホ−スの装着口に装着された加圧水導入手段が設けられ
    たホ−ス連結・ミキシング部材とから構成された直接衝
    突阻止による構造物防護構造のスラリ−状研掃材噴射手
    段であることを特徴とする請求項()、請求項
    )、又は、請求項()いずれかに記載のチュ−ブ
    及び機器のクリ−ニング装置。
  13. 【請求項13】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、複数の列をなして多段に
    配列されたチュ−ブ群又は機器群間を奥深く差し込み可
    能に細身長大に形成され下流側に軸線に対し一側に適宜
    な吹出角度をとった一の噴射口と該一の噴射口を包むよ
    うにして傘部材が設けられ上流側に連結部が備えられた
    跳ね返り阻止構造のノズルと、下流側が該連結部と脱着
    可能に連結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧送
    ホ−スのノズル装着口に装着されたホ−ス連結・研掃材
    を含む加圧エア導入部材とから構成された跳ね返り阻止
    による構造物防護構造の研磨材を含む加圧エア噴射手段
    であることを特徴とする請求項()、請求項()、
    又は、請求項()いずれかに記載のチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニング装置。
  14. 【請求項14】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、複数の列をなして多段に
    配列されたチュ−ブ群又は機器群間を奥深く差し込み可
    能に細身長大に形成され下流側に軸線に対し一側に適宜
    な吹出角度をとった一の噴射口と該一の噴射口を包むよ
    うにして傘部材が設けられ上流側に連結部が備えられた
    跳ね返り阻止構造のノズルと、下流側が該連結部と脱着
    可能に連結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧送
    ホ−スのノズル装着口に装着されるとともに下流側と上
    流側間に上流側が前記加圧水供給ホ−スの装着口に装着
    された加圧水導入手段が設けられたホ−ス連結・ミキシ
    ング部材とから構成された跳ね返り阻止による構造物防
    護構造のスラリ−状研掃材噴射手段であることを特徴と
    する、請求項()、請求項()、又は請求項(
    いずれかに記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、上流側に連結部が設けら
    れた比較的短小の筒体と外周にテ−パ状の螺旋溝が刻設
    され該筒体内に挿入された螺旋噴射誘導部材とからなる
    研掃材螺旋噴射構造のノズルと、下流側が該連結部と脱
    着可能に連結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧
    送ホ−スのノズル装着口に装着されたホ−ス連結・研掃
    材を含む加圧エア導入部材とから構成された螺旋噴射構
    造の研掃材を含む加圧エア噴射手段であることを特徴と
    する請求項()、請求項()、又は、請求項(
    いずれかに記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項()、請求項()、又は、
    請求項()記載のノズルが、上流側に連結部が設けら
    れた比較的短小の筒体と外周にテ−パ状の螺旋溝が刻設
    され該筒体内に挿入された螺旋噴射誘導部材とからなる
    研掃材螺旋噴射構造のノズルと、下流側が該連結部と脱
    着可能に連結され上流側が前記研掃材を含む加圧エア圧
    送ホ−スのノズル装着口に装着されるとともに下流側と
    上流側間に上流側が前記加圧水供給ホ−スの装着口に装
    着された加圧水導入手段が設けられたホ−ス連結・ミキ
    シング部材とから構成された螺旋噴射構造のスラリ−状
    研掃材噴射手段であることを特徴とする請求項()、
    請求項()、又は、請求項()いずれかに記載のチ
    ュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置。
  17. 【請求項17】 クリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機
    器群の種類、材質、付着した付着物の表面硬度と厚みに
    応じて、請求項(1)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
    置、又は請求項(2)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−
    ニング装置、又は請求項(3)記載のチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニング装置、又は請求項(7)記載のチュ−ブ
    及び機器のクリ−ニング装置、又は請求項(9)記載の
    チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置、又は請求項(1
    1)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置、又は
    請求項(13)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
    装置、又は請求項(15)記載のチュ−ブ及び機器のク
    リ−ニング装置を用いて 該チュ−ブ群又は機器群に向け
    て、同圧且つ定量で加圧エアとともに連続噴射なさしめ
    ると、 該チュ−ブ群又は機器群を破壊、変形させずに、
    連続して噴射されるドライ状態の研掃材が、これらに付
    着している全ての付着物それぞれと連続的に摩擦接触す
    るとともに衝突エネルギ−を付与しつつ広範囲に輸送さ
    れるように制御して全ての付着物を除去可能な適宜な形
    状、硬さの研掃材を選択するステップ1を実行し、 つぎに、前記チュ−ブ群又は機器群の配列態様に応じ
    て、前記したチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置を用
    いて同圧且つ定量で一の方向に連続噴射なさしめると、
    ドライ状態の研掃材が、加圧エアとともにチュ−ブ群又
    は機器群間を分流して容易に全てのチュ−ブ又は機器の
    表面に高速にて輸送されて直接接触するように制御可能
    とするか、又は前記したチュ−ブ又は機器のクリ−ニン
    グ装置を用いて同圧且つ定量で複数の方向に連続噴射な
    さしめると、ドライ状態の研掃材が、加圧エアにより強
    制的にチュ−ブ群又は機器群中の複数方向に輸送され全
    てのチュ−ブ又は機器の表面に容易に高速にて直接接触
    するように制御可能に一の噴射口、若しくは、複数の方
    向に同時に噴射可能な適宜な吹出角度をとった複数の噴
    射口を備えたノズルを選択するステップ2を実行し、 ついで、前記チュ−ブ群又は機器群の配列態様に応じて
    ノズルを前記チュ−ブ群又は機器群と対面する位置上を
    移動させつつ、若しくは、前記チュ−ブ群又は機器群間
    を進入移動させつつ前記したチュ−ブ及び機器のクリ−
    ニング装置を用いて同圧且つ定量にて一又は複数方向に
    連続噴射可能に制御して加圧エアとともにドライ状態の
    研掃材をノズルから連続噴射させて、各チュ−ブ又は機
    器の全面にドライ状態で研掃材を衝突させて付着物を完
    全に除去するステップ3を実行する手順からなるチュ−
    ブ及び機器のクリ−ニング方法。
  18. 【請求項18】 請求項(17)記載の形状、硬さの研
    掃材であって、 請求項(1)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
    置、又は請求項(2)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−
    ニング装置、又は請求項(3)記載のチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニング装置、又は請求項(7)記載のチュ−ブ
    及び機器のクリ−ニング装置、又は請求項(9)記載の
    チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置、又は請求項(1
    1)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置、又は
    請求項(13)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
    装置、又は請求項(15)記載のチュ−ブ及び機器のク
    リ−ニング装置を用いて、ドライ状態の研掃材を、同圧
    且つ定量で加圧エアとともに連続噴射なさしめると、短
    時間で付与された運動エネルギ−が大きく低下しないで
    チュ−ブ群又は機器群の奥深くに進入可能な大きな運動
    エネルギ−が発生するように制御可能な比重の 研掃材を
    選択するステップ4を実行し、 つぎに、請求項(17)記載のステップ2を実行し、つ
    いで、請求項(17)記載のステップ3を実行する手順
    からなるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法。
  19. 【請求項19】 水分が降りかかっても支障が生じない
    作業環境とクリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機器群
    ある場合には、該チュ−ブ群又は機器群に向けて同圧且
    つ定量でスラリ−状研掃材を連続噴射なさしめると、該
    チュ−ブ群又は機器群を破壊、変形させずに、連続して
    噴射されるスラリ−状研掃材が、これらに付着している
    全ての付着物それぞれと連続的に水分のクッション作用
    により衝突エネルギ−が減衰され大きな衝撃力を付与す
    ることのないように摩擦接触するとともに運動エネルギ
    −を付与しつつ広範囲に輸送されるように制御して全て
    付着物を除去可能な微細な形状であって親水性の研磨
    を選択し、 水分が降りかかると支障が生じる作業環境とクリ−ニン
    グ対象のチュ−ブ群又は機器群である場合には、該チュ
    −ブ群又は機器群に向けて同圧且つ定量で加圧エアとと
    もに連続噴射なさしめると、該チュ−ブ群又は機器群を
    破壊、変形させずに、連続して噴射されるドライ状態の
    研掃材が、これらに付着している全ての 付着物それぞれ
    と連続的に高速ではあるが運動エネルギ−を小さくして
    摩擦接触するとともに運動エネルギ−を付与しつつ広範
    囲に輸送されるように制御して全ての付着物を除去可能
    質量が小、微細な形状、砕けない硬さの研磨材を選択
    するステップ5を実行し、 つぎに、チュ−ブ群又は機器群の配列形態に応じて、請
    求項(1)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装
    置、又は請求項(2)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−
    ニング装置、又は請求項(3)記載のチュ−ブ及び機器
    のクリ−ニング装置、又は請求項(7)記載のチュ−ブ
    及び機器のクリ−ニング装置、又は請求項(9)記載の
    チュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置、又は請求項(1
    1)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング装置、又は
    請求項(13)記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニング
    装置、又は請求項(15)記載のチュ−ブ及び機器のク
    リ−ニング装置を用いて同圧且つ定量で一の方向に連続
    噴射なさしめると、ドライ状態の研掃材が、加圧エアと
    ともにチュ−ブ群又は機器群間を分流して容易に全ての
    チュ−ブ又は機器の表面に高速にて輸送されて直接接触
    するように制御可能とするか、又は前記したチュ−ブ及
    び機器のクリ−ニング装置を用いて同圧且つ定量で複数
    の方向に連続噴射なさしめると、ドライ状態の研掃材
    が、加圧エアにより強制的にチュ−ブ群又は機器群中の
    複数方向に輸送され全てのチュ−ブ又は機器の表面に容
    易に高速にて直接接触するように制御可能に、一の噴射
    口、若しくは、複数の方向に同時に噴射可能な適宜な吹
    出角度をとった複数の噴射口を備えたノズルを選択する
    請求項(16)記載のステップ2、 又は、チュ−ブ群又は機器群の配列態様に応じて、同圧
    且つ定量で一の方向に連続噴射なさしめると、スラリ−
    状研掃材が容易に全てのチュ−ブ又は機器の表面に高速
    にて輸送され水分のクッション作用により衝突エネルギ
    −が減衰されて直接接触するように制御可能とするか、
    又は同圧且つ定量で複数の方向に連続噴射なさしめる
    と、スラリ−状研掃材が強制的にチュ−ブ群又は機器群
    中の複数方向に輸送され全てのチュ−ブ又は機器の表面
    に容易に高速にて水分のクッション作用により衝突エネ
    ルギ−が減衰されて直接接触するように制御可能に水分
    と研磨材の供給口、及び、一の噴射口若しくは適宜な吹
    出角度をとった複数の噴射口とを兼備したノズルを選択
    するステップ6を実行し、 ついで、前記チュ−ブ群又は機器群の配列態様に応じて
    ノズルを前記チュ−ブ群又は機器群と対面する位置上に
    移動させつつ、若しくは、前記チュ−ブ群又は機器群間
    を進入移動させつつ、前記したチュ−ブ及び機器のクリ
    −ニング装置を用いて同圧且つ定量で一又は複数の方向
    に連続噴射可能に制御して加圧エアとともにドライ状態
    の研掃材をノズルから連続噴射させて、各チュ−ブ又は
    機器の全面にドライ状態の研掃材を衝突させるか、又
    は、同圧且つ定量にて一又は複数の方向に連続噴射可能
    に制御してスラリ−状研掃材をノズルから連続噴射させ
    て、各チュ−ブ又は機器の全面にスラリ−状研掃材を衝
    突させて付着物を完全に除去するステップ7を実行する
    手順からなるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法。
  20. 【請求項20】 クリ−ニング対象のチュ−ブ群又は機
    器群の種類、材質、付着した付着物の表面硬度と厚みに
    応じて、該チュ−ブ群又は機器群に向けて同圧且つ定量
    で連続噴射なさしめると、該チュ−ブ群又は機器群中
    を、広範囲に拡散しながら摩擦接触作用をする研掃材
    と、貫流しながら摩擦接触作用をなす研掃材を組み合わ
    せ、研掃材の種類ごとの固有の摩擦接触作用を、付着物
    に相乗効果的に該チュ−ブ群又は機器群を破壊、変形さ
    せずに作用なさしめるように制御して付着物を除去可能
    するように、前記請求項(17記載の形状、硬さの
    研掃材、又は請求項(18記載の形状、硬さ、比重の
    研掃材、或いは請求項(19記載の親水性の研掃材又
    は質量が小、微細な形状、砕けない硬さの研掃材のいず
    かのみにより構成せしめ、若しくは、これらの二又は
    三の異なる研掃材の組み合わせにより構成せしめ、これ
    研掃材を適宜な塊の結合構造、又は、外包み構造とし
    た親水性の研掃材を含有しない研掃材塊又は親水性の研
    掃材を含有する研掃材塊となすステップ8を実行し、 つぎに、請求項(17)記載のステップ2とステップ3
    を順次実行するか、又は請求項(17)記載のステップ
    2と請求項(19)記載のステップ7を順次実行して親
    水性の研掃材を含有しない研掃材塊を同圧且つ定量でド
    ライ状態で連続噴射し、噴射当初の衝突時に結合構造又
    は外包み構造の研掃材塊を破壊して多数の複種のドライ
    状態の研掃材を連続して広範囲に飛散流動させるか、又
    は、請求項(19)記載のステップ6とステップ7を順
    次実行して親水性の研掃材を含有 する研掃材塊をスラリ
    −状とし、該スラリ−状とされた研掃材塊を同圧且つ定
    量づつ連続噴射し、噴射当初の衝突時に結合構造又は外
    包み構造の研掃材塊を破壊して多数の複種のスラリ−状
    研掃材のみか又はスラリ−状研掃材とドライ状態の研掃
    材を連続して広範囲に飛散流動させることにより、 チュ−ブ群又は機器群の全面にドライ状態の研掃材又は
    スラリ−状研掃材を衝突させて付着物を除去する 手順か
    らなるチュ−ブ及び機器のクリ−ニング方法。
  21. 【請求項21】 請求項(17)乃至請求項(20)そ
    れぞれに記載された各ステップを順次実行して、チュ−
    ブ群又は機器群の全面に破壊、変形を生じさせることな
    くドライ状態の研掃材又はスラリ−状研掃材を衝突させ
    て付着物を除去し、 つぎに、ドライ状態の研掃材により付着物が除去された
    場合にはドライ状態の除去された付着物破片と使用済み
    の研掃材との混在物を、スラリ−状研掃材により付着物
    が除去された場合には除去された付着物破片と使用済み
    のスラリ−状態が消失し親水性の研掃材が完全に溶けた
    水分又はスラリ−状を維持した研掃材 を回収するステッ
    プ9を実行する手順からなる請求項(17)乃至請求項
    20)いずれかに記載のチュ−ブ及び機器のクリ−ニ
    ング方法。
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