JP3167706U - ワイヤ式切断装置 - Google Patents

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幸緒 及川
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Abstract

【課題】カバーの開閉作業を単純化できるとともに省スペース化が可能なワイヤ式切断装置を提供する。【解決手段】本ワイヤ式切断装置1は、ワイヤ2が張設されるロール11,12を有するメインロール部10と、該メインロール部10に対して移動可能にワークが支持されるワーク走行部13と、メインロール部10及びワーク走行部13が配される加工室4の前方に配される前壁と加工室4の側方に配される側壁を一体に有し、加工室4の前方及び側方を覆う第1の位置P1と、加工室4から退避して加工室4を開放する第2の位置P2との間で移動することで加工室4を開閉するカバー20とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、ワイヤ式切断装置に関する。
ワイヤ式切断装置はワイヤソーとも呼ばれ、走行するワイヤにワークを押し付けることによってワークを切断するものである。ワイヤ式切断装置は、ワイヤが張設されるメインロール部、メインロール部に向かってワークを移動させるワーク送り装置、ワイヤを繰り出しメインロール部に供給する繰り出し機構、メインロール部からワイヤを巻き取り回収する巻取り機構、を備えている。ワイヤはメインロール部の複数の平行に配置された溝ロールに張設されて走行され、ワークを切断する。
メインロール部とワーク送り装置を含む加工室には、開閉可能なカバーが設けられている。例えば一般的なカバーは、加工室手前の前面カバーと、加工室左側方の側面カバーとが個別に設けられ、前面カバーと側面カバーをそれぞれ手動にて回動して開閉している。なお、加工室右側には機器が隣接配置されている。例えば前面カバーはその上端に幅方向に沿うヒンジ部を有し、このヒンジ部の幅方向に沿う軸を中心に回動して開閉される。左側面カバーはその後端に上下方向に沿うヒンジ部を有し、このヒンジ部の上下方向に沿う軸を中心に回動して開閉される。
上述したワイヤ式切断装置では、次のような問題がある。すなわち、別個に設けられた複数のカバーをそれぞれ手動にて開閉するため、開閉作業が煩雑となり、またカバーは軸を中心に回動して開閉する構成であるため、加工室の周辺にカバー回動のためのスペースを要するという問題がある。
本考案の一形態にかかるワイヤ式切断装置は、ワイヤが張設されるメインロール部と、前記メインロール部に対して移動可能に被切断材が支持される被切断材支持部と、前記メインロール部及び被切断材支持部が配される加工室の前方に配される前壁と前記加工室の側方に配される側壁を一体に有し、前記加工室の前方及び側方を覆う第1の位置と、前記加工室から退避して前記加工室を開放する第2の位置と、の間で移動することで前記加工室を開閉するカバーと、を備えたことを特徴とする。
本考案の一形態にかかるワイヤ式切断装置は、前記カバーは、前記前壁及び一対の前記側壁が一体となり平面視コ字状に形成され、上昇することにより前記加工室の上方に退避して前記加工室を開放し、下降することにより前記加工室の周囲3方面を囲むことで前記加工室を閉じることを特徴とする。
本考案によれば、カバーの開閉作業を単純化できるとともに省スペース化が可能なワイヤ式切断装置を提供できる。
ワイヤ式切断装置の動作の概要を示す説明図。 ワイヤ式切断装置の加工室のカバー開状態を示す斜視図。 ワイヤ式切断装置の加工室のカバー閉状態を示す斜視図。
以下、本考案の一実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施形態に係るワイヤ式切断装置1の動作の概要を示す説明図である。図2及び図3は、ワイヤ式切断装置1の斜視図であり、図2は加工室4のカバー20を開いた状態、図3は加工室4のカバー20を閉じた状態をそれぞれ示している。なお、説明のため、各図において適宜構成を省略して示している。また、図中矢印X,Y,Zは互いに直交する3方向を示しており、例えば実施形態においてはYは前方、Zは上方、Xは幅方向を指している。
ワイヤ式切断装置1は、走行するワイヤ2にワークW(被切断材)を押し付けることによってワークWを切断するものである。例えば半導体材料、磁性材料、セラミックス、プリント配線基板等、いわゆる脆性材料をウェハ状その他の形状に切断するのに適している。
図1に示すように、ワイヤ式切断装置1は、ワイヤ2が張設されるメインロール部10と、ワークWを支持してメインロール部10に対向して進退させるワーク送り装置13(被切断材支持部)と、メインロール部10及びワーク送り装置13が配される加工室4を覆うカバー20と、ワイヤ2を繰り出してメインロール部10に供給する繰り出し機構30と、メインロール部10からワイヤ2を巻き取り回収する巻取り機構40と、操作者が指示入力等を行う操作入力部50と、操作入力部50の入力内容に応じて上記各部の動作を制御する制御部60を備えている。
図2及び図3に示すように、ワイヤ式切断装1の前部にメインロール部10とワーク送り装置13を含む加工室4が配置され、ワイヤ式切断装置1の後部のハウジング5の内部に巻取り機構30及び繰り出し機構40が内蔵されている。
メインロール部10は、装置前部においてベース部3上に設置された例えば2つの溝ロール11,12を備えている。溝ロール11,12は、軸心がY方向に沿って互いに平行に回転可能に保持されている。2つの溝ロール11,12の周面には、その周方向に沿って形成されるとともに、軸方向に一定間隔で配置された溝11a,12aが形成されている。この溝11a,12aにワイヤ2が張設されている。なお、溝ロール11、12のうち一方を駆動ロールとしてもよいし,両方を従動ロールとしてもよい。
ワーク送り装置13はメインロール部10の上方に設けられている。ワーク送り装置13は、ワーク支持部14の先端にワークWを保持するとともに、矢印で示すようにZ方向に進退移動することにより、ワークWをメインロール部10に対して進退させる。
加工室4にはメインロール部10とワーク支持部14が上下に対向して配置され、その周囲3方面がカバー20によって覆われるようになっている。なお加工室4の後方はハウジング5によって後壁15が構成されている。カバー20は、加工室4の前方を塞ぐ前壁21と加工室4の幅方向(X軸)両側を塞ぐ第1及び第2の側壁22,23とが一体に構成され、平面視コ字状になっている。このカバー20はY軸方向に延びるレール部25に沿って昇降移動する。カバー20は、図2に示すように加工室4の前方及び両側方を覆う第1の位置P1と、図3に示すように加工室4から退避して加工室4を開放する第2の位置P2との間でZ軸方向に進退移動する。例えば操作入力部50の入力指示に応じて駆動され、カバー20が昇降移動する。なお、カバー20の両側壁22,23の後端の縁部分22a,23aはメインロール部10の後方に形成された後壁部15に沿ってZ方向に延びている。カバー20は移動した後第1の位置P1及び第2の位置P2でそれぞれロックされ固定される。例えばワークの設置時、メインロール交換時、機内清浄等の際にはカバー20が第1の位置に上昇して加工室4の前面及び両側面の3方向を開放し、例えば切断加工中にはカバー20が下降して加工室4の周囲を閉塞するように動作する。さらにカバー20の前壁21には、開閉式の小窓部26が設けられている。この小窓部26からカバー閉時に内部を観察することが可能となっている。
図1に示す繰出し機構30と巻取り機構40は同じ構造のもので、一方が繰出し側となったときには他方は巻取り側となり、一方が巻取り側となったときには他方が繰出し側となる。本実施形態では例えば機構30が繰り出し機構、機構40が巻取り機構となっている。これらの機構30、40は例えば操作入力部50への入力に応じて制御部60により制御されて回転駆動し、ボビン30a,40aによりワイヤ2の繰り出し及び巻き取りを行う。ワイヤ2は、繰り出し機構30のボビン30aから繰り出され、ガイドロール31,35を経てダンサロール34に掛けられ,さらにガイドロール36,37,38,39を経てメインロール部10に到達する。メインロール部10では,ワイヤ2は溝ロール11の溝に順次掛けられている。メインロール部10から出たワイヤ2はガイドロール49,48,47,46を経て,ダンサ機構42のダンサロール44に掛けられ,さらにガイドロール45,41を経て,巻取り側の機構40によってその巻取りボビン40aに巻取られる。
上記のように構成されたワイヤ式切断装置1では、ワイヤ2はメインロール部10の複数の平行に配置された溝ロール11,12に張設されて走行される。一方、ワーク送り装置13に保持されたワークWは,ワーク送り装置13の昇降移動によってメインロール部10の方向に送られる。そしてワークWが走行するワイヤ2に押し付けられることにより,ワークWが切断される。
ワイヤ2の走行動作の一例としては、ワイヤを繰出し機構30側から巻取り機構40側に全部走行させたのち,反対に,巻取り機構40側から繰出し機構30側にワイヤ2を走行させる。他の一例としては、繰出し機構30側から巻取り機構40側にワイヤ2を一定長さ,または一定時間順方向走行させ,この後,ワイヤ2を適当な長さ戻し(逆方向走行させ),再び上記順方向走行を繰り返す構成でもよい。
上記のように構成されたワイヤ式切断装置1は、以下のような効果を有する。すなわち、加工室4の正面及び両側方の3方向の壁21,22,23が一体に平面視コ字状に構成されるとともにスライドして昇降移動することで加工室4を開閉するため、加工室4の開閉動作が単純となるとともに、開閉のために必要なスペースを最小限にすることができる。また開閉時及び開いた状態においてカバー20が作業の邪魔になることがないため作業性及び安全性を向上できる。
なお、上記した実施の形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれるとともに、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれる。
W…ワーク(被切断材)、1…ワイヤ式切断装置、2…ワイヤ、4…加工室、10…メインロール部、
13…ワーク送り装置(被切断材支持部)、20…カバー、21…前壁、22,23…側壁、
25…レール部、30…繰り出し機構、40…巻取り機構、50…操作入力部、60…制御部。

Claims (2)

  1. ワイヤが張設されるロールを有するメインロール部と、
    前記メインロール部に対して移動可能に被切断材が支持される被切断材支持部と、
    前記メインロール部及び被切断材支持部が配される加工室の前方に配される前壁と前記加工室の側方に配される側壁を一体に有し、前記加工室の前方及び側方を覆う第1の位置と、前記加工室から退避して前記加工室を開放する第2の位置との間で移動することで前記加工室を開閉するカバーと、
    を備えたことを特徴とするワイヤ式切断装置。
  2. 前記カバーは、前記前壁及び一対の前記側壁が一体となり平面視コ字状に形成され、上昇することにより前記加工室の上方に退避して前記加工室を開放し、下降することにより前記加工室の周囲3方面を囲むことで前記加工室を閉じることを特徴とする請求項1記載のワイヤ切断装置。
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