JP3167509U - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最大暖房能力を確保するとともに、空調ケースの熱による変質を防止することが可能な車両用空調装置を提供する。【解決手段】車両用空調装置1は、内部に空気流路が形成された空調ケース5と、空気流路7内に空気を送風する送風機10と、空調ケース5内に、空気流路7に送風された空気を冷却する冷却用熱交換器20と、該冷却用熱交換器20の下流側に設けられ発熱素子によって空気を加熱する電気式加熱ヒータ21とが配されて構成され、電気式加熱ヒータ21の下流側において、該電気式加熱ヒータ21の通風部の端面と対峙する空調ケース5の内壁面近傍の空気温度を測定する温度検知器28が空調ケース5に設けられ、温度検知器28の検知した空気温度に基づいて電気式加熱ヒータ21を通過した空気温度を制御する。【選択図】図1

Description

本考案は、電気式加熱ヒータを用いた車両用空調装置において、特に、空調ケース等に用いられる樹脂部材の熱による変質を防止する車両用空調装置に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車の車両用空調装置のヒータには、発熱素子と放熱フィンとを有する電気式加熱ヒータが用いられている。電気式加熱ヒータは、エンジンの冷却水を利用したヒータよりも熱効率が高いためヒータを通過した直後の空気温度が150度を超える場合もあり、熱可塑性樹脂の素材で形成された空調ケース等が熱によって変質するおそれがある。
このような樹脂素材の変質を防止する従来技術として、例えば、電気式加熱ヒータの空調ケースの取り付け面に非加熱部を配置することで、加熱部を取り付け空調ケース面から遠ざけるようにした電気式加熱器が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−322705号公報
しかしながら、電気式加熱ヒータは発熱素子を有する加熱部と、加熱部の熱を空気に放熱する放熱フィンとが積層するように構成されており、特許文献1に記載の電気式加熱器においては、加熱部を空調ケースから遠ざけるために設けた非加熱部が放熱フィンと放熱フィンとの間に設けられているため、発熱素子の設置面積が減少して最大暖房能力が小さくなる不都合がある。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、最大暖房能力を確保するとともに、空調ケース等に用いられる樹脂部材の熱による変質を防止することが可能な車両用空調装置を提供することを主たる目的とする。
本考案の車両用空調装置は、内部に空気流路が形成された空調ケースと、前記空気流路に空気を送風する送風機と、前記空調ケースに、前記空気流路に送風された空気を冷却する冷却用熱交換器と、前記冷却用熱交換器の下流側に設けられ発熱素子によって前記空気を加熱する電気式加熱ヒータと、が配される車両用空調装置であって、前記電気式加熱ヒータの下流側において、該電気式加熱ヒータの通風部の端面と対峙する前記空調ケースの内壁面近傍の空気温度を測定する温度検知器を前記空調ケースに設け、前記温度検知器の検知した空気温度に基づいて前記電気式加熱ヒータを通過した空気温度を制御することを特徴としている。
前記電気式加熱ヒータの下流側において、該電気式加熱ヒータの通風部の端面と対峙する前記空調ケースの内壁面近傍の空気温度を測定する温度検知器を前記空調ケースに設けたことにより、検知した空気温度に基づいて電気式加熱ヒータを通過した空気温度を所望の温度に制御することが可能となる。
また、前記温度検知器は、前記空気温度を検知する検知部を備え、前記電気式加熱ヒータの下流側の前記空調ケースの内壁から前記空気流路にかけて前記検知部が突出して設けられ、前記検知部の前記空調ケースの内壁からの距離が、前記電気式加熱ヒータにおいて積層方向に近接する発熱素子間の距離以下であることが望ましい。
ここで、検知部と空調ケースの内壁との距離は、空調ケースの底面の最も近くに設けられた発熱素子を通過した空気温度を測ることができる距離にするとよく、発熱素子の積層方向の厚さが略5mm隣同士の発熱素子間の幅が30mm程度である場合には30mm以下であることが望ましい。
さらに、前記空調ケースの底面の内壁に前記空気流路内に挿通する挿通孔を設け、前記検知部は、前記挿通孔に固定する固定部材を用いて設けられてもよいし、前記空調ケースは、複数の構成部材を嵌合することによって構成され、前記検知部は、前記構成部材の嵌合部の嵌合空間に嵌合させて設けられてもよいし、前記挿通孔は、空調ケースの底面から略垂直方向に延出して形成される側壁に設けられ、前記固定部材は、前記検知部を支持する支持部を有し、前記検知部は、前記支持部に固定されて前記挿通孔から前記空気流路にかけて突出して設けられてもよい。
さらにまた、前記制御は、前記温度検知器が検知した前記電気式加熱ヒータを通過した空気温度が所定値を超えたとき、前記電気式加熱ヒータへの通電を制限する第1の制御でもよいし、前記制御は、前記温度検知器が検知した前記電気式加熱ヒータを通過した空気温度が所定値を超えたとき、前記送風機の送風量を増大させる第2の制御でもよいし、前記制御は、前記第1の制御と、前記第2との制御との両方の制御を行う制御でもよい。
以上本考案によれば、電気式加熱ヒータの下流側において、該電気式加熱ヒータの通風部の端面と対峙する空調ケースの内壁面近傍の空気温度を測定する温度検知器を空調ケースに設けたことにより、検知した空気温度に基づいて電気式加熱ヒータを通過した空気温度を所望の温度に制御することが可能となるため、最大暖房能力を確保しつつ、空調ケース等に用いられる樹脂部材の変質を防ぐことが可能となる。
図1は、本考案の車両用空調装置の全体を示した断面図である。 図2(a)は、図1のA−A断面方向から電気式加熱ヒータの概略構成を示した斜視図である。(b)は、図2(a)のB−B断面方向から車両用空調装置における電気式加熱ヒータの搭載位置周辺を示した断面図である。 図3は、固定部材を使用して空調ケースの底面に温度検知器を設置した空調ケースの断面図である。 図4は、車両用空調装置の第1の制御フローを示すフローチャート図である。 図5は、車両用空調装置の第2の制御フローを示すフローチャート図である。 図6は、車両用空調装置の第1の制御及び第2の制御を同時に行う制御フローを示すフローチャート図である。 図7は、空調ケースの底面の嵌合部に温度検知器を設置した空調ケースの断面図である。 図8は、空調ケースの側面から支持部を使用して温度検知器を設置した空調ケースの断面図である。 図9(a)は、支持部を使用して側壁から温度検知器を設置する場合を示した図であり、(b)は、支持部に温度検知器を載せた状態を示す図である。
以下、本考案の車両用空調装置について、図面を参照して説明する。
以下、添付した図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1に示す車両用空調装置1は、インテーク部2、熱交換部3、吹出口選択部4を有して構成され、各部2,3,4を空気が通過するための空気流路7が形成されている。インテーク部2は、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂で形成された空調ケース5内に空気を取り込む部分である。熱交換部3は、インテーク部2から取り込まれた空気を設定温度又は湿度に調整する部分である。吹出口選択部4は、熱交換部3により調整された空調空気を車室内に設けられた複数の吹出口から選択的に吹き出させるための部分である。
インテーク部2は、車室外の空気を吸入可能に開口する外気吸入口11、車室内の空気を吸入可能に開口する内気吸入口12、外気吸入口11と内気吸入口12とを適宜選択可能に稼動する内外気切替ドア13を有し、内外気切替ドア13によって選択導入された空気をブロワモータにより駆動される遠心多翼ファンを有する送風機10によって空気流路7に送風するように構成されている。また、インテーク部2は、車載バッテリから駆動電流が供給されるとともに、電子制御ユニット(ECU)15に接続されて、送風機10と内外気切替ドア13が制御されるように構成されている。
外気と内気の導入比率の制御は、アクチュエータ14により駆動される内外気切替ドア13により調整され、このアクチュエータ14の動作はECU15により制御される。ECU15は、CPU、ROM、RAM等のハードウェアと所定のプログラムソフトとの協働により、空調装置に必要な各種情報処理、構成機器への制御信号の出力等を行うものである。
熱交換部3は、冷却用熱交換器20、電気式加熱ヒータ21、エアミックスドア22を有して構成されている。
冷却用熱交換器20は、周知の冷凍サイクルにおいてコルゲートフィンを利用したもので減圧後の冷媒が流入される熱交換器であり、インテーク部2から空調ケース5内に取り込まれた空気を熱交換して冷却する。
電気式加熱ヒータ21は、図2(a)および(b)に示すように、冷却用熱交換器20を通過した空気を加熱する電気式の電気式加熱ヒータであり、発熱素子40と、発熱素子40の積層方向の上下に配設される放熱フィン41と、発熱素子40の積層方向の一方の面と放熱フィン41との間に配される電極板(図示せず)とで一つのユニット43を構成し、このユニット43が順次積層されて構成されている。そして、ユニット43(発熱素子40)の長手方向両側から空調ケース5を嵌めることで保持させている。
発熱素子40は、耐熱性を有する樹脂材料(例えば、66ナイロンやポリブタジエンテレフタレート、フェノール樹脂など)で成形した樹脂枠の中に、複数個のPTC素子(正特性サーミスタ)を嵌め込んだり、一体成形したりして構成したものである。
また、電気式加熱ヒータ21は、複数の発熱素子40のそれぞれの一端をアンプ42を介してECU15に接続し、他端をアースに接続することで、それぞれの発熱素子40の通電と発熱温度がアンプ42のスイッチによって制御される。
電気式加熱ヒータ21を通過する空気量は、アクチュエータ23により駆動されるエアミックスドア22により調整され、この調整により、設定された温度の空調空気が生成される。このアクチュエータ23はECU15により動作が制御される。
また、図2(b)に示すように、吹出口選択部4において空調ケース5の内壁には電気式加熱ヒータ21を通過した空気温度を測定するために温度検知器28が設けられている。
温度検知器28は、例えば、サーミスタ等の温度に応じて電気抵抗の変化を利用したもので、検知部28aにハーネス28bを介して電気式加熱ヒータ21を通過した空気温度が常にECU15に入力されるように接続され、入力された温度に基づいてそれぞれの発熱素子40の加熱温度を制御可能に構成されている。
また、温度検知器28は、電気式加熱ヒータ21を通過した直後の空気温度を測定可能にするため電気式加熱ヒータ21に近接して設けられるとともに、電気式加熱ヒータ21の通風部分の出口側端面と対峙する空調ケース5の内壁面の近傍であって、電気式加熱ヒータ21を通過した空気が直接的または間接的に接触する位置に設けられている。
具体的には、図3に示すように、電気式加熱ヒータ21から下流側に向かって正面に位置する空調ケース5の底面50に、検知部28aと底面50との距離Lを有して空気流路7に突出するように設けられている。また、温度検知器28には、底面50に形成された挿通孔53と嵌合可能に形成された弾性部材等で形成される固定部材29が外周面に取り付けられ、この固定部材29を挿通孔53に嵌合させることで固定されている。
距離Lは、電気式加熱ヒータ21における各々の発熱素子40の配置間隔によって決定される。例えば、図2(b)に示されるように、3つの発熱素子40の動作状態が底面50に最も近い発熱素子40と底面から最も離れた発熱素子40がON、これらの間に設けられた発熱素子40がOFFである場合に、距離Lが長すぎると間に挟まれたOFF状態の発熱素子40の影響が大きくなるため検知部28aの感熱精度が低下するとともに、壁面温度からずれた温度を測定することになる。
そこで、感熱精度の低下の防止及び壁面付近の空気温度を測定可能にするため、空調ケース5の内壁に最も近い発熱素子40(図中においては最下面に設けられた発熱素子40)を通過した空気温度を測定可能とし、且つ、底面50により近くなるように距離Lを設定するとよい。
具体的には、発熱素子40の縦方向(積層方向)の巾Sが5〜6mm程度で、最も近接する発熱素子40間の設置巾Hが30mm程度の場合には、距離Lは30mm以下にするとよい。
距離Lをこのように設定することで、1つのユニット43の積層方向の長さと同等か又はそれ以下の距離となり、底面50に最も近くに配される発熱素子40によって加熱された放熱フィン41を通過した空気の温度を測定することができる。
吹出口選択部4は、ベント連通口25、フット連通口26、デフロスト連通口27、ベントドア30、フットドア31、デフロストドア32を有して構成されている。ベント連通口25は、車室内において乗員の上半身へ向けて送風されるように設けられたベント吹出口にダクトを介して連通する開口部であり、ベントドア30によりその開閉又は開度の調整がなされる。フット連通口26は、車室内において乗員の足元に向けて送風されるように設けられたフット吹出口にダクトを介して連通する開口部であり、フットドア31によりその開閉又は開度の調整がなされる。デフロスト連通口27は、車室内においてフロントガラスに向けて送風されるように設けられたデフロスト吹出口にダクトを介して連通する開口部であり、デフロストドア32によりその開閉又は開度の調整がなされる。ベントドア30、フットドア31、デフロストドア32は、それぞれアクチュエータ35,36,37により駆動される。これらのアクチュエータ35,36,37はECU15により制御される。上記各ドア30,31,32により、空調空気は所望の吹出口から吹き出される。尚、上記した各連通口25,26,27の形成位置、各ドア30,31,32の構造等は一例であり、他にも様々な構成が採用できる。
以上で説明した車両用空調装置1は、次のように空調を制御する。
即ち、図4に示すように、空調装置を作動させるON信号を受信すると(S101:Yes)、通常運転を開始する(S102)。温度検知器28によって空気流路7を流れる空気温度が常に測定され、空気温度が予め定めた所定値を超えると(S103:Yes)、アンプ42のスイッチによって発熱素子40の電源を遮断する(第1の制御)が行われる(S104)。この処理は、空気温度が所定値以下になるまで繰り返し行われる(S105;No)。空気温度が所定値以下になり、空調装置を停止させるOFF信号を受信しない場合には(S106:No)、通常運転を再開し(S102)、OFF信号を受信した場合には(S106:Yes)、運転を停止する(S107)。
なお、ステップS103、S105において判断した空気温度の所定値は、エンジンの冷却水を用いたヒータと同等の80〜90℃に設定することが好ましいが、所定値を高温に設定する場合においても樹脂部材の融点よりも低く設定することが好ましい。
また、空気温度が所定値を超えた場合には、上記ステップS104の第1の制御の処理に代えて、図5に示すように、送風機10の回転を上げて送風量を増大する(第2の制御)(S204)する処理にしても良いし、図6に示すように、第1の制御及び第2の制御の両方を実行する(S304)処理にしても良い。送風量を増大させることによって、空気温度を下げることができる。
以上で、本車両用空調装置1は、電気式加熱ヒータ21の下流側において、該電気式加熱ヒータ21の通風部の端面と対峙する空調ケース5の内壁面近傍の空気温度を測定する温度検知器28を空調ケースに設けたことにより、検知した空気温度に基づいて電気式加熱ヒータ21を通過した空気温度を所望の温度に制御することが可能となるため、最大暖房能力を確保しつつ、空調ケース5等に用いられる樹脂部材の変質を防ぐことが可能となる。
また、検知部28aの空調ケース5の内壁からの距離が、電気式加熱ヒータ21において積層方向に近接する発熱素子40間の距離以下であるため、底面50に最も近くに配される発熱素子40によって加熱された放熱フィン41を通過した空気の温度を測定することができる。
さらに、電気式加熱ヒータ21を通過した空気温度が所定値を超えたとき、第1の制御及び第2の制御を実行するため、樹脂部材の変質を防止すると共に乗員の安全性を向上させることが可能となる。
以上で説明した車両用空調装置1では、底面50に形成された挿通孔53に固定部材29を介して温度検知器28を設けたが、空調ケース5が複数の構成部材を嵌合することで形成される場合には、前記構成部材の嵌合部に温度検知器28を挟み込むように設けてもよい。
具体的には、図7に示すように、空調ケース5は構成部材56を嵌合部54でつなぎ合わせることで形成されている。
嵌合部54には嵌合空間55を有しており、この嵌合空間55に温度検知器28の外周部に設けられた固定部材29を嵌め込むことで温度検知器28が設けられている。
なお、この車両用空調装置の構成について、前記車両用空調装置と同一の部分は同一符号を付して説明を省略する。
このような構成によれば、実施例1と同様の作用効果を得られる他に、温度検知器28の固定を空調ケース5の構成部材56の嵌合部54にすることで、挿通孔53を設けることなく固定することが可能になるため、構成部材56の製造工程を減らすことが可能となる。
また、上述の実施例において温度検知器28を空調ケース5の底面50から突出させて設置した例を示したが、電気式加熱ヒータ21に対峙する空調ケース5の正面又は側面に位置する側壁51の近傍から空気流路7に突出させて温度検知器28を設置してもよい。
具体的には、図8及び図9に示すように、温度検知器28は、側壁51と直交方向に延設された固定部材65の支持部68に検知部28aが固定され、側壁51に設けられた挿通孔80に支持部68を挿入し、固定部材65のボルト挿通孔66を介して側壁51のボルト孔81にボルト69を締結して固定されている。
支持部68と検知部28aとは、図9(b)に示すように、支持部68に設けられた凹部70に検知部28aを両面テープ等によって固定され、支持部68の先端から空気流路7の温度を測定可能に検知部28aが突出されている。
また、本実施例においては、ハーネス28bが空気流路7中に晒されることになるので、少なくとも200℃以上の耐熱性を有する素材で覆うことが望ましい。
なお、この車両用空調装置の構成について、上記実施例と同一の部分は同一符号を付して説明を省略する。
このような構成によれば、実施例1と同様の作用効果を得られる他に、側壁51に設けられた挿通孔80から温度検知器28を突設しているので、空調ケース5の底面50側に設置スペースの制限等により配線が困難な場合においても温度検知器28を設けることができる。
1 車両用空調装置
5 空調ケース
7 空気流路
10 送風機
15 ECU
20 冷却用熱交換器
21 電気式加熱ヒータ
28 温度検知器
28a 検知部
40 発熱素子
41 放熱フィン

Claims (8)

  1. 内部に空気流路が形成された空調ケースと、前記空気流路に空気を送風する送風機と、前記空調ケースに、前記空気流路に送風された空気を冷却する冷却用熱交換器と、前記冷却用熱交換器の下流側に設けられ発熱素子によって前記空気を加熱する電気式加熱ヒータと、が配される車両用空調装置であって、
    前記電気式加熱ヒータの下流側において、該電気式加熱ヒータの通風部の端面と対峙する前記空調ケースの内壁面近傍の空気温度を測定する温度検知器を前記空調ケースに設け、
    前記温度検知器の検知した空気温度に基づいて前記電気式加熱ヒータを通過した空気温度を制御することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記温度検知器は、前記空気温度を検知する検知部を備え、前記電気式加熱ヒータの下流側の前記空調ケースの内壁から前記空気流路にかけて前記検知部が突出して設けられ、
    前記検知部の前記空調ケースの内壁からの距離が、前記電気式加熱ヒータにおいて積層方向に近接する発熱素子間の距離以下であること特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調ケースの底面の内壁に前記空気流路内に挿通する挿通孔を設け、
    前記検知部は、前記挿通孔に固定する固定部材を用いて設けられたことを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記空調ケースは、複数の構成部材を嵌合することによって構成され、
    前記検知部は、前記構成部材の嵌合部の嵌合空間に嵌合させて設けられたことを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  5. 前記挿通孔は、空調ケースの底面から略垂直方向に延出して形成される側壁に設けられ、
    前記固定部材は、前記検知部を支持する支持部を有し、
    前記検知部は、前記支持部に固定されて前記挿通孔から前記空気流路にかけて突出して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  6. 前記制御は、前記温度検知器が検知した前記電気式加熱ヒータを通過した空気温度が所定値を超えたとき、前記電気式加熱ヒータへの通電を制限する第1の制御であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
  7. 前記制御は、前記温度検知器が検知した前記電気式加熱ヒータを通過した空気温度が所定値を超えたとき、前記送風機の送風量を増大させる第2の制御であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
  8. 前記制御は、前記第1の制御と、前記第2との制御との両方の制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。
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