JP3167238U - ベッド - Google Patents

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真人 江川
真人 江川
芳久 猿田
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メディカル・エキスパート株式会社
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Abstract

【課題】本体平面部を支持することができるだけでなく、全体を容易に折り畳むことができるベッドを提供すること。【解決手段】利用者の身体が横たえられる本体平面部4と、前記本体平面部4の内方領域4aを下方から支持する支持部5とを備え、前記支持部5は、前記本体平面部4の一方向Lに延ばされる複数の第1の支持板部と、前記一方向Lに交差する交差方向Wに延ばされる複数の第2の支持板部とを有して格子状に形成され、かつ、前記第1の支持板部が屈曲することにより前記一方向に折り畳み可能に構成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、折畳み可能なベッドに関する。
従来、就寝・治療・介護などのために種々の折りたたみ式のベッドが利用されている(例えば、特許文献1参照。)。これらベッドの中には、利用者の身体が横たえられる平面部と、この平面部の辺部を支持するフレーム部とを備えているものが知られている。このベッドにおいては、平面部の辺部のみを支持するだけなので構成を簡易にすることができるものの、平面部を確実に支持するための頑強なフレーム部が必要になる。
ここで、例えば災害現場における負傷者や避難民、入院患者の付き添い人およびキャンプ中のキャンプ者などに利用してもらうためには、持ち運びや保管を容易にするために、軽量で簡単に折り畳むことができるベッドが望まれている。
しかしながら、上記のような平面部の辺部のみを支持するベッドの場合、軽量化のためにフレーム部を軽量の部材にしてしまうと、強度が失われてしまい、平面部を支持することができないという問題がある。
また、平面部の内方領域全体を支持するようにすると、重量が増えるだけでなくコンパクトに保管することが困難になってしまうという問題がある。
特開2010−240378号公報
本考案は、このような問題を解決するためになされたものであり、本体平面部を支持することができるだけでなく、全体を容易に折り畳むことができるベッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提供する。
本考案は、利用者の身体が横たえられる本体平面部と、前記本体平面部の内方領域を下方から支持する支持部とを備え、前記支持部は、前記本体平面部の一方向に延ばされる複数の第1の支持板部と、前記一方向に交差する交差方向に延ばされる複数の第2の支持板部とを有して格子状に形成され、かつ、前記第1の支持板部が屈曲することにより前記一方向に折り畳み可能に構成されていることを特徴とする。
この考案においては、利用するときには、支持部によって本体平面部の内方領域が下方から支持される。一方、利用しないときには、支持板部が屈曲して支持部が一方向に折り畳まれる。
これにより、利用するときには本体平面部を支持することができ、利用しないときには、支持部を容易に折り畳むことができる。
また、本考案は、前記一方向に隣り合う前記第2の支持板部の間に配された前記第1の支持板部のうち、前記一方向の全長の両端に前記屈曲するための屈曲線が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、支持部を折り畳んだときに、第1の支持板部自体が重なることを防止することができ、一方向の厚さ寸法を小さくすることができる。
また、本考案は、前記第2の支持板部の設置間隔が、前記第1の支持板部の設置間隔よりも小さくなっていることを特徴とする。
この考案によれば、支持部を折り畳んだときに、交差方向に隣り合う第1の支持板部が互いに重なることを防止することができ、一方向の厚さ寸法を小さくすることができる。
また、本考案は、前記一方向に隣り合う前記第2の支持板部の間に配された前記第1の支持板部が、前記一方向において互い違いの向きに屈曲するように構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、支持部を折り畳んだときに、第2の支持板部を全体として交差方向に小さくすることができる。
また、本考案は、前記本体平面部のうちの前記一方向の両辺部と、前記支持部のうちの前記一方向の両辺部とが互いに連結されており、前記本体平面部は、前記一方向の全長の中央部において、前記支持部に対して山状に折り畳み可能に構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、支持部を折り畳んだときに、本体平面部を解放することなく固定しておくことができる。
また、本考案は、前記支持部が、前記支持部のうちの前記交差方向の外側部に対して開閉可能な側板部を備え、前記側板部が、前記外側部に対して閉じられたときに前記外側部を被覆可能に構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、支持部を保護することができるだけでなく、支持部を覆うことによるデザイン性の向上を図ることができる。
また、本考案は、前記支持部が、前記支持部のうちの前記交差方向の外側部に対して開閉可能な側板部を備え、前記側板部が、前記外側部に対して閉じられたときに前記外側部を被覆可能に構成されるとともに、前記本体平面部のうちの前記交差方向の両辺部に一体に設けられ、かつ、前記一方向の全長の中央部において前記本体平面部と一体に折り畳み可能に構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、支持部を保護することができるだけでなく、支持部を覆うことによるデザイン性の向上を図ることができる。さらに、本体平面部を折り畳むだけで、側板部を一連一体に折り畳むことができる。
また、本考案は、前記側板部の開閉端辺部に、前記側板部を閉じた状態で固定する固定部が設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、閉じた状態の側板部を容易に固定することができる。
また、本考案は、前記固定部が、前記側板部が前記外側部に対して閉じられたときに、前記一方向内方に折り返されて格子状の孔に嵌合される嵌合突起部を備えることを特徴とする。
この考案によれば、閉じた状態の側板部を容易かつ確実に固定することができる。。
また、本考案は、前記本体平面部および前記支持部は、ユニット化されており、複数のユニットが前記一方向または前記交差方向に配列されるように構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、現場の設置状況に応じてフレキシブルに組み合わせつつも、コストを抑制することができる。
また、本考案は、前記本体平面部に、前記支持部の格子状の孔に連通する連通孔が形成されており、前記連通孔と前記格子状の孔とに挿通されることにより支柱が高さ方向に立てられて保持されるように構成されていることを特徴とする。
この考案によれば、点滴などの治療用具を支柱に容易に取り付けることができる。
また、本考案は、前記連通孔が、前記本体平面部の隅部に対角線上に設けられていることを特徴とする。
この考案によれば、連通孔の位置を意識しなくても、ベッドの端部に連通孔を配することができる。
また、本考案が、前記本体平面部および前記支持部は、紙部材からなることを特徴とする。
この考案によれば、重量を軽くすることができ、コストを抑制することができる。
本考案によれば、本体平面部を支持することができるだけでなく、全体を容易に折り畳むことができる。
本考案の実施形態における災害医療用ベッドを示す斜視図である。 図1のベッドユニットを下面から見た様子を示す斜視図である。 図2の開閉側面部を展開位置に配した様子を示す斜視図である。 図3の嵌合突起部を屈曲させて格子状の孔に嵌合させる様子を示す説明図である。 図3の天面部および開閉側面部を天面から見た様子を示す平面図である。 図3のベッドユニットを縦方向に押圧した様子を示す斜視図である。 図6の格子部のみを下面から見た様子を示す説明図である。 図6のベッドユニットを縦方向に折り畳んだ様子を示す斜視図である。 図8の格子部のみを下面から見た様子を示す説明図である。。 格子部の変形例を示す説明図である。
(実施形態)
以下、本考案の実施形態における災害医療用ベッドについて、図面を参照して説明する。
図1に示すように、災害医療用ベッド1は、ダンボールからなるベッドある。この災害医療用ベッド1は、ダンボール製の3つのベッドユニット10と、点滴などの治療用具を支持するダンボール製の支柱2とを備えている。
支柱2は、円筒状の本体支柱部2bと、この本体支柱部2bの上端に設けられた板状の取付部2aとを備えている。取付部2aには、開口部が設けられており、この開口部に取付フック2cが取り付けられるようになっている。取付フック2cには、点滴などの治療用具が取り付けられるようになっている。
また、ベッドユニット10は、それぞれ同サイズ・同形状に形成されユニット化されたものである。したがって、ここでは、一つのベッドユニット10についてのみ説明する。なお、図1においては、ベッドユニット10がそれぞれ3つ配列されて、一つのベッドを構成している例を示している。
ベッドユニット10は、直方体形状をなしており、折畳み可能に構成されている。このベッドユニット10は、平坦面である天面部(本体平面部)4と、この天面部4の内方領域4aを下方から支持する支持部5とを備えている。なお、内方領域4aとは、天面部4の縁部に対する内方の延在面をいう。
支持部5は、図2および図3に示すように、格子状に形成された格子部6と、この格子部6の縦方向(一方向)Lの両側部の全面を覆う固定側面部7と、格子部6の横方向(交差方向)Wの両側部(外側部)6aの全面を覆う開閉側面部(側板部)8とを備えている。
固定側面部7は、格子部6に固定的に取り付けられている。
一方、開閉側面部8は、両側部6aの全面を覆う被覆位置(図2に示す)B1と、両側部6aを露出させ天面部4と面一になる展開位置(図3に示す)B2との間で、開閉可能に設けられている。また、開閉側面部8は、天面部4の4辺部のうち、横方向Wの両辺部に一体に設けられている。
なお、縦方向Lと横方向Wとは、互いに直交している。また、縦方向Lは、格子部6の奥行方向であり、横方向Wは、格子部6の幅方向とする。
また、開閉側面部8の開閉端辺部8aには、それぞれ2つの嵌合突起部(固定部)9が設けられている。なお、開閉端辺部8aとは、開閉側面部8の4辺部のうち、開閉時の回転軸となる一辺部に対向する一辺部をいう。
嵌合突起部9は、開閉端辺部8aから屈曲可能な本体面9aと、この本体面9aのうち縦方向Lの両端から屈曲可能に延在する一対の嵌合部9bとを備えている。嵌合部9bは、縁がR状に湾曲している。そのため、嵌合部9bは、本体面9aのうち縦方向Lの両端からそれぞれ同方向に屈曲されると、図4に示すように、基端から先端に向かって尖った状態に配されるようになっている。そして、この状態から、嵌合部9bは、その先端から格子部6の孔に嵌合され、これにより開閉側面部8が被覆位置B1において固定されるようになっている。
格子部6は、図2および図3に示すように、縦横に配される複数の縦板部(第1の支持板部)6Lおよび横板部(第2の支持板部)6Wを備えている。縦板部6Lは、それぞれ縦方向Lに延ばされて、互いに横方向Wに平行に配列されている。一方、横板部6Wは、それぞれ横方向Wに延ばされて、互いに縦方向Lに平行に配列されている。
なお、図7に示すように、横板部6Wのうち、縦方向Lの一端に配されたものを横板部6Waで示し、この横板部6Waと縦方向Lに隣り合うものを横板部6Wbで示し、さらに縦方向L順に横板部6Wc,6Wd・・・で示している。
一方、縦板部6Lのうち、横板部6Waと横板部6Wbとの間に配された部位を縦板屈曲部6Laとし、横板部6Wbと横板部6Wcとの間に配された部位を縦板屈曲部6Lbとし、さらに縦方向L順に縦板屈曲部6Lc,6Ld・・・とする。
また、組み立て時における縦方向Lに隣り合う横板部6Wの設置間隔M2(図2に示す)は、組み立て時における縦板部6Lの横方向Wに隣り合う設置間隔M1(図2に示す)よりも小さくなっている。すなわち、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の縦方向Lの寸法は、横方向Wに隣り合う縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・との設置間隔M1よりも小さくなっている。
縦板部6Lは、隣り合う横板部6Wの間で屈曲するようになっている。すなわち、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・は、縦方向Lの両端から、格子部6の高さ方向Hに延びる軸線(屈曲線R)を回転中心として回転するようになっている。つまり、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の縦方向Lの両端であって、かつ高さ方向Hに延びる線は、屈曲線Rとして機能する。さらに、縦板屈曲部6Laと縦板屈曲部6Lbとは、横方向Wの左側に凸になるように互い違いの向きに屈曲するようになっている。そして、縦板屈曲部6Lcと縦板屈曲部6Ldとは、横方向Wの左側に凸になるように互い違いの向きに屈曲するようになっている。すなわち、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・は、縦方向Lの一端から他端に向かって、順に互い違いの向きに屈曲するようになっている。
これにより、格子部6は、横板部6W同士が平行のまま互いに近づくようにして、全体として縦方向Lに折り畳まれるようになっている。
また、図5および図6に示すように、天面部4は、格子部6の4辺部のうち、縦方向Lの両辺部にのみ連結されている。そして、天面部4は、縦方向Lの全長の中央部に設けられ、かつ横方向Wに延びる屈曲線41において、格子部6に対して山状に折り畳まれるようになっている。さらに、天面部4が折り畳まれると、開閉側面部8も、開閉側面部8の縦方向Lの全長の中央部に設けられ、かつ横方向Wに延びる屈曲線81において、同様にして山状に折り畳まれるようになっている。すなわち、屈曲線41と屈曲線81とは、同一直線状に配されている
また、天面部4には、放射状に切り欠かれた切り欠き部(連通孔)3が形成されている。切り欠き部3は、天面部4の厚さ方向に切り欠き片を屈曲させると、格子部6の孔に連通するようになっている。したがって、天面部4から支柱2を差し込むと、支柱2は、格子部6の孔に連通することにより、高さ方向Hに立てられた状態で保持されるようになっている。これら、切り欠き部3は、天面部4の4隅部のうちの対角線上の2隅部に設けられている。
次に、このように構成された本実施形態における災害医療用ベッド1の動作について説明する。
図1に示すように、災害医療用ベッド1は、ベッドユニット10が複数配列されて作られるものである。
ベッドユニット10は、組み立てられた状態で使用されるものであり、組み立てられると直方体形状になる。なお、ベッドユニット10は、組み立てられて床上に載置されると、天面部4の内方領域4aを格子部6が下方から支持する状態になる。このとき、嵌合突起部9によって開閉側面部8が固定されていることから、ベッドユニット10は、直方体形状の状態で保持される。
このようなベッドユニット10は、組み立てられた状態で、縦方向Lまたは横方向Wに複数配列され、面一になった複数の天面部4にわたって、患者が寝かせられる。このとき、切り欠き部3と格子部6の孔とにわたって、支柱2が挿通されることにより、支柱2が立てられた状態で保持される。そのため、取付フック2cに、点滴などの治療用具が取り付けられて、患者の治療などが行われる。
このように組み立てられたベッドユニット10は、以下のようにして折り畳まれる。
まず、図2および図3に示すように、格子部6の孔から嵌合突起部9を外して、開閉側面部8を被覆位置B1から展開位置B2に展開する。それから、図6および図7に示すように、縦方向Lの外方から内方に向かって格子部6を押圧する。このとき、天面部4および開閉側面部8を、屈曲線41および屈曲線81において格子部6に対して山状になるように屈曲させる。これにより、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・が、屈曲線Rを中心として屈曲する。このとき、縦板屈曲部6La,6Lbは、互いに横方向Wの左側に凸になるように互い違いの向きに屈曲する。また、縦板屈曲部6Lc,6Ld・・・も、互いに横方向Wの左側に凸になるように互い違いの向きに屈曲する。
さらに、格子部6を同方向に押圧していくと、図8および図9に示すように、ベッドユニット10が縦方向Lに折り畳まれていき、次第に、平面視してT字状になって平たくなる。このとき、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の縦方向Lの寸法が設置間隔M1よりも小さくなっていることから、格子部6が縦方向Lに折り畳まれたときに、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・と、横方向Wに隣り合う縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・とが縦方向Lに重なることがない。このように折り畳まれた状態で、ベッドユニット10が、不図示のケースなどに入れられて、運搬・保管される。
なお、この状態からベッドユニット10を組み立てるには、上記動作を逆順に行うことは言うまでもない。
以上より、本実施形態における災害医療用ベッド1によれば、天面部4の内方領域4aを格子部6が下方から支持することから、ダンボールなどのように鉄部材よりも軽量で強度の低い部材であっても、天面部4を強固に支持することができる。さらに、縦方向Lに押圧するという簡易な動作だけで、格子部6を含む全体を縦方向Lに容易に折り畳むことができ、持ち運びや保管などを容易にすることができる。
また、屈曲線Rが縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の縦方向Lの両端に設けられていることから、格子部6を折り畳んだときに、縦方向Lの厚さ寸法を小さくすることができる。すなわち、図10に示すように、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・のうち縦方向Lの全長の途中位置に屈曲線Rが設けられていると、格子部6を折り畳んだときに、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・自体が折り重なってしまい、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の厚さ寸法の分、縦方向Lの全体の寸法が大きくなってしまう。しかしながら、災害医療用ベッド1によれば、格子部6を折り畳んだときに、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・自体が折り重なることがないため、縦方向Lの厚さ寸法を小さくすることができる。
また、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の縦方向Lの寸法が設置間隔M1よりも小さくなっていることから、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・と、横方向Wに隣り合う縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・とが縦方向Lに重なることをも防止することができる。そのため、格子部6を縦方向Lにさらに小さく折り畳むことができる。
また、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・が、互い違いの向きに屈曲されることから、横方向Wにもコンパクトに折り畳むことができる。すなわち、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・がすべて同方向に折り畳まれるとすると、格子部6を縦方向Lに折り畳むとき、横板部6Wが横板部6Waを基準にしてすべて横方向Wの左右いずれか一方向にのみスライドしてしまい、格子部6を折り畳んだときに横板部6Wが全体として横方向Wに大きくなってしまう。しかしながら、災害医療用ベッド1によれば、格子部6を縦方向Lに折り畳むとき、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・が、互い違いの向きに屈曲することから、横板部6Wが横板部6Waを基準にして横方向Wの左右にそれぞれスライドすることから、格子部6を折り畳んだときに横板部6Wを全体として横方向Wに小さくすることができる。
また、格子部6のうち縦方向Lの両辺部に天面部4が取り付けられ、屈曲線41において屈曲することから、ベッドユニット10を折り畳んだときに、天面部4を解放することなく固定しておくことができる。そのため、取り扱いを容易にすることができ、運搬・保管を容易にすることができる。
また、開閉側面部8が設けられていることから、両側部6aを覆うことができる。そのため、格子部6を保護することができるだけでなく、格子を覆うことによるデザイン性の向上を図ることができる。
また、開閉側面部8が、天面部4と一体に設けられ、屈曲線41と同一直線状に配される屈曲線81において屈曲することから、格子部6を縦方向Lに押圧するという簡易な動作だけで、ベッドユニット10を一連一体に折り畳むことができる。
また、嵌合突起部9が設けられていることから、開閉側面部8を被覆位置B1に配した状態で、開閉側面部8を固定することができる。そのため、格子部6の曲げグセや縦横方向L,Wの衝撃などに抗して、ベッドユニット10が組み立てられた状態を保持することができる。
また、嵌合突起部9が格子部6の孔に嵌合されることから、開閉側面部8を容易に固定することができるだけでなく、嵌合突起部9を床面で抑えることができ、開閉側面部8を強固に固定することができる。
また、嵌合突起部9が屈曲線81を挟んで対称な位置に設けられていることから、開閉側面部8をより強固に固定することができる。
また、ベッドユニット10がユニット化されていることから、現場の設置状況に応じて、ベッドユニット10をフレキシブルに組み合わせつつも、コストを抑制することができる。
また、切り欠き部3が設けられ、支柱2が立てられることから、点滴などの治療用具を容易に取り付けることができる。
また、切り欠き部3が、天面部4の対角線上に設けられていることから、切り欠き部3の位置を意識しなくても、ベッドの長手方向の端部に切り欠き部3を配することができ、ベッドの長手方向の端部に支柱2を立てることができる。
また、災害医療用ベッド1がダンボール製であることから、鉄部材などに比べて、重量を軽くすることができ、コストを抑制することができる。
なお、本考案の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、ベッドユニット10を3つ配列しているとしたが、これに限ることはなく、設置数は適宜変更可能である。
また、ベッドユニット10を縦方向Lに配列するとしたが、これに限ることはなく、横方向W、斜め方向またはそれらを組み合わせて配置してもよい。
また、ベッドユニット10をユニット化して複数配列するとしたが、これに限ることはなく、一つのベッドを分割することなくそのまま折り畳むようにしてもよい。
また、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・が互い違いの向きに屈曲するとしたが、これに限ることはなく、屈曲の向きは適宜変更可能である。例えば、すべて同方向に屈曲させてもいいし、または、全体の半分を一の方向に屈曲させて残り半分を他の方向に屈曲させてもよい。さらに、横方向Wに隣り合う縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・を互いに異なる方向に屈曲させてもよい。
また、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の屈曲線Rを縦方向Lの両端に設けるとしたが、これに限ることはなく、縦方向Lの途中位置であってもよい。
また、縦板屈曲部6La,6Lb,6Lc,6Ld・・・の縦方向Lの寸法が設置間隔M1よりも小さくなっているとしたが、これに限ることはなく、大きくなっていてもよい。
また、天面部4が格子部6の縦方向Lの両辺部に取り付けられているとしたが、これに限ることはなく、取付位置は適宜変更可能である。例えば、格子部6の一辺部にのみ取り付けられていてもよい。さらに、天面部4と支持部5とが、分離した別部材であってもよい。
また、開閉側面部8が天面部4に一体に設けられるとしたが、これに限ることはなく、取付位置は適宜変更可能である。例えば、開閉側面部8が、高さ方向Hに延びる軸線を中心にして開閉可能に両側部6aに取り付けられるようにしてもよい。さらに、開閉側面部8を設けることなく、これを省略することができる。
また、2つの嵌合突起部9を設けるとしたが、これに限ることはなく、設置数は適宜変更可能である。また、嵌合突起部9の設置位置も、適宜変更可能である。さらに、嵌合突起部9を設けることなく、これを省略することができる。
また、切り欠き部3を天面部4に対角線上に設けるとしたが、これに限ることはなく、その設置数・設置場所は適宜変更可能である。さらに、切り欠き部3を設けることなく、これを省略することができる。
また、災害医療用ベッド1がダンボールからなるものとしたが、これに限ることはなく、その部材は適宜変更可能である。例えば、ダンボール以外の紙部材であってもよいし、樹脂などであってもよい。
1 災害医療用ベッド
3 切り欠き部(連通孔)
4 天面部(本体平面部)
4a 内方領域
5 支持部
6a 両側部(外側部)
6L 縦板部(第1の支持板部)
6W 横板部(第2の支持板部)
8 開閉側面部(側板部)
9 嵌合突起部(固定部)
L 縦方向(一方向)
R 屈曲線
W 横方向(交差方向)

Claims (13)

  1. 利用者の身体が横たえられる本体平面部と、
    前記本体平面部の内方領域を下方から支持する支持部とを備え、
    前記支持部は、
    前記本体平面部の一方向に延ばされる複数の第1の支持板部と、前記一方向に交差する交差方向に延ばされる複数の第2の支持板部とを有して格子状に形成され、かつ、前記第1の支持板部が屈曲することにより前記一方向に折り畳み可能に構成されていることを特徴とするベッド。
  2. 前記一方向に隣り合う前記第2の支持板部の間に配された前記第1の支持板部のうち、前記一方向の全長の両端に前記屈曲するための屈曲線が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のベッド。
  3. 前記第2の支持板部の設置間隔は、前記第1の支持板部の設置間隔よりも小さくなっていることを特徴とする請求項2に記載のベッド。
  4. 前記一方向に隣り合う前記第2の支持板部の間に配された前記第1の支持板部は、前記一方向において互い違いの向きに屈曲するように構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のベッド。
  5. 前記本体平面部のうちの前記一方向の両辺部と、前記支持部のうちの前記一方向の両辺部とが互いに連結されており、
    前記本体平面部は、前記一方向の全長の中央部において、前記支持部に対して山状に折り畳み可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のベッド。
  6. 前記支持部は、前記支持部のうちの前記交差方向の外側部に対して開閉可能な側板部を備え、
    前記側板部は、前記外側部に対して閉じられたときに前記外側部を被覆可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のベッド。
  7. 前記支持部は、前記支持部のうちの前記交差方向の外側部に対して開閉可能な側板部を備え、
    前記側板部は、
    前記外側部に対して閉じられたときに前記外側部を被覆可能に構成されるとともに、
    前記本体平面部のうちの前記交差方向の両辺部に一体に設けられ、かつ、前記一方向の全長の中央部において前記本体平面部と一体に折り畳み可能に構成されていることを特徴とする請求項5に記載のベッド。
  8. 前記側板部の開閉端辺部に、前記側板部を閉じた状態で固定する固定部が設けられていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のベッド。
  9. 前記固定部は、前記側板部が前記外側部に対して閉じられたときに、前記一方向内方に折り返されて格子状の孔に嵌合される嵌合突起部を備えることを特徴とする請求項8に記載のベッド。
  10. 前記本体平面部および前記支持部は、ユニット化されており、
    複数のユニットが前記一方向または前記交差方向に配列されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のベッド。
  11. 前記本体平面部に、前記支持部の格子状の孔に連通する連通孔が形成されており、
    前記連通孔と前記格子状の孔とに挿通されることにより支柱が高さ方向に立てられて保持されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のベッド。
  12. 前記連通孔は、前記本体平面部の隅部に対角線上に設けられていることを特徴とする請求項11に記載のベッド。
  13. 前記本体平面部および前記支持部は、紙部材からなることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のベッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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