JP3167089U - 細幅織物で構成したカーテン - Google Patents

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Abstract

【課題】透け性を確保しながら好みの色を組み合わせたカーテンが容易に得られ、さらに、薄地の生地でありながら断熱性に優れたカーテンを提供する。【解決手段】所定長さに切断した多数枚の細幅織物を、順次ほぼ全面が重なるように重ね、端から1枚目の右側の耳部と端から2枚目の右側の耳部を縫合し、次に、端から2枚目の左側の耳部と端から3枚目の左側の耳部を縫合し、以下同様に順次縫合することにより、蛇腹状に連結された布帛となし、前記布帛を前記細幅織物の長手方向が鉛直方向になるように吊るしたカーテンである。さらに上記の蛇腹状に連結された布帛2枚を、鉛直面に対して対称に重ねることにより、水平断面において略菱形が連結された空間が形成される構造にした。【選択図】図1

Description

本考案は、薄く透けて見える複数本の細幅織物の耳部を順次縫合して蛇腹状に構成したカーテンに関する。
従来、窓等に装着して採光性を確保しながら外からの視線をさえぎるカーテン素材としてレース編地が多く使用されている。
レース編地は多様な編み模様を表現できる点、粗密の程度を意図的にデザインできる点など利点が多いが、基本的には一本の糸から編まれる組織なので単色のものが多く、色の変化に乏しいという問題があった。
また、断熱効果の面で、従来のレース編地のカーテンだけでは不十分なものであった。
上記問題を解決する方法として、例えば特許文献1では、多数の細幅シート状物を相互に間隔をもって配列し、該列どうしは、互いの列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも他の列の細幅シート状物部分が位置するように配置し、かつ、該複数列は、少なくとも部分的にスペーサーを介して互いに連繋され一体となった配列構造である特殊配列構造布帛が発明されている。
上記発明によれば、細幅シート状物の素材として織物、編物、不織布、フィルムなどが使用可能なので、多種多様な色や質感のカーテンを得ることができるという利点がある。
しかしながら通気性を良くするために、互いの細幅シート状物を少なくとも部分的にスペーサーを介して連携しているので断熱効果の面ではあまり効果が期待できない点、及びスペーサーが見えてしまうという外観上の問題が想定される。
また特許文献2では、少なくとも2枚の布帛を接合してなり、布帛の少なくとも1枚が透け性のある布帛であるカーテンが考案されている。
この考案によれば、様々な種類の2枚の布帛を縫い合わせたり貼り合せることにより、その組み合わせによって得られる色や風合いの種類が増え、消費者の嗜好の多様化に対応することができる。
しかしながら、接合する2枚の布帛の間に積極的に空間を形成する手段が講じられていないので、断熱効果の点で十分とはいえない。
特開平5−163646号公報 実用新案登録第3084103号公報
本考案は上記従来のカーテンの問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、透け性を確保しながら複数の色を組み合わせたカーテンが容易に得られ、さらに、薄地の生地でありながら断熱性に優れたカーテンを提供することにある。
所定長さに切断した多数枚の細幅織物を、順次ほぼ全面が重なるように重ね、端から1枚目の右側の耳部と端から2枚目の右側の耳部を縫合し、次に、端から2枚目の左側の耳部と端から3枚目の左側の耳部を縫合し、以下同様に順次縫合することにより、蛇腹状に連結された布帛となし、前記布帛を前記細幅織物の長手方向が鉛直方向になるように吊るしたカーテンである。
さらに上記の蛇腹状に連結された布帛2枚を、鉛直面に対して対称に重ねることにより、水平断面において略菱形が連結された空間が前記2枚の布帛の間に形成される構造にした。
さらに上記のように重ねた2枚の布帛の上端又は上下端、及び左右端を縫合することにより、前記略菱形が連結された空間が袋状になるようにした。
好みの色、好みの幅の細幅織物を選び、長さをカーテン丈に合わせて切断し、カーテンの幅に見合う枚数だけ、互いの耳部を縫合して繋げていくだけで、さまざまな丈や幅に応じたオリジナルカーテンを容易に作ることができる。
細幅織物を重ねた状態で、端部の耳部(織リボンにおいては横糸の折り返し部分、カットリボンにおいてはカットして熱処理した部分)を縫合することにより、縫合部がそのままプリーツ状になり、カーテンとして好ましい形体になる。すなわち、幅を調節するための縫合という作業により、プリーツを形成するという効果を同時に得ることができる。
また、細幅織物の耳部はほつれることがないので、縫製が簡単である。
蛇腹状に連結された布帛2枚を、鉛直面に対して対称に重ねることにより、水平断面において略菱形が連結された空間が形成され、この空間はカーテンの上端近くから下端近くまで上下に伸びる四角柱を連結した空間を呈し、この結果、2枚の布帛の間に相当量の空気が保持される。
前記2枚の布帛の間に挟まれた空気によって断熱効果が働き、窓際と室内の間の熱伝達量を少なくすることができる。
さらに、重ねた2枚の布帛の上端又は上下端、及び左右端を縫合することにより、前記略菱形が連結された空間を袋状にすることにより、2枚の布帛の間に挟まれた空気の出入りを制限するのでより高い断熱効果を得ることができる。
透過性のある織物を重ねることによりモアレ模様が現れるので、細幅織物の色や幅の組み合わせに加えて、モアレ模様の表れ方もデザインの要素として選ぶことができる。
本考案による蛇腹状布帛の斜視図 本考案による2重カーテンの斜視図(請求項2、3に対応) 図2のA−A面における断面図 本考案による2重カーテンの斜視図(請求項4に対応)
図1は、本考案による蛇腹状布帛の構成を示す斜視図である。
所定長さに切断した多数枚の細幅織物2a、2b、2c、・・を、順次ほぼ全面が重なるように重ね、端から1枚目の細幅織物2aの右側の耳部3と端から2枚目の細幅織物2bの右側の耳部3を縫合線5にて縫合し、次に、端から2枚目の細幅織物2bの左側の耳部4と端から3枚目の細幅織物2cの左側の耳部4を縫合線6にて縫合し、以下同様に順次縫合することにより、蛇腹状に連結された布帛1となし、前記布帛1を前記細幅織物2a、2b、2c、・・の長手方向Lが鉛直方向Zになるように吊るす。
なお、上記では説明を容易にするために縫合の順番を最初は右側耳部、次に左側耳部と特定したが、左右は逆であっても良い。
それぞれの細幅織物2a、2b、2c、・・は同一の素材でも良いし、色などが異なった別素材でも良い。細幅織物の幅は同一のカーテンでは揃えた方が好ましいが、必ずしもこの限りではない。尚、細幅織物の幅は5cm〜15cm程度が適している。
織組織は、透視性を持たせるために極細糸の平織(いわゆるオーガンジー)が適している。
図2は、上記で得られた2枚の蛇腹状布帛7、8を、鉛直面に対して対称に重ね、重ねた2枚の布帛の上端に帯状の布帛9を縫合線10にて逢着し、かつ左右端を縫合線11、12のように縫い合わせた状態を示している。前記帯状の布帛9に吊り下げ用のフック(図示しない)を装着して、カーテンレールやカーテンポールに保持されたランナー(いずれも図示しない)に引っ掛けることにより開閉可能なカーテンになる。
図2のカーテンの上端からある程度以上下がった水平面A−Aにおいて断面図を示すと図3のようになり、前側の布帛7と後側の布帛8に挟まれた部分に、略菱形状の空間が一列に連結されたような空間13ができる。
実際には、透けて見える程の薄地の織物で構成されているので、図2、図3ほど直線的な形状にはならないが、全体において図2、図3のような構造になる。
図3に示した空間13がカーテンの丈方向に伸びているので、空間13は四角柱状の空間が横に繋がっていることになる。
空間13に閉じ込められた空気は薄地といえども布帛で囲まれているので自由に対流することができなくなり、この結果、通常のレースのカーテンに比べ高い断熱効果が期待できる。
図4は、図2に対して、カーテンの下端も縫合して閉じた状態を示している。断熱効果に関しては、このように下端も縫合したほうがさらに効果的になる。
例えばカーテンに挟まれた空気が室内よりも冷えて重くなっても、下端が閉じていることによりカーテンに挟まれた空気の降下速度が遅くなるので、カーテン内及びカーテンの近傍における対流による熱伝達を少なくすることができる。
1 蛇腹状に連結された布帛
2a 端から1枚目の細幅織物
2b 端から2枚目の細幅織物
2c 端から3枚目の細幅織物
3 右側の耳部
4 左側の耳部
5 右側耳部の縫合線
6 左側耳部の縫合線
7 面対称に重ねた布帛の前側
8 面対称に重ねた布帛の後側
9 カーテン上端に縫着した帯状の布帛
10 カーテン上端の縫合線
11 カーテン右端の縫合線
12 カーテン左端の縫合線
13 略菱形が連結された空間
14 カーテン下端の縫合線
L 細幅織物の長手方向
Z 鉛直方向

Claims (4)

  1. 所定長さに切断した多数枚の細幅織物(2a、2b、2c、・・)を、順次ほぼ全面が重なるように重ね、端から1枚目の細幅織物(2a)の右側の耳部(3)と端から2枚目の細幅織物(2b)の右側の耳部(3)を縫合し、次に、端から2枚目の細幅織物(2b)の左側の耳部(4)と端から3枚目の細幅織物(2c)の左側の耳部(4)を縫合し、以下同様に順次縫合することにより、蛇腹状に連結された布帛(1)となし、前記布帛(1)を前記細幅織物の長手方向(L)が鉛直方向(Z)になるように吊るすことを特徴とするカーテン。
  2. 請求項1に記載した蛇腹状に連結された布帛2枚(7、8)を、鉛直面に対して対称に重ねることにより、水平断面において略菱形が連結された空間(13)が前記2枚の布帛の間に形成されることを特徴とするカーテン。
  3. 請求項2に記載したカーテンにおいて、重ねた2枚の布帛(7、8)の上端及び左右端を縫合することにより、前記略菱形が連結された空間(13)が袋状になっていることを特徴とするカーテン。
  4. 請求項3に記載したカーテンにおいて、さらに布帛の下端を縫合することにより、前記略菱形が連結された空間(13)が閉じた袋状になっていることを特徴とするカーテン。
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