JP3166923U - スリップフォーム工法の機械搭載型遮蔽板装置。 - Google Patents

スリップフォーム工法の機械搭載型遮蔽板装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】スリップフォーム工法による施工中の間欠施工区間に発生する生コンクリートの余材、残材防止となる装置を提供する。【解決手段】横移動型スリップフォーム工法で使用する機械ホッパー部に油圧駆動等により操作駆動される昇降装置を設け、路面に至る遮蔽板16によりモールド成形部入口開口部の全部を遮蔽する遮蔽板装置を具備させ、無設置区間となる施工間欠区間を移動通過させる事で生コンクリートの余材,残材を防止し地球環境に優しい工法とする。この装置は既存のモールドにも利用可能。【選択図】図5

Description

本願考案は、横移動型スリップフォーム工法に使用する機械装置、工法に関します。
スリップフォーム工法には、煙突やサイロ構築に利用される縦型スリップフォームと道路上で移動する自動連続成型機械により構造物を施工する横型スリップフォームがあり、本考案は、後者の横移動型スリップフォーム工法に関します。
横移動型スリップフォーム工法の概要は、センサーラインにより自動姿勢制御される自動連続成型機械の下方に構築用モールド(鉄製型枠)を組み付け、アジテータ車より低スランプ生コンクリートを供給し、ベルコン、機械ホッパーを経てモールドに移動し、モールド内震動機で締め硬めしつつ機械を移動し、同一断面の構造物を成型施工する工法です。
スリップフォ-ム工法では、脱型した構築物の出来形を安定させるために、施工要素を常に一定としています。機械ホッパー内の生コンクリートの積み上げ量も大事な要素となり初期充填度と呼ばれています。そのため桝部付近や施工終点でも同量の初期充填度を維持させるので、結果大量の生コンクリートが機械ホッパーに保持されます。
従来の工法では、連続的に構築をするための機能のみが備わっており、桝部通過時の抱え込んだ生コンクリートを遮断する機能はありません。実際の施工では舗装端部に設置されるL型街渠等の場合、20m毎に桝があり桝部(長さ1m程度)も含め連続施工した後にその部を人力により除去して桝部を完成させます。例えば1日に260mの施工では、延べ12mの生コン(概2立米程度)が産廃処理されることになり、労務や処理費用と共に環境対策に寄与できない作業となっています。施工途中に無設置区間が有る場合、大量の生コンがホッパーから流れ出し、工法上やむを得ない不要余材となっていました。
以下説明を理解するため鉄製移動型枠(以下モールド)の構成を説明します。
モールドはモノコックの鉄製型枠ですが、部位によりその目的があります。モールド前部に位置するホッパー部では、上部が開口され生コンを流入させる入り口となっており、下部には震動機を具備させコンクリートを締め固める部位としています。その後に成形部と呼ばれる目的の構造断面を成型する区間が続き、バイブレータ震動の作用を受けながらコンクリートが充填され、成型される区間です。最終に脱型部が続き無圧化されたコンクリートを後部開口より脱型し連続して施工されます。
本考案の目的に類似する実用新案が本考案者により出願されています。先行技術文献特許文献1では、本考案と同課題となる主として施工中の間欠区間での生コンクリートの産廃余材の一掃、削減を可能とするモールド装置の開発を課題としています。先行技術文献特許文献2では、主として機械を別打設区間に移動する際の生コンクリートの産廃余材の一掃、削減を可能とするモールド装置又は単体補助装置となる横移動遮蔽装置の開発を手段としています。
実用新案2010ー007508 実用新案2010ー007698
主として施工中の間欠区間での生コンクリートの産廃余材の一掃、削減を可能とする機械装置の開発を課題としています。先行技術文献特許文献1では、主として施工中の間欠区間での生コンクリートの産廃余材の一掃、削減を可能とする装置をモールド後部に具備するとしていますが、本願考案では、従来よりある標準モールドを使用しても同様の効果を有する機械に具備する装置の開発提供を課題としています。
上記課題の目標達成のため、本願考案による生コンクリート遮蔽装置は、機械ホッパー部に具備させ、モールド成形部入り口に至る昇降遮蔽板により成形部への生コンクリートを遮蔽し、施工間欠区間の生コン産廃の無い機械移動を可能とする事を特徴とします。
施工機械ホッパー部に本装置が装備されます。本装置はモールド成形部入口開口部を遮蔽する遮蔽板、遮蔽板ガイド、遮蔽板昇降装置で構成されています。モールドは鉄製枠であり、ホッパー部、成形部、脱型部より構成され、本考案装置が成形部入口開口部を遮蔽する様、組み込まれています。本考案では、機械ホッパー部に具備させる事で施工機械の上部空間を使用する事で大規模装置も組み付け可能となります。これにより構造物全断面の遮蔽が可能となり、施工間欠区間を生コンクリート余剰残材が無く通過可能となります。
1 生コンクリート産廃余材が無くなり、地球環境に優しい。
2 作業員による生コン撤去作業が省略でき、経済的な効果が大きい。
3 既存の標準モールドでの施工でも生コンクリート産廃余材の防止が可能となり、汎用的に使用ができる。
この考案により、地球環境に合ったスリップフォーム工法が実現できる事、実作業での作業効率の向上、に資する効果があります。
スリップフォーム施工の施工全体図。 構造物例のLガッター(L型街渠)の施工間欠部。 従来施工での間欠部の生コンクリート残材。 Lガッターモールド図。 本考案の遮蔽板装置を機械組み付けた状態側面図。 本考案の遮蔽板装置を作動状態正面図。 A図 遮蔽時状態 B図 開口時状態
次に実施の形態を示す図面に基づき本願考案による本装置を更に詳しく説明します。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略します。
Lガッター(L型街渠)(10)施工を実施例として説明します。施工機械(1)ホッパー部(4)に本装置(15)が具備されます。本装置(15)はモールド成型部入口開口部(6)を遮蔽する遮蔽板(16)、遮蔽板ガイド(17)、遮蔽板昇降装置(18)で構成されています。モールド(5)は鉄製枠であり、ホッパー部(7)、成形部(8)、脱型部(9)より構成され、本考案装置が成型部入口開口部(6)を遮蔽する様、位置します。本考案では、遮蔽板昇降装置(15)を機械ホッパー部(4)に具備させる事で施工機械上部空間を利用する事で大規模装置を組み付け可能としています。これにより構造物全断面の遮蔽が可能となり、施工間欠区間(11)を生コンクリート余剰残材(14)が無く通過可能となります。
生コンクリートはアジテータ車(2)より供給され、機械ベルトコンベヤー(3)、機械ホッパー(4)、を経由してモールド内に移動します。ホッパー部(7)に位置する内部震動機(13)により締め硬めをし、成形部(8)が生コンクリートで充填した事を確認し機械(1)を走行させ、打設を開始します。桝部(12)のような施工間欠区間(11)開始点に到達した時、機械を一時停止させ遮蔽板(16)を作動下降し成形部入口開口部(6)を遮蔽した後、その状態を維持して機械を移動させます。施工間欠区間(11)終了点に到達した時、機械を一時停止させ遮蔽板(16)を作動上昇し成形部入口開口部(6)を開口した後、施工再開し通常打設に戻ります。停止作業となるのは機械走行しながらでの遮蔽作業では、目標の開始点、終止点がずれてしまう危険が有るためです。
遮蔽板(16)の位置移動のための駆動源は、油圧を例として説明していますが、他の手段となる空圧、負圧、水力、電力等で可能です。又、アクチュエータはシリンダー(18)の他、モータ等によるもの、ワイヤー、リンク、チェーン等による伝達装置の追加も可能です。構築物の規模形状により遮蔽板が交換でき、その都度最適の駆動手段を選択する事ができます。
遮蔽板(16)の形状は、例として平板によるものを示していますが、用途に応じて曲面板を使用する事も含まれます。又、単板のみならず複数板による遮蔽板、多段式板構造による遮蔽板も含まれます。
遮蔽板材は、標準を鉄製として例示しましたが、同強度を有する他材によるものも含まれます。
本願考案による遮蔽板装置は、スリップフォーム工法に限定されますが、構築物の多様な断面形状すべてに本考案装置が組み込み可能であり、将来にわたり同業者の本考案利用が促進され土木建設廃材の減少に業界として寄与します。
1 施工機械
2 アジテータ車
3 ベルトコンベヤー
4 機械ホッパー
5 モールド
6 モールド成型部入り口開口部
7 モールドホッパー部
8 モールド成形部
9 モールド脱型部
10 Lガッター(L型街渠)
11 施工間欠区間
12 桝部
13 内部震動機(バイブレータ)
14 余剰残材
15 遮蔽装置
16 遮蔽板
17 遮蔽板ガイド
18 油シリンダー

Claims (2)

  1. 横移動型スリップフォーム工法に使用する機械ホッパー部に生コンクリート遮蔽板を具備させて生コンクリート余材の出ない間欠施工を可能とする機械実装装置。
  2. 横移動型スリップフォーム工法に使用する機械ホッパー部に生コンクリート遮蔽板を具備させて生コンクリート余材の出ない間欠施工を可能とする機械実装装置を利用する施工方法。
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