JP3166662U - スリップフォーム工法のモールド後部遮蔽板装置。 - Google Patents

スリップフォーム工法のモールド後部遮蔽板装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】スリップフォーム工法による施工中の切り下げ区間や間欠施工区間で生コンクリートの余材、残材防止となる装置、工法を提供する。【解決手段】横移動型スリップフォーム工法で使用する構造物モールド(鉄製型枠)後部に手動や油圧駆動により操作駆動されるモールド脱型部後方開口部の一部、又は全部を遮蔽する遮蔽板装置を具備させ、切り下げ区間施工や無設置区間となる施工間欠区間を移動通過させる事で生コンクリートの余材,残材を防止し地球環境に優しい工法とする。遮蔽板16のコンクリート接地形状を変える事で表面仕上がりも向上する。【選択図】図6

Description

本願考案は、横移動型スリップフォーム工法に使用するモールド装置、工法に関します。
スリップフォーム工法には、煙突やサイロ構築に利用される縦型スリップフォームと道路上で移動する自動連続成型機械により構造物を施工する横型スリップフォームがあり、本考案は、後者の横移動型スリップフォーム工法に関しています。
横移動型スリップフォーム工法の概要は、センサーラインにより自動姿勢制御される自動連続成型機械の下方に構築用モールド(鉄製型枠)を組み付け、アジテータ車より低スランプ生コンクリートを供給し、ベルコン、機械ホッパーを経てモールドに移動し、モールド内震動機で締め硬めしつつ機械を移動し、同一断面の構造物を成型施工する工法です。
従来の工法では、連続的に構築をするための機能のみが備わっており、移動時の抱え込んだ生コンクリートを遮断する機能はありません。実際の施工では舗装端部に設置されるL型街渠等の場合、20m毎に桝があり桝部(1m程度)も含め連続施工した後にその部を人力により削除して桝部を完成させます。例えば1日に260mの施工では、延べ12mの生コンが産廃処理されることになり、労務や処理費用と共に環境対策に寄与できない作業となっています。又交差点のような施工途中に無設置区間が有る場合、大量の生コンが廃棄されつつ、工法上やむを得ない不要余材となっていました。
同構造物にある車乗り入れのための切り下げ部の区間でも、通常に連続施工で通過後、人力により切り下げ部の生コンを撤去し成型仕上げしていますが、これも又コンクリート産廃の増加につながっており、地球環境に合わず改善案を探っていました。
以下説明を理解するため鉄製移動型枠(以下モールド)の構成を説明します。
モールドはモノコックの鉄製型枠ですが、部位によりその目的があります。モールド前部に位置するホッパー部では、上部が開口され生コンを流入させる入り口となっており、下部には震動機を具備させコンクリートを締め固める部位としています。その後に成形部と呼ばれる目的の構造断面を有する区間が続き、バイブレータ震動の影響を受けながらコンクリートが充填され、成型される区間です。最終に脱型部が続き無圧化されたコンクリートを後部開口より脱型し連続して施工されます。
旧来より施工される切り下げ方法として、切り下げ装置付きモールドが紹介されています。これは、アメリカ国内では標準的な装置として使用され、すでに公知の装置です。この切り下げ装置はモールド成形部に位置させています。成型途上となるバイブレータの震動範囲内で装置により切り下げ板を出し入れさせるものです。しかしながらこの装置部位は機械との組み付けにより、機械下部の限られた空間に装置が位置するため装置規模が限定され、構造物全体を遮断する大規模装置は物理的に具備不能であり、生コンクリートの余材残材を容認し続けていました。
スリップフォームペーバーメーカー技術文献(アメリカ) 切り下げ装置付きモールド
本願考案は、モールドの改良案であり、コンクリート構造物の構築に際し、上記事例による施工間欠区間での生コンクリートの産廃余材の一掃、削減を可能とする装置の開発を課題としています。
上記課題の目標達成のため、本願考案によるモールド装置は、脱型部後方開口部で遮蔽する装置を具備させ、遮蔽の量により故意による一部欠損施工や全遮蔽による施工間欠区間の生コン産廃の無い機械移動を可能とする事を特徴とします。
施工機械下部に組み込まれたモールドには、脱型部後方開口部に本装置が具備されています。本装置は脱型部後方開口部を遮蔽する遮蔽板、遮蔽板ガイド、遮蔽板昇降装置で構成されています。モールドは鉄製枠であり、ホッパー部、成形部、脱型部より構成され、本考案装置が脱型部後方開口部を遮蔽する様、組み込まれます。従来の切り下げ用装置は成形部に位置するため、機械組み込み時での空間が少なく、切り下げのみ対応の小さな装置に限られるものでした。本考案では、モールド後方に具備させる事で施工機械下部から外れる事で大規模装置を組み付け可能としています。これにより構造物全断面の遮蔽をも可能となり、施工間欠区間を生コンクリート余剰残材が無く通過可能となります。
1 生コンクリート産廃余材が無くなり、地球環境に優しい。
2 作業員による生コン撤去作業が省略でき、経済的な効果が大きい。
この考案により、地球環境に合ったスリップフォーム工法が実現できる事、実作業での作業効率の向上、に資する効果があります。
スリップフォーム施工の全体図を示します。 構造物例のLガッター(L型街渠)の施工間欠部、切り下げ部。 モールドのLガッターを例示します。 公知となっている切り下げ装置を示します。 本考案のモールド後部遮蔽板装置を示します。 本考案のモールド後部遮蔽板装置を機械組み付けた状態を示します。 遮蔽板装置の例 (A)油圧シリンダーによる遮蔽。(B)手動による遮蔽。(C)油圧シリンダーによる切り下げ。
次に実施の形態を示す図面に基づき本願考案による本装置を更に詳しく説明します。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略します。
Lガッター(L型街渠)(10)施工を実施例として説明します。施工機械(1)下部に組み込まれたモールド(5)には、脱型部後方開口部(9)に本装置が具備されます。本装置は脱型部後方開口部(9)を遮蔽する遮蔽板(16)、遮蔽板ガイド(17)、遮蔽板昇降装置(18)で構成されています。モールド(5)は鉄製枠であり、ホッパー部(6a・6b)、成形部(7)、脱型部(8)より構成され、本考案装置が脱型部後方開口部(9)を遮蔽する様、組み込まれます。従来の切り下げ用装置(14)は成形部(7)に位置するため、機械組み込み時での空間が少なく、切り下げ(12)のみ対応の小さな装置に限られるものでした。本考案では、モールド後方に具備させる事で施工機械下部から外れる事で大規模装置を組み付け可能としています。これにより構造物全断面の遮蔽をも可能となり、施工間欠区間(11)を生コンクリート余剰残材が無く通過可能となります。
生コンクリートはアジテータ車(2)より供給され、機械ベルトコンベヤー(3)、機械ホッパー(4)、を経由してモールドホッパー上部開口部(6a)よりモールド内に移動します。ホッパー部下部(6b)に位置する内部震動機(13)により締め硬めをし、成形部(7)が生コンクリートで充填した事を確認し機械(1)を走行させ、打設を開始します。施工間欠区間(11)開始点に到達した時、機械を一時停止させ遮蔽板(16)を作動し後部開口部(9)を遮蔽した後、その状態を維持して機械を移動させます。施工間欠区間(11)終点に到達した時、機械を一時停止させ遮蔽板(16)を作動し後部開口部(9)を開口した後、通常打設に戻り施工再開します。切り下げ(12)区間も同様に開始点、終点で機械を一時停止して遮蔽作業します。機械走行しながらでの遮蔽作業では、目標の開始点、終止点がずれてしまう危険が有るためです。
遮蔽板(16)の位置移動のための駆動源は、油圧を例として説明していますが、他の手段となる空圧、負圧、水力、電力、手動等で可能です。又、アクチュエータはシリンダー(18)の他、モータ等によるもの、ワイヤー、リンク、チェーン等による伝達装置の追加も可能です。
構築物の規模形状によりモールドが製作され、最適の駆動手段を選択する事が出来ます。
遮蔽板(16)の形状は、例として平板によるものを示していますが、用途に応じて曲面板を使用する事も含まれます。又、単板のみならず複数板による遮蔽板、多段式板構造による遮蔽板も含まれます。遮蔽板のコンクリート接地形状を変える事で表面仕上がりも向上する。
遮蔽板材は、標準を鉄製として例示しましたが、同強度を有する他材によるものも含まれます。
本願考案による遮蔽板装置は、スリップフォーム工法に限定されますが、構築物の多様な断面形状すべてに本考案装置が組み込み可能であり、将来にわたり同業者の本考案利用が促進され土木建設廃材の減少に業界として寄与します。
1 施工機械
2 アジテータ車
3 ベルトコンベヤー
4 機械ホッパー
5 モールド
6a モールドホッパー上部開口部
6b モールドホッパー下部
7 モールド成形部
8 モールド脱型部
9 モールド脱型部後部開口部
10 Lガッター(L型街渠)
11 施工間欠区間
12 切り下げ区間
13 内部震動機(バイブレータ)
14 従来からの切り下げ板
15 従来からの切り下げ板油シリンダー
16 遮蔽板
17 遮蔽板ガイド
18 油シリンダー

Claims (2)

  1. 横移動型スリップフォーム工法に使用するモールド(鉄製型枠)の後部開口部にコンクリート遮蔽板を具備させて切り下げ施工、間欠施工を可能とするモールド装置。
  2. 横移動型スリップフォーム工法で遮蔽板装置を実装し施工する工法。
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