JP3166498U - ハンガー具 - Google Patents

ハンガー具 Download PDF

Info

Publication number
JP3166498U
JP3166498U JP2010008501U JP2010008501U JP3166498U JP 3166498 U JP3166498 U JP 3166498U JP 2010008501 U JP2010008501 U JP 2010008501U JP 2010008501 U JP2010008501 U JP 2010008501U JP 3166498 U JP3166498 U JP 3166498U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
spacer
tool
telescopic pole
hanger tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010008501U
Other languages
English (en)
Inventor
玲子 小元
玲子 小元
Original Assignee
玲子 小元
玲子 小元
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 玲子 小元, 玲子 小元 filed Critical 玲子 小元
Priority to JP2010008501U priority Critical patent/JP3166498U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3166498U publication Critical patent/JP3166498U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ハンガー部材の向きを容易に変えることができ、利便性を向上させたハンガー具を提供する。【解決手段】ハンガー具は、伸縮ポール10、複数個のスペーサ20、及びハンガー部材30を備える。伸縮ポール10は、伸縮自在に構成され、伸長により両端部の受け座12,13が天井面と床面に固定される。複数個のスペーサ20は、筒状に構成されて伸縮ポール10に挿入される。ハンガー部材30は、筒状に構成された挿入部、及び挿入部と一体的に設けられたアーム部を有し、スペーサ20間の伸縮ポール10に挿入部が回転自在に挿入される。【選択図】図1

Description

本考案は、伸縮ポールを利用したハンガー具に関する。
従来、この種の分野の技術としては、例えば特許文献1に開示されるものがあった。
図10は、特許文献1に開示された従来のハンガー具の一例を示す全体構成図であり、図11は、図10中の要部を示す分解斜視図である。
このハンガー具は、図10に示すように、径の異なる2本のパイプ102,103を用い、両パイプを入れ子式に挿入して止め具104を介して上下動可能に連結し、この連結パイプを床面と天井面に突っ張り状に固定している。そして、上側のパイプ103には、複数のハンガー部材106が装着され、このハンガー部材106に各種の小物が吊り掛けられるようになっている。
また、図11に示すように、ハンガー部材106は、パイプ103の外周に上下動可能に嵌合する第1クランプ117と第2クランプ119を備えており、棒状のハンガー本体120,121がそれぞれ第1クランプ117,第2クランプ119の外周に突設されている。そして、ハンガー部材106を任意の高さに固定するために、第2クランプ119にはテーパ面122と切欠123が設けられ、上側の第1クランプ117で下側の第2クランプ119を径方向の内向きに締めつけるようにしている。
また、上記ような第1クランプ117及び第2クランプ119を用いるよりも容易な構成でハンガー部材を任意の高さに固定する方法として、ハンガー部材を伸縮ポールに直接ネジ止めする方法を採ったハンガー具も知られている。
実開平7−34748号公報
しかしながら、上記特許文献1のハンガー具では、第2クランプ119に設けられたテーパ面122と切欠123を利用して、上側の第1クランプ117で下側の第2クランプ119を径方向の内向きに締めつけるようにしているため、締結後はハンガー部材106をパイプ103の周方向にスムーズに回転させることができない。また、ハンガー部材をネジ止めするように構成したハンガー具においても、ネジ止め固定後はハンガー部材を伸縮ポールの周方向に回転させることができない。そのため、これら従来のハンガー具では、ハンガー部材の向きを容易に変えることができず、使い勝手が悪かった。
例えば、タオルなどの干し物を乾かすためにハンガー具を利用する際に、上側のハンガー部材に掛かっている干し物が下側のハンガー部材に掛かっている干し物に重なることがある。このような場合には、各々の干し物をずらして通気を良くし干し物の乾燥を早める工夫をするのが一般的であるが、特許文献1のハンガー具の使用者では、ハンガー部材106の向きを変えるために、一旦、第1クランプ117と第2クランプ119を上下方向に引き離し、ハンガー本体120,121を所望の向きに設定し直す必要があった。また、ネジ止めのハンガー具の使用者では、締めつけてあるネジを一旦緩め、ハンガー部材を所望の向きに設定した後、再びネジを締めつける必要があった。このように、従来のハンガー具では、ハンガー部材を回転させてその向きを変えるためには煩雑な作業が必要となり、不便であった。
また、ネジ止めのハンガー具においては、使用者が、ある程度の強い力でハンガー部材を押圧して回転させることも可能であるが、しかし、このような状態でハンガー部材を回転させた場合には、伸縮ポールにキズが付いて美観が損なわれるだけでなく、使用中にネジの締めつけが緩んで、ハンガー部材に比較的重い干し物を掛けた際にはハンガー部材が落下するなど強度面でも支障がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ハンガー部材の向きを容易に変えることができ、利便性を向上させたハンガー具を提供することにある。また、その他の目的は、使用者の用途に合わせてハンガー具の形態を自在に構築することができるようにすることである。
上記目的を達成するために、第1の考案であるハンガー具は、伸縮自在に構成され、伸長により両端部が上下設置面に固定される伸縮ポールと、筒状に構成され、前記伸縮ポールに挿入される複数個のスペーサと、筒状に構成された挿入部、及び前記挿入部と一体的に設けられたアーム部を有し、前記スペーサ間の前記伸縮ポールに前記挿入部が回転自在に挿入されるハンガー部材とを備えたことを特徴とする。
第2の考案であるハンガー具は、上記第1の考案のハンガー具において前記伸縮ポール及び前記スペーサは少なくとも上下方向の長さが異なる複数の種類が用意され、前記各種類の伸縮ポール及びスペーサを組み合わせて構成されることを特徴とする。
第3の考案であるハンガー具では、第1又は第2の考案のハンガー具において、前記ハンガー部材は前記アーム部の長手方向に出し入れ可能に挿入された延長部材を有することを特徴とする。
第4の考案であるハンガー具では、第3の考案のハンガー具において、前記延長部材の端部に上方向の段差部を設けたことを特徴とする。
第5の考案であるハンガー具では、第1乃至第4の考案のいずれか1つのハンガー具において、前記アーム部に少なくとも1つ以上のフックを設けたことを特徴とする。
第6の考案であるハンガー具では、第1乃至第4の考案のいずれか1つのハンガー具において、前記アーム部の上面側に少なくとも1つ以上の突起を設けたことを特徴とする。
第7の考案であるハンガー具では、第1乃至第6の考案のいずれか1つのハンガー具において、前記各スペーサは、水平方向に2分割して構成し、前記伸縮ポールに着脱自在に挿入されることを特徴とする。
第1の考案であるハンガー具によれば、ハンガー部材を径方向にスムーズに回転することができるので、使用者の用途に合わせてハンガー部材の向きを容易に変えることができ、利便性が向上する。
第2の考案であるハンガー具によれば、使用者の用途に合わせて伸縮ポール及びスペーサの種類を替えることができるので、使用者の用途に合わせてハンガー具の形態を自在に構築することが可能になり、より一層、利便性が向上する。
第3の考案であるハンガー具によれば、延長部材によりアーム部が延長されるので、ハンガー具に対する使用者の用途が拡大し、例えば幅広の掛け物を使用対象とすることができる。
第4の考案であるハンガー具では、延長部材の端部に段差部があるので、掛け物の落下を未然に防止することができる。
第5の考案であるハンガー具によれば、アーム部にフックを設けたので、ハンガー具に対する使用者の用途が拡大し、例えば吊り輪のある掛け物等を使用対象とすることができる。
第6の考案であるハンガー具によれば、アーム部に突起を設けたので、ハンガー具に対する使用者の用途が拡大し、例えば吊り輪のある掛け物等を使用対象とすることができる。
第7の考案であるハンガー具では、各スペーサを伸縮ポールに着脱自在に挿入するようにしたので、伸縮ポールからの各スペーサの取り外しが容易になり、ハンガー部材の高さ位置調整を簡単に行うことができる。
本考案の第1の実施形態に係るハンガー具の構成例を示す全体構成図である。 図1のハンガー具の構成部品を示す斜視図である。 ハンガー部材の他の構成例を示す斜視図である。 本考案の第2の実施形態に係るハンガー具の構成例を示す全体構成図である。 本考案のハンガー具におけるスペーサの第1の変形例を示す斜視図である。 図5に示すハンガー具の断面略図である。 本考案のハンガー具におけるスペーサの第2の変形例を示す斜視図である。 本考案のハンガー具におけるスペーサの第3の変形例を示す斜視図である。 本考案のハンガー具におけるスペーサの第4の変形例を示す斜視図である。 従来のハンガー具の一例を示す全体構成図である。 図10中の要部を示す分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本考案の第1の実施形態に係るハンガー具の構成例を示す全体構成図であり、図2(a),(b)は、図1のハンガー具の構成部品を示す斜視図である。
図1に示すハンガー具は、例えば一般的な部屋に設置されるもので、伸縮ポール10と、複数個のスペーサ20と、ハンガー部材30とで構成されている。
伸縮ポール10は、円筒状のポール本体11の両端部に受け座12,13がネジ込みで取り付けられる構造であり、例えば受け座12,13を左回転させることにより伸縮ポール10が伸長し、右回転することにより伸縮ポール10が収縮する。このような伸縮構造を備えた伸縮ポール10は、伸縮ポール10の伸長により、ポール本体11の両端部の受け座12,13が天井面12Aと床面13Aに固定される、所謂突っ張り状態にすることができる。
スペーサ20は、ハンガー部材30の高さ位置を調整するための部材であり、図2(a)に示すように円筒状に構成され、伸縮ポール10に複数個挿入される。ハンガー部材30は、各スペーサ20間のポール本体11にそれぞれ挿入される。具体的には、ハンガー部材30は、図2(b)に示すように、円筒状に構成された挿入部31と、挿入部31に一体的に設けられたアーム部32を有する。そして、各スペーサ20間のポール本体11に、ハンガー部材30の挿入部31がそれぞれ回転自在に挿入される構成となっている。さらに、ハンガー部材30のアーム部32には、アーム延長用の延長部材33がアーム部32の長手方向に出し入れ可能に挿入されている。
ここで、各構成部品の寸法例を述べる。
本実施形態では、ハンガー具が一般的な部屋に設置されるため、各構成部品の寸法もこの設置例に対応するものとなる。例えば、伸縮ポール10の全長は:約200cm〜250cmであり、スペーサ20の縦長は約15cmである。ハンガー部材30の縦長は約5cmであり、横長は約36cmである。また、ハンガー部材30の挿入部31の外径及び内径は、スペーサ20のそれと略同じ寸法であり、その内径はポール本体11の外壁面よりも例えば1〜2mm程度大きくする。これによって、ポール本体11の外壁面とスペーサ20及びハンガー部材30の挿入部31の内壁面20a,31aとの間に適度な空隙を形成して、スペーサ20及びハンガー部材30がポール本体11の外壁面に沿ってスムーズに移動できるようにしてある。
なお、伸縮ポール10の伸縮構造は、上記例に限定されるものではなく、例えば図10の例のように径の異なる2本のパイプを用い、両パイプを入れ子式に挿入して上下動可能に連結し、止め具で伸縮調整する構造であっても構わない。このような構造では、止め具より上方のポールに各スペーサ20とハンガー部材30を挿入することになる。
次に、上記構成のハンガー具の組み立て方法及び設置方法の一例について説明する。
始めに、一般部屋設置用のハンガー具の構成部品として、1本のポール本体11、2つの受け座12,13、9個のスペーサ20、及び8個のハンガー部材30がそれぞれ単体で用意されているものとする。
まず、ポール本体11の一方の端部に床面用の受け座13をねじ込んで取り付け、ポール本体11の他方の端部から、スペーサ20とハンガー部材30を一個ずつ交互に挿入した後、ポール本体11の他方の端部に天井用の受け座12をねじ込んで取り付ける。予め、天井面と床面との距離に合わせて受け座12,13を取り付けておくことが望ましい。これでハンガー具の組み立ては完了である。
次に、このように組み立てた状態でハンガー具を部屋の設置場所に立てると、ポール本体11に挿入した各スペーサ20とハンガー部材30が自重で下方に移動し、床面13Aから最上のスペーサ20までの距離が利用上限の高さの約180cm程度となる。この状態で、各ハンガー部材30は伸縮ポール10の周方向に回転自在となっている。続いて、受け座12,13の一方又は両方を左方向に廻して、伸縮ポール10を天井面12Aと床面13Aとの間で突っ張り状態に固定する。このように設置すれば、図1に示した構成のハンガー具が仕上がる。
このように、本考案のハンガー具の組み立て及び設置は簡単に行うことができる。
また、本考案のハンガー部材は、図2(b)に示すようなハンガー部材30の他にも、使用者の用途に合わせて様々な種類のものがオプションパーツとして用意されている。図3(a),(b),(c)は、ハンガー部材の他の構成例を示す斜視図である。
図3(a)に示すハンガー部材30A は、アーム部32の側面に複数のフック34を取り付けた構成であり、図3(b)に示すハンガー部材30Bは、アーム部32の上面に複数の突起35を取り付けた構成である。また、図3(c)に示すハンガー部材30Cは、アーム部32の上面に滑り止め用の複数の凹凸32aを形成し、さらに延長部材33の端部33aに、ずり落ち防止用の上方向段差部33aを形成した構成である。なお、凹凸32aに代えてゴムなどの滑り止め材を貼り付けるようにしても良い。
次に、図1に示した本実施形態のハンガー具の使用例について説明する。
最下段のハンガー部材には、図2(b)に示すハンガー部材30を用い、延長部材22をアーム部32内に収納した状態で使用して、例えば雑巾などを掛ける。下から2段目のハンガー部材には、図3(a)に示すフック付きのハンガー部材30Aを用い、フック34に例えば靴などを掛ける。下から3段目のハンガー部材には、図3(b)に示す突起付きハンガー部材30Bを用い、突起35に例えばスリッパなどを掛ける。残りのハンガー部材には、ハンガー部材30又は図3(c)に示すハンガー部材30Cを用い、タオル等を掛けて干す。この場合、バスタオルなど幅広の掛け物は、アーム部32から延長部材33を引き出して使用する。
本実施形態のハンガー具によれば、ハンガー部材30,30A,30B,30Cを伸縮ポール10の周方向にスムーズに回転することができるので、使用者の用途に合わせてハンガー部材30,30A,30B,30Cの向きを容易に変えることができ、利便性が向上する。例えば、タオルなどの干し物を乾かすためにハンガー部材を利用する際に、上側のハンガー部材に掛かっている干し物が下側のハンガー部材に掛かっている干し物に重なるような場合でも、ハンガー部材の向きをワンタッチで変えて、干し物の重なりを解消することができる。また、全ての干し物が乾いたら全てのハンガー部材の向きを一定の方向に寄せて人の往来の邪魔にならないようにし、部屋のスペースの有効利用を図ることも簡単にできる。
さらに、オプションパーツとして多種類のハンガー部材を用意しているので、ハンガー具に対する使用者の用途が拡大し、利用者の利便性が一層向上する。
また、アーム部32から延長部材33を引き出すことによりアーム部32が延長されるので、ハンガー具に対する使用者の用途が拡大し、例えばバスタオルなど幅広の掛け物を使用対象とすることができる。
次に、本考案のハンガー具をシステム的に構成する場合について説明する。
伸縮ポール及びスペーサは、上下方向の長さなどが異なる複数の種類を用意し、これら各種類の伸縮ポール及びスペーサを使用者の用途に合わせて組み合わせて使用することにより、ハンガー具を様々な構成にアレンジすることができる。
ハンガー具の構成をアレンジするに際し、使用者の利便性を高めるために、次のようなことも考えられる。即ち、本考案のハンガー具をキット販売する販売者は、使用者の用途に適合する必要最小限の構成部品を梱包した基本セットを販売すると共に、その他のオプションパーツとなる構成部品も販売する。第1の実施形態で説明した一般部屋に使用するハンガー具の場合では、販売者は、例えば、200cm〜250cm位の伸縮ポールを1本、15cmのスペーサを9個、及び図2(b)に示すようなハンガー部材を8個を基本セットとして用意し、使用者は、この基本セットの他に、フック付きのハンガー部材30Aや突起付きハンガー部材30Bをオプションパーツとして購入することになる。
本考案のハンガー具によれば、上述したように組み立て及び設置を簡単に行うことができるので、ハンガー具の構成をアレンジする場合でも、使用者は軽負担で短時間に行うことが可能になる。即ち、本考案のハンガー具の構成によればハンガー具の組み立て及び設置を簡単に行うことができるので、本考案のハンガー具の構成は、ハンガー具をアレンジ構成する場合に適し、使用者の利便性の向上に寄与するものである。
<第2の実施形態>
図4は、本考案の第2の実施形態に係るハンガー具の構成例を示す全体構成図であり、図1と共通の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すハンガー具は、例えばクローゼットに設置されるものであり、全てのハンガー部材が、伸縮ポール10の略中間の位置から上方に設置された形態である。具体的には、略中間位置まで達する長めの3本のスペーサ21A,21B,21Cを介して最下段のハンガー部材30が設置され、さらにその上方には、2段目から4段目のハンガー部材30が短尺のスペーサ20を介して挿入されている。このハンガー部材の設置位置は、スペーサの本数の組み合わせで適宜変更される。即ち、脱着容易なスペーサの長さを組み合わせて、ハンガー部材の高さや使い位置を容易に選択することができる。
このハンガー具は、ハンガー部材として例えばハンガー部材30又は図3(c)に示すハンガー部材30Cを用い、背広などの衣類を掛けるようにして、使用する。
クローゼットに使用する本実施形態のハンガー具の場合では、販売者は、例えば、200cm位の伸縮ポールを1本、30cm位のスペーサを3個、15cmのスペーサを4個、及び図2(b)に示すようなハンガー部材30を4個含む基本セットとして用意し、使用者は、この基本セットの他に、滑り止め付きのハンガー部材30Cをオプションパーツとして購入することになる。
なお、ハンガー具の形態としては、上記説明したほかに、押し入れに使用するハンガー具や、洗面台に使用するハンガー具等が挙げられる。これらハンガー具の形態は、各々に対応するオプションツールを取り寄せることにより容易にアレンジすることが可能である。例えば、第1の実施形態で示したような一般部屋用のハンガー具を購入した場合であっても、オプションツールとして長めの3本のスペーサ21A,21B,21Cを取り寄せることにより、本実施の形態に示すクローゼット用のハンガー具にアレンジすることも簡単にできる。
<第3の実施形態>
上記の実施形態では、スペーサを入れ替える際に、伸縮ポール10の突っ張り状態を解除し、伸縮ポール10の受け座12又は13を取り外す必要があり、使用者の利便性向上の観点から問題を残していた。本実施形態では、この問題を解消するために、スペーサを水平方向に2分割して構成するようにしたものである。
図5は、本考案のハンガー具に用いられるスペーサの第1の変形例を示す斜視図であり、図6はその断面略図である。
図5及び図6に示すスペーサ20Aは、例えば図1及び図4に示したスペーサ20に代えて用いられるものであり、分割された2つのスペーサ片21,22を嵌め合わせるため、ハンガー部材30の挿入部31の上下端部に凹部31b,31c、スペーサ20Aの上下端部に凸部20b,20cをそれぞれ設けている。
スペーサをポール本体11に装着する際には、直上のハンガー部材30を持ち上げて隙間を空け、ポール本体11を挟み込むように2つのスペーサ片を合わせて上下のハンガー部材30と嵌め合い、2つのスペーサ片を組み合わせる。
図7(a),(b)は、本考案のハンガー具に用いられるスペーサの第2の変形例を示す斜視図である。
図7に示すスペーサ20Bでは、分割された2つのスペーサ片21,22をヒンジ部24で連結し、ポール本体11に開口部23を開いて装着する。そして、ねじ穴25を通して開口部23をネジ止めする。なお、図7中の26aはヒンジ止めピンである。
図8(a),(b),(c)は、本考案のハンガー具に用いられるスペーサの第3の変形例を示す斜視図である。
図8(a)に示すスペーサ20Cでは、分割された2つのスペーサ片21,22を板状のスプリングヒンジ26で連結し、ポール本体11に開口部23を開いて装着すると、板状のスプリングヒンジ26の弾性的付勢力により開口部23が閉じるようになっている。
図8(b),(c)に示すスペーサ20Dでは、分割された2つのスペーサ片21,22が、薄肉ヒンジ部28で一体的に連結されており、その反対側の開口部23にはパッチン止め部27が形成されている。パッチン止め部27は、爪状の係止め樹脂部27aと、これを係止めするための凹部27cとで構成される。爪状の係止め樹脂部27は一方のスペーサ片21の開口部23中央付近に延設され、凹部27cは他方のスペーサ片21の開口部23中央付近に形成されている。そして、スペーサ20Dの開口部23を開いてポール本体11に装着した後、スペーサ20Dを径方向内側に押圧すれば、係止め樹脂部27の弾性的付勢力により係止め樹脂部27の爪27bが凹部27cに係止めされ、開口部23が閉じるようになっている。
図9は、本考案のハンガー具に用いられるスペーサの第4の変形例を示す斜視図である。
図9に示すスペーサ20Eでは、分割された2つスペーサ片21,22をポール本体11に挟み込んだ状態で例えば2箇所、ネジ穴21a,22a,21b,22bを通してネジ止めする。
なお、第3の実施形態で示した上記スペーサを用いてハンガー具を組み立てる際には、予め、必要な個数のハンガー部材30をポール本体11に挿入しておくことになる。
10 伸縮ポール
11 ポール本体
12,13 受け座
20 スペーサ
30 ハンガー部材
31 挿入部
32 アーム部
33 延長部材

Claims (7)

  1. 伸縮自在に構成され、伸長により両端部が上下設置面に固定される伸縮ポールと、
    筒状に構成され、前記伸縮ポールに挿入される複数個のスペーサと、
    筒状に構成された挿入部、及び前記挿入部と一体的に設けられたアーム部を有し、前記スペーサ間の前記伸縮ポールに前記挿入部が回転自在に挿入されるハンガー部材とを備えたことを特徴とするハンガー具。
  2. 前記伸縮ポール及び前記スペーサは少なくとも上下方向の長さが異なる複数の種類が用意され、
    前記各種類の伸縮ポール及びスペーサを組み合わせて構成されることを特徴とする請求項1に記載のハンガー具。
  3. 前記ハンガー部材は、前記アーム部の長手方向に出し入れ可能に挿入された延長部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のハンガー具。
  4. 前記延長部材の端部に上方向の段差部を設けたことを特徴とする請求項3に記載のハンガー具。
  5. 前記アーム部に少なくとも1つ以上のフックを設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のハンガー具。
  6. 前記アーム部の上面側に少なくとも1つ以上の突起を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のハンガー具。
  7. 前記各スペーサは、水平方向に2分割して構成し、前記伸縮ポールに着脱自在に挿入されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のハンガー具。
JP2010008501U 2010-12-10 2010-12-10 ハンガー具 Expired - Fee Related JP3166498U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010008501U JP3166498U (ja) 2010-12-10 2010-12-10 ハンガー具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010008501U JP3166498U (ja) 2010-12-10 2010-12-10 ハンガー具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3166498U true JP3166498U (ja) 2011-03-10

Family

ID=54877671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010008501U Expired - Fee Related JP3166498U (ja) 2010-12-10 2010-12-10 ハンガー具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3166498U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8286926B1 (en) Collapsible leg assembly
JP3150340U (ja) 多機能タオル置物ハンガー
US9498058B2 (en) Closet storage assemblies, connectors, brackets and systems
KR100717589B1 (ko) 접철식 행어
JP3166498U (ja) ハンガー具
KR101379023B1 (ko) 옷걸이
US20070137681A1 (en) Beach umbrella article storage accessory
KR200467857Y1 (ko) 휴대용 옷걸이
KR200460948Y1 (ko) 다목적 건조대
KR20090129011A (ko) 탈부착 빨래건조대
KR200466771Y1 (ko) 측벽부착용 빨래건조대
JP2015009017A (ja) 窓枠取付形物干し装置
JP3169702U (ja) ハンガー掛け
JP3176816U (ja) 物干しスタンドのパイプホルダー
KR100842767B1 (ko) 접철식 행어
KR101701823B1 (ko) 벽면 고정 접철식 건조대
KR20100001818U (ko) 벽면 설치형 빨래 건조 조립체
JP7483378B2 (ja) 天井構造
KR200483033Y1 (ko) 천장식 빨래 건조대
KR20180138287A (ko) 접이식 빨래 건조대
KR101656578B1 (ko) 편측 걸이가 가능한 빨래행거
JP2010094386A (ja) ハンガー
KR200363248Y1 (ko) 욕실용 코너선반
JP2005046586A (ja) 折り畳み式ハンガー掛け
JP3174051U (ja) ヘアドライヤー用ハンガー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140216

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees