JP3165903B2 - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP3165903B2 JP14678395A JP14678395A JP3165903B2 JP 3165903 B2 JP3165903 B2 JP 3165903B2 JP 14678395 A JP14678395 A JP 14678395A JP 14678395 A JP14678395 A JP 14678395A JP 3165903 B2 JP3165903 B2 JP 3165903B2
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公平 杷野
宏規 松本
彰一 諸隈
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リダイヤル機能(再発
呼機能)を備えた携帯電話機等の通信端末機及びその再
発呼方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通話が終わって電話を切った後で
大事なことを思い出してまた電話をする必要がある場
合、また始めからダイヤル操作を行うのは面倒なことで
ある。また電話がつながっても話をしたい相手が席を外
している場合には、何分かしてからまたダイヤル操作を
して、またいない場合もあり、このような場合にいちい
ちダイヤル操作を始めから繰り返すことは非常に面倒で
ある。
【0003】このような問題を解決するために、リダイ
ヤル機能を有する通信端末機がある。このようなリダイ
ヤル機能を有する従来の通信端末機としては、例えば図
4に示すような携帯電話機がある。同図に示す携帯電話
機1においては、相手先を発呼するときに操作する発信
キー3、相手先に再び電話をかけるときに操作するリダ
イヤルキー5、通話が終了して電話を切るときに操作す
る接続切断キー7、電話番号やその他のメッセージを表
示する表示部8、発呼先の電話番号を入力するときに操
作するダイヤルキー10、発呼側の音声を入力するマイ
ク12、着呼側からの音声を出力するスピーカー14等
が設けられている。
【0004】このような従来の携帯電話機1の動作につ
いて、図5に基づいて説明する。まずステップS1にお
いて通話が行われた後、ステップS2においてその通話
が切断される。そして再び電話をかけたい場合は、携帯
電話機1の発信キー3を押下して操作する(ステップS
3)。
【0005】例えば最後に通話した相手方の電話番号に
リダイヤル(再発呼)したい場合(ステップS4のYE
S)は、リダイヤルキー5を押下することにより(ステ
ップS5)、最後に通話した相手方の電話番号が表示部
8に表示される(ステップS6)。ここで再び発信キー
3を押下すると(ステップS7)、表示部8に表示され
た電話番号の相手方に再発呼動作が行われる(ステップ
S8)。そして電話が通じると最後に通話したその相手
と再び通話することができる(ステップS9)。
【0006】ステップS4において、最後に通話した電
話番号にリダイヤルしないと使用者が判断したとき(N
O)は、ダイヤルキー10を操作して別のかけたい相手
方の電話番号を入力する(ステップS10)。すると表
示部8にこれからかけたい別の相手方の電話番号が表示
される(ステップS11)。
【0007】それから発信キー3を再び押下(2度目の
押下)すると(ステップS12)、別の電話番号の相手
方に発呼動作が行われる(ステップS13)。そして前
記最後に通話した相手とは別の相手と通話することがで
きる(ステップS14)。
【0008】すなわち上記従来の携帯電話機の一例にお
いては、発信キー3を押下後にリダイヤルキー5を押下
すると表示部8に、例えば最後に通話した相手方の電話
番号が表示される。その後、発信キー3を再び押下する
と表示部8に表示されている電話番号の相手方に再発呼
が行われるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の携帯電話機1においては、リダイヤルキー5が設けら
れているために、それだけ余分にスペースを要すると共
に製品コストが増加し、またキーの数が増えればキーを
押す回数も多くなるためそれだけ操作性が低下する。ま
た電話機の機能を増加しようとする場合においてキーを
増加させる上で制約となる。
【0010】またリダイヤルが可能な電話番号の有効期
間が電話機により異なり、例えば発信キー押下後のみ有
効であるとか、一回のみ有効であるとか、或は別の電話
番号をリダイヤルキー5により押下後も有効であるとか
色々あって、それらに応じてリダイヤル方法が異なる
等、操作が煩雑であるため操作性が悪いという問題があ
る。
【0011】また従来の技術としてはその他に、特開昭
61−161854号,特開昭61−292453号及
び実開昭64−47142号の各公報に記載されたもの
があるが、これらはすべて電話機に、呼び方は異なるも
のの機能的には同一のリダイヤルキーが設けられてい
る。このため、これらの従来の技術もやはり上記のよう
な問題点を有しているということができる。
【0012】そこで本発明は、リダイヤルキーを特別に
単独で設けなくともリダイヤル(再発呼)機能を実行で
きる通信端末機及びその再発呼方式を提供することを課
題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による通信端末機は、次のような構成とした
ものである。
【0014】相手先の電話番号を入力するときに操作す
る番号入力手段と、 相手先の電話番号を記憶しておく記
憶手段と、 発呼を指示するときに操作する発呼指示手段
と、 通話終了後の前記発呼指示手段の1度目の操作によ
り前記記憶された電話番号を表示し、この後前記番号入
力手段を操作して別の電話番号を入力させた場合は表示
中の電話番号を消去し前記別の電話番号を表示する表示
手段と、 前記電話番号の表示中に発呼指示手段の2度目
の操作を行うことにより前記表示されている電話番号を
発呼する発呼手段と を備えたことを特徴とする。
【0015】
【0016】
【作用】
(1) 上記手段(1)のような構成の通信端末機によ
れば、相手先の発呼を指示するときに操作する発呼指示
手段と、記憶手段に記憶された電話番号の再発呼を指示
するときに操作する再発呼指示手段とを同一のキーによ
り兼用させるようにしたため、従来のようにリダイヤル
キーを特別に単独で設けなくとも、リダイヤル機能を実
行することができる。
【0017】(2) 上記手段(2)のような構成の通
信端末機によれば、発呼を指示する操作を行うことによ
り記憶されている電話番号が表示され、続けて2度目の
発呼を指示する操作を行う場合は前記表示されている電
話番号の相手先の発呼が行われ、前記2度目の発呼を指
示する操作を行う前に前記表示されている電話番号とは
別の電話番号を入力する場合は前記別の電話番号が表示
され、この後に2度目の発呼を指示する操作を行うこと
により前記別の電話番号の相手先の発呼が行われる。
【0018】このため、リダイヤルキーが特になくとも
リダイヤル機能を実行することができ、リダイヤルキー
がいらない分通信端末機のスペースや製品コストが低減
し、キーの数が少なくなることによりキーを押す回数も
減って操作性が向上する。またキーの数が従来と同じ場
合であっても従来よりも機能を増加させることができ
る。そして、リダイヤルできる電話番号の有効期間やリ
ダイヤル方法を気にすることなくリダイヤル機能を実行
することができ、通信端末機の操作性を向上させること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1ないし図3は、本発明による通信端末
機の一実施例を示す図である。従来と同じ部品について
は同じ符号を付して説明する。
【0020】図1に示す携帯電話機20においては、相
手先の電話機を発呼又は再発呼するときに操作する発信
・リダイヤルキー4(発呼指示手段)、通話が終了して
電話を切るときに操作する接続切断キー7、電話番号や
その他のメッセージを表示する表示部8、発呼先の電話
番号を入力するときに操作するダイヤルキー10(番号
入力手段)、発呼側の音声を入力するマイク12、着呼
側からの音声を出力するスピーカー14が設けられてい
る。
【0021】このような携帯電話機20の回路構成は、
図2に示すようになっている。同図において符号22は
ROMやRAM等で構成される記憶手段であり、この記
憶手段22には最後に通話した相手方の電話番号等が記
憶される。
【0022】符号25は、発信・リダイヤルキー4,接
続切断キー7及びダイヤルキー10を有する操作手段で
あり、この操作手段25は、発信・リダイヤルキー4を
操作することにより相手方への発呼動作を開始させるこ
とができ、ダイヤルキー10を操作することによりかけ
たい相手方の電話番号を入力することができ、さらに接
続切断キー7を操作することにより電話を切ることがで
きる。
【0023】符号27は表示部8を有する表示手段であ
り、この表示手段27は表示部8に、最後に通話した相
手方の電話番号や、これからかけたい相手方の電話番号
等を表示する。符号28は発呼手段であり、この発呼手
段28は発信・リダイヤルキー4の操作により通話した
い相手方に発呼動作を行うものである。
【0024】符号32は、マイク12及びスピーカー1
4との間でやり取りする音声信号の処理動作を行う音声
信号処理部である。符号30は中央制御部であり、この
中央制御部30は操作手段25からの信号に基づいて、
記憶手段22,表示手段27,発呼手段28及び音声信
号処理部32等を制御することにより携帯電話機20全
体の動作を統括,制御するものである。
【0025】発信・リダイヤルキー4を1度だけ押下し
て操作することにより、記憶手段22に記憶されている
電話番号が読み出されて表示手段27に送られ、表示手
段27の表示部8にその電話番号が表示されるようにな
っている。
【0026】またダイヤルキー10を押下して操作する
ことにより相手方の電話番号を入力すると、その番号デ
ータが表示手段27に送られてその表示部8にその電話
番号が表示されると共に、その番号データは記憶手段2
2にも送られて、それまで記憶されていた電話番号が消
去されてデータが送られた新しい電話番号が記憶される
ようになっている。
【0027】表示手段27に送られてきた電話番号のデ
ータは発呼手段28にも送られ、発呼手段28が発呼動
作をするときは、表示手段27の表示部8に表示されて
いる電話番号と同じ電話番号の相手方を発呼するように
なっている。
【0028】次に、このような実施例に係る携帯電話機
20における、その再発呼方式としての動作について、
図3に基づいて説明する。
【0029】まずステップS1において通話が行われた
後、ステップS2においてその通話が切断される。そし
て再び電話をかけたい場合は、携帯電話機20の発信・
リダイヤルキー4を押下して操作し(ステップS3)、
このことにより最後に通話した相手方の電話番号が表示
部8に表示される(ステップS4)。
【0030】その表示部8に表示された電話番号の相手
方にリダイヤル(再発呼)する場合(ステップS5のY
ES)は、発信・リダイヤルキー4を再び押下すること
により(ステップS6)、表示部8に表示された電話番
号の相手方に再発呼動作が行われる(ステップS7)。
そして電話が通じると、最後に通話した相手方と再び通
話する(ラストナンバーリダイヤル)ことができる(ス
テップS8)。
【0031】このように上記実施例に係る携帯電話機2
0においては、リダイヤルキーがなくとも通常のダイヤ
ル発呼と同じ操作で、リダイヤル発呼を実現させること
ができる。
【0032】このため、リダイヤルキーがいらない分携
帯電話機20のスペースや製品コストが低減し、キーの
数が少なくなることによりキーを押す回数も減って操作
性が向上する。またキーの数が従来と同じ場合であって
も従来よりも機能を増加させることができる。そして、
リダイヤルできる電話番号の有効期間やリダイヤル方法
を気にすることなくリダイヤル機能を実行することがで
き、携帯電話機20の操作性を向上させることができ
る。
【0033】ステップS5において、最後に通話した電
話番号にリダイヤルしないと使用者が判断したとき(N
O)は、ダイヤルキー10を操作して別のかけたい相手
方の電話番号を入力する(ステップS9)。すると表示
部8の前記最後に通話した相手方の電話番号が消去され
てこれとは別の、これからかけたい相手方の電話番号が
表示される(ステップS10)。このとき記憶手段22
における前記最後に通話した相手方の電話番号も消去さ
れて別の相手方の電話番号が新たに書き込まれる。
【0034】その後、発信・リダイヤルキー4を再び押
下(2度目の押下)すると(ステップS11)、別の電
話番号の相手方に発呼動作が行われる(ステップS1
2)。そして前記最後に通話した相手方とは別の相手方
と通話することができる(ステップS13)。このよう
にしてリダイヤルを希望しない場合も、通常と同じダイ
ヤル操作を行えばよいことになる。
【0035】なお上記実施例においては、最後に通話し
た相手方の電話番号にリダイヤルする場合について説明
したが、そのように限定する必要はなく、例えば通話回
数が多くかつ重要度が高い相手方等のように、常に同じ
相手方の電話番号にリダイヤルするようにしてもよく、
又は一定期間を通じて最も通話回数が多い相手先の電話
番号に常に更新して、その更新した電話番号へリダイヤ
ルするようにしてもよく、さらには他の基準で定めた電
話番号にリダイヤルするようにしてもよい。或は、これ
らのいずれかの場合を自由に選択できるようにしてもよ
い。
【0036】また、上記実施例においては携帯電話機に
ついて説明したが、本発明は液晶画面(LCD)等の表
示部を有するものであれば、コードで接続された,或は
コードレスの室内電話機、或は電話機以外のファクシミ
リ(FAX),パソコン等の他の通信端末機にも適用す
ることができることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ダイヤルキーがなくともリダイヤル機能を実行すること
ができ、リダイヤルキーがいらない分通信端末機のスペ
ースや製品コストが低減し、キーの数が少なくなること
によりキーを押す回数も減って操作性が向上する。
【0038】またキーの数が従来と同じ場合であっても
従来よりも機能を増加させることができる。そして、リ
ダイヤルできる電話番号の有効期間やリダイヤル方法を
気にすることなくリダイヤル機能を実行することがで
き、通信端末機の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯電話機20の正面
図である。
【図2】携帯電話機20の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】携帯電話機20の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図4】従来の携帯電話機1の正面図である。
【図5】従来の携帯電話機1の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 3 発信キー 4 発信・リダイヤルキー 5 リダイヤルキー 7 接続切断キー 8 表示部 10 ダイヤルキー 12 マイク 14 スピーカー 20 携帯電話機 22 記憶手段 25 操作手段 27 表示手段 28 発呼手段 30 中央制御部 32 音声信号処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸隈 彰一 神奈川県横浜市都筑区加賀原2−1−1 京セラ株式会社 横浜事業所内 (72)発明者 植木 義孝 神奈川県横浜市都筑区加賀原2−1−1 京セラ株式会社 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平5−327849(JP,A) 特開 昭57−152260(JP,A) 実開 平1−93861(JP,U) 実開 昭64−47142(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/27 H04M 1/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先の電話番号を入力するときに操作
    する番号入力手段と、 相手先の電話番号を記憶しておく記憶手段と、 発呼を指示するときに操作する発呼指示手段と、 通話終了後の前記発呼指示手段の1度目の操作により前
    記記憶された電話番号を表示し、この後前記番号入力手
    段を操作して別の電話番号を入力させた場合は表示中の
    電話番号を消去し前記別の電話番号を表示する表示手段
    と、 前記電話番号の表示中に発呼指示手段の2度目の操作を
    行うことにより前記表示されている電話番号を発呼する
    発呼手段と を備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は最後に発呼した相手先
    の電話番号が記憶されていることを特徴とする請求項1
    に記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は常に同じ相手先の電話
    番号が記憶されていることを特徴とする請求項1に記載
    の携帯電話機。
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