JP3165885B2 - 半導体装置断面構造の表示方法 - Google Patents

半導体装置断面構造の表示方法

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JP3165885B2 JP06068896A JP6068896A JP3165885B2 JP 3165885 B2 JP3165885 B2 JP 3165885B2 JP 06068896 A JP06068896 A JP 06068896A JP 6068896 A JP6068896 A JP 6068896A JP 3165885 B2 JP3165885 B2 JP 3165885B2
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聰 田沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の断
面加工形状を、高速かつリアルに生成することができる
半導体装置断面構造の表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】これから製造しようとする半導体装置の
断面構造は、この半導体装置の製造に用いられるフォト
マスクのパターンデータと、各層に用いる材料,形成方
法,膜厚などの形成条件とにより描くこと(断面構造の
表示)が可能である。この半導体装置の断面構造の描画
には、形状シュミュレーションによる方法があり、これ
には、描画対象の表示断面の各ピクセルに付けられたピ
クセル値によって物質の種別を定義することで、加工断
面の形状をシミュレートするものがある。
【0003】このピクセルを用いるシミュレーション方
法(文献1:特開平6−53099号公報)は、まず、
断面加工形状をシミュレートする半導体装置の初期形状
をピクセル(セル)の集合で表現する。この、ピクセル
にはピクセル値(画面上では色として示される)が付け
られており、ピクセル値により材料が決められている。
例えば、シリコンはピクセル値A、酸化シリコンはピク
セル値Bなどとされ、画面上で異なる色で表現される。
【0004】以上のような表現による半導体断面の初期
状態図形に対し、酸化を行う,新たな層をスパッタで堆
積する,リアクティブイオンエッチングでエッチングす
る、などの各処理に対応して、楕円や直線のような加工
特性図形を描画する。ついで、この描画された加工特性
図形に合わせるように処理対象のピクセルを変更したり
新規に追加するなどの描画処理をすることで、断面加工
形状をシミュレーションする。
【0005】以下、上述のピクセルを用いるシミュレー
ションについて簡単に説明する。図2は、ピクセルモデ
ルによるシミュレーションでの半導体装置断面表示の状
態を示す説明図である。同図において、21は第1の物
質領域、22は第2の物質領域、23は第3の物質領
域、24は空気領域であり、p1は第1の物質領域21
を示すピクセル、p2は第2の物質領域22を示すピク
セル、p3は第3の物質領域23を示すピクセル、p4
は空気領域24を示すピクセルである。ピクセルは描画
図を表示するときの最小単位の画素であり、例えばピク
セルp1は、表示をする上でのこの位置の画素(ピクセ
ル)がピクセルp1を示す値を表示していることにな
る。
【0006】このように、例えば第3の物質領域23
は、ピクセルp3を示す値のピクセルの集合によって表
現される。ここで、ピクセルp1を示す値とは、例えば
そのピクセルが「赤色」を発色する値である。同様に、
ピクセルp2が「青色」、ピクセルp3が「黄色」、ピ
クセルp4が「白色」を発色する値とすれば、図2にお
いて、第1の物質領域21は「赤色」で表示され、第2
の物質領域22は「青色」で表示され、第3の物質領域
23は「黄色」で表示され、空気領域24は「白色」で
表示されることになる。
【0007】従って、このような表示では、物質領域,
物質境界というデータは持たず、画面上で同じピクセル
値のピクセルが続いている場所は同じ物質の領域と判断
する。そして、隣接するピクセルのピクセル値が自分の
ピクセル値と異なる場所がその物質の境界(境界ピクセ
ル)であると判断する。画面上で、半導体装置を構成す
る各物質に対応するピクセルを物質ピクセルと呼び、半
導体装置の表面より上の空間に存在する全てのピクセ
ル、例えば図2ではピクセルp4を空気ピクセルと定義
する。更に、空気ピクセルに接する物質ピクセルを表面
境界ピクセルと定義する。
【0008】次に、このように表示されている第3の物
質領域23上に、新たに第4の物質をCVDにより堆積
形成した状態を表示する場合について説明する。図3
(a)に示すように、加工特性図形として堆積膜厚に相
当する半径の「円」を、全ての表面境界ピクセルにその
中心をおいて描画する。この円が描画された空気領域2
4のピクセルp4と第3の物質領域23のピクセルp3
は、第4の物質を示すピクセル値に変更され、例えば
「緑色」を表示するものとなる。なお、異なるピクセル
値を有していても同一の色で表示したり、異なる表示色
であっても同一の物質とすることもできる。
【0009】最後に、物質領域23の中で第4の物質を
示すピクセル値に変更されているピクセルを元に戻すた
め、元の画面で物質ピクセルであった所を元のピクセル
値で再描画する。このことにより、図3(b)に示すよ
うに、第3の物質領域23上に第4の物質領域25が表
示されるようになる。第4の物質領域25は第4の物質
を示すピクセル値を持ち「緑色」を表示するピクセルp
5で示される領域である。
【0010】また、熱酸化などによるシリコン酸化膜の
形成のシミュレーションは、形成する層の膨張率などを
考慮して所定の膜厚を仮想的に生成し、これを元にガウ
ス分布関数を用いた畳み込み積分により生成される酸化
膜の形状を計算して、形状示唆線分群を得ることにより
行う。そして、また、スパッタエッチングなど加工特性
図形が複雑なものの場合は、これを複数の基本図形で近
似し、これら基本図形によるデポジションとエッチング
とを繰り返して行うことにより、その処理による形状変
化や層の形成などの描画を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したピ
クセルモデルによる半導体装置断面構造の表示では、表
面張力に起因した膜のフロー状態を扱うことはできた
が、膜の収縮を表現することができなかった。なお、フ
ローすることにより、下層の凹凸状態を吸収して膜表面
がなだらかになっていく。膜の収縮は、LSIの製造に
おいて、ポリイミドやSOG膜およびフォトレジストな
どの粘性塗布膜を、高温で加熱することで焼きしめたと
きに起こる。ここで、膜の収縮で特に問題となるのは、
膜厚方向の収縮である。
【0012】通常、下地物質の選択エッチングのための
マスクに使用されるレジストは、その下地表面の段差が
目立たなくなるほど厚く塗布される。それに加えて、形
成したレジストパターンが膜厚方向にばらついていて
も、これを選択マスクとして加工する下地の加工形状に
あまり影響しない。このため、レジストに関しては、レ
ジスト塗布して加熱処理した後の状態をフローの効果だ
けで近似しても問題はなかった。
【0013】しかし、平坦化のためにレジストを用いる
エッチバック処理においては、塗布形状(表面形状)が
エッチバックによる下地の加工形状に大きく依存する。
このため、膜厚方向の収縮まで考慮したより正確なシミ
ュレーションが要求されるようになってきた。同様に、
平坦化に多用されるようになってきたポリイミドやSO
Gについても、塗布膜形成後の加熱による膜収縮状態の
正確なシミュレーションが要求されるようになってき
た。
【0014】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、膜の収縮などの変化をよ
り正確に表示できるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置断
面構造の表示方法は、基体とこの上に形成された膜の断
面を示す初期断面状態より、その膜を消去した後、膜の
下地との境界にある境界セルを中心とし、境界セルより
膜の表面までの最短距離に所定の変化量を乗じた長さを
半径とし、膜を示すセルで埋められた円を描画すること
で新たな領域を示し、この後、前記初期断面状態を重ね
て再描画して示すようにした。この結果、所定の変化量
で膜厚が変化した膜断面が示される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は、この発明の実施の形態にお
ける半導体装置断面構造の表示方法を説明するための断
面図である。以下、この発明の実施の形態について説明
する。図1(a)は、絶縁層上に配線電極が形成され、
その上に絶縁膜として用いるポリイミドが塗布された状
態を示しており、絶縁層領域1上に電極領域2とその上
に覆い被さるようにポリイミド領域3が表示され、この
上に空気領域4がある。なお、図中5は、絶縁層が形成
される基板を示す基板領域である。絶縁層領域1は絶縁
層を示すピクセル(セル)の集まりであり、電極領域2
は電極を示すピクセルの集まりであり、ポリイミド領域
3はポリイミドを示すピクセルの集まりであり、空気領
域4は空気を示すピクセルの集まりである。
【0017】このような状態より、まず、ポリイミド領
域3のピクセルの中で、その下の絶縁層領域1および電
極領域2との境界となる境界ピクセルを順次検索してい
く。次いで、検索した境界ピクセルより最も距離の近い
表面境界ピクセルまでの距離を求める。表面境界ピクセ
ルは、ポリイミド領域3のピクセルの中で空気領域4と
の境界となっているピクセルである。この距離を各境界
ピクセルにおいて求めたら、図1(b)に示すように、
ポリイミド領域3を消去し、この状態を記憶しておく。
【0018】次に、検索した各境界ピクセルを中心と
し、求めて置いた距離にポリイミドの収縮率をかけた長
さの半径の円をポリイミドのピクセルで描画していく。
図1(c)はこの円を描画していく状態を示しており、
この図1(c)では、わかりやすくするために、描画し
ている円の中をポリイミドのピクセルで埋めていない状
態を示している。また、図1(c)において、ポリイミ
ド領域の元々の表面境界を点線で示してある。
【0019】この円の描画によって、実際には図1
(d)に示すように、ポリイミド領域3aが描画され
る。そして、この描画状態と、前もって記憶しておいた
図1(b)に示す絶縁層領域1および電極領域2を重ね
るように再描画することで、図1(e)に示すように、
絶縁層領域1および電極領域2上に、収縮した状態のポ
リイミド領域3bが示された断面構造を得ることができ
る。なお、膜が収縮する際に、フローの効果が含まれる
場合は、膜収縮を生成した画面から、もう一度膜領域を
消去し、ガウス分布関数を用いた畳み込み積分により表
面高さを計算して再描画するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、ま
ず、基体とこの上に形成された膜の断面を示す初期断面
状態より、その膜を消去する。次いで、膜の下地との境
界にある境界セルを中心とし、境界セルより膜の表面ま
での最短距離に所定の変化量を乗じた長さを半径とし、
膜を示すセルで埋められた円を描画することで新たな領
域を示す。そして、初期断面状態を重ねて再描画して示
すようにした。この結果、所定の変化量で膜厚が変化し
た膜断面が示されることになり、膜の収縮などの変化を
より正確に表示できるようになるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態における半導体装置断
面構造の表示方法を説明するための断面図である。
【図2】 ピクセルモデルによるシミュレーションでの
半導体装置断面表示の状態を示す説明図である。
【図3】 ピクセルモデルによるシミュレーションの概
念を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…絶縁層領域、2…電極領域、3,3a,3b…ポリ
イミド領域、4…空気領域、5…基板領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/312 G06F 17/50 G06T 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小さなセルに分割して物質の種類に対応
    した属性をそれら各セルに待たせることによって半導体
    装置の断面構造を表現し、この半導体装置を加工する際
    の工程データとマスクパタンデータとに基づいて、前記
    セルの削除もしくは属性変更、または、新規セルの追加
    を実施することにより、前記半導体装置の断面加工形状
    を求める半導体装置断面構造の表示方法において、 基体とこの上に形成された膜の断面を示す初期断面状態
    より、 前記膜を消去した後、前記膜の下地との境界にある境界
    セルを中心とし、前記境界セルより前記膜の表面までの
    最短距離に所定の変化量を乗じた長さを半径とし、前記
    膜を示すセルで埋められた円を描画することで新たな領
    域を示し、 この後、前記初期断面状態を重ねて再描画して示すこと
    を特徴とする半導体装置断面構造の表示方法。
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