JP3165573U - 除塵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークの表面に付着した塵埃を適切に除去する除塵装置を提供する。【解決手段】ワークW2の表面に付着した異物を吸着する小径ロール体53と、小径ロール体53よりも異物を吸着する吸着力が大きく設けられていると共に、小径ロール体53により吸着された異物を写し取る転写ロール体43と、小径ロール体53よりも異物を吸着する吸着力が大きな粘着テープを巻回することにより構成される。さらに、転写ロール体43により写し取られた異物をさらに写し取る粘着テープロール32と、転写ロール体43を駆動するモータ45(駆動機構)とを具備し、転写ロール体43の直径は、小径ロール体53の直径よりも大きく設けられている除塵装置10とする。【選択図】図1
Description
本考案は、ワークの表面に付着した塵埃を適切に除去する除塵装置に関する。
従来から、電子部品が実装されるプリント基板や液晶パネル等の各種の基板あるいは基板の原材料となるシート状部材等の表面に付着した塵埃などの異物を除去する除塵装置が知られている。このような除塵装置の中には、たとえば、上面側および下面側のそれぞれに、2本の粘着ロール体が設けられていて、それぞれ2本の粘着ロール体に、1本の粘着テープが接触する構成を有するものがある(特許文献1参照)。このタイプの除塵装置においては、1本の粘着ロール体と1本の粘着テープから構成されるユニットを2つ備える構成と比較して、対象物をクリーニングする粘着ロール体の本数は同じでありながら、除塵装置が対象物の搬送方向において必要とする寸法を低減可能となり、この除塵装置をコンパクトにすることが可能となる。
ところで、クリーニングされるワークが、底壁のみならず側壁を有するものである場合、かかるワークの底壁にはクリーニングすることが困難な箇所が存在する。図7の(A)は、特許文献1に開示される除塵装置の粘着テープTR1および粘着ロールR1(粘着ロールは1つのみ図示)と、平板上のワークW1との関係を説明するための図である。図7の(B)は、特許文献1に開示される除塵装置の粘着テープTR1および粘着ロールR1(粘着ロールは1つのみ図示)と、側壁Fを有するワークW2との関係を説明するための図である。
図7の(A)に示されるように、平板上のワークW1の底壁に付着した塵埃などの異物Dは、粘着ロールR1に吸着され、粘着ロールR1に吸着された異物Dは粘着テープTR1に転写されることにより異物Dのクリーニングが行われる。一方、図7の(B)に示されるように、側壁Fを有するワークW2の場合、粘着ロールR1は側壁Fとの隙間においてクリーニングできない領域(図7の(B)に示すデッドスペースDS1)が生じ、このクリーニングできない領域における塵埃等の異物Dを適切に除去できないという課題がある。なお、このクリーニングできない領域を最小限にするためには、たとえば、粘着ロールR1の半径を側壁Fの高さより小さく設計することが考えられる。
しかしながら、粘着ロールR1の半径を側壁Fの高さより小さくしてしまうと、粘着ロールR1を駆動する駆動機構(不図示)の軸を設けることが困難になるため、粘着ロールR1自体を駆動させることができなくなるという不都合が生じる。このような場合に、粘着ロールR1を間接的に駆動させるための駆動機構(不図示)を粘着テープTR1側に設けるという設計変更も考えられるが、粘着テープTR1は異物Dを転写する動作を行うのに従って消耗されて外径寸法が変化するため、粘着ロールR1を間接的に駆動させるための駆動機構を設けることが不可能または困難である。したがって、現実的には粘着ロールR1の半径を側壁Fの高さよりは大きくする必要があり、その場合には上述したクリーニングできない領域を十分に狭くすることできないという課題がある。
本考案は、上述した課題を解決するためになされたもので、ワークの表面に付着した塵埃を適切に除去する除塵装置を提供することを目的とする。
本考案の一側面は、ワークの表面に付着した異物を除去する除塵装置であって、ワークの表面に付着した異物を吸着する小径ロール体と、小径ロール体よりも異物を吸着する吸着力が大きく設けられていると共に、小径ロール体により吸着された異物を写し取る転写ロール体と、小径ロール体よりも異物を吸着する吸着力が大きな粘着テープを巻回することにより構成されると共に、転写ロール体により写し取られた異物をさらに写し取る粘着テープロールと、転写ロール体を駆動する駆動機構と、を具備し、転写ロール体の直径は、小径ロール体の直径よりも大きく設けられていることを特徴とするものである。
この本考案の構造を採用することにより、小径ロール体の半径をワークの側壁の高さより小さくしても、転写ロール体を駆動する駆動機構によって間接的に小径ロール体を回転させることができると共に、小径ロール体に駆動機構が設けられなくても不都合が生じない。また、本考案の構造を採用することで、駆動機構の軸を設けることに起因して小径ロール体の半径をワークの側壁の高さより大きくしなければならないという不都合が解消されるため、上述したクリーニングできない領域を十分に狭くすることが可能となる。また、ワークの側壁の高さに応じて転写ロール体の外径寸法を小径ロール体の外径寸法より大きくすれば、上述したクリーニングできない領域を十分に狭くすることができる。
また、本考案の一側面は、上述した構造に加えて、1つの転写ロール体に対して小径ロール体は複数設けられ、これら複数の小径ロール体がワークに接触した状態でさらに転写ロール体を下降させることにより、小径ロール体は転写ロール体に押し付けられることが好ましい。
この本考案の構造を採用することにより、上述した効果に加えて、複数回のクリーニング効果を得ることができると共に、小径ロール体の下降時にワークの側壁に接触した場合であっても、摩擦を極力発生させないようにすることが可能となる。
本考案によると、ワークの表面に付着した塵埃を適切に除去する除塵装置を提供することができる。
以下、本考案の一実施の形態に係る除塵装置10について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態により、この考案が限定されるものではない。
図1は、本考案の一実施の形態に係る除塵装置10の特徴的な構造を示す図である。図2は、図1に示す除塵装置10を図1のY軸方向からX軸方向で見た場合の側面図である。図3は、図1に示す除塵装置10を図1のI−Iの端面で切断した場合の図である。図4は、図1に示す転写ロール体43と小径ロール体53との位置関係を説明するための図である。図5は、図4に示す支持フレーム513を説明するための図である。
図1〜図3に示すように、除塵装置10は、フレーム部20と、不図示の搬送機構と、テープロールユニット30と、転写ロールユニット40と、クリーニングロールユニット50と、各種のアクチュエータと、不図示の制御部とを主要な構成要素としている。
図1に示すフレーム部20は、互いに対向する一対の対向フレーム部21を有している。このフレーム部20は、図2に示すように、テープロールユニット30、転写ロールユニット40およびクリーニングロールユニット50の全体を支持している。なお、このフレーム部20は、その全体が不図示のアクチュエータによって、上下動可能に設けられている。
また、搬送機構は、後述する図7に示すように、クリーニングロールユニット50の下方側においてワークW2を搬送するものである。
テープロールユニット30は、図1に示すように、テープ保持部31を有している。このテープ保持部31は、ロール支持部311と、支持スライダ312とを有している。ロール支持部311は、粘着テープロール32を回転自在とする状態で、その粘着テープロール32を保持する部分である。ロール支持部311は、ネジ等での取付状態を解除すれば、軸方向(図1におけるX方向)に沿った移動が可能に設けられていて、この軸方向に沿う移動により、粘着テープロール32の交換が可能となっている。なお、粘着テープロール32は、粘着テープをロール状に巻回したものとなっている。
また、ロール支持部311は、保持軸311aを有し、さらに保持軸311aは、フランジ部311bが取り付けられている。フランジ部311bは、粘着テープロール32の芯部分32aに当接し、その粘着テープロール32を受け止める部分となっている。また、フランジ部311bに隣接して、回転取付部311cが設けられている。回転取付部311cは、保持軸311aに対して、ベアリング311dを介して回転自在に設けられている。また、回転取付部311cの外周面は、芯部分32aの内部に入り込み、この芯部分32aの内壁に当接する。それにより、粘着テープロール32は、回転取付部311cと共に回転する。また、かかる取り付け構造により、粘着テープロール32は、保持軸311aに対して回転するように設けられている。
また、支持スライダ312は、保持軸311aを支持する部分である。この支持スライダ312は、フレーム部20に設けられているスライド溝22(図2参照)に沿って、上下方向(図2におけるZ方向)に沿って移動可能としている。なお、この支持スライダ312には、アクチュエータ33の下端側が連結されていて、このアクチュエータ33の作動により、テープ保持部31は上下方向(図1および図2におけるZ方向)に沿って移動可能に設けられている。
転写ロールユニット40は、図1に示すように、軸支部41と、回転軸42と、転写ロール体43とを有している。軸支部41は、ベアリング411を具備している。このベアリング411を介して、回転軸42がフレーム部20に回転自在に取り付けられている。なお、軸支部41は、フレーム部20に対して、上下方向(図1におけるZ方向)にスライド可能に設けられていても良い。
また、回転軸42の外周側には、転写ロール体43が設けられている。転写ロール体43は、塵埃を付着可能な粘着ラバーを材質として形成されている。この粘着ラバーは、シリコーンゴム等のような、塵埃の吸着性に優れる吸着層を有している。なお、粘着ラバーの吸着層の下層側には、例えばニトリルゴムやカーボンゴム等のような導電層を設けるように構成しても良い。なお、図1に示すように、回転軸42には、カップリング44を介して、モータ45(駆動機構の一例)が連結されている。それにより、モータ45の駆動力を転写ロール体43に与えることが可能となっている。
また、クリーニングロールユニット50は、図1に示すように、支持機構51と、保持軸52と、小径ロール体53とを有している。支持機構51は、図1および図4に示すように、フランジ部511と、挿通軸512と、支持フレーム513とを有している。フランジ部511は、図1に示すように、フレーム部20の下方側から、対向している反対側の対向フレーム部21に向かって所定寸法だけ突出している。また、図1に示すように、フランジ部511から上方側に向かい、挿通軸512が延出している。挿通軸512は、図5に示すように、支持フレーム513に形成されている挿通孔513a1に挿通する。
ここで、支持フレーム513には、図5に示すように、水平延伸部513aと、上下延伸部513bとが設けられている。水平延伸部513aは、図1においてX方向に沿って延伸する部分である。また、図4に示すように、本実施の形態では、1つの転写ロール体43に対して2つの小径ロール体53が設けられる構成とすべく、それぞれの対向フレーム部21に向かって2つの水平延伸部513aが設けられている。なお、図2および図4に示すように、2つの水平延伸部513aの間には、回転軸42が位置する構成となっている。
また、図1および図5に示すように、上下延伸部513bは、図1においてZ方向に沿って延伸する部分である。この上下延伸部513bの上端は、図1に示すように、水平延伸部513aに連結されていると共に、上下延伸部513bの下端側は、保持軸52に連結されている。ここで、上下延伸部513bは、粘着ロール体43に対して近接対向する位置に設けられている。それにより、後述するようにワークW2の内部の除塵を行いやすいものとなっている。なお、保持軸52は、図1に示すように、上下延伸部513bに対して、回転不能に設けられているが、この保持軸52が上下延伸部513bに対して回転自在に設けられていても良い。
また、小径ロール体53は、保持軸52に対してベアリング52aを介して回転自在に取り付けられている。この小径ロール体53は、上述の転写ロール体43と同様の構成となっていて、塵埃を付着可能な粘着ラバーを材質として形成されている。ただし、小径ロール体53に付着した塵埃は、転写ロール体53に写し取られる(転写される)関係上、小径ロール体53の粘着ラバーの粘着力は、転写ロール体43の粘着ラバーの粘着力よりも小さいものとなっている。なお、転写ロール体43に付着した塵埃が粘着テープロール32に写し取られる(転写される)関係上、転写ロール体43の粘着ラバーの粘着力は、粘着テープロール32の粘着テープの粘着力よりも小さいものとなっている。
また、図2、図3に示すように、小径ロール体53の直径は、転写ロール体43の直径よりも大幅に小さいものとなっている。特に、本実施の形態では、1つの転写ロール体43に対して2つの小径ロール体53が設けられる構成のため、小径ロール体53の直径は、転写ロール体43の直径の半分よりも小さいものとなっている。また、ワークW2のデッドスペースD2を可能な限り小さくするために、小径ロール体53の直径は、可能な限り小さい方が好ましい。
<動作について>
以上のように、本実施の形態における除塵装置10では、ワークW2がクリーニングポジションに到達すると、不図示の制御部の制御により、不図示のアクチュエータを作動させて、フレーム部20の全体を降下させて、小径ロール体53が最初にワークW2の底壁に接触させる。その後、時間差で転写ロール体43が小径ロール体53に接触する。さらに、不図示の制御部の制御により、アクチュエータ33を作動させて、粘着テープロール32を転写ロール体43と接触させる。その後、不図示の制御部の制御により、2つの小径ロール体53をワークW2に接触させつつ、モータ45の駆動力によって転写ロール体43を回転させ、小径ロール体53も回転させる。それにより、ワークW2は、図6のY方向に沿って相対的に移動しながら、ワークW2に付着した塵埃などの異物Dが、小径ロール体53によって吸着除去される。そして、小径ロール体53に付着した塵埃などの異物Dは、小径ロール体53と接触しながら回転する転写ロール体43に転写される(写し取られる)。さらに、転写ロール体43に付着した塵埃などの異物Dは、転写ロール体43と接触しながら回転する粘着テープロール32の粘着テープに転写される(写し取られる)。
以上のように、本実施の形態における除塵装置10では、ワークW2がクリーニングポジションに到達すると、不図示の制御部の制御により、不図示のアクチュエータを作動させて、フレーム部20の全体を降下させて、小径ロール体53が最初にワークW2の底壁に接触させる。その後、時間差で転写ロール体43が小径ロール体53に接触する。さらに、不図示の制御部の制御により、アクチュエータ33を作動させて、粘着テープロール32を転写ロール体43と接触させる。その後、不図示の制御部の制御により、2つの小径ロール体53をワークW2に接触させつつ、モータ45の駆動力によって転写ロール体43を回転させ、小径ロール体53も回転させる。それにより、ワークW2は、図6のY方向に沿って相対的に移動しながら、ワークW2に付着した塵埃などの異物Dが、小径ロール体53によって吸着除去される。そして、小径ロール体53に付着した塵埃などの異物Dは、小径ロール体53と接触しながら回転する転写ロール体43に転写される(写し取られる)。さらに、転写ロール体43に付着した塵埃などの異物Dは、転写ロール体43と接触しながら回転する粘着テープロール32の粘着テープに転写される(写し取られる)。
ここで、図7に示す従来の除塵装置の構成と比較すると、本実施の形態においては、転写ロール体43に加えて、さらに小径ロール体53を有する構成となっている。そのため、図6(B)と図7(B)とを比較すると、図6(B)に示す本実施の形態の除塵装置10においては、ワークW2が側壁Fを備えるものであっても、側壁Fと底壁Tとの間に存在する、クリーニングできない領域(図6の(B)のデッドスペースDS2)を十分に狭くすることが可能となっている。
なお、従来の除塵装置において、クリーニングできない領域(デッドスペースDS1)を最小限にするために、たとえば、図7の(B)に示したように、粘着ロールR1の半径を側壁Fの高さより小さく設計することで解消する方法も考えられる。しかしながら、粘着ロールR1の半径を側壁Fの高さより小さくしてしまうと、粘着ロールR1を駆動する駆動機構(不図示)の軸を設けることが困難になるため、粘着ロールR1自体を駆動させることができなくなるという不都合が生じる。さらに、このような不都合を解消するために、粘着ロールR1を間接的に駆動させるための駆動機構(不図示)を粘着テープTR1側に設けるという方法も考えられるが、粘着テープTR1は異物Dを転写する毎に消耗されて外径寸法が変化するため、粘着ロールR1を間接的に駆動させるための駆動機構を設けることが不可能または困難である。したがって、現実的には粘着ロールR1の半径を側壁Fの高さよりは大きくする必要があり、その場合には、本実施例の構造と比較してクリーニングできない領域を十分に狭くすることは困難である。
また、本実施の形態の除塵装置10においては、小径ロール体53は、図4および図5に示すように、上下延伸部513bを介して2つ取り付けられている。ここで、上下延伸部513bは、転写ロール体43に対して近接対向する位置に設けられている。すなわち、水平延伸部513aが、上方に退避させられた構成となっている。そのため、不図示の制御部の制御により不図示のアクチュエータを作動させて、フレーム部20を降下させた場合でも、水平延伸部513aが側壁Fと干渉する可能性を低減させることができる。このため、本実施の形態の除塵装置10を用いて、クリーニングできるワークW2の対象を広げることが可能となっている。また、本実施の形態の除塵装置10においては、図6に示すように、ワークW1、W2の底壁から転写ロール体43の回転軸42までの高さH1は、図7に示すワークW1、W2の底壁から粘着ロールR1の回転軸Rまでの高さH2より高くすることが可能となる。そのため、転写ロール体43そのものが側壁Fと干渉する可能性を低減させることができる。このため、本実施の形態の除塵装置10を用いて、クリーニングできるワークW2の対象を広げることが可能となっている。
また、本実施の形態の除塵装置10においては、1つの転写ロール体43に対して小径ロール体53は2つ設けられ、これらの小径ロール体53がワークW2に接触した状態でさらに転写ロール体43を下降させることにより、小径ロール体53は転写ロール体43に押し付けられる構造を採用している。これにより、複数回のクリーニング効果を得ることができると共に、小径ロール体53の下降時にワークW2の側壁Fに接触した場合であっても、摩擦を極力発生させないようにすることが可能となっている。
しかしながら、小径ロール体53の下降時にワークW2の側壁Fに接触した場合に摩擦が発生しても問題がない場合には、図4に示した支持フレーム513のうち挿通孔513a1の周囲と、フランジ部511との間に、不図示の付勢バネを設けて、この付勢バネにより、支持フレーム513、保持軸52および小径ロール体53には、上方側に向かう付勢力を与えてフレーム部20全体を上下動させるようにしてもよい。
なお、本実施の形態の除塵装置10は、1つの転写ロール体43に対して2つの小径ロール体53を具備するものとしたが、1つの転写ロール体43に対して2つ以外の複数個の小径ロール体53を具備するもの、または1つの転写ロール体43に対して1つの小径ロール体53を具備するものとしてもよい。また、小径ロール体53がワークW2の側壁Fと接触している状況で、転写ロール体43がワークW2の側壁Fと接触しないように小径ロール体53を配置するようにしてもよい。たとえば、図6の(B)に示す転写ロール体43の端部と小径ロール体53の端部とは、ワークW2の側壁Fと平行してほぼ同一直線上に位置するように設けられているが、転写ロール体43の端部と側壁Fとの間に隙間ができるように、小径ロール体53の端部がよりワークW2の側壁F側に移動させた位置するように設けるようにしてもよい。このような配置とすることでも、転写ロール体43が側壁Fと干渉する可能性を低減させることができる。
以上のように、本考案の一実施の形態に係る除塵装置10は、上述の実施の形態で示したような除塵装置以外にも、一対のローラ間に挟持される被搬送物の凹凸に応じてローラを上下動させながらローラを回転させて被搬送物を搬送する搬送装置などにも有効に用いることができる。
10…除塵装置、20…フレーム部、21…対向フレーム部、30…テープロールユニット、31…テープ保持部、32…粘着テープロール、32a…芯部分、33…アクチュエータ、40…転写ロールユニット、41…軸支部、42…回転軸、43…転写ロール体、44…カップリング、45…モータ(駆動機構の一例)、50…クリーニングロールユニット、51…支持機構、52…保持軸、52a…ベアリング、53…小径ロール体、311…ロール支持部、311a…保持軸、311b…フランジ部、311c…回転取付部、311d…ベアリング、312…支持スライダ、411…ベアリング、511…フランジ部、512…挿通軸、513…支持フレーム、513a…水平延伸部、513a1…挿通孔、513b…上下延伸部、
Claims (2)
- ワークの表面に付着した異物を除去する除塵装置であって、
前記ワークの表面に付着した前記異物を吸着する小径ロール体と、
前記小径ロール体よりも前記異物を吸着する吸着力が大きく設けられていると共に、前記小径ロール体により吸着された前記異物を写し取る転写ロール体と、
前記小径ロール体よりも前記異物を吸着する吸着力が大きな粘着テープを巻回することにより構成されると共に、前記転写ロール体により写し取られた前記異物をさらに写し取る粘着テープロールと、
前記小径ロール体または前記転写ロール体を駆動する駆動機構と、
を具備し、前記転写ロール体の直径は、前記小径ロール体の直径よりも大きく設けられている、
ことを特徴とする除塵装置。 - 請求項1に記載の除塵装置であって、
1つの前記転写ロール体に対して前記小径ロール体は複数設けられ、これら複数の前記小径ロール体が前記ワークに接触した状態でさらに前記転写ロール体を下降させることにより、前記小径ロール体は前記転写ロール体に押し付けられる、
ことを特徴とする除塵装置。
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JP7327841B1 (ja) | 2022-02-03 | 2023-08-16 | 株式会社レヨーン工業 | 除塵装置の巻取カートリッジ、除塵装置および除塵装置へのセッティング方法 |
JP2023117421A (ja) * | 2022-02-03 | 2023-08-24 | 株式会社レヨーン工業 | 除塵装置の巻取カートリッジ、除塵装置および除塵装置へのセッティング方法 |
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