JP3165461U - エレベーター用補助避難装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電や故障などの原因でエレベーターが稼動できないときに、エレベーターを最寄りの階層のエレベータードアに合せて停止して利用者がエレベーターの篭から脱出できるエレベーター用補助避難装置を提供する。【解決手段】エレベーターの篭の上端に設けられ、支持ブロック3を有し、支持ブロックの上端にワイヤロープ41が連結されており、ワイヤロープの他端がエレベーター動力源に巻き付けられているエレベーター用補助避難装置において、エレベーター用補助避難装置には、エレベーターの篭の上端に結合されるフレーム21が設けられ、フレームの上端に係止ブロック22が枢着され、係止ブロックの外端に係止歯部221が形成され、係止歯部が係止ブロック減速ギアユニット内のギアと噛合い、これにより、係止ブロックが係止ブロック減速ギアユニット23に定着され、係止ブロック減速ギアユニットに応じて係止ブロック動力源が設けられる。【選択図】図2

Description

本考案は、エレベーター用補助避難装置に関し、特に、停電や故障などの原因でエレベーターが稼動できないときに、エレベーターを最寄りの階層のエレベータードアに合せて停止して利用者がエレベーターの篭から脱出でき、そしてエレベーターの上昇の回復および位置を容易に制御できるエレベーター用補助避難装置に関するものである。
現在、人口がどんどん多くなるため、建築物の高さも高くなる。高い階層に着くことを容易にするために、建築物にエレベーターを設置することが一般になった。一般のエレベーターは、エレベーターの篭の上端にワイヤロープが巻き付けられているワイヤロープホイールが複数設けられ、前記ワイヤロープは、一端が固定端として機械室に固定され、他端がモータのホイールを経由して釣合錘に連結され、前記モータの駆動によりエレベーターの篭が上下に移動できる。
しかし、従来のエレベーターにより利用者が行きたい階層に着くことができるが、停電や故障などの原因でエレベーターが稼動できないときには、エレベーターの篭が二つの階層の間に急に停止する可能性があるため、エレベーターの篭内にいる利用者を容易に救出することができない。このとき、電力の供給を回復し、又は故障を排除しないと、エレベーターの篭は最寄りの階層のエレベーターの階層に停止してドアを開けることができないため、救援が極めて不便であった。
本考案の主な目的は、停電や故障などの原因でエレベーターが稼動できないときに、エレベーターを最寄りの階層のエレベータードアに合せて停止して利用者がエレベーターの篭から脱出でき、そしてエレベーターの上昇の回復および位置を容易に制御できるエレベーター用補助避難装置を提供することにある。
本考案のエレベーター用補助避難装置によると、エレベーターの篭の上端に設けられ、支持ブロックを有し、前記支持ブロックの上端にワイヤロープが連結されており、前記ワイヤロープの他端がエレベーター動力源に巻き付けられているエレベーター用補助避難装置において、前記エレベーター用補助避難装置には、エレベーターの篭の上端に結合されるフレームが設けられ、前記フレームの上端に係止ブロックが枢着され、前記係止ブロックの外端に係止歯部が形成され、前記係止歯部が係止ブロック減速ギアユニット内のギアと噛合い、これにより、前記係止ブロックが前記係止ブロック減速ギアユニットに定着され、前記係止ブロック減速ギアユニットに応じて係止ブロック動力源が設けられ、前記係止ブロック減速ギアユニットは前記係止ブロック動力源に駆動されることができ、前記フレームの下端に巻上ホイールが枢着され、前記巻上ホイールに連接具が巻き付けられており、前記巻上ホイールに応じて巻上ホイール減速ギアユニットが設けられ、前記巻上ホイールが前記巻上ホイール減速ギアユニットに定着され、前記巻上ホイール減速ギアユニットに応じて巻上ホイール動力源が設けられ、前記巻上ホイール減速ギアユニットが前記巻上ホイール動力源に駆動されることができ、前記支持ブロックの上端には、他端が前記エレベーター動力源に巻き付けられている前記ワイヤロープが連結されており、前記支持ブロックに係止穴が設けられ、前記係止穴に前記エレベーター用補助避難装置の前記係止ブロックを係止して固定可能であり、前記支持ブロックには、前記エレベーター用補助避難装置の前記巻上ホイールに巻き付けられている前記連接具の他端が連結されていることを特徴とする。
本考案のエレベーター用補助避難装置によると、前記連接具はチェーンであることを特徴とする。
本考案のエレベーター用補助避難装置によると、前記連接具の長さは一階の高さに相当することを特徴とする。
本考案のエレベーター用補助避難装置によれば、停電や故障などの原因でエレベーターが稼動できないときに、エレベーターを最寄り階層のドアに合せて停止して利用者がエレベーターの篭から脱出でき、そしてエレベーターの上昇の回復および位置を容易に制御できるという効果を有する。
本考案の全体の構成を示す模式図である。 本考案の分解斜視図である。 本考案の組合済み状態の斜視図である。 本考案の側面断面図である。 本考案の使用状態を示す模式図である。 本考案の使用状態を示す模式図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を参照する。本考案の一実施例のエレベーター用補助避難装置は、エレベーターの篭1の上端に設けられ、支持ブロック3を有し、支持ブロック3の上端にワイヤロープ41が連結されており、ワイヤロープ41の他端がエレベーター動力源4に巻き付けられている。各階層には、篭1のドア11に対応するエレベータードア5が設けられる。図2乃至図4を参照する。図2は本考案の分解斜視図であり、図3は本考案の組合済み状態の斜視図であり、図4は本考案の側面断面図である。
エレベーター用補助避難装置2には、エレベーターの篭1の上端に結合されるフレーム21が設けられる。フレーム21の上端に係止ブロック22が枢着され、係止ブロック22の外端に係止歯部221が形成され、係止歯部221が係止ブロック減速ギアユニット23内のギアと噛合う。これにより、係止ブロック22が係止ブロック減速ギアユニット23に定着される。係止ブロック減速ギアユニット23に応じて係止ブロック動力源24が設けられる。これにより、係止ブロック減速ギアユニット23は係止ブロック動力源24に駆動される。フレーム21の下端に巻上ホイール25が枢着され、巻上ホイール25に連接具251が巻き付けられている。連接具251はチェーンでもよい。連接具251の長さは一階の高さに相当する。巻上ホイール25に応じて巻上ホイール減速ギアユニット26が設けられ、巻上ホイール25が巻上ホイール減速ギアユニット26に定着される。巻上ホイール減速ギアユニット26に応じて巻上ホイール動力源27が設けられ、これにより、巻上ホイール減速ギアユニット26が巻上ホイール動力源27に駆動される。
支持ブロック3の上端には、他端がエレベーター動力源4に巻き付けられているワイヤロープ41が連結されている。支持ブロック3に係止穴31が設けられ、係止穴31にエレベーター用補助避難装置2の係止ブロック22を係止して固定可能である。支持ブロック3には、エレベーター用補助避難装置2の巻上ホイール25に巻き付けられている連接具251の他端が連結されている。
図5及び図6を参照しながら本考案の一実施例のエレベーター用補助避難装置の使用状態を説明する。エレベーターの篭1の動力が無くなる場合には、補助電源により係止ブロック動力源24が駆動されて係止ブロック減速ギアユニット23が回転し、且つ係止ブロック22は、係止歯部221で係止ブロック減速ギアユニット23と噛合うため、係止ブロック減速ギアユニット23の回転に従って支持ブロック3の係止穴31との係止が解除され、このとき、重力によりエレベーターの篭1が降下する。エレベーター用補助避難装置2は巻上ホイール25に巻き付けられている連接具251で支持ブロック3と連結し、巻上ホイール25が巻上ホイール減速ギアユニット26に定着されるため、巻上ホイール25がゆっくり回転して連接具251を放出し、降下しているエレベーターの篭1が最寄りの階層のエレベータードア5のセンサーにタッチすると、エレベーターの篭1の移動が停止する。そうすると、エレベーターの篭1のドア11とエレベータードア5との開放が便利になり、エレベーターの利用者を容易に救援できる。
エレベーターの篭1を回復して支持ブロック3と結合したいときには、巻上ホイール動力源26の駆動により、巻上ホイール減速ギアユニット26を逆転し、そうすると、巻上ホイール25が連接具251を巻き取り、エレベーターの篭1が上に移動して支持ブロック3に着き、このとき、係止ブロック動力源24の駆動により、係止ブロック減速ギアユニット23を逆転し、そうすると、係止ブロック減速ギアユニット23の逆転に従って係止ブロック22が支持ブロック3の係止穴31に再び係止する。
このように、本考案が、特定の例を参照して説明したが、それらの例は、説明のためだけのものであり、本考案を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本考案の要旨および実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施例に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。
1:篭
2:エレベーター用補助避難装置
3:支持ブロック
4:エレベーター動力源
5:エレベータードア
11:ドア
21:フレーム
22:係止ブロック
23:係止ブロック減速ギアユニット
24:係止ブロック動力源
25:巻上ホイール
26:巻上ホイール減速ギアユニット
27:巻上ホイール動力源
31:係止穴
41:ワイヤロープ
221:係止歯部
251:連接具

Claims (3)

  1. エレベーターの篭の上端に設けられたエレベーター用補助避難装置であって、支持ブロックを有し、前記支持ブロックの上端にワイヤロープが連結されており、前記ワイヤロープの他端がエレベーター動力源に巻き付けられているエレベーター用補助避難装置において、
    前記エレベーター用補助避難装置には、エレベーターの篭の上端に結合されるフレームが設けられ、前記フレームの上端に係止ブロックが枢着され、前記係止ブロックの外端に係止歯部が形成され、前記係止歯部が係止ブロック減速ギアユニット内のギアと噛合い、これにより、前記係止ブロックが前記係止ブロック減速ギアユニットに定着され、前記係止ブロック減速ギアユニットに応じて係止ブロック動力源が設けられ、前記係止ブロック減速ギアユニットは前記係止ブロック動力源に駆動されることができ、前記フレームの下端に巻上ホイールが枢着され、前記巻上ホイールに連接具が巻き付けられており、前記巻上ホイールに応じて巻上ホイール減速ギアユニットが設けられ、前記巻上ホイールが前記巻上ホイール減速ギアユニットに定着され、前記巻上ホイール減速ギアユニットに応じて巻上ホイール動力源が設けられ、前記巻上ホイール減速ギアユニットが前記巻上ホイール動力源に駆動されることができ、
    前記支持ブロックの上端には、他端が前記エレベーター動力源に巻き付けられている前記ワイヤロープが連結されており、前記支持ブロックに係止穴が設けられ、前記係止穴に前記エレベーター用補助避難装置の前記係止ブロックを係止して固定可能であり、前記支持ブロックには、前記エレベーター用補助避難装置の前記巻上ホイールに巻き付けられている前記連接具の他端が連結されていることを特徴とするエレベーター用補助避難装置。
  2. 前記連接具はチェーンであることを特徴とする、請求項1に記載のエレベーター用補助避難装置。
  3. 前記連接具の長さは一階の高さに相当することを特徴とする、請求項1に記載のエレベーター用補助避難装置。
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