JP3165412B2 - トルマリン粉末を含む貼付用シート - Google Patents

トルマリン粉末を含む貼付用シート

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身体の体質改善・疲労
回復や食品の味の改善などに役立つトルマリン粉末を含
む貼付用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】10月の誕生石としても知られている
「トルマリン」は、「電気石」とも呼ばれ、人体から発
する微弱電流とほぼ同程度の約0.06ミリアンペアの
微弱電流を常に発生させている。その原理は、宇宙から
地球に降り注ぐマイナスイオン(宇宙から降り注ぐ電子
(素粒子)の中、プロトンと呼ばれるプラスイオンは大
気を通過しないで、太陽風と呼ばれるマイナスイオンだ
けが大気を通過する)がトルマリン鉱石のプラス電極に
吸い付けられて次々にマイナス電極に運ばれる結果、ト
ルマリン鉱石のマイナス電極側からマイナスイオン電子
が次々とはじき出され、それらが同プラス電極側に電気
力線に沿って飛んでいき、永久的な電気の流れとなる、
と言われている。
【0003】そして、このようなトルマリン石は、波長
約11ミクロンで約0.06ミリアンペアの微弱電流が
永久に流れ続ける誘電体であり、温度変化により表面
に電荷(ピロ電気)を生じ遠赤外線を発生する焦電効
果、加圧により表面に電荷(ピエゾ電気)を生じ遠赤
外線を発生する圧電効果、水のクラスターを分解して
活性化させる水活性化効果、空気や水への接触により
周囲の空気や水をマイナスイオン化・アルカリ化する電
気分解効果、マイナスイオン発生による体内の血液の
浄化作用の促進効果、マイナスイオン発生による空気
清浄化効果、マイナスイオン発生等による鮮度維持・
抗菌効果、マイナスイオン発生による脱臭効果、前
記の遠赤外線発生による保温効果、などの諸効果がある
と言われている。例えば、特公平10−168226号
公報は、概略次のようにトルマリン鉱石を紹介してい
る。「一般に電気石とも称されているトルマリン鉱石
は、極性結晶体であり、電場中におかれなくても電気分
極を生じており、自然界に存在するマイナスイオンがト
ルマリン鉱石のプラス電極に吸い付けられ、絶えず、マ
イナス電極からプラス電極に向けて電子が流れ、マイナ
ス電極からマイナス電子が放出されることが知られてい
る。この様な現象に着目して、トルマリン粉末を繊維に
コーティングしたり、或いは繊維に織込み、練り込みな
どをして、下着類、サポータ等として利用したり、ゴム
スポンジなどに練り込むことによって、靴中敷として利
用することなどが提案されている。」
【0004】ところで、従来より、前述のような特徴を
持つトルマリン粉末を含ませた貼付用シートが提案され
ている。例えば、特開平10−179764号公報(先
行技術として本明細書に取り込む)は、微弱電流を発す
るトルマリン粉末を含むシート状(テープ状)の貼付用
シートであって、「人体等の被貼着体に貼付するための
粘着剤層又は粘着性を有する生体活性成分層を備えた貼
付用シート」(同公報の図1、図3、図4を参照)、及
び、「人体等の被貼着体に貼付するための粘着剤層又は
粘着性を有する生体活性成分層と、目的以外への貼着の
防止用の離型紙と、を備えた貼付用シート」(同公報の
図2、図5、図6を参照)を開示している。同公報によ
れば、前記の「粘着性を有する生体活性成分層」の形成
は、「生体活性成分を粘着剤中に均一に混合分散して、
これを支持体上に塗布又はすり込みあるいは張り合わせ
て得られる」とされている(同公報の段落番号0031
中の記載参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
トルマリン粉末を含む貼付用シートは、必ず、人体等の
被貼着体に貼付するための「粘着剤層」を一方の面に備
えるか、又は、トルマリン粉末を含む生体活性成分層そ
のものに接着剤を混合させて「接着性を有するように形
成」するようにしていた。しかしながら、前記の一方の
面に接着剤層を備えた貼付用シートは、貼付対象物に一
度だけ貼付した後は、接着剤層の表面に汚れが付着する
等により接着機能が薄れてしまうので、そのシートを剥
がした後に再び他の対象物に貼付することは、実際上で
きなかった。また、前記のトルマリン粉末を含む生体活
性成分層そのものに接着剤を混合させて接着性を有する
ように形成した貼付用シートも、同様に、貼付対象物に
一度だけ貼付した後は、その表面に汚れが付着する等に
より接着機能が薄れてしまうので、そのシートを剥がし
た後に再び他の対象物に貼付することは、実際上困難で
あった。
【0006】このように、従来のトルマリン粉末を含む
貼付用シートは、いずれも、貼付対象物に一度だけ貼付
した後は、その表面に汚れが付着する等により接着機能
が薄れてしまうので、他の貼付対象物に再び貼付するこ
とができない。つまり、従来のトルマリン粉末を含む貼
付シートは「一回きり」しか使用できず、一回使用した
ものは廃棄するしかない(複数の貼付対象物に何回でも
再使用することはできない)ため、比較的高価なトルマ
リン鉱石資源の有効活用ができない(一回使用しただけ
で廃棄することになるので使用効率が悪い)、という問
題点を有している。
【0007】本発明はこのような従来技術の課題に着目
してなされたものであって、複数の貼付対象物に何回で
も貼付することを可能にすることにより、従来のような
比較的高価なトルマリン鉱石資源の無駄を排し、使用効
率を大幅に高めることができる、トルマリン粉末を含む
貼付用シートを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するための本発明によるトルマリン粉末を含む貼付用シ
ートは、シリコンゴムなどの弾性及び親水性を有する素
材にトルマリン粉末(トルマリン鉱石粉末)を混合した
材料が約0.1〜5mm厚(より望ましくは、約0.2
〜2mm厚)に形成されて成る貼付用シートであって、
その少なくとも一方の面は、その表面がつるつるの鏡面
状に仕上げられている、ことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明においては、前記貼付用シー
トは、シリコンゴムなどの弾性及び親水性を有する素材
100重量部に対してトルマリン粉末5〜50重量部
(又は、5〜10重量部、5〜20重量部、5〜30重
量部、5〜40重量部)を混合した材料により形成され
ている、ことが望ましい。
【0010】また、本発明においては、前記貼付用シー
トは、シリコンゴムなどの弾性及び親水性を有する素材
100重量部に対して、トルマリン粉末5〜25重量部
(又は、5〜10重量部、5〜15重量部)と、アルミ
ニウムの粉末、ステンレスの粉末、及び真鍮の粉末の3
つの中のいずれか1種類の粉末又は前記3つの中のいず
れか2種類以上の混合粉末5〜25重量部(又は、5〜
10重量部、5〜15重量部)と、を混合した材料、に
より形成されている、ことが望ましい。
【0011】さらに、本発明においては、前記鏡面仕上
げされた面と反対側の面には、装飾用シートが貼付され
ている、ことが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の一実施形態
による貼付用シートを示す斜視図、同(b)はその側面
図である。図1において、1は、本実施形態による貼付
用シートである。この貼付用シート1は、シリコンゴム
100重量部に対してトルマリン粉末5〜50重量部を
混合した材料(又は、シリコンゴム100重量部に対し
て、トルマリン粉末5〜25重量部と、アルミニウムの
粉末、ステンレスの粉末、及び真鍮の粉末の3つの中の
いずれか1種類の粉末又は前記3つの中のいずれか2種
類以上の混合粉末5〜25重量部と、を混合した材料)
が約0.1〜5mm厚の長方形状に形成されて成る活性
化シート2と、この活性化シート2の一方の面に接着さ
れた装飾用シート3とから構成されている。本実施形態
では、前記活性化シート2の前記装飾用シート3が接着
されていない他方の表面は、つるつるの鏡面状に仕上げ
られている。また、前記装飾用シート3は、前記活性化
シート2の成形後にこれに接着されるもので、例えば、
布、紙、皮、合皮、合成樹脂などの素材により形成され
ている。
【0013】製造方法例1.次に、前記活性化シート2
の製造方法例1を説明する。まず、シリコンゴム170
gにトルマリン微粉末(6ミクロン)40gを加え、良
く混練分散した後、型内に入れて、へらで所定の厚さま
で平たく延ばして硬化させる。このとき、前記表面2a
と接触する側の成形面を有する型は、その成形面を鏡面
に仕上げたものを使用する。これにより、前記型の鏡面
に仕上げられた成形面に対向・接触する側の活性化シー
ト2の表面2aは、つるつるの鏡面状に仕上げられる。
また、このとき、前記表面2aの反対側の面に前記装飾
用シート3を貼付する場合は、型内に延ばした直後に、
装飾用シート3を装着する。
【0014】製造方法例2.次に、前記活性化シート2
の製造方法例2を説明する。まず、シリコンゴム170
gにトルマリン微粉末(6ミクロン)20gとアルミ微
粉末(2ミクロン)20gを加え、良く混練分散した
後、型内に入れ、へらで所定の厚さまで平たく延ばし、
硬化させる。また、表面2aを平滑に(鏡面状に)仕上
げるため、前記表面2aに対向・接触する成形面を鏡面
に仕上げた型を、使用する。また、他方の面に装飾用シ
ート3を貼付する場合は、型内に延ばした直後に装飾用
シート3を装着する。硬化後は型より外して所定の大き
さに裁断する。なお、前記アルミ微粉末(2ミクロン)
に代えて、ステンレス微粉末や真鍮微粉末又はこれらの
混合物を使用してもよい。
【0015】使用例1.図2は、本実施形態の貼付用シ
ート1の使用例1を説明するための図である。図2にお
いて、4はガラス製又は陶器製のコップ(容器)で、そ
の外側の側部の表面4aが鏡面仕上げされているコップ
である。今、このコップ4の中に水を入れて、コップ4
の前記表面4aに本実施形態のシート1の鏡面仕上げさ
れた表面2aを付ける。すると、このシート1は、前記
コップ4の表面4aに前記表面2aが付けられたままの
状態で、長時間保持される(従来のように接着剤を含む
接着層を備えたり、シートの成分に接着剤を混入させる
ことによりシートに接着性を備えさせるなどの必要は、
全くない)。これは、吸盤と同じ原理で、シート1の鏡
面状の表面2aとコップ4の鏡面状の表面4aとの間で
空気が追い出されて負圧状態となり大気圧で押さえられ
るためである。そして、この状態のまま数時間置いてお
くと、コップ4内の水は、前記のトルマリン粉末から発
する水活性化効果(水のクラスターを分解して小さくす
ることにより、体内に吸収されやすく美味しい水に変質
させる効果、及び、水をマイナスイオン化する効果な
ど)により、体内に吸収されやすく美味しく更に体に良
いマイナスイオンを多く含んだ水に変質した。なお、1
0名のモニターに、本実施形態のシート1をコップ4に
5時間貼り付けた後の水とそうでない水とを飲み比べて
もらったところ、7人が、味がマイルドになったと感じ
た。
【0016】使用例2.本実施形態によるシート1は、
人の腰や肩その他の人体のツボに当たる部分の皮膚表面
にそのまま付けた状態で長時間保持させることもできる
(従来のような接着剤を含む接着層などは、全く必要な
い)。人体の皮膚は、図2のコップ4の表面4aのよう
な鏡面状ではないが、常にある程度の湿気(湿り気、水
分)を含んでいる。そのため、前記シート1が人体の皮
膚に付けられると、皮膚表面の水分がシールド剤として
作用し、前記シート1の鏡面状の表面2aと皮膚表面と
の間で、吸盤の原理が働くようになる。なお、シート1
を人体の皮膚に付ける場合で、特に肘や膝又はその近傍
などの動く部分に付けるときは、皮膚とシート1との位
置がずれて吸盤の作用が壊れることがあり得るが、前記
シート1の外側に下着などの身体に密着するタイプの衣
服を着用するようにすれば、シート1の位置がずれ落ち
ることは無い。なお、本実施形態のシート1を人体に貼
付するときは、その表面積のサイズを、例えば1〜5c
m四方にするなどのように、比較的小さく形成するよう
にすれば、身体からシート1がずり落ちることは、ほと
んど無くなる。
【0017】本実施形態のシート1をモニターの人体の
皮膚に付けた状態のまま保持させていると、前述のトル
マリン粉末から発する微弱電流によるツボ刺激、トルマ
リン粉末からのマイナスイオンによるツボ刺激、トルマ
リン粉末より発生する遠赤外線の作用などにより、血行
促進や筋肉疲労回復などの健康促進効果が得られた。1
0名のモニターに、肩又は腰の疲れている部分に本実施
形態のシート1を2〜3日間付け続けてもらつたとこ
ろ、6人に顕著な疲労回復の効果が見られた。なお、本
実施形態のシート1のような鏡面状の表面を有するシー
トではないが、トルマリン粉末を含むシートを接着層に
より人体に貼付して実験をした結果、同様の疲労回復効
果を生じたことを開示する文献として、前記の特開平1
0−179764号公報などが存在する。
【0018】使用例3.図3は本実施形態の使用例3を
示すものである。本発明者が、本実施形態のシート1
を、金魚を飼育しているガラス製の水槽(魚槽)5の外
表面(鏡面状)に付けて、吸盤の作用によりその付けら
れたままの状態で保持し、約6ヶ月経過したところ、中
の金魚が通常の2〜3倍の大きさに成長した。これは、
本実施形態のシート1からの作用により、水槽の中の水
のクラスターが小さくなり、その結果、金魚にとって生
活がしやすく、栄養分を吸収しやすい(クラスターの小
さい水は、生体の細胞に吸収されやすい)環境になった
ため、と推測される。
【0019】その他の使用例.その他、本発明者が行っ
た本実施形態のシート1の実験は次のとおりである。肩
貼りパットとしてサイズ75×180ミリのものを2〜
3日間、10名のモニターの身体に貼付した場合、80
%以上の人に肩凝りが和らぐ効果があった。また、腰貼
りパットとしてサイズ150×150ミリのものを2〜
3日間、10名のモニターに使用した場合、80%以上
の人に腰痛の和らぐ効果があった。また、枕カバーとし
て10名のモニターに使用してもらった場合、70%以
上の人がこれまでと比べて大きな安眠の効果があった。
また、腱鞘炎の人5名の肘の部分に、本シート1を2〜
3日貼付してもらった場合、60%以上の人に痛みが和
らぐ効果があった。また、高血圧の人7名に、その肩ま
たは腰に2カ月以上貼付してもらった場合、100%の
人に血圧の降下が見受けられた。また、胃炎・過食・過
飲の人8名に、胃の上に1〜2時間貼付してもらったと
ころ、80%以上の人に胃痛、胸焼けの和らぐ効果があ
った。また、上記シート1を、日本酒、ウイスキー、焼
酎、ワイン、コーヒー、紅茶、日本茶、タバコ、梅干
し、レモン等のコースターとして使用したものを10名
のモニターに試飲してもらった場合、上記シート1をコ
ースターとして使用しないものと比べて、70%の人が
味がマイルドになったと感じた。
【0020】本実施形態のシート1は、貼付対象物に、
鏡面状の表面を有しているとか、身体の皮膚のように湿
気を有しているなどのような、前記吸盤の原理が働く条
件があれば、どのような対象物にでも何回でも「貼り付
け」た状態で使用できる。本実施形態のシート1は、前
述のように、対象物への「貼り付け」のために接着剤な
どを全く使用しない(前記の吸盤の原理だけで「貼り付
け」が可能)ので、従来のように、接着層の表面が汚れ
る等により「一回きり」しか使用できないという無駄を
回避することができる。つまり、本実施形態のシート1
は、複数の種類の異なる対象物に「何回でも」繰り返し
使用することができる。また、仮に鏡面状の表面1aが
汚れて前記吸盤の原理が働きにくくなった場合でも、前
記シート1を水洗いするだけで、前記表面1aが清浄に
なり、再び何回でも繰り返し使用できるようになる。
【0021】以上のように、本実施形態のシート1によ
れば一方の表面1aを鏡面状に仕上げたため、吸盤の原
理により、貼付対象物(同じ鏡面状の表面を有するも
の、又は、人体の皮膚などのような湿気・水分を含んで
いるもの)に対して、何回でも繰り返し貼付することが
できるので、従来のトルマリン粉末を含むシートのよう
に「一回使用しただけ」で接着層の表面が汚れて貼付で
きなくなり全体を廃棄せざるを得なくなることを回避で
き、比較的高価なトルマリン鉱石の有効活用が可能にな
り、コスト低減を図ることができる。
【0022】なお、本実施形態では、トルマリン粉末を
混合させるバインダー素材として、シリコンゴムを使用
しているが、本発明はこれに限られるものではなく、前
記の鏡面状に仕上げられた表面による吸盤の作用を発揮
できるような軟性の樹脂(軟質の樹脂)であれば、どの
ような合成樹脂でもよい。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
少なくとも一方の表面を鏡面状に仕上げたため、吸盤の
原理により、貼付対象物(同じ鏡面状の表面を有するも
の、又は、人体の皮膚などのような湿気・水分を含んで
いるもの、など)に何回でも繰り返し貼付することがで
きるので、従来のトルマリン粉末を含むシートのように
「一回使用しただけ」で接着層の表面が汚れて貼付でき
なくなり全体を廃棄せざるを得なくなることを回避で
き、比較的高価なトルマリン鉱石の有効活用が可能にな
り、貼付用シートのコスト低減を図ることができる。
【0024】なお、本発明のように少なくとも一方の表
面を鏡面仕上げすることは、本発明が「トルマリン粉末
を含む弾性及び親水性を有する素材」という構成である
ことから、可能且つ容易になるものである。すなわち、
例えば磁石粉末を弾性及び親水性を有する素材に含ませ
て人体に貼付するシートを形成する場合は、磁気効果を
得ようとすれば多くの磁石粉末を樹脂に混入させねばな
らない(例えば、シリコンゴム100重量部に対して磁
石粉末を50重量部超)ので鏡面仕上げとすることが難
しくなる(磁石粉末の配合割合が高くなれば、鏡面仕上
げが困難になる)。これに対して、本発明では、トルマ
リン粉末を弾性及び親水性を有する素材に混入させるよ
うにしており、しかも、トルマリン粉末からの前記電気
的効果を有効に発揮させるためには、個々のトルマリン
粉末は互いに接触しないように散在させた方が都合が良
い(例えば、シリコンゴム100重量部に対してトルマ
リン粉末5〜50重量部以下の配合割合が良い)ので、
樹脂に対するトルマリン粉末の配合割合は比較的少なく
なり、樹脂表面を鏡面仕上げすることが容易になる。こ
のように、「弾性及び親水性を有する素材にトルマリン
粉末を含有させること」と「少なくとも一方の表面を鏡
面仕上げすること」という本発明の2つの必須構成要件
は、互いに密接不可分の関連を有している。
【0025】なお、特に本発明の貼付用シートを、シリ
コンゴムなどの弾性及び親水性を有する素材100重量
部に対して、トルマリン粉末5〜25重量部と、アルミ
ニウム粉末、ステンレス粉末、及び真鍮粉末の3つの中
のいずれか1種類の粉末又は前記3つの中のいずれか2
種類以上の混合粉末5〜25重量部と、を混合した材
料、により形成するようにしたときは、次のような作用
効果を奏するようになる。すなわち、アルミニウム粉
末、ステンレス粉末、又は真鍮粉末をトルマリン粉末と
混合させた場合は、これらを混合させない場合に比べ
て、トルマリン粉末から発生するマイナスイオン数が増
大するなどトルマリン粉末の電気的効果(前記の〜
などの諸効果)が増大する(特許第2762334号公
報を参照)。したがって、前記のアルミニウム粉末、ス
テンレス粉末、又は真鍮粉末をトルマリン粉末と混合さ
せることにより、トルマリン粉末の使用量を少なくして
も高い電気的効果を発揮させることができるので、比較
的高価なトルマリン粉末の使用量を減らして、貼付用シ
ートのコストを低減させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】本実施形態の使用例を説明するための図であ
る。
【図3】本実施形態の他の使用例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 貼付用シート 2 活性シート 2a 鏡面状の表面 3 装飾用シート 4 コップ 5 水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/00 G09F 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側部の外表面が「鏡面のように平らでつ
    るつるに滑らかな状態である鏡面状」に仕上げられてい
    る容器を用意し、その中に水を収容し、シリコンゴムな
    どの弾性を有する素材にトルマリン粉末を分散・混合し
    て成る貼付用シートを前記の水を収容した容器の側部の
    外表面に貼り付け、前記容器を前記貼付用シートが付け
    られたままの状態で所定時間置いておくことにより前記
    水のクラスターを分解する方法を実施するために使用さ
    れる貼付用シートであって、 シリコンゴムなどの弾性を有する素材にトルマリン粉末
    を分散・混合した材料が約0.1〜5mm厚のシートと
    して形成されて成り、 そのシートの少なくとも一方の表面が「鏡面のように平
    らでつるつるに滑らかな状態である鏡面状」に仕上げら
    れており、 そのシートの鏡面状の表面が貼付対象である容器の鏡面
    状の表面に貼り付けられたときは、そのシートの鏡面状
    表面と前記容器の鏡面状の表面との間で「空気が追い
    出されて負圧状態となり大気圧で押えられるという吸盤
    の原理」が働くことにより、接着剤を使用することな
    く、前記貼付対象である容器の鏡面状の表面に貼り付け
    られたままの状態が維持されるようになっており、且
    つ、 同じ一つの貼付用シートを、種類の異なる複数の容器の
    鏡面状の表面に、前記の吸盤の原理により、接着剤を使
    用することなく、繰り返し貼り付けることができるよう
    になっている、ことを特徴とするトルマリン粉末を含む
    貼付用シート。
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